JP2001053772A - 分岐挿入ノード、それを複数接続したリングネットワークおよびリングネットワークの障害復旧方法 - Google Patents

分岐挿入ノード、それを複数接続したリングネットワークおよびリングネットワークの障害復旧方法

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JP2001053772A
JP2001053772A JP11227228A JP22722899A JP2001053772A JP 2001053772 A JP2001053772 A JP 2001053772A JP 11227228 A JP11227228 A JP 11227228A JP 22722899 A JP22722899 A JP 22722899A JP 2001053772 A JP2001053772 A JP 2001053772A
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ring link
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Fumio Omichi
文雄 大道
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リングネットワーク上で障害が発生した場合
に、迅速な障害復旧が行える分岐挿入ノードを提供する
こと。 【解決手段】 分岐挿入ノードは、支線リンクを介して
情報を通信する支線リンク送信部12および支線リンク
受信部13と、リングリンクを介して情報を通信するリ
ングリンク送信部10およびリングリンク受信部11
と、リングリンク受信部11を介してリングリンクの障
害発生の通知を受信し、リングリンクの障害によって影
響を受けるバーチャルパスに対してリングリンク送信部
10に反対方向に情報を送信させるルート選択処理部8
とを含む。ルート選択処理部8は、リングリンクの障害
によって影響を受けるバーチャルパスに対してリングリ
ンク送信部10に反対方向に情報を送信させるので、迅
速な障害復旧が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル情報を
通信するために用いられるリングネットワークに関し、
特に、リングネットワークに障害が発生した場合に通信
路の復旧が行える分岐挿入ノード、それを複数接続した
リングネットワークおよびその障害復旧方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(Local Area Network)
等のネットワークの普及に伴い、ネットワークも大規模
になりつつあり、通信路において障害が発生した場合に
ユーザに与える影響は大きなものとなってきている。
【0003】従来からLAN等のネットワークに用いら
れる配線トポロジーとして、リング形が広く普及してお
り、このリングネットワークの障害に関する技術とし
て、特開平4-172035号公報に開示された発明、
およびNTT R&D,Vol.42,No3,199
3,「バーチャルパスのOAM(Operation, Administ
ration and Maintenance)技術」に開示された発明が
ある。
【0004】特開平4-172035号公報に開示され
たリングネットワークにおける障害復旧方式によれば、
監視ノードが、複数の分岐挿入ノードから送られてくる
障害情報が挿入されたセルを解析し、各分岐挿入ノード
にバーチャルパスのルート変更を指示する。そして、ル
ート変更が指示された分岐挿入ノードは、その指示どお
りにバーチャルパスのルートを変更して障害復旧を行う
ものである。
【0005】また、「バーチャルパスのOAM技術」に
開示されたバーチャルパスOAM機能は、ATM(Asyn
chronous Transfer Mode)網において伝送路故障が発
生した場合に、影響を受けているすべてのバーチャルパ
スのユーザに対して故障通知を行うことが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平4-1
72035号公報に開示されたリングネットワークの障
害復旧方式においては、リングネットワークで使用され
るバーチャルパスの数が増えると、障害発生時に影響を
受けるバーチャルパス数が増えることになる。このバー
チャルパスのルート変更は、各分岐挿入ノード毎に行な
われる必要があるため、全てのバーチャルパスのルート
変更を終了するまでに多大な時間を要し、迅速な障害復
旧ができないという問題点があった。
【0007】また、「バーチャルパスのOAM技術」に
開示されたバーチャルパスOAM機能においては、AT
M網において伝送路故障が発生した場合に、故障通知を
行うことが記載されているが、どのように障害復旧を行
うかが記載されていない。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、第1の目的は、リングネットワーク
上で障害が発生した場合に、迅速な障害復旧が行える分
岐挿入ノードを提供することである。
【0009】第2の目的は、リンク帯域の有効利用がで
き、リングネットワーク上により多くのバーチャルパス
を収容することが可能な分岐挿入ノードを提供すること
である。
【0010】第3の目的は、リングネットワーク上で障
害が発生した場合に、迅速な障害復旧が行えるリングネ
ットワークを提供することである。
【0011】第4の目的は、リングネットワーク上で障
害が発生した場合に、迅速な障害復旧が行えるリングネ
ットワークの障害復旧方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の分岐挿
入ノードは、リングネットワークを構成する分岐挿入ノ
ードであって、支線リンクを介して情報を通信するため
の支線リンク通信手段と、リングリンクを介して情報を
通信するためのリングリンク通信手段と、リングリンク
通信手段を介してリングリンクの障害発生の通知を受信
し、当該リングリンクの障害によって影響を受けるバー
チャルパスに対してリングリンク通信手段に反対方向に
情報を送信させるためのルート選択手段とを含む。
【0013】ルート選択手段は、リングリンク通信手段
を介してリングリンクの障害発生の通知を受信し、当該
リングリンクの障害によって影響を受けるバーチャルパ
スに対してリングリンク通信手段に反対方向に情報を送
信させるので、迅速な障害復旧が可能となる。
【0014】請求項2に記載の分岐挿入ノードは、請求
項1記載の分岐挿入ノードであって、ルート選択手段は
障害が発生したリングリンクの箇所を保持する第1のテ
ーブルと、バーチャルパスごとに設けられ、ワーキング
パスとして使用するリングリンクが設定される第2のテ
ーブルと、バーチャルパスごとに設けられ、ワーキング
パスとして使用するルートの方向を切り換えるために設
定されるルート切換フラグと、第1のテーブルによって
保持される障害が発生したリングリンクの箇所、第2の
テーブルに設定されたワーキングパスとして使用するリ
ングリンクおよびルート切換フラグに設定されたルート
の方向に基づいて、リングリンクの障害によってバーチ
ャルパスが影響を受けるか否かを決定し、当該バーチャ
ルパスが影響を受ける場合にはリングリンク通信手段に
反対方向に情報を送信させるための処理手段とを含む。
【0015】処理手段は、第1のテーブル、第2のテー
ブルおよびルート切換フラグに設定された値に基づい
て、リングリンクの障害によってバーチャルパスが影響
を受けるか否かを決定するので、リングリンクの障害の
影響を受けるか否かの判定を高速に行うことができ、迅
速な障害復旧が可能となる。
【0016】請求項3に記載の分岐挿入ノードは、請求
項2記載の分岐挿入ノードであって、一部のバーチャル
パスの第2のテーブルおよびルート切換フラグは、全て
のビットが反転されて設定される。
【0017】一部のバーチャルパスの第2のテーブルお
よびルート切換フラグは、全てのビットが反転されて設
定されるので、リングネットワークにおけるトラフィッ
クを軽減することができ、より多くのバーチャルパスを
収容することが可能となる。
【0018】請求項4に記載の分岐挿入ノードは、請求
項2または3記載の分岐挿入ノードであって、第2のテ
ーブルに設定されるワーキングパスとして使用するリン
グリンクの番号は、連続しない飛び飛びの番号が設定さ
れる。
【0019】第2のテーブルに設定されるワーキングパ
スとして使用するリングリンクの番号は、連続しない飛
び飛びの番号が設定されるので、分岐挿入ノードを追加
する際に既存の分岐挿入ノードの第2のテーブルを設定
変更する必要がなくなり、分岐挿入ノードの追加を短時
間で行うことが可能となる。
【0020】請求項5に記載のリングネットワークは、
複数の支線ノードと、複数の支線ノードのそれぞれと支
線リンクを介して接続される複数の分岐挿入ノードと、
複数の分岐挿入ノードをリング状に接続するリングリン
クとを含むリングネットワークであって、複数の分岐挿
入ノードのそれぞれは、支線リンクを介して情報を通信
するための支線リンク通信手段と、リングリンクを介し
て情報を通信するためのリングリンク通信手段と、リン
グリンク通信手段を介してリングリンクの障害発生の通
知を受信し、当該リングリンクの障害によって影響を受
けるバーチャルパスに対してリングリンク通信手段に反
対方向に情報を送信させるためのルート選択手段とを含
む。
【0021】ルート選択手段は、リングリンク通信手段
を介してリングリンクの障害発生の通知を受信し、当該
リングリンクの障害によって影響を受けるバーチャルパ
スに対してリングリンク通信手段に反対方向に情報を送
信させるので、迅速な障害復旧が可能となる。
【0022】請求項6に記載のリングネットワークの障
害復旧方法は、複数の支線ノードと、複数の支線ノード
のそれぞれと支線リンクを介して接続される複数の分岐
挿入ノードと、複数の分岐挿入ノードをリング状に接続
するリングリンクとを含むリングネットワークの障害復
旧方法であって、分岐挿入ノードにリングリンクの障害
発生の通知を受信させるステップと、分岐挿入ノード
に、リングリンクの障害によって影響を受けるバーチャ
ルパスに対して反対方向に情報を送信させるステップと
を含む。
【0023】分岐挿入ノードに、リングリンクの障害に
よって影響を受けるバーチャルパスに対して反対方向に
情報を送信させるので、迅速な障害復旧が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
の実施の形態1におけるリングネットワークの概略構成
を示す図である。このリングネットワークは、リング状
に配置される複数の分岐挿入ノード1a〜1dと、隣接
する分岐挿入ノード1a〜1dを接続するリングリンク
2a〜2dと、分岐挿入ノード1a〜1dのそれぞれに
接続される支線リンク3a〜3dと、支線リンク3a〜
3dを介して分岐挿入ノード1a〜1dに接続される支
線ノード4a〜4dとを含む。
【0025】図1に示すように、隣接する分岐挿入ノー
ド1a〜1dを接続するリングリンク2a〜2dは、双
方向の物理的な伝送路によって構成され、時計回りのリ
ング伝送路と、反時計回りのリング伝送路とを構成す
る。このリングリンク2a〜2dは、分岐挿入ノード1
a〜1d間の情報伝送路として使用される。
【0026】分岐挿入ノード1a〜1dは、接続される
リングリンク2a〜2dを介して受信した情報または接
続される支線リンク3a〜3dを介して受信した情報
を、分岐挿入ノード1a〜1d内部に保持する情報に基
づいて送信先を判断してリングリンク2a〜2dまたは
支線リンク3a〜3dへ送信する。
【0027】支線リンク3a〜3dは、双方向の物理的
な伝送路によって構成され、支線ノード4a〜4dと分
岐挿入ノード1a〜1dとの間の情報伝送路として使用
される。また、支線ノード4a〜4dは、支線リンク3
a〜3d、分岐挿入ノード1a〜1dおよびリングリン
ク2a〜2dを介して他の支線ノードとの間で情報を通
信する。
【0028】図2(a)は、仮想的な情報の通信路とし
て使用されるバーチャルパスの一例を示す図である。バ
ーチャルパスVP1〜VP4はそれぞれ、支線ノード4
aから支線ノード4cへのルート、支線ノード4aから
支線ノード4dへのルート、支線ノード4dから支線ノ
ード4aへのルートおよび支線ノード4dから支線ノー
ド4cへのルートを示している。このように、リングリ
ンク2a〜2dと支線リンク3a〜3dとによって、複
数のバーチャルパスを1つの伝送路上に収容することが
可能である。
【0029】バーチャルパスは、リングネットワークを
介して支線ノード4a〜4d間に設定され、情報を含ん
だ可変長サイズのフレームや固定長サイズのATMセル
の通信路となる。図2(b)および図2(c)は、フレ
ームおよびATMセルの構成を示す図である。図2
(b)に示すように、フレーム5は、バーチャルパス番
号を含んだ4バイトのヘッダ部と、60〜1518バイ
トの情報が格納される情報部とを含む。また、図2
(c)に示すように、ATMセル6は、バーチャルパス
番号を含んだ5バイトのヘッダ部と、48バイトの情報
が格納される情報部とを含む。
【0030】図3は、バーチャルパスのワーキングパス
を説明するための図である。ワーキングパスとは、通常
使用されるバーチャルパスであり、図3においては支線
ノード4aから支線ノード4cへのルートであるバーチ
ャルパスVP1が一例として記載されている。
【0031】図4は、バーチャルパスのプロテクション
パスを説明するための図である。プロテクションパスと
は、リングネットワーク上で障害が発生した場合に、こ
の障害を回避するために使用されるバーチャルパスであ
る。図4においては、分岐挿入ノード1bと分岐挿入ノ
ード1cとの間のリングリンク2bで障害が発生したた
め、このリングリンク2bを経由しないプロテクション
パスであるバーチャルパスVP1が使用される。
【0032】このリングリンク2bで発生した障害は、
挿入分岐ノード1bまたは1cによって検出され、その
他の分岐挿入ノードへ障害の発生が通知される。障害の
通知を受信した分岐挿入ノード1aは、自身の分岐挿入
ノードに接続される支線ノード4aからのバーチャルパ
スの中で、障害に影響されるバーチャルパスを調べ、障
害が影響するバーチャルパスについては逆方向のリング
リンク2dへフレーム5またはATMセル6を送出して
障害を回避する。すなわち、分岐挿入ノード1aは、バ
ーチャルパスVP1のルートを図3に示す反時計回り
(ワーキングパス)から、図4に示す時計回り(プロテ
クションパス)へ切り換えて障害を回避する。なお、こ
のプロテクションパスへの切り換えの詳細は後述する。
【0033】図5は、分岐挿入ノード1a〜1dの概略
構成を示すブロック図である。この分岐挿入ノード1a
〜1dは、受信したフレーム5またはATMセル6の送
信方向を決定して送信するルート選択処理部8と、ルー
ト情報が格納されるルート情報部9と、リングリンクを
介してフレーム5またはATMセル6を送信するリング
リンク送信部10と、リングリンクを介してフレーム5
またはATMセル6を受信するリングリンク受信部11
と、支線リンクを介してフレーム5またはATMセル6
を送信する支線リンク送信部12と、支線リンクを介し
てフレーム5またはATMセル6を受信する支線リンク
受信部13とを含む。
【0034】ルート情報部9には、ルート選択処理部8
が受信したフレーム5またはATMセル6の送信方向を
決定するための情報が格納される。このルート情報部9
に格納される情報の中で、後述するようにバーチャルパ
ス毎に情報が設定されるテーブルおよびフラグについて
は、通信開始前に予め設定される。
【0035】ルート選択処理部8は、リングリンク受信
部11または支線リンク受信部13からフレーム5また
はATMセル6を受け取ると、ルート情報部9に格納さ
れた情報を参照してフレーム5またはATMセル6の送
信方向を決定して、リングリンク送信部10または支線
リンク送信部12にそのフレーム5またはATMセル6
を送信させる。
【0036】図6(a)〜図6(c)は、ルート情報部
9に格納されるテーブルを説明するための図である。図
6(a)に示すリングリンク障害テーブルは、リングリ
ンクに故障があるか否かの情報を保持するためのテーブ
ルである。このリングリンク障害テーブルは、リングネ
ットワークの最大リングリンク数分のビット幅を有し、
ビット番号がリングリンクの番号に対応する。各ビット
は、“0”のときは対応するリングリンクに故障がない
ことを示しており、“1”のときは対応するリングリン
クに故障があることを示している。したがって、障害が
全くない状態ではリングリンク障害テーブルの全ビット
は“0”であるが、リングリンクで障害が発生した場合
には障害通知を受信した分岐挿入ノード1a〜1dが、
その障害が発生したリングリンク番号に対応するビット
番号の内容を“1”にする。
【0037】図6(b)に示す使用リングリンクテーブ
ルは、バーチャルパス毎に設定されるテーブルであり、
ワーキングパスとして使用するリングリンクを示すテー
ブルである。この使用リングリンクテーブルは、リング
ネットワークの最大リングリンク数分のビット幅を有
し、ビット番号がリングリンクの番号に対応する。各ビ
ットは、“0”のときは対応するリングリンクをプロテ
クションパスとして使用することを示しており、“1”
のときは対応するリングリンクをワーキングパスとして
使用することを示している。
【0038】図6(c)に示すルート切換フラグは、バ
ーチャルパス毎に設定されるフラグであり、ワーキング
パスが時計回りか、反時計回りかを示すフラグである。
このルート切換フラグが“0”のときはワーキングパス
が時計回りであることを示しており、“1”のときはワ
ーキングパスが反時計回りであることを示している。
【0039】図7は、本実施の形態における分岐挿入ノ
ードの処理手順を説明するためのフローチャートであ
る。まず、ルート選択処理部8は、支線リンク受信部1
3からフレーム5またはATMセル6を受け取ると(S
1)、フレーム5またはATMセル6のヘッダ部を参照
してそのバーチャルパス番号を特定する(S2)。
【0040】次に、ルート選択処理部8は、ステップS
2において特定されたバーチャルパス番号に対応するル
ート切換フラグが“0”であるか否かを判定する(S
3)。ルート切換フラグが“0”であれば(S3,
0)、ステップS2において特定されたバーチャルパス
番号に対応する使用リングリンクテーブルと、リングリ
ンク障害テーブルとを比較し、同じビット番号の内容が
ともに“1”となっているビットが存在するか否かを判
定する(S4)。同じビット番号の内容がともに“1”
となっているビットが存在しない場合には(S4,N
o)、リングネットワークに障害が発生していないか、
障害が発生している時でもワーキングパスにその障害が
発生しているリングリンクを含まないので、時計回りと
なるようにリングリンク送信部10にフレーム5または
ATMセル6を送信させる(S5)。
【0041】また、同じビット番号の内容がともに
“1”となっているビットが存在する場合には(S4,
Yes)、ワーキングパスに障害が発生しているリング
リンクを含むので、反時計回りとなるようにリングリン
ク送信部10にフレーム5またはATMセル6を送信さ
せる。すなわち、プロテクションパスを使用してフレー
ム5またはATMセル6を送信する(S6)。
【0042】また、ステップS3において、ルート切換
フラグが“1”であれば(S3,1)、ステップS2に
おいて特定されたバーチャルパス番号に対応する使用リ
ングリンクテーブルと、リングリンク障害テーブルとを
比較し、同じビット番号の内容がともに“1”となって
いるビットが存在するか否かを判定する(S7)。同じ
ビット番号の内容がともに“1”となっているビットが
存在しない場合には(S7,No)、リングネットワー
クに障害が発生していないか、障害が発生している時で
もワーキングパスにその障害が発生しているリングリン
クを含まないので、反時計回りとなるようにリングリン
ク送信部10にフレーム5またはATMセル6を送信さ
せる(S8)。
【0043】また、同じビット番号の内容がともに
“1”となっているビットが存在する場合には(S7,
Yes)、ワーキングパスに障害が発生しているリング
リンクを含むので、時計回りとなるようにリングリンク
送信部10にフレーム5またはATMセル6を送信させ
る。すなわち、プロテクションパスを使用してフレーム
5またはATMセル6を送信する。
【0044】リングリンクの障害が取り除かれた場合に
は、障害が取り除かれたことを検出した分岐挿入ノード
が他の分岐挿入ノードへ障害が除去されたことを通知す
る。障害除去の通知を受信した分岐挿入ノードは、リン
グリンク障害テーブルの該当するビットを“0”にす
る。リングリンク障害テーブルの各ビットが全てクリア
されれば、プロテクションパスに切り換えられて運用さ
れていたバーチャルパスをワーキングパスに切り換えら
れて、障害が全くなかった状態でリングネットワークが
運用される。
【0045】以上説明したように、本実施の形態におけ
るリングネットワークによれば、リングネットワーク上
で障害が発生した場合に、分岐挿入ノードがバーチャル
パス毎のルート切り換えを行う必要がないため、迅速な
障害復旧が可能となった。 (実施の形態2)実施の形態2におけるリングネットワ
ークは、実施の形態1におけるリングネットワークと比
較して、使用リングリンクテーブルとルート切換フラグ
との設定の仕方が異なる点のみが異なる。したがって、
重複する構成および機能の詳細な説明は繰り返さない。
【0046】実施の形態1のリングネットワークにおい
ては、バーチャルパスの使用リングリンクテーブルの全
てについて、“0”のときは対応するリングリンクをプ
ロテクションパスとして使用することを示しており、
“1”のときは対応するリングリンクをワーキングパス
として使用することを示していた。また、ルート切換フ
ラグは、“0”のときはワーキングパスが時計回りであ
ることを示しており、“1”のときはワーキングパスが
反時計回りであることを示していた。
【0047】本実施の形態におけるリングネットワーク
において、一部のバーチャルパスの使用リングリンクテ
ーブルおよびルート切換フラグについては、実施の形態
1における使用リングリンクおよびルート切換フラグと
同じ設定を行う。それ以外のバーチャルパスの使用リン
グリンクテーブルおよびルート切換フラグについては、
それぞれの各ビットの値を反転して設定する。たとえ
ば、図6(b)に示す使用リングリンクテーブルは、b
16〜b9の各ビットの値を“1”にしてワーキングパ
スとして使用し、b8〜b1の各ビットの値を“0”に
してプロテクションパスとして使用する。また、図6
(c)に示すルート切換フラグを、“0”に設定して、
時計回りとして使用する。
【0048】以上説明したように、本実施の形態におけ
るリングネットワークによれば、使用リングリンクテー
ブルおよびルート切換フラグの値を適宜反転して設定す
ることによって、リングネットワークにおけるトラフィ
ックを分散することができ、リンク帯域の有効利用が可
能となるとともに、リングネットワーク上により多くの
バーチャルパスを収容することが可能となる。 (実施の形態3)本発明の実施の形態3におけるリング
ネットワークは、実施の形態1におけるリングネットワ
ークと比較して、使用リングリンクテーブルの設定の仕
方が異なる点のみが異なる。したがって、重複する構成
および機能の詳細な説明は繰り返さない。
【0049】リングネットワーク使用の初期段階におい
ては、実際に使用されるリングリンクの数が最大リング
リンク数に比べて少ない構成となることが多いと予想さ
れる。本実施の形態においては、リングリンクの番号に
連続しない飛び飛びの番号を設定する。そして、分岐挿
入ノードのバーチャルパスごとの使用リングリンクテー
ブルの設定においては、使用するリングリンク番号に対
応するビットを“1”に設定するとともに、“1”が設
定されたビット間のビットについても予め“1”を設定
しておく。このリングネットワークに、新規に分岐挿入
ノードを追加する場合には、新規リングリンクの番号が
その挿入位置の両側のリングリンク番号の間となるよう
に設定される。
【0050】図8は、分岐挿入ノードの追加を説明する
ための図である。図8(a)に示すように、リングネッ
トワーク使用の初期段階において、4台の分岐挿入ノー
ド1a〜1dが設置されているとする。分岐挿入ノード
1aと1bとの間のリングリンクには番号“1”が設定
され、分岐挿入ノード1bと1cとの間のリングリンク
には番号“5”が設定され、分岐挿入ノード1cと1d
との間のリングリンクには番号“9”が設定され、分岐
挿入ノード1dと1aとの間のリングリンクには番号
“13”が設定される。また、図8(a)に示すバーチ
ャルパスVP1において、反時計回りをワーキングパス
とし、時計回りをプロテクションパスとする場合には、
使用リングリンクテーブルとルート切換フラグとに図6
(b)および図6(c)に示す値が設定される。
【0051】図8(b)に示すように、分岐挿入ノード
1aと1bとの間に新たに分岐挿入ノード1eが挿入さ
れる場合には、追加するリンクリングの番号として
“3”が設定される。このように、分岐挿入ノード1e
が追加された場合であっても、図6(b)に示す使用リ
ングリンクテーブルのb3には既に“1”が設定されて
いるので、新規分岐挿入ノードの追加による設定の変更
は不要となる。
【0052】以上説明したように、本実施の形態におけ
るリングネットワークによれば、リングネットワーク使
用の初期段階において、リングリンクの番号を飛び飛び
に設定するようにしたので、新規に分岐挿入ノードを追
加する場合であっても既存の分岐挿入ノードの設定変更
が簡素化され、新規分岐挿入ノードの追加処理を短時間
で行うことが可能となる。
【0053】今回開示された実施の形態は、すべての点
で例示であって制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請
求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるリングネット
ワークの概略構成を示す図である。
【図2】 (a)は仮想的な情報の通信路として使用さ
れるバーチャルパスの一例を、(b)はフレームの一例
を、(c)はATMセルの一例を示す図である。
【図3】 バーチャルパスのワーキングパスを説明する
ための図である。
【図4】 バーチャルパスのプロテクションパスを説明
するための図である。
【図5】 分岐挿入ノードの概略構成を示すブロック図
である。
【図6】 ルート情報部9に格納されるテーブルおよび
フラグを説明するための図である。
【図7】 本発明の実施の形態1における分岐挿入ノー
ドの処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】 分岐挿入ノードの追加を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1a〜1d 分岐挿入ノード、2a〜2d リングリン
ク、3a〜3d 支線リンク、4a〜4d 支線ノー
ド、5 フレーム、6 ATMセル、8 ルート選択処
理部、9 ルート情報部、10 リングリンク送信部、
11 リングリンク受信部、12 支線リンク送信部、
13 支線リンク受信部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングネットワークを構成する分岐挿入
    ノードであって、 支線リンクを介して情報を通信するための支線リンク通
    信手段と、 リングリンクを介して情報を通信するためのリングリン
    ク通信手段と、 前記リングリンク通信手段を介してリングリンクの障害
    発生の通知を受信し、当該リングリンクの障害によって
    影響を受けるバーチャルパスに対して前記リングリンク
    通信手段に反対方向に情報を送信させるためのルート選
    択手段とを含む、分岐挿入ノード。
  2. 【請求項2】 前記ルート選択手段は、前記障害が発生
    したリングリンクの箇所を保持する第1のテーブルと、 バーチャルパスごとに設けられ、ワーキングパスとして
    使用するリングリンクが設定される第2のテーブルと、 バーチャルパスごとに設けられ、ワーキングパスとして
    使用するルートの方向を切り換えるために設定されるル
    ート切換フラグと、 前記第1のテーブルによって保持される障害が発生した
    リングリンクの箇所、前記第2のテーブルに設定された
    ワーキングパスとして使用するリングリンクおよび前記
    ルート切換フラグに設定されたルートの方向に基づい
    て、前記リングリンクの障害によってバーチャルパスが
    影響を受けるか否かを決定し、当該バーチャルパスが影
    響を受ける場合には前記リングリンク通信手段に反対方
    向に情報を送信させるための処理手段とを含む、請求項
    1記載の分岐挿入ノード。
  3. 【請求項3】 一部のバーチャルパスの第2のテーブル
    およびルート切換フラグは、全てのビットが反転されて
    設定される、請求項2記載の分岐挿入ノード。
  4. 【請求項4】 前記第2のテーブルに設定されるワーキ
    ングパスとして使用するリングリンクの番号は、連続し
    ない飛び飛びの番号が設定される、請求項2または3記
    載の分岐挿入ノード。
  5. 【請求項5】 複数の支線ノードと、前記複数の支線ノ
    ードのそれぞれと支線リンクを介して接続される複数の
    分岐挿入ノードと、前記複数の分岐挿入ノードをリング
    状に接続するリングリンクとを含むリングネットワーク
    であって、前記複数の分岐挿入ノードのそれぞれは、前
    記支線リンクを介して情報を通信するための支線リンク
    通信手段と、 前記リングリンクを介して情報を通信するためのリング
    リンク通信手段と、 前記リングリンク通信手段を介してリングリンクの障害
    発生の通知を受信し、当該リングリンクの障害によって
    影響を受けるバーチャルパスに対して前記リングリンク
    通信手段に反対方向に情報を送信させるためのルート選
    択手段とを含む、リングネットワーク。
  6. 【請求項6】 複数の支線ノードと、前記複数の支線ノ
    ードのそれぞれと支線リンクを介して接続される複数の
    分岐挿入ノードと、前記複数の分岐挿入ノードをリング
    状に接続するリングリンクとを含むリングネットワーク
    の障害復旧方法であって、 分岐挿入ノードにリングリンクの障害発生の通知を受信
    させるステップと、 前記分岐挿入ノードに、前記リングリンクの障害によっ
    て影響を受けるバーチャルパスに対して反対方向に情報
    を送信させるステップとを含む、リングネットワークの
    障害復旧方法。
JP11227228A 1999-08-11 1999-08-11 分岐挿入ノード、それを複数接続したリングネットワークおよびリングネットワークの障害復旧方法 Withdrawn JP2001053772A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7385918B2 (en) 2002-02-13 2008-06-10 Nec Corporation Packet protection method and transmission device in ring network, and program therefor
JP2009278328A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Mitsubishi Electric Corp 設備管理システム及び端末コントローラ

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