JP3750612B2 - リング網におけるパケットプロテクション方法及び伝送装置並びにプログラム - Google Patents

リング網におけるパケットプロテクション方法及び伝送装置並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット転送リングにおけるパケットプロテクション技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
IPに代表されるデータ系トラヒックの増大に伴い、音声を主体に伝送サービスを行っていた従来の通信サービス会社(以下キャリア)においてもデータを効率よく伝送することが望まれている。それと共に、従来の伝送網が準拠する「SONET、GR-1230-Core、Issue 3 December 1996 Bellcore (1996年12月、ベルコア、ソネット、ジーアール-1230-コア、イシュー3)」同様の信頼性の高いプロテクション方法がデータ伝送網においても求められている。データ伝送網における信頼性の高いプロテクション方法としてSpatial Reuse Protocol (以下SRP)(RFC 2982 IETF)がある。
【0003】
図22〜図25を用いて、従来のSRPを用いたプロテクション方法を説明する。
【0004】
図22は、SRPを用いたプロテクションを実行する伝送装置の構成例を示すブロック図である。伝送装置100は、リンクモニタ110、111と、障害情報収集部120と、Add/Drop 130、131と、Wrap スイッチ140、141と、フレーム変換部150、151と、逆フレーム変換部152、153と、Trb-UNI スイッチ(UNIトリビュタリパケットスイッチ)160、161と、UNIフォワーディングテーブル170とから構成される。
【0005】
リンクモニタ110、111は、それぞれインナーリングの入力リンク101-IN、アウターリングの入力リンク102-INの障害状況をモニタし、障害を検出した場合、そのことを示すリンク障害情報を障害情報収集部120に通知する。
【0006】
障害情報収集部120は、リンクモニタ110、111からリンク障害情報が通知されると、上記リンク障害情報を含んだリング網障害情報通知パケットを生成し、Add/Drop130、131介して他の伝送装置に送信すると共に、障害が発生している入力リンクに応じて、Wrapスイッチ140或いはWrapスイッチ141の動作モードをパスモードからWrapモードに切り換える。入力リンク101-INに障害が発生している場合は、Wrapスイッチ141をWrapモードに切り換え、入力リンク102-INに障害が発生している場合は、Wrapスイッチ140をWrapモードに切り換える。
【0007】
また、障害情報収集部120は、他の伝送装置から送られてきたリング網障害情報通知パケットが、自伝送装置100と直接接続されているインナーリング或いはアウターリングの出力リンクに障害が発生していることを示している場合は、障害が発生している出力リンクに応じて、Wrapスイッチ140或いはWrapスイッチ141の動作モードをパスモードからWrapモードに切り換える。インナーリングの出力リンク101-OUTに障害が発生している場合はWrapスイッチ140をWrapモードに切り換え、アウターリングの出力リンク102-OUTに障害が発生している場合は、Wrapスイッチ141をWrapモードに切り換える。
【0008】
Add/Drop130、131は、リンクモニタ110、111、Wrap スイッチ140、141、Trb-UNI スイッチ 160 、161あるいは障害情報収集部120から入力されるNNIパケット(リング内で使用されるパケット)の種別と転送先NNIアドレスを解読し、種別がリング網障害情報通知パケットであれば障害情報収集部120へドロップし、種別がデータパケットであり自伝送装置で終端すべきNNIパケットであれば逆フレーム変換部152、153へドロップし、それ以外のNNIパケットであればWrap スイッチ140、141へスルーする。ここで、伝送装置100には、2つのMACアドレス#A,#Bが割り当てられており、Add/Drop130では転送先NNIアドレスが#AのNNIパケットのみを逆フレーム変換部152にドロップし、Add/Drop131では転送先NNIアドレスが#BのNNIパケットのみを逆フレーム変換部153にドロップする。
【0009】
Wrap スイッチ 140、141は、障害情報収集部120によってモード制御され、Add/Drop130、131から入力されるNNIパケットを、パスモード時にはそれぞれインナーリング、アウターリングの出力リンク101-OUT、102-OUTへ転送し、Wrapモード時にはそれぞれAdd/Drop131、130へ転送する。
【0010】
フレーム変換部150、151は、Trb-UNI スイッチ160を介してUNIパケット(トリビュタリポートに接続された網や端末から送られてくるユーザパケット)が送られてくると、その送信先UNIアドレスに基づいて送信先NNIアドレスを導出し、その送信先NNIアドレスと予め定められている送信元NNIアドレスとを有するNNIパケットに変換し、Add/Drop130、131へ転送する。フレーム変換部150は、NNIパケットの送信元NNIアドレスとして#Aを付与し、フレーム変換部151は、NNIパケットの送信元NNIアドレスとして#Bを付与する。
【0011】
逆フレーム変換部152、153は、NNIパケットをUNIパケットに変換してトリビュタリポート103-OUTに送出する。
【0012】
Trb-UNI スイッチ160、161は、UNIパケットの転送先アドレスとUNIフォワーディングテーブル170を参照して、所望の出力ポートへUNIパケットを転送する。
【0013】
図23は、伝送装置100-1〜100-6を、インナーリング101とアウターリング102とを用いてリング状に接続した2ファイバリングを示す。なお、各伝送装置100-1〜100-6は、図22に示した伝送装置100と同一構成を有する。また、インナーリング101は、リンク101-1〜101-6から構成され反時計回りでパケットを転送し、アウターリング102は、リンク102-1〜102-6から構成され時計回りでパケットを転送する。
【0014】
図23を参照し、伝送装置100-5、100-6間のリンク101-5、102-5で障害が発生した場合のSRPプロテクション方法について説明する。なお、障害発生前には、図23(a)の経路202に示す通り、端末210から送出されたUNIパケットが伝送装置100-1においてNNIパケットに変換され、インナーリング101を用いて伝送装置100-4に転送された後、再びUNIパケットに変換されて端末211へ転送されていると仮定する。
【0015】
伝送装置100-5、100-6のリンクモニタ110、111が、それぞれリンク101-5、102−5の障害を検出すると、自装置内の障害情報収集部120へそのことを通知する。
【0016】
これにより、伝送装置100-5の障害情報収集部120は、Wrap スイッチ 141 をパスモードからWrapモードに切り替える。また、障害情報収集部120は、リンク101-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットを生成し、Add/Drop130を介してインナーリング101に送出する。
【0017】
同様に、伝送装置100-6の障害情報収集部120は、Wrapスイッチ140をパスモードからWrapモードに切り換える。また、障害情報収集部120は、リンク102-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットを生成し、Add/Drop131を介してアウターリング102に送出する。
【0018】
伝送装置100-5、100-6以外の障害情報収集部120は、インナーリング101、アウターリング102から通知されるリング網障害情報通知パケットを参照してそのまま次の伝送装置に転送する。
【0019】
伝送装置100−5内の障害情報収集部120は、伝送装置100-6から送出されたリンク102-5に障害が発生していることを示すリング網障害情報通知パケットを受け取ると、Wrapスイッチ141がパスモードであれば、Wrapモードに切り換えるが、この例の場合は、既にWrapモードにされているので、モードの切り換え処理は行わない。また、リング網障害情報通知パケットのスケルチも行う。
【0020】
同様に、伝送装置106内の障害情報収集部120は、伝送装置100-5からリンク101-5に障害が発生していることを示すリング網障害情報通知パケットを受け取ると、Wrapスイッチ140がパスモードであれば、Wrapモードに切り換えるが、この例の場合は、既にWrapモードにされているので、モードの切り換え処理は行わない。また、リング網障害通知パケットのスケルチも行う。
【0021】
その結果、伝送装置100-1から送出されるNNIパケットは、伝送装置100-1から伝送装置100-6へインナーリング101を用いて転送された後、図23(b)の経路202に示すとおり伝送装置100-6で折り返されてアウターリング102から伝送装置100-1〜100-4を経て伝送装置100-5で再びWrapされ、インナーリング101を用いて伝送装置100-4へ転送される。インナーリング101から伝送装置100-4に入力されたNNIパケットは、UNIパケットに変換されて所望の端末211へ転送される。
【0022】
このように、SRPプロテクション方法を用いることによってファイバ障害が発生した場合でも障害区間を迂回して所望の伝送装置へパケットを転送することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
SRPプロテクションでは、障害地点を挟む両端の伝送装置によってWrapするため、一方のWrap地点と送信元伝送装置との区間(つまり、図23(b)の伝送装置100-6と伝送装置100-1との区間)と、もう一方のWrap地点と受信伝送装置との区間(つまり、図23(b)の伝送装置100-4と伝送装置100-5との区間)では、あるNNIパケットを転送するための帯域が2倍必要になり、帯域効率が劣化する。
【0024】
SRPプロテクション方法では、図24(a)に示すように伝送装置100-4が伝送装置障害になった場合や、図24(b)に示すようにリンク101-3、101-4、102-3、102-4で多重障害が発生した場合には、伝送装置100-1から伝送装置100-4に転送されるNNIパケットは、障害発生点を挟む両端の伝送装置100-3、100-5でWrapされ、伝送装置100-4に到達できず、網内を一周して送信元伝送装置100-1の入力リンク101-1で終端される。このようにNNIパケットが転送先伝送装置に到達できない場合(NNIパケットがUnreachable パケットとなった場合)、そのNNIパケットにより網内帯域が無駄に使用されるという問題点がある。
【0025】
また、図25に示すように、端末211をイーサネットスイッチ410に接続し、更にイーサネットスイッチ410と伝送装置100-4、100-3とをそれぞれ現用ポート401、予備ポート402を介して接続(Dual Homing)するような構成をとったとしても、端末211に送信されるNNIパケットの送信先アドレスは、伝送装置100-4に付与されているMACアドレスであるので、伝送装置100-3では上記NNIパケットを自装置宛のNNIパケットと認識できず、上記NNIパケットを処理することはできない。この結果、現用ポート401と接続された伝送装置100-4が伝送装置障害を起こした場合、予備ポート402を用いた端末210から端末211への転送経路があるにも関わらず、UnreachableなNNIパケットになってしまい、障害回復率が劣化することになる。
【0026】
【本発明の目的】
そこで、本発明の目的は、網内に障害が発生した場合、網資源を効率的に使用してパケットをプロテクションできるようにすると共に、障害回復率を高くすることにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、網内に障害が発生した場合の帯域効率を従来に比較して高いものにすることにより、網資源を効率的に使用できるようにするため、インナーリングを介して送られてくるNNIパケットでも、アウターリングを介して送られてくるNNIパケットであっても、その送信先NNIアドレスが、自伝送装置に付与されている1つ或いは複数のNNIアドレスの何れかであれば、トリビュタリポートに出力するようにしている。つまり、或る送信元伝送装置がインナーリングを用いて送信したNNIパケットが、障害により折り返され、アウターリングを介して自伝送装置に入力された場合、従来は、上記NNIパケットをトリビュタリポートに出力せずに、アウターリングに出力していたが、本発明では、トリビュタリポートに出力するので、網資源を効率的に使用することが可能になる。
【0028】
また、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、障害の発生した入力リンクを示すリング網障害情報通知パケットを受信した場合、障害が発生する前は、上記入力リンク経由で送信していたNNIパケットの送信リングを、障害発生前とは逆リングにしたり、自伝送装置を送信元とするNNIパケットが折り返されて戻って来た場合、上記NNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にする、自伝送装置を送信元にするNNIパケットの送信リングをそれまでとは逆リングにするようにしているので、障害発生直後を除き、Wrapによるネットワーク効率の劣化を防止することができる。
【0029】
また、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、自伝送装置を送信元とするNNIパケットがループして戻ってきた場合、上記NNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にする、自伝送装置を送信元にするNNIパケットをスケルチしたり、リング網障害情報通知パケットに基づいてUnreachableとなる伝送装置が発生したことを認識した場合、自伝送装置を送信元とし、且つ上記Unreachableとなった伝送装置のNNIアドレスを送信先NNIアドレスとしているNNIパケットをスケルチするようにしているので、無用なトラヒックの増加を防ぐことができる。
【0030】
また、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、迂回経路探索パケットを用いて、迂回経路を探索するようにしているので、リング網におけるプロテクション効率を向上させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
【本発明の前提技術
図1は、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の前提技術で使用する伝送装置500の構成例を示すブロック図である。
【0033】
伝送装置500は、リンクモニタ110、111と、Wrap スイッチ140、141と、フレーム変換部150、151と、逆フレーム変換部152、153と、Trb-UNIスイッチ 160、161と、UNIフォワーディングテーブル170と、Agg-Packetスイッチ510、511と、障害情報収集&障害区間特定部520とから構成される。リンクモニタ110、111と、Wrap スイッチ 140、141と、フレーム変換部150、151と、逆フレーム変換部152、153と、Trb-UNI スイッチ 160、161の機能については従来例で詳細に説明しているのでここでは省略し、新たに追加された部分についてのみ説明する。
【0034】
Agg-Packetスイッチ510、511は、リンクモニタ110、111、Wrap スイッチ 140、141から入力されるNNIパケットの種別と転送先NNIアドレスとを解読し、種別がリング網障害情報通知パケットであれば障害情報収集&障害区間特定部520へ転送し、種別がデータパケットであり且つ送信先NNIアドレスが自伝送装置内のフレーム変換部150、151のNNIアドレス(UNIパケットをNNIパケットに変換する際に付加する送信元NNIアドレスであり、フレーム変換部150のNNIアドレスは#A、フレーム変換部151のNNIアドレスは#Bである)の何れか一方と一致するNNIパケットであればドロップして逆フレーム変換部152、153へ転送する。
【0035】
また、Agg-Packetスイッチ510、511は、それ以外のNNIパケットと、フレーム変換部150、151からのNNIパケットと、障害情報収集&障害区間特定部520からのリング網障害情報通知パケットとを多重化してWrap スイッチ 140、141へ転送する。ここで、Agg-Packetスイッチ510、511は、両者ともフレーム変換部150、151のNNIアドレス#A、#Bを記憶しており、記憶したNNIアドレス#A、#Bの何れか一方と送信先NNIアドレスが一致するNNIパケットのみをドロップして逆フレーム変換部152、153に転送する。
【0036】
障害情報収集&障害区間特定部520は、自装置内のリンクモニタ110、111からリンク障害情報が通知されると、上記リンク障害情報を含んだリング網障害情報通知パケットを生成し、Agg-Packetスイッチ 510、511を介して他の伝送装置に送信すると共に、障害が発生している入力リンクに応じて、Wrapスイッチ140或いはWrapスイッチ141の動作モードをパスモードからWrapモードに切り換える。入力リンク101-INに障害が発生している場合は、Wrapスイッチ141をWrapモードに切り換え、入力リンク102-INに障害が発生している場合は、Wrapスイッチ140をWrapモードに切り換える。
【0037】
また、障害情報収集&障害区間特定部520は、他の伝送装置から送られてきたリング網障害情報通知パケットを参照し、それに含まれているリンク障害情報に基づいて障害区間を特定する。その後、障害情報収集&障害区間特定部520は、UNIフォワーディングテーブル170(トリビュタリポート103-INを介して入力されるUNIパケットの送信先UNIアドレスと、このUNIパケットを変換したNNIパケットの送信リングをアウターリングにするのか、インナーリングにするのかを示す情報が対応して登録されている)を書き換えて、自伝送装置が送信元でかつ障害区間を経由するNNIパケットの送信リングを障害前とは逆にする。その結果、障害区間を経由して転送されるUNIパケットは、UNIフォワーディングテーブル170を参照するTrb-UNI スイッチ160において障害前とは逆のリングへ転送される。
【0038】
次に、図1、図2を参照し、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の前提技術ついて詳細に説明する。
【0039】
図2は、複数の伝送装置600-1〜600-6を、インナーリング101、アウターリング102を用いてリング状に接続した2ファイバリングを示している。ここでは、各伝送装置600-1〜600-6は、図1に示した伝送装置500と同一構成とする。
【0040】
伝送装置600-5、600-6間のリンク101-5、リンク102-5で障害が発生した場合を例に挙げてプロテクション方法を説明する。なお、障害発生前には図2(a)の経路601に示す通り、端末610から送出されたUNIパケットが伝送装置600-1においてNNIパケットに変換され、インナーリング101を介して伝送装置600-4に転送された後、再びUNIパケットに変換されて伝送装置600-4に接続された端末611へ転送されていると仮定する。
【0041】
伝送装置600-5内のリンクモニタ110は、リンク101-5の障害を検出すると、自装置内の障害情報収集&障害区間特定部520へそのことを示すリンク障害情報を送る。また、伝送装置600-6内のリンクモニタ111は、リンク102-5の障害を検出すると、自伝送装置内障害情報収集&障害区間特定部520にそのことを示すリンク障害情報を送る。
【0042】
伝送装置600-5の障害情報収集&障害区間特定部520は、リンクモニタ110からのリンク障害情報に基づいてインナーリング101のリンク101−5に障害が発生したことを認識すると(図3、ステップS71)、NNIパケットがインナーリング側に折り返されるようにWrap スイッチ 141をパスモードからWrapモードに切り替える(ステップS72)。また、障害情報収集&障害区間特定部520は、リンク101-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットを生成し、Agg-Packetスイッチ 510を介してリンク101-4へ送出する(ステップS73)。このリング網障害情報通知パケットは、インナーリング101を介して各伝送装置へ順次転送される。
【0043】
一方、伝送装置600−6内の障害情報収集&障害区間特定部520は、リンクモニタ111からのリンク障害情報に基づいてアウターリング102のリンク102-5に障害が発生したことを認識すると(図3、ステップS71)、NNIパケットがアウターリング側に折り返されるようにWrap スイッチ 140をパスモードからWrapモードに切り替える(ステップS74)。また、障害情報収集&障害区間特定部520は、リンク102-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットを生成し、Agg-Packetスイッチ 511を介してリンク102-6へ送出する(ステップS75)。このリング網障害情報通知パケットは、アウターリング102を介して各伝送装置へ順次転送される。
【0044】
伝送装置600−5から送出されたリング網障害情報通知パケットをインナーリング101経由で受信した伝送装置600-4内の障害情報収集&障害区間特定部520は、リング網障害情報通知パケットの内容に基づいて、障害区間がインナーリング101のリンク101-5であることを特定する(図4、ステップS81)。その後、伝送装置600-4内の障害情報収集&障害区間特定部520は、障害区間が自伝送装置と隣接していないリンクであるので(ステップS82がNO)、自伝送装置600-4を送信元とし、且つ障害区間を転送経路に含むNNIパケットの送信リングを逆方向のリングに切り替えるためにUNIフォワーディングテーブル170を更新する(ステップS83)。その後、伝送装置600-4内の障害情報収集&障害区間特定部520は、次の伝送装置600-3にリング網障害情報通知パケットを送信する(ステップS84)。伝送装置600-3、600-2、600-1においても、上記処理(ステップS81〜S84)と同様の処理が行われ、伝送装置600−6へリング網障害情報通知パケットが転送される。
【0045】
ここで、ステップS83の処理を、伝送装置600−1内の障害情報収集&障害区間特定部520で行う処理を例に挙げて詳しく説明する。今、伝送装置600−1内のUNIフォワーディングテーブル170には、伝送装置600-6、600-5、600-4へ転送するNNIパケットは、インナーリング101へ出力することを示す情報が登録されているとする。UNIフォワーディングテーブル170の内容が上記したものであるときに、リンク101-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットを受信すると、障害情報収集&障害区間特定部520は、伝送装置600-5、600-4へ転送するNNIパケットが障害区間(リンク101-5)を転送経路に含むNNIパケットとなるので、伝送装置600-4、600-5へ転送するパケットがアウターリング102へ送出されるように、UNIフォワーディングテーブル170の内容を書き換える。以上がステップS83で行う処理の詳細である。
【0046】
また、各伝送装置600-4、600-3、600-2、600-1を介して伝送装置600-5からのリング網障害情報通知パケットを受信した伝送装置600-6は、障害区間がインナーリング101のリンク101-5であることを特定する(ステップS81)。その後、上記障害区間が、自伝送装置600-6に直接接続されているリンク101-5であるので(ステップS82がYES)、Wrapスイッチ140がパスモードであれば、Wrapモードに変更し、NNIパケットがアウターリング102に折り返されるようにする(ステップS85)。この例の場合は、既にステップS74において、Wrapスイッチ140がWrapモードにされているので、Wrapスイッチ140のモード切り換え処理は行われない。その後、障害情報収集&障害区間特定部520は、リング網障害情報通知パケットをスケルチする(ステップS86)。
【0047】
一方、伝送装置600-6から出力されたリング網障害情報通知パケットをアウターリング102を介して受信した伝送装置600-1内の障害情報収集&障害区間特定部520は、リング網障害情報通知パケットに基づいて障害区間がリンク102-5であることを認識する(ステップS81)。その後、伝送装置600-1内の障害情報収集&障害区間特定部520は、障害区間が自伝送装置と隣接していないリンクであるので(ステップS82がNO)、障害区間を転送経路に含むNNIパケットの送信リングを逆方向のリングに切り替えるためにUNIフォワーディングテーブル170を更新する(ステップS83)。その後、伝送装置600-1内の障害情報収集&障害区間特定部520は、次の伝送装置600-2にリング網障害情報通知パケットを送信する(ステップS84)。伝送装置600-2、600-3、600-4においても、上記処理(ステップS81〜S84)と同様の処理が行われ、伝送装置600−5へリング網障害情報通知パケットが転送される。
【0048】
伝送装置600−5内の障害情報収集&障害区間特定部520は、リング網障害情報通知パケットによって通知された障害区間が自伝送装置600−5と隣接しているリンク102−5であるので(ステップS81、S82がYES)、Wrapスイッチ141がWrapモードでなければ、NNIパケットがインナーリング101に折り返されるようにWrapスイッチ141をWrapモードにする(ステップS85)。この例の場合、Wrapスイッチ141は、既にステップS72においてWrapモードにされているので、動作モードの切り換え処理は行われない。その後、障害情報収集&障害区間特定部520は、上記リング網障害情報通知パケットをスケルチする(ステップS86)。
【0049】
この一連のプロテクションプロセスの結果、障害検出直後、図2(b)の経路602に示すように、端末610から伝送装置600-1を介してインナーリング101のリンク101-6へ転送されたNNIパケットは、伝送装置600-6においてアウターリング102のリンク102-6へ折り返され、伝送装置600-1〜600-3を経て伝送装置600-4でUNIパケットに変換されて端末611へ転送される。また、リング網障害情報通知パケットが伝送装置600-1に到達し、ステップS83の処理が行われた後には、図2(c)の経路603に示すとおり、送信元の伝送装置600-1からアウターリング102にNNIパケットが送出され、伝送装置600-2、600-3を経て伝送装置600-4に転送される。
【0050】
図5は上記した本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の前提技術を実現する際に使用する伝送装置の他の構成例を示すブロック図である。図5に示す伝送装置900は、リンクモニタ110、111と、Wrap スイッチ140、141と、フレーム変換部150と、逆フレーム変換部152と、Agg-Packetスイッチ930、931と、障害情報収集&障害区間特定部940と、NNIフォワーディングテーブル920と、Trb-NNIスイッチ910、911とから構成される。リンクモニタ110、111と、Wrap スイッチ 140、141と、フレーム変換部150と、逆フレーム変換部152の機能については従来例及び伝送装置500において既に詳細に説明しているので、ここでは省略し、新たに追加された部分とその周辺部についてのみ説明する。
【0051】
NNIフォワーディングテーブル920は、送信先NNIアドレスと出力ポートの対応表である。より具体的には、NNIフォワーディングテーブル920には、フレーム変換部150から出力されるNNIパケットの送信先NNIアドレスと、上記NNIパケットをインナーリング101により送信するのか、アウターリング102により送信するのかを示す情報とが対応付けて登録されている。
【0052】
Trb-NNIスイッチ910、911は、入力されるNNIパケットの送信先NNIアドレスとNNIフォワーディングテーブル920とを参照してNNIパケットを適切な出力ポートに送出する。
【0053】
Agg-Packetスイッチ 930、931は、Agg-Packetスイッチ 510、511とほぼ同様の機能を有しているが、共にフレーム変換部150のアドレス#Aを記憶しており、このアドレス#Aと一致するNNIパケットのみをTrb-NNIスイッチ911にドロップする点がAgg-Packetスイッチ510、511とは相違している。
【0054】
障害情報収集&障害区間特定部940は、障害情報収集&障害区間特定部520とほぼ同様の機能を有しているが、UNIフォワーディングテーブル170を書き換える代わりに、NNIフォワーディングテーブル920を書き換える点が障害情報収集&障害区間特定部520と相違している。
【0055】
障害情報収集&障害区間特定部940は、自伝送装置900内のリンクモニタ110、111が障害を検出した場合は、図3の流れ図に示す処理を行う。
【0056】
また、障害情報収集&障害区間特定部940は、他の伝送装置からのリング網障害情報通知パケットを受信した場合は、ステップS83の処理を除き、図4の流れ図に示す処理と同様の処理を行う。ステップS83の代わりに、障害情報収集&障害区間特定部940は、自伝送装置からリング網に入力するNNIパケットであって、かつ障害区間を経由するNNIパケットの送信リングを障害発生前とは逆にするために、NNIフォワーディングテーブル920の書き換え処理を行う。その結果、障害区間を経由して転送されるNNIパケットは、NNIフォワーディングテーブル920を参照するTrb-NNIスイッチ911において障害前とは逆の出力ポートへ転送される。
【0057】
トリビュタリポート103-INから入力されるパケットが既にフレーム変換されているNNIパケットであれば、フレーム変換部150、逆フレーム変換部152は不要である。このとき、Agg-Packetスイッチ 930、931は、Trb -NNIスイッチ 910 から入力されるNNIパケットの送信元NNIアドレスを学習して記憶する。
【0058】
図2の各伝送装置600-1〜600-6として図5示す伝送装置900を用いて場合も、プロテクションプロセス自体は、図1の伝送装置500を用いた場合と同一となり、NNIパケットは、障害発生直後は図2(b)の経路602に示すとおりの経路でプロテクションされ、その後、図2(c)の経路603に示す経路でプロテクションされる。
【0059】
なお、以上の説明では、Wrapスイッチ140、141の動作モードの切り替えが、障害情報収集&障害区間特定部520で行われるとしたが、リンクモニタ110、111によって行われても良い。
【0060】
【本発明の第の実施の形態】
図6は、上記した本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置の構成例を示すブロック図である。
【0061】
図6に示す伝送装置1000は、Wrap検出器1010、1011が付加されている点および障害情報収集&障害区間特定部520の代わりに障害情報収集&障害区間特定部1020を備えている点が図1に示した伝送装置500と相違している。以下ではWrap検出器1010、1011と、それに関連する部分の動作のみを説明し、それ以外の部分の動作は、前提技術の動作説明および従来技術の動作説明を参照されたい。
【0062】
Wrap検出器1010は、フレーム変換部151で付与される送信元NNIアドレス#Bを記憶し、インナーリングの入力リンク101-INから入力されるNNIパケットの送信元/送信先NNIアドレスを参照する。その送信元NNIアドレスがフレーム変換部151で付与されるNNIアドレス#Bと一致した場合、上記NNIパケットは、リング内の他の伝送装置でWrapされたと判断し、その送信先NNIアドレスへの送信リングを逆方向に変更するためにUNIフォワーディングテーブル170を更新する。それ以降、送信元伝送装置からその送信先伝送装置へのNNIパケットは、これまでとは逆向きのリングに転送される。
【0063】
同様にWrap検出器1011は、フレーム変換部150で付与される送信元NNIアドレス#Aを記憶し、アウターリングの入力リンク102-INから入力されるNNIパケットの送信元/送信先NNIアドレスを参照する。その送信元NNIアドレスがフレーム変換部150で付与されるNNIアドレス#Aと一致した場合、上記NNIパケットは、リング内の他の伝送装置でWrapされたと判断し、その送信先NNIアドレスへの送信リングを逆方法に変更するためにUNIフォワーディングテーブル170を更新する。それ以降、送信元伝送装置からその送信先伝送装置へのNNIパケットは、これまでとは逆向きのリングに転送される。
【0064】
障害情報収集&障害区間特定部1020は、UNIフォワーディングテーブル170の書き換え機能を備えていない点以外は、障害情報収集&障害区間特定部520と同様の機能を備えている。
【0065】
次に、図2、図6を参照して本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態について説明する。ここで、図2の各伝送装置600-1〜600-6の構成は、図6の伝送装置1000と同一とする。
【0066】
伝送装置600-5内のリンクモニタ110が、インナーリング101のリンク101-5の障害を検出すると、障害情報収集&障害区間特定部1020は、NNIパケットがインナーリング101側に折り返されるように、Wrapスイッチ141をWrapモードに切り換えると共に、リンク101-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットをインナーリング101に送出する(図3、ステップS71〜73)。このリング網障害情報通知パケットは、伝送装置600-4、600-3、600-2、600-1を介して伝送装置600-6に送られる。
【0067】
伝送装置600-4、600-3、600-2、600-1内の障害情報収集&障害区間特定部1020は、リング網障害情報通知パケットに基づいて障害区間を特定し、その障害区間が自伝送装置と隣接していないことから、リング網障害情報通知パケットを次の伝送装置へ送信する(図7、ステップS111、S112がNO、S113)。また、伝送装置600-6内の障害情報収集&障害区間特定部1020は、障害区間が自伝送装置と隣接しているので、Wrapスイッチ140をWrapモードにし、NNIパケットがアウターリング側に折り返されるようにすると共に、リング網障害情報通知パケットをスケルチする(ステップS111、S112がYES、S114、S115)。
【0068】
一方、伝送装置600-6内のリンクモニタ111が、アウターリング102の入力リンク102-5の障害を検出すると、障害情報収集&障害区間特定部1020は、Wrapスイッチ140をWrapモードにし、更に、入力リンク102-5に障害が発生したことを示すリング網障害情報通知パケットをアウターリング102に送出する(図3、ステップS71、S74、S75)。このリング網障害情報通知パケットは、伝送装置600-1、600-2、600-3、600-4を介して伝送装置600-5へ送られる。
【0069】
伝送装置600-1、600-2、600-3、600-4内の障害情報収集&障害区間特定部1020は、リング網障害情報通知パケットに基づいて障害箇所を特定し、その障害区間が自伝送装置と隣接していないことから、リング網障害情報通知パケットを次の伝送装置に送信する(図7、ステップS111、S112がNO、S113)。また、伝送装置600-5内の障害情報収集&障害区間特定部1020は、障害区間が自伝送装置と隣接しているので、Wrapスイッチ141をWrapモードにし、その後、リング網障害情報通知パケットをスケルチする(ステップS111、S112がYES、S114、S115)。
【0070】
この一連のプロテクションプロセスの結果、障害検出直後は、図2(b)の経路602に示すように、端末610から伝送装置600-1を介してインナーリング101へ転送されたNNIパケットは、伝送装置600-6においてアウターリング102に折り返され、伝送装置600-1〜600-3を経て伝送装置600-4でUNIパケットに変換されて端末611へ転送される。このNNIパケットがアウターリング102から伝送装置600-1に入力された時、伝送装置600-1のWrap検出器1011がNNIパケットの送信元NNIアドレスからWrapされたことを検出し(図8、ステップS121がYES)、その送信先NNIアドレスを有するNNIパケットのフォワーディング方向をインナーリング101からアウターリング102へ変更するためにUNIフォワーディングテーブル170を書き換えると共に、NNIパケットをAgg-Packetスイッチ 511に送信する(ステップS122、S123)。UNIフォワーディングテーブル170が書き換えられた以降は、図2(c)の経路602に示す経路を用いてNNIパケットが転送される。
【0071】
図9は、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置の他の構成例を示すブロック図である。同図に示す伝送装置1300は、リンクモニタ110、111と、Wrap スイッチ140、141と、フレーム変換部150と、逆フレーム変換部152と、Agg-Packetスイッチ930、931と、障害情報収集&障害区間特定部1020と、NNIフォワーディングテーブル920と、Trb-NNIスイッチ1320、911とから構成される。ここで、Trb-NNIスイッチ1320及びWrap検出器1310、1311以外は、既に説明しているので、ここでは、Trb-NNIスイッチ1320及びWrap検出器1310、1311についてのみ説明する。
【0072】
Trb-NNIスイッチ1320は、入力されるNNIパケットの送信先NNIアドレスとNNIフォワーディングテーブル920とを参照してNNIパケットを適切な出力ポートに送出する。そのとき、転送するNNIパケットに、送信先リングに対応する識別子(インナーリングであるのか、アウターリングであるのかを示す識別子)を付加する。
【0073】
Wrap検出器1310は、フレーム変換部150で付与される送信元NNIアドレス#Aを記憶すると共に、自Wrap検出器1310がインナーリング側のWrap検出器であることを認識している。インナーリングの入力リンク101-INからNNIパケットが入力されると、それに付加されている送信元NNIアドレスと、送信先NNIアドレスと、インナーリングであるのかアウターリングであるのかを示す識別子とを抽出する。そして、抽出した送信元NNIアドレスがフレーム変換部150で付加されるアドレス#Aと等しく、且つ識別子がアウターリングを示している場合は、上記NNIパケットは、リング内の他の伝送装置でWrapされたと判断し、その送信先NNIアドレスへの送信リングを逆方向に変更するためにNNIフォワーディングテーブル920を更新する。それ以降、送信元伝送装置からその送信先伝送装置へのNNIパケットは、これまでとは逆向きのリングに転送される。
【0074】
同様にWrap検出器1311は、フレーム変換部150で付与される送信元NNIアドレス#Aを記憶すると共に、自Wrap検出器1311がアウターリング側のWrap検出器であることを認識している。アウターリングの入力リンク102-INからNNIパケットが入力されると、それに付加されている送信元NNIアドレスと、送信先NNIアドレスと、インナーリングであるのかアウターリングであるのかを示す識別子とを抽出する。そして、抽出した送信元NNIアドレスがフレーム変換部150で付加されるアドレス#Aで、且つ識別子がインナーリングを示している場合は、上記NNIパケットは、リング内の他の伝送装置でWrapされたと判断し、その送信先NNIアドレスへの送信リングを逆方向に変更するため、NNIフォワーディングテーブル920を更新する。それ以降、送信元伝送装置からその送信先伝送装置へのNNIパケットは、これまでとは逆向きのリングに転送される。
【0075】
図2の各伝送装置600-1〜600-6を、図9の伝送装置1300を用いて構成した場合も、プロテクションプロセス自体は、図6の伝送装置1000を用いた場合と同一となり、NNIパケットは、障害発生直後は図2(b)の経路602でプロテクションされ、その後図2(c)の経路603でプロテクションされる。
【0076】
なお、伝送装置1300において、トリビュタリポート103-INからNNIパケットが入力される場合、フレーム変換部150と逆フレーム変換部152は不要となる。また、上述した説明では、Wrapスイッチ140、141の切り替えが障害情報収集&障害区間特定部520によって行われるとしたが、リンクモニタ110、111によって行われてもよい。このように、本実施の形態によっても、障害発生直後を除きWrapによるネットワーク効率劣化を回避することができる。
【0077】
【本発明の第の実施の形態】
図10は、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置の構成例を示すブロック図である。図10に示した伝送装置1400は、図1に示した伝送装置500に、スケルチ回路1410、1411と、Loop検出器1420、1421とを追加した構成になっている。以下の説明では、既に述べている構成要素については説明を省略し、新たに付加した構成要素とその周辺部のみについて説明する。
【0078】
Loop検出器1420、1421は、それぞれフレーム変換部150、151がNNIパケットに付与するアドレス#A、#Bを内部に保持している。また、Loop検出器1420、1421は、それぞれリンクモニタ110、111から入力されるNNIパケットの送信元NNIアドレス、送信先NNIアドレスを認識する機能や、保持しているアドレス#A、#BとNNIパケットの送信元NNIアドレスとに基づいて上記NNIパケットの送信元が自伝送装置であるか否かを判定する機能や、上記NNIパケットの送信元が自伝送装置であると判定した場合、スケルチ回路1410、1411に対して上記NNIパケットの送信先NNIアドレスと同一の送信先NNIアドレスを有するNNIパケットのスケルチを指示する機能を有する。
【0079】
スケルチ回路1410、1411は、Loop検出器1420、1421の指示に従って特定の送信先NNIアドレスを有するNNIパケットをスケルチする機能を有する。
【0080】
Loop検出器1420は、リンクモニタ110からNNIパケットが入力されると、その送信元NNIアドレスと送信先NNIアドレスとを認識する(図11、ステップS151)。その後、Loop検出器1420は、保持しているアドレス#Aと上記NNIパケットの送信元NNIアドレスとが一致しているか否かを判断することにより、上記NNIパケットが自伝送装置を送信元にするNNIパケットであるか否かを判定する(ステップS152)。言い換えれば、上記NNIパケットの送信先となる伝送装置が存在するか否かを判定する。そして、自伝送装置が送信元でないと判定した場合は、NNIパケットをAgg-Packetスイッチ 510に出力する(ステップS152がNO、S155)。これに対して、自伝送装置が送信元であると判定した場合は、ステップS151で認識している上記NNIパケットの送信先NNIアドレスをスケルチ回路1410に通知し、上記送信先NNIアドレスを有するNNIパケットのスケルチを指示する(ステップS152がYES、S153、S154)。また、Loop検出器1421も、同様の処理を行う。
【0081】
スケルチ回路1410は、フレーム変換部150からNNIパケットが入力されると、そのNNIパケットの送信先NNIアドレスがLoop検出器1420から通知されているアドレスと一致するか否かを判定する(図12、ステップS161)。そして、一致する場合(ステップS161がYES)は、上記NNIパケットをスケルチし(ステップS162)、一致しない場合(ステップS161がNO)は、上記NNIパケットをAgg-Packetスイッチ 510に出力する(ステップS163)。また、スケルチ回路1411もスケルチ回路1410と同様の処理を行う。
【0082】
次に、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態について説明する。図13は伝送装置1700-1〜1700-6をリング状に接続した2ファイバリングを示している。なお、各伝送装置1700−1〜1700−6は、伝送装置1400と同一構成を有している。
【0083】
図13(a)の経路1701に示す通り、障害発生前には端末1710から送出されたUNIパケットが伝送装置1700-1においてNNIパケットに変換され、インナーリング101を介して伝送装置1700-4に転送された後、再びUNIパケットに変換されて伝送装置1700-4に接続された端末1711へ転送されていると仮定する。
【0084】
伝送装置1700-4に隣接する伝送装置1700-3、1700-5のリンクモニタ110、111は、障害を検出すると障害情報収集&障害区間特定部520に通知する。伝送装置1700-3、1700-5の障害情報収集&障害区間特定部520は、Wrap スイッチ 140、141を切り替えてWrapするとともに、インナーリング101、アウターリング102へリング網障害情報通知パケットを送出し、リング内のすべての伝送装置に障害発生を通知する。
【0085】
その結果、図13(b)の経路1702に示すように、伝送装置1700-1からインナーリング101を経て伝送装置1700-4へ送出されたNNIパケットは、伝送装置1700-5においてWrapされ、アウターリング102を用いて伝送装置1700-6、1700-1、1700-2を経て伝送装置1700-3へ転送される。NNIパケットは、伝送装置1700-3で再びWrapされインナーリング101を用いて伝送装置1700-2を経て伝送装置1700-1に転送される。このとき、伝送装置1700-1のLoop検出器1421は受信したNNIパケットの送信元NNIアドレスがフレーム変換部150で与えられるNNIアドレスと一致していることから、そのNNIパケットをスケルチすると共に、その送信先NNIアドレス宛のNNIパケットをスケルチするようスケルチ回路1410に通知する。スケルチ回路1410は、これ以降に入力されるその送信先NNIアドレス宛のNNIパケットをスケルチする。
【0086】
同様な手法を用いれば、図13(c)に示すようにリンク101-3、101-4、102-3、102-4において多重障害が発生して伝送装置1700-4が孤立している場合のプロテクション方法についても伝送装置障害と同様に送信したNNIパケットがリング内を一周するとそのNNIパケットをスケルチするとともにこれ以降に発生する送信先伝送装置が存在しないNNIパケットをスケルチしてリング網内に入れない。同じような状況は、障害の有無に関わらず、リング内に存在しない送信先NNIアドレスを与えられた場合にも起こり得る。この場合にもNNIパケットが一周した時点でスケルチすることにより無用なトラヒックの増加を防ぐことができる。もちろん、図13において、図2(b)と同様な伝送媒体障害が発生した場合は、前提技術、第1の実施の形態と同様なプロテクションプロセスが実行される。
【0087】
図14は、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の参考技術で使用する伝送装置の他の構成例を示すブロック図である。図14に示す伝送装置1800は、Loop検出器1420、1421が排除されている点、および障害情報収集&障害区間特定部520の代わりに障害情報収集&スケルチ判定部1810を備えている点が、図10に示した伝送装置1400と相違している。
【0088】
障害情報収集&スケルチ判定部1810は、障害情報収集&障害区間特定部520が備えている機能に加え、伝送装置障害あるいは多重障害によってUnreachableとなる伝送装置が存在するか否かを判別する機能や、スケルチ回路1410、1411に対してスケルチするNNIパケットの送信先アドレスを通知する機能を備えている。
【0089】
伝送装置1800内の障害情報収集&スケルチ判定部1810は、リンクモニタ110、111から入力リンク101-IN、102-INに障害が発生したことが通知されると、リングの接続状態を示すリング接続マップを更新する(図15、ステップS191)。その後、障害情報収集&スケルチ判定部1810は、リング接続マップの内容に基づいて、伝送装置障害あるいは多重障害によってUnreachableとなる伝送装置が発生したか否かを調べる(ステップS192)。そして、Unreachableとなる伝送装置が発生したと判断した場合は、スケルチ回路1410、1411に対して上記伝送装置のNNIアドレスをスケルチするNNIパケットの送信先NNIアドレスとして通知する(ステップS193)。その後、障害情報収集&スケルチ判定部1810は、図3のステップS71〜S75と同様の処理を行う(ステップS194)。なお、ステップS192で、Unreachableとなる伝送装置が発生していないと判断した場合は、直ちにステップS194の処理を行う。
【0090】
また、伝送装置1800内の障害情報収集&スケルチ判定部1810は、リングを構成する他の伝送装置からリング網障害情報通知パケットを受信した場合は、障害箇所を特定すると共に、リング接続マップを更新する(図16、ステップS201)。その後、リング接続マップの内容に基づいてUnreachableとなる伝送装置が発生したか否かを調べる(ステップS202)。そして、Unreachableとなる伝送装置が発生した場合は、スケルチ回路1410、1411に対して上記伝送装置のNNIアドレスを、スケルチするNNIパケットの送信先アドレスとして通知する(ステップS203)。その後、障害情報収集&スケルチ判定部1810は、図4のステップS82〜S86と同様の処理を行う(ステップS204)。なお、ステップS202で、Unreachableとなる伝送装置が発生していないと判断した場合は、直ちにステップS204の処理を行う。
【0091】
スケルチ回路1410、1411は、Trb-NNIスイッチ910から入力されるNNIパケットの内、送信先NNIアドレスが、障害情報収集&スケルチ判定部1810から通知されたNNIアドレスのパケットをスケルチする。
【0092】
スケルチ回路1410、1411で特定の送信先NNIアドレスのスケルチ状態は、障害情報収集&スケルチ判定部1810で障害状況がなくなったことを確認した場合、あるいはネットワークマネージメントシステム(図示せず)によって通知された場合、あるいは、受信したNNIパケットの送信元NNIアドレスがスケルチ指定されたNNIアドレスと一致した場合、あるいはある時間の経過後に解除される。
【0093】
図13の各伝送装置1700-1〜1700-6を、図14の伝送装置1800を用いて構成した場合も、プロテクションプロセス自体は、図10の伝送装置1400を用いた場合と同一になる。このように本実施の形態では、伝送装置障害/多重障害によって送信先伝送装置がなくなった場合あるいはリング網から切り離された場合において、その送信先伝送装置行きのNNIパケットをスケルチすることができ、効率的なプロテクションを実現することができる。
【0094】
【本発明の第の実施の形態】
図17は、本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置の構成例を示したブロック図である。
【0095】
図17に示す伝送装置2100は、図10に示した伝送装置1400と、UNI-NNI ARP 2110が追加されている点、Agg-Packetスイッチ 510、511の代わりにAgg-Packetスイッチ 2120、2121を備えている点、及びフレーム変換部150、151の代わりにフレーム変換部2130、2131を備えている点が相違している。
【0096】
Agg-Packetスイッチ 2120、2121は、Agg-Packetスイッチ 510、511が備えている機能に加え、リンクモニタ110、111を介して入力される迂回経路探索パケット及び迂回経路探索応答パケットをUNI-NNI ARP 2110に送信する機能や、UNI-NNI ARP 2110から送られてくる迂回経路探索パケットや迂回経路探索応答パケットをWrapスイッチ140、141に出力する機能を備えている。
【0097】
UNI-NNI ARP2110は、伝送装置障害あるいは多重障害によりスケルチされることになった伝送装置を経て転送されていたUNIパケットの迂回経路を探索する機能を有する。より具体的には、UNI-NNI ARP2110は、スケルチされることになったUNIパケットの送信先UNIアドレスと、送信元NNIアドレスとを含む迂回経路探索パケットをインナーリング101-OUTあるいはアウターリング102-OUTを経てブロードキャストする機能や、迂回経路探索パケットの受信時、トリビュタリポート103に、迂回経路探索パケット中の送信先UNIアドレスに一致する端末あるいは伝送装置が接続されているか否かを確認し、その結果を迂回経路探索応答パケットとして返送する機能や、迂回経路探索応答パケットの受信時、UNIパケットの転送先端末を接続している伝送装置のNNIアドレスを1つに絞り、スケルチ対象になっているNNIパケットの送信先NNIアドレスを上記1つに絞ったNNIアドレスに変更して転送することを指示する機能を有する。
【0098】
フレーム変換部2130、2131は、フレーム変換部150、151が備えている機能に加え、UNI-NNI ARP2110からの指示に従って、スケルチ対象となっているNNIパケットを、スケルチ対象外の送信先NNIアドレスを有するNNIパケットに変換する機能を有する。
【0099】
次に、図18、図19を参照して本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態について説明する。なお、図18の各伝送装置2100-1〜2100-6は、図17に示した伝送装置2100と同一構成を有するものである。また、障害発生前には図18(a)に示す通り、端末2210から端末2211へのUNIパケットは、経路2201により転送されているとする。すなわち、端末2210から端末2211へのUNIパケットは、伝送装置2100-1でNNIパケットに変換された後、インナーリング101に出力され、伝送装置2100-6、2100-5、2100-4を経由して現用ポート401から端末2211へ転送されているとする。
【0100】
伝送装置2100-4に障害が発生した場合、図18(b)の経路2202に示す通り、伝送装置2100-1から出力されたNNIパケットはリング網内を一周して、伝送装置2100-1に入力される。伝送装置2100-1内のLoop検出器1420は、そのことを検出すると、スケルチ回路1410に対して、伝送装置2100-4のNNIアドレスを送信先NNIアドレスとしているNNIパケットのスケルチを指示する。これ以降、伝送装置2100-1から伝送装置2100-4へのNNIパケットは、伝送装置2100-1内のスケルチ回路1410によってスケルチされる。
【0101】
伝送装置2100-1のUNI-NNI ARP 2110は、Loop検出器1420がスケルチ回路1410に対して指示を出すと、直ちに或いは一定時間が経過した後、図20の流れ図に示す処理を開始し、先ず、端末2211のUNIアドレスを含む迂回経路探索パケットをブロードキャストする(ステップS241)。この迂回経路探索パケットは、図19(c)の経路2203に示す通り、伝送装置2100-2、2100-3、2100-5、2100-6へ転送される。
【0102】
各伝送装置2100-2、2100-3、2100-5、2100-6内のUNI-NNI ARP 2110は、迂回経路探索パケットを受信すると、図21の流れ図に示すように、自伝送装置から指定されたUNIアドレスへ到達可能か否かを判定し(ステップS251)、その判定結果を迂回経路探索応答パケットを用いて図19(d)に示す経路2204で伝送装置2100-1へ通知する(ステップS252、S253)。すなわち、到達可能であると判定した場合(ステップS251がYES)は、到達可能を示す迂回経路探索応答パケットを伝送装置2100-1へ送信し(ステップS252)、到達不可能であると判定した場合(ステップS251がNO)は、到達不可能を示す迂回経路探索応答パケットを伝送装置2100-1へ送信する(ステップS253)。図18、図19の例の場合は、伝送装置2100-3のみが「到達可能」を示す迂回経路探索応答パケットを送信し、他の伝送装置2100-2、2100-5、2100-6は、「到達不可能」を示す迂回経路探索応答パケットを送信することになる。
【0103】
伝送装置2100-1内のUNI-NNI ARP2110は、各伝送装置2100-2、2100-3、2100-5、2100-6からの迂回経路探索応答パケットを受信すると、到達可能を示している迂回経路探索応答パケットがあるか否か、すなわち迂回経路が存在するか否かを判定する(図20、ステップS242、S243)。
【0104】
迂回経路がない場合(ステップS243がNO)は、処理終了となる。これに対して、迂回経路が存在する場合(ステップS243がYES)は、「到達可能」を示している迂回経路探索応答パケットの送信元伝送装置の内の1つを選択する(ステップS244)。図18、図19の例の場合は、伝送装置2100-3が選択されることになる。その後、UNI-NNI ARP 2110は、フレーム変換部2130に対して、UNIパケットをNNIパケットに変換する際、UNIパケットに基づいて送信先NNIアドレスとして伝送装置2100-4のNNIアドレスが導出された場合、送信先NNIアドレスとして伝送装置2100-3のNNIアドレスを含むNNIパケットに変換することを指示する(ステップS245)。
【0105】
これ以後、端末2210から端末2211へのUNIパケットは、図19(e)に示す経路2205のように、伝送装置2100-1でNNIパケットに変換された後、伝送装置2100-2を経て伝送装置2100-3に送られ、そこでUNIパケットに逆変換され、予備ポート402、イーサネットスイッチ410を経て端末2211へと転送される。
【0106】
UNI-NNI ARP 2110は、迂回経路探索パケットを受信した時、該当するUNIアドレスに一致する端末あるいは伝送装置が存在しない場合には迂回経路探索応答パケットを送付しなくてもよい。また、迂回経路探索応答パケットを受信した結果UNIアドレスに一致する端末が複数の伝送装置に接続されていることがわかった場合、最もホップ数が少ない伝送装置あるいはコストが安い経路で転送できる伝送装置を選定し、そのNNIアドレスを転送先とするNNIパケットで転送する。迂回経路の再探索は、ある程度の時間の経過した後、あるいはスケルチ対象のNNIアドレスを転送先とするUNIアドレスを検出したときである。
【0107】
同様なプロテクション方法を実現する伝送装置は、図17の構成に限らず、図10、図14の伝送装置1400、1800にUNI-NNI ARP 2110を配置することによって実現できる。図10の伝送装置1400の場合、UNI-NNI ARP 2110の迂回経路探索応答パケットは、Trb-UNIスイッチ160、161から送受信される。送信リングが従来経路とは異なる場合には、UNIフォワーディングテーブル170を書き換えてTrb-UNIスイッチ160の出力ポートを変更する。また、図14の伝送装置1800の迂回経路探索/探索応答パケットは、Trb-NNIスイッチ910、911から送受信される。送信リングが従来経路とは異なる場合には、NNIフォワーディングテーブル920を書き換えてTrb-NNIスイッチ910の出力ポートを変更する。
【0108】
このように障害によってUnreachableとなるUNIパケットが障害前に転送されていたNNIアドレス以外の経路を用いて迂回可能である場合に、その迂回経路を用いてプロテクションを実現することができる。
【0109】
なお、上述した実施の形態では説明しなかったが、伝送装置500、900、1000、1300、1400、1800、2100は、コンピュータによって実現することも可能である。この場合、コンピュータは、ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、各実施の形態で説明した処理を行う。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、インナーリングを介して送られてくるNNIパケットでも、アウターリングを介して送られてくるNNIパケットであっても、その送信先NNIアドレスが、自伝送装置に付与されている1つ或いは複数のNNIアドレスの何れかであれば、トリビュタリポートに出力するようにしているので、網資源を効率的に使用することが可能になる。
【0111】
また、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、障害の発生した入力リンクを示すリング網障害情報通知パケットを受信した場合、障害が発生する前は、上記入力リンク経由で送信していたNNIパケットの送信リングを、障害発生前とは逆リングにしたり、自伝送装置を送信元とするNNIパケットが折り返されて戻って来た場合、上記NNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にする、自伝送装置を送信元にするNNIパケットの送信リングをそれまでとは逆リングにするようにしているので、障害発生直後を除き、Wrapによるネットワーク効率の劣化を防止することができる。
【0112】
更に、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、自伝送装置を送信元とするNNIパケットがループして戻ってきた場合、上記NNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にする、自伝送装置を送信元にするNNIパケットをスケルチしたり、リング網障害情報通知パケットに基づいてUnreachableとなる伝送装置が発生したことを認識した場合、自伝送装置を送信元とし、且つ上記Unreachableとなった伝送装置のNNIアドレスを送信先NNIアドレスとしているNNIパケットをスケルチするようにしているので、無用なトラヒックの増加を防ぐことができる。
【0113】
また、本発明のリング網におけるパケットプロテクション方法は、迂回経路探索パケットを用いて、迂回経路を探索するようにしているので、リング網におけるプロテクション効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の前提技術に使用する伝送装置500の構成例を示すブロック図である。
【図2】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の前提技術を説明するための図である。
【図3】 障害情報収集&障害区間特定部520の処理例を示す流れ図である。
【図4】 障害情報収集&障害区間特定部520の処理例を示す流れ図である。
【図5】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の前提技術に使用する伝送装置900の構成例を示すブロック図である。
【図6】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置の構成例を示すブロック図である。
【図7】 障害情報収集&障害区間特定部1020の処理例を示す流れ図である。
【図8】 Wrap検出器1010、1011の処理例を示す流れ図である。
【図9】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置の構成例1300を示すブロック図である。
【図10】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置1400の構成例を示すブロック図である。
【図11】 Loop検出器1420、1421の処理例を示す流れ図である。
【図12】 スケルチ回路1410、1411の処理例を示す流れ図である。
【図13】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を説明するための図である。
【図14】 送装置1800の構成例を示すブロック図である。
【図15】 障害情報収集&スケルチ判定部1810の処理例を示す流れ図である。
【図16】 障害情報収集&スケルチ判定部1810の処理例を示す流れ図である。
【図17】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を実現する際に使用する伝送装置2100の構成例を示すブロック図である。
【図18】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を説明するための図である。
【図19】 本発明にかかるリング網におけるパケットプロテクション方法の第の実施の形態を説明するための図である。
【図20】 UNI-NNI ARP2110の処理例を示す流れ図である。
【図21】 UNI-NNI ARP2110の処理例を示す流れ図である。
【図22】 従来の伝送装置100の構成例を示すブロック図である、
【図23】 従来のパケットプロテクション方法を説明するための図である。
【図24】 伝送装置障害及び多重障害時の従来のプロテクション方法を説明するための図である。
【図25】 端末とDaul Homingされた伝送装置の障害に対する従来法のプロテクションを示した図である。
【符号の説明】
100…伝送装置
110、111…リンクモニタ
120…障害情報収集部
130、131…Add/Drop
140、141…Wrapスイッチ
150、151…フレーム変換部
152、153…逆フレーム変換部
160、161…Trb-UNIスイッチ
170…UNIフォワーディングテーブル
101…インナーリング
101-1〜101-6、102-1〜102-6…リンク
102…アウターリング
210、211…端末
401…現用ポート
402…予備ポート
410…イーサネットスイッチ
500…伝送装置
510、511…Agg-Packetスイッチ
520…障害情報収集&障害区間特定部
900…伝送装置
910、911…Trb-NNIスイッチ
920…NNIフォワーディングテーブル
930、931…Agg-Packetスイッチ
1000…伝送装置
1010、1011…Wrap検出器
1020…障害情報収集&障害区間特定部
1300…伝送装置
1310、1311…Wrap検出器
1320…Trb-NNIスイッチ
1400…伝送装置
1410、1411…スケルチ回路
1420、1421…Loop検出器
1800…伝送装置
1810…障害情報収集&スケルチ判定部
2100…伝送装置
2110…UNI-NNI ARP
2120、2121…Agg-Packetスイッチ
2130、2131…フレーム変換部

Claims (10)

  1. トリビュタリポートを有する複数の伝送装置が、パケット転送方向を異にするインナーリングとアウターリングとによってリング状に接続されたリング網におけるパケットプロテクション方法であって、
    障害が発生したリンクと接続されている2つの伝送装置の内の、前記リンクを出力リンクとしている伝送装置が、前記障害の発生したリンクを経由するNNIパケットの送信リングを逆リングに折り返し、
    前記各伝送装置が、自伝送装置に付与されている1つ或いは複数のNNIアドレスの内の何れか1つを送信先NNIアドレスとしているNNIパケットを受信した場合、それが前記インナーリングを介して送られてきたものであっても、前記アウターリングを介して送られてきたものであっても、自伝送装置が備えているトリビュタリポートに出力し、
    前記各伝送装置が、受信した NNI パケットが、他の伝送装置によって折り返された自伝送装置を送信元とする NNI パケットであると判定した場合、自伝送装置を送信元とし且つ前記受信した NNI パケットと送信先 NNI アドレスを同一にする NNI パケットの送信リングを逆リングに変更することを特徴とするリング網におけるパケットプロテクション方法。
  2. トリビュタリポートを有する複数の伝送装置が、パケット転送方向を異にするインナーリングとアウターリングとによってリング状に接続されたリング網におけるパケットプロテクション方法であって、
    障害が発生したリンクと接続されている2つの伝送装置の内の、前記リンクを出力リンクとしている伝送装置が、前記障害の発生したリンクを経由する NNI パケットの送信リングを逆リングに折り返し、
    前記各伝送装置が、自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つを送信先 NNI アドレスとしている NNI パケットを受信した場合、それが前記インナーリングを介して送られてきたものであっても、前記アウターリングを介して送られてきたものであっても、自伝送装置が備えているトリビュタリポートに出力し、
    障害が発生したリンクと接続されている2つの伝送装置の内の、前記リンクを入力リンクとしている伝送装置が、前記入力リンクを構成要素としていないリングを介して入力されるNNIパケットを前記入力リンクを構成要素とするリングに折り返し、
    前記各伝送装置が、受信したNNIパケットが自伝送装置を送信元とし、且つループされて戻ってきたループNNIパケットであると判定した場合、それ以後は、自伝送装置を送信元とし且つ前記NNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にするNNIパケットをスケルチすることを特徴とするリング網におけるパケットプロテクション方法。
  3. トリビュタリポートを有する複数の伝送装置が、パケット転送方向を異にするインナーリングとアウターリングとによってリング状に接続されたリング網におけるパケットプロテクション方法であって、
    障害が発生したリンクと接続されている2つの伝送装置の内の、前記リンクを出力リンクとしている伝送装置が、前記障害の発生したリンクを経由する NNI パケットの送信リングを逆リングに折り返し、
    前記各伝送装置が、自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つを送信先 NNI アドレスとしている NNI パケットを受信した場合、それが前記インナーリングを介して送られてきたものであっても、前記アウターリングを介して送られてきたものであっても、自伝送装置が備えているトリビュタリポートに出力し、
    障害が発生したリンクと接続されている2つの伝送装置の内の、前記リンクを入力リンクとしている伝送装置が、前記入力リンクを構成要素としていないリングを介して入力されるNNIパケットを前記入力リンクを構成要素とするリングに折り返し、
    前記各伝送装置が、トリビュタリポートを介して入力された送信先UNIアドレスを含むUNIパケットを、送信先NNIアドレスを含むNNIパケットに変換して前記アウターリング或いはインナーリングに送出し、
    前記各伝送装置が、リング網の状態が或る送信先UNIアドレスを含むUNIパケットを送信不可能な状態になったと判断した場合、他の伝送装置に対して前記或る送信先UNIアドレスを含む迂回経路探索パケットを送信し、
    該迂回経路探索パケットを受信した各伝送装置が、それぞれ前記迂回経路探索パケットに含まれている送信先UNIアドレスを有する端末或いは網に接続されているか否を判定し、その判定結果を含む迂回経路探索応答パケットを前記迂回経路探索パケットの送信元の伝送装置に返送し、
    前記迂回経路探索応答パケットを受信した伝送装置は、それ以後は、前記送信先UNIアドレスを含むUNIパケットをNNIパケットに変換する際、該NNIパケットの送信先NNIアドレスを、前記送信先UNIアドレスを有する端末或いは網が接続されていることを示す迂回経路探索応答パケットの返信元の伝送装置の内の、何れか1つの伝送装置に付与されているNNIアドレスとすることを特徴とするリング網におけるパケットプロテクション方法。
  4. インナーリングの入力リンク及び出力リンクと、アウターリングの入力リンク及び出力リンクとに接続されると共に、トリビュタリポートを備えた伝送装置であって、
    前記インナーリングの入力リンクの障害を検出する第1のリンクモニタと、
    前記アウターリングの入力リンクの障害を検出する第2のリンクモニタと、
    パスモード時には、前記インナーリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記インナーリングの出力リンクに出力し、 Wrap モード時には、前記インナーリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記アウターリングの出力リンクに出力する第1の Wrap スイッチと、
    パスモード時には、前記アウターリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記アウターリングの出力リンクに出力し、 Wrap モード時には、前記アウターリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記インナーリングの出力リンクに出力する第2の Wrap スイッチと、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスを保持し、前記インナーリングの入力リンクを介して入力された NNI パケットの送信先 NNI アドレスが、前記自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つである場合、前記 NNI パケットを前記トリビュタリポートに出力する第1の Agg-Packet スイッチと、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスを保持し、前記アウターリングの入力リンクを介して入力された NNI パケットの送信先 NNI アドレスが、前記自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つである場合、前記 NNI パケットを前記トリビュタリポートに出力する第2の Agg-Packet スイッチと、
    前記第1のリンクモニタ或いは前記第2のリンクモニタによって障害が検出された場合、障害箇所を示すリング網障害情報通知パケットを、前記インナーリングの出力リンク或いは前記アウターリングの出力リンクに出力し、前記インナーリングの入力リンク或いはアウターリングの入力リンクを介してリング網障害情報通知パケットが入力された場合、前記リング網障害情報通知パケットが、自伝送装置と接続されているインナーリングの出力リンクに障害が発生していることを示していれば、前記第1の Wrap スイッチを Wrap モードに変更し、前記リング網障害情報通知パケットが、自伝送装置と接続されているアウターリングの出力リンクに障害が発生していることを示していれば、前記第2の Wrap スイッチを Wrap モードに変更する障害情報収集&障害区間特定部とを備え、
    前記第1、前記第2のAgg-Packetスイッチ が、第1、第2のNNIアドレスの両方を保持する構成を有し、且つ、
    入力されるUNIパケットを、前記第1のNNIアドレスを送信元NNIアドレスとして含むNNIパケットに変換し、該変換後のNNIパケットを前記第1のWrapスイッチを介して前記インナーリングの出力リンクに出力する第1のフレーム変換部と、
    入力されるNNIパケットを、前記第2のNNIアドレスを送信元NNIアドレスとして含むNNIパケットに変換し、該変換後のNNIパケットを前記第2のWrapスイッチを介して前記アウターリングの出力リンクに出力する第2のフレーム変換部と、
    前記トリビュタリポートを介して入力されるUNIパケットの送信先UNIアドレスと、該UNIパケットを変換したNNIパケットの送信リングをアウターリングにするのか、インナーリングにするのかを示す情報とが対応して登録されたUNIフォワーディングテーブルと、
    前記トリビュタリポートからUNIパケットが入力された時、前記UNIフォワーディングテーブルを参照し、前記UNIパケットの送信先UNIアドレスと対応してインナーリングを示す情報が登録されている場合は、前記UNIパケットを前記第1のフレーム変換部に渡し、アウターリングを示す情報が登録されている場合は、前記UNIパケットを前記第2のフレーム変換部に渡すTrb-UNIスイッチと、
    前記インナーリングの入力リンクから入力されたNNIパケットが、前記アウターリングの出力リンクから出力された後、他の伝送装置によって折り返された折り返しNNIパケットであるか否かを判断し、折り返しNNIパケットであると判断した場合は、それ以後は、自伝送装置を送信元とするNNIパケットであって、且つ前記折り返しNNIパケットと送信先が同一のNNIパケットの送信リングがそれまでとは逆リングとなるように前記UNIフォワーディングテーブルを書き換える第1のWrap検出器と、
    前記アウターリングの入力リンクから入力されたNNIパケットが、前記インナーリングの出力リンクから出力された後、他の伝送装置によって折り返された折り返しNNIパケットであるか否かを判断し、折り返しNNIパケットであると判断した場合は、それ以後は、自伝送装置を送信元とするNNIパケットであって、且つ前記折り返しNNIパケットと送信先が同一のNNIパケットの送信リングがそれまでとは逆リングとなるように前記UNIフォワーディングテーブルを書き換える第2のWrap検出器とを備えたことを特徴とする伝送装置。
  5. インナーリングの入力リンク及び出力リンクと、アウターリングの入力リンク及び出力リンクとに接続されると共に、トリビュタリポートを備えた伝送装置であって、
    前記インナーリングの入力リンクの障害を検出する第1のリンクモニタと、
    前記アウターリングの入力リンクの障害を検出する第2のリンクモニタと、
    パスモード時には、前記インナーリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記インナーリングの出力リンクに出力し、 Wrap モード時には、前記インナーリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記アウターリングの出力リンクに出力する第1の Wrap スイッチと、
    パスモード時には、前記アウターリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記アウターリングの出力リンクに出力し、 Wrap モード時には、前記アウターリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記インナーリングの出力リンクに出力する第2の Wrap スイッチと、
    自伝送装置に付与されている NNI アドレスを保持し、前記インナーリングの入力リンクを介して入力された NNI パケットの送信先 NNI アドレスが、前記自伝送装置に付与されている NNI アドレスである場合、前記 NNI パケットを前記トリビュタリポートに出力する第1の Agg-Packet スイッチと、
    自伝送装置に付与されている NNI アドレスを保持し、前記アウターリングの入力リンクを介して入力された NNI パケットの送信先 NNI アドレスが、前記自伝送装置に付与されている NNI アドレスである場合、前記 NNI パケットを前記トリビュタリポートに出力する第2の Agg-Packet スイッチと、
    入力される UNI パケットを、自伝送装置に付与されている NNI アドレスを送信元 NNI アドレスとして含み且つ前記 UNI パケットの送信先 UNI アドレスに基づいて求めたアドレスを送信先 NNI アドレスを含む NNI パケットに変換するフレーム変換部と、
    該フレーム変換部から出力される NNI パケットの送信先 NNI アドレスと、該 NNI パケットを前記インナーリングにより送出するのか、前記アウターリングにより送出するのかを示す情報とが対応して登録された NNI フォワーディングテーブルと、
    前記フレーム変換部から NNI パケットが出力されたとき、該 NNI パケットの送信先 NNI アドレスと前記 NNI フォワーディングテーブルの内容とに基づいて前記 NNI パケットをインナ ーリングを用いて送信するのか、アウターリングを用いて送信するのかを判断し、インナーリングを用いて送信すると判断した場合は、前記 NNI パケットを前記第1の Wrap スイッチを介して前記インナーリングの出力リンクに出力し、アウターリングを用いて送信すると判断した場合は、前記 NNI パケットを前記第2の Wrap スイッチを介して前記アウターリングの出力リンクに出力する Trb-NNI スイッチと、
    記第1のリンクモニタ或いは前記第2のリンクモニタによって障害が検出された場合、障害箇所を示すリング網障害情報通知パケットを、前記インナーリングの出力リンク或いは前記アウターリングの出力リンクに出力し、前記インナーリングの入力リンク或いはアウターリングの入力リンクを介してリング網障害情報通知パケットが入力された場合、前記リング網障害情報通知パケットが、自伝送装置と接続されているインナーリングの出力リンクに障害が発生していることを示していれば、前記第1のWrapスイッチをWrapモードにし、前記リング網障害情報通知パケットが、自伝送装置と接続されているアウターリングの出力リンクに障害が発生していることを示していれば、前記第2のWrapスイッチをWrapモードにする障害情報収集&障害区間特定部と、
    前記インナーリングの入力リンクから入力されたNNIパケットが、前記アウターリングの出力リンクから出力された後、他の伝送装置によって折り返された折り返しNNIパケットであるか否かを判断し、折り返しNNIパケットであると判断した場合は、それ以後は、自伝送装置を送信元とするNNIパケットであって、且つ前記折り返しNNIパケットと送信先が同一のNNIパケットの送信リングがそれまでとは逆リングとなるように前記NNIフォワーディングテーブルを書き換える第1のWrap検出器と、
    前記アウターリングの入力リンクから入力されたNNIパケットが、前記インナーリングの出力リンクから出力された後、他の伝送装置によって折り返された折り返しNNIパケットであるか否かを判断し、折り返しNNIパケットであると判断した場合は、それ以後は、自伝送装置を送信元とするNNIパケットであって、且つ前記折り返しNNIパケットと送信先が同一のNNIパケットの送信リングがそれまでとは逆リングとなるように前記NNIフォワーディングテーブルを書き換える第2のWrap検出器とを備えたことを特徴とする伝送装置。
  6. インナーリングの入力リンク及び出力リンクと、アウターリングの入力リンク及び出力リンクとに接続されると共に、トリビュタリポートを備えた伝送装置であって、
    前記インナーリングの入力リンクの障害を検出する第1のリンクモニタと、
    前記アウターリングの入力リンクの障害を検出する第2のリンクモニタと、
    パスモード時には、前記インナーリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記インナーリングの出力リンクに出力し、 Wrap モード時には、前記インナーリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記アウターリングの出力リンクに出力する第1の Wrap スイッチと、
    パスモード時には、前記アウターリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記アウターリングの出力リンクに出力し、 Wrap モード時には、前記アウターリングの入力リンクから入力される NNI パケットを前記インナーリングの出力リンクに出力する第2の Wrap スイッチと、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスを保持し、前記インナーリングの入力リンクを介して入力された NNI パケットの送信先 NNI アドレスが、前記自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つである場合、前記 NNI パケットを前記トリビュタリポートに出力する第1の Agg-Packet スイッチと、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスを保持し、前記アウターリングの入力リンクを介して入力された NNI パケットの送信先 NNI アドレスが、前記自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つである場合、前記 NNI パケットを前記トリビュタリポートに出力する第2の Agg-Packet スイッチ と、
    前記第1のリンクモニタ或いは前記第2のリンクモニタによって障害が検出された場合、障害箇所を示すリング網障害情報通知パケットを、前記インナーリングの出力リンク或いは前記アウターリングの出力リンクに出力し、前記インナーリングの入力リンク或いは アウターリングの入力リンクを介してリング網障害情報通知パケットが入力された場合、前記リング網障害情報通知パケットが、自伝送装置と接続されているインナーリングの出力リンクに障害が発生していることを示していれば、前記第1の Wrap スイッチを Wrap モードに変更し、前記リング網障害情報通知パケットが、自伝送装置と接続されているアウターリングの出力リンクに障害が発生していることを示していれば、前記第2の Wrap スイッチを Wrap モードに変更する障害情報収集&障害区間特定部と、
    前記インナーリングの入力リンクに入力されたNNIパケットが、前記インナーリングの出力リンクから出力された後、ループされて戻ってきたループNNIパケットであるか否かを判断する第1のLoop検出器と、
    前記アウターリングの入力リンクに入力されたNNIパケットが、前記アウターリングの出力リンクから出力された後、ループされて戻ってきたループNNIパケットであるか否かを判断する第2のLoop検出器と、
    前記第1のLoop検出器或いは前記第2のLoop検出器でループNNIパケットであると判断された場合、それ以後は、自伝送装置を送信元とし、且つ送信先NNIアドレスを前記ループNNIパケットの送信先NNIアドレスと同一にするNNIパケットをスケルチするスケルチ回路とを備えたことを特徴とする伝送装置。
  7. 請求項記載の伝送装置において、
    リング網の状態が或る送信先UNIアドレスを含むUNIパケットを送信不可能な状態になったと判断した場合、他の伝送装置に対して前記或る送信先UNIアドレスを含む迂回経路探索パケットを送信し、迂回経路探索パケットを受信した場合、該迂回経路探索パケットに含まれている送信先UNIアドレスを有する端末或いは網に到達可能であるか否かを判定し、その判定結果を含む迂回経路探索応答パケットを前記インナーリング或いはアウターリングを介して戦記迂回経路探索パケットの送信の伝送装置に返却し、前記迂回経路探索応答パケットを受信した場合、前記送信先UNIアドレスを含むUNIパケットをNNIパケットに変換する際、該NNIパケットの送信先NNIアドレスを、前記送信先UNIアドレスを有する端末或いは網が接続されていることを示す迂回経路探索応答パケットの送信元の伝送装置の内の、何れか1つの伝送装置に付与されているNNIアドレスとするUNI-NNI ARPを備えたことを特徴とする伝送装置。
  8. コンピュータを、
    インナーリングの入力リンク及び出力リンクと、アウターリングの入力リンク及び出力リンクとに接続されると共に、トリビュタリポートを備えている伝送装置であって、
    自伝送装置と接続されているインナーリングの出力リンクに障害が発生している場合は、インナーリングの入力リンクを介して入力される NNI パケットをアウターリングの出力リンクに出力し、自伝送装置と接続されているアウターリングの出力リンクに障害が発生している場合は、アウターリングの入力リンクを介して入力される NNI パケットをインナーリングの出力リンクに出力し、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つを送信先 NNI アドレスとして含む NNI パケットを受信した場合、それがインナーリングを介して入力されたものでも、アウターリングを介して入力されたものでも、自伝送装置が備えているトリビュタリポートに出力し、
    受信したNNIパケットが、他の伝送装置によって折り返された自伝送装置を送信元とするNNIパケットであると判定した場合、それ以後は、自伝送装置を送信元とし且つ前記受信したNNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にするNNIパケットの送信リングを逆リングに変更する伝送装置として機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    インナーリングの入力リンク及び出力リンクと、アウターリングの入力リンク及び出力リンクとに接続されると共に、トリビュタリポートを備えている伝送装置であって、
    自伝送装置と接続されているインナーリングの出力リンクに障害が発生している場合は、インナーリングの入力リンクを介して入力される NNI パケットをアウターリングの出力 リンクに出力し、自伝送装置と接続されているアウターリングの出力リンクに障害が発生している場合は、アウターリングの入力リンクを介して入力される NNI パケットをインナーリングの出力リンクに出力し、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つを送信先 NNI アドレスとして含む NNI パケットを受信した場合、それがインナーリングを介して入力されたものでも、アウターリングを介して入力されたものでも、自伝送装置が備えているトリビュタリポートに出力し、
    入力リンクの障害を検出した場合、前記入力リンクを構成要素としていないリングを介して入力されるNNIパケットを前記入力リンクを構成要素とするリングに折り返し、
    リング網の状態が、或るNNIアドレスを送信先NNIアドレスとして含むNNIアドレスを送信不可能な状態になったと判定した場合、それ以後は、自伝送装置を送信元とし且つ前記NNIパケットと送信先NNIアドレスを同一にするNNIパケットをスケルチする伝送装置として機能させるためのプログラム。
  10. コンピュータを、
    インナーリングの入力リンク及び出力リンクと、アウターリングの入力リンク及び出力リンクとに接続されると共に、トリビュタリポートを備えている伝送装置であって、
    自伝送装置と接続されているインナーリングの出力リンクに障害が発生している場合は、インナーリングの入力リンクを介して入力される NNI パケットをアウターリングの出力リンクに出力し、自伝送装置と接続されているアウターリングの出力リンクに障害が発生している場合は、アウターリングの入力リンクを介して入力される NNI パケットをインナーリングの出力リンクに出力し、
    自伝送装置に付与されている1つ或いは複数の NNI アドレスの内の何れか1つを送信先 NNI アドレスとして含む NNI パケットを受信した場合、それがインナーリングを介して入力されたものでも、アウターリングを介して入力されたものでも、自伝送装置が備えているトリビュタリポートに出力し、
    前記インナーリングの入力リンクに障害が発生した場合、前記アウターリングの入力リンクから入力されるNNIパケットを前記インナーリングの出力リンクに出力し、
    前記アウターリングの入力リンクに障害が発生した場合、前記インナーリングの入力リンクから入力されるNNIパケットを前記アウターリングの出力リンクに出力し、
    リング網の状態が或る送信先UNIアドレスを含むUNIパケットを送信不可能な状態になったと判断した場合、他の伝送装置に対して前記或る送信先UNIアドレスを含む迂回経路探索パケットを送信し、
    迂回経路探索パケットを受信した場合、該迂回経路探索パケットに含まれている送信先UNIアドレスを有する端末或いは網に到達可能であるか否かを判定し、その判定結果を含む迂回経路探索応答パケットを前記インナーリング或いはアウターリングを介して記迂回経路探索パケットの送信の伝送装置に返却し、
    前記迂回経路探索応答パケットを受信した場合、前記送信先UNIアドレスを含むUNIパケットをNNIパケットに変換する際、該NNIパケットの送信先NNIアドレスを、前記送信先UNIアドレスを有する端末或いは網が接続されていることを示す迂回経路探索応答パケットの送信元の伝送装置の内の、何れか1つの伝送装置に付与されているNNIアドレスとする伝送装置として機能させるためのプログラム。
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