JP3388671B2 - 可変速揚水発電システムの保護方式 - Google Patents

可変速揚水発電システムの保護方式

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JP3388671B2
JP3388671B2 JP09373396A JP9373396A JP3388671B2 JP 3388671 B2 JP3388671 B2 JP 3388671B2 JP 09373396 A JP09373396 A JP 09373396A JP 9373396 A JP9373396 A JP 9373396A JP 3388671 B2 JP3388671 B2 JP 3388671B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流励磁形同期
機を使用した可変速揚水発電システムにおいて、交流励
磁形同期機の1次側で起きた事故による事故電流の零ク
ロスを確保し、遮断器の開放による事故除去を可能にし
た可変速揚水発電システムの保護方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の可変速揚水発電システム
の保護方式を示す回路図である。図において、1は交流
励磁形同期機、2は主変圧器、3は主変圧器2の系統側
に設置された遮断器、4は交流励磁形同期機1と主変圧
器2の間に設置された遮断器、5は交流励磁形同期機1
に可変周波数電源を供給する2次励磁装置、6は交流励
磁形同期機1の2次側を短絡するスイッチである。
【0003】次に動作について説明する。従来、例え
ば、「可変速揚水発電システムの発電電動機保護方式の
検討」(平成元年電気学会全国大会資料)、「可変速揚
水発電システムの励磁装置保護方式」(平成3年電気学
会全国大会資料)に示されるように、交流励磁形同期機
1の1次側で事故が発生し、交流励磁形同期機1の2次
側に誘起される過電圧または過電流が、2次励磁装置5
の耐量設定値を超えて2次励磁装置5を破壊する恐れが
ある場合、これを防ぐための保護装置として短絡スイッ
チ6を設け、これを投入(オン)することで、従来の同
期機と同じように事故を除去し、運転継続能力を確保す
るようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の交流励磁形同期
機1の2次側を短絡するスイッチ6は、以上のように使
われており、事故による過電圧または過電流を検出した
後、2次励磁装置5をゲートブロックし、スイッチ6を
投入(オン)していた。しかしながら、スイッチ6を投
入(オン)することで、事故が不平衡事故のときは、交
流励磁形同期機1の回転子速度で決まる周波数による交
流成分が交流励磁形同期機1の1次側に残り、この交流
成分周波数と系統周波数との差が、図19に示すような
うなりとなり、このうなりの節が事故除去タイミングT
3にくると、事故電流が零クロスしないという問題点が
あった。
【0005】また、事故が平衡事故である場合は、スイ
ッチ6を投入(オン)する前に、図18に示すように、
交流励磁形同期機1の2次電流の直流成分が減衰するた
めに事故電流の交流成分が減衰し、事故電流の零クロス
が確保できないため、遮断器3または遮断器4を開放で
きず、事故を除去できないケースがあるという問題点が
あった。
【0006】この発明は上記のような問題点を除去する
ためになされたものであり、事故電流を零クロスさせ、
遮断器を開放できる可変速揚水発電システムの保護方式
を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変速揚
水発電システムの保護方式は、電力系統に接続された交
流励磁形同期機、この同期機の2次側に可変周波数電源
を供給する2次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の
2次側を短絡する、スイッチとリアクトルとの直列回路
を備え、上記交流励磁形同期機の1次側で事故が発生し
た場合、上記2次励磁装置の出力を停止した後、上記ス
イッチを閉じて上記交流励磁形同期機の2次側を、上記
リアクトルを通して短絡することにより事故電流の零ク
ロスを確保し、遮断器の開放による事故除去を可能にし
たものである。
【0008】また、この発明に係る可変速揚水発電シス
テムの保護方式は、電力系統に接続された交流励磁形同
期機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する
2次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短
絡する、スイッチとコンデンサとの直列回路を備え、上
記交流励磁形同期機の1次側で事故が発生した場合、
記2次励磁装置の出力を停止した後、上記スイッチを閉
じて上記交流励磁形同期機の2次側を、上記コンデンサ
を通して短絡することにより事故電流の零クロスを確保
し、遮断器の開放による事故除去を可能にしたものであ
る。
【0009】また、この発明に係る可変速揚水発電シス
テムの保護方式は、電力系統に接続された交流励磁形同
期機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する
2次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短
絡する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチと
コンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形
同期機の1次側で事故が発生した場合、上記両スイッチ
を同時に投入(オン)し、その後平衡事故か不平衡事故
かを判別し、平衡事故の場合はコンデンサ側のスイッチ
を開放(オフ)し、不平衡事故の場合はリアクトル側の
スイッチを開放(オフ)するようにしたものである。
【0010】また、この発明に係る可変速揚水発電シス
テムの保護方式は、電力系統に接続された交流励磁形同
期機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する
2次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短
絡する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチと
コンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形
同期機の1次側で事故が発生した場合、その事故が平衡
事故か不平衡事故かを判別し、平衡事故の場合はリアク
トル側のスイッチのみを投入(オン)し、不平衡事故の
場合はコンデンサ側のスイッチのみを投入(オン)する
ようにしたものである。
【0011】また、この発明に係る可変速揚水発電シス
テムの保護方式は、電力系統に接続された交流励磁形同
期機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する
2次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短
絡する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチと
コンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形
同期機の1次側で事故が発生し、その事故発生から事故
発生前の状態に復帰する前にもう一度事故が発生した場
合、前の事故により開閉しているスイッチの状態にかか
わらず、後の事故が平衡事故か不平衡事故かを判別し、
平衡事故の場合はリアクトル側のスイッチのみを投入
(オン)し、不平衡事故の場合はコンデンサ側のスイッ
チのみを投入(オン)するようにしたものである。
【0012】また、この発明に係る可変速揚水発電シス
テムの保護方式は、電力系統に接続された交流励磁形同
期機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する
2次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短
絡する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチと
コンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形
同期機の1次側で不平衡事故が発生し、コンデンサ側の
スイッチを投入中に平衡事故が発生した場合、交流励磁
形同期機の2次電流のピーク時点においてコンデンサ側
のスイッチを開放(オフ)し、リアクトル側のスイッチ
を投入(オン)するようにしたものである。
【0013】また、上記構成において、上記スイッチ
に、GTOスイッチを用いたものである。
【0014】また、上記構成において、上記スイッチ
に、サイリスタスイッチを用いたものである。
【0015】また、上記構成において、上記スイッチを
上記2次励磁装置で兼用し、上記交流励磁形同期機の1
次側で事故が発生した場合、上記2次励磁装置内で短絡
回路を構成し、事故電流の零クロスを確保し、遮断器の
開放による事故除去を可能にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下この発明の実施の形態1を図について説明する。図
1は実施の形態1の可変速揚水発電システムの保護方式
の構成を示す図である。図1において、1は交流励磁形
同期機、2は主変圧器、3は主変圧器2の系統側に設置
された遮断器、4は交流励磁形同期機1と主変圧器2の
間に設置された遮断器、5は交流励磁形同期機1に可変
周波数電源を供給する2次励磁装置、6は交流励磁形同
期機1の2次側を短絡するスイッチ、7はスイッチ6と
直列に接続されたリアクトルである。
【0017】次に動作について説明する。交流励磁形同
期機1の1次側で発生した平衡事故で2次側に誘起され
る電流が、2次励磁装置5の電圧及び電流の耐量設定値
を超えた場合、図2に示すように、2次励磁装置5をゲ
ートブロックし、その後、スイッチ6を投入(オン)す
る。このスイッチ6の投入(オン)によりリアクトル7
に2次電流が流れる。このとき、交流励磁形同期機1の
2次側のインピーダンスは、図3に示すとおり、交流励
磁形同期機1の2次巻線8のリアクタンスL2にリアク
トル7のリアクタンスLTを加えた値になる。これによ
り、2次電流直流成分の時定数は、スイッチ6を投入
(オン)する前の(L2+LT)/L2倍に伸びる。こ
のため、1次側の事故電流の交流成分の減衰は遅くな
る。リアクトル7のLTの値を事故時に開放(オフ)す
る遮断器の開放タイミングに合わせて選ぶことにより、
事故電流の零クロスを可能にし、遮断器を開放(事故除
去)できる。
【0018】実施の形態2. 図4はこの発明の実施の形態2に係る可変速揚水発電シ
ステムの保護方式の構成を示す図である。図4におい
て、9は交流励磁形同期機1の2次側を短絡するスイッ
チ、10はスイッチ9と直列に接続されたコンデンサで
あり、その他1乃至5は図1と同様のものである。
【0019】次に動作について説明する。交流励磁形同
期機1の1次側で不平衡事故が発生し、交流励磁形同期
機1の2次側に誘起される電流が2次励磁装置5の電圧
または電流の耐量設定値を超えた場合、図5に示すよう
に、2次励磁装置5をゲートブロックし、できる限り早
くスイッチ9を投入(オン)する。これにより、2次電
流はコンデンサ10を流れる。このときコンデンサ10
は充電されて抵抗が大きくなるため、2次電流の直流分
が減衰する。不平衡事故で発生する事故電流のうなり
は、2次電流の直流分がなくなるため1次側に発生しな
い。このため、事故電流の零クロスが確保され、遮断器
の開放により事故除去が可能となる。
【0020】実施の形態3. 図6はこの発明の実施の形態3に係る可変速揚水発電シ
ステムの保護方式の構成を示す図である。この実施の形
態では、交流励磁形同期機1の2次側に、スイッチ6と
リアクトル7の直列回路と、スイッチ9とコンデンサ1
0の直列回路が並列に接続されている。その他1乃至5
は図1と同様なので、説明を省略する。
【0021】次に動作について説明する。交流励磁形同
期機1の1次側で事故が発生し、交流励磁形同期機1の
2次側に誘起される電流が2次励磁装置5の電圧または
電流の耐量設定値を超えた場合、図7に示すように、2
次励磁装置5をゲートブロックし、その後出来る限り早
くスイッチ6とスイッチ9を同時に投入(オン)する。
事故が不平衡事故の場合は、図7のように、その後スイ
ッチ6を開放(オフ)し、事故が平衡事故である場合は
図8のように、その後スイッチ9を開放(オフ)する。
以上のように、事故が平衡事故か不平衡事故かを判別
し、投入(オン)、開放(オフ)すべきスイッチを選択
することにより、平衡事故、不平衡事故のいずれにも対
応した保護方式を実現できる。
【0022】実施の形態4. 上記実施の形態3では、図6の構成において、2次励磁
装置5をゲートブロック後、スイッチ6とスイッチ9を
同時に投入(オン)するとしているが、本実施の形態4
では、事故発生後、平衡事故と不平衡事故の判断をして
から、平衡事故であれば図9に示すようにスイッチ6を
投入(オン)し、不平衡事故であれば図10に示すよう
にスイッチ9を投入(オン)する。このようにしても実
施の形態3と同様の効果を奏させることが出来る。
【0023】実施の形態5. 図11はこの発明の実施の形態5に係る可変速揚水発電
システムの保護方式の構成を示す図である。図におい
て、Aは事故発生点、BはA点での事故発生により、ス
イッチ6またはスイッチ9が投入(オン)されていると
きに発生するいわゆる追い掛け事故の事故発生点であ
る。20は事故発生点Bの両端にある事故除去用の遮断
器である。なお、図11において、図6と同一または相
当する部分には同一の符号を付し説明を省略する。
【0024】次に動作を説明する。実施の形態3または
実施の形態4において、A点で事故が発生しスイッチ6
が投入(オン)されているときに、B点で事故が発生し
た場合、B点での事故が平衡事故の場合は、図12に示
すように、遮断器20を開放するまでスイッチ6を投入
(オン)し続け、不平衡事故の場合は、図13に示すよ
うに、スイッチ6を開放(オフ)し、スイッチ9を投入
(オン)することにより、事故点Bの両端の遮断器20
を流れる電流の零クロスを確保し、遮断器20の開放に
より事故を除去する。
【0025】一方、スイッチ9が投入(オン)している
ときにB点で事故が発生した場合も同様に、B点での事
故が平衡事故か不平衡事故かを判別し、平衡事故であれ
ばスイッチ6を投入(オン)し、スイッチ9を開放(オ
フ)し、不平衡事故であればスイッチ6を開放(オフ)
し、スイッチ9を投入(オン)し続ければ、事故電流の
零クロスは可能となり、事故の両端の遮断器20を開放
し事故を除去できる。
【0026】実施の形態6. 図14はこの発明の実施の形態6に係る可変速揚水発電
システムの保護方式の構成を示す図である。図におい
て、16はリアクトル7と直列に接続されたGTOスイ
ッチ、17はコンデンサ10と直列に接続されたGTO
スイッチである。その他の構成は図11と同様である。
【0027】次に動作について説明する。交流励磁形同
期機1の1次側の不平衡事故によりGTOスイッチ17
がオンされているとき、追い掛け事故として平衡事故が
発生した場合、GTOスイッチ17を流れる電流が図1
5のように、そのピークである時間T1で、GTOスイ
ッチ17を開放(オフ)し、GTOスイッチ16を投入
(オン)することで直流分を確保する。これにより、事
故電流の零クロスを確保することができる。
【0028】実施の形態7. 図16はこの発明の実施の形態7に係る可変速揚水発電
システムの保護方式の構成を示す図である。この実施の
形態では、2次励磁装置そのものをスイッチとして交流
励磁形同期機の2次側を短絡するのに使用する。図にお
いて、11は2次励磁装置5内のインバータ、12a乃
至12fはインバータ11を構成する交流端側GTO、
13a乃至13fはそれ以外のGTO、14は直流リン
クコンデンサ、15a乃至15fはダイオード、18は
コンバータ、19はリアクトルである。
【0029】次に動作について説明する。交流励磁形同
期機1の1次側で事故が発生した場合、その2次側に誘
起される電流が、2次励磁装置5の電圧または電流の耐
量設定値を超えた場合、GTO12a乃至12fを連続
してゲートオンし、GTO13a乃至13fを連続して
ゲートオフする。これにより、等価的に交流励磁形同期
機1の2次側を短絡する。Iu<0、Iv<0、Iw>
0の場合の電流ルートは、GTO12c、ダイオード1
5c、中点N、ダイオード15d、GTO12dとな
る。この後、事故が不平衡事故か平衡事故かを判別し、
不平衡事故のときはGTO12a乃至12fをゲートオ
フし、直流リンクコンデンサ14へ電流を流す。このと
き、リアクトル19と直流リンクコンデンサ14により
事故電流の直流分を減衰させるようなリアクトル19を
選んでおく。
【0030】即ち、本実施の形態7では、2次励磁装置
5を用いて交流励磁形同期機1の2次短絡を行なうもの
であり、インバータ11を構成する交流端側GTO12
a乃至12fの電流容量だけを短絡電流以上にしておく
ことにより、コンバ−タ及びインバ−タの他のGTOを
そのまま利用できるため、2次励磁装置の容量を大幅に
増加することなく零クロスを可能にする効果がある。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、交流
励磁形同期機の2次短絡回路にリアクトルまたはコンデ
ンサを設けることにより、高価な2次励磁装置の容量を
増やすことなく、平衡事故あるいは不平衡事故時に、事
故電流の零クロスを確保でき、遮断器の開放による事故
除去が可能となる。
【0032】また、交流励磁形同期機の2次短絡用にリ
アクトル及びコンデンサを設けることにより、高価な2
次励磁装置の容量を増やすことなく、平衡事故及び不平
衡事故のいずれにも対応したより確実な事故除去が可能
となる。
【0033】また、いわゆる追い掛け事故に対しても、
特別な回路を追加する必要がない。
【0034】また、2次励磁装置自体をスイッチとして
用いて交流励磁形同期機の2次短絡を行なうようにした
ので、2次励磁装置の容量を大幅に増加することなく、
零クロスを確保し、遮断器の開放による事故除去を可能
にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る可変速揚水発
電システムの保護方式を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における平衡事故時
の動作を示すタイムチャ−トである。
【図3】 この発明の実施の形態1における交流励磁形
同期機の2次巻線と2次短絡装置の接続を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る可変速揚水発
電システムの保護方式を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における不平衡事故
時の動作を示すタイムチャ−トである。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る可変速揚水発
電システムの保護方式を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における不平衡事故
時の動作を示すタイムチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3における平衡事故時
の動作を示すタイムチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4における平衡事故時
の動作を示すタイムチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4における不平衡事
故時の動作を示すタイムチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5に係る可変速揚水
発電システムの保護方式を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態5における事故時の
動作を示すタイムチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態5における事故時の
動作を示すタイムチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態6に係る可変速揚水
発電システムの保護方式を示す構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態6におけるスイッチ
を流れる電流波形を示す図である。
【図16】 この発明の実施の形態7に係る可変速揚水
発電システムの保護方式を示す構成図である。
【図17】 従来の可変速揚水発電システムの保護方式
を示す構成図である。
【図18】 従来の可変速揚水発電システムの保護方式
における平衡事故時の事故電流と2次電流直流成分を示
す図である。
【図19】 従来の可変速揚水発電システムの保護方式
における不平衡事故時の事故電流を示す図である。
【符号の説明】
1 交流励磁形同期機、2 主変圧器、3、4 遮断
器、5 2次励磁装置、6、9 スイッチ、7、19
リアクトル、8 交流励磁形同期機2次巻線、 10
コンデンサ、11 インバ−タ、12a〜12f GT
O、13a〜13f GTO、14 直流リンクコンデ
ンサ、15a〜15f ダイオ−ド、16、17 GT
Oスイッチ、18 コンバ−タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/00 H02H 7/06 H02P 9/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に接続された交流励磁形同期
    機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する2
    次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短絡
    する、スイッチとリアクトルとの直列回路を備え、上記
    交流励磁形同期機の1次側で事故が発生した場合、上記
    2次励磁装置の出力を停止した後、上記スイッチを閉じ
    て上記交流励磁形同期機の2次側を、上記リアクトルを
    通して短絡することにより事故電流の零クロスを確保
    し、遮断器の開放による事故除去を可能にしたことを特
    徴とする可変速揚水発電システムの保護方式。
  2. 【請求項2】 電力系統に接続された交流励磁形同期
    機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する2
    次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短絡
    する、スイッチとコンデンサとの直列回路を備え、上記
    交流励磁形同期機の1次側で事故が発生した場合、上記
    2次励磁装置の出力を停止した後、上記スイッチを閉じ
    て上記交流励磁形同期機の2次側を、上記コンデンサを
    通して短絡することにより事故電流の零クロスを確保
    し、遮断器の開放による事故除去を可能にしたことを
    徴とする可変速揚水発電システムの保護方式。
  3. 【請求項3】 電力系統に接続された交流励磁形同期
    機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する2
    次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短絡
    する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチとコ
    ンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形同
    期機の1次側で事故が発生した場合、上記両スイッチを
    同時に投入し、その後平衡事故か不平衡事故かを判別
    し、平衡事故の場合はコンデンサ側のスイッチを開放
    し、不平衡事故の場合はリアクトル側のスイッチを開放
    するようにしたことを特徴とする可変速揚水発電システ
    ムの保護方式。
  4. 【請求項4】 電力系統に接続された交流励磁形同期
    機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する2
    次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短絡
    する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチとコ
    ンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形同
    期機の1次側で事故が発生した場合、その事故が平衡事
    故か不平衡事故かを判別し、平衡事故の場合はリアクト
    ル側のスイッチのみを投入し、不平衡事故の場合はコン
    デンサ側のスイッチのみを投入するようにしたことを特
    徴とする可変速揚水発電システムの保護方式。
  5. 【請求項5】 電力系統に接続された交流励磁形同期
    機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する2
    次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短絡
    する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチとコ
    ンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形同
    期機の1次側で事故が発生し、その事故発生から事故発
    生前の状態に復帰する前にもう一度事故が発生した場
    合、前の事故により開閉しているスイッチの状態にかか
    わらず、後の事故が平衡事故か不平衡事故かを判別し、
    平衡事故の場合はリアクトル側のスイッチのみを投入
    し、不平衡事故の場合はコンデンサ側のスイッチのみを
    投入するようにしたことを特徴とする可変速揚水発電シ
    ステムの保護方式。
  6. 【請求項6】 電力系統に接続された交流励磁形同期
    機、この同期機の2次側に可変周波数電源を供給する2
    次励磁装置、及び上記交流励磁形同期機の2次側を短絡
    する、スイッチとリアクトルの直列回路とスイッチとコ
    ンデンサの直列回路との並列回路を備え、交流励磁形同
    期機の1次側で不平衡事故が発生し、コンデンサ側のス
    イッチを投入中に平衡事故が発生した場合、交流励磁形
    同期機の2次電流のピーク時点においてコンデンサ側の
    スイッチを開放し、リアクトル側のスイッチを投入する
    ようにしたことを特徴とする可変速揚水発電システムの
    保護方式。
  7. 【請求項7】 上記スイッチは、GTOスイッチである
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項
    記載の可変速揚水発電システムの保護方式。
  8. 【請求項8】 上記スイッチは、サイリスタスイッチで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか
    一項記載の可変速揚水発電システムの保護方式。
  9. 【請求項9】 上記スイッチは、上記2次励磁装置で兼
    用し、上記交流励磁形同期機の1次側で事故が発生した
    場合、上記2次励磁装置内で短絡回路を構成し、事故電
    流の零クロスを確保し、遮断器の開放による事故除去を
    可能にしたことを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の可変速揚水発電システムの保護方式。
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