JP3359541B2 - 代替リングによるトラヒック回復法 - Google Patents

代替リングによるトラヒック回復法

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JP3359541B2 JP20207297A JP20207297A JP3359541B2 JP 3359541 B2 JP3359541 B2 JP 3359541B2 JP 20207297 A JP20207297 A JP 20207297A JP 20207297 A JP20207297 A JP 20207297A JP 3359541 B2 JP3359541 B2 JP 3359541B2
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    • H04L12/437Ring fault isolation or reconfiguration
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04L5/14Two-way operation using the same type of signal, i.e. duplex
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重リング伝送シ
ステム内において使用されるためのリングが故障したと
きに電気通信トラヒックを回復するための方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気通信トラヒックを運ぶための典型的
な同期光網(SONET)は、そこから電気通信トラヒ
ックが発信あるいは受信される複数のノードを含む。実
際には、各ノードは、光ファイバハブおよび関連する交
差接続システムの形式を取り、これが、電話スイッチに
接続するために使用され、電話スイッチが、トラヒック
をノードに送信したり、トラヒックをノードから受信し
たりする。個々の全てのノードは、少なくとも一つの光
ファイバリンクによって、デイジーチーン形式にペアの
隣接ノードのおのおのにリンクされ、これによってリン
グ状の構造が形成され、電気通信トラヒックは、これを
横断して送られる(パスする)。ノードが、互いに、長
距離によって隔てられている場合、単一リング内の全て
のノードを接続することは、コストの点で好ましくな
い。このために、比較的接近して位置するノードは、個
々のリング内に接続され、そして、各リング内の少なく
とも一つのノードが別のリング内のノードに接続され
る。別の方法としては、二つあるいはそれ以上のリング
が、幾つかのノードを共有し、トラヒックが、あるリン
グから別のリングにパスできるようにされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法において
は、あるリング内の単一の光ファイバリンクが故障した
場合は、そうでない場合は故障したリンク上をパスされ
るべきトラヒックは、通常は、発信ノード(トラヒック
が発信する所)と宛先ノード(トラヒックが終端する
所)との間で、そのリングの残りの部分を回って再ルー
トされる。ところが、多重リングシステムの同一リング
内の2つのリンクが故障した場合は、過去においては、
そのリング上のトラヒックを回復するためには、故障し
たリンクの少なくとも一つを物理的に修理することが必
要とされた。このような物理的修理は、しばしば、長時
間を要し、この修理が行なわれている間、トラヒックが
妨害されたままとなる。
【0004】従って、多重リングシステム内のトラヒッ
クを、一つのリング内の二つあるいはそれ以上のリンク
が故障したときに、代替リングを介して回復するための
方法に対する必要性が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】簡単に述べると、本発明
は、相互接続されたリングから構成される伝送システム
内で使用されるトラヒックを回復するための方法を提供
する。あるリング内の一つあるいは複数のリンクが故障
したような場合、最初に、その伝送システム内のリング
上に、どの程度の回復設備が(発信ノードと宛先ノード
間の可能な代替経路の観点から)存在するか確定するた
めのハントが遂行される。実際には、この回復設備のハ
ントは、故障したリンクと関連するノードの所のプロセ
ッサによって達成される。つまり、リンクの故障が検出
されると、プロセッサは、その隣接ノードの少なくとも
一つに照会を行なう。つまり、そのノードをパケットに
てフラッディングし(つまり、フラッディングパケット
をそのノードに送信し)、そのノードに対して、その特
性、およびそれがその関連するリンク上に予備設備を有
するか決定(確定)することを要請する。次に、各隣接
ノードが、その隣接ノードの少なくとも一つに照会を行
なう。つまり、その隣接ノードに、次々と、フラッディ
ングパケットを送信し、各ノードに対して、その特性、
およびそれが関連するリンク上の予備設備を有するか否
かを決定することを要請する。ノードが次々とこの方法
にて照会され、伝送システム内の個々のリング内の現存
の回復設備が確定される。
【0006】回復設備が決定された後、選択されたセッ
トの回復設備(つまり、リンク)が予約される。さまざ
まなノードの所の回復設備の中から、発信ノードと宛先
ノード間のトラヒックの伝送を最適化する全体としての
セットの設備(つまり、セットの可能なリンク)を選択
することによって、選択されたセットの回復設備が予約
される。例えば、発信ノードと宛先ノードとの間に二つ
あるいはそれ以上の可能な回復設備が存在する場合は、
最短の距離を持ち、最小数のノードを横断する回復設備
が選択される。その後、伝送経路が、こうして選択され
た設備に沿って、典型的には、予約されたセットの回復
設備内の対応するリンクを交差接続することによってル
ートされる(設定される)。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、4つのリング12a−1
2dから成る従来のSONETリング伝送システム10
を示す。ただし、リングの数は、これより多い場合も、
あるいは、少ない場合もあることに注意する。リング1
2a−12dの各々は、電気通信トラヒックが発着する
二つあるいはそれ以上のノードを含む。この実施例にお
いては、リング12aは、4つのノード14a−14d
を含み、一方、リング12dは、3つのノード14j−
14lを含む。典型的には、ノード14a−14lの各
々は、周知のタイプの電話スイッチ(図示なし)に結合
するための、周知の光ファイバハブ(図示なし)および
関連する交差接続システムを含む。
【0008】各リング内の各ペアのノードは、主光ファ
イバリンク16a−16lの一つによってリンクされる
が、各主ファイバリンクは、トラヒックを反対方向に運
ぶための少なくとも一つのペアの光ファイバ(図示な
し)を含む。示される実施例においては、ノードペア1
4a−14b、14b−14c、14c−14d、14
d−14a、14e−14f、14f−14g、14g
−14e、14h−14i、14i−14h、14j−
14k、14k−14lおよび14l−14kが、それ
ぞれ、主リンク16a−16lによって結合される。加
えて、ノードペア14a−14b、14b−14c、1
4c−14d、14d−14a、14e−14f、14
f−14g、14g−14e、14h−14i、14i
−14h、14j−14k、14k−14lおよび14
l−14kが、それぞれ、光ファイバリンク18a−1
8lによって結合される(点線にて示される)。光ファ
イバリンク18a−18lは、各リンクが、予備のため
に保持され、通常は、主リンク16a−16lの対応す
る一つが動作不能になったときにのみ採用されるために
“保護”リンクと呼ばれる。
【0009】リング12a−12dの一つから発信され
たトラヒックが、別のリングにパスできるようにするた
めに、各リング内の少なくとも一つのノードが、別のリ
ング内の別のノードに接続される。ここに示される実施
例においては、ノードペア14d−14e、14c−1
4f、14g−14i、14h−14k、14j−14
bの各々は、それぞれ、光ファイバリンク19a−19
eの一つによってリンクされる。
【0010】ノード14a−14lの各々と、関連する
ノードの所のトラヒックをモニタするラインプロセッサ
(LP)20a−20lの一つが関連する。LP20a
−20lの各々は、ノードに結合された対応するリンク
の一つが故障した場合に、ノードの所のトラヒックの不
在を検出する能力を持つ。
【0011】伝送システム10は、非常に高い信頼性を
持つように設計されてはいるが、どんな設備でも故障は
発生するものであり、システム10についてもそうであ
る。しばしば、これら故障は、外部的な原因による。例
えば、主光ファイバリンク、例えば、リング12b内の
リンク16f、および、それと関連する保護リンク18
fが、不注意な掘削工事の結果として損傷を受けること
もあり得る。このような故障が、図2に、これらリンク
上に重ねて書かれた“X(故障)”によって示される。
万一、これらリンクの両方が故障した場合は、ノード1
4fと14gとの間で、リンク16fおよび18fのい
ずれかを横断してトラヒックをパスすることは不可能に
なる。
【0012】通常は、これら主リンク16fおよび保護
リンク18fの両方が故障した場合は、正常時において
はノード14fと14gとの間でこれらリンクによって
運ばれるトラヒックは、主光ファイバリンク16eおよ
び16g(あるいは保護リンク18eおよび18g)を
横断するように再ルートされる(ルートを変更され
る)。ただし、主リンク16eおよび16gの一つ(並
びに、それぞれ、保護リンク18eおよび18gの関連
する一つ)もまた使用不能であるという状況も発生し得
る。例えば、リンク16eおよび16gの一つ(およ
び、それぞれ、保護リンク18eおよび18gの関連す
る一つ)が、定期的な保守のために使用できないことも
起こり得る。こうして、リング12b内のトラヒック
を、リンク16eおよび16g上に、あるいは、それぞ
れ、それらの関連する保護リンク18eおよび18g上
にルートできない場合が起こり得る。
【0013】過去においては、このように、ある与えら
れたリング内の二つのリンクが故障した場合は、トラヒ
ックを回復するためには、少なくとも一つのリンクの物
理的な回復が要求された。故障したリンクの物理的な回
復は、時間のかかるプロセスでありる。つまり、リンク
の故障現場に修理要員を派遣し、適当な修理を行なうこ
とが必要となる。
【0014】本発明においては、単一のリング内の二つ
あるいはそれ以上のリンクが故障したときに、代替リン
グを使用してトラヒックを自動的に回復するための方法
が提供される。本発明のトラヒック回復方法は、以下の
3つのフェーズを伴う: 1)リング12a−12d上の使用可能な回復資源をハ
ントし; 2)リング内の選択されたペアのノード間のトラヒック
伝送を最適化する回復資源を予約し; 3)予約された回復資源と関連するリンクを交差接続
し、選択されたノード間の伝送経路を作る。これら各フ
ェーズについて以下に詳細に説明される。
【0015】フェーズ1−回復資源のハント 伝送システム10内の使用可能な回復資源のハントは、
故障したリンクと関連するノードの所のラインプロセッ
サによって開始される。ここに説明される実施例におい
ては、図2のリング12b内のリンク16fおよび18
fが、時間T0において故障すると、プロセッサ20f
が、回復資源のハントを開始する。(このハントは、プ
ロセッサ20gから開始することもできることに注意す
る。)つまり、伝送故障が検出されると、プロセッサ2
0fは、時間T1においてフラッディングパケット22
(図3参照)を生成し、このフラッディングパケット
を、その隣接ノード(14eおよび14f)の少なくと
も一つに、それらの特性を確定すること、およびそれら
の使用可能な回復資源を決定することを要請する目的で
送信(フラッディング)する。
【0016】図3に示されるように、各フラッディング
パケット22は、おのおのが、この資源ハントと関連す
る情報を格納する複数のフィールドを含む。フィールド
24は、故障したノードペア、つまり、故障した接続リ
ンクを持つ二つのノード、を識別する情報を格納する。
こうして、図2のリング12bのリンク16fおよび1
8fが故障した場合は、図3のフラッディングパケット
22のフィールド24は、故障ノードペアとして、ノー
ド14fおよび14gを識別する。フィールド26は、
フラッディングパケット22を生成した関連するプロセ
ッサ(プロセッサ20f)を持つノード(例えば、ノー
ド14f)の識別に関する情報を格納する。フィールド
28は、フラッディングパケット22を受け取る宛先の
ノード(例えば、ノード14e)を識別する情報を格納
する。
【0017】フィールド30は、それまでに(そのノー
ドに至るまでに)、そのフラッディングパケットが横断
したノードの数を示すカウントを含む。後に説明される
ように、フラッディングパケット22を受信すると、受
信した各ノードは、今度は、隣接する少なくとも一つの
ノードにフラッディングパケットを送信する。こうし
て、ノード14fによって生成されたフラッディングパ
ケットは、1のフィールドカウントを持ち、そして、ノ
ード14eから、ノード14dに向けて送信されたフラ
ッディングフパケットは、2のフィールドカウントを持
つ。
【0018】フラッディングパケット22のフィールド
32は、パケットを送信したノードと関連する予備設備
可用性を示す情報を格納する。例えば、この例において
は、リング12b内のノード14fによって送信された
フラッディングパケット22は、リンク16fおよび1
8fのいずれの上にも、これらリンクが故障したため
に、予備設備(容量)が存在しないことを示すこととな
る。一方、リンク16e(あるいは18e)は、幾らか
の予備設備(容量)を含むことが考えられるが、含む場
合は、この予備設備を示す情報がフィールド32内に指
定される。フィールド34は、フラッディングパケット
22を生成したノードを持つリングの識別を示す情報を
格納する。こうして、フラッディングパケット22を生
成したノードがリング12b内に存在する場合は、フィ
ールド34は、これを示すこととなる。
【0019】フラッディングパケット22のフィールド
36は、回復の目的のために要求される伝送設備(容
量)を示す情報を含む。例えば、この実施例において
は、各々がOC−48容量を持つ5つの別個のトランク
が、特定のペアのノード間に必要とされることが考えら
れる。このような場合は、フィールド36は、この事実
を示すこととなる。最後に、フィールド38は、エラー
チェックの目的のための巡回冗長チェックコードを含む
が、受信ノードは、これを使用して、フラッディングパ
ケットが正しく受信されたかを検証する。
【0020】図2に戻り、時間T2において、ノード1
4fと関連するLP20fが、ノード14eおよび14
cをパケットにてフラッドする(フラッディングパケッ
トをノード14eおよび14cに送信する)。これに応
答して、ノード14eおよび14cのおのおのは、時間
T3において、それぞれ、フラッディングパケット22
を、その隣接するノード14gおよび14d、あるいは
14bおよび14dに、送信する。時間T4において、
ノード14dは、フラッディングパケットをその隣接す
るノード14aに送信し、一方、ノード14bは、フラ
ッディングパケットをその隣接ノード14aと14jに
送信する。時間T5において、ノード14jは、フラッ
ディングパケットをその隣接ノード14kおよび14l
に送信する。時間T6において、ノード14lが、フラ
ッディングパケットをノード14kに送信し、一方、ノ
ード14kは、今度は、フラッディングパケットをノー
ド14hに送る。時間T7において、ノード14hが、
別個のフラッディングパケットをノード14iに、それ
ぞれ、リンク16iおよび16hを横断して送信する。
最後に、時間T8において、ノード14iが、フラッデ
ィングパケットをノード14gに送信し、この結果とし
て、このノードは、その特性および利用可能な設備(容
量)を確定(決定)する。
【0021】上に説明されたような方法で、図1の伝送
システム10内の各ノードに逐次フラッディングパケッ
トを送信して行くことによって、このシステム内に、潜
在的な回復資源が存在するかどうかに関する情報を得る
ことができる。図1の一例としての実施例に対する一例
としての回復資源は、以下のテーブル1にリストされる
通りである。
【0022】
【表1】
【0023】ノード14gと14fとの間には、リンク
16fおよび18fの両方が故障しているために、資源
(容量)が存在しないことに注意する。さらに、リンク
16gあるいは18gを横断してのノード14eと14
gとの間にも資源が存在しないことに注意する。この原
因としては、例えば、リンク16gおよび18gの両方
がサービスから外されている状況が考えられる。別の状
況としては、これらリンクは、サービス中ではあるが、
追加の回復資源を持たないことも考えられる。
【0024】フェーズ2−回復資源の予約 フェーズ1において使用可能な回復資源が確定された
ら、フェーズ2において、ペアのノード、例えば、ノー
ド14aと14gとの間に、それらの間のトラヒック伝
送を最適化する回復経路を提供するような、セットの設
備(つまり、リンク)が予約される。伝送の最適化は、
選択された回復資源の総リンク長を最小にすることによ
って達成される。こうして、回復トラヒックをそれを横
断してルートすることが可能な、2つの可能なリンクが
存在する場合は、短い方のリンクが、好ましいものとし
て、選択される。加えて、トラヒック伝送を最適化する
ためには、ラテント遅延を最小にするために、横断され
るノードの数が最小化されるべきである。
【0025】図4に示される使用可能な回復資源に対し
て、リンク長の最小化、および横断されるノード数の最
小化という制約が与えられた場合、リンク16a/18
a、19e、16j/18j、19d、16i/18i
および19cに沿う一つの回復経路を簡単に予約するこ
とができる。つまり、リンク16a/18a、19e、
16j/18j、19d、16i/18iおよび19c
に沿って予約された回復経路は、最小の総リンク長を持
ち、かつ、最小数のノードを横断する。
【0026】他の可能な回復経路も存在するが、これら
のどれもが、最短の総リンク長を持たず、また、横断さ
れるノードの数も最小でない。例えば、リンク16a/
18a、19e、16l/18l、16k/18k、1
9d、16i/18iおよび19cを介して回復経路を
予約する可能性もあるが、ただし、リンク16a/18
a、19e、16j/18j、19d、16i/18i
および19cに沿って予約された回復経路と比較して、
リンク16a/18a、19e、16l/18l、16
k/18k、19d、16i/18iおよび19cに沿
って予約された経路は、より大きな総リンク長を持ち、
また、より多くのノードを横断する。
【0027】最適な回復経路の予約のために採用するこ
とが可能な数個の可能なアプローチが存在する。ノード
およびリンクの数がさほど大きくない場合は、可能な全
ての回復経路を確定し、その後、最短の総リンク長、お
よび、最小のノード横断数を持つノードを決定する方法
が望ましい。一方、ノードおよびリンクの数が大きな場
合は、反復的なアプローチの方が望ましい。この反復方
法においては、最短な可能なリンクから構成される回復
リンクが仮に選択される。次に、この経路が、次候補と
して選択されたセットのリンクから構成される経路より
も少ないノード横断を持つ場合は、この経路が予約され
る。そうでない場合は、このプロセスは、継続され、こ
の反復手続きが再度行なわれる。
【0028】フェーズ3−交差接続 フェーズ2において、回復資源がいったん予約される
と、次に、予約された設備に沿って回復経路がルートさ
れる。図5に示されるように、この一例としての実施例
においては、回復経路が、セグメント16a/18a、
19e、16j/18j、19d、16i/18iおよ
び19に沿って、ノード14b、14j、14k、14
h、および14jを交差接続することによってルートさ
れる。これらノードの実際の交差接続は、各ノードの所
のラインプロセッサの所で、各ラインプロセッサが典型
的には自動交差接続機能を有するために、適当な制御信
号を受信することによって、簡単に、自動的に達成する
ことが可能である。別の方法として、一つあるいはそれ
以上のノードが、リンクを自動的に交差接続する機能を
持たない場合は、これら交差接続は、手操作にて達成す
ることも可能である。
【0029】上記では、多重リングシステム10内での
トラヒックの回復を、ある与えられたリング内の二つあ
るいはそれ以上のリンクが、万一故障した場合に、代替
リングを介して達成するための方法について開示され
た。理解できるように、本発明のトラヒック回復法は、
回復を迅速に達成する能力を持つが、これは、具体的に
は、ラインプロセッサ20a−20lを使用して、迅速
に、使用可能な回復資源を自動的に確定することによっ
て行なわれる。使用可能な回復資源がいったん確定され
ると、最適な回復経路が予約され、その後、これが(最
適な回復経路が)、適当なノードを交差接続することに
よって実現されるが、この方法は、一つあるいは複数の
故障したリンクを、物理的に、回復するために通常必要
とされる時間よりも遥かに迅速である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の技術に従う多重リング伝送システムの略
ブロック図である。
【図2】図1の伝送システムのリングの一つのリンクが
故障した状況を解説するために使用される。
【図3】リンクが故障した場合に、図1の伝送システム
内のプロセッサによって送信される、各隣接ノードに、
その特性と、使用可能な回復資源について照会するパケ
ットを示す。
【図4】図1の伝送システム内の一例としての回復資源
を解説するテーブルを示す。
【図5】図1の伝送システム内の図4にリストされる使
用可能な回復資源に従って選択された回復経路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−27842(JP,A) 特開 平2−142237(JP,A) 特開 平4−127635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/42 - 12/437

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信トラヒックを運ぶための伝送シ
    ステム内において使用される、リング内の少なくとも一
    つのリンクが故障した場合にトラヒックを回復するため
    の方法であって、伝送システムが、複数の相互接続さ
    れたリングを含み、各リングが少なくとも二つのノード
    を含み、各ノードがペアの隣接するノードのおのおのに
    少なくとも一つの主リンクによってリンクされ、この方
    法が:(a)これらリングを、回復トラヒックを運ぶた
    めの使用可能な回復設備が存在しないかハントするステ
    ップ; (b)総リンク長及び通過ノード数を最少化するため
    に、使用可能な回復設備の内から、回復トラヒックを最
    適化するように、選択された回復設備のセットを予約す
    るステップ;および (c)前記の選択された回復設備を交差接続することに
    よって、回復トラヒックを運ぶための経路を設定するス
    テップを含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記の使用可能な回復設備をハントする
    ステップが: (a)故障したリンクと関連する第一のノードから情報
    の第一のパケットを、少なくとも一つの隣接ノードにフ
    ラッディングし、その隣接ノードに対して、その使用可
    能な回復設備を確定することを求めるステップ; (b)前記の隣接ノードから情報の次のパケットを、少
    なくとも一つのその隣接ノードにフラッディングし、そ
    の隣接ノードに、その使用可能な回復設備を確定するこ
    とを求めるステップ;および (c)ステップ(b)を、ノードがパケットにて次々と
    フラッディングされ、結果として、システム内の全ての
    使用可能な回復設備が確定されるまで反復するステップ
    を含むことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記の選択されたセット内の回復設備が
    自動的に交差接続されることを特徴とする請求項1の方
    法。
  4. 【請求項4】 前記の選択されたセット内の回復設備が
    手操作で交差接続されることを特徴とする請求項1の方
    法。
  5. 【請求項5】 電気通信トラヒックを運ぶための伝送シ
    ステム内において使用される、リング内の少なくとも一
    つのリンクが故障した場合にトラヒックを回復するため
    の方法であって、この伝送システムが、複数の相互接続
    されたリングを含み、各リングが少なくとも二つのノー
    ドを含み、各ノードがペアの隣接するノードのおのおの
    に少なくとも一つの主リンクによってリンクされ、この
    方法が: (a)故障したリンクと関連する第一のノードから情報
    の第一のパケットを、少なくとも一つの隣接ノードにフ
    ラッディングし、その隣接ノードに対してその使用可能
    な回復設備を確定することを求めるステップ; (b)前記の隣接ノードから情報の次のパケットを、そ
    の隣接ノードにフラッディングし、その隣接ノードに、
    その使用可能な回復容量を確定することを求めるステッ
    プ; (c)ノードがパケットによってフラッディングされて
    しまいそして使用可能な回復設備が確定されるまで、ス
    テップ(b)を反復するステップ; (d)確定された使用可能な回復設備の内の、総リンク
    延長とノード横断数が最小の、選択されたセットの回復
    設備を予約するステップ;および (e)前記の選択された回復設備を交差接続することに
    よって、回復トラヒックを運ぶための経路を得るステッ
    プを含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 前記の選択されたセット内の回復設備が
    自動的に交差接続されることを特徴とする請求項の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記の選択されたセット内の回復設備が
    手操作にて交差接続されることを特徴とする請求項
    方法。
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