JP3358821B2 - 過電圧保護装置 - Google Patents

過電圧保護装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可変速運転が可能な
発電システムもしくは揚水発電システムにおける2次励
磁装置を過電圧より保護する過電圧保護装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の発電システムの構成図であ
る。図において1は交流励磁型発電電動機、2はこの交
流励磁型発電電動機1を励磁制御する2次励磁装置であ
り、リアクトル4を介して上記発電電動機1の2次側に
接続されている。3は上記発電電動機1の1次側より2
次側に誘起される過電圧を抑制し、2次励磁装置2を保
護する保護装置である。
【0003】該保護装置2の構成として、31は非線形
のI−V特性を有するアレスタ、32は過電圧によって
生じるエネルギーを吸収抵抗33に導くサイリスタスイ
ッチ、34は短絡遮断器である。
【0004】次に動作例について説明する。発電電動機
1の1次側より2次側に過電圧が誘起すると、最初にア
レスタ31が動作し、先ず2次励磁装置2の出力側が過
電圧状態に移行するのを防ぐ。次に図示しないゲート制
御手段によりサイリスタスイッチ32を動作させ、エネ
ルギー吸収抵抗33にこの過電圧から生じるエネルギー
を吸収させる。最後に短絡遮断器34を動作させ、発電
電動機1の回転子巻線により残った過電圧のエネルギー
を吸収する。
【0005】これらの保護素子のうち、アレスタ31、
サイリスタスイッチ32及びエネルギー吸収抵抗34
は、エネルギーを連続で吸収できることができないた
め、図5に示す時間チャート図のように時系列にて各保
護素子を動作させている。このうち、アレスタ31はサ
イリスタスイッチ32が動作するまでのエネルギーを吸
収するだけの容量が、サイリスタスイッチ32は短絡遮
断器34が動作するまでのエネルギーを吸収するだけの
容量が必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の2次励磁保護装
置は、以上のようアレスタ31、サイリスタスイッチ3
2及びエネルギー吸収抵抗33、短絡遮断器34の各素
子が時系列的に動作していたため、各素子とも過電圧エ
ネルギーに耐用できる電流、或は電圧容量を必要とし、
その容量に伴なって規模が膨大になるとともに素子自体
が高価になるといった問題点が生じた。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、装置自体を小型化するととも
に、各保護素子の電気的容量を小さくできる過電圧保護
装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る過電圧保
護装置は、交流励磁型の発電機の二次側に複数のスイッ
チング素子をブリッジ接続して構成した2次励磁装置
と、上記発電機の二次側に接続され少なくともサイリス
タ及び抵抗からなる直列体を有してなる保護装置とを備
え、上記発電機の一次側より二次側に誘起した過電圧に
伴なう過電流を上記保護装置の直列体に流して過電圧保
護を行う発電システムの保護装置において、上記過電圧
の発生時に、上記過電圧に伴なう過電流上記2次励磁
装置と上記直列体とに分配して還流されるように、上記
過電流が上記直列体に流れる前に上記2次励磁装置内の
各スイッチング素子を制御する制御手段を備えたもので
ある。
【0009】
【作用】この発明によれば、発電電動機の2次側に過電
圧が誘起されたならば、スイッチング制御手段はインバ
ータ装置の各スイッチング素子をオン制御し過電圧にエ
ネルギーを各スイッチング素子間に還流することでエネ
ルギーを保護装置とインバータ装置の双方に分配して吸
収されるため保護装置の負荷分担が軽減する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は本実施例に係る過電圧保護装置の全体構成
図である。図中、図4と同一符号は、同一又は相当部分
を示す。図において、4は電流限流、バランス用リアク
トル、5は過電圧検出部、6は過電圧検出信号に従って
インバータ2を構成するスイッチング素子であるGTO
をオン制御するゲート制御部である。
【0011】上記2次励磁装置(インバータ)2中21
1〜214、221〜224、231〜234はU相、
V相、W相毎のGTO、241〜246は各GTO毎の
回生用ダイオード素子を示す。
【0012】次に、上記構成に従って本実施例の動作を
図2、図3に従って説明する。図2は保護装置のサイリ
スタスイッチ32の動作時におけるインバータのU相、
V相の電流通電状態を示す。図3は、各保護素子31、
32、34、と各GTOの動作遷移を示した時間チャー
ト図を示す。
【0013】先ず、発電電動機1の2次側に過電圧が誘
起され過電圧検出部5で検出されると、検出信号により
ゲート制御回路6が稼動し、GTO212、213、2
22、222、232、233がゲートオン、GTO2
11、214、221、224、231、234をゲー
トオフさせることによりリアクトル4を通して各相とも
短絡状態にさせることができる。そして、例えばGTO
213、242、222、243がゲートオンすると過
電圧に伴なう過電流は保護装置3のサイリスタスイッチ
32と、エネルギー吸収抵抗33側と、インバータのU
相、V相のリアクトルにそれぞれ分配されて吸収され
る。
【0014】従って、各GTOのオン、オフ動作を高速
(msecオーダ)で行うと、図3に示すごとく、過電
圧発生時において、サイリスタスイッチ32の動作時だ
けでなく、アレスタ動作時にも電流を2次励磁装置2に
分流しエネルギーを分担、吸収することができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、交流
励磁型の発電機の二次側に複数のスイッチング素子をブ
リッジ接続して構成した2次励磁装置と、上記発電機の
二次側に接続され少なくともサイリスタ及び抵抗からな
る直列体を有してなる保護装置とを備え、上記発電機の
一次側より二次側に誘起した過電圧に伴なう過電流を上
記保護装置の直列体に流して過電圧保護を行う発電シス
テムの保護装置において、上記過電圧の発生時に、上記
過電圧に伴なう過電流が上記2次励磁装置と上記直列体
とに分配して還流されるように、上記過電流が上記直列
体に流れる前に上記2次励磁装置内の各スイッチング素
子を制御する制御手段を備えているので、過電圧によっ
て生じるエネルギーを2次励磁装置と保護装置の双方に
分担して吸収することで、保護装置の負荷分担が減り、
保護装置の構成要素の電気的容量を小さくすることがで
き、装置全体を小型化できるとともに、安価に製作でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による過電圧保護装置の構
成図である。
【図2】本実施例装置における過電圧抑制時の電流分担
状態を示す状態図である。
【図3】本実施例装置における電流吸収状態の遷移を示
すタイムチャート図である。
【図4】従来装置の回路構成図である。
【図5】従来装置における電流吸収状態の遷移を示すタ
イムチャート図である。
【符号の説明】
1 交流励磁型発電電動機 2 2次励磁装置 3 2次励磁保護装置 4 電流限流、バランス用リアクトル 5 過電圧検出部 6 ゲート制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/48 G05F 1/10 H02H 7/06,9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流励磁型の発電機の二次側に複数のス
    イッチング素子をブリッジ接続して構成した2次励磁装
    置と、上記発電機の二次側に接続され少なくともサイリ
    スタ及び抵抗からなる直列体を有してなる保護装置と
    備え、上記発電機の一次側より二次側に誘起した過電圧
    に伴なう過電流を上記保護装置の直列体に流して過電圧
    保護を行う発電システムの保護装置において、上記 過電圧の発生時に、上記過電圧に伴なう過電流
    記2次励磁装置と上記直列体とに分配して還流されるよ
    うに、上記過電流が上記直列体に流れる前に上記2次励
    磁装置内の各スイッチング素子を制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする発電システムの過電圧保護装置。
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