JP3355990B2 - 二重化pcシステム - Google Patents

二重化pcシステム

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JP3355990B2
JP3355990B2 JP07718897A JP7718897A JP3355990B2 JP 3355990 B2 JP3355990 B2 JP 3355990B2 JP 07718897 A JP07718897 A JP 07718897A JP 7718897 A JP7718897 A JP 7718897A JP 3355990 B2 JP3355990 B2 JP 3355990B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工業用プロセス
で導入されているプログラマブルコントローラの信頼性
を上げるため、そのプログラマブルコントローラを二重
化したネットワークシステムの局間データ転送の局番処
理を行う2重化PCに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のプログラマブルコントロ
ーラネットワークシステムの基本システム構成を示した
システム構成図である。図において、100は制御対象
機器を制御するプログラマブルコントローラ(以下、P
Cと称す)、200は局間データ伝送としてトランジェ
ント伝送を行うPC間ネットワークを構成するためのネ
ットワークインタフェースユニット(以下NUと称
す)、300は各NUを相互接続するためのネットワー
クケーブルである。
【0003】PC間ネットワークを構成するためのNU
200には、データ送受信処理のための1〜4といった
ような局番が与えられている。なお、1つのネットワー
ク中におけるNU200それぞれに設定される局番は、
同一局番防止または同一局番存在確認の関係上、同一局
番の存在を許可していない。
【0004】図9は、PC100及びNU200の内部
構成を示した内部ブロック図である。図において、PC
100内部には、トランジェント伝送命令を示すプログ
ラムを解釈し、NU200に対してトランジェント伝送
命令を発信するユーザプログラム処理部101が設けら
れている。また、NU200内部には、ユーザプログラ
ム処理部101からトランジェント伝送命令を受け取
り、トランジェント伝送処理を行うトランジェント伝送
命令処理部201、ネットワーク情報がパラメータとし
て格納されているパラメータ格納部202、各NUとの
通信処理を行う通信手段203が設けられている。ここ
で、トランジェント伝送命令処理部201は、例えば、
ヘキサのコードで記述されたトランジェント伝送命令か
ら、通信を行う対象となる「局番」及び通信における
「命令」を解析し、指定された局番に対して指定された
トランジェント伝送命令を実施(通信手段203を介し
て送信)する。
【0005】図10は、NU200から送信されるトラ
ンジェント伝送命令のデータ構造を示したデータ構造図
である。図に示されるように、トランジェント伝送命令
は、通信相手となる他のNUの局番を含んだ「ヘッダ
ー」、及び通信における「命令部」、並びに通信する
「データ部」から構成されている。本従来例では、ネッ
トワークに接続することができるNU200は、最大6
4ユニットとして説明する。なお、ヘッダーの局番部に
は8ビット情報でトランジェント伝送を行いたい相手局
の局番が格納されている。
【0006】図11は、NU200のトランジェント命
令処理部201においてトランジェント伝送処理を行う
ときの処理フローを示したフローチャートである。
【0007】次に、従来のトランジェント伝送について
説明する。PC100のユーザープログラム処理部10
1から、トランジェント伝送命令が要求されると、まず
ステップS21にて、トランジェント伝送命令の中から
ヘッダーとしての「局番」を抽出する。そして、ステッ
プS22において、パラメータ格納部202に保管され
ているパラメータ情報から同一ネットワーク内に存在す
る局番を取得し、ステップS23にて、ユーザープログ
ラムによりユーザーが指定した局番のNUが、同一ネッ
トワーク内に存在するかどうかを判断する。
【0008】ステップS23にて、ユーザーが指定した
局番のNUが存在しないと判断したなら、ステップS2
4に移行してエラー処理(局番エラーをPC100に通
知)を行う。一方、ステップS23にて、ユーザーが指
定した局番のNUが存在すると判断したなら、ステップ
S25に移行して、トランジェント伝送命令の中から
「命令」を抽出する。そして、ステップS26にて、ユ
ーザーが指定した命令がなければ、ステップS24に移
行して、エラー処理(命令エラーをPC100に通知)
を行う。また、ステップS26にてユーザーが指定した
命令があれば、ステップS27に移行して、トランジェ
ント伝送命令を作成し、通信手段203を介して伝送命
令を送信し、処理を実行する。
【0009】図12は、従来の二重化PCネットワーク
システム(以下、二重化PCシステムと称す)の基本シ
ステム構成を示したシステム構成図である。図におい
て、110はPCであり、二重化された場合、通常のシ
ーケンス制御により制御対象機器を実際に制御する制御
系PC110R、及び制御系PC110Rが正常に動作
している間は待機しているが、制御系PC110Rが何
らかの障害発生により異常になった時にシーケンス制御
が切り替わって制御対象機器を制御する待機系PC11
0Wに分けることができる。通常、二重化PCは左右の
PCで制御系PC110Rと待機系PC110Wの二つ
に分けられる。210は二重化PCシステムで用いるP
C間ネットワークを構成するためのNUであり、二重化
PC用NUには通常のNU200と比較して、ペアリン
グ設定デバイスと制御系/待機系情報格納デバイスが追
加されている。なお、上述した図8におけるPCシステ
ムと同一符号は、同一または相当部分を示している。
【0010】図13は、PC110及びNU210の内
部構成を示した内部ブロック図である。図において、P
C110内部には、トランジェント伝送命令を示すプロ
グラムを解釈し、NU210に対してトランジェント伝
送命令を要求するユーザプログラム処理部111が設け
られている。また、NU210内部には、ユーザプログ
ラムからトランジェント伝送命令を受け取りトランジェ
ント伝送処理を行うトランジェント伝送命令処理部21
1、ネットワーク情報がパラメータとして格納されてい
るパラメータ格納部212、各NUとの通信処理を行う
通信手段213、どの局とどの局とが二重化PCでペア
の設定がされているかどうかを示すペアリング設定格納
部214、二重化PCにおいて、現在どちらの局が制御
系かそれとも待機系かを示す制御系/待機系情報格納部
215が設けられている。
【0011】なお、二重化PCシステムでトラジェント
伝送命令を実行する場合は以下の点に注意する必要があ
る。 1.対象局が二重化PCか通常のPCかどうか 2.もし対象局が二重化PCなら、指定局が現在制御系
PCか待機系PCかどうか。 これらを判断するために、NU210内のペアリング設
定情報格納部214と制御系/待機系情報格納部215
を用いる。
【0012】図14は、ペアリング設定格納部214に
記憶されているペアリング設定情報の概要を示した図で
あり、ネットワークに接続されている全ての局に対応し
て、制御系と待機系のペアの設定状況の内容を示してい
る。図において、各局に対応してビット“0”又は
“1”が設定され、ビットに“1”がセットされている
と、その局は「1つ前の局番とペア設定ありという意味
を示している。具体的には、2局と4局にビット“1”
が設定されているので、2局はその一つ前の局番、すな
わち1局とペア設定されており、4局はその一つ前の局
番、すなわち3局とペア設定されていることを示してい
る。
【0013】図15は、制御系/待機系情報格納部21
5に記憶されている制御系/待機系情報の概要を示した
図であり、二重化PCにおいて現在どちらのPCが制御
系から待機系かを示している。図において、二重化PC
と設定されている局に対して、ビット“0”又は“1”
が設定され、ビットに“1”がセットされていると、そ
の局は「制御系」であり、ビットに“0”がセットされ
ていると、その局は「待機系」という意味を示してい
る。具体的には、図14において、1局と2局、及び3
局と4局が二重化PCであることから、ビットに“1”
がセットされている1局と4局が制御系PCであること
を示している。
【0014】図16は、従来の二重化PCにおけるトラ
ンジェント伝送を行うために、ユーザープログラムとし
て記載するラダープログラムを示したものである。図に
示されるように、ユーザーは、トランジェント伝送を行
う際には、ユーザープログラムとして、制御系の局番を
付した命令と待機系の局番を付した命令の二つの命令を
用意する必要がある。
【0015】図17は、二重化PCシステムに対してト
ランジェント伝送命令を実行するときのユーザープログ
ラム処理部111の処理フローを示したフローチャート
である。
【0016】次に、従来のユーザープログラム処理部1
11における二重化PCに対するトランジェント伝送に
ついて説明する。ユーザープログラム(図16参照)に
よりトランジェント伝送命令が要求されると、まずステ
ップS31で、相手先である二重化PCシステムにおい
て、左右のPCでどちらが制御系PCか待機系PCか
を、ペアリング設定格納部214及び制御系/待機系情
報格納部215に基づき判断する。ステップS31にて
右側PCが制御系PCであると判断されたならステップ
S32に移行して、右側PCに装着されたNUの局番を
付したトランジェント伝送命令をNU210に対して発
行する。一方、ステップS31にて左側PCが制御系P
Cであると判断されたならステップS33に移行して、
左側PCに装着されたNUの局番を付したトランジェン
ト伝送命令をNU210に対して発行する。すなわち、
図16で示されるように2通り記載されたユーザプログ
ラムのうち、何れか一方を、NU210内部のペアリン
グ設定格納部214及び制御系/待機系情報格納部21
5に基づき選択し、そのユーザープログラムに基づくト
ランジェント伝送命令を発行する処理を行う。ユーザー
プログラム処理部111からトランジェント伝送命令を
受けたNU210の動作は、上述した図11と同様のフ
ローチャートにより処理する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の二重化P
Cシステムでは、トランジェント伝送を実施する場合、
ペア設定されたPCのうち、実際に制御を実行している
制御系のPCを送信対象としてトランジェント伝送命令
を送信する必要があり、該PCに装着されたNUの局番
を判断するためのプログラムを、トランジェント伝送命
令を要求する側のPCに組み込む必要があった。すなわ
ち、ペア設定された一方のPCに関して、該PCが制御
系の局番を付された場合と待機系の局番を付された場合
との、二つの命令を、トランジェント伝送命令を要求す
る側のPCのユーザープログラムに組み込む(用意す
る)必要があり、プログラミング内容が煩雑となり、プ
ログラミング作業の効率が悪かった。また、PCに、こ
のようなユーザープログラムを持たせることにより、P
Cの処理負荷が大きかった。
【0018】本発明はこのような従来の制約を解決する
ためになされたものであり、二重化PCシステムにおけ
るトランジェント伝送命令を通常PCシステムと同様な
手順で使用できることを可能とすることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる、制御
系及び待機系の二重化プログラマブルコントローラを有
し、それぞれのプログラマブルコントローラに装着され
たネットワークユニットにより、ネットワークを介して
接続された二重化PCシステムにおいて、上記ネットワ
ークユニットは、装着されているプログラマブルコント
ローラからの命令から、上記ネットワークを介して送信
する送信対象プログラマブルコントローラをペアリング
情報及び制御系/待機系情報に基づき選択し、送信する
ようにしたものである。
【0020】さらに、装着されているプログラマブルコ
ントローラからの命令におけるグループ化ビットを判断
することにより、ネットワークを介した送信対象プログ
ラマブルコントローラが、二重化されたプログラマブル
コントローラか二重化されていないプログラマブルコン
トローラかを判断するようにしたものである。
【0021】さらにまた、グループ化ビットは、送信対
象として指定されるネットワークユニットの局番を示す
ヘッダー部分における最上位ビットとしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1を示す
二重化PCシステムの基本システム構成を示したシステ
ム構成図である。図において、1はPCであり、2は二
重化PCシステムで用いるPC間ネットワーク(トラン
ジェント命令を想定)を構成するためのNU、3は各N
U2を相互接続するためのネットワークケーブルであ
る。図に示される如く、二重化PCは、通常のシーケン
ス制御により制御対象機器を実際に制御する制御系PC
1R、及び制御系PC1Rが正常に動作している間は待
機しているが、制御系PC1Rが何らかの障害発生によ
り異常になった時にシーケンス制御が切り替わって制御
対象機器を制御する待機系PC1Wから形成されてい
る。通常、二重化PCは左右のPCで制御系PC1Rと
待機系PC1Wの二つに分けられる。
【0023】図2は、本発明の特徴である二重化PCの
グループ化という概念を導入したときのトランジェント
伝送命令処理を行うためのPC1及びNU2の内部構成
を示した内部ブロック図である。図に示されるごとく、
PC1内部には、トランジェント伝送命令を示すプログ
ラムが格納されているユーザプログラムを解析し、トラ
ンジェント伝送命令の要求がある場合は自PCに装着さ
れたNU2に対してトランジェント伝送命令の実施を要
求するユーザープログラム処理部11が設けられてい
る。
【0024】また、NU2内部には、ユーザプログラム
処理部11からトランジェント伝送命令を受け取りトラ
ンジェント伝送処理を行うトランジェント伝送命令処理
部21、ネットワーク情報がパラメータとして格納され
ているパラメータ格納部22、各NUとの通信処理を行
う通信手段23、どの局とどの局とが二重化PCでペア
の設定がされているかどうかを示すペアリング設定格納
部24、二重化PCにおいて、現在どちらの局が制御系
かそれとも待機系かを示す制御系/待機系情報格納部2
5が設けられている。さらに、トランジェント伝送命令
処理部21には、トランジェント伝送命令で指定された
局番に併せて新しく局番を生成しなおすトラジェント命
令アドレス生成部21aが設けられている。
【0025】図3は、ペアリング設定格納部24に記憶
されているペアリング設定情報の概要を示した図であ
り、ネットワークに接続されている全ての局に対応し
て、制御系と待機系のペアの設定状況の内容を示してい
る。図において、各局に対応してビット“0”又は
“1”が設定され、ビットに“1”がセットされている
と、その局は「1つ前の局番とペア設定あり」という意
味を示している。具体的には、2局と4局にビット
“1”が設定されているので、2局はその一つ前の局
番、すなわち1局とペア設定されており、4局はその一
つ前の局番、すなわち3局とペア設定されていることを
示している。
【0026】図4は、制御系/待機系情報格納部25に
記憶されている制御系/待機系情報の概要を示した図で
あり、二重化PCにおいて現在どちらのPCが制御系か
ら待機系かを示している。図において、二重化PCと設
定されている局に対して、ビット“0”又は“1”が設
定され、ビットに“1”がセットされていると、その局
は「制御系」であり、ビットに“0”がセットされてい
ると、その局は「待機系」という意味を示している。具
体的には、図4において、1局と2局、及び3局と4局
が二重化PCであることから、ビットに“1”がセット
されている1局と4局が制御系PCであることを示して
いる。
【0027】図5は、トランジェント伝送命令で用いる
局番の構成を示した構成図である。従来、ユーザープロ
グラムで局番の指定を8ビットで示していたものを、本
実施の形態では、最上位ビットを二重化PCを示すグル
ープ化ビットとし、残り、7ビットにより実際の局番
(最大128局)を表すようにしたものである。最上位
ビットであるグループ化ビットを立て(“1”)て局番
を指定した場合は、「二重化PCに対してトランジェン
ト伝送命令を発行」という意味とする。またこのグルー
プ化ビットを立てたときの局番の条件として、「ペアリ
ングされた二重化PCで局番の大きい方を指定」とす
る。図5で示される例では、3局と4局がペアになって
いる二重化PCシステムに対してトランジェント伝送命
令を発行する場合を示している。
【0028】図6は、二重化PCにおけるトランジェン
ト伝送を行うために、ユーザープログラムとして記載す
るラダープログラムを示したものである。
【0029】図7は、二重化PCシステムに対してトラ
ンジェント伝送命令を実行するときのNU内部のトラン
ジェント命令処理部21の処理フローを示したフローチ
ャートである。ユーザープログラム(図6参照)のユー
ザープログラム処理部11による解析に伴い、トランジ
ェント伝送命令が要求されると、まずステップS1に
て、トランジェント伝送命令の中からヘッダーとしての
「局番」を抽出する。
【0030】そして、ステップS2において、トランジ
ェント伝送命令が二重化PCに対してか、通常のPCに
対してかを判断するために、命令のヘッダー部における
最上位ビットであるグループ化ビットがONしている
か、或はOFFしているかを判断する。ステップS2に
てグループ化ビットがOFF、つまり通常のPCに対し
てのトランジェント伝送命令ならば、ステップS6に移
行して、トランジェント伝送を行う局番を、ユーザープ
ログラムによりユーザーが指定し、トランジェント伝送
命令のヘッダーとして送信されてきた局番に設定する。
一方、ステップS2にてグループ化ビットがON、つま
り二重化PCシステムに対してのトランジェント伝送命
令ならば、ステップS3に移行する。
【0031】ステップS3では、指定された局番に対し
て二重化PCを示すペアリング設定がされているかどう
かをペアリング設定格納部を参照して判断する。具体的
には、ペアリング設定情報はペアリングされた局で局番
の大きい方の局のビットが“1”と予め設定されている
ので、グループ化ビットを除いた残り7ビットにより指
定された局番に対応する図3で示されるぺアリング設定
格納部のビットが“0”又は“1”であるかを判断する
ことにより、二重化PCを示すペアリング設定がされて
いるかどうかを判断する。
【0032】ステップS3にて、トランジェント伝送命
令により指定したされた局が、ペアリング設定されてい
ないと判断したなら、ステップS7に移行し、PC1に
対するエラー処理を行う。また、ステップS3にて指定
された局がペアリング設定されていると判断したなら、
ステップS4に移行し、その指定された局が制御系か待
機系かを図4で示される制御系/待機系情報格納部を参
照して判断する。具体的には、ペアリング設定された二
つの局のうち、制御系となっている局がビット“1”と
なっているため、その指定された局に対応する制御系/
待機系情報格納部のビットを判断することにより、どち
らの局が制御系であるかを判断する。
【0033】ステップS4にて指定した局が制御系(図
4においてビットが“1”)と判断したなら、ステップ
S6に移行し、指定した局番でトランジェント伝送命令
を発行する。一方、ステップS4にて指定した局が待機
系(図4においてビットが“0”)と判断したなら、ペ
アリング設定した相手局が制御系であるため、ステップ
S5に移行して、トランジェント伝送命令を行う局番を
ユーザーが指定した「局番−1」した局番に設定する。
なお、ステップS5において、トランジェント伝送命令
を行う局番をユーザーが指定した「局番−1」とする理
由は、予め、ペアリング設定を行う際に、ビットに
“1”がセットされていると、その局は「1つ前の局番
とペア設定あり」という意味を示しているからであっ
て、この設定を逆にすることにより、「局番+1」と変
更することも可能である。
【0034】そして、ステップS8において、パラメー
タ格納部22に保管されているパラメータ情報から同一
ネットワーク内に存在する局番を取得し、ステップS9
にて、ユーザープログラムによりユーザーが指定した局
番のNUが、同一ネットワーク内に存在するかどうかを
判断する。
【0035】ステップS9にて、ユーザーが指定した局
番のNUが存在しないと判断したなら、ステップS7に
移行してエラー処理(局番エラーをPC1に通知)を行
う。一方、ステップS9にて、ユーザーが指定した局番
のNUが存在すると判断したなら、ステップS10に移
行して、トランジェント伝送命令の中から「命令」を抽
出する。そして、ステップS11にて、ユーザーが指定
した命令がなければ、ステップS7に移行して、エラー
処理(命令エラーをPC1に通知)を行う。また、ステ
ップS11にてユーザーが指定した命令があれば、ステ
ップS12に移行して、トランジェント伝送命令を作成
し、通信手段23を介して伝送命令を送信し、処理を実
行する。
【0036】本実施の形態によれば、ユーザープログラ
ムにおいて二重化PCを形成する二台のPCそれぞれに
対するプログラムを形成する必要がなくなり、二重化P
Cであることを示すグループ化ビットを立てたユーザー
プログラムを作成するだけでよく、プログラム作成処理
を軽減することができる。また、ユーザープログラム処
理部においては、従来二通り記載されていたユーザープ
ログラムの中から、ペアリング設定情報及び制御系/待
機系情報に基づき判断し、何れか一方のユーザープログ
ラムに応じたトランジェント命令伝送を発信処理してい
たが、このユーザープログラム処理部の判断処理がNU
側に移管され、システム全体の制御を司るPC本体部の
処理能力が向上するため、PCにより形成されたシステ
ム全体の性能がより向上する。
【0037】なお、本実施の形態によれば、8ビットの
ヘッダー部において、最上位ビットをグループ化ビット
と定義し、そのグループ化ビットの“1”又は“0”の
判断により二重化PCに対してなのか、二重化されてい
ないPCに対してなのかを判断したが、局として接続す
るNUの台数に応じて(256局)、新たにコマンド体
系を変更して、グループ化ビットのみを示すコマンドを
追加しても同様である。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に記載されるような効果を奏す
る。
【0039】この発明にかかる、制御系及び待機系の二
重化プログラマブルコントローラを有し、それぞれのプ
ログラマブルコントローラに装着されたネットワークユ
ニットにより、ネットワークを介して接続された二重化
PCシステムにおいて、上記ネットワークユニットは、
装着されているプログラマブルコントローラからの命令
から、上記ネットワークを介して送信する送信対象プロ
グラマブルコントローラをペアリング情報及び制御系/
待機系情報に基づき選択し、送信するようにしたので、
従来プログラマブルコントローラで行っていた二通り記
載されたユーザープログラムを解釈して送信対象となる
ネットワークユニットの局番の指定を、ネットワークユ
ニット自身で行えるようになり、システム全体の制御を
司るプログラマブルコントローラ本体部の処理負荷が軽
減され、プログラマブルコントローラにより形成された
システム全体の性能がより向上する。
【0040】さらに、装着されているプログラマブルコ
ントローラからの命令におけるグループ化ビットを判断
することにより、ネットワークを介した送信対象プログ
ラマブルコントローラが、二重化されたプログラマブル
コントローラか二重化されていないプログラマブルコン
トローラかを判断するようにしたので、ユーザープログ
ラムにおいて二重化PCを形成する二台のPCそれぞれ
に対するプログラムを意識して形成する必要がなくな
り、二重化PCであることを示すグループ化ビットを立
てたユーザープログラムを作成するだけでよく、プログ
ラム作成処理を軽減することができる。
【0041】さらにまた、グループ化ビットは、送信対
象として指定されるネットワークユニットの局番を示す
ヘッダー部分における最上位ビットとしたので、プログ
ラマブルコントローラからネットワークユニットへの命
令は、従来と同一の形態をとることができ、命令文の増
加を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による二重化PCシステムの基本シス
テム構成を示したシステム構成図である。
【図2】 本発明によるPCおよびNUの内部構成図で
ある。
【図3】 本発明による二重化PCシステムのペアリン
グ設定情報の概要を示した図である。
【図4】 本発明による二重化PCシステムの御系/待
機系情報の概要を示した図である。
【図5】 本発明におけるトランジェント伝送で用いる
局番を示した構成図である。
【図6】 本発明におけるトランジェント伝送を行うた
めのユーザープログラムを示したラダー図である。
【図7】 本発明におけるトランジェント命令処理部の
処理フローを示したフローチャートである。
【図8】 従来のPCシステムの基本システム構成を示
したシステム構成図である。
【図9】 従来のPCおよびNUの内部構成図である。
【図10】 従来のトランジェント伝送命令のデータ構
造図である。
【図11】 従来のトランジェント伝送命令実行時の処
理フローを示したフローチャートである。
【図12】 従来の二重化PCシステムの基本システム
構成を示したシステム構成図である。
【図13】 従来のPCおよび二重化PC用NUの内部
構成図である。
【図14】 従来の二重化PCシステムのペアリング設
定情報の概要を示した図である。
【図15】 従来の二重化PCシステムの御系/待機系
情報の概要を示した図である。
【図16】 従来の二重化PCにおけるトランジェント
伝送を行うためのユーザープログラムを示したラダー図
である。
【図17】 従来の二重化PCにおけるトランジェント
伝送命令実行時の処理フローを示したフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 プログラマブルコントローラ(PC)、1R 制御
系PC、1W 待機系PC、2 ネットワークユニット
(NU)、3 ネットワークケーブル、11ユーザープ
ログラム処理部、21 トランジェント命令処理部、2
1a トランジェント伝送アドレス生成部、22 パラ
メータ格納部、23 通信手段、24ペアリング設定格
納部、25 制御系/待機系情報格納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−91703(JP,A) 特開 平5−297902(JP,A) 特開 平7−39074(JP,A) 特開 平9−307574(JP,A) 特開 平7−182190(JP,A) 特開 昭61−26169(JP,A) 特開 昭53−106535(JP,A) 特開 昭64−68042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/05 - 19/05 G05B 9/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御系及び待機系の二重化プログラマブ
    ルコントローラを有し、それぞれのプログラマブルコン
    トローラに装着されたネットワークユニットによりネッ
    トワークを介して接続された二重化PCシステムにおい
    て、 上記ネットワークユニットは、装着されているプログラ
    マブルコントローラからの命令から、上記ネットワーク
    を介して送信する送信対象プログラマブルコントローラ
    をペアリング情報及び制御系/待機系情報に基づき選択
    し、送信することを特徴とする二重化PCシステム。
  2. 【請求項2】 装着されているプログラマブルコントロ
    ーラからの命令におけるグループ化ビットを判断するこ
    とにより、ネットワークを介した送信対象プログラマブ
    ルコントローラが、二重化されたプログラマブルコント
    ローラか二重化されていないプログラマブルコントロー
    ラかを判断することを特徴とする請求項1に記載の二重
    化PCシステム。
  3. 【請求項3】 グループ化ビットは、送信対象として指
    定されるネットワークユニットの局番を示すヘッダー部
    分における最上位ビットとすることを特徴とする請求項
    2記載の二重化PCシステム。
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