JP3358266B2 - アニメーション作成装置 - Google Patents

アニメーション作成装置

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JP3358266B2
JP3358266B2 JP00241994A JP241994A JP3358266B2 JP 3358266 B2 JP3358266 B2 JP 3358266B2 JP 00241994 A JP00241994 A JP 00241994A JP 241994 A JP241994 A JP 241994A JP 3358266 B2 JP3358266 B2 JP 3358266B2
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浩行 濱田
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、教育ソフト及び娯楽ソ
フト等に使用される複雑な対話性、高いシミュレーショ
ン性を持つアニメーションを作成するアニメーション作
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のアニメーション作成装置は、アニ
メーションを作成する単位としてただ一つの絶対的時間
軸でスライスした電子的フィルム及びフィルムの集合を
用い、情報をそのフィルムに張りつけることによってア
ニメーションを作成する。アニメーションを提示する時
は、前記時間軸において表示時間及び遅延時間を制御す
る。対話性の記述は前記時間軸上の単純ブランチ及び条
件ブランチとなる場合が多い。従来のアニメーション作
成装置は、例えば図12に示すような構成をしている。
【0003】図12において、101はアニメーション
作成装置、102はアニメーション作成に必要な各種パ
ラメータを入力する入力手段、103はパラメータの入
力を図形的に行なうためのグラフィカルユーザインタフ
ェース(以下GUIと呼ぶ)を制御するGUI制御手
段、104はGUI及び作成されたアニメーションを表
示する表示手段、105はアニメーションに必要な対話
処理を作成する対話処理作成手段、106はフィルムに
張り付けられたアニメーションの登場人物であるキャス
トの1コマ毎の位置と表示状態を決定するキャストの位
置・表示状態決定手段、107は対話処理作成手段とキ
ャストの位置・表示状態決定手段106の2つにより作
成されたアニメーションのデータを統合するアニメーシ
ョン統合手段、108は作成されたアニメーション等を
格納するデータ格納手段、109は作成されたアニメー
ションを実行するアニメーション実行手段であって、以
下の動作によりアニメーションの作成を行なっている。
【0004】以上のように構成された従来のアニメーシ
ョン作成装置の動作について説明すると、まず、入力手
段102により各コマにどのキャストがどの位置にいる
かもしくはキーフレームにどのキャストがどの位置にい
るかをGUI制御手段103に図形的に入力する。GU
I制御手段103は入力された図形データを数値データ
に変換し、キャストの位置・表示状態決定手段106に
渡す。キャストの位置・表示状態決定手段106はGU
I制御手段103より渡されたデータより各コマでの各
キャストの位置、表示状態を決定し、アニメーション統
合手段107に渡す。
【0005】また入力手段102によりアニメーション
の対話性を記述するための対話処理を対話処理作成手段
105に入力する。対話処理入力手段105は入力され
たデータより対話処理を作成し、アニメーション統合手
段107に渡す。
【0006】アニメーション統合手段107は対話処理
作成手段105及びキャストの位置・表示状態決定手段
106から渡されたデータを統合し、各コマでの画像を
記述するデータを作成してデータ格納手段108に格納
する。そしてアニメーション統合手段107からの指令
によりアニメーション実行手段109は作成されたアニ
メーションを実行し、表示手段104により表示され
る。
【0007】ユーザは表示結果を見て修正したい部分が
あれば、入力手段102により対話処理手段105もし
くはGUI制御手段を通し、キャストの位置・表示状態
決定手段106に修正データを入力する。その後前記の
処理を経て、アニメーション実行手段109により実行
されたアニメーションを見て、修正項目がなければアニ
メーション作成は終了する。再び修正項目があれば前記
の処理を繰り返す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の構成では、アニメーションは基本的に電子的
フィルムでの各コマ単位で作成、実行されるため、予め
ストーリーが決まっておりそれほど複雑な対話性を要求
しないフィルムアニメーションの領域からあまり逸脱し
ないアニメーションの作成には簡単かつ有効であるが、
電子的フィルムに張り付けられるキャスト単位での制
御、各キャスト間の相互作用の自由な記述がなされてい
ないため、アニメーション実行中にユーザの指示もしく
は他のキャストとの相互作用により次の単位時間に各キ
ャストがどう行動するかが複雑に変化するアニメーショ
ン、つまり複雑な対話性、高いシミュレーション性を持
つアニメーションを作成することは非常に困難であっ
た。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、従来のようにア
ニメーションを絶対的時間軸でスライスした電子的フィ
ルムを単位として構成するのではなく、情報のデータ部
とこれを処理する手続き部の組で構成されるオブジェク
トを単位として構成し、オブジェクトをオブジェクトの
持つ状態と状態間の遷移条件を定義することによりオブ
ジェクトを作成し、オブジェクト間のメッセージの送受
信の関係を定義することで対話性を表現する機能を有す
ることで、従来のアニメーション作成装置では非常に困
難であった複雑な対話性、高いシミュレーション性を持
つアニメーションを容易に作成することができるアニメ
ーション作成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、情報のデ
ータ部とこれを処理する手続き部の組で構成されるオブ
ジェクトを作成するオブジェクト作成手段と、オブジェ
クト間のメッセージの受渡しの関係を作成するオブジェ
クト間の関係作成手段と、グラフィカルユーザインタフ
ェース(GUI)を制御するGUI制御手段と、オブジ
ェクト作成手段とオブジェクト間の関係作成手段に必要
なパラメータを入力する入力手段と、前記オブジェクト
作成手段とオブジェクト間の関係作成手段により指定さ
れたアニメーションを合成するアニメーション統合手段
と、合成されたアニメーションを格納するデータ格納手
段と、合成されたアニメーションを実行するアニメーシ
ョン実行手段と、実行された動画像を表示する表示手段
とを具備し、前記GUI制御手段は前記パラメータを入
力するGUIを前記表示手段に表示し、前記入力手段か
らの前記パラメータの入力は前記GUIにより行なわ
れ、前記オブジェクト同士がメッセージを送受信するこ
とによって進行するアニメーションを作成する構成で
って、前記GUI制御手段は、オブジェクトの状態と複
数の状態間の遷移を図形的に記述する状態遷移図を作成
する状態遷移図作成手段と、前記オブジェクト間のメッ
セージの受渡しの関係を図形的に記述するオブジェクト
間の関係図作成手段とを具備し、前記オブジェクトの状
態遷移図及びオブジェクト間の関係図を作成することに
より前記オブジェクト及びオブジェクト間の関係を作成
しアニメーションを作成する構成である。
【0011】
【0012】
【0013】第の発明は、第の発明において、オブ
ジェクトの状態を定義し、オブジェクトの状態を表すシ
ンボルを表示するオブジェクトの状態定義手段と、前記
オブジェクトの状態間の遷移条件を定義し、前記オブジ
ェクトの状態間の遷移条件を表すシンボルを表示し、前
記オブジェクトの状態間の関係を決定する状態間の遷移
条件定義手段とで構成される状態遷移図作成手段を具備
し、前記オブジェクトの状態及び前記オブジェクトの状
態間の遷移条件を入力することで前記オブジェクトを作
成し、アニメーションを作成する構成である。
【0014】第の発明は、第の発明において、オブ
ジェクト間の関係をメッセージ発信オブジェクトから同
期的にメッセージ受信オブジェクトへメッセージを送信
することを表す同期リンクを作成し、前記同期リンクを
表すシンボルを表示する同期リンク作成手段と、非同期
にメッセージを送信することを表す非同期リンクを作成
し、前記非同期リンクを表すシンボルを表示する非同期
リンク作成手段とで構成されるオブジェクト間の関係図
作成手段を具備し、前記同期リンク及び非同期リンクで
前記オブジェクト間の関係図を記述する構成である。
【0015】
【作用】第1の発明は前記した構成により、入力手段か
らオブジェクト作成手段とオブジェクト間の関係作成手
段に必要なパラメータを入力することによってオブジェ
クト作成手段でオブジェクトを作成し、オブジェクト間
の関係作成手段で前記オブジェクト間のメッセージの受
渡しの関係を作成し、前記オブジェクト作成手段と前記
オブジェクト間の関係作成手段により作成されたデータ
をアニメーション統合手段により合成して、その結果作
成されたアニメーションをデータ格納手段に格納し、ア
ニメーション実行手段はデータ格納手段からアニメーシ
ョンを読みだし、それを実行し、表示手段により表示す
る。
【0016】表示されたアニメーションを見て、修正し
たい部分があれば、再び入力手段よりパラメータを入力
して前記の処理を繰り返す。このため電子的フィルムを
基本にしてアニメーションを作成する従来のアニメーシ
ョン作成装置では非常に困難であった、複雑な対話性と
高いシミュレーション性を持つアニメーションを比較的
容易に作成する。
【0017】そして、入力手段からアニメーション作成
に必要なパラメータをGUIにより入力し、GUI制御
手段に渡す。GUI制御手段は渡されたデータを変換
し、オブジェクト作成手段もしくはオブジェクト間の関
係作成手段に渡すことによってアニメーションを作成す
る。このため、オブジェクト作成手段及びオブジェクト
間の関係作成手段へのパラメータ入力を容易に行なう。
【0018】そして、状態遷移図作成手段により、オブ
ジェクトの状態遷移図を図形的に記述することによって
前記オブジェクトの状態と複数の状態間の遷移を表現
し、そのデータをオブジェクト作成手段に渡す。オブジ
ェクト作成手段は渡されたデータよりオブジェクトを作
成する。オブジェクト間の関係図作成手段により前記オ
ブジェクト間のメッセージの受渡しの関係を図形的に記
述し、そのデータをオブジェクト間の関係作成手段に渡
す。
【0019】オブジェクト間の関係作成手段は渡された
データよりオブジェクト間の関係を作成する。オブジェ
クト及びオブジェクト間の関係をオブジェクトの状態遷
移図及びオブジェクト間の関係図の形で図形的に表現す
る。
【0020】第の発明は前記した構成により、オブジ
ェクトの状態定義手段によりオブジェクトの状態を定義
し、オブジェクトの状態を表すシンボルを表示する。状
態間の遷移条件定義手段によりオブジェクトの状態間の
遷移条件を定義し、オブジェクトの状態間の遷移条件を
表すシンボルを表示し、オブジェクトの状態間の関係を
決定する。これによりオブジェクトの状態遷移図を作成
し、そのデータをオブジェクト作成手段に渡す。オブジ
ェクト作成手段は渡されたデータよりオブジェクトを作
成する。
【0021】第の発明は前記した構成により、同期リ
ンク作成手段によってメッセージ発信オブジェクトから
同期的にメッセージ受信オブジェクトへメッセージを送
信することを表す同期リンクを作成し、前記同期リンク
を表すシンボルを表示し、非同期リンク作成手段によっ
て非同期にメッセージを送信することを表す非同期リン
クを作成し、前記非同期リンクを表すシンボルを表示
し、オブジェクト間の関係図を表現することによってオ
ブジェクト間の関係図を作成する。
【0022】
【実施例】以下本発明のアニメーション作成装置の第1
の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の第1の実施例におけるアニメーション作成装置のブロ
ック図である。
【0023】図1において、100はアニメーション作
成装置、2はアニメーションの作成に必要なパラメータ
を入力する入力手段、4はアニメーションのパラメー
タ、作成されたアニメーションの表示を行なう表示手
段、7はオブジェクト作成手段10とオブジェクト間の
関係作成手段11から渡されたデータを統合してアニメ
ーションを作成するアニメーション統合手段、8はアニ
メーション統合手段7によって作成されたアニメーショ
ンを格納するデータ格納手段、9はアニメーション統合
手段7によって作成されたアニメーションを実行するア
ニメーション実行手段、10はアニメーションの構成単
位であり、情報のデータ部とこれを処理する手続き部の
組で構成されるオブジェクトを作成するオブジェクト作
成手段、11はオブジェクト間のメッセージの送受信の
関係を作成するオブジェクト間の関係作成手段であっ
て、アニメーション作成装置100は以下の動作でアニ
メーションの作成を行なっている。
【0024】まず、ユーザは入力手段2により、オブジ
ェクトの作成に必要なパラメータつまりオブジェクト
名、使用クラス名、空間配置上の親オブジェクト名、ス
クリプト名を入力する。入力手段2はユーザより入力さ
れたデータをオブジェクト作成手段10に送信する。オ
ブジェクト作成手段10は入力手段2からの入力を受取
り、オブジェクトを記述する中間データを作成する。
【0025】次にオブジェクトの情報のデータ部である
オブジェクト属性、例えばオブジェクトが魚であれば泳
ぐ速度、空腹度、夜行性度といったものである、を作成
するために入力手段2よりオブジェクト属性を記述する
変数名、その型、初期値を入力する。オブジェクト作成
手段10は入力手段2からの入力を受けて前記の処理で
作成した中間データにオブジェクト属性の情報を追加す
る。
【0026】そしてオブジェクト属性を処理する手続き
であるメッセージを作成するために入力手段2よりメッ
セージ名、パラメータ変数名とその型を入力する。オブ
ジェクト作成手段10は入力手段2からの入力を受取
り、前記の処理で作成された中間データにメッセージの
情報を追加する。さらに入力手段2により前記で作成し
たメッセージの処理内容を入力する。オブジェクト作成
手段10は入力手段2から入力されたメッセージの処理
内容を中間データに追加する。必要なメッセージの作成
が終了するまで前記メッセージ作成の処理を繰り返す。
【0027】これで1つのオブジェクトの作成が終了し
た。アニメーションに必要なオブジェクトの作成が全て
終了するまで前記の処理を繰り返す。
【0028】それでは次に前記の処理によって作成した
オブジェクト間の関係を作成する。例えば「ボタンを押
すと魚が泳ぐ」という関係を作成しようとする場合、入
力手段2によりメッセージの送信元のオブジェクト名、
メッセージ名、受信側のオブジェクト名、メッセージ
名、パラメータ値を入力する。オブジェクト間の関係作
成手段11は、入力手段2からの入力を受けてオブジェ
クト間の関係データを作成する。必要なオブジェクト間
の関係の作成が終了するまで前記の処理を繰り返す。
【0029】ユーザはオブジェクト作成手段10とオブ
ジェクト間の関係作成手段11にアニメーション作成の
ためにデータをアニメーション統合手段7に送信するよ
う要求する。オブジェクト作成手段10とオブジェクト
間の関係作成手段11は入力手段2からの要求を受けて
前記の処理により作成したデータをアニメーション統合
手段7に送信する。アニメーション統合手段7はオブジ
ェクト作成手段10とオブジェクト間の関係作成手段1
1から受け取ったデータよりアニメーションを記述する
スクリプトを次のように作成する。
【0030】オブジェクト間の関係データのメッセージ
送信もとのメッセージに対応するオブジェクト作成処理
で作成されたメッセージの処理内容の部分にオブジェク
ト間の関係データの受信側のメッセージを送る処理を追
加する事によって2種類のデータを統合し、アニメーシ
ョンを記述するスクリプトに変換し、データ格納手段8
に格納する。
【0031】ユーザは作成したアニメーションを検証す
るために、入力手段2によりアニメーションの実行を指
示する。入力手段2からの指示を受けてアニメーション
実行手段9は前記の処理によって作成されたスクリプト
をデータ格納手段8から取り出し、アニメーションを実
行し、表示手段4に表示する。ユーザは表示手段4に表
示されたアニメーションを見てこれで良ければアニメー
ションの作成を終了する。修正したい箇所があれば前記
のうち必要な処理を繰り返す。
【0032】以下本発明のアニメーション作成装置の第
2の実施例を図面を参照しながら説明する。図2は本発
明の第2の実施例におけるアニメーション作成装置のブ
ロック図である。
【0033】図2において、200はアニメーション作
成装置、2はアニメーションの作成に必要なパラメータ
を入力する入力手段、3は入力手段2からのパラメータ
の入力を図形的に行なうためにGUIを制御するGUI
制御手段、4はGUIやパラメータ、作成されたアニメ
ーションの表示を行なう表示手段、7はオブジェクト作
成手段10とオブジェクト間の関係作成手段11から渡
されたデータを統合してアニメーションを作成するアニ
メーション統合手段、8はアニメーション統合手段7に
よって作成されたアニメーションを格納するデータ格納
手段、9はアニメーション統合手段7によって作成され
たアニメーションを実行するアニメーション実行手段、
10はアニメーションの構成単位であり、情報のデータ
部とこれを処理する手続き部の組で構成されるオブジェ
クトを作成するオブジェクト作成手段、11はオブジェ
クト間のメッセージの送受信の関係を作成するオブジェ
クト間の関係作成手段であって、アニメーション作成装
置200は以下の動作でアニメーションの作成を行なっ
ている。
【0034】まず、ユーザは入力手段2によりオブジェ
クト作成もしくはオブジェクト間の関係作成のうちどち
らを行うかをGUI制御手段3に指示する。GUI制御
手段3は入力手段2からオブジェクト作成の指示を受け
取るとオブジェクト作成の要求をオブジェクト作成手段
10に送信する。オブジェクト作成手段10はGUI制
御手段3からの要求を受け取り、オブジェクト作成に必
要なパラメータを入力するダイアログを表示し、ユーザ
のパラメータ入力を促すようGUI制御手段3に要求す
る。
【0035】オブジェクト作成手段10からの要求を受
け取ったGUI制御手段3は、オブジェクト名、使用ク
ラス名、空間配置上の親オブジェクト名、スクリプト名
をパラメータとして入力できるダイアログを表示手段4
に表示し、ユーザの入力を待つ。
【0036】ユーザは入力手段2によりオブジェクト
名、空間配置上の親オブジェクト名、スクリプト名を示
す文字列を入力し、使用クラス名をプルダウンメニュー
のリスト中から選択する。入力手段2からの入力を受け
てGUI制御手段3は受け取ったデータをオブジェクト
作成手段10に送信し、ダイアログを閉じる。オブジェ
クト作成手段10はGUI制御手段3から受け取ったデ
ータよりオブジェクトを記述する中間データを作成す
る。
【0037】次にオブジェクト作成手段10はオブジェ
クト属性作成の為のダイアログを表示するようGUI制
御手段3に要求する。オブジェクト作成手段10からの
要求を受け取りGUI制御手段3はオブジェクト属性デ
ータ入力のためのダイアログを表示手段4に表示し、ユ
ーザの入力を待つ。
【0038】ユーザは入力手段2によりオブジェクト属
性データ入力のためのダイアログの「新規作成ボタン」
を押す。入力手段2からの入力を受け取りGUI制御手
段3は1個のオブジェクト属性作成ダイアログを表示手
段4に表示する。オブジェクト変数名、型、初期値のデ
フォルト値がダイアログに表示されているため、ユーザ
は入力手段2によりそれらを変更したいときのみ必要な
文字列または数値を入力するかリスト中より選択する。
【0039】GUI制御手段3は入力手段2からの受け
とったデータをオブジェクト作成手段10に送信し、1
個のオブジェクト属性作成ダイアログを閉じる。オブジ
ェクト作成手段10は前記の処理で作成された中間デー
タに入力手段2から受け取ったデータを追加する。これ
で1個のオブジェクト属性の作成が終了するが、まだ作
成する必要があれば、入力手段2により「新規作成ボタ
ン」を押し、前記の処理を繰り返す。全てのオブジェク
ト属性の作成が終了すれば「OKボタン」を押す。
【0040】するとオブジェクト作成手段10は各オブ
ジェクトのメッセージの作成を行うためにメッセージ入
力ダイアログを表示するようGUI制御手段3に要求す
る。オブジェクト作成手段10からの要求を受けてGU
I作成手段3はメッセージ入力ダイアログを表示し、ユ
ーザの入力を促す。
【0041】ユーザは入力手段2により「新規作成ボタ
ン」を押す。入力手段2からの入力を受け取りGUI制
御手段3は1個のメッセージ入力の為のダイアログを表
示手段4に表示する。ユーザは入力手段2によりメッセ
ージ名を示す文字列とパラメータ変数名、型を入力す
る。そして使用可能なメッセージもしくは関数のリスト
中から必要なものを順に選択もしくは直接文字列として
入力する事によってメッセージの処理内容を入力する。
【0042】GUI制御手段3は入力手段2から受け取
ったデータをオブジェクト作成手段10に送信する。オ
ブジェクト作成手段10はGUI制御手段3から受け取
ったメッセージのデータを中間データに追加する。まだ
作成すべきメッセージがあればユーザは入力手段2によ
り「新規作成ボタン」を押し前記の処理を繰り返す。全
てのメッセージの作成が終了すれば「OKボタン」を押
す。これで1個のオブジェクトの作成が終了したが、前
記の処理を繰り返し全てのオブジェクトを作成する。
【0043】次にユーザはオブジェクト間の関係の作成
を行うようGUI制御手段3に指示する。入力手段2か
らの指示を受け取ったGUI制御手段3は、オブジェク
ト間の関係作成の要求をオブジェクト間の関係作成手段
11に送信する。オブジェクト間の関係作成手段11は
GUI制御手段3からの要求を受け取り、オブジェクト
間の関係作成の為のダイアログを表示するようGUI制
御手段3に要求する。GUI制御手段3はオブジェクト
間の関係作成手段11からの要求を受け取りオブジェク
ト間の関係作成のダイアログを表示手段4に表示し、ユ
ーザの入力を待つ。
【0044】ユーザは入力手段2によりメッセージ送信
もとのメッセージを前記の処理で作成したオブジェクト
のメッセージのリスト中から選択し、受信側のメッセー
ジを同様に選択する。この処理を繰り返し、必要なオブ
ジェクト間の関係を全て入力する。
【0045】GUI制御手段3は入力手段2から受けと
ったデータをオブジェクト間の関係作成手段11に送信
する。オブジェクト間の関係作成手段11はGUI制御
手段3からの入力を受け取りオブジェクト間の関係デー
タを作成する。
【0046】ユーザは前記の処理で作成されたデータか
らアニメーションを作成する為に入力手段2によりアニ
メーション作成を指示する。GUI制御手段3は入力手
段2からの指示を受け取りオブジェクト作成手段10と
オブジェクト間の関係作成手段11にアニメーション統
合手段7にデータを送信するよう指示する。GUI制御
手段3からの指示を受けてオブジェクト作成手段10と
オブジェクト間の関係作成手段11はアニメーション作
成手段7にデータを送信する。オブジェクト作成手段1
0とオブジェクト間の関係作成手段11からの入力を受
けてアニメーション統合手段7は2種類のデータを統合
しスクリプトを作成し、データ格納手段8に格納する。
【0047】前記の処理で作成されたアニメーションを
検証するためにユーザは入力手段2によりアニメーショ
ン実行を指示する。入力手段2からの入力を受けてGU
I制御手段3はアニメーション実行手段9にアニメーシ
ョンの実行を指示する。アニメーション実行手段9はG
UI制御手段3からの指示を受けてデータ格納手段8よ
りスクリプトを読みこみアニメーションを実行し、表示
手段4に表示する。表示されたアニメーションを見て修
正したい箇所があれば前記の処理を繰り返しアニメーシ
ョンを作成する。
【0048】以下本発明のアニメーション作成装置の第
3の実施例を図面を参照しながら説明する。図3は本発
明の第3の実施例におけるアニメーション作成装置のブ
ロック図である。
【0049】図3において、300はアニメーション作
成装置、2はアニメーションの作成に必要なパラメータ
を入力する入力手段、3は入力手段2からのパラメータ
の入力を図形的に行なうためにGUIを制御するGUI
制御手段、4はGUIやパラメータ、作成されたアニメ
ーションの表示を行なう表示手段、7はオブジェクト作
成手段10とオブジェクト間の関係作成手段11から渡
されたデータを統合してアニメーションを作成するアニ
メーション統合手段、8はアニメーション統合手段7に
よって作成されたアニメーションを格納するデータ格納
手段、9はアニメーション統合手段7によって作成され
たアニメーションを実行するアニメーション実行手段、
10はアニメーションの構成単位であり、情報のデータ
部とこれを処理する手続き部の組で構成されるオブジェ
クトを作成するオブジェクト作成手段、11はオブジェ
クト間のメッセージの送受信の関係を作成するオブジェ
クト間の関係作成手段、12はオブジェクトを記述する
状態遷移図を作成する状態遷移図作成手段、13はオブ
ジェクト間の関係を記述するオブジェクト間の関係図を
作成するオブジェクト間の関係図作成手段であって、ア
ニメーション作成装置300は以下の動作でアニメーシ
ョンの作成を行なっている。
【0050】まず、ユーザは入力手段2によりオブジェ
クト作成もしくはオブジェクト間の関係作成のうちどち
らを行うかをGUI制御手段3に指示する。GUI制御
手段3は入力手段2からのオブジェクト作成の指示を受
けとると、状態遷移図作成手段12に状態遷移図の作成
を行なうように指示する。状態遷移図作成手段12はG
UI制御手段3からの指示を受けとり、状態遷移図作成
のための作業領域を作成する。
【0051】状態遷移図の作成を行なうために、ユーザ
はまず入力手段2により必要な状態の画像データ、オブ
ジェクトの動き、内部変数の値等のデータ及びそれらの
遷移条件を入力する。入力手段2からの入力を受けて状
態遷移図作成手段12は状態遷移図を作成し表示手段4
に表示し、そのデータをオブジェクト作成手段10に送
信する。オブジェクト作成手段10は状態遷移のデータ
よりオブジェクト属性及びメッセージのデータを作成し
中間データを作成する。これで1個のオブジェクトの作
成が終了するが、前記の処理を繰り返し全てのオブジェ
クトの作成を行う。
【0052】次にオブジェクト間の関係の作成を行うた
めに、入力手段2により前記の処理で作成されたオブジ
ェクトのメッセージのリスト中から必要なメッセージを
選択する。オブジェクト間の関係図作成手段13は入力
手段2からの入力を受けて選択されたメッセージを表示
手段4に表示する。さらにユーザは前記の処理によって
選択されたメッセージ同士を入力手段2により結んでオ
ブジェクト間の関係を入力する。オブジェクト間の関係
図作成手段13は入力手段2からの入力を受けてオブジ
ェクト間の関係図を作成する。
【0053】そしてユーザは入力手段2によりGUI制
御手段3にアニメーションの作成を指示する。GUI制
御手段3は入力手段2からの入力を受け取りオブジェク
ト間の関係図作成手段13にデータをオブジェクト間の
関係作成手段11に渡すよう要求する。オブジェクト間
の関係図作成手段13はGUI制御手段3からの要求を
受けてデータをオブジェクト間の関係作成手段11に送
信する。オブジェクト間の関係作成手段11は受け取っ
たデータよりオブジェクト間の関係データを作成する。
【0054】さらにGUI制御手段3はオブジェクト作
成手段10とオブジェクト間の関係作成手段11にデー
タをアニメーション統合手段7に送信するよう要求す
る。オブジェクト作成手段10とオブジェクト間の関係
作成手段11はGUI制御手段3からの要求を受けてア
ニメーション統合手段7にデータを送信する。アニメー
ション統合手段7はオブジェクト作成手段10とオブジ
ェクト間の関係作成手段11からの2種類のデータを統
合しアニメーションを記述するスクリプトを作成し、デ
ータ格納手段8に格納する。
【0055】前記の処理で作成されたアニメーションを
検証するためにユーザは入力手段2によりアニメーショ
ン実行を指示する。入力手段2からの入力を受けてGU
I制御手段3はアニメーション実行手段9にアニメーシ
ョンの実行を指示する。アニメーション実行手段9はG
UI制御手段3からの指示を受けてデータ格納手段8よ
りスクリプトを読みこみアニメーションを実行し、表示
手段4に表示する。表示されたアニメーションを見て修
正したい箇所があれば前記の処理を繰り返しアニメーシ
ョンを作成する。
【0056】以下本発明のアニメーション作成装置の第
4の実施例を図面を参照しながら説明する。図4は本発
明の第4の実施例におけるアニメーション作成装置のブ
ロック図である。
【0057】図4において、400はアニメーション作
成装置、2はアニメーションの作成に必要なパラメータ
を入力する入力手段、3は入力手段2からのパラメータ
の入力を図形的に行なうためにGUIを制御するGUI
制御手段、4はGUIやパラメータ、作成されたアニメ
ーションの表示を行なう表示手段、7はオブジェクト作
成手段10とオブジェクト間の関係作成手段13から渡
されたデータを統合してアニメーションを作成するアニ
メーション統合手段、8はアニメーション統合手段7に
よって作成されたアニメーションを格納するデータ格納
手段、9はアニメーション統合手段7によって作成され
たアニメーションを実行するアニメーション実行手段で
ある。
【0058】10はアニメーションの構成単位であり、
情報のデータ部とこれを処理する手続き部の組で構成さ
れるオブジェクトを作成するオブジェクト作成手段、1
1はオブジェクト間のメッセージの送受信の関係を作成
するオブジェクト間の関係作成手段、12はオブジェク
トを記述する状態遷移図を作成する状態遷移図作成手
段、13はオブジェクト間の関係を記述するオブジェク
ト間の関係図を作成するオブジェクト間の関係図作成手
段、14はオブジェクトの状態遷移図を構成する要素で
あるオブジェクトの状態を定義するオブジェクトの状態
定義手段、15はオブジェクトの状態遷移図を構成する
要素であるオブジェクトの状態間の遷移条件を定義する
状態間の遷移条件定義手段であって、アニメーション作
成装置400は以下の動作でアニメーションの作成を行
なっている。
【0059】まず、ユーザは入力手段2により、オブジ
ェクト作成もしくはオブジェクト間の関係作成のうちど
ちらを行なうかをGUI制御手段3に指示する。GUI
制御手段3は入力手段2からのオブジェクト作成の指示
を受けとると、状態遷移図作成手段12に状態遷移図の
作成を行なうように指示する。状態遷移図作成手段12
はGUI制御手段3からの指示を受けとり、状態遷移図
作成のための作業領域を作成する。
【0060】状態遷移図の作成を行なうために、ユーザ
はまず入力手段2により状態遷移の基本となる状態の作
成を指示する。状態遷移図作成手段12は入力手段2か
ら指示を受けとると、オブジェクトの状態定義手段14
に新規状態を作成するように指示する。状態遷移図作成
手段12より指示を受けとったオブジェクトの状態定義
手段14は新規状態を作成し、制御データを状態遷移図
作成手段12に返す。状態遷移図作成手段12はオブジ
ェクトの状態定義手段14より受けとった制御データか
ら状態のシンボルをとりだし、位置を制御してそれを表
示手段4に表示する。ユーザは入力手段2によりオブジ
ェクトがこの状態にいる時に使用する1つまたは複数の
画像データ、オブジェクトの動き、内部変数の値等オブ
ジェクトの状態を記述するのに必要なパラメータを入力
する。
【0061】オブジェクトの状態のパラメータを変更す
るためには、入力手段2よりどの状態を変更するかをオ
ブジェクトの状態定義手段14に伝える。オブジェクト
の状態定義手段14は変更する状態のパラメータをGU
I制御手段3により表示手段4に表示してユーザのパラ
メータ変更の入力を促す。ユーザは入力手段2によりパ
ラメータの変更を状態遷移図作成手段12に指示し、状
態遷移図作成手段12は変更するパラメータとパラメー
タの変更値をオブジェクトの状態定義手段14に渡す。
オブジェクトの状態定義手段14は渡されたデータより
パラメータを変更する。
【0062】複数の状態を定義したら、状態間の遷移の
定義を行なう。ユーザは入力手段2により遷移する前後
の状態を指示する。状態遷移図作成手段12は入力手段
2からの指示を受けとると、指定された2つの状態をパ
ラメータとして状態間の遷移条件定義手段15に渡し、
新規の遷移条件を作成するように指示する。状態遷移図
作成手段12より指示を受けとった状態間の遷移条件定
義手段15は新規の遷移条件を作成し、制御データを状
態遷移図作成手段12に返す。
【0063】状態遷移図作成手段12は状態間の遷移条
件定義手段15より受けとった制御データから状態遷移
のシンボルをとりだし、状態遷移の前後の状態の間を結
ぶように位置を制御して、それを表示手段4に表示す
る。ユーザはこの遷移が起こる条件を入力手段2により
入力する。状態遷移図の作成が終了すると状態遷移図作
成手段12は作成されたデータをオブジェクト作成手段
10に送信する。オブジェクト作成手段10は状態遷移
のデータよりオブジェクト属性及びメッセージのデータ
を作成し中間データを作成する。
【0064】以上のように、オブジェクトの状態と状態
間の遷移条件の定義を繰り返し、オブジェクトの状態遷
移図を作成する。これで1個のオブジェクトの作成が終
了するが前記の処理を繰り返し全てのオブジェクトの作
成を行う。
【0065】次にオブジェクト間の関係の作成を行うた
めに、入力手段2により前記の処理で作成されたオブジ
ェクトのメッセージのリスト中から必要なメッセージを
選択する。オブジェクト間の関係図作成手段13は入力
手段2からの入力を受けて選択されたメッセージを表示
手段4に表示する。さらにユーザは前記の処理によって
選択されたメッセージ同士を入力手段2により結んでオ
ブジェクト間の関係を入力する。オブジェクト間の関係
図作成手段13は入力手段2からの入力を受けてオブジ
ェクト間の関係図を作成する。
【0066】そしてユーザは入力手段2によりGUI制
御手段3にアニメーションの作成を指示する。GUI制
御手段3は入力手段2からの入力を受け取りオブジェク
ト間の関係図作成手段13にデータをオブジェクト間の
関係作成手段11に渡すよう要求する。オブジェクト間
の関係図作成手段13はGUI制御手段3からの要求を
受けてデータをオブジェクト間の関係作成手段11に送
信する。オブジェクト間の関係作成手段11は受け取っ
たデータよりオブジェクト間の関係データを作成する。
【0067】さらにGUI制御手段3はオブジェクト作
成手段10とオブジェクト間の関係作成手段11にデー
タをアニメーション統合手段7に送信するよう要求す
る。オブジェクト作成手段10とオブジェクト間の関係
作成手段11はGUI制御手段3からの要求を受けてア
ニメーション統合手段7にデータを送信する。アニメー
ション統合手段7はオブジェクト作成手段10とオブジ
ェクト間の関係作成手段11からの2種類のデータを統
合しアニメーションを記述するスクリプトを作成し、デ
ータ格納手段8に格納する。
【0068】前記の処理で作成されたアニメーションを
検証するために、ユーザは入力手段2によりアニメーシ
ョン実行を指示する。入力手段2からの入力を受けてG
UI制御手段3はアニメーション実行手段9にアニメー
ションの実行を指示する。アニメーション実行手段9は
GUI制御手段3からの指示を受けてデータ格納手段8
よりスクリプトを読みこみアニメーションを実行し、表
示手段4に表示する。表示されたアニメーションを見て
修正したい箇所があれば前記の処理を繰り返しアニメー
ションを作成する。
【0069】以下本発明のアニメーション作成装置の第
5の実施例を図面を参照しながら説明する。図5は本発
明の第5の実施例におけるアニメーション作成装置のブ
ロック図である。
【0070】図5において、500はアニメーション作
成装置、2はアニメーションの作成に必要なパラメータ
を入力する入力手段、3は入力手段2からのパラメータ
の入力を図形的に行なうためにGUIを制御するGUI
制御手段、4はGUIやパラメータ、作成されたアニメ
ーションの表示を行なう表示手段、7はオブジェクト作
成手段10とオブジェクト間の関係作成手段13から渡
されたデータを統合してアニメーションを作成するアニ
メーション統合手段、8はアニメーション統合手段7に
よって作成されたアニメーションを格納するデータ格納
手段、9はアニメーション統合手段7によって作成され
たアニメーションを実行するアニメーション実行手段で
ある。
【0071】10はアニメーションの構成単位であり、
情報のデータ部とこれを処理する手続き部の組で構成さ
れるオブジェクトを作成するオブジェクト作成手段、1
1はオブジェクト間のメッセージの送受信の関係を作成
するオブジェクト間の関係作成手段、12はオブジェク
トを記述する状態遷移図を作成する状態遷移図作成手
段、13はオブジェクト間の関係を記述するオブジェク
ト間の関係図を作成するオブジェクト間の関係図作成手
段、14はオブジェクトの状態遷移図を構成する要素で
あるオブジェクトの状態を定義するオブジェクトの状態
定義手段、15はオブジェクトの状態遷移図を構成する
要素であるオブジェクトの状態間の遷移条件を定義する
状態間の遷移条件定義手段、16はオブジェクト間の関
係図を構成する要素である同期リンクを作成する同期リ
ンク作成手段、17はオブジェクト間の関係図を構成す
る要素である非同期リンクを作成する非同期リンク作成
手段であって、アニメーション作成装置500は以下の
動作でアニメーションの作成を行なっている。
【0072】まず、ユーザは入力手段2により、オブジ
ェクト作成もしくはオブジェクト間の関係作成のうちど
ちらを行なうかをGUI制御手段3に指示する。GUI
制御手段3は入力手段2からのオブジェクト作成の指示
を受けとると、状態遷移図作成手段12に状態遷移図の
作成を行なうように指示する。状態遷移図作成手段12
はGUI制御手段3からの指示を受けとり、状態遷移図
作成のための作業領域を作成する。
【0073】状態遷移図の作成を行なうために、ユーザ
はまず入力手段2により状態遷移の基本となる状態の作
成を指示する。状態遷移図作成手段12は入力手段2か
ら指示を受けとると、オブジェクトの状態定義手段14
に新規状態を作成するように指示する。状態遷移図作成
手段12より指示を受けとったオブジェクトの状態定義
手段14は新規状態を作成し、制御データを状態遷移図
作成手段12に返す。状態遷移図作成手段12はオブジ
ェクトの状態定義手段14より受けとった制御データか
ら状態のシンボルをとりだし、位置を制御してそれを表
示手段4に表示する。ユーザは入力手段2によりオブジ
ェクトがこの状態にいる時に使用する1つまたは複数の
画像データ、オブジェクトの動き、内部変数の値等オブ
ジェクトの状態を記述するのに必要なパラメータを入力
する。
【0074】オブジェクトの状態のパラメータを変更す
るためには、入力手段2よりどの状態を変更するかをオ
ブジェクトの状態定義手段14に伝える。オブジェクト
の状態定義手段14は変更する状態のパラメータをGU
I制御手段3により表示手段4に表示してユーザのパラ
メータ変更の入力を促す。ユーザは入力手段2によりパ
ラメータの変更を状態遷移図作成手段12に指示し、状
態遷移図作成手段12は変更するパラメータとパラメー
タの変更値をオブジェクトの状態定義手段14に渡す。
オブジェクトの状態定義手段14は渡されたデータより
パラメータを変更する。
【0075】複数の状態を定義したら、状態間の遷移の
定義を行なう。ユーザは入力手段2により遷移する前後
の状態を指示する。状態遷移図作成手段12は入力手段
2からの指示を受けとると、指定された2つの状態をパ
ラメータとして状態間の遷移条件定義手段15に渡し、
新規の遷移条件を作成するように指示する。状態遷移図
作成手段12より指示を受けとった状態間の遷移条件定
義手段15は新規の遷移条件を作成し、制御データを状
態遷移図作成手段12に返す。状態遷移図作成手段12
は状態間の遷移条件定義手段15より受けとった制御デ
ータから状態遷移のシンボルをとりだし、状態遷移の前
後の状態の間を結ぶように位置を制御して、それを表示
手段4に表示する。ユーザはこの遷移が起こる条件を入
力手段2により入力する。以上のように、オブジェクト
の状態と状態間の遷移条件の定義を繰り返し、オブジェ
クトの状態遷移図を作成する。
【0076】次にユーザがオブジェクト間の関係作成の
指示を入力手段2によりGUI制御手段3に入力する
と、GUI制御手段3は入力手段2からの指示を受けと
り、オブジェクト間の関係図作成手段13にオブジェク
ト間の関係図の作成を行なうように指示する。オブジェ
クト間の関係図作成手段13はGUI制御手段3からの
指示を受けとり、オブジェクト間の関係図作成のための
作業領域を作成する。
【0077】オブジェクト間の関係図を作成するため
に、ユーザはメッセージを他のオブジェクトに送受信す
るメッセージを選択する。入力手段2によりメッセージ
をオブジェクト間の関係図作成手段13に入力する。オ
ブジェクト間の関係図作成手段13は入力手段2より受
けとったメッセージのシンボルの位置を制御して表示す
る。
【0078】複数のメッセージを定義したら、それぞれ
のメッセージ間の関係の定義を行なう。ユーザは入力手
段2によりメッセージ送信元のメッセージを選択する。
オブジェクト間の関係図作成手段13は入力手段2から
受けとったメッセージに送信元のメッセージであるとい
うデータを付加し、シンボルに送信元のメッセージのシ
ンボルを付加する。次に送信元のメッセージより送信す
るメッセージを入力手段2により選択する。
【0079】オブジェクト間の関係図作成手段13は入
力手段2から受けとったメッセージに送信元のメッセー
ジより送信されるメッセージであるというデータを付加
し、メッセージのシンボルに送信されるメッセージのシ
ンボルを付加する。送信されるメッセージが複数あれ
ば、再び入力手段2により、目的のメッセージを選択す
ると、上記の処理が行なわれる。そして入力手段2によ
り同期リンクを作成するか非同期リンクを作成するかを
選択する。
【0080】入力手段2より同期リンク作成の指示が入
力されると、オブジェクト間の関係図作成手段13は同
期リンク作成手段16に新規リンクを作成するように指
示する。同期リンク作成手段16はオブジェクト間の関
係図作成手段13より指示を受けとると、新規リンクを
作成し、制御データをオブジェクト間の関係図作成手段
13に返す。オブジェクト間の関係図作成手段13は、
同期リンク作成手段16より制御データを受けとり、同
期リンクを表すシンボルの位置を制御して、送信元のメ
ッセージと送信されるメッセージの間を結ぶように表示
する。
【0081】また、入力手段2より非同期リンク作成の
指示が入力されると、オブジェクト間の関係図作成手段
13は非同期リンク作成手段17に新規リンクを作成す
るように指示する。非同期リンク作成手段17はオブジ
ェクト間の関係図作成手段13より指示を受けとると、
新規リンクを作成し、制御データをオブジェクト間の関
係図作成手段13に返す。オブジェクト間の関係図作成
手段13は、非同期リンク作成手段17より制御データ
を受けとり、非同期リンクを表すシンボルの位置を制御
して、送信元のメッセージと送信されるメッセージの間
を結ぶように表示する。以上のようにメッセージの選択
とそれらのメッセージ間を結ぶリンクの作成を繰り返し
て、オブジェクト間の関係図を作成する。
【0082】状態遷移図及びオブジェクト間の関係図の
作成が終了すると、ユーザは入力手段2よりアニメーシ
ョン作成の指示をGUI制御手段3に与える。GUI制
御手段3は入力手段2からの指示に従い、アニメーショ
ン統合手段7にアニメーション作成の指示を与える。ア
ニメーション統合手段7はGUI制御手段3よりアニメ
ーション作成の指示を受け、オブジェクト作成手段10
及びオブジェクト間の関係作成手段11にアニメーショ
ンのデータを渡すよう要求する。アニメーション統合手
段7からの要求を受けてオブジェクト作成手段10は状
態遷移図作成手段14に状態遷移図のデータを渡すよう
要求する。オブジェクト作成手段10からの要求を受け
て、状態遷移図作成手段12は作成したオブジェクトの
状態遷移図のデータをオブジェクト作成手段10に渡
す。
【0083】オブジェクト作成手段10は状態遷移図作
成手段12より渡されたデータからオブジェクトのデー
タを作成し、アニメーション統合手段7に渡す。アニメ
ーション統合手段7からの要求を受けてオブジェクト間
の関係作成手段11はオブジェクト間の関係図作成手段
13にオブジェクト間の関係図のデータを渡すよう要求
する。オブジェクト間の関係作成手段11からの要求を
受け、オブジェクト間の関係図作成手段13は作成した
オブジェクト間の関係図のデータをオブジェクト間の関
係作成手段11に渡す。オブジェクト間の関係作成手段
11はオブジェクト間の関係図作成手段13より渡され
たデータからオブジェクト間の関係のデータを作成し、
アニメーション統合手段7に渡す。
【0084】アニメーション統合手段7はオブジェクト
作成手段10とオブジェクト間の関係作成手段11より
渡されたデータを統合してアニメーションを作成し、デ
ータ格納手段8に格納する。ユーザは入力手段2より作
成したアニメーションの実行の指示をGUI制御手段3
に与える。入力手段2より指示を受けたGUI制御手段
3はアニメーション実行手段9に作成したアニメーショ
ンの実行を指示する。GUI制御手段3の指示を受け、
アニメーション実行手段9はアニメーションを実行し、
表示手段4に表示する。
【0085】表示手段4に表示されたアニメーションを
見て、修正したい箇所があれば、修正箇所に応じてオブ
ジェクト作成もしくはオブジェクト間の関係作成のうち
どちらを行なうかをGUI制御手段3に指示する。再び
以上の処理を経て目的のアニメーションが得られたら、
アニメーションの作成を終了する。
【0086】それでは第5の実施例について、具体的な
モデルを設定して説明する。図6は本実施例のメイン画
面を示す図である。図6において、601はメインメニ
ュー、602はツールサブメニューである。
【0087】まず、ユーザは魚の状態遷移図を作成す
る。状態遷移図作成の様子を図7から図8に示す。図7
において、701は状態遷移図作成メインメニュー、7
02はキャストサブメニュー、703は状態遷移図作成
用ウィンドウ、704は新規状態を表すシンボル、70
5は状態のパラメータ定義ウィンドウ、706は動きラ
イブラリサブメニュー、707は作成中のオブジェクト
が使用する画像リストである。また、図8において、8
01は状態遷移図作成メインメニュー、802はキャス
トサブメニュー、803は状態遷移図作成用ウィンド
ウ、804はオブジェクトの状態を表すシンボル、80
5は状態間の遷移を表すシンボル、806は遷移条件定
義ウィンドウ、807は条件ライブラリサブメニューで
ある。
【0088】入力手段2により、図6に示すメインメニ
ューから「状態遷移図作成」を選択する。するとGUI
制御手段3は入力手段2から状態遷移図作成の指示を受
けとり、状態遷移図作成手段12に状態遷移図作成の指
示を与える。GUI制御手段3から指示を受けとった状
態遷移図作成手段12は状態遷移図作成用ウィンドウ7
03を開き、メインメニューを状態遷移図作成用メニュ
ーに変更する。
【0089】ユーザは入力手段2によりメニューから
「状態」を選択する。状態遷移図作成手段12は入力手
段2から新規状態作成の指示を受けとるとオブジェクト
の状態定義手段14に新規状態を作成するように指示す
る。状態遷移図作成手段12より指示を受けとったオブ
ジェクトの状態定義手段14は新規状態を作成し、制御
データを状態遷移図作成手段12に返す。
【0090】状態遷移図作成手段12は新規状態のシン
ボルを状態遷移図作成用ウィンドウ703の初期設定値
で定められた位置に描画する。新規作成した状態のパラ
メータを設定するために、ユーザは入力手段2により状
態遷移図上の状態をダブルクリックする。入力手段2か
らの指示を受けとり、状態遷移図作成手段12はオブジ
ェクトの状態定義手段14に指定された状態のパラメー
タ定義ウィンドウ705を開くよう指示する。状態遷移
図作成手段12からの指示を受けとり、オブジェクトの
状態定義手段14は状態のパラメータ定義ウィンドウ7
05を開く。
【0091】ユーザは入力手段2により、状態名を「右
向き」と入力する。オブジェクトの状態定義手段14は
入力手段2から入力された文字列を内部データに格納
し、パラメータ定義ウィンドウの状態名の欄にその文字
列を表示する。
【0092】次にこの状態の使用する画像データを定義
する。ユーザは入力手段2により状態のパラメータ定義
ウィンドウ703の「画像データ」の項目を選択する。
オブジェクトの状態定義手段14は状態遷移図作成手段
12に現在作成中の状態が属するオブジェクトの画像デ
ータの一覧表を開くように要求する。状態遷移図作成手
段12はオブジェクトの状態定義手段14から指示を受
けとり、画像データの一覧表を開く。ユーザは入力手段
2より、現在作成中の状態の使用する右向きに魚が泳い
でいる一連の画像データを選択し、画像データ一覧表の
「OK」ボタンを押す。
【0093】入力手段2からの入力を受けとった状態遷
移図作成手段12は選択されている画像データの番号を
オブジェクトの状態定義手段14に渡す。オブジェクト
の状態定義手段14は、状態遷移図作成手段12から受
けとったデータを内部データに格納し、状態のパラメー
タ定義ウィンドウ705の画像データの項目に表示す
る。
【0094】それからオブジェクトのこの状態での動き
を定義する。ユーザは入力手段2により状態のパラメー
タ定義ウィンドウ705の「動き」の項目を選択する。
オブジェクトの状態定義手段14は入力手段2からの入
力を受けとり、「動き」のライブラリの一覧表をサブメ
ニューとして表示する。ユーザは表示されたサブメニュ
ーより目的の「右向き」の動きを選択する。オブジェク
トの状態定義手段14は入力手段2から受けとったライ
ブラリ番号を内部データに格納し、ライブラリのシンボ
ルを状態のパラメータ定義ウィンドウ705の「動き」
の項目に表示する。以上で魚が右向きに泳いでいるとい
うオブジェクトの状態の定義が終了する。
【0095】再び、ユーザは以上の操作を繰り返し、魚
が左向きに泳いでいる状態、魚が左向きから右向きに方
向転換する状態、魚が右向きから左向きに方向転換する
状態、魚が左向きに泳いで餌を食べにいく状態、魚が右
向きに泳いで餌を食べにいく状態、魚が成長する状態を
定義する。以上で魚の状態定義が終了する。
【0096】次に、各状態間の遷移を定義する。ユーザ
は入力手段2により、状態遷移図作成用ウィンドウ80
3上で遷移する前の状態シンボル「右向き」を選択す
る。状態遷移図作成手段12は入力手段2からの入力を
受けとり、指定された状態シンボルをハイライト表示す
る。
【0097】そしてユーザは入力手段2により状態遷移
図作成用ウィンドウ803上で遷移した後の状態シンボ
ル「右から左にターン」を選択する。状態遷移図作成手
段12は入力手段2からの入力を受けとり、指定された
状態シンボルをハイライト表示する。ユーザは入力手段
2によって、メニューから「遷移」を選択する。状態遷
移図作成手段12は入力手段2からの入力を受けとり、
状態間の遷移条件定義手段15に新規の遷移条件の作成
を指示する。
【0098】状態遷移図作成手段12より指示を受けと
った状態間の遷移条件定義手段15は新規の遷移条件を
作成し、制御データを状態遷移図作成手段12に返す。
状態遷移図作成手段12は新規の遷移条件のシンボルで
ある矢印を入力手段2から指定された遷移前の状態「右
向き」から遷移後の状態「右から左にターン」に向かっ
て状態間を結ぶように表示する。
【0099】ユーザは入力手段2によって、状態遷移図
作成用ウィンドウ803上の現在作成中の遷移条件をダ
ブルクリックして選択する。入力手段2からの指示を受
けとり、状態遷移図作成手段12は状態間の遷移条件定
義手段15に遷移条件のパラメータ定義ウィンドウを開
くように指示する。
【0100】状態遷移図作成手段12からの指示を受け
て状態間の遷移条件定義手段15は遷移条件のパラメー
タ定義ウィンドウ806を開く。ユーザは入力手段2に
より遷移条件のパラメータ定義ウィンドウ806の「条
件」の項目を選択する。状態間の遷移条件定義手段15
は入力手段2からの入力を受けて、遷移条件の一覧表を
表示する。ユーザは入力手段2により遷移条件の一覧表
から一致する条件を選択する。状態間の遷移条件定義手
段15は入力手段2からの入力を受けて、遷移条件のパ
ラメータ定義ウィンドウに選択された条件を表示する。
以上で魚が右向きに泳いでいる状態から右から左にター
ンする状態への遷移条件の定義が終了する。
【0101】再び、ユーザは以上の操作を繰り返し、各
状態間の遷移条件を定義し、例えば図10に示すような
魚の状態遷移図の作成が終了する。なお、図10におい
て、1001は魚の状態遷移図が書かれるウインドウ、
1002は魚が右を向いて泳いでいる状態を表すシンボ
ル、1003は魚が右向きから左向きにターンしている
状態を表すシンボル、1004は魚が左を向いて泳いで
いる状態を表すシンボル、1005は魚が左向きから右
向きにターンしている状態を表すシンボル、1006は
魚が右を向いて餌を食べにいく状態を表すシンボル、1
007は魚が成長している状態を表すシンボル、100
8は魚が左を向いて餌を食べにいく状態を表すシンボ
ル、1009は魚が右を向いて泳いでいる状態から魚が
右向きから左向きにターンしている状態への遷移を表す
シンボル、1010は魚が右向きから左向きにターンし
ている状態から魚が左を向いて泳いでいる状態への遷移
を表すシンボル、1011は魚が左を向いて泳いでいる
状態から魚が左向きから右向きにターンしている状態へ
の遷移を表すシンボル、1012は魚が左向きから右向
きにターンしている状態から魚が右を向いて泳いでいる
状態への遷移を表すシンボル、1013は魚が右を向い
て泳いでいる状態から魚が右を向いて餌を食べにいく状
態への遷移を表すシンボル、1014は魚が右を向いて
餌を食べにいく状態から魚が右を向いて泳いでいる状態
への遷移を表すシンボル、1015は魚が右を向いて餌
を食べにいく状態から魚が成長している状態への遷移を
表すシンボル、1016は魚が左を向いて餌を食べにい
く状態から魚が成長している状態への遷移を表すシンボ
ル、1017は魚が左を向いて餌を食べにいく状態から
魚が左を向いて泳いでいる状態への遷移を表すシンボ
ル、1018は魚が左を向いて泳いでいる状態から魚が
左を向いて餌を食べにいく状態への遷移を表すシンボル
である。
【0102】また、ユーザはオブジェクト間の関係図を
作成する。オブジェクト間の関係図の作成の様子を図9
に示す。図9において、901はオブジェクト間の関係
図作成メインメニュー、902は関係図サブメニュー、
903はこのアニメーションで使用するオブジェクトリ
スト、904はオブジェクト間の関係図作成用ウィンド
ウ、905はオブジェクトの持つメッセージリストであ
る。
【0103】入力手段2により、メインメニューから
「関係図作成」を選択する。するとGUI制御手段3
は、入力手段2からオブジェクト間の関係図作成の指示
を受けとり、オブジェクト間の関係図作成手段13にオ
ブジェクト間の関係図作成の指示を与える。GUI制御
手段3から指示を受けとったオブジェクト間の関係図作
成手段13は、オブジェクト間の関係図作成用ウィンド
ウ904を開き、メインメニューをオブジェクト間の関
係図作成用に変更する。
【0104】ユーザは入力手段2により関係図サブメニ
ュー902から「オブジェクト」を選択する。オブジェ
クト間の関係図作成手段13は入力手段2からの入力を
受けとり、現在定義されているオブジェクトであるオブ
ジェクトリスト903をサブメニューとして表示する。
ユーザは入力手段2により、「魚」を選択する。オブジ
ェクト間の関係図作成手段13は入力手段2からの入力
を受けとり、「魚」のメッセージの一覧表、即ちメッセ
ージリスト905を表示する。同様にユーザは「餌」、
「ボタン」を入力手段2によって選択し、オブジェクト
間の関係図作成手段13はそれらのメッセージ一覧表を
表示する。
【0105】ユーザは入力手段2によってこれらのメッ
セージの中から他のオブジェクトと関係するメッセー
ジ、例えば「ボタン」の「押す」を選択する。オブジェ
クト間の関係図作成手段13は入力手段2から受けとっ
たメッセージのシンボルをオブジェクト間の関係図作成
用ウィンドウ904上に初期設定値で定められた位置に
表示する。同様に、「魚」の「餌に向かって泳ぐ」、
「成長する」と「餌」の「落ちる」、「魚と衝突」を入
力手段2によって選択する。以上でオブジェクト間の関
係図を構成するメッセージの選択が終了する。
【0106】それから、それぞれのメッセージ間の関係
の定義を行なう。ユーザは入力手段2により、オブジェ
クト間の関係図作成用ウィンドウ904上で、メッセー
ジ送信元のメッセージ「ボタン」の「押す」を選択す
る。オブジェクト間の関係図作成手段13は入力手段2
から受けとったメッセージ「ボタン」の「押す」に送信
元のメッセージであるというデータを付加し、シンボル
に送信元のメッセージのシンボルを付加する。
【0107】次に送信元のメッセージ「ボタン」の「押
す」から送信されるメッセージ「魚」の「餌に向かって
泳ぐ」を入力手段2により選択する。オブジェクト間の
関係図作成手段13は入力手段2から受けとったメッセ
ージ「魚」の「餌に向かって泳ぐ」に送信されるメッセ
ージであるというデータを付加し、メッセージのシンボ
ルに送信されるメッセージのシンボルを付加する。
【0108】もう一つ「ボタン」の「押す」から送信さ
れるメッセージ「餌」の「落ちる」を入力手段2によっ
て選択し、オブジェクト間の関係図作成手段13は上記
と同様の処理を行なう。
【0109】そして入力手段2により関係図サブメニュ
ー902から「非同期リンク」を選択する。オブジェク
ト間の関係図作成手段13は入力手段2からの入力を受
けとり、非同期リンク作成手段17に非同期リンクを作
成するよう指示する。オブジェクト間の関係図作成手段
13からの指示を受けとり、非同期リンク作成手段17
は非同期リンクを作成し、制御データをオブジェクト間
の関係図作成手段13に返す。
【0110】オブジェクト間の関係図作成手段13は非
同期リンク作成手段17から制御データを受けとり、送
信元のメッセージ「ボタン」の「押す」から「魚」の
「餌に向かって泳ぐ」と「餌」の「落ちる」を結ぶよう
に非同期リンクを表すシンボルを表示する。そして同様
に入力手段2によって、送信元のメッセージに「餌」の
「魚と衝突」を、送信されるメッセージに「魚」の「成
長する」を選択する。
【0111】ユーザは入力手段2によりメニューから
「同期リンク」を選択する。オブジェクト間の関係図作
成手段13は入力手段2からの入力を受けとり、同期リ
ンク作成手段16に同期リンクを作成するよう指示す
る。オブジェクト間の関係図作成手段13からの指示を
受けとり、同期リンク作成手段16は同期リンクを作成
し、制御データをオブジェクト間の関係図作成手段13
に返す。
【0112】オブジェクト間の関係図作成手段13は非
同期リンク作成手段17から制御データを受けとり、送
信元のメッセージ「餌」の「魚と衝突」から送信される
メッセージ「魚」の「成長する」を結ぶように同期リン
クを表すシンボルを表示する。以上で例えば図11に示
すようなオブジェクト間の関係図の作成が終了する。
【0113】なお、図11において、1101はオブジ
ェクト間の関係図が書かれるウィンドウ、1102はオ
ブジェクト「魚」のメッセージ「餌に向かって泳ぐ」を
表すシンボル、1103はオブジェクト「餌」のメッセ
ージ「落ちる」を表すシンボル、1104はオブジェク
ト「ボタン」のメッセージ「押す」を表すシンボル、1
105はオブジェクト「餌」のメッセージ「魚と衝突」
を表すシンボル、1106はオブジェクト「魚」のメッ
セージ「成長する」を表すシンボル、1107は非同期
リンクを表すシンボル、1108は同期リンクを表すシ
ンボルである。
【0114】これで、状態遷移図及びオブジェクト間の
関係図の作成が終了したので、次に今作成した状態遷移
図及びオブジェクト間の関係図より、アニメーションの
シナリオを記述するスクリプトを作成する。
【0115】ユーザは入力手段2によって図6に示すツ
ールサブメニュー602から「スクリプト作成」を選択
する。入力手段2からの指示を受けとりGUI制御手段
3はアニメーション統合手段7にアニメーション作成の
指示を与える。アニメーション統合手段7はGUI制御
手段3よりアニメーション作成の指示を受け、オブジェ
クト作成手段10及びオブジェクト間の関係作成手段1
1にアニメーションのデータを渡すよう要求する。アニ
メーション統合手段7からの要求を受けてオブジェクト
作成手段10は状態遷移図作成手段14に状態遷移図の
データを渡すよう要求する。
【0116】オブジェクト作成手段10からの要求を受
けて、状態遷移図作成手段12は作成したオブジェクト
の状態遷移図のデータをオブジェクト作成手段10に渡
す。オブジェクト作成手段10は状態遷移図作成手段1
2より渡されたデータからオブジェクトのデータを作成
し、アニメーション統合手段7に渡す。アニメーション
統合手段7からの要求を受けてオブジェクト間の関係作
成手段11はオブジェクト間の関係図作成手段13にオ
ブジェクト間の関係図のデータを渡すよう要求する。オ
ブジェクト間の関係作成手段11からの要求を受け、オ
ブジェクト間の関係図作成手段13は作成したオブジェ
クト間の関係図のデータをオブジェクト間の関係作成手
段11に渡す。オブジェクト間の関係作成手段11はオ
ブジェクト間の関係図作成手段13より渡されたデータ
からオブジェクト間の関係のデータを作成し、アニメー
ション統合手段7に渡す。
【0117】アニメーション統合手段7はオブジェクト
作成手段10とオブジェクト間の関係作成手段11より
渡されたデータを統合してアニメーションのシナリオを
記述するスクリプトを作成し、データ格納手段8に格納
する。ユーザは入力手段2によって、ツールサブメニュ
ー602から「アニメーション実行」を選択する。入力
手段2より指示を受けたGUI制御手段3はアニメーシ
ョン実行手段9に作成したアニメーションの実行を指示
する。GUI制御手段3の指示を受け、アニメーション
実行手段9はデータ格納手段8よりスクリプトファイル
を読み込み、アニメーションを実行し、表示手段4に表
示する。
【0118】表示手段4に表示されたアニメーションを
見て、修正したい箇所があれば、修正箇所に応じてオブ
ジェクト作成もしくはオブジェクト間の関係作成のうち
どちらを行なうかを入力手段2によってメインメニュー
から選択する。再び前記の処理を経てアニメーション実
行手段9によってアニメーションが実行される。その結
果目的のアニメーションが得られたら、アニメーション
の作成を終了し、得られなければ再び前記の処理を繰り
返す。
【0119】
【発明の効果】以上のように本発明は、各オブジェクト
の独立な記述及び各オブジェクト間の相互作用の容易な
記述ができるアニメーション作成の手法である。教育ソ
フト及び娯楽ソフトの分野において、対話性のあるシミ
ュレーション性の高いアニメーションの作成などに利用
すると効果が高い。従来はCMフィルム的な絶対時間に
沿ったビデオ編集型ソフトウェアであった。そのため、
予め決定されたいくつかのパターンを視聴者との対話に
よって切替えるといった程度の簡単な対話性のあるアニ
メーション以上のものの作成は困難であった。また、パ
ターンが予め決定されているため、互いに関連し合うオ
ブジェクト同士の振舞い方によってどのような展開にな
るか予め予測のつかないようなアニメーション、つまり
シミュレーション性の高いアニメーション等の作成も困
難であった。
【0120】しかし本発明によりアニメーションを絶対
時間軸でスライスした電子的フィルムを単位として作成
するのではなく、情報のデータ部とこれを処理する手続
き部の組で構成されるオブジェクトを単位として作成
し、各オブジェクトの独立な振舞いの記述と各オブジェ
クト間の相互作用を別々に記述することによって、これ
まで困難であった複雑な対話性や高いシミュレーション
性を持つアニメーションを容易に作成することができ
る。
【0121】また、オブジェクト及びオブジェクト間の
関係をオブジェクトの状態遷移図及びオブジェクト間の
関係図によって記述することにより、オブジェクト及び
オブジェクト間の関係の記述性と可読性を高め、容易に
アニメーション作成を行なえる。
【0122】さらに、オブジェクトの状態遷移図をオブ
ジェクトの状態と複数の状態間の遷移条件によって記述
し、オブジェクト間の関係図を同期リンクと非同期リン
クという2種類の関係で記述することによって、複雑な
オブジェクト及びオブジェクト間の関係を簡潔に記述で
き、複雑な対話性や高いシミュレーション性を持つアニ
メーション作成を効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるアニメーション
作成装置のブロック図
【図2】本発明の第2の実施例におけるアニメーション
作成装置のブロック図
【図3】本発明の第3の実施例におけるアニメーション
作成装置のブロック図
【図4】本発明の第4の実施例におけるアニメーション
作成装置のブロック図
【図5】本発明の第5の実施例におけるアニメーション
作成装置のブロック図
【図6】本実施例におけるメイン画面を示す図
【図7】本実施例における状態遷移図の作成の動作を示
す図
【図8】本実施例における状態遷移図の作成の動作を示
す図
【図9】本実施例におけるオブジェクト間の関係図の作
成の動作を示す図
【図10】本実施例における状態遷移図を示す図
【図11】本実施例におけるオブジェクト間の関係図
【図12】従来のアニメーション作成装置のブロック図
【符号の説明】
2 入力手段 3 GUI制御手段 4 表示手段 5 対話処理作成手段 6 キャストの位置・表示状態決定手段 7 アニメーション統合手段 8 データ格納手段 9 アニメーション実行手段 10 オブジェクト作成手段 11 オブジェクト間の関係作成手段 12 状態遷移図作成手段 13 オブジェクト間の関係図作成手段 14 オブジェクトの状態定義手段 15 状態間の遷移条件定義手段 16 同期リンク作成手段 17 非同期リンク作成手段 100 アニメーション作成装置 200 アニメーション作成装置 300 アニメーション作成装置 400 アニメーション作成装置 500 アニメーション作成装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 13/00,15/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報のデータ部とこれを処理する手続き部
    の組で構成されるオブジェクトを作成するオブジェクト
    作成手段と、前記オブジェクト間のメッセージの受渡し
    の関係を作成するオブジェクト間の関係作成手段と、グ
    ラフィカルユーザインタフェース(GUI)を制御する
    GUI制御手段と、前記オブジェクト作成手段と前記オ
    ブジェクト間の関係作成手段に必要なパラメータを入力
    する入力手段と、前記オブジェクト作成手段と前記オブ
    ジェクト間の関係作成手段により指定されたアニメーシ
    ョンを合成するアニメーション統合手段と、前記アニメ
    ーション統合手段によって作成されたアニメーションを
    格納するデータ格納手段と、前記アニメーション統合手
    段によって作成されたアニメーションを実行するアニメ
    ーション実行手段と、前記アニメーション実行手段によ
    って生成された動画像を表示する表示手段とを具備し、 前記GUI制御手段は前記パラメータを入力するGUI
    を前記表示手段に表示し、 前記入力手段からの前記パラメータの入力は前記GUI
    により行なわれ、 前記オブジェクト同士がメッセージを送受信することに
    よって進行するアニメーションを作成するアニメーショ
    ン作成装置であって、 前記GUI制御手段は、オブジェクトの状態と複数の状
    態間の遷移を図形的に記述する状態遷移図を作成する状
    態遷移図作成手段と、前記オブジェクト間のメッセージ
    の受渡しの関係を図形的に記述するオブジェクト間の関
    係図作成手段とを具備し、前記オブジェクトの状態遷移
    図及び前記オブジェクト間の関係図を作成することによ
    り前記オブジェクト及び前記オブジェクト間の関係を作
    成しアニメーションを作成する ことを特徴とするアニメ
    ーション作成装置。
  2. 【請求項2】状態遷移図作成手段は、オブジェクトの状
    態を定義し、前記オブジェクトの状態を表すシンボルを
    表示するオブジェクトの状態定義手段と、前記オブジェ
    クトの状態間の遷移条件を定義し、前記オブジェクトの
    状態間の遷移条件を表すシンボルを表示し、前記オブジ
    ェクトの状態間の関係を決定する状態間の遷移条件定義
    手段とを具備し、前記オブジェクトの状態及び前記オブ
    ジェクトの状態間の遷移条件を入力することで前記オブ
    ジェクトを作成し、アニメーションを作成することを特
    徴とする請求項記載のアニメーション作成装置。
  3. 【請求項3】オブジェクト間の関係図作成手段は、オブ
    ジェクト間の関係をメッセージ発信オブジェクトから同
    期的にメッセージ受信オブジェクトへメッセージを送信
    することを表す同期リンクを作成し、前記同期リンクを
    表すシンボルを表示する同期リンク作成手段と、非同期
    にメッセージを送信することを表す非同期リンクを作成
    し、前記非同期リンクを表すシンボルを表示する非同期
    リンク作成手段とを具備し、前記同期リンク及び前記非
    同期リンクで前記オブジェクト間の関係図を記述するこ
    とを特徴とする請求項記載のアニメーション作成装
    置。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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情報処理学会研究報告,日本,社団法人情報処理学会,1992年 5月15日,92−IM−6,p25−32

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