JP5609272B2 - サーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法 - Google Patents

サーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法 Download PDF

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本発明はサーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法に関し、特に複数のサーバモジュールを備えるサーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法に関する。
サーバ装置の故障によるリスクを回避するための技術として、フォールトトレラントサーバ(以下、ftサーバと称す)が知られている。ftサーバは、複数のサーバモジュールを備えるサーバ装置である。各サーバモジュールは、同期しており、同様の構成部品(CPU(Central Processing Unit)やメモリ等)を備える。また、各サーバモジュールは互いに接続され、各サーバモジュール間においてデータの交換が可能である。そして、各サーバモジュールにおいて、それぞれの構成部品は同じ処理を実行する。
そのため、通常使用されているメインのサーバモジュール(以下、自系サーバモジュールと称す)が故障した場合にも、その他の予備のサーバモジュール(以下、他系サーバモジュールと称す)がその後の処理の引き継ぎ(フェイルオーバー)をすることができる(例えば、特許文献1及び2)。つまり、ftサーバは、他系サーバモジュールを備えることにより、サーバ装置の多重化を図っている。その結果、サーバ装置の耐障害性を向上させることができる。
一方、サーバ装置には、一般的に、当該サーバ内部の状態や異常を検知する管理装置が接続される。管理装置は、サーバ装置に設けられた管理ポートから、当該サーバ装置の管理情報(例えば、サーバ装置のログ等)を取得し、サーバ内部の状態等を管理する。ftサーバにおいても、このような管理装置が接続される。この場合、それぞれのサーバモジュールに管理ポートが設けられており、各サーバモジュールは、管理ポートを介して管理装置と接続される。なお、管理装置は、OS(Operating System)の起動前やOSのハング後においても、ftサーバの状態を管理する必要がある。そのため、ftサーバがスタンバイ電源のみによって動作している場合でも、管理装置は、ftサーバの管理情報を取得する必要がある。
例えば、2つのサーバモジュールを備えるftサーバは、当該2つのサーバモジュールにより、ftサーバ内部では二重化が行われている。しかし、それぞれのサーバモジュールに設けられた管理ポートは二重化されていない。そのため、OSやドライバ、外部装置等により実現されるチーミング等によって、2つの管理ポートの二重化が図られている。
特開2004−206695号公報 特開平11−328139号公報
しかしながら、上述したように、管理ポートの二重化を行う場合には、OSやドライバが起動していることや、外部装置が起動していることが必要となる。そのため、OSの起動前やOSのハング後においては、管理ポートの二重化を行うことはできない。その結果、OSの起動前やOSのハング後に、管理装置が、他系サーバモジュール固有の管理情報を要求すると、自系サーバモジュールは、その要求の度に他系サーバモジュールにアクセスする必要が生じる。したがって、他系サーバモジュールへのアクセス頻度が増加し、管理装置の要求に対する返答に遅延が生じるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、管理装置からの要求に対して迅速な応答が可能なサーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法を提供することを目的としている。
本発明にかかるサーバ装置は、自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、を備え、前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記第1の記憶手段に格納可能であり、前記第1のサーバモジュールは、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するものである。
本発明にかかるサーバシステムは、管理装置と、請求項1〜8のいずれか一項に記載のサーバ装置と、を備えるサーバシステムであって、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求されたデータを返信しないとき、前記管理装置は、前記第2のサーバモジュールに対して、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データの送信を要求するものである。
本発明にかかるサーバ装置の制御方法は、自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、を備えるサーバ装置の制御方法であって、前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得するステップと、前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から取得した前記他系データを前記第1の記憶手段に格納するステップと、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するステップと、を備えるものである。
本発明により、管理装置からの要求に対して迅速な応答が可能なサーバ装置、サーバシステム及びサーバ装置の制御方法を提供することができる。
実施の形態1にかかるサーバ装置の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかるサーバ装置の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかるデータテーブルの一例を示す図である。 実施の形態2にかかるサーバ装置の詳細な構成例を示す図である。 実施の形態2にかかるサーバ装置の動作を示すフローチャートであるである。 実施の形態2にかかるサーバ装置の動作を示すシーケンス図である。 実施の形態3にかかるサーバシステムの構成例を示す図である。 実施の形態3にかかるサーバシステムの動作を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるサーバ装置1の構成例を示す図である。サーバ装置1は、第1のサーバモジュール11と、第2のサーバモジュール12とを備える。第1のサーバモジュール11と第2のサーバモジュール12とは、クロスリンク80を介して通信可能に接続されている。
なお、サーバ装置1は、ftサーバであり、第1のサーバモジュール11及び第2のサーバモジュール12により二重化されている。第1のサーバモジュール11は、管理PC(Personal Computer)91が通常アクセスするサーバモジュール(自系サーバモジュール)である。第2のサーバモジュール12は、第1のサーバモジュール11に故障等が発生した場合に、第1のサーバモジュール11に代替して動作するサーバモジュール(他系サーバモジュール)である。管理PC91は、第1及び第2のサーバモジュール11、12から管理データを取得し、サーバ装置1の状態や異常等を検出する。ここで、管理データとは、サーバログ(例えば、サーバモジュールの電源電圧、温度、メモリ使用率等)やサーバ情報(例えば、内部回路のシリアル番号やメーカー情報、サーバモジュールのLANアドレス等)を含む情報である。これらの管理データは、サーバ装置の状態の監視及びサーバ装置の異常の検出に用いられる。
第1のサーバモジュール11は、第1の記憶部21を備える。第1の記憶部21には、第1のサーバモジュールの管理データ(以下、自系データと称す)を含む複数のデータが格納されている。また、第1のサーバモジュール11と管理PC91とは、LAN90を介して接続されている。第1のサーバモジュールは、LAN90を介して、管理PC91から管理データの送信要求を受け、管理PC91に要求された管理データを送信する。
第2のサーバモジュール12は、上述した第1のサーバモジュール11と同様に、第2の記憶部22を備える。第2の記憶部22には、第2のサーバモジュールの管理データ(以下、他系データと称す)を含む複数の管理データが格納されている。また、第2のサーバモジュール12と管理PC91とは、LAN90を介して接続されている。さらに、第2のサーバモジュール12は、第1のサーバモジュールと同期して動作する。
なお、図1においては、上記したように、管理PC91は通常第1のサーバモジュール11に送信要求を行うため、第1のサーバモジュール11を主体として記載している。すなわち、自系データ及び他系データとは、第1のサーバモジュール11から見た表現である。もちろん、第2のサーバモジュール12を主体として考えた場合は、図1に記載の他系データとは、第2のサーバモジュール12から見ると自系データとなる。また、図1に記載の自系データとは、第2のサーバモジュールから見ると他系データとなる。言い換えると、第2のサーバモジュール12も第1のサーバモジュール11と同様に、第2のサーバモジュール12から見た自系データ(図1における他系データ)を第2の記憶部22に格納している。以下の説明においても、管理PCが最初にアクセスする第1のサーバモジュール11を主体として説明する。
第1のサーバモジュール11は、クロスリンク80を介して、第2のサーバモジュール12の第2の記憶部22から、他系データを取得することができる。そして、第1のサーバモジュール11は、取得した他系データを、第1の記憶部21に格納可能である。図1は、第1のサーバモジュール11が、他系データを取得し、既に第1の記憶部21に格納している状態を示す。第1のサーバモジュール11による他系データの取得及び格納のタイミングは任意である。例えば、第1のサーバモジュール11は、定期的に他系データの取得、格納を行ってもよいし、他系データが更新される毎に行ってもよい。また、他系データの取得は、第1のサーバモジュール11の能動的な取得に限られない。例えば、ユーザが他系データを格納したUSB(Universal Serial Bus)メモリを第1のサーバモジュール11に差し込むことにより他系データの取得を行ってもよい。
続いて、サーバ装置1の動作例について説明する。まず、管理PC91は、第1のサーバモジュール11に対して、管理データの送信要求を行う。第1のサーバモジュール11は、管理PC91から管理データの送信要求を受けた場合、管理PC91からの送信要求に応じて、第1の記憶部21に格納された自系データ又は他系データを管理PC91に対して送信する。
具体的には、管理PC91が他系データを要求する場合、第1のサーバモジュール11は、管理PC91に対して、第1の記憶部21に格納された他系データを送信する。同様に、管理PC91が自系データを要求する場合、第1のサーバモジュール11は、第1の記憶部21に格納された自系データを管理PC91に対して送信する。このとき、第1のサーバモジュール11は、管理PC91からの送信要求に含まれる管理データのデータアドレス等に基づいて、管理PC91が要求する管理データが自系データであるか他系データであるかを識別することができる。
このように、本実施の形態にかかるサーバ装置1によれば、管理PC91から他系データが要求された場合、第1のサーバモジュール11は、第1の記憶部21に格納された他系データを送信する。このため、第1のサーバモジュール11は、管理PC91から他系データの要求がある度に、第2のサーバモジュール12にアクセスし、他系データを取得する必要がない。その結果、管理PC91からの要求に対して、第1のサーバモジュール11内のみで返答処理を行うことができる。したがって、第2のサーバモジュール12へのアクセス頻度を減少させ、管理PC91からの要求に対して迅速な返答が可能となる。
実施の形態2
本発明にかかる実施の形態2について説明する。本実施の形態にかかるサーバ装置2の構成例を図2に示す。サーバ装置2において、第1のサーバモジュール11は、第1の記憶部21に加え、第1の管理ポート31、第1の管理ポート制御部41を備える。第2のサーバモジュール12も同様に、第2の管理ポート32、第2の管理ポート制御部42を備える。
第1の管理ポート制御部41は、管理PC91から送られる送信要求を管理ポート31を介して受け取る。また、第1の管理ポート制御部41は、管理PC91の送信要求に応答して、要求された管理データを第1の記憶部21から管理PC91に対して送信する。さらに、第1の管理ポート制御部41は、第2の管理ポート制御部42とクロスリンク80を介して通信可能な場合は、第2の記憶部22から他系データを取得する。そして、取得した他系データを第1の記憶部21に格納する。その一方で、第1の管理ポート制御部41は、自系データを常に第1の記憶部21に格納しておく。つまり、第1の管理ポート制御部41は、第1及び第2のサーバモジュール11、12から管理データを収集する。そして、第1の管理ポート制御部41は、収集した複数の管理データを複数の識別情報に関連づけ、関連付けたデータをデータテーブルとして第1の記憶部21に格納する。
データテーブルの一例を図3に示す。データテーブルには、管理データ自体とその管理データのアドレスに加えて、"自系データであるか他系データであるかを示す情報"、"恒常的なデータであるか変化する可能性のあるデータであるかを示す情報(第1の識別情報)"、"両系(第1のサーバモジュール11及び第2のサーバモジュール12)共通のデータであるか否かを示す情報(第3の識別情報)"、"有効なデータであるか否かを示す情報(第2の識別情報)"が格納されている。これらの識別情報は、データテーブルに格納された管理データのそれぞれに関連付けられて格納されている。
なお、第2のサーバモジュール12も当該データテーブルを有していてもよい。その場合、第1の管理ポート制御部41は、前記第2の記憶部22に格納された他系データを取得する際に、当該他系データに関連付けられた識別情報も併せて取得する。そして、第1の管理ポート制御部41は、取得した他系データ及び識別情報に基づいて、第1の記憶部21に格納された管理データに適切な識別情報を設定する。例えば、管理ポート制御部41は、取得した他系データのデータアドレスに基づいて、当該他系データと第1のサーバモジュール内の同じアドレスに記憶されている自系データとを比較する。そして、同一の管理データであれば、両系共通の管理データであるという識別情報を設定する。また、サーバ装置の構成等に基づいて、恒常的な管理データのデータアドレスが予め分かっている場合であれば、ユーザは当該データアドレスの管理データは恒常的であるという識別情報を予めデータテーブルに設定しておく。
第1の管理ポート制御部41は、第1の記憶部21に格納されたデータテーブルに基づいて、管理PC91が要求する管理データを返答する。具体的には、管理PC91が自系データを要求する場合、第1の管理ポート制御部41は、第1の記憶部21から、当該要求された自系データを送信する。このとき、管理PC91が要求する管理データが自系データであるか他系データであるかは、管理PC91の送信要求に含まれるデータアドレスに基づいて、第1の管理ポート制御部41が識別可能である。そのため、図3に示した自系データであるか他系データであるかを示す情報は、管理PC91が要求する管理データが自系データであるか他系データであるかの識別には用いられない。
次に、管理PC91が要求する管理データが他系データである場合の第1の管理ポート制御部41の動作を説明する。第1の管理ポート制御部41は、第1の識別情報に基づいて、要求された他系データが恒常的であるか否かを判定する。要求された他系データが恒常的であれば、第1の管理ポート制御部41は、第2の記憶部22から一度だけ恒常的な他系データを取得すればよい。そのため、恒常的か否かを判定することにより、第1の管理ポート制御部41は、管理PC91からの送信要求の度に恒常的な他系データを取得する必要がなくなる。したがって、第2の管理ポート制御部42に対するアクセスの回数を減らすことができる。
要求された他系データが恒常的なデータである場合、第1の管理ポート制御部41は、第3の識別情報に基づいて、当該他系データが両系共通か否かを判定する。ここで、両系共通のデータとは、第1及び第2の記憶部21、22に共通して格納されている同一の管理データを意味する。そして、第1の管理ポート制御部41は、要求された他系データが両系共通のデータであると判定した場合、要求された他系データと同一の自系データを第1の記憶部21から管理PC91に対して送信する。そのため、管理PC91が恒常的な他系データを要求する場合であっても、当該他系データが両系共通データであれば、第1のサーバモジュール11は、第1の記憶部21に格納された自系データを管理PC91に対して送信することができる。つまり、両系共通か否かを判定することにより、第1の管理ポート制御部41は、第2の管理ポート制御部42にアクセスすることなく、第1の記憶部21から両系共通データを送信することができる。
なお、管理ポート制御部41は、要求された他系データのデータアドレスから両系共通の自系データを特定可能である。例えば、管理ポート制御部41が、要求された他系データのデータアドレスのうち、自系または他系を示す部分以外のアドレスを参照する。そして、管理ポート制御部41は、自系または他系を示す部分以外のアドレスが要求された他系データと同一の自系データを検索することにより特定可能である。
これに対して、管理PC91が両系共通のデータでない他系データを要求する場合は、第1の管理ポート制御部41は、第2の識別情報に基づいて、要求された他系データが有効であるか否かを判定する。ここで、他系データが有効であるとは、当該他系データが第1の記憶部21に含まれるキャッシュメモリ(図示省略)に格納されており、当該他系データがキャッシュメモリから送信可能なデータであることを意味する。他系データがキャッシュされている場合、第1の管理ポート制御部41は、要求された他系データをキャッシュメモリから送信する。つまり。有効か否かを判定することにより、第1及び第2のサーバモジュール11、12が通信できない場合であっても、第1の管理ポート制御部41は、第1の記憶部21にキャッシュされた他系データを返答できる。そのため、管理PC91のアクセス先を変更することなく他系データを返答できる。
一方、管理PC91が恒常的でない他系データを要求する場合、第1の管理ポート制御部41は、第2の管理ポート制御部42に対してアクセスを試みる。また、管理PC91から要求された管理データが、恒常的な他系データであり、キャッシュされていない場合も、第1の管理ポート制御部41は、第2の管理ポート制御部42に対してアクセスを試みる。
第1の管理ポート制御部41と第2の管理ポート制御部42とを接続するクロスリンク80が正常に接続されている場合、第1の管理ポート制御部41は、クロスリンク80を介して、第2の管理ポート制御部42にアクセスする。第2の管理ポート制御部42との通信が行われると、第1の管理ポート制御部41は、第2の記憶部22に格納された他系データを取得する。そして、第1の管理ポート制御部41は、取得した他系データを第1のサーバモジュール11の第1の管理ポート31から送信する。
クロスリンク80の故障等により、第1の管理ポート制御部41と第2の管理ポート制御部42とが通信不可能な場合、第1の管理ポート制御部41は、管理PC91に対して、アクセス先を変更し、直接第2のサーバモジュール12へアクセスするように命令する。つまり、第1の管理ポート31に代えて、第2の管理ポート32に対してアクセスするように命令する。これにより、管理PC91のユーザに対して、アクセス先を変更する手間を省くことができる。
ここで、第1のサーバモジュール11及び第2のサーバモジュール12の同期動作について、図4に示す詳細な構成例を用いて説明する。第1のサーバモジュール11は、図2に示した構成に加え、メモリ111、112、CPU113、114、同期システム115、ftコントローラ116、各種I/O117を備える。なお、CPU、メモリの個数は、図4に示した個数に限られるものではない。
メモリ111、112は、例えばRAM(Random Access Memory)であり、CPU113、114の演算処理等に用いられる汎用的なメモリである。CPU113、114は、各種I/O117から入力されるデータを演算し、当該演算結果を各種I/O117に対して出力する。同期システム115は、第1のサーバモジュール11の処理動作と第2のサーバモジュール12の処理動作とを同期させるように、第1のサーバモジュール11内部のクロックを制御する。各種I/O117は、LAN、HDD(Hard Disk Drive)、キーボード等の外部のデータ入出力装置と接続され、データの入出力を行う。なお、第2のサーバモジュール12の構成は、上述した第1のサーバモジュールと同様であるため、説明を省略する。
ftコントローラ116は、各種I/O117とCPU113、114との間で送受信されるデータを、第2のサーバモジュール12のftコントローラ126から送られてくるデータと比較する。上述したように、第1のサーバモジュール11と第2のサーバモジュール12とは、同じクロックに基づいて、同じ処理を行っている。そのため、ftコントローラ116、126を通過するデータは等しいデータとなる。ftコントローラ116、126は、自らが保持するデータと他方が保持するデータとを比較することにより、第1のサーバモジュール11及び第2のサーバモジュール12が正しく同期しているかを判断する。
続いて、本実施の形態にかかるサーバ装置2の動作について図5に示すフローチャートを用いて説明する。まず、管理PC91から送信要求があった場合、第1の管理ポート制御部41は、管理PC91から受け取った送信要求に含まれるデータアドレスを参照し、要求された管理データが自系データであるか否かを判定する(ステップS101)。管理PC91が自系データを要求する場合、第1の管理ポート制御部41は、第1の記憶部21から、要求された自系データを送信する(ステップS102)。
一方、管理PC91が他系データを要求する場合、第1の管理ポート制御部41は、第1の識別情報を参照して、要求された他系データが恒常的であるか否かを判定する(S103)。要求された他系データが恒常的である場合、第1の管理ポート制御部41は、第3の識別情報を参照して、当該他系データが両系共通のデータであるか否かを判定する(S104)。当該要求された他系データが両系共通のデータである場合、第1の管理ポート制御部41は、第1の記憶部21に格納された両系共通の自系データを送信する(ステップS102)。
要求された他系データが両系共通のデータでない場合、第1の管理ポート制御部41は、第2の識別情報を参照して、要求された他系データがキャッシュされているか否かを判定する(ステップS105)。当該他系データがキャッシュ済みである場合、第1の管理ポート制御部41は、第1の記憶部21のキャッシュメモリ内の他系データを管理委PC91に対して送信する(ステップS106)。
要求された他系データが恒常的でない場合、または、恒常的な他系データであり、キャッシュされていない場合は、第1の管理ポート制御部41は、第2の管理ポート制御部42と通信可能か否か判定する(ステップS107)。通信可能な場合、第1の管理ポート制御部41は、第2の管理ポート制御部42と通信を行う。そして、第1の管理ポート制御部41は、他系データを取得し、当該他系データを管理PC91に対して送信する(ステップS108)。
一方、通信不可能な場合、第1の管理ポート制御部41は、管理PC91に対して第2の管理ポート32へアクセスするように転送指示を行う(ステップS109)。例えば、管理PC91と管理ポートの間において、http接続を行っている場合は、第1の管理ポート31は300番台の応答コードを出力する。そして、第1の管理ポート制御部41が転送先として第2の管理ポート32のIPアドレスを含むURLを指定する.これにより、特殊なクライアントソフトを必要とせず、管理PC91は、第2の管理ポート32にリクエストを転送できる。
ここで、上述したサーバ装置2の動作の一例を、図6に示すシーケンス図を用いて詳細に説明する。図6に示したシーケンス図は、クロスリンク80が故障し、第1の管理ポート制御部41と第2の管理ポート制御部42とが通信できなくなった場合のサーバ装置2の動作を示す。まず、管理PC91が、第1のサーバモジュール11にログインすると(ステップS201)、第1のサーバモジュール11は、ログインが成功した旨の信号を返す(ステップS202)。次に、管理PC91は、第1のサーバモジュール11に対して管理データを要求する(S203)。このとき、第1及び第2のサーバモジュール11、12は、互いに通信を行っている。すなわち、第1及び第2のサーバモジュール11、12は、二重化を行っている。そのため、第1のサーバモジュールは、要求された管理データが自系データであるか他系データであるかに関わらず、第1のサーバモジュールから要求された管理データを返答する(ステップS204)。
このとき、クロスリンク80の故障等により、第1のサーバモジュール11と第2のサーバモジュール12との接続が切断された場合を考える。接続が切断されたとしても、第1のサーバモジュール11は、自系データであれば返答可能である。そのため、管理PC91が、第1のサーバモジュール11に対して、自系データを要求した場合(ステップS205)、第1のサーバモジュール11は、第2のサーバモジュール12と通信を行うことなく、自系データを送信する(ステップS206)。
次に、管理PC91が、第1のサーバモジュール11に対して、他系データを要求した場合について説明する(ステップS207)。なお、図6に示した動作例においては、第1の記憶部21に、他系データがキャッシュされていないものとする。要求を受けた第1のサーバモジュール11は、第2のサーバモジュール12に対して通信を試みる。しかし、クロスリンク80は断線しているため、第2のサーバモジュール12から返答はない(ステップS208)。そのため、第1のサーバモジュール11は、管理PC91の要求に対して、第2のサーバモジュール12のアドレスを返答し、転送命令を出力する(ステップS209)。
転送命令を受けた管理PC91は、第1のサーバモジュール11に代えて、アクセス先を第2のサーバモジュール12へと変更する。そして、管理PC91は、第2のサーバモジュール12に対して他系データの要求を行う(ステップS210)。第2のサーバモジュール12は、要求された他系データを返答する(ステップS211)。これにより、管理PC91は、所望の管理データを取得する。
このように、本実施の形態にかかるサーバ装置2によれば、第1の管理ポート制御部41が、第1の記憶部21に含まれるデータテーブルを参照し、要求された管理データの特性を判定する。そして、第1の管理ポート制御部41は、管理PC91が他系データを要求する場合、当該他系データの特性に応じて、第1のサーバモジュール11内で処理可能か否かを判定する。そして、第1のサーバモジュール11内で処理可能な場合、第1のサーバモジュール11は、第2のサーバモジュール12にアクセスすることなく、管理PC91が要求する他系データを送信する。その結果、第1のサーバモジュール11が第2のサーバモジュール12にアクセスする頻度を減らすことができる。
なお、本実施の形態において説明したサーバ装置2の動作には、特別なOSやドライバを必要としない。そのため、サーバ装置2のスタンバイ電源のみで動作を行うことができ、OS起動前やOSハング後においても、迅速な管理データの取得が可能となる。
実施の形態3
本発明にかかる実施の形態3について説明する。本実施の形態にかかるサーバシステム3の構成例を図7に示す。サーバシステム3は、図2に示したサーバ装置2と、実施の形態2において説明したデータテーブルを有する管理PC92とを備える。この場合であっても、第1及び第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、サーバ装置2の構成については実施の形態2と同様であるので、説明を省略する。
ここで、管理PC92が第1のサーバモジュール11に対して管理データの送信要求を行った結果、第1のサーバモジュール11が要求した管理データを送信しない場合について考える。管理PC92は、第1のサーバモジュール11から返答が無い場合、第1のサーバモジュール11との接続失敗を検知する。そして、管理PC92は、接続失敗を検知した場合、第2のサーバモジュール12にアクセス先を変更し、第2の記憶部22に格納された管理データを要求する。
具体的には、管理PC92は、予め第2のサーバモジュール12の接続アドレスを記憶しておく。また、管理PC92は、図3に示したデータテーブルを有する。そして、管理PC92は、データテーブルに基づいて、要求する管理データが第2のサーバモジュール12から取得可能であるか否かを判定する。管理PC92は、第2のサーバモジュール12から取得可能であると判定した場合、第2のサーバモジュール12にアクセス先を変更し、第2の記憶部22に格納された管理データを要求する。ここで、要求する管理データが第2のサーバモジュール12から取得可能である場合とは、要求する管理データが第2の記憶部22に格納されている場合を意味する。例えば、要求する管理データが、他系データである場合、恒常的な自系データであるが第2の記憶部22にキャッシュされている場合、両系共通のデータである場合等である。これによって、第1のサーバモジュール11から要求した管理データが取得できない場合であっても、管理PC92は、自律的にその要求した管理データを第2のサーバモジュール12から取得可能となる。
続いて、サーバシステム3の動作例について、図8に示すシーケンス図を用いて説明する。なお、管理PC92が第1のサーバモジュール11にログインを行う処理から、第1のサーバモジュール11が管理データを返答する処理まで(ステップS201〜ステップS204)の動作は、図6に示したシーケンス図と同様であるため、説明を省略する。
管理PC92は、要求した管理データを取得するとともに、第1の記憶部21に格納されているデータテーブルを取得する(ステップS301)。
このとき、第1のサーバモジュール11の第1の管理ポート31が故障した場合を考える。管理PC92は、第1のサーバモジュール11に対して、管理データを要求する(ステップS302)。しかし、第1の管理ポート31は故障しているため、管理PC92は、第1のサーバモジュール11に接続できない。その結果、管理PC92は、接続の失敗を検知する(ステップS303)。例えば、管理PC92は、所定時間以内に第1のサーバモジュール11から送信要求に対する応答が無かった場合や、第1のサーバモジュールからエラーメッセージ等が通知された場合等を検知することにより、接続の失敗を検知する。
管理PC92は、接続失敗を検知すると、データテーブルを参照し、要求する管理データが第2のサーバモジュール12から取得可能であるか否かを判定する。
管理PC92が要求する管理データが、第2のサーバモジュール12から取得可能である場合、管理PC92は、アクセス先を第2のサーバモジュールに変更する(ステップS304)。そして、管理PC92は、第2のサーバモジュール12に対して、管理データを要求する(ステップS305)。第2のサーバモジュール12は、当該要求を受けると、第2の記憶部22から管理データを返答する(ステップS306)。
この方法を実現するためには、管理PC92には、標準のブラウザ等以外に、クライアントソフトが必要である。ブラウザで動作するアプレット等によって、管理PC92がクライアントソフトをftサーバの管理ポートからダウンロードできるようにすれば、予め管理PC92に特別なソフトウェアをインストールする必要はない。
このように、本実施の形態にかかるサーバシステム3によれば、管理PC92は、第1のサーバモジュール11から管理データを取得できない場合、自身が有するデータテーブルに基づいて、第2のサーバモジュール12から管理データを取得可能か否かを判断する。そのため、第1の管理ポート31自体の故障や第1のサーバモジュール11の電源が落ちている等の原因により、管理PC92が第1のサーバモジュール11に接続できない場合であっても、管理PC92は、第2のサーバモジュール12から要求する管理データを取得することが可能となる。また、第1の管理ポート制御部41から、転送命令が送られてこない場合であっても、管理PC92のユーザに対して、アクセス変更の手間をかけることがない。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。各実施形態は互いに独立したものでなく、相互に組み合わせ可能である。例えば、上記の実施の形態においては、サーバ装置が備えるサーバモジュールが2つの場合について説明したが、これに限られるものではない。サーバ装置が3つ以上のサーバモジュールを有していても構わない。また、サーバ装置がftサーバであり、管理PCから要求されるデータが管理データの場合について説明したが、これに限られるものではない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、を備え、前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、前記自系データに加えて、当該他系データを前記第1の記憶手段に格納可能であり、前記第1のサーバモジュールは、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するサーバ装置。
(付記2)前記第1の記憶手段には、前記他系データと当該他系データが前記第2のサーバモジュールの動作に応じて変動しない固定値であることを示す第1の識別情報とが関連付けられて格納されており、前記第1のサーバモジュールは、前記第1の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値であると判定した場合、前記第1の記憶手段に格納された当該他系データを、前記管理装置に対して送信する付記1に記載のサーバ装置。
(付記3)前記第1のサーバモジュールが、前記第1の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でないと判定した場合、前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記管理装置に対して送信する付記2に記載のサーバ装置。
(付記4)前記第1のサーバモジュールが、前記第1の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でないと判定した場合であって、前記第1のサーバモジュールと前記第2のサーバモジュールとが通信不可能な場合、前記第1のサーバモジュールは、前記第1のサーバモジュールに代えて、前記第2のサーバモジュールに対してアクセスするように前記管理装置に指示する付記3に記載のサーバ装置。
(付記5)前記第1の記憶手段には、さらに前記他系データと当該他系データが有効なデータであることを示す第2の識別情報とが関連付けられて格納されており、前記第1のサーバモジュールは、前記第1及び第2の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが、固定値であり、かつ、有効なデータであると判定した場合、前記第1の記憶手段に格納された当該他系データを、前記管理装置に対して送信する付記4に記載のサーバ装置。
(付記6)前記第1のサーバモジュールが、前記第1及び第2の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが、固定値であり、かつ、有効なデータでないと判定した場合、前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記管理装置に対して送信する付記5に記載のサーバ装置。
(付記7)前記第1のサーバモジュールが、前記第1及び第2の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが、固定値であり、かつ、有効なデータでないと判定した場合であって、前記第1のサーバモジュールと前記第2のサーバモジュールとが通信不可能な場合、前記第1のサーバモジュールは、前記第1のサーバモジュールに代えて、前記第2のサーバモジュールに対してアクセスするように前記管理装置に指示する付記6に記載のサーバ装置。
(付記8)前記第1の記憶手段には、前記他系データと、当該他系データと同一の前記自系データが前記第1の記憶手段に格納されていることを示す第3の識別情報とが関連付けられて格納されており、前記第1のサーバモジュールは、前記第1及び第3の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値であり、当該他系データと同一の前記自系データが前記第1の記憶手段に格納されていると判定した場合、当該他系データと同一の前記自系データを、前記管理装置に対して送信する付記2〜4のいずれか一項に記載のサーバ装置。
(付記9)前記サーバ装置は、フォールトトレラントサーバであり、前記管理データには、前記サーバ装置の動作状態を示す情報であって、当該サーバ装置の異常を検出するための情報が含まれる付記1〜8のいずれか一項に記載のサーバ装置。
(付記10)管理装置と、付記1〜8のいずれか一項に記載のサーバ装置と、を備えるサーバシステムであって、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求されたデータを返信しないとき、前記管理装置は、前記第2のサーバモジュールに対して、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データの送信を要求するサーバシステム。
(付記11)前記管理装置は、送信要求の対象となる管理データが、前記第2の記憶手段に格納されているか否かを判定する情報が格納されたデータテーブルを有し、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求されたデータを返信しないとき、前記データテーブルに基づいて、前記第2のサーバモジュールにアクセスし、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データを要求する付記10に記載のサーバシステム。
(付記12)自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、を備えるサーバ装置の制御方法であって、前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得するステップと、前記第1のサーバモジュールが、前記自系データに加えて、前記第2の記憶手段から取得した前記他系データを前記第1の記憶手段に格納するステップと、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するステップと、を備えるサーバ装置の制御方法。
(付記13)前記管理装置から要求された前記他系データが前記第2のサーバモジュールの動作に応じて変動しない固定値であるか否かを、前記第1のサーバモジュールが判定する第1の判定ステップをさらに備え、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データは固定値であると判定した場合、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データを、前記第1の記憶手段から前記管理装置に対して送信する付記12に記載のサーバ装置の制御方法。
(付記14)前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記データが固定値でないと判定した場合、前記第1のサーバモジュールが、前記第2のサーバモジュールから前記他系データを取得し、当該他系データを前記管理装置に対して送信するステップをさらに備える付記13に記載のサーバ装置の制御方法。
(付記15)前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でないと判定した場合であって、前記第1のサーバモジュールと前記第2のサーバモジュールとが通信不可能な場合、前記第1のサーバモジュールが、前記第1のサーバモジュールに代えて、前記第2のサーバモジュールに対してアクセスするように前記管理装置に指示するステップをさらに備える付記14に記載のサーバ装置の制御方法。
(付記16)前記管理装置から要求された前記他系データが有効なデータであるか否かを、前記第1のサーバモジュールが判定する第2の判定ステップをさらに備え、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でなく、かつ、有効なデータであると判定した場合、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データを、前記第1の記憶手段から前記管理装置に対して送信する付記15に記載のサーバ装置の制御方法。
(付記17)前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でなく、かつ、有効なデータでないと判定した場合、前記第1のサーバモジュールが、前記第2のサーバモジュールから前記他系データを取得し、当該他系データを前記管理装置に対して送信する付記16に記載のサーバ装置の制御方法。
(付記18)前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でなく、かつ、有効なデータでないと判定した場合であって、前記第1のサーバモジュールと前記第2のサーバモジュールとが通信不可能な場合、前記第1のサーバモジュールが、前記第1のサーバモジュールに代えて、前記第2のサーバモジュールに対してアクセスするように前記管理装置に指示する付記17に記載のサーバ装置の制御方法。
(付記19)前記管理装置から要求された前記他系データと同一の前記自系データが前記第1の記憶手段に格納されているか否かを、前記第1のサーバモジュールが判定する第3の判定ステップと、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値であり、当該他系データと同一の前記自系データが前記第1の記憶手段に格納されていると判定した場合、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データと同一の前記自系データを前記第1の記憶手段から前記管理装置に対して送信するステップと、をさらに備える付記13〜15のいずれか一項に記載のサーバ装置の制御方法。
1、2 サーバ装置
3 サーバシステム
11 第1のサーバモジュール
12 第2のサーバモジュール
21 第1の記憶部
22 第2の記憶部
31 第1の管理ポート
32 第2の管理ポート
41 第1の管理ポート制御部
42 第2の管理ポート制御部
80 クロスリンク
90 LAN
91、92 管理PC
111、112 メモリ
113、114 CPU
115 同期システム
116、126 ftコントローラ
117 各種I/O

Claims (12)

  1. 自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、
    他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、を備え、
    前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記第1の記憶手段に格納可能であり、
    前記第1のサーバモジュールは、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信し、
    前記第1の記憶手段には、前記他系データと当該他系データが前記第2のサーバモジュールの動作に応じて変動しない固定値であることを示す第1の識別情報とが関連付けられて格納されており、
    前記第1のサーバモジュールは、前記第1の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値であると判定した場合、前記第1の記憶手段に格納された当該他系データを、前記管理装置に対して送信する、サーバ装置。
  2. 前記第1のサーバモジュールが、前記第1の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でないと判定した場合、
    前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記管理装置に対して送信する請求項に記載のサーバ装置。
  3. 前記第1のサーバモジュールが、前記第1の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値でないと判定した場合であって、
    前記第1のサーバモジュールと前記第2のサーバモジュールとが通信不可能な場合、前記第1のサーバモジュールは、前記第1のサーバモジュールに代えて、前記第2のサーバモジュールに対してアクセスするように前記管理装置に指示する請求項に記載のサーバ装置。
  4. 前記第1の記憶手段には、さらに前記他系データと当該他系データが有効なデータであることを示す第2の識別情報とが関連付けられて格納されており、
    前記第1のサーバモジュールは、前記第1及び第2の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが、固定値であり、かつ、有効なデータであると判定した場合、前記第1の記憶手段に格納された当該他系データを、前記管理装置に対して送信する請求項に記載のサーバ装置。
  5. 前記第1のサーバモジュールが、前記第1及び第2の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが、固定値であり、かつ、有効なデータでないと判定した場合、
    前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記管理装置に対して送信する請求項に記載のサーバ装置。
  6. 前記第1のサーバモジュールが、前記第1及び第2の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが、固定値であり、かつ、有効なデータでないと判定した場合であって、
    前記第1のサーバモジュールと前記第2のサーバモジュールとが通信不可能な場合、前記第1のサーバモジュールは、前記第1のサーバモジュールに代えて、前記第2のサーバモジュールに対してアクセスするように前記管理装置に指示する請求項に記載のサーバ装置。
  7. 前記第1の記憶手段には、前記他系データと、当該他系データと同一の前記自系データが前記第1の記憶手段に格納されていることを示す第3の識別情報とが関連付けられて格納されており、
    前記第1のサーバモジュールは、前記第1及び第3の識別情報に基づいて、前記管理装置から要求された前記他系データが固定値であり、当該他系データと同一の前記自系データが前記第1の記憶手段に格納されていると判定した場合、当該他系データと同一の前記自系データを、前記管理装置に対して送信する請求項1〜3のいずれか一項に記載のサーバ装置。
  8. 管理装置と、
    自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、前記管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、を備え、前記第1のサーバモジュールは、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得し、当該他系データを前記第1の記憶手段に格納可能であり、前記第1のサーバモジュールは、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するサーバ装置と、
    を備えるサーバシステムであって、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求された前記管理データを返信しないとき、
    前記管理装置は、前記第2のサーバモジュールに対して、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データの送信を要求するサーバシステム。
  9. 前記管理装置は、送信要求の対象となる管理データが、前記第2の記憶手段に格納されているか否かを判定する情報が格納されたデータテーブルを有し、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求されたデータを返信しないとき、
    前記管理装置は、前記データテーブルに基づいて、前記第2のサーバモジュールにアクセスし、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データを要求する請求項8に記載のサーバシステム。
  10. 自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、
    他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、
    を備えるサーバ装置の制御方法であって、
    前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得するステップと、
    前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から取得した前記他系データを前記第1の記憶手段に格納するステップと、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するステップと、
    前記管理装置から要求された前記他系データが前記第2のサーバモジュールの動作に応じて変動しない固定値であるか否かを、前記第1のサーバモジュールが判定する第1の判定ステップを備え、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データは固定値であると判定した場合、前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置から要求された前記他系データを、前記第1の記憶手段から前記管理装置に対して送信するサーバ装置の制御方法。
  11. 自系データとしての複数の管理データを格納する第1の記憶手段を有し、管理装置からの送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記管理データを送信する第1のサーバモジュールと、
    他系データとしての複数の前記管理データを格納する第2の記憶手段を有し、前記第1のサーバモジュールに代替可能な第2のサーバモジュールと、
    を備えるサーバ装置の制御方法であって、
    前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から前記他系データを取得するステップと、
    前記第1のサーバモジュールが、前記第2の記憶手段から取得した前記他系データを前記第1の記憶手段に格納するステップと、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置からの前記自系データ又は前記他系データの前記送信要求に応じて、前記第1の記憶手段に格納された前記自系データ又は前記他系データを、前記管理装置に対して送信するステップと、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求された前記管理データを返信しないとき、
    前記管理装置が、前記第2のサーバモジュールに対して、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データの送信を要求するステップと、
    を備えるサーバ装置の制御方法。
  12. 前記管理装置は、送信要求の対象となる管理データが、前記第2の記憶手段に格納されているか否かを判定する情報が格納されたデータテーブルを有し、
    前記第1のサーバモジュールが、前記管理装置の送信要求に対して、要求されたデータを返信しないとき、
    前記管理装置が、前記データテーブルに基づいて、前記第2のサーバモジュールにアクセスし、前記第2の記憶手段に格納された前記管理データを要求するステップをさらに備える請求項11に記載のサーバ装置の制御方法。
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