JP3359241B2 - 撮像方法および装置 - Google Patents

撮像方法および装置

Info

Publication number
JP3359241B2
JP3359241B2 JP27047896A JP27047896A JP3359241B2 JP 3359241 B2 JP3359241 B2 JP 3359241B2 JP 27047896 A JP27047896 A JP 27047896A JP 27047896 A JP27047896 A JP 27047896A JP 3359241 B2 JP3359241 B2 JP 3359241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging unit
dimensional position
mark
azimuth
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27047896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1078304A (ja
Inventor
康仁 末永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27468355&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3359241(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP27047896A priority Critical patent/JP3359241B2/ja
Publication of JPH1078304A publication Critical patent/JPH1078304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3359241B2 publication Critical patent/JP3359241B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空間内における3
次元位置および方位を同時に自動的に求めつつ撮像を行
なう方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】TVカメラによって撮像された実写映像
をコンピュータグラフィックス映像等と合成しようとす
る際には、その撮像が行なわれた際のTVカメラのレン
ズ焦点距離に加えて、TVカメラ自体の3次元位置およ
び方位の情報を同時に記録しておくことが必要となる。
【0003】2種類の映像を合成することを考えた場
合、それらの撮像の際のカメラのレンズ焦点距離、3次
元位置および方位が異なっていると、両映像を正確に合
成することは原理的に不可能であり、合成された映像は
全く違和感のあるものとなってしまう。
【0004】コンピュータグラフィックスの1つの利点
は、3次元モデルを利用して、任意のレンズ焦点距離で
任意の3次元位置および方位で見た映像を生成できるこ
とにある。逆にいえば、これらの情報はコンピュータグ
ラフィックス映像の生成に不可欠のものであり、これら
が正しく与えられない限り正しい映像を生成することが
出来ない。
【0005】従って、実写映像とコンピュータグラフィ
ックス像の正確な映像合成を行なうためには映像を撮像
する際のTVカメラのレンズ焦点、3次元位置および方
位のデータを映像に対応させる形で正確に記録してお
き、それを利用して実写映像に合わせたコンピュータグ
ラフィックス像を生成すればよい。
【0006】しかし、従来より撮像ユニットの典型例と
して用いられているTVカメラは、単に2次元の映像を
撮影するものであり、撮像の際のカメラの3次元位置お
よび方位の情報は直接的に記録されない。このため、T
Vカメラとともに何らかの補助的手段を用いてTVカメ
ラの3次元空間内の位置および方位を計測する必要があ
る。
【0007】従来、3次元空間内の位置および方位を求
める方式としては、(1)機械的3次元計測、(2)ジ
ャイロスコープ方式、(3)GPS(グローバル ポジ
ショニング システム)方式、(4)天井格子パターン
検出方式がある。以下、従来の各方式について説明す
る。
【0008】(1)機械的3次元計測 機械じかけによって3次元空間内の位置を求める方式で
ある。アームの先につけられたTVカメラを計測ポイン
トに設定し、その3次元位置と方位をアームの長さと、
関節毎に設置したポテンショメータや歪ゲージ等の組み
合わせによって求める。この方式は、比較的確実性が高
い利点がある。
【0009】(2)ジャイロスコープ方式 ジャイロスコープをTVカメラに取り付けることによ
り、3次元位置と方位を計測しつつ撮像を行なう方式で
ある。
【0010】(3)GPS方式 GPS衛星からの電波を受けて2次元あるいは3次元位
置を検出する方式であり、カーナビゲーションシステム
に広く使用されている。
【0011】(4)天井格子パターン検出方式 あらかじめ天井に用意された(描かれた)位置合わせの
目的に使える格子パターンを、撮像用TVカメラの上に
天井を向けて搭載した少しずつ向きの異なる3つの位置
合わせ用小型TVカメラでとらえ、それら3つの小型T
Vカメラでとらえた天井の格子パターンをもとにして該
撮像用TVカメラの方位を求める方式である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の3次元空間内の位置および方位を求める各方式で
は、それぞれ、次のような問題点を有していた。
【0013】(1)機械的3次元計測 この方式は、計測ポイントを機械的に移動させるために
時間がかかるという欠点がある。また、しかけが非常に
大がかりとなるのみならず、使用可能な空間が上記アー
ムの可動範囲に限定されてしまうという問題点がある。
小さなしかけで行なうためには小さなTVカメラを用い
るのは勿論、アーム自体を短くする必要があり、箱庭の
ようなミニセットの中での撮影しか実現することが出来
ない。
【0014】(2)ジャイロスコープ方式 この方式において、小型のジャイロスコープを使用した
場合では、十分な精度で3次元位置と方位を計測するこ
とが困難であるという問題がある。一方、高精度のジャ
イロスコープを利用しようとすると装置がかなり大掛か
りとなり、しかも、ジャイロスコープの初期設定自体に
時間と手間がかるという問題点がある。
【0015】(3)GPS方式 この方式では、通常、検出精度が5m程度であり、これ
よりも精度の高い3次元計測が困難であるという問題が
ある。また、衛星からの電波をうける関係上、通常は屋
外で使用されるものであり、建物内での使用には適して
いないという問題がある。
【0016】(4)天井格子パターン検出方式 この方式は、撮像用TVカメラを水平に近い状態(即
ち、位置合わせ用の3つのTVカメラが天井を向く)で
使用することを前提としており、撮像用TVカメラの向
きが限定されるという問題がある。また、撮像用TVカ
メラの使用場所が天井パターンのある所に限られるとい
う問題点がある。
【0017】以上のように、従来の位置、方位を求める
方式では、任意の方向に向けて使用される撮像用カメラ
の3次元位置および方位を同時に高い精度で、かつ簡便
に、しかも撮像カメラが移動できる範囲が制限されずに
求めることはできないという問題点があった。
【0018】本発明は、上記従来方式の問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は、撮像ユニッ
トの3次元位置、撮像方位ならびに回転角を、高い精度
で、しかも簡易に同時検出できるようにした撮像方法お
よび装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、以下の各方式による撮像方法および装置
を手段とする。
【0020】(第1の発明)撮像ユニット上の目印を周
囲のセンサで検出する方式 (第2の発明)撮像ユニット上の目印を周囲の方位検出
機構で検出する方式 (第3の発明)撮像ユニット上の目印を周囲の距離検出
機構で検出する方式 (第4の発明)周囲の目印を撮像ユニット上の方位検出
機構で検出する方式 (第5の発明)周囲の目印を撮像ユニット上のセンサで
検出する方式 (第6の発明)周囲の目印を撮像ユニット上の距離検出
機構で検出する方式 以下、上記の各手段について説明する。
【0021】《第1の発明》本発明の第1の発明による
撮像方法は、予め撮像ユニットに複数の目印を付け、前
記目印を外部の複数の方向から検出し、前記検出の結果
から求めた前記目印の3次元位置を、または前記目印の
3次元位置を基に計算した前記撮像ユニットの3次元位
置と方位もしくは前記撮像ユニットの3次元位置と方位
と回転角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて
記録または出力することを特徴とする。
【0022】本発明の第1の発明による撮像装置は、複
数の目印を付けた撮像ユニットと、前記目印を外部から
検出するための複数のセンサと、前記センサでの検出結
果を基に前記撮像ユニットの3次元位置、または前記撮
像ユニットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユニッ
トの3次元位置と方位と回転角を計算して求めるための
計算手段と、前記計算手段に接続して前記計算手段で求
めた前記撮像ユニットの3次元位置、または前記撮像ユ
ニットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユニットの
3次元位置と方位と回転角を前記撮像ユニットの撮影映
像に対応付けて記録または出力する手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0023】第1の発明では、撮像ユニットに付けたマ
ークやランプ等からなる複数の目印を2以上の方向から
センサ等でとらえて、少なくともその2点の3次元位置
から撮像中の撮像ユニットの3次元位置と方位をリアル
タイムに計算し、撮像ユニットの撮影映像に対応付けて
記録または出力することにより、任意の方向を向けて使
用される撮像ユニットの3次元位置および方位を同時に
高い精度で、しかも簡便に求めて記録または出力し、後
のコンピュータグラフィックスの生成や映像合成等を容
易にする。
【0024】《第2の発明》本発明の第2の発明による
撮像方法は、予め撮像ユニットに複数の目印を付け、外
部の複数の位置からみた前記目印にいたる目印方位を検
出し、前記検出の結果から求めた前記目印の3次元位置
を、または前記目印の3次元位置をもとに計算した前記
撮像ユニットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユニ
ットの3次元位置と方位と回転角を、前記撮像ユニット
の撮影映像に対応付けて記録または出力することを特徴
とする。
【0025】本発明の第2の発明による撮像装置は、複
数の目印を付けた撮像ユニットと、外部の複数の位置か
らみた前記目印にいたる目印方位を検出するための複数
の目印方位検出機構と、前記目印方位検出機構での検出
結果をもとに前記撮像ユニットの3次元位置、または前
記撮像ユニットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユ
ニットの3次元位置と方位と回転角を計算して求めるた
めの計算手段と、前記計算手段に接続して前記計算手段
で求めた前記撮像ユニットの3次元位置と方位もしくは
前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転角を前記撮
像ユニットの撮影画像に対応付けて記録または出力する
手段と、を有することを特徴とする。
【0026】第2の発明では、あらかじめ撮像ユニット
に複数の目印をつけておき、この目印の外部の2点以上
の位置からみた目印方位をその位置からとらえて、目印
の3次元位置をリアルタイムに計算し、これによって撮
像ユニットの3次元位置、撮像方位ならびに回転角を検
出し、これらを撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記
録または出力することにより、任意の方向を向けて使用
される撮像ユニットの3次元位置、方位および回転角を
同時に高い精度で、しかも簡便に求めて、後のコンピュ
ータグラフィックスの生成や映像合成等を容易にする。
上記目印方位の検出は、目印を可動で追尾することで撮
像ユニットが移動できる空間の範囲を広くしている。
【0027】《第3の発明》本発明の第3の発明による
撮像方法は、複数の目印を撮像ユニットに付加し、前記
撮像ユニットの周囲に設置された複数の距離検出機構か
ら前記複数の目印にいたる距離をそれぞれ検出し、前記
検出した距離をもとに計算した、前記複数の目印の3次
元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位、
または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転角
を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録また
は出力することを特徴とする。
【0028】本発明の第3の発明による撮像装置は、複
数の目印を付加した撮像ユニットと、前記撮像ユニット
の周囲に設置され前記撮像ユニット上の目印位置にいた
る距離をそれぞれ検出する距離検出機構と、前記検出し
た距離をもとに前記目印の3次元位置、または前記撮像
ユニットの3次元位置と方位、または前記撮像ユニット
の3次元位置と方位と回転角を計算する計算手段と、前
記計算手段に接続して前記計算手段で計算した目印の3
次元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方
位、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転
角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録ま
たは出力する手段と、を有することを特徴とする。
【0029】第3の発明では、あらかじめ撮像ユニット
に複数の目印光源をつけ、ここから発せられる光を周囲
に設置された複数のセンサで検出してその距離を検出す
ることにより、目印光源の3次元位置を計算し、これを
もとに計算によって撮像ユニットの3次元位置や撮像方
位や回転角を、映像に対応させて同時検出する。
【0030】《第4の発明》本発明の第4の発明による
撮像方法は、予め撮像ユニットの周囲に複数の目印を用
意するとともに、前記目印への方位を検出するための目
印方位検出機構を前記撮像ユニットに複数取り付け、前
記撮像ユニット上の前記目印方位検出機構の位置からみ
た前記目印にいたる目印方位を検出し、前記検出した目
印方位をもとに計算した、前記目印方位検出機構の3次
元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位、
または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転角
を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録また
は出力することを特徴とする。
【0031】本発明の第4の発明による撮像装置は、予
め周囲に用意した複数の目印と、前記目印への目印方位
を検出する複数の目印方位検出機構と、前記複数の目印
方位検出機構を取り付けた撮像ユニットと、前記目印方
位検出機構により検出された前記目印方位検出機構から
みた前記目印方位をもとに前記目印方位検出機構の3次
元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位、
または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転角を
計算する計算手段と、前記計算した前記目印方位検出機
構の3次元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置
と方位、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と
回転角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記
録または出力する手段と、を有することを特徴とする。
【0032】第4の発明では、あらかじめ撮像ユニット
上に目印方位検出機構を搭載しておき、これを使って周
囲の2点以上の既知の位置に設置した目印にいたる方位
を検出することにより、目印方位検出機構の3次元位置
を計算し、これをもとに計算によって撮像ユニットの3
次元位置や撮像方位や回転角を、映像に対応させて同時
検出する。
【0033】《第5の発明》本発明の第5の発明による
撮像方法は、複数のセンサを撮像ユニットに付加すると
ともに予め周囲に複数の目印を用意し、前記センサで前
記目印をとらえ、前記目印をとらえた結果から計算し
た、前記目印に対する前記センサの3次元位置、または
前記撮像ユニットの3次元位置と方位、または前記撮像
ユニットの3次元位置と方位と回転角を、前記撮像ユニ
ットの撮影映像に対応付けて記録または出力することを
特徴とする。
【0034】本発明の第5の発明による撮像装置は、複
数のセンサを付加した撮像ユニットと、周囲に用意され
た複数の目印と、前記センサで前記目印をとらえた結果
から前記目印に対する前記センサの3次元位置、または
前記撮像ユニットの3次元位置と方位、または前記撮像
ユニットの3次元位置と方位と回転角を計算する計算手
段と、前記計算した前記センサの3次元位置、または前
記撮像ユニットの3次元位置と方位、または前記撮像ユ
ニットの3次元位置と方位と回転角を撮像ユニットの前
記撮影映像に対応付けて記録または出力する手段と、を
有することを特徴とする。
【0035】第5の発明では、周囲に固定したマークや
ランプ等からなる複数の目印を、撮像ユニットに固定し
た複数のセンサ等でとらえて、その複数のセンサの3次
元位置から撮像中の撮像ユニットの3次元位置や方位や
回転角をリアルタイムに計算し、撮像ユニットの撮影映
像に対応付けて記録または出力することにより、任意の
方向を向けて使用される撮像ユニットの3次元位置や方
位や回転角を同時に高い精度で、しかも簡便に同時検出
し、記録もしくは出力する。
【0036】《第6の発明》本発明の第6の発明による
撮像方法は、目印までの距離を検出する距離検出機構を
撮像ユニットに複数付加するとともに予め周囲に複数の
目印を配置し、前記距離検出機構の位置からみた前記目
印にいたる距離を検出し、前記検出の結果から計算し
た、前記目印の3次元位置、または前記撮像ユニットの
3次元位置と方位、または前記撮像ユニットの3次元位
置と方位と回転角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対
応付けて記録または出力することを特徴とする。
【0037】本発明の第6の発明による撮像装置は、目
印までの距離を検出する距離検出機構を複数付加した撮
像ユニットと、周囲に設置した複数の目印と、前記検出
した前記距離検出機構の位置からみた前記目印にいたる
距離から前記目印の3次元位置、または前記撮像ユニッ
トの3次元位置と方位、または前記撮像ユニットの3次
元位置と方位と回転角を計算する計算手段と、前記計算
した前記目印の3次元位置、または前記撮像ユニットの
3次元位置と方位、または前記撮像ユニットの3次元位
置と方位と回転角を前記撮像ユニットの撮影映像に対応
付けて記録または出力する手段と、を有することを特徴
とする。
【0038】第6の発明では、周囲の複数の既知の位置
に目印方位検出機構を設置し、これを使ってあらかじめ
撮像ユニット上に搭載した複数の目印にいたる方位を検
出することにより、目印の3次元位置を計算し、これを
もとに計算によって撮像ユニットの3次元位置や撮像方
位や回転角を、映像に対応させて高い精度で、しかも簡
便に同時検出し、記録もしくは出力する。
【0039】なお、以上の本発明による撮像装置では、
複数の目印として複数の発光体を用い、前記複数の発光
体を個別の発光タイミングまたは個別の周波数で点滅さ
せる発光体制御手段を備えるか、または、複数の目印と
して発光色の異なる複数の発光体を用い、前記目印を検
出するセンサまたは前記目印にいたる距離を検出する距
離検出機構または方位を検出する目印方位検出機構は、
カラー撮像手段等のカラー識別手段を有するのが、複数
の目印のそれぞれを容易に区別することができ、実用上
好適である。
【0040】また、以上の本発明による撮像装置では、
撮像ユニットに接続して前記撮像ユニットのレンズ焦点
距離、レンズ絞り値、使用光学フィルタ、焦点合わせ位
置、シャッター速度という撮像用パラメータを単数もし
くは複数組み合わせて検出する検出手段を新たに備え、
記録または出力する手段は、前記検出した撮像用パラメ
ータを前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録ま
たは出力するのが、撮像ユニットの撮像映像とコンピュ
ータグラフィックス像を合成するなどの際の手間を大幅
に削減する点で好適である。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を、図
を参照して詳細に説明する。
【0042】以下の各実施形態例では、説明を簡単にす
るため、撮像ユニットとしてのTVカメラのレンズとし
ては、焦点距離の変化するズームレンズではなく、固定
焦点距離のレンズを使用することを仮定して説明を行な
う。
【0043】《実施形態例1》本発明の第1の実施形態
例は、撮像ユニット上の目印を周囲のセンサで検出する
方式を用いた本発明の第1の発明の実施形態例である。
【0044】図1は、本実施形態例を説明する図であっ
て、101は、撮像ユニットとしてのTVカメラ、10
2,103および109は、目印としてのLED、10
4は、発光タイミングコントローラ、105および10
6は、2次元センサとしてのTVカメラ、107は、計
算機構としてのコンピュータ、108は、記録機構とし
ての磁気ビデオディスクである。ここで、磁気ビデオデ
ィスク108には、撮像用パラメータを予め保存してお
く。また、目印102および103は撮像ユニットとし
てのTVカメラ101上の両端に固定しておく。
【0045】これを動作させるには、まず、発光タイミ
ングコントローラ104の制御により目印としてのLE
D102,103,109を点灯させ、この光を2次元
センサとしてのTVカメラ105および106で受け、
その情報を計算機構107で処理することにより、目印
としてのLED102,103,109の3次元位置
A,BおよびCを求め、これから方位および回転角をも
求める。
【0046】図2は、上面と側面から撮られた2枚の映
像に基づいて3次元位置を求める方法の原理を示す概念
図であり、201および202はそれぞれ上面像と側面
像、203は得られる3次元位置情報である。なお、こ
こでは説明を簡単化するため平行投影を仮定した図を描
いている。実際の場合では、透視投影を用いることにな
るが、この計算方式自体はステレオ写真計測等の分野で
既に確立されている。原理的には上面像201と側面像
202でそれぞれ対応するxの位置にある目印のyおよ
びzを求めるだけでよい。これにより目印の3次元位置
情報203が得られることになる。
【0047】求められた3次元空間内の目印102,1
02および109の位置をそれぞれ、 目印102:点A(Ax,Ay,Az) 目印103:点B(Bx,By,Bz) 目印109:点C(Cx,Cy,Cz) とする。これより撮像ユニット101の方位Vが下式で
定まる。
【0048】V=(Vx,Vy,Vz)=(Ax−B
x,Ay−By,Az−Bz) また点Cにより、線分ABを軸とする撮像ユニットとし
てのTVカメラ101の回転角も定まる。すなわち、線
分ABに対する点Cの正規の位置をC′とすると、線分
ABの軸上の点を頂点としCC′を底辺とする2等辺三
角形の頂角が回転角である。
【0049】なお、上記の説明では省略したが、実用上
は、目印としてのLED102,103および109が
混同して検出されるのを防ぐために、若干の工夫を施す
必要がある。
【0050】例えば、目印としてのLED102,10
3および109を別のタイミングんたは別の周波数で断
続発光するように発光タイミングコントローラ104に
セットしておく。これにより、三者を区別して検出する
ことができる。
【0051】また、別の方法としては、目印102,1
03および109としてそれぞれ発光色を変えたものを
用い、2次元センサ104および105としてカラーT
Vカメラを用いることにより三者を区別して検出する方
法もある。
【0052】以上のように、撮像ユニット101の3次
元位置情報(目印の3次元座標値(Ax,Ay,Bz)
と(Bx,By,Bz))ならびに3次元方位情報(V
x,Vy,Vz)と回転角が同時に得られることにな
る。そこで、このように計測を行ないつつ、撮像ユニッ
ト101によって撮像を行ない、この映像情報と、上記
方法で得られた撮像ユニット101の3次元位置と方
位、回転角の情報とを、ともに対応させて記録機構10
8に格納する。記録機構108に格納された映像情報と
撮像ユニット101の3次元位置と方位、回転角、並び
に予め格納された撮像ユニット1のレンズ焦点距離等の
撮像用パラメータに関する情報は、後にコンピュータグ
ラフィックス像生成用のコンピュータに入力されて、コ
ンピュータグラフィックス像とその撮像された映像が合
成される。
【0053】《実施形態例2》本発明の第2の実施形態
例も、撮像ユニット上の目印を周囲のセンサで検出する
方式を用いた本発明の第1の発明の実施形態例である。
【0054】図3は本実施形態例を説明する図であっ
て、301は撮影パラメータ検出ユニットであり、図1
と同一符号を付した他の要素は図1の第1の実施形態例
と同一のものである。図1との違いは、この撮像パラメ
ータ検出ユニット301が加えられている点である。
【0055】本実施形態例では、撮像パラメータ検出ユ
ニット301で検出された撮影ユニットの(a)使用レ
ンズの撮像時焦点距離、(b)実際の絞り、(c)使用
光学フィルタ、(d)焦点合わせ位置、(e)シャッタ
ー速度、等の撮像用パラメータを同時に記録機構108
に送り、図1の第1の実施形態例での記録情報と対応し
た形で共に記録する。本実施形態例によれば、撮像の際
の全ての情報が映像情報にリアルタイムに対応付けられ
て同時に記録されることになるため、撮像中の撮像パラ
メータの変化への対応が容易になり、後にコンピュータ
グラフィックス像とその映像を合成する際の手間が大幅
に削減できる利点が得られる。
【0056】なお、第1、第2の実施形態例では、目印
としてA,B,Cの3つを使用したが、同様の原理で4
つ以上の目印を使用することにより、確実にとらえられ
た目印の情報を使用することで、より確度の高い3次元
位置および方位の計測が可能となる。
【0057】また、撮像ユニットの3次元位置と方位だ
け必要で回転角は無視できる場合には、目印A,Bだけ
でよく、目印Cは省略できる。また、撮像パラメータが
固定もしくは固定的であるような場合では、撮像パラメ
ータの記録や出力は省略可能である。
【0058】また、2次元センサとしてのTVカメラも
以上の実施形態例では、2次元センサ105および10
6の2つのみを使用したが、これを3つ以上使用し、同
時に多方向から情報を集められるようにすれば、実際の
使用状況において撮像ユニット101の陰、あるいは撮
影者の陰等に隠れて検出されない目印がたとえあったと
しても、代わりに他の2次元センサとしてのTVカメラ
によって確実に検出されるため、所期の目的を達成する
ことができる。
【0059】さらに、第1、第2の実施形態例において
は、記録機構を省略して、実写映像とコンピュータグラ
フィックス像を映像合成するコンピュータ等へ、撮像ユ
ニットの撮像映像と、目印の3次元位置や撮像ユニット
の3次元位置、方位、回転角、必要なら撮像用パラメー
タ等を対応付けて直接出力し、外部で必要な処理をする
ように構成しても良い。
【0060】《実施形態例3》本発明の第3の実施形態
例は、撮像ユニット上の目印を周囲の方位検出機構で検
出する方式を用いた本発明の第2の発明の実施形態例で
ある。
【0061】図4は、本発明の第3の実施形態例を説明
する図であって、401は、撮像ユニットとしてのTV
カメラ、402および403は、目印としてのLED、
404は、発光タイミングコントローラ、405−A,
405−B、406−Aおよび406−Bは、いずれも
目印方位検出機構、407は、計算機構としてのコンピ
ュータ、408は、記録機構としての磁気ビデオディス
ク、である。ここで、目印402および403は撮影ユ
ニットとしてのTVカメラ401上の両端に固定してお
く。
【0062】これを動作させるには、まず、発光タイミ
ングコントローラ404の制御により目印としてのLE
D402と403を点灯させ、この光を目印方位検出機
構405−A、405−B、406−A、および、40
6−Bで受けることにより、前記目印方位検出機構40
5−A、405−B、406−A、および、406−B
の位置からそれぞれ目印402と403にいたる方位を
検出し、その情報を計算機構としてのコンピュータ40
7で処理することにより目印としてのLED402と4
03の3次元位置AおよびBを求め、これから撮像方位
をも求めることができる。
【0063】図5は、目印方位検出機構405−Aの一
構成例を示すものであり、501はコントローラ、50
2は2軸回りの角度検出機能つき回転機構、503は回
転機構502上に固定設置されたCCDセンサ、504
は目印方位検出機構405−Aの3次元位置である。残
る3つの目印方位検出機構405−B、406−A、お
よび、406−Bについても全く同様である。
【0064】これを動作させるには、まず、コントロー
ラ501の指令で回転機構502を作動させることによ
ってCCDセンサ503の向きを動かし、前記撮像ユニ
ット401上に付けられた目印402をCCDセンサ5
03の視野内にとらえる。以後はCCDセンサ503の
視野中心とその目印402の検出位置とのずれ量を検出
しつつ、そのずれ量が最小になるように(即ちCCDセ
ンサ503の視野の中心に来るように)回転機構502
を作動させ続ける。すると、回転機構502に組み込ま
れている2軸回りの角度検出機能により、目印方位検出
機構405の3次元位置504から見た目印402の方
向をみた目印方位V1が得られる。
【0065】コントローラ501ではCCDセンサ50
3の視野のどの位置(中心からどちらの方向にどの程度
離れた位置)に目印402がとらえられているかを判断
し、常に中心でとらえるように回転機構502を作動さ
せる。
【0066】目印方位検出機構405−Bの構成および
動作は405−Aと同じであるが、ただ目印方位検出機
構の3次元位置504とは別の3次元位置から同じ目印
402をとらえて目印方位V2を求める。
【0067】このようにして求められた2つの目印方位
V1、V2から目印402の3次元位置が求められる。
【0068】同様に、さらに2つの目印方位検出機構4
06−A、406−Bを用いて目印403の3次元位置
も求めることが出来る。
【0069】なお、回転機構に組み込まれる角度検出機
構は、例えば現在広く工業用ロボットアームの関節部に
使用されているロータリーエンコーダを利用して実現す
ることができる。
【0070】求められた3次元空間内の目印402およ
び403の位置をそれぞれ、 目印402:点A=(Ax,Ay,Az) 目印403:点B=(Bx,By,Bz) とする。これより撮像ユニット401の方位Vが下式で
定まる。
【0071】V=(Vx,Vy,Vz)=(Ax−B
x,Ay−By,Az−Bz) なお、上記の説明では省略したが、実用上は、目印とし
てLED402と403が混同して検出されるのを防ぐ
ため若干の工夫を施す必要がある。
【0072】例えば、目印402と403を別のタイミ
ングまたは別の周波数で断続発光するようにセットして
おく。これにより両者を区別して検出することができ
る。
【0073】また、別の方法としては、目印402と4
03としてそれぞれ色を変えたものを用い、目印方位検
出機構405および406の2次元センサとしてカラー
TVカメラを用いることにより両者を区別して検出する
方法もある。
【0074】以上のようにして撮像ユニット401の3
次元位置情報(目印の3次元座標値(Ax,Ay,B
z)と(Bx,By,Bz))ならびに撮像方位情報
(Vx,Vy,Vz)が同時に得られることになる。そ
こで、このように計測を行ないつつ、撮像ユニット40
1により撮像を行ない、この映像情報と、上記方法で得
られた撮像ユニット401の3次元位置と撮像方位の位
置とを、ともに対応させて記録機構408に格納する。
【0075】以上のように、目印方位検出機構は、可動
で撮像ユニットの目印を追尾するので、撮像ユニットの
移動の自由度が増し、撮像ユニットの移動できる空間の
範囲を拡大することができる。目印の3次元位置の検出
は、2台以上の固定のカメラ等を位置センサとして検出
した画像から求めることも可能であるが、その場合に
は、撮像ユニットの移動できる空間の範囲は、位置セン
サとしてのカメラの視野範囲内に限定され、狭いものと
なる。
【0076】《実施形態例4》本発明の第4の実施形態
例も、撮像ユニット上の目印を周囲の方位検出機構で検
出する方式を用いた本発明の第2の発明の実施形態例で
ある。
【0077】図6は、本発明の第4の実施形態例を説明
する図であって、601は撮像パラメータ検出ユニット
である。本実施形態例のその他の構成は、図4と同符号
の構成と同じである。図4との違いはこの撮像パラメー
タ検出ユニット601が加えられている点である。本実
施形態例では、撮像パラメータ検出ユニット601で検
出された撮像ユニットの、 ・使用レンズの撮像時焦点距離 ・実際の絞り ・使用光学フィルタ ・焦点合わせ位置 ・シャッター速度 等の撮像用パラメータを同時に記録機構408に送り、
図4の第3の実施形態例での記録情報と対応した形で共
に記録する。これにより、撮像の際の全ての情報が同時
に記録されることになり、後にコンピュータグラフィッ
クス像とその映像を合成する際の手間が大幅に削減でき
る。
【0078】なお、第3、第4の実施形態例では、目印
としてA、Bの2つのみを使用したが、同様の原理で3
つの目印A、B、Cを使用し、これらを全て検出するた
めに前記目印方位検出機構を増設することにより、撮像
ユニットの3次元位置と撮像方位に加えて撮像方位軸回
りの回転角をも求めることが可能である。
【0079】また、2つ以上、多数の目印と多数の目印
方位検出機構を使用すれば、実際の使用状況において撮
像ユニット401の陰に隠れて検出されない目印がたと
えあったとしても、確実にとらえられた目印の情報を使
用することにより、代わりに他の目印が確実に検出され
るため、初期の目的を達成することができ、より確度の
高い3次元位置、撮像方位および回転角の計測が可能と
なる。
【0080】さらに、第1、第2の実施形態例において
も、記録機構を省略して、実写映像とコンピュータグラ
フィックス像を映像合成するコンピュータ等へ、撮像ユ
ニットの撮像映像と、目印の3次元位置や撮像ユニット
の3次元位置、方位、回転角、必要なら撮像用パラメー
タ等を対応付けて直接出力し、外部で必要な処理をする
ように構成しても良い。
【0081】《実施形態例5》本発明の第5の実施形態
例は、撮像ユニット上の目印を周囲の距離検出機構で検
出する方式を用いた本発明の第3の発明の実施形態例で
ある。
【0082】図7は、本実施形態例を説明する図であっ
て、701は、撮像ユニットとしてのTVカメラ、70
2および703は、目印光源、704は、発光制御機
構、705A,705B,705C,706A,706
B,706Cは、いずれも距離検出機構、707は、計
算機構としてのコンピュータ、708は、記録機構とし
ての磁気ビデオディスク、である。ここで、目印光源7
02および703は、ともにそれぞれ周囲に対して放射
状に一様に光を放散する光源を用いる(特定方向のみに
光を出す光源でないものを用いるか、あるいは、小さな
拡散レンズを使用して放散状に光を放散するような光源
を実現する)こととし、それぞれを撮像ユニットとして
のTVカメラ701上の例えば両端に固定しておく。
【0083】これを動作させるには、まず、発光制御機
構704の制御により目印光源702と703を発光さ
せ、この光をそれぞれ距離検出機構705A,705
B,705C,706A,706B,706Cで受け、
目印光源から各距離検出機構にいたるまでの距離を検出
したのち、それらを計算機構707で処理することによ
り目印光源702および703の3次元位置AおよびB
を求め、これから撮像方位をも求めることができる。
【0084】求められた3次元空間内の目印702およ
び703の位置をそれぞれ、 目印702:点A=(Ax,Ay,Az) 目印703:点B=(Bx,By,Bz) とする。これにより撮像ユニット701の方位Vが定ま
る。
【0085】V=(Vx,Vy,Vz)=(Ax−B
x,Ay−By,Az−Bz) なお、上記の説明では省略したが、実用上は、2つの目
印光源702と703が混同して検出されるのを防ぐた
め若干の工夫を施す必要がある。
【0086】例えば、目印光源702と703を相互に
区別できるような別のタイミングまたは別の周波数で断
続発光するようにセットしておく。これにより両者を区
別して検出することができる。
【0087】また、別の方法として、目印光源702と
703としてそれぞれ色(波長)の異なる光源を用いる
ことにより両者を区別して検出する方法もある。
【0088】以上のようにして撮像ユニット701の3
次元位置情報(目印の3次元座標値(Ax,Ay,A
z)と(Bx,By,Bz))ならびに撮像方位情報
(Vx,Vy,Vz)が同時に得られることになる。そ
こで、このように計測を行ないつつ、撮像ユニット70
1によって撮像を行ない、この映像情報と、上記方法で
得られた撮像ユニット701の3次元位置と撮像方位の
情報とを、ともに対応させて記録機構708に格納す
る。
【0089】図8は距離検出機構705Aの動作を示す
図であり、801は光センサ、802は検出回路であ
る。発光制御機構704は目印光源702を発光させる
と同時に検出回路802に信号を送る。この同時性を確
保するため、発光制御機構704から光センサ801と
検出回路802までの信号の遅延が等しくなるように、
それぞれを接続するケーブルの長さを等しくする。光セ
ンサ801は、目印光源702から発せられた光を検出
し、検出回路802に信号を送る。検出回路802で
は、発光制御機構704と検出回路802の両方から送
られる信号の時間差(遅延時間)Tを検出し、これを計
算機構707に送る。この時間差(遅延時間)Tは、目
印光源702と光センサ801の間の物理的距離(光路
長)を反映するものであり、これから実際の物理的距離
を計算することができる。
【0090】なお、発光制御機構704から光センサ8
01と距離検出機構705Aをそれぞれ接続するケーブ
ルの長さを等しくしても、諸条件により発光制御機構7
04から光センサ801と検出回路802までのそれぞ
れの信号の遅延が等しくならない場合も想定されるが、
その場合にはキャリブレーションによる補正を行えば良
い。
【0091】上記の例では、簡単化のために、比較的単
純な形の波形を用いて説明を行なったが、実際には、よ
り精度の高い検出を行なうためのさまざまな手法を使用
することが可能である。例えば、現在すでに工業用の距
離測定装置に安定した技術として広く使用されている位
相差検出の原理をこれに適用できる。即ち、検出回路8
02として位相差検出回路を使用し、発光制御機構70
4により変調された光を目印光源702から発光させ、
これを光センサ801でとられた後、検出回路802に
よって両波形の位相差を検出し、これから距離情報を求
めることが出来る。
【0092】また、上記の例では、距離検出機構705
Aのみについて説明したが、他の距離検出機構、即ち、
距離検出機構705B,705C,706A,706
B,706Cの場合も、構成と動作に関する事情は全く
同じである。なお、発光制御機構704Aから各距離検
出機構へ信号を伝えるためのケーブル長を等しくしてお
けば、補正の手間を省くことができ、目印光源702,
703から各距離検出機構までの距離を正確に求めるこ
とができる。
【0093】《実施形態例6》本発明の第6の実施形態
例も、撮像ユニット上の光源光を周囲の距離センサで検
出する方式を用いた本発明の第3の発明の実施形態例で
ある。
【0094】図9は、本実施形態例を説明する図であ
り、901は撮像パラメータ検出ユニットである。図7
との違いは、この撮像パラメータ検出ユニット901が
撮像ユニット701に付け加えられている点である。
【0095】本実施形態例では、撮像パラメータ検出ユ
ニット901が検出した撮像ユニット701の ・使用レンズの撮像時焦点距離 ・実際の絞り ・使用光学フィルタ ・焦点合わせ位置 ・シャッター速度 等の撮像用パラメータを同時に記録機構708に送り、
図7の第5の実施形態例での記録情報と対応した形で共
に記録する。これにより、撮像の際の全ての情報が同時
に記録されることになり、後にコンピュータグラフィッ
クス像とその映像を合成する際の手間が大幅に削減でき
る。
【0096】なお、第5、第6の実施形態例では、目印
としてA,Bの2つのみを使用したが、同様の原理で3
つの目印A,B,Cを使用し、これらを全て検出するた
めに前記距離検出機構を増設することにより、撮像ユニ
ットの3次元位置と撮像方位に加えて撮像方位軸回りの
回転角をも求めることが可能である。
【0097】また、3つ以上の、多数の目印と多数の距
離検出機構を使用すれば、実際の使用状況において撮像
ユニット701の陰に隠れて検出されない目印がたとえ
あったとしても、確実にとらえられた目印の情報を使用
することにより、代わりに他の目印が確実に検出される
ため、所期の目的を達成することができ、より確度の高
い3次元位置、撮像方位および回転角の計測が可能とな
る。
【0098】さらに、第5、第6の実施形態例において
も、記録機構を省略して、実写映像とコンピュータグラ
フィックス像を映像合成するコンピュータ等へ、撮像ユ
ニットの撮像映像と、目印の3次元位置や撮像ユニット
の3次元位置、方位、回転角、必要なら撮像用パラメー
タ等を対応付けて直接出力し、外部で必要な処理をする
ように構成しても良い。
【0099】《実施形態例7》本発明の第7の実施形態
例は、周囲の目印を撮像ユニット上の方位検出機構で検
出する方式を用いた本発明の第4の発明の実施形態例で
ある。
【0100】図10は、本実施形態例を説明する図であ
って、1001は、撮像ユニットとしてのTVカメラ、
1002および1003は、目印としてのLED(発光
ダイオード)、1004は、発光タイミングコントロー
ラ、1005A,1005B,1006A及び1006
Bは、目印方位検出機構、1007は、計算機構として
のコンピュータ、1008は、記録機構としての磁気ビ
デオディスク、である。ここで、目印1002および1
003はともに空間内の既知の3次元位置に固定しくお
く。また、方位検出機構1005A,1005B,10
06Aおよび1006Bは撮像ユニットとしてのTVカ
メラ1001上の既知の位置に固定しておく。
【0101】これを動作させるには、まず、発光タイミ
ングコントローラ1004の制御により目印としてのL
ED1002と1003を点灯させ、これらをそれぞれ
目印方位検出機構1005A,1005B,1006A
および1006Bで追跡し、それぞれ目的1002と1
003にいたる目印方位を検出する。この検出された目
印方位の情報を計算機構1007で処理することによ
り、目印方位検出機構1005A,1005B,100
6Aおよび1006Bからみた目印1002および10
03の相対的3次元位置が求まり、これから目印方位検
出機構1005A,1005B,1006Aおよび10
06Bの3次元位置を逆算することが出来る。また、こ
れから撮像ユニット1001の撮像方位をも求めること
ができる。
【0102】図11は、目印方位検出機構1005Aの
一つの構成例を示すものであり、1101はコントロー
ラ、1102は2軸回りの角度検出機能つき回転機構、
1103は回転機構1102上に固定設置されたCCD
センサ、1104は目印方位検出機構1005Aの3次
元位置である。残る3つの目印方位検出機構1005
B,1006A、および、1006Bについても全く同
様である。
【0103】この目印方位検出機構1005Aを動作さ
せるには、まず、コントローラ1101の指令で回転機
構1102を作動させることによってCCDセンサ11
03の向きを動かし、あらかじめ周囲(空間内の既知の
3次元位置)に配置された目印1002をCCDセンサ
1103の視野内にとらえる。以後はCCDセンサ11
03の視野中心とその目印1002の検出位置とのずれ
量を検出しつつ、そのずれ量が最小となるように(即ち
CCDセンサの視野の中心に来るように)回転機構11
02を作動させ続ける。すると、回転機構1102に組
み込まれている2軸回りの角度検出機構により、目印方
位検出機構1005の3次元位置1104から見た目印
1002の方向をみた目印方位V1が得られる。
【0104】コントローラ1101ではCCDセンサ1
103の視野のどの位置(中心からどちらの方向にどの
程度離れた位置)に目印102がとらえられているかを
判断し、常に中心でとらえるように回転機構1102を
作動させる。
【0105】目印方位検出機構1005Bの構成および
動作は1005Aと同じであるが、ただ1104とは別
の3次元位置から同じ目印1002をとらえて目印方位
V2を求める。
【0106】このようにして求められた2つの目印方位
V1,V2から目印1002の相対的3次元位置が求め
られる。
【0107】同様に、さらに2つの目印方位検出機構1
006A,1006Bを用いて目印1003の相対的3
次元位置も求めることが出来る。
【0108】なお、回転機構に組み込まれる角度検出機
能は、例えば現在広く工業用ロボットアームの関節部に
使用されているロータリーエンコーダを利用して実現す
ることができる。
【0109】なお、上記の説明では省略したが、実用上
は、目印としてのLED1002と1003が混同して
検出されるのを防ぐため若干の工夫を施す必要がある。
【0110】例えば、目印1002と1003を別のタ
イミングまたは別の周波数で断続発光するようにセット
しておく。これにより両者を区別して検出することがで
きる。
【0111】また、別の方法としては、目印1002と
1003としてそれぞれ色を変えたものを用い、2次元
センサ1004および1005としてカラーTVカメラ
を用いることにより両者を区別して検出する方法もあ
る。
【0112】以上のようにして撮像ユニット1001の
3次元位置情報と撮像方位情報が同時に得られるように
なる。そこで、このように計測を行ないつつ、撮像ユニ
ット1001によって撮像を行ない、この映像情報と、
上記方法で得られた撮像ユニット1001の3次元位置
と撮像方位の情報とを、ともに対応させて記録機構10
08に格納する。
【0113】《実施形態例8》本発明の第8の実施形態
例も、周囲の目印を撮像ユニット上の方位検出機構で検
出する方式を用いた本発明の第4の発明の実施形態例で
ある。
【0114】図12は、本実施形態例を説明する図であ
り、1201は撮像パラメータ検出ユニットである。図
4との違いは、この撮像パラメータ検出ユニット120
1が撮像ユニット1001に付け加えられている点であ
る。
【0115】本実施形態例では、撮像パラメータ検出ユ
ニット1201が検出した撮像ユニットの ・使用レンズの撮像時焦点距離 ・実際の絞り ・使用光学フィルタ ・焦点合わせ位置 ・シャッター速度 等の撮像用パラメータを同時に記録機構に送り、図10
の実施形態例での記録情報と対応した形で共に記録す
る。これにより、撮像の際の全ての情報が同時に記録さ
れることになり、後にコンピュータグラフィックス像と
その映像を合成する際の手間が大幅に削減できる。
【0116】なお、第7、第8の実施形態例では、目印
として光源1002,1003の2つのみを使用した
が、同様の原理で3つの目印を使用し、これらを全て検
出するために前記目印方位検出機構を増設することによ
り、撮像ユニットの3次元位置と撮像方位に加えて撮像
方位軸回りの回転角をも求めることが可能である。
【0117】また、3つ以上の、多数の目印と多数の目
印方位検出機構を使用すれば、実際の使用状況において
撮像ユニット1001の陰に隠れて検出されない目印が
たとえあったとしても、確実にとらえられた目印の情報
を使用することにより、代わりに他の目印が確実に検出
されるため、所期の目的を達成することができ、より確
度の高い3次元位置、撮像方位および回転角の計測が可
能となる。
【0118】また、第7、第8の実施形態例において
も、記録機構を省略して、実写映像とコンピュータグラ
フィックス像を映像合成するコンピュータ等へ、撮像ユ
ニットの撮像映像と、目印もしくは目印方位検出機構の
3次元位置や撮像ユニットの3次元位置、方位、回転
角、必要なら撮像用パラメータ等を対応付けて直接出力
し、外部で必要な処理をするように構成しても良い。
【0119】《実施形態例9》本発明の第9の実施形態
例は、周囲の目印を撮像ユニット上のセンサで検出する
方式を用いた本発明の第5の発明の実施形態例である。
【0120】図13は、本実施形態例を示す構成図であ
って、1301は、撮像ユニットとしてのTVカメラ、
1302−1,1302−2,…,1302−nは、目
印として固定設置されたn個のLED、1303−1,
1303−2,…,1303−mは、撮像ユニット13
01の上に設置されたm個の2次元センサ、1304
は、発光タイミングコントローラ、1307は、計算機
構としてのコンピュータ、1308は、記録機構として
の磁気ビデオディスク、である。
【0121】これを動作するには、まず、発光タイミン
グコントローラ1304の制御により目印としてのn個
のLED1302−1,1302−2,…,1302−
nを点灯させ、この光を2次元センサとしてのm個の2
次元センサ1303−1,1303−2,…,1303
−mでとらえ、その情報を計算機構1307で処理する
ことにより、m個の2次元センサ1303−1,130
3−2,…,1303−mから見たn個のLED130
2−1,1302−2,…,1302−nの3次元位置
P−1,P−2,…,P−nを求める。これから逆に計
算を行なうことにより、m個の2次元センサ1303−
1,1303−2,…,1303−mが求められ、さら
にそれらから、撮像ユニット1301自体の3次元位置
を、さらに、撮像方位や回転角をも求めることができ
る。これらを求めるためには、少なくとも3点以上の2
次元センサの3次元位置が確定すれば良い。
【0122】2枚の映像に基づいて3次元位置を求める
方式の原理は、ステレオ写真計測等の分野で既に確立さ
れている。これは、第1の実施形態例において図2を用
いて既に説明した通りであるのでここでは省略する。
【0123】《実施形態例10》本発明の第10の実施
形態例は、周囲の目印を撮像ユニット上の距離検出機構
で検出する方式を用いた本発明の第6の発明の実施形態
例である。
【0124】図14は、本実施形態例を示す構成図であ
って、1401は、撮像ユニットとしてのTVカメラ、
1402−1,1402−2,1402−3は、目印光
源、1403−1,1403−2,1403−3は、撮
像ユニット1401上の、お互いに異なる位置に設置し
た距離検出機構、1404は、発光制御機構、1407
は、計算機構としてのコンピュータ、1408は、記録
機構としての磁気ビデオディスク、である。ここで、目
印光源1402−1,1402−2,1402−3は、
それぞれ周囲に対して放射状に一様に光を放散する光源
を用いる(特定方向のみに光を出す光源でないものを用
いるか、あるいは、小さな拡散レンズを使用して放射状
に光を放散するような光源を実現する)こととする。距
離検出機構としては、既に第5の実施形態例で述べたも
のを使用することができる。
【0125】これを動作させるには、まず、発光制御機
構1404の制御により目印光源1402−1,140
2−2,1402−3を発光させ、この光をそれぞれ距
離検出機構1403−1,1403−2,1403−3
で受け、目印光源から各距離検出機構にいたるまでの距
離を検出したのち、それらを計算機構1407で処理す
ることにより目印光源1402−1,1402−2,1
402−3に対する距離検出機構1403−1,140
3−2,1403−3の3点の3次元位置を求め、これ
から撮像方位や回転角をも求めることができる。
【0126】なお、上記の説明では省略したが、実用上
は、目印としての光源1402−1,1402−2,1
402−3が混同して検出されるのを防ぐため若干の工
夫を施す必要がある。例えば、これらを相互に区別でき
るような別のタイミングまたは別の周波数で断続発光す
るようにセットしておく。これにより両者を区別して検
出することができる。
【0127】また、別の方法としては、目印光源として
それぞれ色(波長)の異なる光源を用いることにより両
者を区別して検出する方法もある。
【0128】以上のようにして撮像ユニット1401の
3次元位置情報ならびに撮像方位情報が同時に得られる
ことになる。そこで、このように計測を行ないつつ、撮
像ユニット1401によって撮像を行ない、この映像情
報と、上記方法で得られた撮像ユニット1401の3次
元位置と撮像方位の情報とを、ともに対応させて記録機
構1408に格納する。
【0129】なお、第9、第10の実施形態例において
も、第2の実施形態例と同様に撮像パラメータ検出ユニ
ットを撮像ユニットに付加して、それで検出された撮像
ユニットの(a)使用レンズの撮像時焦点距離、(b)
実際の絞り、(c)使用光学フィルタ、(d)焦点合わ
せ位置、(e)シャッター速度、等の撮像用パラメータ
を同時に記録機構に送り、各実施形態例での記録情報と
対応した形で共に記録するようにしてもよい。この場
合、撮像の際の全ての情報が映像情報にリアルタイムに
対応付けられて同時に記録されることになるため、撮像
中の撮像パラメータの変化への対応が容易になり、後に
コンピュータグラフィックス像とその映像を合成する際
の手間が大幅に削減できる利点が得られる。
【0130】また、撮像ユニット上の3次元位置として
少なくとも3点が確定すればよいとしたが、回転角は無
視することができ、撮像ユニットの3次元位置と方位だ
けが必要とされる場合には、少なくとも撮像ユニット上
の2点が確定すればよく、その分に応じて撮像ユニット
上の2次元センサや方位検出機構等の数を少なくするこ
とができる。
【0131】また、図12においては、3つ以上の多数
の2次元センサを使用しているが、これは、実際の使用
状況において撮像ユニット1301等の陰などに隠れて
検出されない目印がたとえあったとしても、代わりに他
の目印を確実にとらえて、確度の高い3次元位置、撮像
方位および回転角の計測を可能にするためであり、図1
3の場合でも同様である。
【0132】さらに、第9、第10の実施形態例におい
ても、記録機構を省略して、実写映像とコンピュータグ
ラフィックス像を映像合成するコンピュータ等へ、撮像
ユニットの撮像映像と、目印の3次元位置や撮像ユニッ
トの3次元位置、方位、回転角、必要なら撮像用パラメ
ータ等を対応付けて直接出力し、外部で必要な処理をす
るように構成しても良い。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の目印と、この目印、または目印方位、または目印
にいたる距離を検出する手段とを、撮像ユニットとその
周囲、または逆に撮像ユニットの周囲とその撮像ユニッ
トに配置して、その検出の結果から撮像ユニットの3次
元位置、またはそれに加えて方位、またはそれらに加え
て方位軸からの回転角を計算できるようにしたので、そ
れらの撮像ユニットの3次元位置や方位、方位軸からの
回転角を撮像と同時に自動的に高い精度で簡便に求めら
れる環境を実現できるという利点が得られる。また、撮
像ユニットの移動の自由度が増し、その移動できる空間
の範囲が広がるという利点が得られる。
【0134】特に、撮像ユニットの撮像パラメータを撮
像中に検出してその撮影映像に対応付けて記録または出
力するようにした場合には、撮像中の撮像パラメータ変
化に容易に対応可能となり、後の映像合成等における手
間を大幅に削減できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明に係る第1の実施形態例を
説明する図である。
【図2】上記第1の実施形態例において上面と側面のセ
ンサでとらえた2つの映像に基づいて3次元位置を求め
る方法を示す概念図である。
【図3】本発明の第1の発明に係る第2の実施形態例を
説明する図である。
【図4】本発明の第2の発明に係る第3の実施形態例を
説明する図である。
【図5】上記第3の実施形態例における目印方位検出機
構の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第2の発明に係る第4の実施形態例を
説明する図である。
【図7】本発明の第3の発明に係る第5の実施形態例を
説明する図である。
【図8】上記第5の実施形態例の距離検出機構の動作例
を示す図である。
【図9】本発明の第3の発明に係る第6の実施形態例を
説明する図である。
【図10】本発明の第4の発明に係る第7の実施形態例
を説明する図である。
【図11】上記第7の実施形態例の目印方位検出機構の
一つの構成例を示す図である。
【図12】本発明の第4の発明に係る第8の実施形態例
を説明する図である。
【図13】本発明の第5の発明に係る第9の実施形態例
を説明する図である。
【図14】本発明の第6の発明に係る第10の実施形態
例を説明する図である。
【符号の説明】
101…撮像ユニット(TVカメラ) 101,103…目印(LED) 104…発光タイミングコントローラ 105,106…2次元センサ(TVカメラ) 107…計算機構(コンピュータ) 108…記録機構(磁気ビデオディスク) 201…上面像 202…側面像 203…3次元位置情報 301…撮像パラメータ検出ユニット 401…撮影ユニット(TVカメラ) 402,403…目印(LED) 405−A,405−B,406−A,406−B…目
印方位検出機構 407…計算機構(コンピュータ) 408…記録機構(磁気ビデオディスク) 501…コントローラ 502…回転機構 503…CCDセンサ 504…目印方位検出機構の3次元位置 601…撮像パラメータ検出ユニット 701…撮像ユニット(TVカメラ) 702,703…目印光源 704…発光制御機構 705A,705B,705C,706A,706B,
706C…距離検出機構 707…計算機構(コンピュータ) 708…記録機構(磁気ビデオディスク) 901…撮像パラメータ検出ユニット 1001…撮像ユニット(TVカメラ) 1002,1003…目印(LED) 1004…発光タイミングコントローラ 1005A,1005B,1006A,1006B…目
印方位検出機構 1007…計算機構(コンピュータ) 1008…記録機構(磁気ビデオディスク) 1301…撮像ユニット(TVカメラ) 1302−1,1302−2,…,1302−n…目印
(LED) 1303−1,1303−2,…,1303−m…2次
元センサ 1304…発光タイミングコントローラ 1307…計算機構(コンピュータ) 1308…記録機構(磁気ビデオディスク) 1401…撮像ユニット(TVカメラ) 1402−1,1402−2,1402−3…目印光源 1403−1,1403−2,1403−3…距離検出
機構 1404…発光制御機構 1407…計算機構(コンピュータ) 1408…記録機構(磁気ビデオディスク)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−306782(JP,A) 特開 平4−354485(JP,A) 特開 平7−162737(JP,A) 特開 平6−147830(JP,A) 特開 平6−42920(JP,A) 特開 平7−140225(JP,A) 特開 平4−203907(JP,A) 特開 平7−27515(JP,A) 特開 平6−36200(JP,A) 特開 昭59−17103(JP,A) 特表 平7−500470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 H04N 5/225

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め撮像ユニットに複数の目印を付け、 前記目印を外部の複数の方向から検出し、 前記検出の結果から求めた前記目印の3次元位置を、ま
    たは前記目印の3次元位置を基に計算した前記撮像ユニ
    ットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユニットの3
    次元位置と方位と回転角を、前記撮像ユニットの撮影映
    像に対応付けて記録または出力する、 ことを特徴とする撮像方法。
  2. 【請求項2】 複数の目印を付けた撮像ユニットと、 前記目印を外部から検出するための複数のセンサと、 前記センサでの検出結果を基に前記撮像ユニットの3次
    元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位も
    しくは前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転角を
    計算して求めるための計算手段と、 前記計算手段に接続して前記計算手段で求めた前記撮像
    ユニットの3次元位置、または前記撮像ユニットの3次
    元位置と方位もしくは前記撮像ユニットの3次元位置と
    方位と回転角を前記撮像ユニットの撮影映像に対応付け
    て記録または出力する手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 予め撮像ユニットに複数の目印を付け、 外部の複数の位置からみた前記目印にいたる目印方位を
    検出し、 前記検出の結果から求めた前記目印の3次元位置を、ま
    たは前記目印の3次元位置をもとに計算した前記撮像ユ
    ニットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユニットの
    3次元位置と方位と回転角を、前記撮像ユニットの撮影
    映像に対応付けて記録または出力する、 ことを特徴とする撮像方法。
  4. 【請求項4】 複数の目印を付けた撮像ユニットと、 外部の複数の位置からみた前記目印にいたる目印方位を
    検出するための複数の目印方位検出機構と、 前記目印方位検出機構での検出結果をもとに前記撮像ユ
    ニットの3次元位置、または前記撮像ユニットの3次元
    位置と方位もしくは前記撮像ユニットの3次元位置と方
    位と回転角を計算して求めるための計算手段と、 前記計算手段に接続して前記計算手段で求めた前記撮像
    ユニットの3次元位置と方位もしくは前記撮像ユニット
    の3次元位置と方位と回転角を前記撮像ユニットの撮影
    画像に対応付けて記録または出力する手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 複数の目印を撮像ユニットに付加し、 前記撮像ユニットの周囲に設置された複数の距離検出機
    構から前記複数の目印にいたる距離をそれぞれ検出し、 前記検出した距離をもとに計算した、前記複数の目印の
    3次元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方
    位、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転
    角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録ま
    たは出力する、 ことを特徴とする撮像方法。
  6. 【請求項6】 複数の目印を付加した撮像ユニットと、 前記撮像ユニットの周囲に設置され前記撮像ユニット上
    の目印位置にいたる距離をそれぞれ検出する距離検出機
    構と、 前記検出した距離をもとに前記目印の3次元位置、また
    は前記撮像ユニットの3次元位置と方位、または前記撮
    像ユニットの3次元位置と方位と回転角を計算する計算
    手段と、 前記計算手段に接続して前記計算手段で計算した目印の
    3次元位置、または前記撮像ユニットの3次元位置と方
    位、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転
    角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録ま
    たは出力する手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 予め撮像ユニットの周囲に複数の目印を
    用意するとともに、前記目印への方位を検出するための
    目印方位検出機構を前記撮像ユニットに複数取り付け、 前記撮像ユニット上の前記目印方位検出機構の位置から
    みた前記目印にいたる目印方位を検出し、 前記検出した目印方位をもとに計算した、前記目印方位
    検出機構の3次元位置、または前記撮像ユニットの3次
    元位置と方位、または前記撮像ユニットの3次元位置と
    方位と回転角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対応付
    けて記録または出力する、 ことを特徴とする撮像方法。
  8. 【請求項8】 予め周囲に用意した複数の目印と、 前記目印への目印方位を検出する複数の目印方位検出機
    構と、 前記複数の目印方位検出機構を取り付けた撮像ユニット
    と、 前記目印方位検出機構により検出された前記目印方位検
    出機構からみた前記目印方位をもとに前記目印方位検出
    機構の3次元位置、または前記撮像ユニットの3次元位
    置と方位、または前記撮像ユニットの3次元位置と方位
    と回転角を計算する計算手段と、 前記計算した前記目印方位検出機構の3次元位置、また
    は前記撮像ユニットの3次元位置と方位、または前記撮
    像ユニットの3次元位置と方位と回転角を、前記撮像ユ
    ニットの撮影映像に対応付けて記録または出力する手段
    と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 複数のセンサを撮像ユニットに付加する
    とともに予め周囲に複数の目印を用意し、 前記センサで前記目印をとらえ、 前記目印をとらえた結果から計算した、前記目印に対す
    る前記センサの3次元位置、または前記撮像ユニットの
    3次元位置と方位、または前記撮像ユニットの3次元位
    置と方位と回転角を、前記撮像ユニットの撮影映像に対
    応付けて記録または出力する、 ことを特徴とする撮像方法。
  10. 【請求項10】 複数のセンサを付加した撮像ユニット
    と、 周囲に用意された複数の目印と、 前記センサで前記目印をとらえた結果から前記目印に対
    する前記センサの3次元位置、または前記撮像ユニット
    の3次元位置と方位、または前記撮像ユニットの3次元
    位置と方位と回転角を計算する計算手段と、 前記計算した前記センサの3次元位置、または前記撮像
    ユニットの3次元位置と方位、または前記撮像ユニット
    の3次元位置と方位と回転角を撮像ユニットの前記撮影
    映像に対応付けて記録または出力する手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  11. 【請求項11】 目印までの距離を検出する距離検出機
    構を撮像ユニットに複数付加するとともに予め周囲に複
    数の目印を配置し、 前記距離検出機構の位置からみた前記目印にいたる距離
    を検出し、 前記検出の結果から計算した、前記目印の3次元位置、
    または前記撮像ユニットの3次元位置と方位、または前
    記撮像ユニットの3次元位置と方位と回転角を、前記撮
    像ユニットの撮影映像に対応付けて記録または出力す
    る、 ことを特徴とする撮像方法。
  12. 【請求項12】 目印までの距離を検出する距離検出機
    構を複数付加した撮像ユニットと、 周囲に設置した複数の目印と、 前記検出した前記距離検出機構の位置からみた前記目印
    にいたる距離から前記目印の3次元位置、または前記撮
    像ユニットの3次元位置と方位、または前記撮像ユニッ
    トの3次元位置と方位と回転角を計算する計算手段と、 前記計算した前記目印の3次元位置、または前記撮像ユ
    ニットの3次元位置と方位、または前記撮像ユニットの
    3次元位置と方位と回転角を前記撮像ユニットの撮影映
    像に対応付けて記録または出力する手段と、 を有することを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 複数の目印として複数の発光体を用
    い、 前記複数の発光体を個別の発光タイミングまたは個別の
    周波数で点滅させる発光体制御手段を備える、 ことを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求
    項8、請求項10、請求項12のいずれかに記載の撮像
    装置。
  14. 【請求項14】 複数の目印として発光色の異なる複数
    の発光体を用い、 センサまたは距離検出機構または目印方位検出機構は、
    カラー識別手段を有する、 ことを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求
    項8、請求項10、請求項12のいずれかに記載の撮像
    装置。
  15. 【請求項15】 撮像ユニットに接続して前記撮像ユニ
    ットのレンズ焦点距離、レンズ絞り値、使用光学フィル
    タ、焦点合わせ位置、シャッター速度という撮像用パラ
    メータを単数もしくは複数組み合わせて検出する検出手
    段を新たに備え、 記録または出力する手段は、前記検出した撮像用パラメ
    ータを前記撮像ユニットの撮影映像に対応付けて記録ま
    たは出力する、 ことを特徴とする請求項2、請求項4、請求項6、請求
    項8、請求項10、請求項12、請求項13、請求項1
    4のいずれかに記載の撮像装置。
JP27047896A 1995-10-13 1996-10-14 撮像方法および装置 Expired - Fee Related JP3359241B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27047896A JP3359241B2 (ja) 1995-10-13 1996-10-14 撮像方法および装置

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26457495 1995-10-13
JP9578596 1996-04-18
JP18026496 1996-07-10
JP8-95785 1996-07-10
JP8-180264 1996-07-10
JP7-264574 1996-07-10
JP27047896A JP3359241B2 (ja) 1995-10-13 1996-10-14 撮像方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1078304A JPH1078304A (ja) 1998-03-24
JP3359241B2 true JP3359241B2 (ja) 2002-12-24

Family

ID=27468355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27047896A Expired - Fee Related JP3359241B2 (ja) 1995-10-13 1996-10-14 撮像方法および装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3359241B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2329292A (en) * 1997-09-12 1999-03-17 Orad Hi Tec Systems Ltd Camera position sensing system
SE516565C2 (sv) * 2000-09-20 2002-01-29 Jan G Faeger Metod och anordning för att producera information om en omgivning och användning av anordningen
JP3624353B2 (ja) 2002-11-14 2005-03-02 有限会社テクノドリーム二十一 3次元形状計測方法およびその装置
JP6043974B2 (ja) * 2012-05-07 2016-12-14 株式会社ミツトヨ 三次元位置測定装置、三次元測定装置及び三次元位置測定プログラム
KR101322787B1 (ko) * 2013-02-27 2013-11-04 렉스젠(주) 회전형 카메라를 이용한 영상감시 시스템 및 그 제어방법

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917103A (ja) * 1982-07-20 1984-01-28 Kubota Ltd 移動作業車の位置検出装置
JP2685580B2 (ja) * 1989-05-22 1997-12-03 アストロデザイン株式会社 画像合成装置
JPH04203907A (ja) * 1990-11-29 1992-07-24 Sanyo Mach Works Ltd 位置、姿勢測定装置用指示具
JP3109130B2 (ja) * 1991-05-31 2000-11-13 ソニー株式会社 映像記録装置
JPH0772920B2 (ja) * 1992-07-15 1995-08-02 東芝テスコ株式会社 航空機ドッキングガイダンス装置
JP3100233B2 (ja) * 1992-07-27 2000-10-16 三菱重工業株式会社 3次元位置標定装置
GB9217098D0 (en) * 1992-08-12 1992-09-23 British Broadcasting Corp Derivation of studio camera position and motion from the camera image
JPH06147830A (ja) * 1992-11-11 1994-05-27 Mitsubishi Electric Corp 3次元位置測定装置及び3次元位置測定結果補正方法
JP3152810B2 (ja) * 1993-07-15 2001-04-03 瑞穂医科工業株式会社 光学式3次元位置検出装置
JPH07140225A (ja) * 1993-11-16 1995-06-02 Sanyo Electric Co Ltd 位置測定装置および該装置を用いた移動体制御装置
JP3342760B2 (ja) * 1993-12-07 2002-11-11 日本放送協会 映像合成用前景被写体撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1078304A (ja) 1998-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2962284B1 (en) Optical navigation & positioning system
JP4004316B2 (ja) 測量装置及び測量装置を用いて画像データを取得する方法
US9020240B2 (en) Method and surveying system for noncontact coordinate measurement on an object surface
US20050117033A1 (en) Image processing device, calibration method thereof, and image processing
JP4734552B2 (ja) 路面の3次元形状の計測方法及びその装置
US6782123B1 (en) Method and device for mapping radiation sources
JP2007120993A (ja) 物体形状測定装置
US6839081B1 (en) Virtual image sensing and generating method and apparatus
JP2004144557A (ja) 3次元視覚センサ
JP2009513957A (ja) 測量方法及び測量装置
JP2004531113A (ja) 注釈記入による全方位性3次元イメージデータ獲得装置、その方法及び感光範囲の拡大方法
JP2003505682A (ja) 大きな物体の幾何学的形状を走査するシステム
JP2000504418A (ja) 距離及び/又は位置測定装置
JP3271900B2 (ja) 自動追尾照明装置
JP2830839B2 (ja) 距離計測装置
JP2001148025A (ja) 位置検出装置及びその方法、平面姿勢検出装置及びその方法
JP3359241B2 (ja) 撮像方法および装置
JP4649192B2 (ja) ステレオ画像作成方法及び3次元データ作成装置
JP2000028332A (ja) 3次元計測装置及び3次元計測方法
JP2001317915A (ja) 3次元計測装置
JP2000304508A (ja) 3次元入力装置
JP4918675B2 (ja) 3次元座標測定方法
JP2003114126A (ja) 3次元測量装置および撮像基準方角測量方法
JPH06323820A (ja) 3次元形状測定方法
JP2000321044A (ja) モーションキャプチャ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071011

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees