JP3357029B2 - 活線作業用クランプ - Google Patents

活線作業用クランプ

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JP3357029B2
JP3357029B2 JP2000208755A JP2000208755A JP3357029B2 JP 3357029 B2 JP3357029 B2 JP 3357029B2 JP 2000208755 A JP2000208755 A JP 2000208755A JP 2000208755 A JP2000208755 A JP 2000208755A JP 3357029 B2 JP3357029 B2 JP 3357029B2
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clamp
clamps
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wire
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一男 鷲野
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近畿電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱の腕金に取着
される碍子に電線を留めるための活線作業用クランプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば道の幅員を広げたり建物が
電線に掛かる等の理由により電柱を移設した場合、また
は上部に取り付けられているトランス等の柱状機器を修
理・交換した場合などは、再度電柱間に電線を架設する
ことになるが、通常、施工する区間を一時停電してお
き、作業者が電柱に登りその上に設けられた腕金に取着
される碍子に電線を留めるようにしている。すなわち、
手作業により碍子の上下位置のくびれ部に電線を挟ま
せ、該電線をバインド線で縛りつけて固定するようにし
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに手作業で電線をバインド線により碍子に縛りつけて
固定するようにしていたため、極めて手数が掛かり、し
かも高所において煩雑な作業をしなければならないこと
から危険であり、さらに前記縛りつけが緩いと電線のし
っかりとした固定ができず、逆に縛りつけがきついとバ
インド線が電線の絶縁被覆に食い込んだり、風圧などで
煽られた場合擦られ絶縁被覆が剥がれて絶縁を阻害する
ことがあった。
【0004】また、安全のため施工する区間だけ一時停
電しておき、この状態で作業を行なっていることから、
電柱間を停電させるといった工事も強いられ、このため
多くの手間と時間が掛かり、作業性が極めて悪いといっ
た課題があった。よって、できれば電線が活線状態のま
まで作業が安全に行なえるようにすることが望まれてい
た。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、絶縁ヤットコを使用して電線が活線状態
のままでも能率良くしかも安全に作業することができる
活線作業用クランプを提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明に係る活線作業用クランプは、上端で軸支さ
れ鉛直面内で開閉する一対の半裁クランプからなり、各
半裁クランプには互いに合致して電線に被着される半筒
部と下端面が開口して碍子の傘状部に冠着される半円形
の凹窪部とを備え、前記両半裁クランプが所定の角度に
開いた状態を保持し得る保持手段を有し、また、各半裁
クランプの外側面に突出部を対設し、各突出部には両半
裁クランプが閉じたとき互いに係合する係合部と被係合
部をそれぞれ一体に設けた構成よりなる。
【0007】また、各半載クランプの外側面に絶縁ヤッ
トコの先端挟着部で挟持し得る支持片を設けることが好
ましく、これにより絶縁ヤットコによる活線作業用クラ
ンプの取り扱いが容易になる。
【0008】そこで、電柱上に電線が張設された状態
で、たとえば、作業車に乗った作業者が絶縁ヤットコを
使用して作業を行なう。すなわち、両半裁クランプを所
定の角度に開いた状態で前記絶縁ヤットコの先端挟着部
によって支持片を挟持しそのまま活線作業用クランプを
持ち上げる。そして、一方の半筒部を電線に被着すると
共に同じ側の凹窪部を碍子の傘状部に冠着し、更に、一
旦、絶縁ヤットコを離して両突出部を外側から挟み圧接
させる。これに伴い両側の係合部と被係合部とが互いに
係合して両半裁クランプが合致する。このようにして碍
子に電線が能率良く留められる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る活線作業用ク
ランプの実施の形態を図面と共に説明する。図1は本発
明に係る活線作業用クランプの外観斜視図、図2は同分
解斜視図である。図において、1,1は硬質のポリエチ
レンなどの硬質合成樹脂材で形成され、左右ほぼ対称で
あって対向面が開放する一対の半裁クランプである。該
各半裁クランプ1,1は、それぞれ上端に軸支部2を有
する。各軸支部2は、互いに位置を違えて一直線上で噛
み合う二個の軸筒部2aとこれら軸筒部2aの軸孔3に
挿通される支軸2bとからなる。これにより、各半裁ク
ランプ1,1は軸支部2を支点として鉛直面内で接離自
在に開閉される。
【0010】各半裁クランプ1,1は、開放面側であっ
て上部に前記軸支部2の中心軸と平行な中心軸を有する
半筒部4が横断状に設けられると共に該半筒部4の下方
に平面半円形の凹窪部5が形成される。該凹窪部5の底
部は開口6されている。更に、前記各凹窪部5の外側面
であって開放側端縁の両側位置に両半裁クランプ1,1
が閉じたとき互いに合致する突出部7,7が外方に向か
って対向突設される。そして、該各突出部7,7の対向
面の一方に係合部としての係止突起8が突設される。該
係止突起8は、先端側に二股状に分かれかつ弾力性のあ
る係止部が設けられ、各係止部の先端外側に鉤部が設け
られている。また、対向面の他方に係止突起8の各鉤部
が係脱可能に係止される被係合部としての係合孔9が開
設される。なお、本実施の形態では一つの半裁クランプ
1の開放側端縁の両側位置にある突出部7,7ではその
一方に係止突起8が、また他方に係合孔9がそれぞれ設
けられている。
【0011】前記各半筒部4の内周面にはスポンジ層1
0を介して合成ゴム製のブッシュ11が貼着されてお
り、直径の寸法が種々異なる電線に対応でき、いずれの
電線も緩んだり締めすぎたりすることがなく、適度の挟
着力で保持できるようになっている。また、各凹窪部5
の外側面で、両突出部7,7の中間位置に後記する絶縁
ヤットコの先端挟着部17により挟持し得る支持片12
が突出されている。
【0012】そこで、両支持片12を挟持して各半裁ク
ランプ1,1を軸支部2を支点として閉じると、両半筒
部4が合致して後記する電線Wに被着する円筒部13が
形成され、また、両凹窪部5が合致して後記する碍子G
の傘状部に冠着されるドーム状の円形窪部14が形成さ
れる。該円形窪部14の下端開口6の内周面には抜け止
用の環状リブ15が設けられている。
【0013】また、前記各軸筒部2aの外周面には、内
側下部に保持手段としての突条16が設けられている。
該各突条16は、一方の半裁クランプ1が他方の半裁ク
ランプ1に対し碍子Gに冠着し得る範囲で所定の角度α
(例えば約30度)開いた状態で相手方の半筒部4の上
端縁に係脱自在に係止されるようになっており、これに
より前記所定の角度開いた状態で両半裁クランプ1,1
が保持し得ることとなる。しかも、対向する両突出部
7,7間の距離は絶縁ヤットコの先端挟着部17で挟着
できる範囲に設定されている。
【0014】本発明に係る活線作業用クランプAは上記
構成よりなり、次に図3,図4に基づきその使用方法に
ついて説明する。図中、Wは電線、Rは電柱(図示せ
ず。)の上部に設けられた金属製の腕金であり、その上
面に軸棒Bを固定することにより碍子Gが立設される。
【0015】そこで、電柱上に電線Wが仮設された状態
で、たとえば、昇降機を備えた作業車(図示せず。)に
乗った作業者が公知の絶縁ヤットコを使用して作業を行
なう。すなわち、両半裁クランプ1,1を所定の角度α
に開いた状態で前記絶縁ヤットコの先端挟着部17によ
り一方の支持片12を挟持してそのまま活線作業用クラ
ンプAを持ち上げる。そして、図3に示すように一方の
半筒部4を電線Wに被着すると共に同じ側の凹窪部5を
碍子Gの傘状部に冠着し、更に、一旦絶縁ヤットコを離
して両突出部7,7を外側から挟み圧接させる。これに
伴い図4に示すように両側の係合突起8と係合孔9とが
互いに係合して両半裁クランプ1,1が合致する。これ
により、碍子Gに電線Wが能率良く留められる。
【0016】上記したことから明らかなように、活線作
業用クランプAはすべて絶縁ヤットコのみで間接的に取
り扱えるものであるから、施工する区間の電線Wを停電
させることなく活線状態のままで電線Wを碍子Gに留め
ることができ、しかも安全に作業することができ、これ
により作業性を顕著に向上することができる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る活線
作業用クランプは、鉛直面内で開閉する一対の半裁クラ
ンプであって、両半裁クランプが所定の角度に開いた状
態を保持し得る保持手段を有し、また、各半裁クランプ
の外側面に対設される各突出部には両半裁クランプが閉
じたとき互いに係合する係合部と被係合部をそれぞれ一
体に設けた構成よりなるので、絶縁ヤットコを使用して
簡単に取り付けられ電線を碍子に留めることができる。
しかも、能率良くしかも安全に作業することができると
いう効果を有する。
【0018】また、半筒部により適度に電線を被着する
ので、しっかりと電線を固定できかつ前記半筒部が電線
の絶縁被覆に食い込んだり、風圧などで煽られ擦られて
絶縁被覆が剥がれるといったことがない。
【0019】更に、電線が活線状態のままでも作業が行
なえ、施工区間を一時停電させる必要がないので、その
ための余分な工事も必要なくなり、このため多くの手間
と時間が省かれ、作業性の向上、引いては工期の短縮・
施工コストの低廉が図られるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る活線作業用クランプの外観斜視
図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同使用状態図。
【図4】同使用状態図。
【符号の説明】
1 半裁クランプ 4 半筒部 5 凹窪部 6 開口 7,7 突出部 8 係合部(係止突起) 9 被係合部(係合孔) 12 支持片 16 保持手段(突条) A 活線作業用クランプ G 碍子 W 電線

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端で軸支され鉛直面内で開閉する一対
    の半裁クランプからなり、各半裁クランプには互いに合
    致して電線に被着される半筒部と下端面が開口して碍子
    の傘状部に冠着される半円形の凹窪部とを備え、 前記両半裁クランプが所定の角度に開いた状態を保持し
    得る保持手段を有し、また、各半裁クランプの外側面に
    突出部を対設し、各突出部には両半裁クランプが閉じた
    とき互いに係合する係合部と被係合部をそれぞれ一体に
    設けたことを特徴とする活線作業用クランプ。
  2. 【請求項2】 半裁クランプの外側面に絶縁ヤットコの
    先端挟着部で挟持し得る支持片を設けた請求項1記載の
    活線作業用クランプ。
JP2000208755A 2000-07-10 2000-07-10 活線作業用クランプ Expired - Lifetime JP3357029B2 (ja)

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