JP3358845B2 - 蓄冷熱利用の液化天然ガス気化装置 - Google Patents

蓄冷熱利用の液化天然ガス気化装置

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恵三 小西
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    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ガスの原料など、
燃料用に使用される液化天然ガス(以下「LNG」と略
称する)の有する冷熱を有効に利用するための蓄冷熱利
用の液化天然ガス気化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、都市ガスなどの燃料用に、天
然ガス(以下「NG」と略称する)が多く用いられてい
る。NGは、輸送や貯蔵の便宜のため、液化させてLN
Gの状態で取扱われる。燃料用ガスとして利用するとき
には、加温して気化させる必要がある。LNGの気化熱
源としては、小規模なものには空気や工業用上水が用い
られる。また大規模になると海水が用いられ、本件出願
人もたとえば特開平3−239897号公報(特願平2
−32736)で海水利用の気化装置を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からのLNGの気
化装置においては、空気や工業用上水、あるいは海水な
どから気化熱が供給され、空気や工業用上水や海水など
には冷熱が与えられる。しかしながらこれらの冷熱は有
効に利用されず、多くが周囲の環境中に捨てられてい
る。
【0004】図5は、都市ガスなどの需要量の変化と、
冷熱需要量の変化とを示す。図5(1)は、時間帯に応
じたガス送出パターンによって都市ガス需要量の時間変
化を示し、図5(2)は時間帯に応じた冷熱必要ユーザ
の負荷パターンの変化によって冷熱需要の変化を示す。
ガス需要は、17時から22時付近までがピークであ
り、23時以降翌朝7時頃までの深夜はオフピークであ
る。これに対して、冷熱の需要は、たとえば石油精製な
どは時間帯によらずほぼ一定であり、低温倉庫や冷凍食
品製造などでは、昼間の8時から23時頃までが需要量
が多く、深夜から翌朝にかけては需要量が少ない。
【0005】LNGの有する冷熱を有効に利用するため
には、LNGが気化されるときに、LNGの有する冷熱
を一旦蓄冷熱剤の顕熱や潜熱の形で貯蔵し、冷熱需要に
応じて取出す方式が考えられる。このような方式におい
ては、LNGと蓄冷熱剤とを、中間の熱媒体を介して熱
交換する方式と、直接熱交換する方式とが考えられる。
従来は、中間の熱媒体として、海水が熱伝熱管内で凍結
や閉塞するのを避けるために主としてフロン22等が用
いられている。しかしながら環境問題に起因する規制の
ため、今後はフロン22の使用は好ましくなく、他の熱
媒体への代替が検討されている段階である。LNGと蓄
冷熱剤とを直接熱交換する方式では、蓄冷熱剤の容器内
に、フィン付あるいはフィン無しのLNGが流れる伝熱
管を配設し、伝熱管の周囲の蓄冷熱剤を凍結させる構成
が知られている。このような構成では、伝熱管の管外で
の伝熱特性がLNGの気化特性を律則し、大規模な設備
には多くの伝熱管を設ける必要があるので、設備コスト
が高くなる。さらに冷熱利用設備では、LNGの冷熱を
吸収した後の低温のNGを常温まで戻す熱交換器などを
別途設ける必要がある。
【0006】本発明の目的は、液化天然ガスが保有する
冷熱を有効に利用し、液化天然ガス気化設備を簡素化す
ることができる蓄冷熱利用の液化天然ガス気化装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、液化天然ガス
と蓄冷熱剤との熱交換を行い、液化天然ガスを加温して
気化させる液化天然ガス気化器と、気化する液化天然ガ
スから冷熱を吸収して冷却された蓄冷熱剤を貯蔵するた
めの蓄冷容器と、蓄冷容器の上方から蓄冷剤を取出し、
液化天然ガス気化器に供給する常温ポンプと、蓄冷容器
の下方から蓄冷剤を取出し、冷熱を利用することによっ
て加温された蓄冷熱剤を蓄冷容器の上方に戻す低温ポン
プとを含むことを特徴とする蓄冷熱利用の液化天然ガス
気化装置である。
【0008】また本発明で、前記蓄冷熱剤の最低凝固温
度は−40℃以下であり、液化天然ガス気化器の少なく
とも一部は竪型二重管式に構成され、外管外に液化天然
ガスを流し、外管と内管との間に天然ガスを流し、内管
内に伝熱促進材を挿入して蓄冷熱剤を流すことを特徴と
する。
【0009】また本発明で、前記蓄冷熱剤の凝固温度は
−130℃以下であり、前記蓄冷容器には、蓄冷熱剤の
取出しおよび戻し位置を温度レベルに応じて選択可能に
複数の出入りノズルが設けられ、前記液化天然ガス気化
器はプレートフィン式熱交換器によって構成され、液化
天然ガス気化器に複数の温度レベルの蓄冷熱剤を液化天
然ガス気化特性に合わせて蓄冷容器から供給し、冷却さ
れた蓄冷熱剤を対応する温度レベルの出入りノズルから
蓄冷容器に戻す循環ポンプを含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明に従えば、液化天然ガスの気化は、常温
ポンプが蓄冷容器の上方から液化天然ガス気化器に蓄冷
熱剤を供給し、蓄冷熱剤が熱源となって行われる。液化
天然ガスの気化時に発生する冷熱は、蓄冷熱剤に吸収さ
れ、蓄冷容器の下方から戻される。蓄冷熱剤は温度によ
って密度が異なり、低温ほど密度が大きい。蓄冷容器の
下方から、低温の蓄冷熱剤を低温ポンプによって取出
し、冷熱を利用する。冷熱を利用することによって加温
された蓄冷熱剤は、蓄冷容器の上方に戻される。したが
って蓄冷容器の上方には比較的高温の蓄冷剤が貯蔵さ
れ、蓄冷容器の下方には比較的低温の蓄冷剤が貯蔵され
る。液化天然ガスの気化のために冷熱を利用することに
よって加温された蓄冷熱剤が使用されるので、液化天然
ガスに十分な気化熱を供給することができる。
【0011】また本発明に従えば、蓄冷熱剤として最低
凝固温度が−40℃以下のものを使用し、液化天然ガス
気化器としては竪型二重管式構造のものを用いる。蓄冷
熱剤と液化天然ガスとの温度差が大きくなるけれども、
液化天然ガス気化器を二重管式に構成し、外管外に液化
天然ガスを流し、外管と内管との間にNGを流し、内管
内に伝熱促進材を挿入して蓄冷熱剤を流すので、伝熱面
積を増加しかつ管内流速が増加して着氷による種々の弊
害を防止することができる。
【0012】また本発明に従えば、蓄冷熱剤の凝固温度
を−130℃以下とし、液化天然ガス気化器にはプレー
トフィン式熱交換器を使用する。液化天然ガス気化器に
複数の温度レベルの蓄冷熱剤を液化天然ガス気化特性に
合わせて蓄冷熱容器から供給し、対応する温度レベルの
蓄冷熱剤を蓄冷容器に設ける複数の出入りノズルを切換
えて選択的に戻すようにしたので、プレートフィン式熱
交換器内で、直接伝熱が行われる液化天然ガスと蓄冷熱
剤との間の温度差を少なくすることができ、プレートフ
ィン式熱交換器のパネルに生ずる熱サイクル疲労を防止
することができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例による冷熱利用シ
ステムの概略的な系統を示す。LNGタンク1内に貯留
されているLNG2は、需要に応じてLNGライン3を
介してLNG気化器4に導かれ、気化されてNGライン
5から需要先に供給される。LNG気化器4の熱源とな
る蓄冷熱剤は、蓄冷容器6の上方から常温ブライン管路
7を介して常温ブラインポンプ8によって吸引され、常
温ブライン管路9を介して供給される。使用可能な蓄冷
熱剤は、たとえば塩化カルシウム、塩化ナトリウムある
いはエチレングリコールなどの水溶液であるブライン系
であり、その最低凝固温度が−40℃以下となるような
濃度にする。本実施例では、60wt%以下のアルコー
ルの水溶液を使用する。LNG気化器4では、気化され
るLNG2によってブラインが−50℃程度まで過冷却
され、低温ブライン管路10を介して蓄冷容器6の下方
に戻される。ブラインの流量は、LNG2の気化流量に
合せて調整される。LNG2の需要が大きいときには、
LNG気化器4での気化の量も多くなり、発生する冷熱
が蓄冷熱剤に吸収され、蓄冷容器6内では、低温の蓄冷
熱剤の領域が下方から上方に向かって拡大する。本実施
例に使用するブラインは、消防法でいう危険物の対象外
であり、取扱いが容易である。
【0014】蓄冷容器6内に貯蔵される低温の蓄冷熱剤
は、低温ブライン管路11を介して低温ブラインポンプ
12に吸引される。低温ブラインポンプ12から吐出さ
れるブラインは、低温ブライン供給管13を介して各種
冷熱利用システム14に供給される。冷熱利用システム
14としては、たとえば低温養殖、低温栽培、地域冷
房、低温乾燥、雪や氷などを人工的に製造するレジャー
施設、低温倉庫あるいは凍結食品の製造などが対象とな
る。冷熱利用システム14に冷熱を供給したブライン
は、5〜10℃に昇温されて、ブライン戻し管15、加
温システム16および常温ブライン管路17を介して、
蓄冷容器6の上方から戻される。加温システム16で
は、返送されるブラインの温度が5℃以下のときブライ
ンを5〜10℃まで加温する。
【0015】図2は、図1の実施例におけるLNG気化
器4の概略的な構成を示す。LNG気化器4は、上下に
延びる鉛直軸線を有する大略的に直円筒状の胴20を有
する。胴20の内部は、下から上へ、第1管板21、第
2管板22および第3管板23によって区切られてい
る。第1管板21の下部には、入口側蓄冷熱剤室24が
設けられ、第3管板23の上部には出口側蓄冷熱剤室2
5が設けられる。入口側蓄冷熱剤室24と出口側蓄冷熱
剤室25との間は、内伝熱管26によって連通される。
内伝熱管26内には、ツイストテープなどの伝熱促進材
26aが挿入される。内伝熱管26は、第2管板22と
第3管板23との間で、半径方向に間隔をあけて外伝熱
管27によって外囲される。外伝熱管27は、内胴28
によって外囲される。内伝熱管26と外伝熱管27との
間に形成される空間と、外伝熱管27と内胴28との間
に形成される空間とは、多孔板29を介して連通する。
入口側蓄冷熱剤室24には、蓄冷熱剤入口30から常温
付近のブラインが供給される。出口側蓄冷熱剤室25か
らは、蓄冷熱剤出口31を介して低温のブラインが取出
される。外伝熱管27と内胴28との間に形成される空
間には、LNG入口32からたとえば−150℃のLN
Gが供給され、NG出口33から、たとえば常温のNG
が取出される。LNGとブラインとの熱交換は、外伝熱
管27と内伝熱管26との間を流れるNGを介して行わ
れるので、ブラインの凍結や閉塞などを防ぐことができ
る。また、蓄冷剤は、海水または水に比べて伝熱性能が
劣るため伝熱促進材26aを挿入し、必要伝熱面積が増
大するのを防止できる。
【0016】図3は、本発明の概略的な系統を示す。本
実施例は図1に示す実施例に類似し、対応する部分には
同一の参照符を付す。注目すべきは、蓄冷熱剤として凝
固点が−130℃以下のものを使用し、LNG気化器3
4として、プレートフィン式熱交換器を使用することで
ある。LNG気化器34から取出されるNGは常温より
も低温となるので、加温器35を設けて常温まで加温す
る。蓄冷容器36内にはエタノール/水またはエタノー
ル/メタノール混合系などによって実現される蓄冷熱剤
が貯留される。たとえばエタノール55wt%/メタノ
ール45wt%の混合系は、凝固温度が約−143℃で
あり、好適に使用することができる。蓄冷容器36の上
方には、−10〜10℃の蓄冷熱剤が貯留され、下方に
は−120℃の蓄冷熱剤が貯留される。−120℃の低
温の冷熱を利用することができるので、冷熱利用システ
ム37では、液化炭酸製造、化学工場石油精製などにも
冷熱を利用することができる。
【0017】図4は、蓄冷容器36内で、冷熱を有効に
保存するため、複数の温度レベルに分けて貯蔵し、LN
Gの気化特性に合わせて有効な冷熱利用を図るための構
成を示す。保冷容器40内に、上下方向に間隔をあけて
複数の出入りノズル41〜49を設ける。途中の出入り
ノズル42〜48は、たとえば複数の選択弁51〜54
および61〜63によって選択的に切換えられ、温度レ
ベル毎に設けられる循環用ブラインポンプ71,72に
よって、LNG気化器34内の伝熱管73との間で循環
使用される。各温度レベルの蓄冷剤を、伝熱管74内を
流れるLNGとの温度差が小さくなるように流量調整し
て混合することによって、パネル75に生ずる熱サイク
ル疲労を小さくすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、常温ポン
プによって蓄冷熱剤を蓄冷容器から液化天然ガス気化器
に循環させて液化天然ガス気化時の冷熱を回収し、低温
ポンプによって蓄冷容器内の蓄冷熱剤を必要とするユー
ザに供給する。常温ポンプと低温ポンプとは独立して運
転可能であるので、冷熱を必要とするユーザに安定した
冷熱負荷を供給することができる。また蓄冷熱剤の顕熱
や潜熱の形で液化天然ガスの需要ピーク時に対応する気
化熱源を確保することができるので、気化設備の簡素化
を図ることができる。さらに、液化天然ガスが保有する
冷熱を有効に利用することができるので、都市ガスなど
の利用コストを低減することができる。
【0019】また本発明によれば、最低凝固温度が−4
0℃以下の蓄冷熱剤を用いて、液化天然ガスの有する冷
熱を有効に利用することができる。−40℃以下が凝固
点である蓄冷熱剤は、アルコールなどを多く含まないで
も実現することができ、消防法にいう危険物に該当しな
いので、取扱い上の危険性を少なくすることができる。
【0020】また本発明によれば、蓄冷容器から複数の
出入りノズルを介して、複数の温度レベルで蓄冷熱剤を
循環させて利用することができる。これによって1つの
蓄冷容器内の蓄冷熱剤温度分布を利用して、効率的に冷
熱を貯蔵することができる。また複数の温度レベルの蓄
冷熱剤を液化天然ガス気化器に供給するので、液化天然
ガスと蓄冷剤との間の温度差を小さくし、熱交換の媒体
となるパネルなどに生じる熱サイクル疲労を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略的な系統図である。
【図2】図1の実施例のLNG気化器4の概略的な断面
図である。
【図3】本発明の他の実施例の概略的な系統図である。
【図4】図3に示す蓄冷容器36に関連する系統図であ
る。
【図5】都市ガスの需要と冷熱需要とを示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 LNGタンク 2 LNG 4,34 LNG気化器 6,36 蓄冷容器 8 常温ブラインポンプ 12 低温ブラインポンプ 14,37 冷熱利用システム 26 内伝熱管 26a 伝熱促進材 27 外伝熱管 41〜49 出入りノズル 51〜54,61〜63 選択弁 71〜72 循環用ブラインポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 善弘 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 上野 孝一 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 小西 恵三 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所 神戸総合技術研 究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 20/00 F28D 7/10 C10L 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液化天然ガスと蓄冷熱剤との熱交換を行
    い、液化天然ガスを加温して気化させる液化天然ガス気
    化器と、 気化する液化天然ガスから冷熱を吸収して冷却された蓄
    冷熱剤を貯蔵するための蓄冷容器と、 蓄冷容器の上方から蓄冷剤を取出し、液化天然ガス気化
    器に供給する常温ポンプと、 蓄冷容器の下方から蓄冷剤を取出し、冷熱を利用するこ
    とによって加温された蓄冷熱剤を蓄冷容器の上方に戻す
    低温ポンプとを含むことを特徴とする蓄冷熱利用の液化
    天然ガス気化装置。
  2. 【請求項2】 前記蓄冷熱剤の最低凝固温度は−40℃
    以下であり、 液化天然ガス気化器の少なくとも一部は竪型二重管式に
    構成され、外管外に液化天然ガスを流し、外管と内管と
    の間に天然ガスを流し、内管内に伝熱促進材を挿入して
    蓄冷熱剤を流すことを特徴とする請求項1記載の蓄冷熱
    利用の液化天然ガス気化装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄冷熱剤の凝固温度は−130℃以
    下であり、 前記蓄冷容器には、蓄冷熱剤の取出しおよび戻し位置を
    温度レベルに応じて選択可能に複数の出入りノズルが設
    けられ、 前記液化天然ガス気化器はプレートフィン式熱交換器に
    よって構成され、 液化天然ガス気化器に複数の温度レベルの蓄冷熱剤を液
    化天然ガス気化特性に合わせて蓄冷容器から供給し、冷
    却された蓄冷熱剤を対応する温度レベルの出入りノズル
    から蓄冷容器に戻す循環ポンプを含むことを特徴とする
    請求項1記載の蓄冷熱利用の液化天然ガス気化装置。
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JP6738642B2 (ja) * 2016-04-13 2020-08-12 美浜株式会社 ガス供給設備と冷却設備とを融合したシステム
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