JP3354636B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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  • Television Systems (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、階層的動き解析(Hi
erarchical Motion Analysis-HMA)を実時間(リアルタ
イム)で実用的に行うためのハードウェアアーキテクチ
ャに関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来、一連の連続して生起するビデオフ
レーム中で生じる画像の動きの解析には、実時間で実行
するための実用的なハードウェア手段がなく、計算コス
トの高いアルゴリズムを用いていた。階層的動き解析
(HMA)アルゴリズムを使用する最近のコンピュータ
ソフトウェア技術によって、この計算は相当効率性が高
くなった。しかし、これらのコンピュータソフトウェア
技術を用いても、進行している(停止することなく継続
して生起する)一連の連続したビデオ画像に、比較的高
いフレーム周波数(例えば、30フレーム/秒)で実時
間で費用効果性の高いHMAを行うことはまだ実用的な
ものではない。
【0003】全2次元画像ピクセル解像度にのみ行われ
る従来の動き解析はC*(N2 *M2 *K)の演算を必
要とする。ここで、Cは定数、N2 は全2次元画像ピク
セル解像度のピクセル数で示した画像の大きさ、M2
全2次元画像ピクセル解像度のピクセル数で示した予測
される動きの距離の最大値、KはM=1ピクセルとし
て、動き予測に必要なコンピュータ演算の数をそれぞれ
示す。現在実用化されているHMAは、最低解像度から
始めて、粗−微細方向に画像の複数解像度表示(画像を
複数の解像度をもって表すもの)の各レベルごとに適用
されるコンピュータソフトウェアアルゴリズムによって
行われる。各レベルの動き解析の結果を、次に高い解像
度レベルにおける初期予測として使用する。最高解像度
レベルに対する動き解析によって生成された動きベクト
ルが、最後の動きベクトルの予測値となる。各レベルの
解析に対する予測された動きの最大値は1(±1ピクセ
ル)であるが、動きの最大値全体では2n にもなること
がある。ここで、n+1は複数解像度表示の解像度レベ
ルの数である。また、全ての解像度レベルにおける全体
の所要計算演算の数は、解像度レベルの数に関係なく、
4/3*C*(N2 *K)に低減されている。
【0004】HMAは、局部的なコヒーレントな動きが
より強く行われ、動き予測の正確さに高い信頼性を置く
ことができるという付加的な利点を有する。
【0005】
【発明の概要】この発明は、実時間で実用的にHMAを
実行するためのハードウェアのアーキテクチャによっ
て、デジタルテレビジョン装置を用いるスタジオ形式応
用分野においてHMAの費用効果性を高くすることがで
きるようにするものである。このようなデジタルテレビ
ジョン装置へのHMAの適用例としては、フレーム周波
数変換、走査変換、ノイズ除去、及び画像圧縮等が含ま
れる。
【0006】より具体的には、この発明による画像処理
システムは第1及び第2のハードウェア手段を含んでい
る。このシステムは、比較的高解像度の画像デ−タに応
答して、ある与えられたフレーム周波数で生起する、連
続したあるピクセル密度を有する一連の進行している入
力画像データフレームから、ある処理システム遅延の
後、同じフレーム周波数で生起する、連続したあるピク
セル密度を有する一連の進行している出力ベクトルデー
タフレームを取り出す。各ベクトルフレームは、連続し
た画像フレームの各対の間に生じる画像の動きを表す。
【0007】第1のハードウェア手段は、上記ある処理
システム遅延の何分の1かの長さに等しい第1の期間内
に、n+1の順次低く配列したピクセル密度レベル0〜
n(nは値が少なくとも1のある与えられた整数)の画
像フレームの中の単一の画像フレームの画像データを表
すために使用される。レベル0のピクセル密度は、上記
与えられたピクセル密度に対応し、レベルnのピクセル
密度は最低ピクセル密度に対応する。更に、2つの連続
したフレーム間に生じる予測される画像動きの最大値
は、通常、最低ピクセル密度においては、1ピクセル距
離よりも大きくならない。第2のハードウェア手段に
は、少なくとも1つの画像バッファ手段と、少なくとも
1つのワープ(warp)手段と、少なくとも1つの動
き解析手段と、少なくとも1つのピクセル密度伸張手段
と、少なくとも1つの加算器手段とが組み込まれてい
る。第2のハードウェア手段は、ピクセル密度のレベル
n〜0の画像データを順次使用して、上記ある処理シス
テム遅延の上記何分の1かを除いた残りの長さに等しい
第2の期間内に、連続した画像フレームの上記対に対し
て最低ピクセル密度nから始めて各ピクセル密度レベル
の各ピクセルについて個別の動きベクトルを取り出す。
【0008】この結果、進行している一連の入力の連続
したあるピクセル密度の画像フレームの各対に応答し
て、上記与えられたピクセル密度の高解像度動きベクト
ルマップが実時間で取り出される。
【0009】
【詳細な説明】この発明は、進行している一連の連続し
た画像データフレームを進行している一連の連続したベ
クトルデータフレーム出力として取り出すための画像処
理システムに入力として供給される上記進行している一
連の連続画像データフレームの「実時間」処理に関する
ものである。画像データの処理は本質的に時間のかかる
ものであるから、システムから供給される処理されたデ
ータとシステムへ入力されるデータとの間には常に遅延
が存在する。ここで用いる「実時間」という語は、図1
に示すように、互いに対応する出力フレームと入力フレ
ームの生起の間に処理システム遅延が存在してはいる
が、連続した出力フレームが、連続した入力フレームが
供給される速度と同じ速度で画像処理システムから出力
されることを意味する。従って、図1に一例として示す
ように、ある速度で画像処理システムに供給される進行
している一連の入力画像データフレーム周期の4つの連
続するフレーム周期1、2、3、4からなるある組に対
して、それに対応した、所定のシステム処理遅延後、上
記ある速度と同じ速度で生起する進行している一連の出
力ベクトルデータフレーム周期の4つの連続するフレー
ム周期1、2、3、4からなる組が生成される。そのた
め、システム処理遅延がフレーム周期よりも長い場合
(図1参照)も短い場合もあるが、進行している一連の
出力ベクトルデータフレーム周期の各フレーム周期の長
さは、進行している一連の入力画像データフレーム周期
の各フレーム周期の長さに等しい。
【0010】この発明の実施例として、図2(ラプラシ
アンピラミッド段を使用)及び図3(ガウスピラミッド
段を使用)を参照する。この実施例は、実施に際して比
較的大量のハードウェアを必要とするが、システム処理
遅延が最小となる。図2及び図3に示すように、画像デ
ータ手段200の出力は、デジタル形式の、連続する2
次元ビデオフレームの各々の画像データピクセルからな
る進行しているストリームからなる。手段200からの
画像データ出力の連続する各ビデオフレームの比較的高
ピクセル密度のガウス出力G0 が周波数fc を有するク
ロックCL0 で生じる。
【0011】図2を参照すると、出力G0 は(1)遅延
手段202aを介して画像手段204に直接供給され、
また(2)ラプラシアン画像ピラミッド段206a-1〜
206a-5 の各々を介してカスケード的に供給されてい
る。ラプラシアン画像ピラミッドについては、1987
年6月16日付でカールソン(Carlson)氏他に
付与された米国特許第4674125号(特開昭60−
37811対応)に詳細に記述されている。
【0012】即ち、図4に示すように、1/4k-1 c
に等しい周波数を有するクロックCLk で動作するラプ
ラシアン画像ピラミッド段206-kの構成には、2次元
畳込みフィルタ/デシメータ(間引き装置)208、伸
張器/補間フィルタ210、減算器212、及び遅延手
段214が含まれている。等間隔出力ピクセルを取り出
すための速度(レート)バッファを含むものを用いるこ
との出来る畳込みフィルタ/デシメータ208により水
平画像ピクセル密度と垂直画像ピクセル密度の両方が2
分の1だけ低減されるため、段206-kのガウス画像出
力Gk の画像ピクセル密度は段206-kへのガウス入力
k-1 の画像ピクセル密度の4分の1となる。段206
-kの(Gk-1 の画像ピクセル密度を有する)ラプラシア
ン画像出力Lk-1 が、遅延手段214で遅延された後、
伸張器/補間フィルタ210の各画像ピクセル出力を、
対応する画像ピクセル入力Gk-1 から減じることによっ
て取り出される。
【0013】図2に戻ると、G4 及びL4 の画像ピクセ
ル密度は元の画像データの高い画像ピクセル密度G0
1/256にしかすぎないことは明らかである。(即
ち、最低密度のG4 或いはL4 の各ピクセルがカバーす
る水平及び垂直画像距離は、それぞれ最高密度G0 の各
ピクセルがカバーする水平及び垂直画像距離の8倍であ
る。)説明のため、2つの連続した画像フレーム間に生
じる画像動きの最大値が、水平方向或いは垂直方向の最
低密度の画像ピクセル間距離よりも大きくないと仮定す
る。
【0014】図2に示すように、段206a-1 〜206
a-4 のそれぞれのラプラシアン画像出力L0 〜L3 は、
遅延手段202a-1 〜202a-4 で適切に遅延された
後、それぞれ動きベクトル段216-1〜216-4 に供
給される。一方、段206a-5のラプラシアン画像出力
4 は遅延されずに動きベクトル段216-5に供給され
る。動きベクトル段216-5の一実施例を図5に示し、
動きベクトル段216-1〜216-4の実施例を図6或い
は図7に示す。動きベクトル段216-5〜216-2のそ
れぞれの出力が動きベクトル段216-1の方向に上方へ
カスケード接続され、動きベクトル段216-1の動きベ
クトル出力がVX,Y 手段218に供給される。
【0015】詳しく説明すると、図5に示すように、最
低画像ピクセル密度(即ち、図2の場合では段206a-
5 からのラプラシアン画像出力L4 )が、動き解析手段
220の第1の入力として、また、画像バッファ222
の入力として供給され、画像バッファ222の出力が動
き解析手段220の第2の入力として供給される。画像
バッファ222は、先行する画像フレームの全てのL4
ピクセルの値を1フレーム期間記憶し、次いで、これら
のピクセルを、その時の画像フレームにおける対応する
ピクセルの動き解析手段への供給と同時に動き解析手段
220に送る。動き解析手段220は、個々の各ピクセ
ルについて、水平方向(X)及び垂直方向(Y)の、通
常はX方向及びY方向の±1ピクセル距離間の範囲内に
あるピクセル動きVX 及びVY の独立した最良の予測を
行う。動き解析手段220は、公知の相関技術、最小2
乗適合(least square best−fi
t)技術、その他の技術を利用する。説明のため、最小
2乗適合技術を使用する動き解析手段220の実行に必
要なコンピュータ処理の公知の一例を図8に示す。
【0016】図5に示す最低ピクセル密度動きベクトル
段216-5の動き解析手段220の出力は、それより高
いピクセル密度の動きベクトル段216-4への入力とし
て供給される。動きベクトル段216-3、216-2、2
16-1の各々と同様、動きベクトル段216-4は、図6
或いは図7に示すように構成することができる。図6の
構成には、図5の構成と同様に、動き解析手段220及
び画像バッファ222が含まれており、それに加えて、
ワープ手段224e、伸張ピラミッド手段226、遅延
手段228、及び加算器230が含まれている。図7の
構成は、図6のワープ手段224eをワープ手段224
fで置き換えることを除けば、図6の構成と同じであ
る。
【0017】図6においては、非最低(最低でない)画
像ピクセル密度(即ち、図2の場合では、段206a-4
、206a-3 、206a-2 、或いは206a-1 のそれ
ぞれからのラプラシアン画像出力L3 、L2 、L1 、L
0 )が ワープ手段224e及び画像バッファ222の
両方の信号入力として供給され、ワープ手段224e及
び画像バッファ222のそれぞれの出力が、動き解析手
段220への第1及び第2の入力として供給される。動
き解析手段220の出力は第1の入力として加算器23
0に供給される。次に低いピクセル密度の動きベクトル
段216-5、216-4、216-3、或いは216-2によ
り取り出された動きベクトル出力VX 及びVY が、動き
ベクトル段216-4、216-3、216-2、216-1の
伸張ピラミッド手段226への入力としてそれぞれ供給
される。伸張ピラミッド手段226は、各VX 動きベク
トル及び各VY 動きベクトルのピクセル密度を2倍に
し、それと同時にこれらの動きベクトルの各々の値を2
倍にする(これは、各VX 動きベクトル及び各VY 動き
ベクトルの次に低いピクセル密度での1つのピクセル距
離が、各VX 動きベクトル及び各VY 動きベクトルの伸
張されたピクセル密度での2つのピクセル距離に等しい
ためである)。伸張ピラミッド手段226の出力におけ
る伸張されたVX 動きベクトル及びVY 動きベクトル
は、ワープ手段224eへの制御入力として供給され、
また、遅延手段228を介して加算器230の第2の入
力として供給される。
【0018】ワープ手段224eは、それに供給される
その時の画像フレームの個別の各画像ピクセルを、その
時画像バッファ222の出力に現れている、記憶されて
いた前の画像フレームの対応する画像ピクセルに向けて
水平方向にはそれに対応するVX 画像ピクセル距離分だ
け、垂直方向にはそれに対応するVY 画像ピクセル距離
分だけ後方に移動させる。従って、図6の動き解析手段
220に必要なのは、その時の画像フレームと前の画像
フレームの間で対応する各画像ピクセルに生じた残留す
る動きの最良予測を行うことだけである。遅延手段22
8で与えられる遅延は、加算器230の第1の入力に供
給された各ピクセルの残留VX 動きベクトル及びVY
きベクトルが、次に低いピクセル密度の動きベクトル段
216-5、216-4、216-3、或いは216-2から取
り出された各対応ピクセルの伸張されたVX 及びVY
きベクトルと同時に生じるようにする。この様にして、
動きベクトル段216-4、216-3、216-2及び21
6-1の順次高いピクセル密度を有する段の、加算器23
0の出力における各ピクセルに対するVX 動きベクトル
及びVY 動きベクトルにより、順次高い精度で各ピクセ
ルのVX 動きベクトル及びVY 動きベクトルが定まる。
その結果、VX,Y 手段218に供給される、最高ピクセ
ル密度の動きベクトル段216-1の加算器230の出力
における各ピクセルの動きベクトルの2次元予測の精度
は、最低ピクセル密度の動きベクトル段216-5の加算
器230の出力における各ピクセルの動きベクトルの2
次元予測の256倍になる。
【0019】図7では、非最低画像ピクセル密度(即
ち、図2の場合では、段206a-4 、206a-3 、20
6a-2 、或いは206a-1 のそれぞれからのラプラシア
ン画像出力L3 、L2 、L1 又はL0 )が、動き解析手
段220への第1の入力及び画像バッファ222への入
力として直接供給される。画像バッファ222の出力
は、ワープ手段224fの信号入力として供給されて、
このワープ手段224fの出力が動き解析手段220へ
の第2の入力として供給される。ワープ手段224f
は、これに供給される、画像バッファ222の出力にお
ける記憶されていた前の画像フレームの個別の各画像ピ
クセルを、その時の画像フレームの対応する画像ピクセ
ルに向けて、水平方向にそれに対応するVX 画像ピクセ
ル距離分だけ、垂直方向にそれに対応するVY 画像ピク
セル距離分だけ前方に移動させる。他の全ての点では、
図7は構成及び機能において前述の図6と同じである。
【0020】図3を参照すると、出力G0 が(1)直列
接続された遅延手段202b-1 及び202bを介して画
像手段204に供給され、(2)遅延手段202b-1 だ
けを介し、動きベクトル段216-1の画像信号入力とし
て供給され、(3)ガウス画像ピラミッド段206b-1
〜206b-4 の各々を介してカスケード的に供給され
る。ガウス画像ピラミッド段206b-2 〜206b-5 の
各々の構成には、2次元畳込みフィルタ/デシメータ2
08cだけが含まれている。図3のガウス画像ピラミッ
ド段206b-1 〜206b-4 のそれぞれの出力G1 〜G
4 が、図2のラプラシアン画像ピラミッド段206a-1
〜206a-4 のそれぞれの出力L1 〜L4の代わりに現
れる。
【0021】実時間で2次元動きベクトルを取り出すと
いう点からいえば、図3のガウス画像ピラミッド及び図
2のラプラシアン画像ピラミッドは、殆ど同じものであ
る。しかし、画像データ手段200からの2つの連続す
るG0 ビデオ画像フレームの間に画像輝度(明るさ)レ
ベルの変化がある場合は、動きベクトルをラプラシアン
画像ピラミッドにより取り出す場合よりもガウス画像ピ
ラミッドによって取り出す場合の悪影響の方がいくらか
大きい傾向があるため、図2のラプラシアン画像ピラミ
ッドを使用するほうが好ましい。
【0022】ガウス画像ピラミッドであれラプラシアン
画像ピラミッドであれ、そのカスケード接続された段を
画像データが下方向に通過する時には第1の必然的なシ
ステム処理遅延が生じ、更に、このカスケード接続され
た動きベクトル段を上方向に画像データが移動すれば、
必然的に第2のシステム処理遅延が生じるということは
明らかである。図2或いは図3のそれぞれの遅延手段2
02の各々によって与えられる遅延の値は、これらの必
然的なシステム処理遅延を補償するように設定され、そ
れによって、全ての場合において、異なる径路を通って
各動きベクトル段に到達する、互いに対応する画像ピク
セルと動きベクトルピクセルとの間のタイミングの一致
が得られる。
【0023】この発明のガウスピラミッド形式の実施例
(図3)のシステム処理遅延全体の最小値は、この発明
のラプラシアンピラミッド形式の実施例(図2)のシス
テム処理遅延全体の最小値よりも僅かに小さい。即ち、
63.5μsのNTSC走査線周期(ブランキング時間
を含む)の場合には、(G4 を最低ピクセル密度とし
て)図3のガウスピラミッド形式の実施例の実行可能な
システム処理の遅延全体の最小値は、144.3走査線
周期であり、一方、図2のラプラシアンピラミッド形式
の実施例の実行可能なシステム処理の遅延全体の最小値
は、それよりも35走査線周期増加した179.3走査
線周期である。遅延手段202b-1 〜202b-4 の各々
で与えられる走査線周期の遅延は、その両端の2点間に
おける差分のシステム処理遅延をそのピラミッドレベル
のクロック周波数fc を減少させる分数で乗算したもの
によって求められる。例えば、遅延手段202b-2 で与
えられる遅延は、132.23/4走査線周期である。
【0024】この発明の図2及び図3の両方の実施例に
関する問題は、実施に際して大量のハードウェアを必要
とすることである。特に、図2及び図3の各実施例で
は、5つの個別の動きベクトル段が必要であり、この動
きベクトル段の各々は、ピラミッドレベルが5つしかな
いものに対しても、実行可能なシステム処理の遅延全体
の最小値を比較的小さくするためには、それ自身がかな
り複雑でコスト高の動き解析手段を含んでいる。これに
対し、図9に、ピラミッドレベルの数には関係なく、個
別の動きベクトル段を2つしか必要としないこの発明の
実施例を示す。
【0025】説明のため、図9の実施例ではラプラシア
ン画像ピラミッドを使用しているが、必要な場合は、代
わりにガウス画像ピラミッドを使用することもできる。
即ち、図9の画像データ手段400、遅延手段402、
画像データ手段404、ラプラシアン画像ピラミッド段
406-1、遅延手段402-1、動きベクトル段416-
1、及びVX,Y 手段418は、構成及び機能において、
図2の画像データ手段200、遅延手段202a、画像
データ手段204、ラプラシアン画像ピラミッド段20
6a-1 、遅延手段202a-1 、動きベクトル段216-
1、及びVX,Y 手段218と同じである。しかし、図9
においては、ラプラシアン画像ピラミッド段406-1の
1 出力が、機能的に3ポートのフレームバッファ43
2の第1の入力として供給される。フレームバッファ4
32の出力は、ラプラシアン画像ピラミッド段406-n
(図4に示す構成を有するもの)の入力として供給され
て、このラプラシアン画像ピラミッド段406-nからの
ラプラシアン出力はフレームバッファ434へ入力さ
れ、また、同段406-nのガウス出力はフレームバッフ
ァ432への第2の入力として帰還される。フレームバ
ッファ434の出力は、後述する図10に示すように構
成することができる帰還動きベクトル段416-nへの入
力として供給される。動きベクトル段416-nでは、出
力としてG1 ピクセル密度レベルのVX 動きベクトル及
びVY 動きベクトルが取り出され、これらのVX 動きベ
クトル及びVY 動きベクトルは、ワープ制御入力として
動きベクトル段416-1に供給される。
【0026】構造を説明すると、フレームバッファ43
2は、2つの独立した入力ポート及び1つの出力ポート
を有する3ポートのフレームメモリ1つで構成すること
もできるし、或いは、図11に示すような、スイッチで
2つの出力のうちの1つを選択できる2ポートフレーム
メモリ2つで、または、図12に示すような、1組のス
イッチで各々の1つのポートを入力或いは出力として選
択したり選択しなかったりする1ポートのフレームメモ
リ4つで構成してもよい。いずれにしても、図9に示す
ように、フレームバッファ432から各ビデオフレーム
の記憶されたG1 ピクセルが読み出されると、段406
-nでラプラシアン出力L1 及びガウス出力G2 が取り出
される。フレームバッファ432への入力として帰還さ
れ、そこに記憶された後にそこから段406-nへの入力
として読み出されるガウス出力G2 によって、段406
-nでラプラシアン出力L2 及びガウス出力G3 が取り出
される。この様な循環プロセスは、段406-nでラプラ
シアン出力Ln 及びガウス出力Gn+1 (nは必要として
いる大きさの整数値)が取り出されるまで続く。但し、
この時、ガウス出力Gn+1 はフレームバッファ432を
介して循環しない。G1 のピクセル密度は、G0 のピク
セル密度の1/4に過ぎず、また、各帰還サイクル期間
中のピクセル密度がデシメーション(decimati
on)によって4分の1に減少させられるので、各ビデ
オフレームのG1 〜Gn ピクセルの総数はそのビデオフ
レームのG0 ピクセルの数の1/3よりも大きくなるこ
とがない。従って、フレームバッファ432及び434
の各々の所要記憶容量は大きくないが、これらが存在す
るために図9の実施例では余分なシステム処理遅延が付
加される。ラプラシアン画像ピラミッドの実施に必要な
ハードウェアを低減するための帰還循環の利用について
は、1987年10月27日付で付与された米国特許第
4703514号(特開昭62−76312対応)に詳
細に記述されている。
【0027】図9に示すように、画像ピラミッド段40
6-nのラプラシアン出力は、連続した順序L1 〜Ln
フレームバッファ434の入力に供給され、一方、フレ
ームバッファ434の出力は、連続した順序Ln 〜L1
で動きベクトル段416-nの入力に供給される。図10
に示すように、帰還動きベクトル段416-nは、動き解
析手段420、画像バッファ422、及びワープ手段4
24eを含んでいる。これらは、図6に示す動きベクト
ル段と同様に相互接続され、帰還動きベクトル段416
-nへの入力として連続した順序で供給されるフレームバ
ッファ434からのLn 〜L2 出力の各々に応答する。
帰還動きベクトル段416-nは、更に、例えば、伸張ピ
ラミッド段426、遅延手段428、加算器430、及
び2ポートフレームバッファ436を含んでいる。動き
解析手段420の出力は加算器430の第1の入力とし
て供給され、加算器430の出力はフレームバッファ4
36の入力として供給される。フレームバッファ436
の出力は伸張ピラミッド段426を介して帰還され、帰
還動きベクトル段406-nへの入力として順に供給され
るフレームバッファ434からのLn 〜L2 出力の各々
に応答して、ワープ手段424eへのワープ制御入力と
して、また、遅延手段428を介した加算器430への
第2の入力として供給される。しかし、フレームバッフ
ァ436の出力は、帰還動きベクトル段406-nへの入
力として連続した順で供給されるフレームバッファ43
4のL1 出力に応答して、最高ピクセル密度動きベクト
ル段416-1への入力として供給される。図7のワープ
手段224fと同様に接続したワープ手段を、図10で
ワープ手段224eの代わりに用いることができること
は明らかである。
【0028】図13に、ピラミッドレベルの数には関係
なく、動きベクトル段を1つしか必要としないこの発明
の実施例を示す。更に、図13の実施例は、図9の実施
例の場合のような余分なシステム処理遅延を付加する必
要がない。このことは、図14に示す後述の構成を有す
る単一の画像ピラミッド段506-nを使用し、クロック
周波数を大きくし、かつ、新しい走査線の順序で、フレ
ームバッファ534への入力として供給されるラプラシ
アン出力L0 〜Ln の各々を取り出すことによって実現
できる。その後、フレームバッファ534は、この大き
くしたクロック周波数でそのラプラシアン出力L0 〜L
n の各々を、予め定められた別の順序で(図17に示す
構成を有する)帰還動きベクトル段516-nへの入力と
して供給する。帰還動きベクトル段516-nの出力は、
X,Y 手段518に直接供給される。
【0029】図14に示す画像ピラミッド段506-nの
構成は、畳込みフィルタ/デシメータ508、伸張器/
補間フィルタ510及び減算器512(それぞれ、図4
の畳込みフィルタ/デシメータ208、伸張器/補間フ
ィルタ210及び減算器212に対応)を含み、また、
区分された線バッファ手段540を含んでいる。CL 0
の入力クロック周波数で生じるG0 のガウス画像データ
ピクセルのストリームが区分された線バッファ手段54
0への入力として供給されるが、区分された線バッファ
手段540の出力の動作周波数と、畳込みフィルタ/デ
シメータ508、伸張器/補間フィルタ510及び減算
器512の動作周波数とは、CL0 の1.5倍の増加し
たクロック周波数である。
【0030】図15に示すように、区分された線バッフ
ァ手段540は、G0 〜Gn ピクセル(例えばG0 、G
1 、G2 、G3 )の各々を個別に記憶するためのn+1
の記憶ビンを含んでいる。これらの記憶されたG0 〜G
n ピクセル(即ち、G0:n )の各々は、読み出されて、
1:(n+1) ピクセルの各々を取り出す畳込みフィルタ/
デシメータ508への入力として供給される。G(n+1)
ピクセルの各々は、伸張器/補間フィルタ510への入
力として供給され、(それぞれG0:n と同じピクセル密
度を有する)伸張器/補間フィルタ510の出力EXP
1:(n+1) は区分された線バッファ手段540のn+1
個の付加的なビンに記憶される(図15参照)。減算器
512は、(図16に示す順に)区分された線バッファ
手段540から読み出されたEXPG1:n ピクセルの値
を、同じく(図16に示す順に)区分された線バッファ
手段540から読み出された対応するG0:n ピクセルの
値から減算して、それによって、画像ピラミッド段50
6-nから(図16に示す順に)フレームバッファ534
への入力として供給されるL0:n のラプラシアン出力を
取り出す。特に、L0:n のラプラシアン出力が生起する
1.5倍のCL0 の増加クロック周波数のために、例え
ばLn =L4 である図16に示すような形で、63.5
μsの同じ1つのビデオ走査線周期内で、1本の走査線
の全てのL0ピクセルを、任意の1つのより高次のL画
像ピラミッドレベルの走査線の全ピクセルと共に実時間
で取り出すことが出来る。
【0031】図17に示すように、帰還動きベクトル段
516-nの構成は、図10に示す帰還動きベクトル段4
16-nの構成と同じである。しかし、図17の帰還動き
ベクトル段への入力として供給されるフレームバッファ
534のラプラシアン出力の順序を、図10の帰還動き
ベクトル段への入力の順序と異ならせることもできる。
より詳細には、帰還動きベクトル段506-nからのラプ
ラシアン記憶データは、1.5倍のCL0 の増加クロッ
ク周波数で、時間順次形式或いは時間マルチプレクス形
式でフレームバッファ534に供給される。
【0032】時間順次形式の場合は、図14のピラミッ
ド段からのL0:n のラプラシアン出力全てが、先ず完全
に計算され、フレームバッファ534に記憶された後、
フレームバッファ534によりこの記憶データが帰還動
きベクトル段516-nに供給されなければならない。こ
れには、(垂直ブランキング期間を含めて)約1ビデオ
フレーム周期の時間がかかり、その結果、システム処理
遅延に基本的に1フレーム周期の遅延が付加される。L
0 の最高ピクセル密度におけるVX,Y 動きベクトルを得
るための図17に示す構成の帰還動きベクトル段516
-nによる動き解析は、図10の場合と同様に行われて、
その結果、(1)L0 の最高ピクセル密度におけるV
X,Y 動きベクトルの計算前の1ビデオフレーム周期の1
/3の1/1.5のシステム処理遅延(ここで、1.5
はクロック周波数の増加率に対応する)と、(2)L0
の最高ピクセル密度に対するビデオフレーム周期の1/
1.5のシステム処理遅延が付加される。
【0033】時間(即ち走査線)マルチプレクス形式で
は、図17の構成が、遅延手段528ではなく、図14
に示すのと同様な区分された線バッファ手段を含むよう
に変更される。ここでは、データフローとワープ手段の
制御がより複雑になるが、全システム処理遅延を図2の
実施例と同様にすることができる。即ち、nのピクセル
密度レベルを全て合わせた和の累積処理時間はビデオフ
レーム周期を越える場合があるが、CL0 の1.5倍の
クロック周波数を使用した、各個別のピクセル密度レベ
ル(最長のL0 ピクセル密度レベルを含む)の処理時間
は、実質的に1ビデオフレーム周期よりも小さい。その
ため、連続するピクセル密度レベルの処理は、処理時間
において重複させることができる。従って、一番目に生
じるビデオフレームのLn がまだ処理されている時に、
2番目に生じるビデオフレームのL0 の処理を開始させ
ることができ、また、1番目に生じるビデオフレームの
最高ピクセル密度の動きベクトル値がまだ計算されてい
る時に、2番目に生じるビデオフレームの最低ピクセル
密度の動きベクトル値の全体が既に計算されていること
もある。
【0034】部品効率の高い実施例を実現するために、
フィルタ/デシメート−伸張フィルタ型のピラミッド段
506-nの代わりにフィルタ−減算−デシメート型のピ
ラミッド段を用いることができる。フィルタ−減算−デ
シメートモジュールの例は、米国特許第4674125
号(特開昭60−37811対応)に開示がある。
【0035】前述のHMA構成によって(通常)画像中
すべてのピクセルについてのそれぞれの動きベクトル
が生成される。これらは、先ず画像を低解像度(レベル
n)で表すものに対して動きベクトルを計算することに
よって得られる。ここで、各ベクトルVn は、(その画
像解像度に対して)サブピクセル解像度を有し、最高
(レベル0の)全画像解像度におけるVn *2nの動き
を表す。その後、これらの動きベクトルVn は、次に高
い解像度レベルn−1でより細かく解析され、解像度レ
ベルn−1の各ピクセルに対して(サブピクセル)動き
ベクトルVn-1 が得られる。このプロセスは、通常、最
高の解像度(レベル0)で動きベクトルV0 が計算され
るまで繰り返される。
【0036】しかし、最終的な動きベクトルの表示が完
全な解像度である必要はなく、それよりも低い解像度で
あってもよい。例えば、画像データの各16×16ブロ
ック(即ち、解像度レベル4)に対して1つの動きベク
トルをとることは、多くの圧縮されたビデオ信号フォー
マット、例えば、MPEGに対しては普通である。
【0037】この動きベクトルは、HMA法(構成)に
よって、次のいずれかにより得ることができる。 (a) レベルn(n>4)からレベル4までの動きベ
クトルのみを計算して、これを最終的な動きベクトルの
結果として使用する。(これは、精度は落ちるが、実施
コストをかなり節約できる。) (b) 動きベクトルをより高い解像度(例えば、4×
4のピクセルブロック毎に対して1動きベクトルを有す
るレベル2)まで計算した後、この高解像度動きベクト
ルを(何らかの方法で)組み合わせることによって16
×16ピクセルブロックごとにより正確な動きベクトル
を計算する。 (c) 動きベクトルをレベル0まで計算し、例えば1
6×16ブロックの動きベクトルを平均してそれぞれの
ブロックに対して高解像度動きベクトルを求める。この
装置が図17に示されている。図17において、ボック
ス575は、レベル0の動きベクトルを記憶するメモリ
バッファである。演算ユニット577は、レベル0の動
きベクトルからなる16×16マトリクスにアクセス
し、各マトリクスに対して1動きベクトルを、そのよう
な各マトリクスに含まれるベクトルの相加平均(ave
rage)、平均(mean)、メジアン(media
n)等をとることによって生成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一連の進行中出力ベクトルデータフレーム周期
及び一連の進行中入力画像データフレーム周期の関係を
システム処理遅延の関数として示すタイミング図であ
る。
【図2】この発明の、システム処理遅延の小さいラプラ
シアンピラミッドの実施例を示す図である。
【図3】この発明の、システム処理遅延の小さいガウス
ピラミッドの実施例を示す図である。
【図4】図2の実施例を用いた従来のラプラシアン画像
ピラミッド段の構成を示す図である。
【図5】図2及び図3の両方の実施例に用いられる最低
ピクセル密度動きベクトル段の構成を示す図である。
【図6】図2及び図3の両方の実施例に用いられる高い
ピクセル密度動きベクトル段の構成を示す図である。
【図7】図2及び図3の両方の実施例に用いられる高い
ピクセル密度動きベクトル段の別の構成を示す図であ
る。
【図8】従来の動き解析手段の一例により実行されるコ
ンピュータ処理の概略図である。
【図9】この発明による、システム処理遅延を増加させ
るかわりにシステムハードウェアを低減することができ
る帰還ラプラシアンピラミッド実施例を示す図である。
【図10】図9の実施例に使用される帰還動きベクトル
段の構成を示す図である。
【図11】図9の実施例に使用される3ポートフレーム
バッファのための構成を示す図である。
【図12】図9の実施例に使用される3ポートフレーム
バッファのための別の構成を示す図である。
【図13】この発明による、単一のピラミッド段を使用
していて、高い出力クロック周波数によってシステム処
理遅延を小さくし、システムハードウェアを少なくする
帰還ラプラシアンピラミッドの実施例を示す図である。
【図14】図13の実施例に使用される単一ピラミッド
段の構成を示す図である。
【図15】図14のピラミッド段の区分された線バッフ
ァ手段により記憶された画像情報のフォーマットを示す
図である。
【図16】図14のピラミッド段のラプラシアン画像出
力を示すタイミング図である。
【図17】図13の実施例に使用される帰還動きベクト
ル段の構成を示す図である。
【符号の説明】
506-n 第1のハードウェア手段 522 画像バッファ手段 524 画像ワープ手段 520 動き解析手段 526 ピクセル密度伸張手段 530 加算器手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨーゼフ オーエン シニガー アメリカ合衆国 08534 ニユージヤー ジ州 ペニントン エグランタイン・ア ベニユ 21 (72)発明者 チヤールズ ハモンド アンダーソン アメリカ合衆国 63124 ミズーリ州 ラデユー ツイン・オークス・レーン 4 (56)参考文献 特開 昭60−37811(JP,A) 特開 昭62−76312(JP,A) 特開 平3−66278(JP,A) 特表 平1−503509(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/20 G06F 12/00 G06F 12/08 H04N 7/32 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 或る所与のフレーム周波数で生じる一連
    の連続した進行している或る所与のピクセル密度の画像
    フレーム入力からの比較的高解像度の画像データに応答
    し、或る処理システム遅延の後、同じ所与のフレーム周
    波数で生じる一連の連続した進行している或る所与の
    クセル密度のベクトルデータフレーム出力を取り出す
    ための画像処理システムにおいて、 各ベクトルデータフレームは連続した画像フレームの
    各対の間に生じる画像動きを表すものであり、 上記システムは、上記入力を処理して、上記或る処理シ
    ステム遅延の或る所与の一部分に等しい長さの第1の期
    間内に、n+1(nは少なくとも1の値を有する或る
    所与の整数)の順整列した順次低くなるピクセル密度
    レベル0〜n(但し、ピクセル密度レベル0は、上記
    与のピクセル密度に対応し、ピクセル密度レベルnは、
    或る最低ピクセル密度に対応する)の上記画像フレーム
    の各1つの画像データを生成する第1のハードウェア手
    段を含み、更に、 上記システムは、少なくとも1つの画像バッファ手段、
    少なくとも1つの画像ワープ手段、少なくとも1つの動
    き解析手段、少なくとも1つのピクセル密度伸張手段、
    及び少なくとも1つの加算器手段を組み込んだ第2のハ
    ードウェア手段を含んでおり、 上記第2のハードウェア手段は、上記ピクセル密度レベ
    ルn〜n−k(kはnまたはそれ以下の整数)の各々に
    おける連続した画像フレームからなる各対の上記画像デ
    ータを順に使用して、上記或る処理システム遅延の残り
    部分に等しい長さの第2の期間内に、上記連続した画
    像フレームの上記対について、上記最低ピクセル密度n
    から始めて、上記ピクセル密度レベルn〜n−kの各々
    における各ピクセルに対して1つの個別の動きベクトル
    を、上記最低ピクセル密度nより上の上記ピクセル密度
    レベルの各々において取り出された上記各ピクセルに対
    する残留動きベクトルをその次に低いピクセル密度レベ
    ルで既に取り出されている対応する個別の動きベクトル
    に加えることによって取り出すものであり、 これによって、n−kのピクセル密度の動きベクトルの
    マップを、上記一連の進行している入力の連続した所与
    ピクセル密度画像フレームの各対に応答して、リアル
    タイムで取り出すことができるようにされた、画像処理
    システム。
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