JP3359250B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3359250B2
JP3359250B2 JP33779496A JP33779496A JP3359250B2 JP 3359250 B2 JP3359250 B2 JP 3359250B2 JP 33779496 A JP33779496 A JP 33779496A JP 33779496 A JP33779496 A JP 33779496A JP 3359250 B2 JP3359250 B2 JP 3359250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
するもので、特に、二端子非線形素子を用いた液晶表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置は、低消費電力、薄
型及び軽量である特徴に加え、より大容量表示及び高画
質が求められている。そこで、表示画面を構成している
個々の画素にスイッチング素子を設けたアクティブ駆動
方式の液晶表示装置が開発されている。
【0003】スイッチング素子としては、薄膜トランジ
スタまたは二端子非線形素子が用いられているが、構造
が簡単で製造コストの面で有利な二端子非線形素子を用
いた液晶表示装置が有望視されており、なかでも金属−
絶縁体−金属(Metal−Insulator−Me
tal、以下MIMと表記する)構造を有するものは実
用化がなされている。
【0004】図11及び図12を用いて、MIM素子を
用いた液晶表示装置について説明する。図11は従来の
MIM素子を用いた液晶表示装置を示す説明図、図12
は図11の素子側基板のE−E線における断面図であ
る。
【0005】図11及び図12に示すように、液晶表示
装置は、ガラスからなる素子側基板51とガラスからな
る対向側基板52とを貼り合わせた構造となっている。
【0006】素子側基板51上には、信号配線53、画
素電極54及びMIM素子55が形成されている。また
対向側基板52上には、信号配線53に直交する向きに
ストライプ状の対向側電極56が形成されている。した
がって、画素電極54と対向側電極56の重なり領域が
1画素となる。画素電極54及び対向側電極56として
は、透明電導膜、例えばITO(Indium Tin
Oxide)が用いられる。
【0007】MIM素子55は、信号配線53から張り
出した下部電極57、下部電極57上に形成された非線
形性を有する絶縁体58及び上部電極59から構成され
た二端子非線形素子である。MIM素子55のスイッチ
ングは、MIM素子55の抵抗が下部電極57と上部電
極59との間に印加された電圧が低い場合に高抵抗とな
り、高い場合に低抵抗になる性質を利用して行なう。
【0008】MIM素子55を構成する材料としては、
下部電極57にはタンタル(Ta)、絶縁体58には酸
化タンタル(TaOX)、上部電極59にはクロム(C
r)、チタン(Ti)またはアルミニウム(Al)等が
用いられている。
【0009】尚、MIM素子55を形成する前に、あら
かじめ素子側基板51表面上に五酸化タンタル等からな
る絶縁性のベースコート60を形成しておいてもよい。
ベースコート60を形成することにより、素子側基板5
1からの不純物の侵入を防ぐことができるとともに、下
部電極57の素子側基板51への密着性を向上させるこ
とができる。
【0010】素子側基板51と対向側基板52とは、画
素電極54と対向側電極56とが向かい合うように、1
0μm程度の空間を保持するように貼り合わせられてい
る。空間の保持は、一定の寸法のスぺーサー(図示せ
ず)を素子側基板51と対向側基板52との間に挟み込
むことで行なう。
【0011】液晶はこの空間に注入され、素子側基板5
1上に形成された配向膜61と対向側基板52上に形成
された配向膜(図示せず)とによって、所定の配向状態
にされる。
【0012】この後、所定の光学モードになるように、
素子側基板51と対向側基板52とに光学フィルムを貼
り付ける。例えばTN方式であれば、偏光軸が直交する
ように偏光板62a及び62bを、素子側基板51及び
対向側基板52基板の外側面に貼り付ける。表示は、画
素電極54と対向側電極56との間に印加された電界に
より、液晶分子の配向状態を変えることによって行な
う。
【0013】ところで、前述したようなMIM素子55
の絶縁体58は、通常30〜70nmであり、製造工程
中の静電気によって絶縁破壊されやすいという問題点が
ある。そこで、以下に説明するような層間絶縁膜を有す
る構成が用いられることがある。
【0014】図13乃至図16を用いて、層間絶縁膜を
有するMIM素子について説明する。図13は従来の層
間絶縁膜を有するMIM素子を用いた液晶表示装置の主
要部を説明する平面図、図14は図13のF−F線にお
ける断面図、図15は図13の液晶表示装置の製造工程
を説明する工程図、図16は図15のG−G線における
断面を説明する工程図である。
【0015】図13及び図14に示すように、下部電極
57の端部を覆うように、上部電極59の下層に層間絶
縁膜63を形成してMIM素子55を構成する。このよ
うな層間絶縁膜63は、絶縁破壊されやすい下部電極5
7の端部上の絶縁体58を保護する目的で形成されるも
のである。
【0016】この層間絶縁膜63を有するMIM素子5
5の製造工程について、図15及び図16を用いて説明
する。
【0017】図15(a)及び図16(a)に示すよう
に、ガラスからなる素子側基板51に五酸化タンタルか
らなるベースコート60を形成し、Taからなる信号配
線53及び下部電極57をフォトリソグラフィー法を用
いて所定の形状に形成する。さらに、陽極酸化法を用い
てTaOXからなる非線形性を有する絶縁体58を少な
くとも下部電極57の表面に形成する。
【0018】次に、図15(b)及び図16(b)に示
すように、層間絶縁膜63を下部電極57の端部を覆う
ように形成する。層間絶縁膜63としては、例えばSi
XまたはSiO2が用いられる。
【0019】次に、図15(c)及び図16(c)に示
すように、例えばTiを所定の形状にパターニングして
上部電極59を形成し、図15(d)及び図16(d)
に示すように、例えばITOを所定の形状にパターニン
グして画素電極54を形成して、MIM素子55を得
る。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
及び図14に示すような層間絶縁膜63を有するMIM
素子55を形成した場合、図14の部に示す層間絶縁
膜63の端部で、層間絶縁膜63の厚みによる段差が原
因となって上部電極59が断線するという問題点があ
る。
【0021】すなわち、層間絶縁膜63は、下部電極5
7と上部電極59との短絡を抑制することができるが、
層間絶縁膜63の厚みによる段差が原因となって上部電
極59が断線することが増えてしまうのである。
【0022】層間絶縁膜63を素子側基板51全面に形
成し、MIM素子55を形成する部分の層間絶縁膜63
を除去して、層間絶縁膜63による段差をなくすことは
可能であるが、層間絶縁膜63と素子側基板51との熱
膨張係数の差によって素子側基板51が反ったり、透過
率が低下したりするという問題点が発生するため、必要
な部分に、例えば島状に層間絶縁膜63を形成すること
が望ましいのである。
【0023】したがって、素子側基板51の反り及び透
過率の低下を考慮して層間絶縁膜63の形状及び寸法を
決めると、層間絶縁膜63の端部を上部電極59が横切
る構成を採用せざるを得ないため、前述した上部電極5
9が層間絶縁膜63による段差部分で断線するという問
題点を生じることとなる。
【0024】本発明は、以上のような従来の問題点に鑑
みなされたものであって、層間絶縁膜による段差部分で
上部電極が断線することを低減した二端子非線形素子を
用いた液晶表示装置を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示装置は、下部
電極と、非線形性を有する絶縁体と、上部電極とが積層
され、前記下部電極の端部を覆うように前記上部電極の
下層に層間絶縁膜が形成された二端子非線形素子を有
し、画素電極に前記上部電極が接続され、前記二端子非
線形素子を用いて駆動される液晶表示装置において、前
記画素電極が、前記層間絶縁膜の端部を覆うように形成
されていることを特徴としている。
【0026】請求項2記載の液晶表示装置は、請求項1
記載の液晶表示装置において、前記上部電極が、前記層
間絶縁膜を横切るように形成されていることを特徴とし
ている。
【0027】請求項3記載の液晶表示装置は、請求項2
記載の液晶表示装置において、前記下部電極の両側に矩
形状の前記層間絶縁膜が形成され、前記上部電極が、前
記層間絶縁膜を横切る際に跨がっている辺とは異なる辺
にも跨がっていることを特徴としている。
【0028】請求項4記載の液晶表示装置は、請求項3
記載の液晶表示装置において、前記上部電極が、前記層
間絶縁膜の辺に沿って形成されていることを特徴として
いる。
【0029】請求項5記載の液晶表示装置は、請求項2
乃至請求項4記載の液晶表示装置において、前記下部電
極の両側に略L字状の前記層間絶縁膜が形成され、前記
上部電極が、前記層間絶縁膜の屈曲部に跨がるように形
成されていることを特徴としている。
【0030】本発明の液晶表示装置によれば、画素電極
が層間絶縁膜の端部を覆うように形成されていることに
より、上部電極と画素電極とが、層間絶縁膜上で接続さ
れているため、層間絶縁膜の端部における段差を考慮す
る必要がなくなる。
【0031】また、上部電極が層間絶縁膜を横切るよう
に形成されていることにより、層間絶縁膜の端部におけ
る段差が原因で上部電極が断線した場合であっても、上
部電極と画素電極とは層間絶縁膜上で接続されているた
め、上部電極と画素電極との接続状態を保つことができ
る。
【0032】さらに、下部電極の両側に矩形状の層間絶
縁膜が形成され、上部電極が層間絶縁膜を横切る際に跨
がっている辺とは異なる辺にも跨がっていることによ
り、層間絶縁膜の端部における段差が原因で上部電極の
一部が断線した場合であっても、層間絶縁膜の別の辺に
跨がっている上部電極は画素電極と接続されているた
め、上部電極と画素電極との接続状態を保つことができ
る。
【0033】さらに、上部電極が層間絶縁膜の辺に沿っ
て形成されていることにより、層間絶縁膜の端部を上部
電極で覆う面積が大きくなるため、層間絶縁膜の端部に
おける段差が原因で上部電極が断線することを抑制する
ことができ、層間絶縁膜の端部における段差が原因で上
部電極の一部が断線した場合であっても、層間絶縁膜の
別の辺に跨がっている上部電極は画素電極と接続されて
いるため、上部電極と画素電極との接続状態を保つこと
ができる。
【0034】また、下部電極の両側に略L字状の層間絶
縁膜が形成され、上部電極が層間絶縁膜の屈曲部に跨が
るように形成されていることにより、上部電極は層間絶
縁膜の異なる辺に跨がることとなり、層間絶縁膜の端部
における段差が原因で上部電極の一部が断線した場合で
あっても、層間絶縁膜の別の辺に跨がっている上部電極
は画素電極と接続されているため、上部電極と画素電極
との接続状態を保つことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1乃至図10を用いて、本発明
の実施の形態について説明する。
【0036】(実施の形態1)図1乃至図4を用いて、
本発明の実施の形態1について説明する。図1は本発明
の実施の形態1に係わる液晶表示装置の主要部を説明す
る平面図、図2は図1のA−A線における断面図、図3
は図1のB−B線における断面図、図4は本発明の実施
の形態1に係わる他の液晶表示装置の主要部を説明する
平面図である。尚、図1乃至図4においては、上部電極
を斜線部で示す。
【0037】図1乃至図3に示すように、ガラスからな
る素子側基板1に五酸化タンタルからなるベースコート
2を形成し、Taからなる信号配線3及び下部電極4を
フォトリソグラフィー法を用いて所定の形状に形成す
る。さらに、陽極酸化法を用いて、TaOXからなる非
線形性を有する絶縁体5を少なくとも下部電極4の表面
に形成する。
【0038】次に、SiNXまたはSiO2からなる層間
絶縁膜6を下部電極4の両側の端部を覆うように矩形状
に形成する。
【0039】次に、Tiからなる上部電極7を形成する
のであるが、上部電極7は層間絶縁膜6を横切るように
するとともに、別の方向に張り出して層間絶縁膜6を横
切る際に跨がっている辺とは異なる層間絶縁膜6の辺に
も跨がるように形成する。このとき、図4に示すよう
に、上部電極7の幅W1とW2との関係がW1>W2で
あってもよく、W1とW2との関係は特に限定されるも
のではない。
【0040】次に、ITOからなる画素電極8を形成す
るのであるが、画素電極8は信号配線3及び下部電極4
とは重畳しないようにして、層間絶縁膜6の端部を覆う
ように形成することでMIM素子9を得る。
【0041】この後、周知の方法により、配向膜を形成
し、対向側基板に対向側電極及び配向膜を形成して、素
子側基板1と対向側基板とを貼り合わせて液晶を注入す
ることで、MIM素子9を用いた液晶表示装置を得る。
【0042】上部電極7を層間絶縁膜6を横切るように
するとともに、別の方向に張り出して層間絶縁膜6を横
切る際に跨がっている辺とは異なる層間絶縁膜6の辺に
も跨がるように形成することにより、層間絶縁膜6の厚
みによる段差が原因で上部電極7の一部が断線した場合
であっても、別の方向に張り出している上部電極7が画
素電極8と接続されているため、上部電極7と画素電極
8との接続状態を保つことができる。
【0043】さらに、画素電極8を層間絶縁膜6の端部
を覆うように形成することにより、層間絶縁膜6の厚み
による段差が原因で上部電極7がすべて断線した場合で
あっても、上部電極7と画素電極8とが層間絶縁膜6上
でも接続されているため、上部電極7と画素電極8との
接続状態を保つことができる。
【0044】(実施の形態2)図5乃至図8を用いて、
本発明の実施の形態2について説明する。図5は本発明
の実施の形態2に係わる液晶表示装置の主要部を説明す
る平面図、図6は図5のC−C線における断面図、図7
は図5のD−D線における断面図、図8は本発明の実施
の形態2に係わる他の液晶表示装置の主要部を説明する
平面図である。尚、図5乃至図8においては、上部電極
を斜線部で示す。
【0045】図5乃至図7に示すように、ガラスからな
る素子側基板1に五酸化タンタルからなるベースコート
2を形成し、Taからなる信号配線3及び下部電極4を
フォトリソグラフィー法を用いて所定の形状に形成す
る。さらに、陽極酸化法を用いて、TaOXからなる非
線形性を有する絶縁体5を少なくとも下部電極4の表面
に形成する。
【0046】次に、SiNXまたはSiO2からなる層間
絶縁膜6を下部電極4の両側の端部を覆うように矩形状
に形成する。
【0047】次に、Tiからなる上部電極7を形成する
のであるが、上部電極7は層間絶縁膜6を横切るように
するとともに、層間絶縁膜6の辺に沿うように形成す
る。このとき、図8に示すように、上部電極7の一部を
層間絶縁膜6の辺から突出するように形成してもよい。
【0048】次に、ITOからなる画素電極8を形成す
るのであるが、画素電極8は信号配線3及び下部電極4
とは重畳しないようにして、層間絶縁膜6の端部を覆う
ように形成することでMIM素子9を得る。
【0049】この後、周知の方法により、配向膜を形成
し、対向側基板に対向側電極及び配向膜を形成して、素
子側基板1と対向側基板とを貼り合わせて液晶を注入す
ることで、MIM素子9を用いた液晶表示装置を得る。
【0050】上部電極7を層間絶縁膜6を横切るように
するとともに、層間絶縁膜6の辺に沿うように形成する
ことにより、層間絶縁膜6の端部を上部電極7で覆う面
積が大きくなるため、層間絶縁膜6の厚みによる段差が
原因で上部電極7が断線することを抑制することがで
き、層間絶縁膜6の厚みによる段差が原因で上部電極7
の一部が断線した場合であっても、層間絶縁膜6の別の
辺に跨がっている上部電極7が画素電極8と接続されて
いるため、上部電極7と画素電極8との接続状態を保つ
ことができる。
【0051】さらに、画素電極8を層間絶縁膜6の端部
を覆うように形成することにより、層間絶縁膜6の厚み
による段差が原因で上部電極7がすべて断線した場合で
あっても、上部電極7と画素電極8とが層間絶縁膜6上
でも接続されているため、上部電極7と画素電極8との
接続状態を保つことができる。
【0052】(実施の形態3)図9及び図10を用い
て、本発明の実施の形態3について説明する。図9は本
発明の実施の形態3に係わる液晶表示装置の主要部を説
明する平面図、図10は本発明の実施の形態3に係わる
他の液晶表示装置の主要部を説明する平面図である。
尚、図9及び図10においては、層間絶縁膜を斜線部で
示す。
【0053】図9及び図10に示すように、ガラスから
なる素子側基板に五酸化タンタルからなるベースコート
を形成し、Taからなる信号配線3及び下部電極4をフ
ォトリソグラフィー法を用いて所定の形状に形成する。
さらに、陽極酸化法を用いて、TaOXからなる非線形
性を有する絶縁体を少なくとも下部電極4の表面に形成
する。
【0054】次に、SiNXまたはSiO2からなる層間
絶縁膜6を下部電極4の両側の端部を覆うように略L字
状に形成する。
【0055】次に、Tiからなる上部電極7を形成する
のであるが、上部電極7は、図9に示すように、層間絶
縁膜6の屈曲部に跨がるように矩形状に形成する。ま
た、上部電極7は、図10に示すように、別の方向に張
り出して層間絶縁膜6の屈曲部とは異なる辺にも跨がる
ように形成してもよい。
【0056】次に、ITOからなる画素電極8を形成す
るのであるが、画素電極8は信号配線3及び下部電極4
とは重畳しないようにして、層間絶縁膜6の端部を覆う
ように形成することでMIM素子9を得る。
【0057】この後、周知の方法により、配向膜を形成
し、対向側基板に対向側電極及び配向膜を形成して、素
子側基板1と対向側基板とを貼り合わせて液晶を注入す
ることで、MIM素子9を用いた液晶表示装置を得る。
【0058】層間絶縁膜6を略L字状に形成することに
より、層間絶縁膜6の厚みによる段差が原因で上部電極
7の一部が断線した場合であっても、層間絶縁膜6の別
の辺に跨がっている上部電極7が画素電極8と接続され
ているため、上部電極7と画素電極8との接続状態を保
つことができる。
【0059】さらに、層間絶縁膜6の屈曲部とは異なる
辺にも跨がるように上部電極7を形成することにより、
上部電極7が跨がる層間絶縁膜6の辺の数を増やすこと
ができるため、層間絶縁膜6の厚みによる段差が原因で
上部電極7の一部が断線した場合であっても、層間絶縁
膜6の別の辺に跨がっている上部電極7が画素電極8と
接続されている可能性が高くなるため、上部電極7と画
素電極8との接続状態を保つ確率を高くすることができ
る。
【0060】さらに、画素電極8を層間絶縁膜6の端部
を覆うように形成することにより、層間絶縁膜6の厚み
による段差が原因で上部電極7がすべて断線した場合で
あっても、上部電極7と画素電極8とが層間絶縁膜6上
でも接続されているため、上部電極7と画素電極8との
接続状態を保つことができる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
装置によれば、画素電極が層間絶縁膜の端部を覆うよう
に形成されていることにより、層間絶縁膜の端部におけ
る段差を考慮する必要がなくなり、MIM素子の断線不
良を低減することができるため、液晶表示装置の良品率
を向上させることができる。
【0062】また、上部電極が層間絶縁膜を横切るよう
に形成されていることにより、層間絶縁膜の端部におけ
る段差が原因で上部電極が断線した場合であっても、上
部電極と画素電極との接続状態を保つことができ、MI
M素子の上部電極の断線不良を低減することができるた
め、液晶表示装置の良品率を向上させることができる。
【0063】さらに、下部電極の両側に矩形状の層間絶
縁膜が形成され、上部電極が層間絶縁膜を横切る際に跨
がっている辺とは異なる辺にも跨がっていることによ
り、層間絶縁膜の端部における段差が原因で上部電極の
一部が断線した場合であっても、層間絶縁膜の別の辺に
跨がる上部電極によって画素電極との接続状態を保つこ
とができ、MIM素子の上部電極の断線不良を低減する
ことができるため、液晶表示装置の良品率を向上させる
ことができる。
【0064】さらに、上部電極が層間絶縁膜の辺に沿っ
て形成されていることにより、層間絶縁膜の端部におけ
る段差が原因で上部電極が断線することを抑制すること
ができ、層間絶縁膜の端部における段差が原因で上部電
極の一部が断線した場合であっても、層間絶縁膜の別の
辺に跨がる上部電極によって画素電極との接続状態を保
つことができ、MIM素子の上部電極の断線不良を低減
することができるため、液晶表示装置の良品率を向上さ
せることができる。
【0065】また、下部電極の両側に略L字状の層間絶
縁膜が形成され、上部電極が層間絶縁膜の屈曲部に跨が
るように形成されていることにより、層間絶縁膜の端部
における段差が原因で上部電極の一部が断線した場合で
あっても、層間絶縁膜の別の辺に跨がる上部電極によっ
て画素電極との接続状態を保つことができ、MIM素子
の上部電極の断線不良を低減することができるため、液
晶表示装置の良品率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係わる液晶表示装置の
主要部を説明する平面図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】図1のB−B線における断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係わる他の液晶表示装
置の主要部を説明する平面図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係わる液晶表示装置の
主要部を説明する平面図である。
【図6】図5のC−C線における断面図である。
【図7】図5のD−D線における断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係わる他の液晶表示装
置の主要部を説明する平面図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係わる液晶表示装置の
主要部を説明する平面図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係わる他の液晶表示
装置の主要部を説明する平面図である。
【図11】従来のMIM素子を用いた液晶表示装置を示
す説明図である。
【図12】図11の素子側基板のE−E線における断面
図である。
【図13】従来の層間絶縁膜を有するMIM素子を用い
た液晶表示装置の主要部を説明する平面図である。
【図14】図13のF−F線における断面図である。
【図15】(a)〜(d)は図13の液晶表示装置の製
造工程を説明する工程図である。
【図16】(a)〜(d)は図15のG−G線における
断面を説明する工程図である。
【符号の説明】 1 素子側基板 2 ベースコート 3 信号配線 4 下部電極 5 絶縁体 6 層間絶縁膜 7 上部電極 8 画素電極 9 MIM素子 51 素子側基板 52 対向側基板 53 信号配線 54 画素電極 55 MIM素子 56 対向側電極 57 下部電極 58 絶縁体 59 上部電極 60 ベースコート 61 配向膜 62a、62b 偏光板 63 層間絶縁膜

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極と、該下部電極の表面に形成された 非線形性を有する絶縁体
    と、 前記下部電極の両側の端部を、該絶縁体を介して覆う矩
    形状にそれぞれ形成された一対の層間絶縁膜と、 各層間絶縁膜間をそれぞれ横切るように形成されるとと
    もに、各層間絶縁膜を横切る方向とは異なる方向に延出
    して、各層間絶縁膜の一辺にそれぞれ跨って形成された
    上部電極とを有する二端子非線形素子が設けられてお
    り、 該二端子非線形素子の上部電極に、前記下部電極とは重
    畳することなく、前記各層間絶縁膜の端部を覆うように
    設けられた画素電極が接続されて、該画素電極が該二端
    子非線形素子によって駆動されることを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記各層間絶縁膜を横切る方向とは異な
    る方向に延出する上部電極部分が、各層間絶縁膜の前記
    一辺とは異なる辺に沿って形成されている請求項1に記
    載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 下部電極と、 該下部電極の表面に形成された非線形性を有する絶縁体
    と、 前記下部電極の両側の端部を、該絶縁体を介して覆う略
    L字状にそれぞれ形成された一対の層間絶縁膜と、 各層間絶縁膜間をそれぞれ横切るように形成されるとと
    もに、各層間絶縁膜の屈曲部に跨るように形成された上
    部電極とを有する二端子非線形素子が設けられており、 該二端子非線形素子の上部電極に、前記下部電極とは重
    畳することなく、前記各層間絶縁膜の端部を覆うように
    設けられた画素電極が接続されて、該画素電極が該二端
    子非線形素子によって駆動されることを特徴とする液晶
    表示装置。
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