JPH07140225A - 位置測定装置および該装置を用いた移動体制御装置 - Google Patents

位置測定装置および該装置を用いた移動体制御装置

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JPH07140225A
JPH07140225A JP5286708A JP28670893A JPH07140225A JP H07140225 A JPH07140225 A JP H07140225A JP 5286708 A JP5286708 A JP 5286708A JP 28670893 A JP28670893 A JP 28670893A JP H07140225 A JPH07140225 A JP H07140225A
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Japan
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moving body
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light
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angle
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JP5286708A
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English (en)
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Haruyuki Katayama
治之 片山
Motoaki Hattori
元昭 服部
Osamu Yukimoto
修 行本
Yosuke Matsuo
陽介 松尾
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Sanyo Electric Co Ltd
Nippon Electro Sensory Devices Corp
Original Assignee
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO
SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
Sanyo Electric Co Ltd
Nippon Electro Sensory Devices Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外乱の影響を受けず高精度に移動体の位置を
測定することができる位置測定装置を提供する。 【構成】 本体部1に具備される光波距離計14と移動
体部2に具備されるリフレクター31により本体部1か
ら移動体部2までの距離を測定する。また、移動体部2
に具備される間欠的に発光する発光体32をCCDカメ
ラ12で追尾しながら撮影する。撮影した画像データの
うち発光しているときの画像データから発光していない
ときの画像データを減算し、外乱による影響を除去した
画像データを作成し、この画像データを基に発光灯32
の重心位置を求め、本体部1に対する移動体部2の角度
を求める。求めた移動体部2の距離および角度を基に移
動体部2の位置を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体の位置を測定す
る位置測定装置および該装置を用いて移動体の位置を制
御する移動体制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体の位置検出方法としては、
たとえば、レーザ光を利用した位置測定装置が開発され
ている。たとえば、ポールに全方向型のリフレクターを
取付け、レーザ光をリフレクターにより反射し、リフレ
クターつまりポールを自動追尾して地上または海上で測
量を行なう位置測定装置が開発されている。図10は、
上記の従来の位置測定装置の構成を示す図である。
【0003】図10において、位置測定装置は、光波距
離計51、移動台52、リフレクター53を含む。リフ
レクター53は測量すべき地点に立てられたポール54
の上部に備えられる。
【0004】光波距離計51は、所定波長のレーザ光を
リフレクター53へ照射する。リフレクター53は、受
けたレーザ光を反射し、光波距離計51へレーザ光を戻
す。光波距離計51は反射されたレーザ光を基にリフレ
クター53の位置つまりポール54の位置を計測する。
また、光波距離計51は、水平および鉛直方向に回転可
能な移動台52上に取付けられ、特定したリフレクター
53の位置情報を基に移動台52を所定方向に移動さ
せ、リフレクター53を自動的に追尾することが可能と
なっている。
【0005】また、リフレクター53の位置を高精度に
検出するため、光波距離計51を2台使用し、三角測量
の原理によりリフレクター53の位置を計測する位置測
定装置も開発されている。
【0006】次に、移動体の位置を制御する従来の移動
体制御装置について説明する。移動体制御装置として
は、たとえば、“自立走行システム−無人作業トラク
タ”,行本他,生研機構,農業機械化研究所,日本機械
学会ロボティックス・メカトロニクス講演会’93講演
論文集に自立走行しながら無人で作業を行なうトラクタ
が開示されている。上記のトラクタには、現在位置を特
定するためのセンサとして以下のセンサが用いられてい
る。まず、地球の磁気を測定し、方向を決める地磁気方
位センサで、走る方向を判断している。また、レーダー
のように回転する光電センサを搭載し、農場の四隅に置
いた反射標識に光を反射させ、それぞれの標識との角度
を検出している。さらに、車両の前下方をカメラでチェ
ックし、すでに耕した地面とそうでない地面の色の違い
を検知している。これら3つのセンサの組合せにより、
自身の位置を特定しながら自動走行を行なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の位置測定装置で
は、レーザ光を用いているため、太陽光等の他の光源か
ら外乱として光を受けた場合、また、レーザ光を反射し
て使用しているため、誤動作を起こし、高精度な位置検
出を行なうことができないという問題点があった。
【0008】また、上記の移動体制御装置においては、
上記の外乱等に対して同様の問題を有すとともに、絶対
基準値を持たず自立走行しているため、誤差が蓄積さ
れ、高精度な移動体の位置制御を行なうことができなか
った。
【0009】本発明は上記課題を解決するためのもので
あって、外乱による影響を受けず、高精度な位置検出を
行なうことができる位置検出装置および移動体制御装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の位置測定
装置は、移動体と装置本体との距離を測定する距離測定
手段と、移動体に取付けられ間欠的に光を発光する発光
手段と、発光手段から発光される光を追尾してその光を
撮影する撮影手段と、撮影手段により撮影された画像を
画像データに変換する変換手段と、変換手段により変換
された光が発光しているときの画像データから光が発光
していないときの画像データを減算した画像データを基
に、装置本体に対する移動体の角度を測定する角度測定
手段とを含む。
【0011】請求項2記載の移動体制御装置は、移動体
と装置本体との距離を測定する距離測定手段と、移動体
に取付けられ間欠的に光を発光する発光手段と、発光手
段から発光される光を追尾してその光を撮影する撮影手
段と、撮影手段により撮影された画像を画像データに変
換する変換手段と、変換手段により変換された光が発光
しているときの画像データから光が発光していないとき
の画像データを減算した画像データを基に、装置本体に
対する移動体の角度を測定する角度測定手段と、距離測
定手段により測定された距離および角度測定手段により
測定された角度を基に、移動体の位置を制御する位置制
御手段とを含む。
【0012】
【作用】請求項1および2記載の位置測定装置および移
動体制御装置においては、光が発光しているときの画像
データから光が発光していないときの画像データを減算
することにより、外乱成分を除去した光が発光している
ときの画像データを作成することができ、この画像デー
タを用いて移動体の角度を測定することができる。した
がって、請求項1記載の位置測定装置は、この角度を用
いて移動体の位置を測定することができ、また、請求項
2記載の移動体制御装置は、この角度を用いて移動体の
位置を制御することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例の位置測定装置につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一
実施例の位置測定装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、位置測定装置は、本体部
1、移動体部2を含む。本体部1は、電動ズームレンズ
11、CCD(電荷結合デバイス)カメラ12、パンチ
ルト台13、光波距離計14、キーボード15、モニタ
16、中央処理装置17、カメラ制御装置18、プリン
タ19、無線送受信機20、アンテナ21を含む。移動
体部2は、全方向型リフレクター31、発光灯32、ス
トロボ光源装置33、制御装置34、無線送受信機3
5、アンテナ36を含む。
【0015】電動ズームレンズ11は、CCDカメラ1
2の前面に取付けられる。電動ズームレンズの焦点距離
は、たとえば、23.5〜235mmであり、カメラ制
御装置18によりズーム動作が制御される。
【0016】CCDカメラ12は、パンチルト台13上
に固定される。CCDカメラ12の有効画素数は、たと
えば、H768×V494であり、水平570TV本以
上、垂直400TV本以上の解像度を持つ。CCDカメ
ラ12で撮影された画像データは中央処理装置17へ出
力される。
【0017】パンチルト台13は、2台のハーモニック
ギヤードタイプのパルス型モータを備え、水平および鉛
直方向の2軸に回転可能な構成となっており、各旋回動
作はカメラ制御装置18により制御される。パンチルト
台13の停止精度は、たとえば、±0.0036°であ
り、最大旋回角度はチルト方向が±20°、パン方向が
±240°である。
【0018】光波距離計14は、中央処理装置17と接
続され、測定した距離データを中央処理装置17へ出力
する。光波距離計14の測定能力は、たとえば、0.1
〜131mであり、精度は±13mmである。
【0019】キーボード15は、カメラ制御装置18と
接続され、使用者が所定の操作指令を入力し、必要に応
じてカメラ制御装置18を介して中央処理装置17へデ
ータを出力する。
【0020】モニタ16は、中央処理装置17と接続さ
れ、CCDカメラ12により撮影された画像データを表
示したり、操作時の説明等に使用される。
【0021】中央処理装置17は、CCDカメラ12か
ら入力された画像データに後述する所定の画像処理を行
ない、後述する移動体部2の角度を計算する。また、光
波距離計14から出力される距離データと角度データを
基に、移動体の位置を特定し、CCDカメラ12が移動
体部2を自動追尾するようカメラ制御装置18を制御す
る。また、中央処理装置17は、大量の画像データを高
速に処理するため、非ノイマン型データフロー処理を行
なっている。
【0022】カメラ制御装置18は、中央処理装置17
から出力される制御指令を基に、パンチルト台13およ
び電動ズームレンズ11を制御し、CCDカメラ12が
移動体部2を自動追尾するように制御する。
【0023】プリンタ19は、カメラ制御装置18と接
続され、カメラ制御装置18を介して中央処理装置17
で演算された測定結果等を印刷する。
【0024】無線送受信機20は、アンテナ21を具備
し、カメラ制御装置18と接続される。無線送受信機2
0は、カメラ制御装置18および中央処理装置17から
出力される各種制御指令を移動体部2の無線送受信機3
5へ送信する。
【0025】移動体部2には、全方向型のリフレクター
31が備えられ、リフレクター31は、光波距離計14
が照射するレーザ光を反射する。光波距離計14は、反
射されたレーザ光を用いてリフレクター31までの距離
を測定する。リフレクター31としては、シート上のリ
フレクターシートを用いてもよい。
【0026】無線送受信機35は、アンテナ36を具備
し、制御装置写34と接続される。アンテナ36を介し
て入力された各種制御信号は、無線送受信機35により
受信され、制御装置34へ出力される。
【0027】制御装置34は、ストロボ光源装置33と
接続され、入力した各種制御指令を基に、所定周期で発
光灯32が発光するように、発光灯32を制御する。
【0028】発光灯32は、リフレクター31の近傍に
取付けられ、ストロボ光源装置33により制御され、所
定周期で間欠的に発光動作を行ない、CCDカメラ12
が、発光された光の撮影を行なう。
【0029】次に、上記のように構成された位置測定装
置の位置測定方法について説明する。図2は、図1に示
す位置測定装置の位置測定方法を説明する図である。図
2に示すように、本装置では、装置本体位置から移動体
に取付けられた発光灯およびリフレクターまでの距離r
と角度θ,ψ(図示省略、ψは鉛直方向の角度)とを特
定することにより、移動体の位置を三次元的に特定す
る。つまり、距離rをリフレクター31および光波距離
計14により特定し、角度θ,ψを発光灯32およびC
CDカメラ12により以下に述べる画像処理方法を用い
て特定する。
【0030】次に、上記の位置測定装置の動作について
説明する。図3は、図1に示す位置測定装置の動作を説
明するタイミングチャートである。
【0031】図3に示すように、本装置は、垂直同期信
号に同期して各処理が実行される。まず、垂直同期信号
に同期して、ストロボ発光信号が中央処理装置17から
無線送受信機20、35等を介して制御装置34へ出力
される。制御装置34は、入力したストロボ発光信号に
応答して、発光灯32が発光するようにストロボ光源装
置33を制御する。ストロボ発光信号は、基準ビデオフ
レーム信号の2周期ごとに1回出力される。したがっ
て、CCDカメラ12による撮影処理は、ストロボ発光
がある場合の撮影とストロボ発光がない場合の撮影が交
互に繰返される。
【0032】ストロボ発光があるとき、第1画像処理と
して画像間演算処理が実行される。画像間演算処理は、
ストロボ発光がある場合の画像データから、ストロボ発
光がない場合の画像データを減算し、画像データから外
乱等の影響を除去し、ストロボ発光のみの成分を抽出し
た画像データを作成するための処理である。
【0033】一方、ストロボ発光がない場合、第2画像
処理として、重心位置計算処理を行なう。重心位置計算
処理とは、第1画像処理により計算された画像データか
らストロボ(発光灯32)の重心を算出する処理であ
る。
【0034】また、ストロボ発光がないとき、光波距離
計14を用いた距離測定処理が行なわれる。距離測定処
理が終了した後、移動体座標計算処理を行なう。つま
り、第2画像処理により求められた重心位置と距離測定
処理により求められた距離とを基に、発光灯32つまり
移動体部2の座標を計算する。
【0035】上記の各動作は、垂直同期信号を基に行な
われているが、コンポジット映像信号等の他の基準信号
を用いても、ストロボ発光がある場合と、ない場合とを
区別できれば同様に処理することが可能である。また、
上記各動作は、垂直同期信号の1周期内にそれぞれ実行
されているが、複数周期ごとに実行してもよい。
【0036】次に、上記の位置測定装置の動作をさらに
詳細に説明する。図4は、図1に示す位置測定装置の動
作を説明するフローチャートである。
【0037】まず、ステップS1において、マスタタイ
ミング信号である、垂直同期信号に同期して発光灯32
を発光させる。つまり、中央処理装置17が垂直同期信
号から分周したストロボ発光信号を送信し、発光灯32
がストロボ発光信号に応答して所定の周期で発光する。
【0038】次に、ステップS2において、CCDカメ
ラ12から画像データを中央処理装置17へ入力する。
CCDカメラ12は、垂直同期信号に同期して動作を行
ない、各フィールドごとにCCDカメラ12から中央処
理装置17へ画像データが入力される。
【0039】次に、ステップS3において、画像間演算
処理を行なう。中央処理装置17は、入力した画像デー
タを内部のメモリ(図示省略)に蓄え、ストロボ発光が
ある画像データからストロボ発光がない画像データを減
算する。図5は、画像間演算処理を説明するための図で
ある。図5の(a)には、ストロボ発光があった場合の
画像信号を示しており、(b)はストロボ発光がない場
合の画像信号を示している。図5では、太陽光等による
外乱により画像信号の中央部が盛り上がった状態を示し
ている。
【0040】ストロボ発光があった場合の画像信号から
ストロボ発光がない場合の画像信号を減算すると、図5
の(c)に示すように、外乱成分が除去されストロボ発
光による成分のみが抽出された画像信号を得ることがで
きる。具体的には、たとえば、画像信号を中央処理装置
17内のメモリに記憶させ、1周期遅延させた画像信号
を作成する。この遅延した画像信号(ストロボ発光がな
い場合の画像信号)をもとの遅延していない画像信号
(ストロボ発光がある場合の画像信号)から減算するこ
とにより、上記処理を実行することができる。この画像
信号を用いて以降の処理を行なうことにより、外乱の影
響を受けず高精度な移動体の角度を求めることが可能と
なる。
【0041】次に、ステップS4において、外乱の影響
が除去された画像信号の2値化処理を行なう。ここで
は、所定のスレシュホールド値以上の場合“1”とし、
未満の場合は“0”とする。2値化した画像データは中
央処理装置17内に具備されるメモリへ格納される。
【0042】次に、ステップS5において、発光灯32
つまり移動体部2の概略位置の特定を行なう。移動体の
座標位置、移動方向および速度をパラメータとして、移
動体の現在の最大移動範囲を算出し、その範囲内で特徴
抽出法を用い、発光灯32の画像データつまりストロボ
画像データを特定する。
【0043】次に、ステップS6において、ステップS
4で求めた2値化画像データを画像膨張させ、ステップ
S5で求めたストロボ画像データと画像論理積を取り、
発光灯32の重心を算出する。算出された重心は画像メ
モリ上の二次元座標として記憶される。
【0044】次に、ステップS7において、パンチルト
台13の水平方向および鉛直方向の角度を制御する。つ
まりストロボの重心座標が撮影された画像の中心位置に
ない場合は中心位置に来るようにパンチルト台13をパ
ンおよびチルト方向に回転させ発光灯32を自動的に追
尾する。図6は、撮影された画像の一例を示す図であ
る。撮影された画像データは上記の処理により、発光灯
32による光の成分のみが抽出され、発光灯32の位置
が白丸で表示される。この白丸が撮影された画像の中央
部に位置するようにパンチルト台13が制御される。こ
こで、移動体部2の上下動が激しい場合は、通常の制御
によるのではなく、たとえば、ファジィ制御等の制御方
法を用いることにより高精度にパンチルト台の角度を制
御することが可能となる。
【0045】次に、ステップS8において、光波距離計
14を用いてリフレクター31までの距離を測定する。
【0046】次に、ステップS9において、再び発光灯
32の重心位置を計算する。次に、ステップS10にお
いて、発光灯32の位置を計算する。ステップS9で求
めた重心位置から発光灯32の角度を求め、求めた角度
とステップS8で求めた距離を用い発光灯32の位置を
計算する。求めた位置データはメモリへ格納される。
【0047】次に、ステップS11において、移動体の
計測情報および位置情報をプリンタ19を用いて印刷出
力する。計測情報としては、水平角度、垂直角度、斜距
離等が表示され、計算情報としてはX座標値、Y座標値
およびZ座標値等が表示される。
【0048】以上の動作により、外乱の影響を除去した
画像データを用いて移動体の位置を特定することがで
き、外乱の影響を受けず高精度な移動体の位置測定を行
なうことが可能となる。
【0049】次に、上記の位置測定装置を用いた移動体
制御装置の一実施例について図面を参照しながら説明す
る。図7は、図1に示す位置測定装置を用いた移動体制
御装置の構成を示すブロック図である。
【0050】図7において、移動体制御装置は、本体部
1、移動体部2aを含む。本体部1は、電動ズームレン
ズ11、CCDカメラ12、パンチルト台13、光波距
離計14、キーボード15、モニタ16、中央処理装置
17、カメラ制御装置18、プリンタ19、無線送受信
機20、アンテナ21を含む。移動体部2aは、全方向
型リフレクター31、発光灯32、ストロボ光源装置3
3、無線送受信機35、アンテナ36、傾斜計37、地
磁気センサ38、障害物センサ39、制御装置40、ア
クチュエータ41を含む。ここで、移動体としては、農
作業を行なうトラクタを例にとり以下の説明を行なう。
また、移動体部2aに含まれるリフレクター31、発光
灯32、ストロボ光源装置33、無線送受信機35、ア
ンテナ36、および本体部1は図1に示す位置測定装置
と同様の構成を有しているので、同一部分には同一番号
を付し、以下その説明を省略する。
【0051】傾斜計37、地磁気センサ38および障害
物センサ39は制御装置40と接続される。制御装置4
0は、傾斜計37から出力される移動体であるトラクタ
の傾斜データ、地磁気センサ38から出力される方向デ
ータ、障害物センサ39から出力される障害物データ、
本体部1から出力されるトラクタの位置情報等を用いて
トラクタのアクチュエータ41の動作を制御する。ま
た、制御装置40は、図1に示す位置測定装置と同様に
垂直同期信号に同期して発光灯32、ストロボ光源装置
33の動作を制御する。
【0052】アクチュエータ41は各種アクチュエータ
から構成される。たとえば、クラッチ動作を制御するク
ラッチシリンダ、ブレーキ動作を制御するブレーキシリ
ンダ、変速動作を制御する変速シリンダ、操舵動作を制
御する操舵モータ等から構成される。アクチュエータ4
1は、制御装置40から制御指令を受け、所定の制御動
作を行なうとともに、制御動作情報を制御装置40へフ
ィードバックする。
【0053】次に、上記のように構成された移動体制御
装置の動作について説明する。図8は、図7に示す移動
体制御装置の動作を説明するタイミングチャートであ
る。移動体制御装置は、垂直同期信号に同期して各動作
を行なう。
【0054】垂直同期信号に同期して距離測定処理を実
行するまでの各動作は、図3に示す各動作と同様である
ので以下その説明を省略する。
【0055】図8を参照して、距離測定処理が実行され
ている間にトラクタ(移動体部2a)側から本体部1側
へ各センサで計測された各種情報が送信される。送信
後、中央処理装置17は、トラクタの方向および速度計
算処理を実行する。方向および速度計算処理が終了した
後、本体部1では、計算した方向および速度を基に制御
情報を作成し、トラクタ側へ各種制御情報を送信する。
各種制御情報を受信した制御装置40は受信した制御情
報を基にアクチュエータ41の動作を制御する。
【0056】次に、移動体制御装置の動作についてさら
に詳細に説明する。図9は、図7に示す移動体制御装置
の動作を説明するフローチャートである。ここで、カメ
ラ系とは、電動ズームレンズ11、CCDカメラ12、
パンチルト台13、カメラ制御装置18等を示し、中央
処理系とは中央処理装置17等を示し、車上系とは移動
体であるトラクタに具備された移動体部2aを示す。
【0057】まず、ステップS21において、中央処理
系では、車上系へ無線送受信機20、35を用いてマス
タタイミングである基準ビデオフレーム信号に同期した
ストロボ発光信号を送信する。つまり、中央処理装置1
7は基準ビデオフレーム信号より分周したストロボ発光
信号を作成し、車上系へ送信する。
【0058】次に、ステップS22において、車上系で
は、中央処理系から送信されたストロボ発光信号を基に
発光灯32を発光させる。
【0059】次に、ステップS23〜S29において、
図4に示すステップS2〜S8と同様の処理が行なわれ
移動体であるトラクタの重心位置および距離が求められ
る。
【0060】次に、ステップS30において、カメラ系
から中央処理系へ、発光灯32の重心位置情報が送信さ
れる。
【0061】次に、ステップS31において、中央処理
系はカメラ系より光通信で発光灯32の重心位置情報を
受信する。
【0062】一方、車上系では、ステップS32におい
て、中央処理系へ無線送受信機35、20を用いて上記
各センサで測定された各情報等から求めた車上系各種情
報を送信する。
【0063】次に、ステップS33において、中央処理
系では、車上系より送信された各種情報を受信する。
【0064】次に、ステップS34において、中央処理
系では、カメラ系および車上系から送信された各情報を
基にしてトラクタの進行方向および進行速度の計算を行
なう。これらの結果を用いてトラクタのアクチュエータ
41の制御情報の計算を行なう。ここでは、移動体部2
aに具備された各種センサからの情報と光波距離計1
4、CCDカメラ12等から求められたトラクタの距離
および重心位置情報を基にアクチュエータ41の制御情
報を作成しているので、アクチュエータ41を高精度に
制御することができる制御情報を作成することができ
る。
【0065】次に、ステップS35において、中央処理
系では、車上系へトラクタのアクチュエータ41の各種
制御情報を送信する。
【0066】次に、ステップS36において、車上系で
は、中央処理系より送信された各種制御情報を受信す
る。
【0067】次に、ステップS37において、車上系で
は、受信した各種制御情報を基にトラクタのアクチュエ
ータ41の動作を制御する。
【0068】以上の処理により、トラクタに具備された
各センサの情報だけでなく、外乱の影響のない画像デー
タを用いた重心位置情報や距離情報を用いて移動体であ
るトラクタの位置を特定しているので、非常に高精度に
トラクタの位置を特定することができ、トラクタの各動
作を高精度に制御することが可能となる。
【0069】次に、移動体制御装置の初期動作について
説明する。装置の立上げ時に初期設定としてパンチルト
台13のパンニング(水平方向)およびチルティング
(垂直方向)を制御し、CCDカメラ12をトラクタの
方向へ合わせる。この初期設定方法としては次の方法を
用いることができる。
【0070】予めトラクタが移動する範囲を設定し、そ
の範囲内に任意の位置を設定する。この位置にトラクタ
を置き、キーボード15からその位置を入力する。入力
した位置情報はカメラ制御装置18を介して中央処理装
置17へ入力される。中央処理装置17は入力された位
置情報を基に、CCDカメラ12の撮影を広角撮影に変
更し、広範囲に撮影した画像の中から発光灯32の位置
を特定し、自動的に追尾動作を行なう。この結果、使用
者はトラクタの概略位置を入力するだけで自動的に発光
灯32を追尾することができるので操作が簡略化され、
操作性が改善される。また、上記の広角撮影による発光
灯32のサーチ方法は、外乱等により発光灯32を見失
った場合に、同様に適用できる。
【0071】また、上記のトラクタの動作範囲を設定す
る方法としては、トラクタをCCDカメラ12で追尾し
た状態で作業範囲の外周を1回移動させ、上記の位置測
定方法により作業範囲を予め特定してもよいし、また、
作業範囲の大きさが予め決まっている場合は作業範囲の
各座標をキーボード15を介して直接入力し中央処理装
置17内のメモリに記憶されてもよい。
【0072】以上の動作により、本発明の移動体制御装
置では、外乱の影響を受けず高精度に移動体であるトラ
クタの位置を制御することができるので、農作業等を無
人で行なうことができ、作業の省力化および効率化を実
現することができる。
【0073】上記実施例では、トラクタについて説明し
たが、ゴルフ場の草刈り装置、軍事用の地雷探知装置等
に用いても無人で移動体を制御することができ、広範囲
な作業に本発明を適用することが可能である。
【0074】
【発明の効果】請求項1および2記載の位置測定装置お
よび移動体制御装置においては、外乱の影響を除去した
画像データを用いて移動体の位置を測定しているので、
外乱の影響を受けず高精度に移動体の位置を測定するこ
とが可能となる。したがって、請求項2記載の移動体制
御装置は、外乱の影響を受けず高精度に移動体の位置を
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の位置測定装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1に示す位置測定装置の位置測定方法を説明
する図である。
【図3】図1に示す位置測定装置の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
【図4】図1に示す位置測定装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図5】画像間演算処理を説明するための図である。
【図6】撮影された画像の一例を示す図である。
【図7】図1に示す位置測定装置を用いた移動体制御装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示す移動体制御装置の動作を説明するタ
イミングチャートである。
【図9】図7に示す移動体制御装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図10】従来の位置測定装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 移動体部 11 電動ズームレンズ 12 CCDカメラ 13 パンチルト台 14 光波距離計 15 キーボード 16 モニタ 17 中央処理装置 18 カメラ制御装置 19 プリンタ 20 無線送受信機 21 アンテナ 31 リフレクター 32 発光灯 33 ストロボ光源装置 34 制御装置 35 無線送受信機 36 アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 17/06 4240−5J G06T 1/00 G08G 1/00 X 7531−3H // G05D 1/02 P 9323−3H (72)発明者 服部 元昭 大阪府大阪市東淀川区相川2−23−20 日 本エレクトロセンサリデバイス株式会社内 (72)発明者 行本 修 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内 (72)発明者 松尾 陽介 埼玉県大宮市日進町1丁目40番地2 生物 系特定産業技術研究推進機構内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の位置を測定する位置測定装置で
    あって、 前記移動体と装置本体との距離を測定する距離測定手段
    と、 前記移動体に取付けられ、間欠的に光を発光する発光手
    段と、 前記発光手段から発光される光を追尾して前記光を撮影
    する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像を画像データに変換
    する変換手段と、 前記変換手段により変換された前記光が発光していると
    きの画像データから前記光が発光していないときの画像
    データを減算した画像データを基に、装置本体に対する
    前記移動体の角度を測定する角度測定手段とを含む位置
    測定装置。
  2. 【請求項2】 移動体の位置を制御する移動体制御装置
    であって、 前記移動体と装置本体との距離を測定する距離測定手段
    と、 前記移動体に取付けられ、間欠的に光を発光する発光手
    段と、 前記発光手段から発光される光を追尾して前記光を撮影
    する撮影手段と、 前記撮影手段により撮影された画像を画像データに変換
    する変換手段と、 前記変換手段により変換された前記光が発光していると
    きの画像データから前記光が発光していないときの画像
    データを減算した画像データを基に、装置本体に対する
    前記移動体の角度を測定する角度測定手段と、 前記距離測定手段により測定された距離および前記角度
    測定手段により測定された角度を基に、前記移動体の位
    置を制御する位置制御手段とを含む移動体制御装置。
JP5286708A 1993-11-16 1993-11-16 位置測定装置および該装置を用いた移動体制御装置 Pending JPH07140225A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1078304A (ja) * 1995-10-13 1998-03-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 撮像方法および装置
JP2007155569A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Ihi Aerospace Co Ltd 照準/妨害検知機能付きレーザレーダ装置
JP2008268204A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Itt Manufacturing Enterprises Inc 明滅する光学的ビーコンを使用した、車両のための目標ナビゲーション

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Effective date: 19990309