JP3355020B2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JP3355020B2 JP07330294A JP7330294A JP3355020B2 JP 3355020 B2 JP3355020 B2 JP 3355020B2 JP 07330294 A JP07330294 A JP 07330294A JP 7330294 A JP7330294 A JP 7330294A JP 3355020 B2 JP3355020 B2 JP 3355020B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のIDT(インタ
ディジタルトランスジューサ、くし型電極ともいう)を
有する電極構造列が圧電基板上に複数個形成された弾性
表面波素子がパッケージに収納された弾性表面波装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】弾性表面波共振子フィルタは、低挿入損
失であると共に小型であるため、移動体通信等に盛んに
利用されている。弾性表面波共振子フィルタの基本構造
としては、圧電基板上に複数のIDTを一対の反射器に
より挟んだ電極構造列を形成している。電極構造列にお
ける複数のIDTの内、一方のIDTを入力用とし、他
方のIDTを出力用として、低挿入損失の弾性表面波共
振子フィルタを構成している。
【0003】しかしながら、近年、弾性表面波共振子フ
ィルタの帯域外減衰量を更に減衰させることが求められ
るようになっている。弾性表面波共振子フィルタの帯域
外減衰量を更に向上させるためには、圧電基板上に電極
構造列を複数個形成して、これら電極構造列を縦続接続
するようにすればよい。電極構造列を縦続接続する場
合、各電極構造列は等価的に4端子回路と考えられ、図
10に示す等価回路のような接続方法が考えられる。す
なわち、図10(a)に示す接続方法はアンバランス接
続とよばれる接続方法であって、電極構造列2と電極構
造列4を縦続接続する接続線の一方が、入力側及び(又
は)出力側と共通の接地線に接続されている。また、図
10(b)に示す接続方法はバランス接続とよばれる接
続方法であって、電極構造列2と電極構造列4を縦続接
続する接続線のいずれもが接地されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アンバランス接続の場
合、縦続接続する接続線の一方のみを接続し、他方は接
地すればよいので、接続するのが簡単であるという利点
がある反面、減衰量が大きくならないという問題があっ
た。一方、バランス接続の場合、十分な減衰特性を得る
ことができる反面、縦続接続する接続線のいずれも接地
することなく接続しなければならないため、接続するの
が困難であるという問題があった。
【0005】例えば、圧電基板上の配線により電極構造
列間を縦続接続する場合には、その配線のために圧電基
板の面積が大きくなり、弾性表面波素子の小形化が困難
となるという問題があった。また、圧電基板上に吸音剤
を塗布することが、配線のために困難になるという問題
があった。更に、圧電基板上に形成された配線により弾
性表面波が反射し、素子特性を劣化させるという問題が
あった。
【0006】また、ボンディングワイヤにより電極構造
列間を縦続接続する場合には、ボンディングワイヤがパ
ッケージ内の空間内で交錯するため、ボンディングワイ
ヤ同士が接触するおそれがあり、機械的に不安定である
という問題があった。本発明の目的は、十分な減衰量を
得ることができ、機械的に安定した構造でバランス接続
された弾性表面波装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数のID
Tを有する電極構造列が圧電基板上に複数個形成された
弾性表面波素子と、前記弾性表面波素子を収納するパッ
ケージとを備えた弾性表面波装置において、前記パッケ
ージに入出力端子から独立した接続配線が形成され、縦
続接続される一方の電極構造列のIDTと、他方の電極
構造列のIDTとを接続する接続線の少なくとも一つ
に、前記接続配線を用い、前記一方の電極構造列のID
Tと前記他方の電極構造列のIDTとをバランス接続し
ていることを特徴とする弾性表面波装置によって達成さ
れる。
【0008】上述した弾性表面波装置において、縦続接
続される一方の電極構造列のIDTと、他方の電極構造
列のIDTとを接続する接続線に、前記圧電基板上に形
成された配線を用いていることが望ましい。
【0009】
【作用】本発明によれば、パッケージに入出力端子から
独立した接続配線が形成され、縦続接続された一方の電
極構造列のIDTと、他方の電極構造列のIDTとを接
続する接続線の少なくとも一つにパッケージの接続配線
を用いたので、圧電基板上の配線やボンディングワイヤ
を用いることなく、十分な減衰量を得ることができるバ
ランス接続が可能である。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置
を図1乃至図3を用いて説明する。図1は弾性表面波素
子を示し、図2はパッケージを示し、図3は弾性表面波
素子をパッケージに収納した状態を示している。本実施
例の弾性表面波装置における弾性表面波素子10は、図
1に示すように、43゜カット四ホウ酸リチウム基板か
らなる圧電基板12上に、3つのIDTによる構成され
た2つの電極構造列20、30が形成されている。
【0011】電極構造列20として、中央に複数対のイ
ンタディジタル型電極を有する入力用IDT21が形成
され、入力用IDT21の両側には、縦続接続するため
に、複数対のインタディジタル型電極を有する接続用I
DT22、23が形成されている。入力用IDT21の
各インタディジタル型電極にはボンディングパッド21
a、21bが設けられている。接続用IDT23のイン
タディジタル型電極の一方にはボンディングパッド23
aが設けられ、このボンディングパッド23aと他の接
続用IDT22のインタディジタル型電極とは接続ライ
ン24により接続されている。
【0012】電極構造列30として、中央に複数対のイ
ンタディジタル型電極を有する出力用IDT31が形成
され、出力用IDT31の両側には、縦続接続するため
に、複数対のインタディジタル型電極を有する接続用I
DT32、33が形成されている。出力用IDT31の
各インタディジタル型電極にはボンディングパッド31
a、31bが設けられている。接続用IDT32のイン
タディジタル型電極の一方にはボンディングパッド32
aが設けられ、このボンディングパッド32aと他の接
続用IDT33のインタディジタル型電極とは接続ライ
ン34により接続されている。
【0013】電極構造列20の接続用IDT22のイン
タディジタル型電極と、電極構造列30の接続用IDT
32のインタディジタル型電極とは、接続ライン25に
より接続され、電極構造列20の接続用IDT23のイ
ンタディジタル型電極と、電極構造列30の接続用ID
T33のインタディジタル型電極とは、接続ライン35
により接続されている。接続ライン25、35は、電極
構造列20、30の間に設けられ、接続ライン24、3
4は、電極構造列20、30の外側に設けられている。
【0014】本実施例の弾性表面波装置におけるパッケ
ージを図2に示す。図2(a)は上面図であり、図2
(b)はA−A線断面図であり、図2(c)は底面図で
ある。本実施例のパッケージ40は、複数のセラミック
板が積層された構造をしている。図2(a)の上部左側
には、入力用導電層41が形成され、入力用導電層41
を取り囲むように入力接地用導電層42が形成されてい
る。図2(a)の下部右側には、出力用導電層43が形
成され、出力用導電層43を取り囲むように出力接地用
導電層44が形成されている。図2(b)及び(c)に
示すように、出力用導電層43は、パッケージ40の裏
面にまで及び、出力接地用導電層44も裏面の出力用導
電層43を囲むようにパッケージ40の裏面にまで及ん
でいる。図2(a)に示すように、パッケージ40の底
部には、右上部から左下部に配線された接続用導電層4
5が形成されている。
【0015】図1に示す弾性表面波素子10を図2に示
すパッケージ40に収納した状態の弾性表面波装置を図
3に示す。図3(a)は平面図であり、図3(b)はA
−A線断面図である。本実施例の弾性表面波装置は、パ
ッケージ40の底部に弾性表面波素子10を載置し、弾
性表面波素子10のボンディングパッドとパッケージ4
0の導電層とをボンディングワイヤにより接続してい
る。
【0016】パッケージ40の入力用導電層41は、弾
性表面波素子10の電極構造列20の入力用IDT21
のボンディングパッド21aにボンディングワイヤ50
により接続され、パッケージ40の入力接地用導電層4
2は、弾性表面波素子10の電極構造列20の入力用I
DT21のボンディングパッド21bにボンディングワ
イヤ51により接続されている。
【0017】パッケージ40の出力用導電層43は、弾
性表面波素子10の電極構造列30の出力用IDT31
のボンディングパッド31bにボンディングワイヤ52
により接続され、パッケージ40の出力接地用導電層4
4は、弾性表面波素子10の電極構造列30の出力用I
DT31のボンディングパッド31aにボンディングワ
イヤ53により接続されている。
【0018】パッケージ40の接続用導電層45の右上
端部は、弾性表面波素子10の電極構造列20の接続用
IDT23のボンディングパッド23aにボンディング
ワイヤ54により接続され、パッケージ40の接続用導
電層45の左下端部は、弾性表面波素子10の電極構造
列30の接続用IDT32のボンディングパッド32a
にボンディングワイヤ55により接続されている。接続
用導電層45はパッケージ外側には接続されておらず、
この接続用導電層45と接続ライン25、35により、
電極構造列20と電極構造列30とは、バランス接続さ
れている。
【0019】なお、パッケージ40内に収納された弾性
表面波素子10を保護するため、パッケージ40上部は
蓋47により覆われている。このように本実施例によれ
ば、パッケージに形成された接続用導電層と、圧電基板
上の接続ラインにより、2つの電極構造列を縦続接続し
たので、弾性表面波装置の小形化が図れると共に、機械
的に安定した構造でバランス接続することができる。図
4に示すように、本実施例の弾性表面波装置は、アンバ
ランス接続した弾性表面波装置に比較して、帯域外減衰
量が約20dBも低減し、約60dB以上の十分な帯域
外減衰量を確保することができた。
【0020】本発明の第2の実施例による弾性表面波装
置を図5及び図6を用いて説明する。図5は弾性表面波
素子を示し、図6は弾性表面波素子をパッケージに収納
した状態を示している。図1乃至図3に示す第1の実施
例の弾性表面波装置と同一又は同種の構成要素には同一
の符号を付して説明を省略又は簡略にする。本実施例
は、電極構造列20が2つのIDT21、22から構成
され、電極構造列30が2つのIDT31、32から構
成されている弾性表面波素子10を用い、この弾性表面
波素子10を第1の実施例と同じパッケージ40に収納
している。
【0021】本実施例の弾性表面波装置における弾性表
面波素子10では、電極構造列20として、複数対のイ
ンタディジタル型電極を有する入力用IDT21が形成
され、入力用IDT21の右側には、複数対のインタデ
ィジタル型電極を有する接続用IDT22が形成されて
いる。入力用IDT21の各インタディジタル型電極に
はボンディングパッド21a、21bが設けられてい
る。接続用IDT22のインタディジタル型電極の一方
にはボンディングパッド22aが設けられている。
【0022】電極構造列30として、複数対のインタデ
ィジタル型電極を有する出力用IDT31が形成され、
出力用IDT31の左側には、複数対のインタディジタ
ル型電極を有する接続用IDT32が形成されている。
出力用IDT31の各インタディジタル型電極にはボン
ディングパッド31a、31bが設けられている。接続
用IDT32のインタディジタル型電極の一方にはボン
ディングパッド32aが設けられている。
【0023】電極構造列20の接続用IDT22のイン
タディジタル型電極と、電極構造列30の接続用IDT
32のインタディジタル型電極との一方は、電極構造列
20、30間の接続ライン25により接続されている。
図5に示す弾性表面波素子10を図2に示すパッケージ
40に収納した状態の弾性表面波装置を図6に示す。
【0024】本実施例の弾性表面波装置は、パッケージ
40の底部に弾性表面波素子10を載置し、弾性表面波
素子10のボンディングパッドとパッケージ40の導電
層とをボンディングワイヤにより接続している。パッケ
ージ40の入力用導電層41は、弾性表面波素子10の
電極構造列20の入力用IDT21のボンディングパッ
ド21aにボンディングワイヤ50により接続され、パ
ッケージ40の入力接地用導電層42は、弾性表面波素
子10の電極構造列20の入力用IDT21のボンディ
ングパッド21bにボンディングワイヤ51により接続
されている。
【0025】パッケージ40の出力用導電層43は、弾
性表面波素子10の電極構造列30の出力用IDT31
のボンディングパッド31bにボンディングワイヤ52
により接続され、パッケージ40の出力接地用導電層4
4は、弾性表面波素子10の電極構造列30の出力用I
DT31のボンディングパッド31aにボンディングワ
イヤ53により接続されている。
【0026】パッケージ40の接続用導電層45の右上
端部は、弾性表面波素子10の電極構造列20の接続用
IDT22のボンディングパッド22aにボンディング
ワイヤ54により接続され、パッケージ40の接続用導
電層45の左下端部は、弾性表面波素子10の電極構造
列30の接続用IDT32のボンディングパッド32a
にボンディングワイヤ55により接続されている。
【0027】このように本実施例によれば、パッケージ
に形成された接続用導電層と、圧電基板上の接続ライン
により、2つの電極構造列を縦続接続したので、弾性表
面波装置の小形化が図れると共に、機械的に安定した構
造でバランス接続することができる。本発明の第3の実
施例による弾性表面波装置を図7乃至図9を用いて説明
する。図7は弾性表面波素子を示し、図8はパッケージ
を示し、図9は弾性表面波素子をパッケージに収納した
状態を示している。図1乃至図3に示す第1の実施例の
弾性表面波装置と同一又は同種の構成要素には同一の符
号を付して説明を省略又は簡略にする。
【0028】本実施例の弾性表面波装置における弾性表
面波素子10は、電極構造列20の接続用IDT22、
23にそれぞれボンディングパッド22a、23aが設
けられ、電極構造列30の接続用IDT32、33にそ
れぞれボンディングパッド32a、33aが設けられて
いる。電極構造列20の接続用IDT22、23のイン
タディジタル型電極同士は接続ラインにより接続されて
おらず、電極構造列30の接続用IDT32、33のイ
ンタディジタル型電極同士は接続ラインにより接続され
ていない。
【0029】本実施例の弾性表面波装置におけるパッケ
ージを図8に示す。図8(a)は上面図であり、図8
(b)はA−A線断面図である。本実施例のパッケージ
40では、図8(a)の上部中央に、入力用導電層41
が形成され、入力用導電層41を取り囲むように入力接
地用導電層42が形成されている。図8(a)の下部中
央には、出力用導電層43が形成され、出力用導電層4
3を取り囲むように出力接地用導電層44が形成されて
いる。パッケージ40の底部には、図8(a)に示すよ
うに、左右に2つの接続用導電層45、46が形成され
ている。
【0030】図7に示す弾性表面波素子10を図8に示
すパッケージ40に収納した状態の弾性表面波装置を図
9に示す。図9(a)は平面図であり、図9(b)はA
−A線断面図である。本実施例の弾性表面波装置も、パ
ッケージ40の底部に弾性表面波素子10を載置し、弾
性表面波素子10のボンディングパッドとパッケージ4
0の導電層とをボンディングワイヤにより接続してい
る。
【0031】パッケージ40の入力用導電層41は、弾
性表面波素子10の電極構造列20の入力用IDT21
のボンディングパッド21aにボンディングワイヤ50
により接続され、パッケージ40の入力接地用導電層4
2は、弾性表面波素子10の電極構造列20の入力用I
DT21のボンディングパッド21bにボンディングワ
イヤ51により接続されている。
【0032】パッケージ40の出力用導電層43は、弾
性表面波素子10の電極構造列30の出力用IDT31
のボンディングパッド31bにボンディングワイヤ52
により接続され、パッケージ40の出力接地用導電層4
4は、弾性表面波素子10の電極構造列30の出力用I
DT31のボンディングパッド31aにボンディングワ
イヤ53により接続されている。
【0033】パッケージ40の左側の接続用導電層45
の上端部は、弾性表面波素子10の電極構造列20の接
続用IDT22のボンディングパッド22aにボンディ
ングワイヤ54により接続され、パッケージ40の左側
の接続用導電層45の下端部は、弾性表面波素子10の
電極構造列30の接続用IDT32のボンディングパッ
ド32aにボンディングワイヤ55により接続されてい
る。
【0034】パッケージ40の右側の接続用導電層46
の上端部は、弾性表面波素子10の電極構造列20の接
続用IDT23のボンディングパッド23aにボンディ
ングワイヤ56により接続され、パッケージ40の右側
の接続用導電層46の下端部は、弾性表面波素子10の
電極構造列30の接続用IDT33のボンディングパッ
ド33aにボンディングワイヤ57により接続されてい
る。
【0035】接続用導電層45、46はパッケージ外に
接続されておらず、この接続用導電層45、46と接続
ライン25、35により、電極構造列20と電極構造列
30とは、バランス接続されている。このように本実施
例によれば、パッケージに形成された接続用導電層と、
圧電基板上の接続ラインにより、2つの電極構造列を縦
続接続したので、弾性表面波装置の小形化が図れると共
に、機械的に安定した構造でバランス接続することがで
きる。特に、従属接続にかかるIDTをそれぞれ独立に
接続することにより、帯域外減衰が向上する。
【0036】本発明は上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では弾性表面波素子の
電極構造列は2個又は3個のIDTにより構成されてい
るが、それ以上の数のIDTにより電極構造列を構成し
てもよいし、IDTの両側に反射器を設けることにより
挿入損失を少なくすることもできる。
【0037】また、パッケージに形成される接続用導電
層としては、上記実施例に示すパターン形状や数に限定
されるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、パッケー
ジに入出力端子から独立した配線が形成され、縦続接続
された一方の電極構造列のIDTと、他方の電極構造列
のIDTとを接続する接続線の少なくとも一つをパッケ
ージの配線を用いたので、圧電基板上の複雑な配線やボ
ンディングワイヤを用いることなく、十分な減衰量を得
ることができるバランス接続が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置に
おける弾性表面波素子を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置に
おけるパッケージを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置を
示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例による弾性表面波装置の
減衰特性を示すグラフである。
【図5】本発明の第2の実施例による弾性表面波装置に
おける弾性表面波素子を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例による弾性表面波装置を
示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例による弾性表面波装置に
おける弾性表面波素子を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例による弾性表面波装置に
おけるパッケージを示す図である。
【図9】本発明の第3の実施例による弾性表面波装置を
示す図である。
【図10】複数の電極構造列を縦続接続して弾性表面波
装置の等価回路図である。
【符号の説明】
2…電極構造列 4…電極構造列 10…弾性表面波素子 12…圧電基板 20…電極構造列 21…入力用IDT 21a、21b…ボンディングパッド 22、23…接続用IDT 22a、23a…ボンディングパッド 30…電極構造列 31…出力用IDT 31a、31b…ボンディングパッド 32、33…接続用IDT 32a、33a…ボンディングパッド 24、25、34、35…接続ライン 40…パッケージ 41…入力用導電層 42…入力接地用導電層 43…出力用導電層 44…出力接地用導電層 45、46…接続用導電層 47…蓋 50、51、52、53、54、55、56、57…ボ
ンディングワイヤ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のIDTを有する電極構造列が圧電
    基板上に複数個形成された弾性表面波素子と、前記弾性
    表面波素子を収納するパッケージとを備えた弾性表面波
    装置において、 前記パッケージに入出力端子から独立した接続配線が形
    成され、 縦続接続される一方の電極構造列のIDTと、他方の電
    極構造列のIDTとを接続する接続線の少なくとも一つ
    に、前記接続配線を用い、前記一方の電極構造列のID
    Tと前記他方の電極構造列のIDTとをバランス接続し
    ていることを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾性表面波装置におい
    て、 縦続接続された一方の電極構造列のIDTと、他方の電
    極構造列のIDTとを接続する接続線に、前記圧電基板
    上に形成された配線を用いていることを特徴とする弾性
    表面波装置。
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