JP2001025160A - 限流装置 - Google Patents

限流装置

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JP2001025160A
JP2001025160A JP11191682A JP19168299A JP2001025160A JP 2001025160 A JP2001025160 A JP 2001025160A JP 11191682 A JP11191682 A JP 11191682A JP 19168299 A JP19168299 A JP 19168299A JP 2001025160 A JP2001025160 A JP 2001025160A
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limiting device
current limiting
pwm inverter
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JP11191682A
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English (en)
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Tatsuro Koike
達郎 小池
Toru Izumi
徹 泉
Toshifumi Ise
敏史 伊瀬
Sadatoshi Kumagai
貞俊 熊谷
Fon Nguyen Nguyen
フォン グエン グエン
Hiroyoshi Oka
太良 岡
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Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商用系統の事故発生時に商用系統と発電系統
とを連系したまま発電系統からの事故流出電流の抑制、
つまり限流を効果的に行なうことができ、且つ、装置全
体の損失が従来よりも低減されている、新しい限流装置
を提供する。 【解決手段】 商用系統(4)と発電系統(5)とを連
系した連系線(3)に設けられる限流装置であって、ダ
イオード整流回路部(11)とこのダイオード整流回路
部(11)の出力側に接続された超伝導コイル(12)
とを有する整流器型限流器(1)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、限流装置
に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明
は、非常用発電機や自家用発電機を有する需要家やIP
Pなどの商用系統と需要系統との連系において好適に用
いることのできる、新しい限流装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】近年、電力に対しては、信頼
度だけでなく、瞬時電圧低下や瞬時停電をできる限り少
なくする高品質化への要求も高まってきており、この高
品質化の対応として、たとえば、UPS(Uninterrupti
ble Power Supply:無停電電源装置)とともに非常用発
電機やコージェレネーションなどの自家用発電機を設置
することがしばしば行なわれている。
【0003】一方、IPP(Independent Power Produc
ers :独立電力事業者)として、自家用発電機により自
家発電した電力を電力会社へ売るといったことも、近年
では行なわれるようになってきている。ところで、この
ように発電機を有する需要家やIPPにおいては、商用
系統との並列運転を行なっている場合、たとえば商用系
統で落雷、地落などによる事故が発生すると、発電機か
ら商用系統に向かって短絡電流が流れて一時的に電圧低
下が発生したり、さらには発電機と商用系統との共倒れ
が発生したりするなどの恐れがある。
【0004】従来より、このような商用系統事故に対す
る対策として、サイリスタスイッチを商用系統と発電機
を含む発電系統との連系線に設け、商用系統と発電系統
を商用系統事故発生時に一時的に切り離すようにするこ
とが知られているが、この場合では、迅速な商用系統事
故の検出ならびに商用系統と発電系統との切離しが必要
であり、また商用系統と発電系統との再並列についても
事故の回復後、適当なタイミングを待って行なうことが
必要であるなど、その運転に高い精度が要求されてい
た。
【0005】そこで、商用系統事故の検出をすることな
く、商用系統と発電系統とを切り離さずに連系したま
ま、発電系統からの短絡電流の抑制、つまり限流を行な
うことのできる限流装置がすでに開発されている。図1
2は、この従来の限流装置の要部回路構成の一例を示し
たものである。たとえばこの図12に例示したように、
従来の限流装置は、ダイオード整流回路部(ア)とこの
ダイオード整流回路部(ア)の出力側に接続されたリア
クトル(イ)とを有する整流器型限流器(ウ)を備えて
おり、商用系統(4)と発電系統(5)とを連系した連
系線(3)に設けられている。そして、リアクトル電流
以下の商用系統電流はダイオード整流回路部(ア)を通
って流れるが、リアクトル電流以上の電流が商用系統
(4)に流れようとするとダイオード整流回路部(ア)
の働きにより自動的にリアクトル(イ)が商用系統
(4)に挿入されるようになっている。これにより、商
用系統(4)に事故が発生した場合に、発電機(図示し
ていない)を有する発電系統(5)から商用系統(4)
へ向かって流れる事故流出電流を抑制し、電圧低下、お
よび商用系統(4)と発電系統(5)との共倒れを防ぐ
ことができる。また、リアクトル電流の大きさを変える
ことによって限流電流を自由に制御できる。
【0006】しかしながら、このような従来の限流装置
では、リアクトル(イ)に常に直流電流を通電しておく
必要があり、通常のリアクトル(イ)では損失が大きく
なり、且つ、バイアス用の直流電源が必要となるといっ
た問題があった。この出願の発明は、以上の通りの事情
に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消
し、商用系統の事故発生時に商用系統と発電系統とを連
系したまま発電系統からの事故流出電流の抑制、つまり
限流を効果的に行なうことができ、且つ、装置全体の損
失が従来よりも低減されている、新しい限流装置を提供
することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、商用系統と発電系統とを
連系した連系線に設けられる限流装置であって、ダイオ
ード整流回路部とこのダイオード整流回路部の出力側に
接続された超伝導コイルとを有する整流器型限流器を備
えていることを特徴とする限流装置(請求項1)を提供
し、この限流装置において、超伝導コイルは、限流時に
のみダイオード整流回路部の出力電圧により充電される
こと(請求項2)をその態様としている。
【0008】また、この出願の発明は、上記の限流装置
において、整流器型限流器とともにPWMインバータを
備えており、このPWMインバータによって発電系統の
電圧低下を補償すること(請求項3)や、発電系統に接
続されている重要負荷端の電圧実効値の指令値からその
電圧実効値の検出値を引いたものを比例制御し、無効電
流指令値として、発電系統の電圧低下を補償するように
PWMインバータが制御されること(請求項4)や、整
流器型限流器とともにPWMインバータを備えており、
このPWMインバータによって連系線電流の高調波分を
補償すること(請求項5)や、DQ変換を用いて連系線
電流の高調波分を検出し、インバータ電流指令値とし
て、連系線電流の高調波分を補償するようにPWMイン
バータが制御されること(請求項6)や、整流器型限流
器とともにPWMインバータを備えており、このPWM
インバータによって、連系線電流の増加電流分を補償す
ること(請求項7)や、DQ変換を用いて連系線電流の
増加電流分を検出し、インバータ電流指令値として、連
系線電流の増加電流分を補償するようにPWMインバー
タが制御されること(請求項8)などをその態様として
提供する。
【0009】さらにまた、上記の限流装置において、P
WMインバータによって、整流器型限流器による限流時
に、超伝導コイルに充電されたエネルギーが連系線に戻
されること(請求項9)や、PWMインバータは整流器
型限流器の動作時にのみ動作すること(請求項10)な
どもその態様としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施
例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく
説明する。
【0011】
【実施例】図1は、この出願の発明の一実施例である限
流装置を例示した要部回路構成図である。たとえばこの
図1に例示したように、この発明の限流装置は、ダイオ
ード整流回路部(11)とこのダイオード整流回路部
(11)の出力側に接続された超伝導コイル(12)と
を有する整流器型限流器(1)を備えている。つまり、
前述した従来の限流装置におけるリアクトル(イ)とし
て超伝導コイル(12)が用いられている。
【0012】超伝導コイル(12)を用いることで、リ
アクトル自身の損失が減少するだけでなく、バイアス用
の直流電源の容量を低減することができ、また、場合に
よってはバイアス用の直流電源は不要となり、限流装置
全体の損失を大幅に低減することが可能となる。この場
合さらに説明すると、この発明の限流装置における整流
器型限流器(1)は、たとえば、単相交流の場合は図2
に例示したような単相回路構成、三相交流の場合は図3
(a)や図3(b)に例示したような三相回路構成とす
ることができる。図2に例示した単相回路構成では、ダ
イオード整流回路部(11)は単相ダイオード回路とな
っている。図3(a)に例示した三相回路構成ではダイ
オード整流回路部(11)は三相ブリッジ回路であり、
図3(b)ではダイオード整流回路部(11)は三つの
単相ブリッジ回路を直列側で直列接続した構成であり、
両者とも三つの単相変圧器(8)を介して連系線(3)
に接続されている。ここで、三相交流の場合、限流装置
全体の損失を極力低減する観点から、図3(a)の三相
ブリッジ回路構成などのようにダイオードの直列数が少
ないものが好ましい。
【0013】たとえばこれらのような整流器型限流器
(1)において、超伝導コイル(12)は、商用系統
(4)に事故が発生して限流装置の整流器型限流器
(1)により限流動作が行なわれる際に、商用系統
(4)と発電系統(5)とを連系している連系線(3)
に挿入される限流インダクタとして働く。連系線(3)
の電流が超伝導コイル(12)の電流よりも小さいとき
は、ダイオード整流回路部(11)を構成する全てのダ
イオードが導通しており、連系線(3)とダイオード整
流回路部(11)の入力側との間に設けられた単相変圧
器(8)の二次側は、ダイオードを通して短絡された状
態となっているために低インピーダンスである。連系線
(3)の電流に単相変圧器(8)の巻数比を乗じた電流
値がある一相の場合でも、超電導コイル(12)に流れ
る電流値を超えた瞬間にダイオード整流回路部(11)
のダイオードがターンオフして超伝導コイル(12)を
通して電流が流れ始める。したがって、超伝導コイル
(12)のインダクタンスが大きいため、限流作用を得
ることができる。また、超電導コイル(12)を用いる
ことによりコイルの抵抗をほぼゼロにすることができ、
損失が大幅に低減し、バイアス電流を流すための電源を
用いる必要がなくなる。
【0014】また、超電導コイル(12)の充電は、限
流現象により自動的になされるものとする。つまり、限
流時にのみダイオード整流回路部(11)の出力電圧に
より充電される。これにより、超電導コイル(12)の
電流は定常状態(事故が発生していない状態)の商用系
統(4)の電流の波高値に等しくなり、事故発生後直ち
に、事故検出を別途行なうことなく、限流動作を開始す
ることになる。
【0015】以上のように、この発明の限流装置は、リ
アクトル(イ)として超伝導コイル(12)が備えられ
ていることにより、商用系統(4)の事故発生時におい
て、その事故発生の検出を行なうことなく、発電系統
(5)からの事故流出電流である短絡電流を抑制して、
商用系統(4)と発電系統(5)の共倒れを防ぐととも
に重要負荷(7)の端子間の電圧低下をも抑制でき、そ
して装置全体の損失をも抑制することができる。
【0016】ところで、上述したように商用系統(4)
の事故発生時に整流器型限流器(1)が限流動作する
と、短絡電流の抑制による電圧低下の抑制は実現される
が、一方で、発電系統(5)における発電機(非常用発
電機や自家用発電機など)の内部インピーダンスによる
電圧低下が発生する。具体的には、発電機のインダクタ
ンスがダイオード整流回路部(11)の転流インダクタ
ンスとなり、これにより発電系統(5)の母線電圧の低
下が引き起こされる。すなわち、たとえば交流電源が三
相の場合、転流時にはダイオード整流回路部(11)を
通して三相交流電源の二相が短絡された状態となり、線
間短絡を起こし、発電機端電圧が低下してしまう。
【0017】また、事故発生時において整流器型限流器
(1)が限流を行なうと、連系線(3)を流れる電流は
方形波状となるので、重要負荷(7)端の電圧が歪み、
高調波電流が発電機内部に流れてしまう。そこで、この
発明の限流装置では、たとえば図4に例示したように、
上記の整流器型限流器(1)とともにPWMインバータ
(2)が備えられ、電圧低下をさらに抑制するために、
このPWMインバータ(2)によって整流器型限流器
(1)の限流時の発電機端の電圧低下を補償するように
なっていることが好ましく、これにより、発電系統の母
線電圧を一定に保つことができる。
【0018】また、高調波電流を除去して発電機内部に
流れないようにするために、PWMインバータ(2)に
よって、整流器型限流器(1)の限流時に連系線(3)
を流れる電流(以下、連系線電流と呼ぶ)の高調波分を
補償するようになっていることも好ましい。この高調波
分の補償により、限流動作により整流器型限流器(1)
に流入するエネルギーは増加するが、PWMインバータ
(2)からそのエネルギーが放出することにより、超伝
導コイル(12)の電流の上昇を抑えることができるよ
うになる。
【0019】さらにまた、PWMインバータ(2)によ
って連系線電流の増加電流分をも補償するようになって
いてもよく、これにより、限流時にダイオード整流回路
部(11)から超電導コイル(12)に充電される電力
の一部を、PWMインバータ(2)から連系線(3)に
回生して、超電導コイル(12)の電流の上昇をさらに
抑制することができる。したがって、発電機の出力電力
の変動をより効果的に抑えることができ、その周波数の
変動をほぼなくして、さらに安定した電力供給を、整流
器型限流器(1)の限流時、つまり商用系統(4)の事
故発生時においても確保することができるようになる。
【0020】この発明の限流装置におけるPWMインバ
ータ(2)によるこれらの各機能および効果は、たとえ
ば、PWMインバータ(2)を以下のように制御するこ
とによって実現できる。まず、常時、つまり商用系統
(4)に事故が発生していない時は、PWMインバータ
(2)を停止させておき、バイパスペア運転を行なう。
整流器型限流器(1)の超電導コイル(12)に流れる
電流は、商用系統(4)と発電系統(5)との連系線
(3)の電流に依存して変化する。
【0021】系統異常時、つまり商用系統(4)に事故
が発生した時は、整流器型限流器(1)が限流動作を開
始すると同時に、PWMインバータ(2)が起動され
る。電圧低下を補償する場合、一般的には進みの無効電
力を吸収するようにインバータを制御さえすれば良い。
したがって、この発明でも、PWMインバータ(2)に
よる発電系統の電圧低下の補償動作時は、重要負荷端の
電圧実効値の指令値から電圧実効値の検出値を引いたも
のを比例制御し、無効電流指令値として、PWMインバ
ータ(2)を制御する。
【0022】また、PWMインバータ(2)による連系
線電流の高調波分の補償動作時は、たとえばDQ変換を
用いて連系線電流の高調波分を検出し、インバータ電流
指令値として、PWMインバータ(2)を制御する。具
体的には、たとえば、連系線電流をDQ変換し、その基
本波周波数成分のうちの高調波分をローパスフィルタで
除去し、高調波分が除去されたDQ変換信号をローパス
フィルタ入力前のもとのDQ変換信号から引くことで高
調波分だけを検出し、これに逆DQ変換を施して、イン
バータ電流指令とする。
【0023】さらにまた、PWMインバータ(2)によ
る連系線電流の増加電流分の補償動作時は、たとえば、
高調波分と同様に、DQ変換した連系線電流のうちの増
加電流分をローパスフィルタで除去し、除去したDQ変
換信号をローパスフィルタ入力前のもとのDQ変換信号
から引くことで増加電流分だけを検出し、そして逆D変
換を施したものをインバータ電流指令として、PWMイ
ンバータ(2)を制御する。
【0024】DQ変換では、三相座標系から電源電圧を
同じ角速度で回転するdq座標系へ変換し、逆DQ変換
では、dq座標系から三相座標系へ逆変換する。このよ
うに、一度dq座標系へ変換する理由は、dq座標上で
は、基本波周波数成分が直流成分となり、ローパスフィ
ルタ等で容易に検出し、除去することができるようにな
るためである。
【0025】PWMインバータ(2)のこれらの各制御
を行なう手段としては、たとえば図5に例示したような
回路ブロック構成を有する制御手段を用いることができ
る。この図5に例示した制御手段では、まず、重要負荷
端の電圧実効値の指令値から重要負荷端の電圧実効値の
検出値をひいて比例制御により無効電流指令が算出され
るようになっている。
【0026】一方、連系線電流の検出値は3φ/DQ変
換部(20)によりDQ変換され、ローパスフィルタ
(21a)によりその高調波分が除去される。高調波分
が除去されたDQ変換信号はローパスフィルタ(21
a)に入力される前のDQ変換信号から引かれる。他
方、3φ/DQ変換部(20)によりDQ変換された連
系線電流の検出値のDQ変換信号は、ローパスフィルタ
(21b)によりその増加電流分が除去され、さらにロ
ーパスフィルタ(21b)の入力前のDQ変換信号から
引かれる。
【0027】なお、たとえばDQ変換はcosと重要負
荷端電圧を同相に取って行なう。これにより、DQ変換
のD軸量は有効電流成分、Q軸量は無効電流成分とな
る。このような制御手段により制御されたPWMインバ
ータ(2)によって、事故発生時に、発電系統の電圧低
下を補償し、連系線電流の高調波成分を補償し、連系線
電流の増加電流分をも補償することで、発電系統の安定
した電力供給を事故発生時にも確実に保っておくことが
できる。
【0028】なお、整流器型限流器(1)の限流動作終
了後、つまり事故回復後には、PWMインバータ(2)
は、超電導コイル(12)の電流を循環させるように、
ある一相の正側および負側の素子を導通状態のままと
し、他の素子はオフ状態として待機するようになってい
る。ここで、図6に例示した回路構成において、この発
明の限流装置による効果を確認するため、事故発生時の
重要負荷端電圧、連系線電流、発電機出力電流、インバ
ータ補償電流をシミュレーション測定した。
【0029】この図6に例示した回路構成では、商用系
統(4)における商用電源(41)は三相交流電力であ
り、この商用電源(41)と発電系統(5)における発
電機(51)とを連係している三相の連系線(3)に三
つの単相変圧器(8)を介してこの発明の限流装置の整
流器型限流器(1)が接続されており、この整流器型限
流器(1)の出力側にPWMインバータ(2)が接続さ
れている。具体的には、前述の図3(a)と同様な三相
ブリッジ回路であるダイオード整流回路部(11)の各
入力端子に各単相変圧器(8)の二次側端子が接続され
ており、このダイオード整流回路部(11)の一方の直
流端子に超電導コイル(12)の一端が接続され、ダイ
オード整流回路部(11)の他方の直流端子および超電
導コイル(12)の他端はPWMインバータ(2)の入
力側に接続されている。そして、PWMインバータ
(2)の出力側は、三相変圧器(9)を介して連系線
(3)に接続されている。
【0030】このような回路構成において、商用電源
(41)の出力は460V、60Hz、10kVAであ
り、発電機(8)の出力は7kWで、その30%の重要
負荷(7)が接続されており、残り70%は商用系統
(4)へ送っているものとする。また、重要負荷(7)
には力率0.8の遅れ負荷を用いた。他の回路定数等は
下記の表1の通りである。表1に示していないが、発電
機(51)の出力側に設けられている三相変圧器(1
0)の変圧比は460[V]:230[V]である。
【0031】
【表1】
【0032】なお、電流形のPWMインバータ(2)
は、シミュレーションに要する計算時間の短縮のため、
制御電流源と制御電圧源を用いて図7に例示したように
モデリングをした。そして、三サイクルの三相短絡事故
を、商用系統(4)側に時刻0.05秒にて図6に示し
た場所で発生させ、以下の三つの場合i),ii),i
ii)について各波形を測定した。
【0033】i)この発明の限流装置を設置しない場合 ii)整流器型限流器(1)のみを備えたこの発明の限
流装置を設置した場合 iii)整流器型限流器(1)および上述した図5の制
御手段により制御されるPWMインバータ(2)を備え
たこの発明の限流装置を設置した場合 なお、図6の回路構成において、重要負荷端のコンデン
サCは電圧リップル低減のためのものであり、シミュレ
ーションでは上記iii)の場合のみ付加した。
【0034】図8(a)(b)(c)は、各々、上記
i)の場合における事故発生時の重要負荷端電圧、連系
線電流、および発電機出力電流の波形を例示したもので
ある。図9(a)(b)(c)は、各々、上記ii)の
場合における事故発生時の重要負荷端電圧、連系線電
流、および発電機出力電流の波形を例示したものであ
る。図10(a)(b)(c)(d)は、各々、上記i
ii)の場合における事故発生時の重要負荷端電圧、連
系線電流、発電機出力、インバータ補償電流の波形を例
示したものである。
【0035】まず、上記i)の場合、図8(a)に例示
したように事故後の重要負荷端電圧は瞬時に100%低
下し、また、図8(b)(c)に例示したように商用系
統(4)に流れる電流(以下、系統電流と呼ぶ)は約1
0倍に増大している。これに対し、上記ii)の場合で
は、図9(a)に例示したように重要負荷端電圧の低下
は抑制され、図9(b)(c)に例示したように系統電
流は3倍程度にしか増えており、限流効果、すなわち短
絡電流の抑制による電圧低下防止効果が実現されてい
る。しかし、徐々に重要負荷端電圧が落ち、また限流動
作により系統電流の波形が方形波状となっているために
重要負荷端電圧の波形も歪んでいる。
【0036】上記iii)の場合では、図10(d)に
例示したようにPWMインバータ(2)によって連系線
(3)を流れる電流の高調波分および増加電流分が補償
されるので、図10(a)に例示したように重要負荷端
の電圧低下は5%程度以内であり、波形の歪みもなく、
しかも系統電流の増加も2倍程度に抑えられている。以
上の図9および図10とを比較すると、整流器型限流器
(1)による限流時にダイオード整流回路部(11)を
通って超電導コイル(12)に充電されるエネルギー
が、PWMインバータ(2)を通って連系線(3)から
商用系統(4)に回生され、これにより系統電圧の低下
の抑制が行なわれていることがわかる。すなわち、PW
Mインバータ(2)と整流器型限流器(1)の超電導コ
イル(12)がマイクロSMES(=超電導エネルギー
貯蔵装置)として働き、系統電圧の低下の抑制を行なっ
ている。
【0037】なお、一相地落事故を発生させた場合につ
いても同様にシミュレーション測定を行なったところ、
上記i)の場合では事故相の重要負荷端電圧が0に落ち
てしまうものの、上記ii)の場合では重要負荷端電圧
には全く影響が出ず、重要負荷(7)が守られており、
この場合ではPWMインバータ(2)を動作させなくて
も優れた限流効果が得られた。
【0038】また、重要負荷(7)として、抵抗負荷、
力率0.8程度の進みの負荷を用いた場合についても三
相短絡事故を発生させてシミュレーション測定を行った
ところ、前述の図10に例示した各波形と同様に、限流
と電圧低下の補償が実現された。ところで、この発明の
限流装置におけるPWMインバータ(2)を制御する図
5に例示した制御手段において、高調波電流の除去を行
なうローパスフィルタ(21a)および増加電流分の除
去を行なうローパスフィルタ(21b)の設計は、たと
えば、以下の各仕様I),II),III)を満足する
ように行なうことが好ましい。
【0039】仕様I)高調波電流を除去するための仕様 連系線電流の高調波分の主要な成分かつ最低次数である
5次調波はDQ軸量では6次調波となる。このため、基
本波が60Hzの場合には、たとえば360Hzのゲイ
ンを1%(−40dB)以下にすることとする。 仕様II)増加電流分を除去するための仕様 基本波分の一定の割合での増加はDQ軸上ではランプ入
力になる。ランプ入力x=x0 +αtに対する1次遅れ
要素1/(1+Ts )の応答y1 、およびこの1次遅れ
要素1/(1+Ts )二つを直列にしたもの1/(1+
s 2 の応答y2 は、それぞれ、下記の数1および数
2のようになる。
【0040】
【数1】
【0041】
【数2】
【0042】また、上式におけるαは、整流器型限流器
(1)の超電導コイル(12)のインダクタンスL、整
流器型限流器(1)の変圧比N、および連系線電圧Vを
用いて、次式で表される。
【0043】
【数3】
【0044】ここで、たとえば、商用系統(4)の事故
が3サイクル程度のものである場合、3サイクル後の時
刻0.05秒で連系線電流の増加の10%程度以内の応
答を得るローパスフィルタが望ましい。 仕様III)重要負荷の負荷変動に対する応答をよくす
るための仕様 折れ点周波数を小さくして時定数が大きくならないよう
にする。
【0045】ここで、前述の図6に例示したようにこの
発明の限流装置が設置されている回路構成について、上
記各仕様I),II),III)を満足するローパスフ
ィルタ(21a)(21b)をシミュレーション設計し
た。まず、図6の回路構成において、商用系統(4)の
基準容量は10kVA、基準電圧は460Vとし、発電
機(51)の出力は7kWで、その30%の重要負荷
(7)を接続し、残り70%は商用系統(4)へ送って
いるものとする。また、重要負荷(7)は力率0.8の
遅れ負荷である。また、超電導コイル(12)のインダ
クタンスLは1.0Hであり、整流器型限流器(1)の
入力側に設けられている変圧器(8)の変圧比は1:1
であり、PWMインバータ(2)の出力側に設けられて
いる変圧器(9)の変圧比は1:1であるとする。
【0046】この回路条件において、上記数1および数
2におけるαは、数3を用いて、α=460/(12
1.0)=460となる。仕様I)より、二つの1次遅
れ要素を直列にした場合は折れ点周波数が36Hz以
下、1次遅れ要素が一つの場合は折れ点周波数が3.6
Hz以下となる必要がある。
【0047】回路定数等を考慮した上で、時定数Tを変
化させた時の上記数1および数2におけるx,y1 ,y
2 の時刻0.05秒後の値は、たとえば図11に例示し
たようになる。仕様II)より、時定数Tは0.05以
上つまり折れ点周波数3.2Hz以上の1次遅れ要素二
つが直列されていることが好ましい。以上より、仕様I
II)を考慮して仕様I)と仕様II)を満たす最大の
折れ点周波数を有するフィルタをローパスフィルタ(2
1a)(21b)として用いることとが望ましい。一例
としては、たとえば、折れ点周波数3.2Hz以上の1
次遅れ要素(時定数T=0.05以上)二つを直列にし
た特性のフィルタが望ましい。
【0048】次いで、折れ点周波数3.2Hz以上の1
次遅れ要素(時定数T=0.05以上)二つを直列にし
た特性のローパスフィルタ(21a)(21b)を用い
た図5の制御手段により、この発明の限流装置のPWM
インバータ(2)を制御し、そのときのPWMインバー
タ(2)による連系線電流の高調波分および増加電流分
の補償特性を求めた。ここでは、ローパスフィルタ(2
1a)(21b)の時定数T(折れ点周波数)を0.0
5(3.2Hz)から徐々に上げた時の、事故発生時に
おける重要負荷端電圧の歪み率、発電機出力電流の歪み
率、出力電流最大波高値、事故終了直後の超電導コイル
電流をシミュレーション測定した。下記の表2は、その
結果を例示したものである。
【0049】
【表2】
【0050】この表2から明らかなように、重要負荷端
の電圧や発電機の出力電流の歪みが十分抑えられてお
り、超電導コイル(12)の電流増加も抑制されてお
り、上述したように設計されたローパスフィルタ(21
a)(21b)をPWMインバータ(2)を制御する制
御手段において用いることが、事故発生時における安定
電力確保にとって非常に有効であることがわかる。
【0051】したがって、たとえば上記各仕様i),i
i),iii)を満足したローパスフィルタ(21a)
(21b)を用いた制御手段により制御されたPWMイ
ンバータ(2)によって、発電系統の電圧低下を補償
し、連系線電流の高調波成分を補償し、連系線電流の増
加電流分をも補償することで、発電系統の安定した電力
供給を事故発生時にも確実に保っておくことができる。
【0052】もちろん、上記の各値は一例であり、この
発明の限流装置が設置される連系線(3)が連系してい
る商用系統(4)および発電系統(5)の様々な種類
や、この発明の限流装置において用いられるPWMイン
バータ(2)等の構成要素および制御手段において用い
られる構成要素の様々な種類などに合わせて変更される
ものであることは言うまでもない。
【0053】なお、この発明の限流装置を用いて商用系
統(4)と発電系統(5)とを並列にしたまま、つまり
連系したままで限流を行なうには、超伝導コイル(1
2)に予め一定の電流を流しておく必要があり、PWM
インバータ(2)は、この超電導コイル(12)の初期
充電用のインバータとして機能することも可能である。
以上の整流器型限流器(1)における超電導コイル(1
2)およびPWMインバータ(2)の動作についてまと
めると、常時は、一定の電力が流されている超電導コイ
ル(12)は、ダイオード整流回路部(11)のダイオ
ードを全てOnにさせておくための電流源として機能
し、PWMインバータ(2)は、超電導コイル電流のバ
イパスを行なうだけである。限流時は、発電系統(5)
の母線電圧を一定に制御すると同時に、超電導コイル
(12)の電流増加を抑制する。
【0054】この発明は以上の例に限定されるものでは
なく、細部については様々な態様が可能であることは言
うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明の限
流装置は、超電導体コイルをリアクトルとして備えた整
流器型限流器により、低損失で、商用系統事故時の事故
流出電流を効率良く抑制することができる。またPWM
インバータを備えた場合では、限流効果と同時にPWM
インバータにより重要負荷端の電圧を事故発生前とほと
んど変わらないように制御できる。
【0056】さらにまた、限流時のPWMインバータの
制御により、超電導コイルのエネルギーが商用系統へ回
生され、超電導コイルのエネルギーをより小さく設計で
き、且つ、発電機の出力変動や高調波電流を抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である限流装置を例示した
要部回路ブロック図である。
【図2】単相交流の場合におけるこの発明の限流装置の
一例を示した回路構成図である。
【図3】(a)(b)は、各々、三相交流の場合におけ
るこの発明の限流装置の一例を示した回路構成図であ
る。
【図4】この発明の別の一実施例である限流装置を例示
した要部回路ブロック図である。
【図5】PWMインバータの制御手段の一例を示した要
部回路ブロック図である。
【図6】この発明の限流装置の一実施例を示した回路構
成図である。
【図7】PWMインバータをモデリングした図である。
【図8】(a)(b)(c)は、各々、事故発生時の重
要負荷端電圧、連系線電流、および発電機出力電流の波
形を例示したものである。
【図9】(a)(b)(c)は、各々、事故発生時の重
要負荷端電圧、連系線電流、および発電機出力電流の波
形を例示したものである。
【図10】(a)(b)(c)(d)は、各々、事故発
生時の重要負荷端電圧、連系線電流、発電機出力、イン
バータ補償電流の波形を例示したものである。
【図11】ローパスフィルタの設計において用いられる
時定数Tとx,y1 ,y2 との関係の一例を示した図で
ある。
【図12】従来の限流装置の一例を示した要部回路構成
図である。
【符号の説明】
1 整流器型限流器 11 ダイオード整流回路部 12 超伝導コイル 2 PWMインバータ 3 連系線 4 商用系統 41 商用電源 5 発電系統 51 発電機 6 一般負荷 7 重要負荷 8 単相変圧器 9 三相変圧器 10 三相変圧器 20 3φ/DQ変換手段 21a,21b ローパスフィルタ 22 逆3φ/DQ変換手段 23 Pゲイン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 熊谷 貞俊 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学内 (72)発明者 グエン フォン グエン 大阪府吹田市山田丘2番1号 大阪大学内 (72)発明者 岡 太良 大阪府枚方市出口6−1−1−601 Fターム(参考) 5G013 AA01 AA04 BA01 CA02 CA09 CA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用系統と発電系統とを連系した連系線
    に設けられる限流装置であって、ダイオード整流回路部
    とこのダイオード整流回路部の出力側に接続された超伝
    導コイルとを有する整流器型限流器を備えていることを
    特徴とする限流装置。
  2. 【請求項2】 超伝導コイルは、限流時にのみダイオー
    ド整流回路部の出力電圧により充電される請求項1の限
    流装置。
  3. 【請求項3】 整流器型限流器とともにPWMインバー
    タを備えており、このPWMインバータによって発電系
    統の電圧低下を補償する請求項1または2の限流装置。
  4. 【請求項4】 発電系統に接続されている重要負荷端の
    電圧実効値の指令値からその電圧実効値の検出値を引い
    たものを比例制御し、無効電流指令値として、発電系統
    の電圧低下を補償するようにPWMインバータが制御さ
    れる請求項3の限流装置。
  5. 【請求項5】 整流器型限流器とともにPWMインバー
    タを備えており、このPWMインバータによって連系線
    電流の高調波分を補償する請求項1ないし4のいずれか
    の限流装置。
  6. 【請求項6】 DQ変換を用いて連系線電流の高調波分
    を検出し、インバータ電流指令値として、連系線電流の
    高調波分を補償するようにPWMインバータが制御され
    る請求項5の限流装置。
  7. 【請求項7】 整流器型限流器とともにPWMインバー
    タを備えており、このPWMインバータによって、連系
    線電流の増加電流分を補償する請求項1ないし6のいず
    れかの限流装置。
  8. 【請求項8】 DQ変換を用いて連系線電流の増加電流
    分を検出し、インバータ電流指令値として、連系線電流
    の増加電流分を補償するようにPWMインバータが制御
    される請求項7の限流装置。
  9. 【請求項9】 PWMインバータによって、整流器型限
    流器による限流時に、超伝導コイルに充電されたエネル
    ギーが連系線に戻される請求項3ないし8のいずれかの
    限流装置。
  10. 【請求項10】 PWMインバータは整流器型限流器の
    動作時にのみ動作する請求項3ないし9のいずれかの限
    流装置。
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