JP3354881B2 - 出力マップによる補助加湿器制御装置 - Google Patents

出力マップによる補助加湿器制御装置

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JP3354881B2
JP3354881B2 JP29442998A JP29442998A JP3354881B2 JP 3354881 B2 JP3354881 B2 JP 3354881B2 JP 29442998 A JP29442998 A JP 29442998A JP 29442998 A JP29442998 A JP 29442998A JP 3354881 B2 JP3354881 B2 JP 3354881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、加熱器と加湿器
と微小水滴を飛散させて加湿する構造になっていて少な
くとも1の能力ランクを持つ補助加湿器とを備え加熱器
の出力及び加湿器の出力が制御される空調装置の補助加
湿器制御装置に関し、特に環境試験装置の補助加湿器の
発停や能力制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の環境試験装置の補助加湿器の自動
制御装置としては、加熱出力、加湿出力、試験室の温度
変化率、及び同湿度変化率にそれぞれ対応した4つの制
御部を備え、各種運転パターンに対応して補助加湿器の
能力ランクを制御できる装置が提案されている(特開平
7ー144138号公報参照)。この装置では、例えば
温湿度が安定しているときには、加熱出力の規定値以下
の状態が一定時間以上続くと補助加湿器をONにし、加
湿出力が一定値以下になるとOFFにし、又、温湿度移
行時には、温度変化率が一定値以下のときや湿度変化率
が一定値以下のときに補助加湿器をONにするというよ
うな制御を行っている。
【0003】しかしながら、このような制御では、アル
ゴリズムの内容が種々の運転パターンを想定してそれぞ
れに対して個別の判定条件を組み合わせて構成されてい
るため、そのような条件設定が複雑で、複数の条件が重
なった場合の動作が想定しにくく、制御の全体的内容を
把握しにくいという問題があった。又、前記の加熱出力
から湿度変化率まで制御要素が多く、制御理論のソフト
のボリュームが大きくなって扱いにくいという問題があ
った。
【0004】一方、冷凍機については、冷凍能力のラン
クを出力マップによって制御する冷凍能力自動選択制御
装置が提案されている(特開平8−327123号公報
参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】補助加湿器の能力ラン
クの制御に上記出力マップ方式を適用すれば、制御を簡
素化できる可能性がある。しかしながら、環境試験装置
における必須の主要機械である冷凍機の制御と同じ内容
の制御を補助加湿器に適用することは、特に冷凍機と補
助加湿器とでは冷却作用を有するという共通点があるた
め、補助加湿器の能力ランク制御に出力マップを用いる
と、両装置の作動が相互に干渉し、補助加湿器の能力ラ
ンクの自動切換により、最も重要である冷凍能力の制御
に悪影響を与えることになり、好ましくないものと考え
られていた。
【0006】本発明は従来技術に於ける上記問題を解決
し、制御に用いる検出要素が少なく簡単な制御内容で確
実に動作し、冷凍機の動作との干渉の少ない補助加湿器
制御装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、請求項1の発明は、加熱器と加湿器と微小
水滴を飛散させて加湿する構造になっていて少なくとも
1の能力ランクを持つ補助加湿器とを備え前記加熱器の
出力及び前記加湿器の出力が制御される空調装置の補助
加湿器制御装置において、出力部と前記能力ランクを制
御するためのデータ部と判断制御部とを有し、前記出力
部は前記加熱器の出力に対応する対応量である加熱出力
及び前記加湿器の出力に対応する対応量である加湿出力
を発生させ、前記データ部は、前記加熱出力を表す加熱
出力軸及び前記加湿出力を表す加湿出力軸を両軸とする
座標と、該座標内において前記加湿出力軸との間で前記
能力ランクを上げるためのアップ域を定める第1線であ
って前記加湿出力軸上で前記加湿出力を補助すべき第1
出力値の近傍の第1点と前記加湿出力が最大になる加湿
最大線上で前記第1出力値より十分小さい第2出力値の
近傍の第2点とをほぼ直線で結んだ第1線と、前記能力
ランクを下げるためのダウン域を定める第2線であって
前記アップ域との間で前記能力ランクの上下の繰り返し
を避けられるように設けられた第2線と、を有し、前記
判断制御部は、前記出力部が発生させた前記加熱出力及
び前記加湿出力を取り入れて前記データ部で判断し、前
記加熱出力と前記加湿出力とで構成する前記座標内の点
が前記アップ域又は前記ダウン域にあるときには前記第
1線と前記第2線との間の前記能力ランクを維持するた
めのキープ域に入るまで前記能力ランクをそれぞれ上げ
るか又は下げるように制御する、ことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、上記に加えて、前記第
2線は第3点と第4点とをほぼ直線で結んだ中間線から
前記第1線の反対側に離れている線のうちの何れかの線
を含む線であり、前記第3点は前記第1点から前記加湿
出力の小さくなる方向に前記能力ランクの加湿出力分だ
け離れると共に前記加熱出力軸の方向に前記能力ランク
の加熱出力分だけ離れた第3位置の近傍の点であり、前
記第4点は前記第2点から前記加湿出力の小さくなる方
向に前記能力ランクの加湿出力分だけ離れると共に前記
加熱出力軸の方向に前記能力ランクの加熱出力分だけ離
れた第4位置の近傍の点である、ことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明の特徴
に加えて、前記第1線又は前記第2線のうちの少なくと
も何れかが変更可能になっていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明を適用した補助加湿
器制御装置の全体構成の一例を示す。補助加湿器制御装
置は、加熱器1とヒータ2aを備えた加湿器2と補助加
湿器3とを備えた空調装置の一例としての環境試験装置
100に設けられていて、出力部としての温調器4、補
助加湿器3の増減又は維持すべき能力ランクを判断する
ためのデータ部としての出力マップ5、判断制御部6、
等を有する。環境試験装置100は、通常の構成とし
て、前記温調器4、試験室11と空調室12との間で空
調した空気を循環させる送風機13、温湿度調節用の温
度及び湿度センサ14、15、冷凍機16及びその蒸発
器17、断熱壁18、等によって構成されている。
【0011】補助加湿器3は、超音波加湿器やスプレー
加湿器等の何れかから成り、噴射管3aから微小水滴を
飛散させて加湿する周知の構造のものであり、少なくと
も1の能力ランクを持つが、本例では最大出力の1ラン
クになっていて、ON/OFFによって能力ランクが切
り換えられる。能力ランクとしては、例えば50%出力
と100%出力との2つ又はそれ以上あってもよい。2
ランクの場合には、運転種類としては、OFF、50%
ON、100%ONの3種類になる。又、補助加湿器3
を複数台設け、例えば2台ON、1台ON、2台OFF
のように台数切換によって能力ランクを切り換えるよう
にしてもよい。
【0012】温調器4は、温度及び湿度センサ14、1
5の測定値を入力し、これらの変化率や設定値との偏差
等から、加熱器1及び加湿器2の出力を制御する。その
ため本例では、温調器4が加熱器1及び加湿器2の定格
出力に対する比率として加熱出力h%及び加湿出力w%
を発信し、SSR(ソリッドステートリレー)から成る
駆動器19、20を介して、加熱器1及び加湿器2の制
御周期中の運転時間によってこれらの出力を制御する。
即ち、例えばh及びwが共に50%であれば、例えば3
秒間の制御周期毎に加熱器及び加湿器をそれぞれ1.5
秒間だけONにする。
【0013】又本例では、温調器4が補助加湿器制御装
置の出力部にもなっていて、前記加熱出力h及加湿出力
wは、加熱器1及び加湿器2の出力に対応した対応量と
して使用される。なおこのような対応量としては、加熱
器及び加湿器の実際の出力を検出した値など、他の量を
使用することも可能である。
【0014】出力マップ5は、図3にも詳細に示すよう
に、加熱出力hを表す加熱出力軸としての横軸X及び加
湿出力wを表す加湿出力軸としての縦軸Yを両軸とする
座標Zと、座標内の第1線L1 及び第2線L2 を有す
る。第1線L1 は、座標Z内においてY軸との間で能力
ランクRを上げるためのアップ域Uを定める線であり、
Y軸上の第1点Aであって補助加湿器3によって加湿出
力wを補助すべき特定の加湿出力値である第1出力値w
aの近傍の第1点Aと、加湿出力wが最大になる加湿最
大線であるw=100%の線X´上で第1出力値waよ
り十分小さい第2出力値hbの近傍の第2点Bとをほぼ
直線で結んだ線である。図ではA、B点をwa、hbの
位置にし、A−B間を直線にした例を示す。
【0015】第2線L2 は、能力ランクRを下げるため
のダウン域Dを定めるための線であり、アップ域Uとの
間で能力ランクRの増減の繰り返しを避けられるように
設けられる。このようなL2 は、図示の第3点Eと第4
点Fとをほぼ直線で結んだ中間線L2 ´から、第1線L
1 の反対側に離れている線のうちの何れかの線を含む線
である。本例では、E´−F´をE−Fから離し、図示
の如くG−E´−F´−Hを結んだ折れ線を第2線L2
としている。
【0016】ここで前記第3点Eは、第1点Aから加湿
出力の小さくなる方向即ち図において下方に能力ランク
Rの加湿出力分Rwだけ離れると共に加熱出力軸Xの方
向即ち図において右方向に能力ランクRの加熱出力分R
hだけ離れた第3位置S3 の近傍の点である。第4点F
も同様の点であり、第2点BからRw及びRhだけ離れ
た第4位置S4 の近傍の点である。図示の例では、点E
及びFを位置S3 及びS4 にしている。
【0017】判断制御部6は、温調器4から加熱出力h
及び加湿出力wを取り入れて出力マップ5で判断し、h
とwとで構成する座標内の点P(h、w)がアップ域U
又はダウン域Dにあるときには、第1線L1 と第2線L
2 との間のキープ域Kに入るまで、補助加湿器3の能力
ランクをそれぞれ上げるか又は下げるように制御する。
キープ域Kは能力ランクRを維持するための領域であ
る。
【0018】出力マップ5について更に説明すれば次の
とおりである。湿度制御を行う環境試験装置では、通常
ヒータ2aで水を沸騰させて蒸気を発生させるボイラー
加湿式の加湿器2が装備され、前記の如くこのヒータの
出力を制御し、冷凍機の除湿作用とのバランスをとりつ
つ加湿量をコントロールし、試験室11内を目的とする
湿度条件に調整している。しかし、試験室内を高湿条件
にするときには、蒸発器の顕熱比が小さくなって冷凍能
力の殆どの部分が除湿に使われるため、この除湿作用を
補うために多くの加湿量が必要になる。又、加湿すれば
加熱効果も生ずるので、試験室11内に発熱負荷がある
ようなときには、冷凍機だけでこれらの顕熱負荷を完全
に処理できなくなる。
【0019】補助加湿器はこのような運転条件に対して
作用効果を発揮する。即ち、微小水滴を飛散させること
により、これが蒸発し、循環空気を加湿すると共にこの
ときの蒸発潜熱によって冷却効果を発生させ、主たる加
湿器の加湿量を補助し、且つ冷凍機による冷却能力を補
助する。出力マップ5は、補助加湿器がこのような効果
を発揮するように定められる。
【0020】従って、アップ域Uを形成するための線L
1 は、まず第1点Aとして、加湿器2の加湿量を補助す
る必要のある点、即ちY軸上で加湿出力がある程度以上
大きい点が選定される。本例では、加湿出力wが50〜
60%の点としてw1 =55%の所を第1点Aにしてい
る。次に第2点Bは、加湿出力を補助するためのA点と
は異なり、補助加湿器3の冷却作用が有効になる点、即
ち加熱出力が十分小さく補助加湿器の冷却作用が生じて
も余り大きな加熱出力にならない点に選定される。この
点Bは、加湿出力100%の線X´上で A点の基準と
なるw1 より十分小さい出力値として、本例ではh1
5%の位置にしている。従って、この第1線L1 で形成
されるアップ域Uは、この中に座標点P(h、w)が入
ったときに補助加湿器3の能力ランクを上げるために好
都合な諸条件を備えている。
【0021】第2線L2 は、補助加湿器による不必要な
加湿をしないように能力ランクRを下げるためのダウン
域Dを形成する線であるが、前記座標点Pがアップ域U
に入って能力ランクRが上がったことにより、その加湿
量の増加によってwが小さくなると共に冷却作用によっ
てhが大きくなり、その結果上記座標点Pが移動したと
きに、移動後の点がダウン域Dまで移行して補助加湿器
3の能力ランクを下げ、制御を不安定にすることのない
ような位置に設けられる。
【0022】能力ランクRがアップ/ダウンを繰り返さ
ないためには、前記の如く点A及びBから点E、FをR
w及びRhだけ離すが、この加湿出力分Rwは、能力ラ
ンクRが例えば2.4kg/h程度の量の微小水滴を発生さ
せ、w=100%即ち加湿器2の定格出力が4KWであ
るとすれば、微小水滴が蒸発して設定温度になった時の
熱量を580kcal/kg程度として、 Rw=2.4 ×580 /(4×860)≒0.4 =40% となる。
【0023】又、加熱出力分Rhは、例えばh=100
%の加熱器1の定格出力が6KWであるとすれば、 Rh=2.4 ×580 /(6×860)≒0.27=27% となる。
【0024】上記の如く、補助加湿器がランクアップす
るとwが40%小さくなりhが27%大きくなるので、
これを考慮して点E、Fを決め、図示のS3 ´−S3
4−S4 ´で囲われた領域の外側をダウン域Dにすれ
ば、能力ランクRのアップ/ダウンの繰り返しをほぼ防
止することができる。ここで点線で示す線S4 −S4´
は、補助加湿器のランクアップ時に加熱出力だけが先行
して大きくなったとしても、ランク維持を可能にするた
めの領域線である。
【0025】しかし、加湿出力が変わればその顕熱分が
加熱出力に二次的影響を及ぼしたり、加熱/加湿出力の
変動の時間差やその他種々の要因により、座標点Pが予
測した程度以上に動く可能性があるため、実際の装置で
は、第2線L2 は上記範囲から余裕を持つた範囲になる
ように定められる。その結果、本例では前記の如く、線
分E−Fからなる中間線L2 ´を線分E´−F´まで広
げると共に、点GをS3 ´から約10%余裕を見た点に
し、点Hをh=95%の位置にし、各点G−E´−F´
−Hからなる折れ線を第2線L2 としている。
【0026】第2線L2 は、本来的には必要時期に補助
加湿器をランクダウンさせたり運転停止させる目的の線
である。一方Y軸上の加熱出力0の条件では、試験室1
1内が冷却されるべき状態になっているので、補助加湿
器3が冷却作用をする点からはこれをランクダウンしな
い方がよい。しかし、加湿出力が小さいときに補助加湿
器の能力を上げた状態にして加湿量を多くすれば、試験
室11内の設定湿度を維持できなくなる。そのために
は、加湿出力が小さいときには補助加湿器の能力を下げ
る必要がある。
【0027】線G−Eはこのような2つの要請、即ち加
湿出力がある程度以上であればランクダウンしない方が
よいこと及び制御の安定性のためには点S3 ´から余裕
が持つのが望ましいことを考慮した線である。なお、実
際の装置では、G−H間を直接結んだ1本の直線にした
り、点E´を点Eから図示の状態以上に離すのがよい場
合もある。
【0028】発明者等の実験によれば、上記の点Gの位
置を、10%以下で5%程度にするのが適当であること
が明らかになった。従って、本例では前記の如く、点G
を5%の位置にし、G−S3 ´間に10%の余裕を設け
ている。その結果、それぞれの点の位置は、G−5%、
3 ´−15%、A−55%になる。なお、このような
関係から、第1線L1 を点Gを基準として決定すること
も可能である。但し、この場合でも、点Aと点Gとの間
隔をRw=40%以上にすると共に、点Aを補助加湿器
3によって加湿出力を補助する必要のある第1出力値w
1 の近傍にすることが条件となる。
【0029】一方、点Hを95%の位置にしているの
も、上記の実験に基づいている。又、このよう点にE´
−F´−Hを結んだ線を点E−F−S´4 を結んだ線か
ら離しているのは、加湿出力がある程度以上あれば能力
ランクRを下げる必要がないこと、制御の安定性から及
び冷凍機の制御との関係からできるだけキープ域に余裕
を設けるのが望ましいこと、等の理由による。ここでE
´は、上記のRhの計算値である27%を30%に広げ
た点である。
【0030】以上のように定められる出力マップ5の線
1 、L2 の位置は、変更可能になっていることが望ま
しい。この場合、出力マップ5を備えた判断制御部6
は、環境試験装置の全体を制御する図示しない操作制御
盤に組み込まれ、例えばパソコンによる制御プログラム
の一部分として形成されるので、その表示画面を利用す
ることにより、線L1 、L2 の何れか又は双方を容易に
変更することができる。このように線を変更可能にすれ
ば、実際の装置において、それぞれの設計条件が異なっ
たり装置ごとの特性の相違しても、最適条件で補助加湿
器の能力ランク制御をすることができる。又、環境試験
装置の装備機器の容量が変更されたような場合でも、容
易に対応することができる。
【0031】図2は判断制御部6における補助加湿器能
力ランク制御の一例を示す。判断制御部6は、制御周期
3秒毎にこの制御フローを実行する。即ち、加熱出力h
及び加湿出力wを入力してこれらで構成する座標点を出
力マップ5上で対照する出力マップ判定を行い(S−
1)、座標点がアップ域、キープ域、又はダウン域の何
れの領域にあるかを判断し(S−2)、それによってカ
ウントを+1、±0、−1し(S−3、4、5)、カウ
ント値が所定値M以上になったかどうかを判断し(S−
6)、V以上になったときには補助加湿器3の能力ラン
クをアップした後カウントをリセットし(S−7、
8)、M以上でないときには所定値N以下であるかどう
かを判断し(S−9)、N以下になると補助加湿器3の
能力ランクをダウンさせた後にカウントをリセットする
(S−10、8)。カウント値がMとNの間であるとき
には、次の制御周期以下で順次判断する。
【0032】この制御において、所定値M及びNは例え
ば20程度に定められる。それにより、座標点P(h、
w)が例えば1分間連続してアップ域又はダウン域にあ
るときには、それぞれ補助加湿器3の能力ランクが増加
又は減少する。このような制御によれば、時間的要素を
持たせているので、加熱出力及び加湿出力の一時的な変
動による不必要な能力ランクの切換えを防止すると共
に、ランクを変化させた場合に出力が安定するまでの間
のランク変更を回避することができる。そして、能力ラ
ンクを真に変更する必要のあるときにのみ変更すること
ができる。
【0033】このようなカウント方式によれば、時間を
直接測定する必要がないので、制御の構成が簡素化され
る。但し、このようなカウント方式の制御に代えて、例
えば検出値がアップ域に1分以上存在するときにランク
アップさせるというように、タイマー等によって時間的
要素を持たせた制御内容にしてもよい。
【0034】図4は、判断制御部6に入力された加熱出
力及び加湿出力で構成する出力マップ5の座標点P
(h、w)が変動したときの補助加湿器の能力ランク制
御の状態例を示す。環境試験装置がキープ域K内の任意
の点P(h、w)で運転されていたときに、設定変更等
によってh及びwの値が変わり、運転状態がアップ域U
内の点P1(h1 、w1 )に移動したとすると、この状
態が1分間持続することによって補助加湿器3の能力ラ
ンクがアップする。その結果、加湿出力がw1 からw2
にほぼ40%低下すると共に、冷却効果によって加熱出
力h1 からh2 にほぼ27%アップし、点P2 (h2
2 )になる。この点P2 はキープ域K内に留まること
ができるから、補助加湿器3の能力ランクRが上がった
状態で運転制御が安定する。
【0035】この状態から、更に設定条件が変わったり
試料の発生熱量や発生水蒸気量が変わったことにより、
点P2 が点P3 (h3 、w3 )のダウン域Dに入ったと
すれば、能力ランクRが下がり、今度は加湿出力がw3
からw4 にほぼ40%大きくなり加熱出力h3 からh4
にほぼ27%低下し、再びキープ域K内の点P
4 (h4 、w4 )になる。他の種々の条件に変化したと
きも同様である。
【0036】以上のように本発明によれば、加熱出力と
加湿出力とから成る最小の2要素を二次元的に組み合わ
せて目的とする制御内容を成立させているので、従来の
ように温度変化率や湿度変化率という別の制御要素を加
えることなく、温湿度安定時、温湿度ステップ移行時、
温度変更時、湿度変更時、温湿度ランプ移行時等の環境
試験装置の種々の運転条件を2要素の出力マップ内に反
映させ、簡単な構成で安定した制御の下に、必要なとき
に確実に補助加湿器の能力ランクを変更することができ
る。
【0037】次に、図4では冷凍機の出力マップも示し
ていて、二点鎖線で示す線イ及びロの間がキープ域K´
でその両側がダウン域D´及びアップ域U´の一例であ
る。この場合にも、座標点Pが上記のようにP1 〜P4
に移動したときには、冷凍ランクのキープ域内の変動に
なるため、その出力マップによるランク制御には全く干
渉しない。
【0038】又、点Q1 からQ2 のようにダウン域Dか
らキープ域Kに入った場合も同様である。即ち、冷凍機
の出力マップの線イ、ロと補助加湿器の能力ランクの変
動時の座標点の移動線とが通常同様の傾向になるため、
冷凍機のキープ域K´内での補助加湿器のランク変動が
冷凍機に影響を及ぼしてこれをランク変動させることは
余りない。又、点Q3 のように仮にダウン域Dで能力ラ
ンクRが小さくなり、それによってQ3 がQ4 になって
キープ域Kに入ると共に、点Q3 から冷凍ランクのキー
プ域の線ロを超えてそのダウン域D´に入ったとして
も、冷凍ランクが下がった後その冷却及び加湿効果によ
り、両方のキープ域K及びK´内の点Q5まで移動し、
直ちに安定した運転状態が得られる。このときには、補
助加湿器の加湿効果の減少によって加湿出力が大きくな
ったことにより、補助加湿器と共に冷凍機の能力ランク
が下がり、省エネ運転になる。
【0039】又、図示のQ6 −Q7 −Q8 のようなラン
ク変動も発生するが、この場合には上記の反対の動きに
なるだけであり、何れにしても制御は安定する。更に、
冷凍ランクが変動したときの補助加湿器への影響も考え
られるが、例えば点線の矢印で示すように、多くの場合
補助加湿器のランク制御に影響を与えず、仮にそのラン
クを変動させたとしても、その変動は冷凍機のキープ域
K´内で発生する。従って、冷凍機の能力ランクの上下
が補助加湿器のランク制御に与える影響も問題にはなら
ない。
【0040】即ち、補助加湿器の出力マップを本発明の
ように定めると、補助加湿器のランク変動時の座標点は
冷凍機の領域線と並行的に移動し、一方、冷凍機のラン
ク変動時の座標点は補助加湿器の領域線と並行的に移動
し、相互に領域線を超えることが少なく、仮に超えたと
きでも、上記の移動傾向によって直ちに安定するため、
冷凍機及び補助加湿器の能力ランクのマップ制御が両立
することになる。なお、領域線L1 、L2 が調整可能に
なっていれば、それぞれの環境試験装置の特性に合わせ
て、冷凍機のランク制御との両立性を調整し、より確実
に制御の安定性等を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、請求項1の
発明においては、加熱出力及び加湿出力を発生させる出
力部とデータ部と判断部制御部とを設け、データ部とし
て加熱出力軸と加湿出力軸とを両軸とする座標を設け、
その中で第1線及び第2線によって補助加湿器の能力ラ
ンクを上下又は維持するアップ域とダウン域とキープ域
とを区画し、判断制御部により、出力部が発生させた加
熱出力及び加湿出力を取り入れてデータ部で比較判断
し、加熱出力と加湿出力とで構成する座標内の点がアッ
プ域又はダウン域にあるときにはこれらの間のキープ域
に入るまで能力ランクを上げ下げするように制御するの
で、加熱加湿両出力値に対応して能力ランクを変えるこ
とができる。
【0042】そしてこの場合、アップ域を定める第1線
を、加湿出力軸上で加湿出力を補助すべき第1出力値の
近傍の第1点と加湿最大線上で第1出力値より十分小さ
い第2出力値の近傍の第2点とをほぼ直線で結んだ線に
するので、高湿で試料発熱時などで加湿出力が高く加熱
出力が十分小さいときに補助加湿器を能力アップするこ
とになり、その加湿補助能力によって加湿出力を下げて
加湿制御性を良くすると共に、加熱出力が過大になるの
を抑制しつつ補助加湿器の冷却作用によって加熱出力を
上げて加熱制御性を良くすることができる。
【0043】又、ダウン域を定める第2線をアップ域と
の間で能力ランクの上下の繰り返しを避けられるように
設けているので、前記座標内の点がアップ域又はダウン
域に入って能力ランクがアップ又はダウンときに、加湿
出力及び加熱出力が変動して座標内の点が再びダウン域
又はアップ域に入って能力ランクをそれぞれダウン又は
アップさせ、アップ/ダウンを繰り返すような制御の不
安定化を防止することができる。
【0044】そして請求項1の発明によれば、加熱出力
と加湿出力との2要素だけで補助加湿器の能力ランク制
御をすることができるので、従来の装置における温度変
化率及び湿度変化率を加えた制御に較べて構成を簡単に
することができる。この場合、上記2要素を出力マップ
という形で2次元的に取り扱うことにより、温度変化率
や湿度変化率もこの中に含ませることができる。その結
果、温湿度安定時や変化時その他の環境試験装置の種々
の運転状態に対応して、安定した制御の下に必要時期に
確実に補助加湿器の能力ランクを変更及び維持すること
ができる。又、制御の構成及び動作が簡単であるため、
制御アルゴリズムが分かり易いものとなり、その設計や
調整が容易になる。又、温湿度変化率を省くことによっ
て制御内容が量的にも小さくなるので、制御動作の確実
性が増し、環境試験装置全体としての信頼性が向上す
る。
【0045】更に、アップ域とダウン域とを干渉させな
いように構成するので、補助加湿器の加湿及び冷却作用
を反映させ、加湿出力が下がり加熱出力が上がる変化に
対応できるように両域間を離すことになる。その結果、
冷凍機に対しても出力マップによる能力ランク制御が採
用されている場合に、両者間で相互干渉のないキープ域
を形成し、ランク制御を安定化させて両立させることが
できる。
【0046】請求項2の発明によれば、ダウン域を形成
する線の基準となる中間線を定める第3点及び第4点
を、それぞれ、第1点及び第2点から加湿出力の小さく
なる方向に能力ランクの加湿出力分だけ離れると共に加
熱出力軸の方向に能力ランクの加熱出力分だけ離れた位
置の近傍にするので、補助加湿器の加湿能力及び冷却能
力を加湿出力及び加熱出力に反映させ、座標点がアップ
域又はダウン域に入ったときにそれぞれ加湿出力及び加
熱出力が減少及び増加しても、再度直ちにそれぞれダウ
ン域又はアップ域に到達することがない。その結果、能
力ランクのアップ/ダウンの繰り返しを確実に防止する
ことができる。
【0047】請求項3の発明によれば、前記第1線又は
第2線のうちの少なくとも何れかを変更可能にしている
ので、キープ域等の各領域を調整できるため、実際の環
境試験装置において、それぞれの設計条件が異なったり
装置ごとの特性が相違しても、最適条件で補助加湿器の
能力ランク制御をすることができる。又、装備機器の容
量が変更されたような場合でも、容易に対応することが
できる。更に、領域調整によって冷凍機のランク制御と
の両立性を一層良好にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用できる環境試験装置の概略全体構
成及びその補助加湿器制御装置部分の構成例を示す説明
図である。
【図2】能力ランク制御一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】出力マップの構成を示す説明図である。
【図4】出力マップにおける能力ランクの変動状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 加熱器 2 加湿器 3 補助加湿器 4 温調器(出力部) 5 出力マップ(データ部) 6 判断制御部 100 環境試験装置(空調装置) h 加熱出力(対応量) w 加湿出力(対応量) Z 座標 A 第1点 B 第2点 E 第3点 F 第4点 U アップ域 K キープ域 D ダウン域 X 横軸(加熱出力軸) X´ 加湿最大線 Y 縦軸(加湿出力軸) wa 第1出力値 ha 第2出力値 Rw 加湿出力分 Rh 加熱出力分 S3 第3位置 S4 第4位置 L1 第1線 L2 第2線 L2 ´ 中間線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−144138(JP,A) 特開 平8−327123(JP,A) 特開 平9−119697(JP,A) 特開 平10−2597(JP,A) 特開 平3−148541(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱器と加湿器と微小水滴を飛散させて
    加湿する構造になっていて少なくとも1の能力ランクを
    持つ補助加湿器とを備え前記加熱器の出力及び前記加湿
    器の出力が制御される空調装置の補助加湿器制御装置に
    おいて、 出力部と前記能力ランクを制御するためのデータ部と判
    断制御部とを有し、 前記出力部は前記加熱器の出力に対応する対応量である
    加熱出力及び前記加湿器の出力に対応する対応量である
    加湿出力を発生させ、 前記データ部は、前記加熱出力を表す加熱出力軸及び前
    記加湿出力を表す加湿出力軸を両軸とする座標と、該座
    標内において前記加湿出力軸との間で前記能力ランクを
    上げるためのアップ域を定める第1線であって前記加湿
    出力軸上で前記加湿出力を補助すべき第1出力値の近傍
    の第1点と前記加湿出力が最大になる加湿最大線上で前
    記第1出力値より十分小さい第2出力値の近傍の第2点
    とをほぼ直線で結んだ第1線と、前記能力ランクを下げ
    るためのダウン域を定める第2線であって前記アップ域
    との間で前記能力ランクの上下の繰り返しを避けられる
    ように設けられた第2線と、を有し、 前記判断制御部は、前記出力部が発生させた前記加熱出
    力及び前記加湿出力を取り入れて前記データ部で判断
    し、前記加熱出力と前記加湿出力とで構成する前記座標
    内の点が前記アップ域又は前記ダウン域にあるときには
    前記第1線と前記第2線との間の前記能力ランクを維持
    するためのキープ域に入るまで前記能力ランクをそれぞ
    れ上げるか又は下げるように制御する、 ことを特徴とする補助加湿器制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2線は第3点と第4点とをほぼ直
    線で結んだ中間線から前記第1線の反対側に離れている
    線のうちの何れかの線を含む線であり、前記第3点は前
    記第1点から前記加湿出力の小さくなる方向に前記能力
    ランクの加湿出力分だけ離れると共に前記加熱出力軸の
    方向に前記能力ランクの加熱出力分だけ離れた第3位置
    の近傍の点であり、前記第4点は前記第2点から前記加
    湿出力の小さくなる方向に前記能力ランクの加湿出力分
    だけ離れると共に前記加熱出力軸の方向に前記能力ラン
    クの加熱出力分だけ離れた第4位置の近傍の点である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の補助加湿器制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1線又は前記第2線のうちの少な
    くとも何れかが変更可能になっていることを特徴とする
    請求項1に記載の補助加湿器制御装置。
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