JP2009278328A - 設備管理システム及び端末コントローラ - Google Patents

設備管理システム及び端末コントローラ Download PDF

Info

Publication number
JP2009278328A
JP2009278328A JP2008127027A JP2008127027A JP2009278328A JP 2009278328 A JP2009278328 A JP 2009278328A JP 2008127027 A JP2008127027 A JP 2008127027A JP 2008127027 A JP2008127027 A JP 2008127027A JP 2009278328 A JP2009278328 A JP 2009278328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shared data
terminal controller
transfer
terminal
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008127027A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5065148B2 (ja
Inventor
Kazumi Ueno
一已 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008127027A priority Critical patent/JP5065148B2/ja
Publication of JP2009278328A publication Critical patent/JP2009278328A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5065148B2 publication Critical patent/JP5065148B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】各設備に対応する各端末コントローラが全設備の状態情報を共有することにより、全設備の状態情報に基づく設備の連動制御を行うことができる設備管理システムを提供する。
【解決手段】複数の扉5a(設備)を管理する出入管理システムにおいて、複数の端末コントローラ4aは、各扉の状態情報を有する共有データ200を、各端末コントローラの間でネットワークを介して転送するとともに、各端末コントローラは、対応する扉5aの状態を検出する検出部42aと、共有データ200を他の端末コントローラのいずれかから受信する共有データ受信部41aと、共有データ受信部41aにより受信された共有データ200に対し、検出部42aにより検出された扉5aの状態情報を付加する状態設定部43aと、状態設定部43aにより扉5aの状態情報の付加された共有データ200を他の端末コントローラのいずれかに転送する共有データ転送部44aを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ビル内の設備を管理する設備管理システムに関する。
従来の設備管理システムでは、図8に示すように、特定のコントローラ(連動コントローラという)と各設備に設けられた端末コントローラとが設置されている。この連動コントローラが、設備の状態を検出するマグネットセンサや電気錠等に接続された端末コントローラから設備の状態通知を受信する。連動コントローラは、全端末コントローラの状態通知を一括に管理し、設備の連動を制御している。このため、連動コントローラが停止する等の障害、あるいは連動コントローラが接続されているネットワークが切断するといった障害が発生すると連動が機能しなくなる。
また従来では、連動コントローラを設置しないで、各端末コントローラが他の端末コントローラの状態を共有することができる方法として、同報通信により状態変化を全端末コントローラに通知する方法もある(特許文献1参照)。しかし、この同報通信はネットワークプロトコルのブロードキャスト通信を利用するものであるため、ネットワークに接続されたすべての機器に通知されてしまい、設備管理システムとは関係のない機器にも状態情報が通知されてしまう。
特開平09−200866号公報
従来では、特定の連動コントローラが全設備の連動を制御しているため、連動コントローラが停止する等の障害、あるいは連動コントローラが接続されているネットワークが切断するといった障害が発生すると、設備の連動が機能しなくなるという課題があった。
また、連動コントローラを設置せずに、同報通信により各端末コントローラが他の端末コントローラの状態を共有する方法もあるが、この方法ではネットワークに接続されたすべての機器に設備の状態情報が通知されてしまうため、設備管理システムとは関係のない機器にも設備の状態情報が通知されてしまうことになり、セキュリティ上の問題が生じるという課題があった。また、同報通信による設備の状態の共有方法では、各端末コントローラが設備の状態が変化する度に同報通信を行うので、設備の状態の変化が増加することによりネットワークの負荷が増大するという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、設備の状態を一括管理する連動コントローラを設けることなく、各端末コントローラが全端末コントローラの設備の状態情報を共有することにより、全設備の連動制御を行うことができる設備管理システムを提供することを目的とする。また、設備管理システムとは関係のない機器には設備の状態情報が通知されない構成により、セキュリティ性の高い設備管理システムを提供することを目的とする。設備の状態の変化が増加しても、ネットワークの負荷が増大することのない設備管理システムを提供することを目的とする。
本発明に係る設備管理システムは、
複数の設備の各設備に対応して設けられ、ネットワークに接続された複数の端末コントローラを備えた設備管理システムにおいて、
上記複数の端末コントローラは、
上記複数の設備の各設備の状態を示す状態情報を有する共有データを、各端末コントローラの間で上記ネットワークを介して転送するとともに、
上記複数の端末コントローラの各端末コントローラは、
対応する当該設備の状態を検出する検出部と、
上記共有データを上記ネットワークを介して自端末コントローラ以外の他の端末コントローラのいずれかから受信する共有データ受信部と、
上記共有データ受信部により受信された上記共有データに対し、上記検出部により検出された当該設備の状態を示す上記状態情報を付加する状態設定部と、
上記状態設定部により当該設備の上記状態情報の付加された上記共有データを、上記ネットワークを介して自端末コントローラ以外の他の端末コントローラのいずれかに転送する共有データ転送部と
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、設備管理システムの備える各端末コントローラが、全設備の状態情報有する共有データを共有することができるので、全設備の状態を一括管理する連動コントローラを設けることなく、全設備の状態制御を行うことができる設備管理システムを提供することができる。また、各設備に対応して設けられた端末コントローラの間で共有データを転送するので、設備管理システムとは関係のない機器には設備の状態情報が通知されない構成となり、セキュリティ性の高い設備管理システムを提供することができる。また、設備の状態の変化が増加しても、ネットワークの負荷が増大することのない設備管理システムを提供することができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る出入管理システム800のシステム構成を示すシステム構成図である。図1を用いて、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)から構成される出入管理システム800のシステム構成について説明する。
出入管理システム800は、ビル等に設備されている複数の扉の状態を管理するシステムである。扉の状態とは、例えば、扉の電気錠状態(電気錠の有効/無効の状態等)、扉の開閉状態、扉の警備状態等である。出入管理システム800では、管理する複数の扉5(5a,5b,・・・,5n)に対応して複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)が備えられている。すなわち、出入管理システム800(設備管理システムの一例)は、複数の扉5a,5b,・・・,5n(設備の一例)の各々に対応して設けられた端末コントローラ4a,4b,・・・,4nを備えている。
複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)は、管理する複数の扉5(5a,5b,・・・,5n)の各扉の状態が設定された共有データ200を、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の間でLAN1を介して転送する。出入管理システム800は、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の間でひとつの共有データ200を順次転送することにより、共有データ200に設定されている管理対象の複数の扉5(5a,5b,・・・,5n)の状態情報を共有することができるものである。
以下において、端末コントローラ4として説明するものは、端末コントローラ4a,4b,・・・,4nを意味する、あるいは、端末コントローラ4a,4b,・・・,4nのうちの少なくともひとつを意味するものとする。扉5(5a,5b,・・・,5n)及びマグネットセンサ2(2a,2b,・・・,2n)及び電気錠3(3a,3b,・・・,3n)の記載についても同様とする。また、後述する機能ブロック(例えば、共有データ受信部41(41a,41b,・・・,41n)、検出部42(42a,42b,・・・,42n)等)の記載についても同様とする。
端末コントローラ4には、扉5の電気錠3と扉5の状態(例えば、扉の開閉状態)を検出するマグネットセンサ2とが接続されている。端末コントローラ4は、接続する電気錠3から、電気錠3が掛かっているか否かの電気錠状態を示す電気錠状態情報30(状態情報の一例)を入力する。また、端末コントローラ4は、接続するマグネットセンサ2から、扉状態(例えば、扉の開閉状態)を示す扉状態情報20(状態情報の一例)を入力する。これにより、端末コントローラ4は、対応する扉5の電気錠状態(設備の状態の一例)、あるいは対応する扉5の扉状態(設備の状態の一例)を検出することができる。
また、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)は、イーサネット(登録商標)等のLAN(ローカルエリアネットワーク)1に接続されており、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)は互いにLAN1を介して通信可能に構成されている。端末コントローラ4は、他の端末コントローラのIP(インターネットプロトコル)アドレス等を用いて、LAN1を介して他の端末コントローラと通信する。
また、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)は、複数の扉5(5a,5b,・・・,5n)(複数の設備の一例)のそれぞれの扉の状態(電気錠状態、扉状態等)が付加されたひとつの共有データ200を、転送の対象として複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の間でLAN1を介して順次転送する。すなわち、出入管理システム800では、システムが管理するすべての扉5の状態を設定する共有データ200を予め定義して、端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の間で共有データ200をLAN1を介して順次転送しながら、各端末コントローラ4が最新の扉の状態情報を設定していく。このように、各端末コントローラ4は、LAN1に接続されているすべての端末コントローラ(4a,4b,・・・,4n)が管理する扉(5a,5b,・・・,5n)についての電気錠状態、扉状態等が設定された共有データ200を共有することができる。したがって、各端末コントローラ4は、すべての扉(5a,5b,・・・,5n)の状態情報を知ることができ、自己の管理する扉について他の端末コントローラの管理する扉の状態変化に連動した制御を実現することができる。
図2は、実施の形態1に係る端末コントローラ4の機能ブロックの構成を示す機能ブロック構成図である。図2では、簡単のため端末コントローラ4aの機能について説明するが他の端末コントローラ4(4b,・・・4n)についても同様の構成である。
端末コントローラ4aは、共有データ受信部41aと、検出部42aと、状態設定部43aと、共有データ転送部44a(応答確認受信部)と、タイマ47aとを備えている。また、端末コントローラ4aの記憶装置には、共有データ記憶部45aと、共有データ通信パラメータ記憶部46aとが記憶されている。
共有データ受信部41aは、LAN1を介して端末コントローラ4a(自端末コントローラ)以外の他の端末コントローラ4から共有データ200を受信する。また、共有データ受信部41aは、共有データ200を受信すると、共有データ200を正しく受信した確認を示す応答としてACK60(応答確認情報)を共有データの送信元へ返信する。
検出部42aは、対応する扉5aの状態を検出する。検出部42aは、扉5aの電気錠3aから、電気錠3が掛かっているか否か等の電気錠状態を示す電気錠状態情報30を入力する。また、検出部42aは、対応する扉5aのマグネットセンサ2aから、扉5aの開閉状態等の扉状態を示す扉状態情報20を入力する。また、検出部42aは、扉5aに警備装置11a等が備えられている場合には、警備装置11aから警備状態情報10を入力してもよい。
検出部42aは、例えば、共有データ受信部41aが共有データ200を他の端末コントローラから受信する度に、電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10の入力を要求する状態情報要求を電気錠3・マグネットセンサ2・警備装置11に送信する。あるいは、検出部42aは、定期的に情報情報要求を電気錠3・マグネットセンサ2・警備装置11に送信してもよい。あるいは、それぞれの装置(電気錠3・マグネットセンサ2・警備装置11)によって個別に設定されたタイミングで、それぞれの装置(電気錠3・マグネットセンサ2・警備装置11)が非同期に情報を検出部42aへ送信するようにしてもよい。しかし、端末コントローラ4aでは、共有データ200に最新の扉の情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)を設定するのが好ましいことを考慮すると、情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)の入力は共有データ200の受信と同期させるのが好ましい。
検出部42aは、入力した情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)を記憶装置に一旦記憶する。
状態設定部43aは、共有データ受信部41aにより受信された共有データ200に対し、検出部42aにより検出された扉状態情報20、電気錠状態情報30、警備状態情報10を設定(付加)する。また、状態設定部43aは、扉の状態情報(扉状態情報20、電気錠状態情報30、警備状態情報10等)を設定(付加)した共有データ200を共有データ記憶部45aに記憶する。すなわち、状態設定部43aにより共有データ記憶部45aに記憶される共有データ200は、最新の扉の状態情報202aが設定された共有データ200である。
図3は、実施の形態1に係る共有データ200の構造を示す図である。図3を用いて、共有データ200の構造について説明する。
共有データ200は、反転フラグ201と、端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)に対応する扉の状態情報202(202a,202b,・・・,202n)とから構成される。扉の状態情報202は、電気錠状態203、扉状態204、警備状態205から構成される。
反転フラグ201は、複数の端末コントローラ4間で共有データ200を転送する際の転送順序を反転させるか否かを、フラグのオン/オフにより示すものである。上述したように、出入管理システム800では、出入管理システム800の備える複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の間で共有データ200を順次転送させる。そのときの共有データ200の転送順序は、後述する共有データ通信パラメータ記憶部46に予め設定されている。反転フラグ201は、この転送順序を反転させるか否かを示すフラグである。出入管理システム800では、反転フラグ201がオフの場合には、共有データ200の転送順序は予め設定された通りの転送順序であることを示し、反転フラグ201がオンの場合には、共有データ200の転送順序は予め設定された転送順序を反転させた順序とすることを示す。共有データ200の転送順序及び反転フラグ201の詳細については後述する。
図3に示すように、共有データ200には、出入管理システム800の備える複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)のすべてについて、端末コントローラ4と対応する扉5の扉の状態情報202を対応付けて設定することができる。共有データ200には、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の各端末コントローラ4に対して、電気錠状態203と扉状態204と警備状態205とが状態設定部43aにより設定される。状態設定部43aは、検出部42aにより検出された扉状態情報20を扉状態204aに設定(付加)し、電気錠状態情報30を電気錠状態203aに設定(付加)し、警備状態情報10を警備状態205aに設定(付加)する。
図2に戻り説明を続ける。共有データ転送部44aは、状態設定部43aにより扉5aの扉の状態情報202aが付加された共有データ200を、LAN1を介して端末コントローラ4a以外の他の端末コントローラのいずれかである転送先の端末コントローラ(転送先端末コントローラ)に転送する。
応答確認受信部としての共有データ転送部44は、共有データ200を転送先の端末コントローラに転送した場合に、転送した共有データ200に対する応答であるACK60(応答確認情報)を転送先端末コントローラから受信する。
共有データ通信パラメータ記憶部46a(転送順序情報記憶部の一例)は、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)間で転送される共有データ200の転送順序を示す転送順序情報である共有データ通信パラメータ500を記憶する。共有データ通信パラメータ記憶部46aは、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)の各端末コントローラのアドレスが順序付けて設定されている共有データ通信パラメータ500(転送順序アドレステーブルの一例)を、共有データ200の転送順序を示す転送順序情報として記憶する。
図4は、実施の形態1に係る共有データ通信パラメータ500の構成を示す図である。図4を用いて、共有データ通信パラメータ500の構成について説明する。
共有データ通信パラメータ500には、システムの管理者等により共有データ200を各端末コントローラ間で通信するためのパラメータ(共有データ200の転送順序を示す情報)が予め設定されている。図4に示すように、共有データ通信パラメータ500は、ID番号501と、自IPアドレス502と、前IPアドレス503と、次IPアドレス504と、タイムアウト値505とから構成される。
ID番号501には、端末コントローラ4のインデックス番号が設定される。端末コントローラ4のインデックス番号とは、各端末コントローラに対してシステムの管理者等により予め付与される識別番号である。
自端末コントローラのインデックス番号に対応する自IPアドレス502には、自端末コントローラのIPアドレスが設定される。前IPアドレス503には、自IPアドレスの前に順序づけられる端末コントローラ(以下、前端末コントローラという)のIPアドレスが設定される。次IPアドレス504には、自IPアドレスの次に順序づけられる端末コントローラ(以下、次端末コントローラという)のIPアドレスが設定される。各端末コントローラ4(自端末コントローラ)が共有データ200を転送する転送先端末コントローラは、前端末コントローラと次端末コントローラとのいずれかである。また、各端末コントローラ4(自端末コントローラ)が共有データ200を受信した場合の、送信元の端末コントローラは、前端末コントローラと次端末コントローラとのいずれかである。
したがって、各端末コントローラ4(自端末コントローラ)は、前端末コントローラと次端末コントローラとを判定することができれば、共有データ200を受信して、受信の受信確認応答としてACK60を送信元の端末コントローラに返信し、共有データを200を転送先の端末コントローラに転送するという一連の処理を行うことができる。すなわち、共有データ通信パラメータ500は、少なくとも自端末コントローラと、自端末コントローラの次に順序付けられる端末コントローラと、自端末コントローラの前に順序付けられる端末コントローラとの間の転送順序を含む情報であればよい。つまり、少なくとも自端末コントローラのアドレスと、前端末コントローラのアドレスと、次端末コントローラのアドレスとを含む共有データ通信パラメータ500を備えていればよい。例えば、端末コントローラ4aは、図4に示すように、端末コントローラ4aの転送順序情報500aで示す情報を備えているだけでも構わない。
タイムアウト値505には、一定時間TにID番号の値を加算した値を設定(定義)する。一定時間TにID番号の値を加算した値をタイムアウト値とするのは、複数の端末コントローラ4が同時に起動してタイマ47のカウンタ値が同期してしまった場合、複数の端末コントローラ4が共有データ200を送信し合う状況が発生するのを防ぐために、各端末コントローラ4のタイムアウト値をずらすためである。
このように、共有データ通信パラメータ500において、出入管理システム800の備える端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)のすべてについて、前端末コントローラの前IPアドレスと、次端末コントローラの次IPアドレスとを定義することにより、複数の端末コントローラ4(4a,4b,・・・,4n)間で共有データ200を転送する転送順序を示すことができる。
共有データ通信パラメータ500は、システムの管理者により予め定義され、各端末コントローラ4の記憶装置(共有データ通信パラメータ記憶部46)に記憶される。このような構成をとることにより、例えば、ビル内の設備に変更が生じた場合でも、容易に共有データ通信パラメータ500に設備の変更を反映することができる。
また、各端末コントローラ4は、自端末コントローラのインデックス番号に対応する情報のみを有する構成でもよい。例えば、端末コントローラ4a(ID番号は1とする)は、図4に示すように、端末コントローラ4aの転送順序情報500aのみを有するとしてもよい。この場合は、端末コントローラ4aが備える記憶装置のリソース使用容量の節約となる。
図5は、実施の形態1に係る端末コントローラ4の共有データ転送処理を示すフロー図である。図5を用いて、端末コントローラ4の共有データ転送処理の動作について説明する。端末コントローラ4の共有データ転送処理は、端末コントローラ4の備える共有データ受信部41、検出部42、状態設定部43、共有データ転送部44(応答確認受信部)が処理装置(CPU)、記憶装置、受信装置、送信装置等のハードウェア資源を用いて実行する処理である。
まず、前提として、各端末コントローラ4の共有データ通信パラメータ記憶部46には、予め管理者等により定義された共有データ通信パラメータ500が記憶されている。また、共有データ記憶部45には、出入管理システムにおいて管理する各扉5の状態情報を設定するための設定領域が定義された共有データ200が予め記憶されている。すなわち、共有データ記憶部45には、図3に示したフォーマットを有する共有データ200が予め定義され記憶されている。また、以下で説明する端末コントローラ4の共有データ転送処理では、検出部42の扉の状態情報検出処理と共有データ受信部41の共有データ受信処理とは同期をとっておらず、検出部42は扉の状態情報202の検出処理を随時実行して、扉の状態情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)を記憶装置に随時記憶しているものとする。
<端末コントローラ開始処理>
まず、端末コントローラ4が起動されると、処理装置によりタイマ47が初期値0にリセットされる。
<共有データ受信処理:S01〜S02>
S01において、共有データ受信部41は、共有データ200の受信のチェックを処理装置により行う。共有データ200の受信がない場合(S01でNo)は、共有データ受信部41は、S02においてタイムアウトのチェックを処理装置により行う。共有データ受信部41は、タイムアウトのチェックを行う場合、タイマ47の値と共有データ通信パラメータ500に設定されている自己の端末コントローラ4に対応するタイムアウト値とを処理装置により比較することによりタイムアウトか否かを判断する。以下の説明においても、タイムアウトの処理は同様に行う。
タイムアウトでない場合(S02でNo)は、共有データ受信部41は、S01に戻り共有データ200の受信チェックを繰り返す。タイムアウトの場合(S02でNo)は、共有データ受信部41は、S05に処理を移す。
<ACK送信処理:S03>
共有データ200の受信があった場合(S01でYes)は、S03において、共有データ受信部41は、受信した共有データ200に対する応答であるACK60(応答確認情報の一例)を処理装置により生成して、共有データ200を受信したことを知らせるためにACK60を共有データ200の送信元の端末コントローラに返信する処理を行う。。以下に、ACK60を共有データ200の送信元の端末コントローラに返信する処理について説明する。
まず、共有データ受信部41は、受信した共有データ200の反転フラグ201の判定を処理装置により行う。共有データ受信部41は、反転フラグ201がオフの場合は、共有データ200の転送順序は反転していないことを意味するので、共有データ200は前端末コントローラから送信されてきたものであると判定する。共有データ受信部41は、共有データ通信パラメータ500から前端末コントローラの前IPアドレスを取得して、処理装置を用いて生成したACK60を前端末コントローラに送信する。
共有データ受信部41は、反転フラグ201がオンの場合は、共有データ200の転送順序は反転していることを意味するので、共有データ200は次端末コントローラから送信されてきたものであると判定する。共有データ受信部41は、共有データ通信パラメータ500から次端末コントローラの次IPアドレスを取得して、処理装置を用いて生成したACK60を次端末コントローラに送信する。
<状態設定処理:S04>
次に、S04において、状態設定部43は、共有データ受信部41により受信された共有データ200に対し、検出部42により検出された扉5の状態情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)を設定(付加)する。上述したように、ここでは、扉の状態情報は、検出部42により随時記憶装置に記憶されているものとする。状態設定部43は、検出部42により随時記憶装置に記憶されている扉の状態情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)を、記憶装置から取得して、共有データ200に設定する。また、状態設定部43は、扉5の状態情報(電気錠状態情報30・扉状態情報20・警備状態情報10)を設定(付加)した共有データ200を共有データ記憶部45に記憶する。
ここでは、S03のACK送信処理の次にS04の状態設定処理を行うものとしているが、この順番に限らず、S04の状態設定処理の次にS03のACK送信処理を行うとしてもよい。また、S03のACK送信処理とS04の状態設定処理とを並行して実行しても構わない。
<共有データ転送処理:S05>
次に共有データ転送部44は、共有データ200の転送処理を行う。まず、共有データ転送部44は、共有データ記憶部45に記憶された共有データ200を記憶装置から取り出して、取り出した共有データ200に設定された反転フラグ201を処理装置により判定する。ここで、共有データ記憶部45に記憶された共有データ200は、共有データ受信部41により受信され、状態設定部43により扉5の状態情報が付加された共有データ200である。また、S02からタイムアウトで処理が移された場合でも、共有データ記憶部45には、初期処理により予め記憶されている共有データ200、あるいは、以前に受信した共有データ200が記憶されているので、共有データ転送部44は、処理を進めることができる。
共有データ転送部44は、反転フラグ201がオフの場合には、共有データ通信パラメータ記憶部46(転送順序情報記憶部)に記憶された共有データ通信パラメータ500(転送順序情報)に示される共有データ200の転送順序に従って(すなわち、転送順序通りに)、共有データ200を転送する。すなわち、共有データ転送部44は、共有データ通信パラメータ500(転送順序アドレステーブル)から、自端末コントローラの自IPアドレスの次に順序付けられている次端末コントローラの次IPアドレスを取得して、取得した次IPアドレスを転送すべき転送先端末コントローラのアドレスと判定する。共有データ転送部44は、共有データ200を次端末コントローラにネットワークを介して転送する。
共有データ転送部44は、反転フラグ201がオンの場合には、共有データ通信パラメータ記憶部46(転送順序情報記憶部)に記憶された共有データ通信パラメータ500(転送順序情報)に示される転送順序を反転させた順序に従って、共有データ200を転送する。すなわち、共有データ転送部44は、共有データ通信パラメータ500(転送順序アドレステーブル)から、自端末コントローラの自IPアドレスの前に順序付けられている前端末コントローラの前IPアドレスを取得して、取得した前IPアドレスを転送すべき転送先端末コントローラのアドレスと判定する。共有データ転送部44は、共有データ200を前端末コントローラにネットワークを介して転送する。
S51にて、共有データ転送部44は、タイマ47をリセットする。
<ACK受信処理:S06〜S10>
次に、S06において、共有データ転送部44(応答確認受信部)は、ACK60の受信をチェックする。共有データ転送部44(応答確認受信部)は、共有データ転送部44が共有データ200を転送先端末コントローラに転送した場合に、転送した共有データ200に対する応答であるACK60(応答確認情報)を転送先端末コントローラから受信したか否かを処理装置によりチェックする。
ACK60を受信した場合(S06でYes)には、共有データ200が転送先端末コントローラに正しく転送されたと確認できたことを意味するので、共有データ転送部44は、タイマ47をリセットしてS01に処理を戻し、端末コントローラ4は共有データ200の待ち状態となる。
ACK60を受信しない場合(S06でNo)には、共有データ転送部44は、S07においてタイムアウトか否かをチェックする。
タイムアウトでない場合(S07でNo)には、共有データ転送部44は、ACK60の待ち状態(S06)に処理を移す。
タイムアウトの場合(S07でYes)、すなわち、共有データ転送部44が共有データ200を転送した場合に、所定の時間(タイムアウト値)内にACK60が受信されない場合には、共有データ転送部44は、以下の処理を行う。
まず、S08において、共有データ転送部44は、共有データ記憶部45に記憶されている受信した共有データ200を取り出して、共有データ200の示す反転フラグ201のフラグを反転する。すなわち、共有データ転送部44は、共有データ200の反転フラグ201がオンの場合には反転フラグ201をオフにし、共有データ200の反転フラグ201がオフの場合には反転フラグ201をオンにする。共有データ転送部44は、ACK60を受信しないということは、共有データ200の転送先端末コントローラに障害が発生していることであると判断する。そこで、共有データ転送部44は、これまでの共有データ200の転送順序を反転させて共有データ200を転送することにより、障害の発生した端末コントローラを避けて共有データ200を転送できるようにするために、共有データ200の反転フラグ201を反転する。
次に、S09において共有データ転送部44は、反転した反転フラグ201のチェックを処理装置により行う。反転した反転フラグ201がオフの場合には、共有データ通信パラメータ500に示された共有データ200の転送順序に従って共有データ200を転送することを意味するので、共有データ転送部44は、次端末コントローラの次IPアドレスを共有データ通信パラメータ500から取得して、新たな転送先端末コントローラのアドレスと判定する。共有データ転送部44は、共有データ200を次端末コントローラにネットワークを介して転送して、S06のACK60の受信チェック処理に処理を戻す。
反転した反転フラグ201がオンの場合には、共有データ通信パラメータ500に示された共有データ200の転送順序を反転した順序に従って共有データ200を転送することを意味するので、共有データ転送部44は、前端末コントローラの前IPアドレスを共有データ通信パラメータ500から取得して、新たな転送先端末コントローラのアドレスと処理装置により判定する。共有データ転送部44は、共有データ200を前端末コントローラにネットワークを介して転送して、S06のACK60の受信チェック処理に処理を戻す。
このように、実施の形態1に係る出入管理システム800によれば、扉5の扉の状態情報202を格納する共有データ200をデータパケットとして定義し、その共有データ200を各端末コントローラが自己の端末コントローラに対応する扉5の扉の状態情報202を付加(セット)しながら数珠繋ぎ状に通信することにより、全端末コントローラが他の端末コントローラの状態を共有できるようにすることができる。したがって、実施の形態1に係る出入管理システム800によれば、システムの全端末コントローラを一括に管理する特定のコントローラを設けることなく、扉の連動制御をすることができる。
また、実施の形態1に係る出入管理システム800によれば、端末コントローラが次の端末コントローラに共有データ200を転送し、一定時間が経過しても、転送先の端末コントローラからACK60(応答信号)を受信しない場合に、通信方向を反転させて、通信方向を反転させたまま数珠繋ぎ状に通信することにより、停止している端末コントローラを避けて、停止している端末コントローラを以外の端末コントローラの状態を共有することができる。
図6は、実施の形態1に係る端末コントローラ4のハードウェア資源の一例を示す図である。図6において、端末コントローラ4は、システムユニット910、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902(Key・Board:K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・ Drive)、コンパクトディスク装置905(CDD)、プリンタ装置906、スキャナ装置907などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。
システムユニット910は、コンピュータであり、ファクシミリ機932、電話器931とケーブルで接続され、また、ローカルエリアネットワーク942(LAN)、ゲートウェイ941を介してインターネット940に接続されている。
図7は、実施の形態1に係る端末コントローラ4のハードウェア資源の一例を示す図である。図7において、端末コントローラ4は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、通信ボード915、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶)の表示画面を有する表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、スキャナ装置907、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
通信ボード915、キーボード902、スキャナ装置907、FDD904などは、入力部、入力装置の一例である。
また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906などは、出力部、出力装置の一例である。
通信ボード915は、ファクシミリ機932、電話器931、LAN942等に接続されている。通信ボード915は、LAN942に限らず、インターネット940、ISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。インターネット940或いはISDN等のWANに接続されている場合、ゲートウェイ941は不用となる。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
上記プログラム群923には、実施の形態1の説明において「〜部」、「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、実施の形態1の説明において、「〜の判定結果」、「〜の計算結果」、「〜の処理結果」として説明する情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」、「〜データベース」、「〜データ」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」、「〜データベース」、「〜データ」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリになどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPUの動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPUの動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、実施の形態1の説明において説明するフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、FDD904のフレキシブルディスク、CDD905のコンパクトディスク、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク、DVD(Digital・Versatile・Disk)等の記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体によりオンライン伝送される。
また、実施の形態1の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「手段」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、以下に述べる「〜部」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、以下に述べる「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
実施の形態1において、以下のような特徴を有する出入管理システム800について説明した。
実施の形態1に係る出入管理システム800は、扉の電気錠および扉の状態を検出するマグネットセンサが接続された端末コントローラが、ネットワークに複数台接続された出入管理システム800(出入管理装置)において、全端末コントローラの電気錠および扉の状態を表すデータパケットを定義し、そのデータを各端末コントローラがおのおのの状態をセットしながら数珠繋ぎ状に通信することにより、全端末コントローラが他の端末コントローラの状態を共有できるようにすることを特徴とする。
実施の形態1に係る出入管理システム800は、端末コントローラが次の端末コントローラに共有データを送信し、一定時間が経過しても、前記次の端末コントローラから前記共有データを正しく受信した確認を示す応答信号を受信しない場合、通信方向を反転させて、前の端末コントローラヘ前記共有データを送信し、通信方向を反転させたまま数珠繋ぎ状に通信することにより、停止している端末コントローラ以外の端末コントローラの状態を共有できるようにする手段を備えたことを特徴とする。
また、実施の形態1の説明において、端末コントローラ4における共有データ受信部41、検出部42、状態設定部43、共有データ転送部44(応答確認受信部)は、それぞれ独立した機能ブロックとして構成されているが、ひとつの機能ブロックとしてもよい。あるいは、共有データ転送部44と応答確認受信部とは独立した機能ブロックとして構成されていてもよい。あるいは、これらの機能ブロックを、他のどのような組み合わせで構成しても構わない。
実施の形態1に係る出入管理システム800及び端末コントローラ4は、処理装置、記憶装置等のハードウェアが用いられており、ソフトウェアによる情報処理がハードウェアを用いて具体的に実現されたものである。すなわち、上述した実施の形態1の出入管理システム800及び端末コントローラ4は、自然法則を利用したハードウェアの動作により出入管理システム800及び端末コントローラ4の共有データ転送処理の実現を図っているものであり、自然法則を利用した技術的創作に該当するものである。
実施の形態1に係る出入管理システム800のシステム構成を示すシステム構成図である。 実施の形態1に係る端末コントローラ4の機能ブロックの構成を示す機能ブロック構成図である。 実施の形態1に係る共有データ200の構造を示す図である。 実施の形態1に係る共有データ通信パラメータ500の構成を示す図である。 実施の形態1に係る端末コントローラ4の共有データ転送処理を示すフロー図である。 実施の形態1に係る端末コントローラ4のハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態1に係る端末コントローラ4のハードウェア資源の一例を示す図である。 従来の出入管理システムのシステム構成を示す図である。
符号の説明
1 LAN、2,2a,2b,2n マグネットセンサ、3,3a,3b,3n 電気錠、4,4a,4b,4n 端末コントローラ、5,5a,5b,5n 扉、10 警備状態情報、20 扉状態情報、30 電気錠状態情報、41,41a 共有データ受信部、42,42a 検出部、43,43a 状態設定部、44,44a 共有データ転送部、47,47a タイマ、202,202a,202b,202n 扉の状態情報、203 電気錠状態、204 扉状態、205 警備状態、500 共有データ通信パラメータ、500a 端末コントローラ4aの転送順序情報、501 ID番号、502 自IPアドレス、503 前IPアドレス、504 次IPアドレス、505 タイムアウト値、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 スキャナ装置、910 システムユニット、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群、931 電話器、932 ファクシミリ機、940 インターネット、941 ゲートウェイ、942 LAN。

Claims (5)

  1. 複数の設備の各設備に対応して設けられ、ネットワークに接続された複数の端末コントローラを備えた設備管理システムにおいて、
    上記複数の端末コントローラは、
    上記複数の設備の各設備の状態を示す状態情報を有する共有データを、各端末コントローラの間で上記ネットワークを介して転送するとともに、
    上記複数の端末コントローラの各端末コントローラは、
    対応する当該設備の状態を示す状態情報を検出する検出部と、
    上記共有データを上記ネットワークを介して自端末コントローラ以外の他の端末コントローラのいずれかから受信する共有データ受信部と、
    上記共有データ受信部により受信された上記共有データに対し、上記検出部により検出された上記状態情報を付加する状態設定部と、
    上記状態設定部により当該設備の上記状態情報の付加された上記共有データを、上記ネットワークを介して自端末コントローラ以外の他の端末コントローラのいずれかに転送する共有データ転送部と
    を備えることを特徴とする設備管理システム。
  2. 上記複数の端末コントローラの各端末コントローラは、さらに、
    上記複数の端末コントローラ間で転送される上記共有データの転送順序を示す転送順序情報であって、少なくとも自端末コントローラと、自端末コントローラの次に順序付けられる端末コントローラと、自端末コントローラの前に順序付けられる端末コントローラとの間の転送順序を含む転送順序情報を記憶する転送順序情報記憶部を備え、
    上記共有データ受信部は、
    上記共有データの転送順序の反転の有無をオン/オフにより示す反転フラグが設定された上記共有データを受信し、
    上記共有データ転送部は、
    上記共有データに設定された上記反転フラグがオフの場合には、上記転送順序情報記憶部に記憶された上記転送順序情報に示される上記共有データの転送順序に従って、上記共有データを転送すべき転送先端末コントローラを判定し、判定した上記転送先端末コントローラに上記共有データを転送し、上記共有データに設定された上記反転フラグがオンの場合には、上記転送順序情報記憶部に記憶された上記転送順序情報に示される上記転送順序を反転させた順序に従って、上記共有データを転送すべき転送先端末コントローラを判定し、判定した上記転送先端末コントローラに上記共有データを転送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備管理システム。
  3. 上記転送順序情報記憶部は、
    上記複数の端末コントローラの各端末コントローラのアドレスを順序付けた転送順序アドレステーブルであって、少なくとも自端末コントローラのアドレスの前に順序付けられている端末コントローラのアドレスと自端末コントローラのアドレスの次に順序付けられている端末コントローラのアドレスとを含む転送順序アドレステーブルを上記転送順序情報として記憶し、
    上記共有データ転送部は、
    上記共有データに設定された上記反転フラグがオフの場合には、上記転送順序情報記憶部に記憶された上記転送順序アドレステーブルから、自端末コントローラのアドレスの次に順序付けられている端末コントローラのアドレスを次端末コントローラのアドレスとして取得して、取得した上記次端末コントローラのアドレスを上記転送先端末コントローラのアドレスと判定して上記共有データを上記次端末コントローラに転送し、上記共有データに設定された上記反転フラグがオンの場合には、上記転送順序情報記憶部に記憶された上記転送順序アドレステーブルから、自端末コントローラのアドレスの前に順序付けられている端末コントローラのアドレスを前端末コントローラのアドレスとして取得して、取得した上記前端末コントローラのアドレスを上記転送先端末コントローラのアドレスと判定して上記共有データを上記前端末コントローラに転送する
    ことを特徴とする請求項2に記載の設備管理システム。
  4. 上記複数の端末コントローラの各端末コントローラは、さらに、
    上記共有データ転送部が上記共有データを上記転送先端末コントローラに転送した場合に、転送した上記共有データに対する応答である応答確認情報を上記転送先端末コントローラから受信する応答確認受信部を備え、
    上記共有データ転送部は、
    上記共有データを転送した後に、所定の時間内に上記応答確認受信部により上記応答確認情報が受信されない場合には、受信した上記共有データの示す上記反転フラグのフラグを反転し、
    反転した上記反転フラグがオフの場合には、上記次端末コントローラのアドレスを新たな転送先端末コントローラのアドレスと判定し、上記共有データを上記次端末コントローラに転送し、
    反転した上記反転フラグがオンの場合には、上記前端末コントローラアドレスを新たな転送先端末コントローラのアドレスと判定し、上記共有データを上記前端末コントローラに転送する
    ことを特徴とする請求項3に記載の設備管理システム。
  5. 複数の設備の各設備に対応して設けられ、ネットワークに接続された複数の端末コントローラを備えた設備管理システムで使用される上記端末コントローラにおいて、
    対応する当該設備の状態を示す状態情報を検出する検出部と、
    上記複数の設備の各設備の状態を示す状態情報が付加され、上記複数の端末コントローラ間で転送される共有データを、上記ネットワークを介して自端末コントローラ以外の他の端末コントローラのいずれかから受信する共有データ受信部と、
    上記共有データ受信部により受信された上記共有データに対し、上記検出部により検出された上記状態情報を付加する状態設定部と、
    上記状態設定部により当該設備の上記状態情報の付加された上記共有データを、上記ネットワークを介して自端末コントローラ以外の他の端末コントローラのいずれかに転送する共有データ転送部と
    を備えることを特徴とする端末コントローラ。
JP2008127027A 2008-05-14 2008-05-14 設備管理システム及び端末コントローラ Expired - Fee Related JP5065148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008127027A JP5065148B2 (ja) 2008-05-14 2008-05-14 設備管理システム及び端末コントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008127027A JP5065148B2 (ja) 2008-05-14 2008-05-14 設備管理システム及び端末コントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009278328A true JP2009278328A (ja) 2009-11-26
JP5065148B2 JP5065148B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=41443348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008127027A Expired - Fee Related JP5065148B2 (ja) 2008-05-14 2008-05-14 設備管理システム及び端末コントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5065148B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249750A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Nikkiso Co Ltd 血液浄化システム
WO2022209334A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 三菱重工業株式会社 制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018041A (ja) * 1983-07-11 1985-01-30 Nissan Motor Co Ltd ル−プ型ネツトワ−クシステム
JPH04168829A (ja) * 1990-10-31 1992-06-17 Nec Corp 通信制御装置
JPH1023050A (ja) * 1996-07-08 1998-01-23 Fuji Electric Co Ltd リング状ネットワークにおける信号伝送方式
JP2001053772A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 分岐挿入ノード、それを複数接続したリングネットワークおよびリングネットワークの障害復旧方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6018041A (ja) * 1983-07-11 1985-01-30 Nissan Motor Co Ltd ル−プ型ネツトワ−クシステム
JPH04168829A (ja) * 1990-10-31 1992-06-17 Nec Corp 通信制御装置
JPH1023050A (ja) * 1996-07-08 1998-01-23 Fuji Electric Co Ltd リング状ネットワークにおける信号伝送方式
JP2001053772A (ja) * 1999-08-11 2001-02-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 分岐挿入ノード、それを複数接続したリングネットワークおよびリングネットワークの障害復旧方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012249750A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Nikkiso Co Ltd 血液浄化システム
WO2022209334A1 (ja) * 2021-03-31 2022-10-06 三菱重工業株式会社 制御装置、及びその制御方法並びに制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5065148B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9166872B2 (en) Method and network device for detecting IP address conflict
JP2015511099A (ja) 相互接続障害のクラスタ全体の一貫した検出
JP6881949B2 (ja) 管理システム、および制御方法
JP5065148B2 (ja) 設備管理システム及び端末コントローラ
US9807259B2 (en) Method for providing service through solution server in security environment, and apparatus and system for performing the same
JP2007233586A (ja) 二重化制御装置及び二重化制御方法
JP2015041947A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN108605058B (zh) 连接丢失时的后退
US10735440B2 (en) Communication destination determination device, communication destination determination method, and recording medium
JP2010268318A (ja) 中継機を検出する装置、方法、プログラム
US20060209708A1 (en) Communication apparatus, method for controlling communication apparatus, communication system, program and medium
JPH11338754A (ja) 共有ファイル管理システム
JP2009003491A (ja) クラスタシステムにおけるサーバ切り替え方法
JP2018205797A (ja) 画像形成装置管理システム及び画像形成装置管理方法
EP2290520A2 (en) Image forming apparatus and method thereof
US9467501B2 (en) Relay server system
JP5309715B2 (ja) 被管理装置、トラップ送信先設定方法、及びトラップ送信先設定プログラム
JP2016200961A (ja) サーバー障害監視システム
JP2020204833A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2016005092A (ja) 通信アドレス管理システム、ビル管理システム及び通信アドレス管理プログラム
JP2017068415A (ja) システム、及び、システムの制御方法
JP5609272B2 (ja) サーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法
US10567341B2 (en) Information processing apparatus capable of receiving event, method of controlling the same, and storage medium
JP2011215819A (ja) 制御装置
US20220182507A1 (en) Method for registration in image forming apparatus, system, and image forming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120809

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees