JP3359881B2 - トリップコイルユニット - Google Patents

トリップコイルユニット

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JP3359881B2
JP3359881B2 JP04502699A JP4502699A JP3359881B2 JP 3359881 B2 JP3359881 B2 JP 3359881B2 JP 04502699 A JP04502699 A JP 04502699A JP 4502699 A JP4502699 A JP 4502699A JP 3359881 B2 JP3359881 B2 JP 3359881B2
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trip
plunger
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spring
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達也 永島
透 黒野
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Nitto Kogyo Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漏電遮断器に組み
込まれるトリップコイルユニットの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】漏電遮断器には、漏電検出回路が搭載さ
れた基板(漏電検出基板)にトリップコイルユニットを
直接固定した構造のものがある。このトリップコイルユ
ニットはトリップボビンにコイルとプランジャとプラン
ジャバネとを組み込んだものであり、漏電が発生すると
コイルに引き外し電流が流れ、プランジャバネに抗して
プランジャが引き込まれて引き外し機構を動作させるよ
うになっている。
【0003】図4はこのような従来のトリップコイルユ
ニットの組み立て工程を示す図であり、コイルを組み込
んだトリップボビン1の内部に上方からプランジャ2と
プランジャバネ3とを順次挿入したうえ、このプランジ
ャバネ3を圧縮しながらトリップボビン1のリードピン
4を基板(漏電検出基板)5のリードピン挿入孔6に差
し込み、このリードピン4を基板5に半田付けして固定
する方法が採用されている。
【0004】しかしこの際にプランジャバネ3が基板5
を押し上げる方向にバネ力を作用させるため、リードピ
ン4を基板5のリードピン挿入孔6に差し込む作業が行
いにくいという問題があった。また、漏電が発生すると
コイルに引き外し電流が流れたときにプランジャバネに
抗してプランジャが引き込まれるが、プランジャが停止
する際に基板5に衝撃を加え、半田付け部分が衝撃や振
動により傷み、信頼性を低下させるおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決して、組み立てが行いやすく、基板への半田付け
部分の信頼性を低下させることのないトリップコイルユ
ニットを提供するためになされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた第1の発明は、基板に取り付けられたトリ
ップコイルユニットであって、そのプランジャを弾発す
るプランジャバネの基板側の端部を、トリップカバーに
より覆うとともに、このトリップカバーを基板に半田付
けされるトリップボビンの凹部に嵌入することにより、
トリップカバーと基板との間に緩衝用の隙間を形成した
ことを特徴とするものである。また第2の発明は、基板
に取り付けられたトリップコイルユニットであって、そ
のプランジャを弾発するプランジャバネの基板側の端部
に拡大部を形成し、この拡大部をトリップボビンのバネ
係止部に係止させたことを特徴とするものである。
【0007】これらの発明によれば、プランジャバネの
バネ力を基板に作用させない状態でトリップコイルユニ
ットを基板に組み込むことができるので、組み立て作業
が容易である。またプランジャの作動時の衝撃を直接基
板に加えないため、半田付け部分の信頼性を低下させる
ことがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しつつ、各発明
の実施形態を示す。図1は第1の発明の実施形態を示す
図であり、1はコイルを組み込んだトリップボビン、2
はその内部に組み込まれるプランジャ、3はこのプラン
ジャ2を図1の下側に弾発するプランジャバネである。
これらの部品によりトリップコイルユニットが構成され
ている。トリップボビン1には2本のリードピン4が突
設されており、基板(漏電検出基板)5のリードピン挿
入孔6に差し込んで半田付けすることは従来と同様であ
る。
【0009】しかし第1の発明では、プランジャバネ3
の基板側の端部をトリップカバー7により覆ってある。
図1及び図2に示されるように、トリップカバー7は両
側に取付片8を備え、これらの取付片8をトリップボビ
ン1に形成した側面9aをやや内向きに傾斜させた凹部
9に嵌入させ、トリップカバー7と基板5との間に隙間
sを形成するようにトリップカバー7がトリップボビン
1に保持されている。なお、トリップカバー7の裏面に
は突起10が突設されている。
【0010】このように構成された第1の発明のトリッ
プコイルユニットを基板5に組み付ける作業は、図1に
示される方向から行われる。このときプランジャ2はト
リップボビン1内に押し込まれた状態となるため、プラ
ンジャバネ3が圧縮されて基板5を押し上げる方向にバ
ネ力が作用する。しかしこの発明ではトリップカバー7
によりプランジャバネ3の上端が支えられているため、
トリップコイルユニットを基板5に組み付ける際に基板
5が押し上げられることはなく、リードピン4を基板5
のリードピン挿入孔6に挿入し、半田付けする作業が容
易となる。
【0011】また漏電遮断器に組み込まれて使用中に漏
電が検出されると、図2の(A) の状態から(B),(C) のよ
うにプランジャ2がトリップボビン1内に急激に引き込
まれ、引き外し動作を行う。そしてこのプランジャ2が
停止する際に、衝撃が発生する。しかしこの発明では、
トリップカバー7が基板5とトリップコイルユニットと
の間に存在してトリップカバー7と基板5との間に隙間
sを形成しているため、プランジャ2による衝撃はトリ
ップカバー7及びトリップカバー7と基板5との間に形
成した隙間sにより分散、緩和され、直接基板5に伝わ
らない。このため、リードピン4の半田付け部が損傷し
にくくなり、この部分の信頼性を従来よりも高めること
ができる。
【0012】図3は第2の発明の実施形態を示す図であ
る。この第2の発明ではプランジャバネ3の基板5側の
端部に拡大部11を形成し、この拡大部11をトリップ
ボビン1のバネ係止部12に係止してある。拡大部11
はほぼ長方形状であり、その弾性を利用してバネ係止部
12にはめ込まれている。
【0013】この第2の発明のトリップコイルユニット
も、基板5への組み付け時にプランジャバネ3のバネ力
が基板5に作用することはないから、第1の発明と同様
に組み立てが容易である。また基板5とプランジャバネ
3の拡大部11との間に隙間が形成されるため、動作時
のプランジャ2による衝撃が直接基板5に伝わることが
なく、第1の発明と同様に半田付け部分の信頼性を従来
よりも高めることができる。しかも第2の発明によれば
トリップカバー7は不要となるので、第1の発明よりも
更に組み立て作業性を高めることができる。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のトリッ
プコイルユニットはいずれも組み立てが行いやすく、基
板への半田付け部分の信頼性を低下させることのない利
点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】トリップコイルユニットの動作を示す断面図で
ある。
【図3】第1の発明の実施形態を示す斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トリップボビン 2 プランジャ 3 プランジャバネ 4 リードピン 5 基板(漏電検出基板) 6 リードピン挿入孔 7 トリップカバー 8 取付片 9 トリップボビンの凹部 9a 側面 10 突起 11 拡大部 12 トリップボビンのバネ係止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に取り付けられたトリップコイルユ
    ニットであって、そのプランジャを弾発するプランジャ
    バネの基板側の端部を、トリップカバーにより覆うとと
    もに、このトリップカバーを基板に半田付けされるトリ
    ップボビンの凹部に嵌入することにより、トリップカバ
    ーと基板との間に緩衝用の隙間を形成したことを特徴と
    するトリップコイルユニット。
  2. 【請求項2】 基板に取り付けられたトリップコイルユ
    ニットであって、そのプランジャを弾発するプランジャ
    バネの基板側の端部に拡大部を形成し、この拡大部をト
    リップボビンのバネ係止部に係止させたことを特徴とす
    るトリップコイルユニット
JP04502699A 1999-02-23 1999-02-23 トリップコイルユニット Expired - Fee Related JP3359881B2 (ja)

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