JP3356524B2 - 玉軸受用保持器 - Google Patents

玉軸受用保持器

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JP3356524B2
JP3356524B2 JP670094A JP670094A JP3356524B2 JP 3356524 B2 JP3356524 B2 JP 3356524B2 JP 670094 A JP670094 A JP 670094A JP 670094 A JP670094 A JP 670094A JP 3356524 B2 JP3356524 B2 JP 3356524B2
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真二 関
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/41Ball cages comb-shaped
    • F16C33/412Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages
    • F16C33/414Massive or moulded comb cages, e.g. snap ball cages formed as one-piece cages, i.e. monoblock comb cages

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、深溝玉軸受等の玉軸受
において、複数のボールを円周等間隔に保持する保持器
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図2c示すような深溝玉軸受にお
いては、内・外輪1、2の軌道面1a、2a間へのボー
ル3の組入れ及び等配後に保持器4’を組込む必要があ
る関係上、保持器4’としていわゆる王冠型のものを用
いる場合が多い。王冠型の保持器4’は、図2aに示す
ように、環状部4’aから軸方向の一方に延びた複数の
柱部4’bを備え、円周方向に隣り合った柱部4’b間
に、ボール3を転動自在に収容可能なポケット4’cが
形成されたものである。ポケット4’cの先端の開口部
4’dの幅Wはボール3の直径Dよりも小さく、組込み
に際しては、開口部4’dをボール3にあてがった状態
で、保持器4’を軸方向に押し進めるすることにより、
開口部4’dをボール3の表面に沿って滑らせながら円
周方向に弾性的に押し広げて、ボール3をポケット4’
c内に収容する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した保持器4’で
は、組込み時に、ポケット4’cの開口部4’dがボー
ル3の表面を滑りながら円周方向に拡大する際、同時
に、柱部4’bの先端が外径方向に弾性的に押し広げら
れる。そのため、図2bに示すように、柱部4’dの先
端外径4’eが外輪2の軌道面2aの肩部と干渉し、そ
れ以降、保持器4’を押し進めるのが困難になる場合が
ある。また、開口部4’dを弾性的に押し広げながらポ
ケット4’cにボール3を収容する構造なので、組込み
に比較的大きな力を必要とする場合もある。
【0004】本発明の目的は、王冠型の玉軸受用保持器
における上記のような組込み上の不都合を解消し、その
組込み性を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の玉軸受用保持器
は、環状部から軸方向の一方に延びた複数の柱部を備
え、円周方向に隣り合った柱部間に、ボールを転動自在
に収容可能なポケットが形成された玉軸受用保持器にお
いて、各柱部の先端外径に、該保持器の肉厚の4分の1
以上の曲率をもった面取部を設けたものである。
【0006】また、上記構成において、その先端の開口
部の幅が、収容されるボールの直径よりも小さなポケッ
トと大きなポケットとを有するものである。
【0007】
【作用】保持器の各柱部の先端外径に面取部が設けられ
ているので、面取部が軌道面の肩部に接触した後さらに
押し進めると、面取部が軌道面上を滑り、その溝肩より
も内径側まで案内される。そのため、柱部と軌道面との
干渉によって保持器の組込みが困難になるといった不都
合が解消される。
【0008】また、先端の開口部の幅が、収容されるボ
ールの直径よりも小さなポケットと大きなポケットとを
設けることにより、開口部の幅がボールの直径よりも大
きなポケットについては、組込み時、開口部を円周方向
に押し広げてボールを収容する必要がないので、その
分、組込みに要する力(保持器を軸方向に押し進める
力)が小さくて済み、組込み作業がより一層容易にな
る。尚、保持器の組込み後(各ポケットへのボールの収
容が完了した後)は、開口部の幅がボールの直径よりも
小さなポケットとボールとの係合によって保持器の脱落
が防止される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0010】図1aに示す保持器4は、図1cに示す深
溝玉軸受に組込まれるものである。この深溝玉軸受は、
例えば、HDD(ハードディスクドライブ)に使用され
るもので、内輪1、外輪2、内・外輪1、2の軌道面1
a、2a間に組入れられた複数のボール3、ボール3を
円周等間隔に保持する保持器で構成される。
【0011】保持器4は、例えば、PPS、66ナイロ
ン等の樹脂材料で形成され(金属材料でも良い)、環状
部4aと、環状部4aから軸方向の一方に延びた複数の
柱部4bとからなる。複数の柱部4bは円周等配位置に
設けられ、円周方向に隣り合った柱部4b間にボール3
を転動自在に収容可能なポケット4cが形成される。ポ
ケット4cの側壁は、収容されるボール3の半径D/2
よりもポケットすきま分だけ大きな半径R1の円弧で描
かれ、ポケット4cの先端は開口部4dになっている。
【0012】この実施例の保持器4が図に示す従来の保
持器4’と異なる点は、各柱部4bの先端外径に、曲
率半径R2の面取部4eを設けたこと、開口部4dの
幅が、ボール3の直径Dよりも小さな(W1<D)ポケ
ット(4c1とする)と、大きな(W2>D)ポケット
(4c2とする)とを交互に配置したことである。面取
部4eの曲率半径R2は、保持器4の肉厚tの4分の1
以上である。
【0013】図1bに示すように、保持器4を軸方向に
押し進めて内輪1と外輪2との間の環状空間に組込む
際、各柱部4bは外径側に押し広げられ、その先端外径
が外輪2の軌道面2aの肩部に接触する。ところが、こ
の保持器4にあっては、各柱部4bの先端外径に曲率半
径Rの面取部4eが設けられているので、面取部4eが
軌道面2aの肩部に接触した以降さらに押し進めると、
面取部4eが軌道面2a上を滑り、その溝肩よりも内径
側まで案内される。そのため、柱部4bと軌道面2aと
の干渉によって保持器4の組込みが困難になるといった
不都合が解消され、組込み作業が容易になる。尚、面取
部4eの曲率半径R2の大きさは、上記のような案内効
果が期待できる範囲内で任意に設定すればよいが、保持
器4の肉厚tの4分の1以上とした場合に最も確実な効
果を得ることができる。
【0014】また、開口部4dの幅W2がボール3の直
径Dよりも大きなポケット4c2については、組込み
時、開口部4dを円周方向に押し広げてボール4を収容
する必要がないので、その分、組込みに要する力(保持
器4を軸方向に押し進める力)が小さくて済み、組込み
作業がより一層容易になる。尚、保持器4の組込み後
(各ポケット4cへのボール3の収容が完了した後)
は、開口部4dの幅W1がボール3の直径Dよりも小さ
なポケット4c1とボール3との係合によって保持器4
が上記環状空間内に保持されるので、脱落の問題は生じ
ない。尚、ポケット4c1とポケット4c2の配置数お
よび配置位置は、保持器4の組込み性と脱落防止の双方
の観点から、使用条件をも考慮し、最適な範囲に決定す
れば良い。従って、この実施例の構成のように、同数の
ポケット4c1とポケット4c2とを交互配置すること
は必ずしも必須ではない。例えば、使用回転数、使用箇
所などから保持器4の脱落防止を優先する場合はポケッ
ト4c1の配置数を上記よりも多くし、逆に、組込み性
を優先する場合はポケット4c2の配置数を上記よりも
多くすると良い。ただ、組込み性を向上させつつ脱落防
止を図るという点では、この実施例の構成が最も好まし
く、また、汎用性もある。尚、本発明は、王冠型の玉軸
受用保持器一般に適用することができ、深溝玉軸受の保
持器には限定されない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保持器の環状部から軸方向に一方に延びた複数の柱部の
先端外径に、該保持器の肉厚の4分の1以上の曲率をも
った面取部を設けたことにより、保持器の組込み時、面
取部が外輪軌道面上を滑り、その溝肩よりも内径側まで
案内されるので、柱部と外輪軌道面との干渉によって組
込みが困難になるといった不都合が解消され、保持器の
組込み性が向上する。
【0016】さらに、先端の開口部の幅が、収容される
ボールの直径よりも小さなポケットと大きなポケットと
を設けたことにより、開口部の幅がボールの直径よりも
大きなポケットについては、保持器の組込み時、開口部
を円周方向に押し広げてボールを収容する必要がないの
で、その分、組込みに要する力(保持器を軸方向に押し
進める力)が小さくて済み、保持器の組込み性がより一
層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは本発明の実施例に係わる保持器を示す
断面図、図1bはこの保持器の組込み時の状態を示す断
面図、図1cはこの保持器を組込んだ深溝玉軸受を示す
断面図である。
【図2】図2aは従来の保持器を示す断面図、図2bは
この保持器の組込み時の状態を示す断面図、図2cはこ
の保持器を組込んだ深溝玉軸受を示す断面図である。
【符号の説明】
4 保持器 4a 環状部 4b 柱部 4c ポケット 4c1 開口部の幅が収容されるボールの直径よりも小
さなポケット 4c2 開口部の幅が収容されるボールの直径よりも大
きなポケット 4d 開口部 4e 面取部 R2 曲率半径

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状部から軸方向の一方に延びた複数の
    柱部を備え、円周方向に隣り合った柱部間に、ボールを
    転動自在に収容可能なポケットが形成された玉軸受用保
    持器において、 前記各柱部の先端外径に、該保持器の肉厚の4分の1以
    上の曲率をもった面取部を設けたことを特徴とする玉軸
    受用保持器。
  2. 【請求項2】 その先端の開口部の幅が、収容されるボ
    ールの直径よりも小さなポケットと大きなポケットとを
    有することを特徴とする請求項1の玉軸受用保持器。
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FR2883941B1 (fr) * 2005-04-04 2008-09-12 Skf Ab Dispositif de cage pour roulement, roulement et reducteur harmonique
JP6759584B2 (ja) * 2015-12-25 2020-09-23 株式会社ジェイテクト 転がり軸受

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