JP3354500B2 - 盗難防止システム - Google Patents

盗難防止システム

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JP3354500B2
JP3354500B2 JP20642398A JP20642398A JP3354500B2 JP 3354500 B2 JP3354500 B2 JP 3354500B2 JP 20642398 A JP20642398 A JP 20642398A JP 20642398 A JP20642398 A JP 20642398A JP 3354500 B2 JP3354500 B2 JP 3354500B2
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慎二 松平
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店内に陳列された
商品を万引き等の不正行為から保護する盗難防止システ
ムに関し、特に、警報の発生によって、店員が商品と警
報ユニットが互いに結合状態であることを認識すること
が出来る盗難防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンパクトディスクカセットや磁
気テープカセット等の商品を陳列して販売する販売店で
は、これらの商品を万引き等の不正行為から保護するた
め、図9に示す如き盗難防止システムを採用している。
該盗難防止システムは、販売店の出口(30)付近に設置さ
れた盗難防止ゲート(3)と、商品(5)に取り付けられた
警報ユニット(2)とから構成されている。盗難防止ゲー
ト(3)には回路基板(31)及び送信アンテナ(図示省略)が
内蔵され、回路基板(31)は、警報ユニット(2)に対する
警報作動信号を発生すべき送信回路(図示省略)を具えて
いる。警報ユニット(2)は、図10に示す如く、ケーシ
ング(20)の内部にブザー(21)、回路基板(27)、電池(図
示省略)等を具え、ケーシング(20)の表面には、複数の
放音孔(28)が開設されると共に、警報作動スイッチ片(2
2)が凸設されている。ブザー(21)は、回路基板(27)によ
って動作が制御されており、商品から警報ユニット(2)
が取り外されたとき、或いは警報ユニット(2)が前記盗
難防止ゲート(3)を通過するときに発鳴するものであ
る。
【0003】販売店においては、商品は、警報ユニット
(2)を取り付けた状態で陳列台に陳列される。店員が客
に商品を販売する際は、警報ユニット(2)の回路基板(2
7)に特定の信号を送ってブザー(21)を発鳴しない状態に
設定した上で、警報ユニット(2)を商品から取り外し、
代金と引き替えに、客に商品を手渡している。客が不正
に商品(5)から警報ユニット(2)を取り外すと、警報作
動スイッチ片(22)がオフとなって、ブザー(21)が発鳴す
ることになる。又、客が不正に商品(5)を警報ユニット
(2)と共に店外へ持ち出そうとしたときは、警報ユニッ
ト(2)の回路基板(27)が、盗難防止ゲート(3)の送信ア
ンテナからの警報作動信号を受けて、ブザー(21)が発鳴
することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記盗
難防止システムにおいては、店員が、客に商品(5)を販
売する際、不注意で商品(5)から警報ユニット(2)を取
り外さずに、商品を手渡してしまう虞れがある。この場
合、客は商品(5)を正当に購入したにも拘わらず、盗難
防止ゲート(3)を通過する際、ブザー(21)が発鳴するこ
ととなり、客に不快感を与える問題がある。本発明の目
的は、例えば販売店に応用した場合に、店員が商品と警
報ユニットが結合状態であることを確実に認識すること
が出来る盗難防止システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る盗難防止シス
テムは、盗難防止の対象物と結合させるべき警報ユニッ
トと、報知信号を発生する信号発生装置とを具え、警報
ユニットは、盗難防止の対象物との結合状態が切り離さ
れたことを検知して検知信号を発生する検知手段と、報
知信号を受信する受信手段と、警報を発することが可能
な警報手段と、検知信号を受けて警報手段を動作させる
一方、受信手段から報知信号を受けて警報手段を動作さ
せた後に検知信号及び報知信号を無効化する制御手段と
を具えている。
【0006】本発明に係る盗難防止システムを、例えば
商品の販売店に実施した場合においては、盗難防止の対
象となる商品は、警報ユニットと結合されて陳列台に陳
列される。一方、信号発生装置は、店員が代金と引き替
えに商品を手渡す会計所に設置される。この状態で、陳
列台から取り出した商品と警報ユニットの結合状態が不
正に切り離されたとき、検知手段は検知信号を発生し、
警報ユニットの制御手段は、該検知信号を受けて警報手
段を動作させる。これによって、警報手段から警報が発
せられ、不正行為が周囲に報知される。客が、商品と警
報ユニットを結合状態のまま、会計所の店員に手渡す
と、警報ユニットの受信手段は、信号発生装置からの報
知信号を受けることになる。制御手段は、受信手段から
該報知信号を受けて、警報手段を動作させた後に検知信
号及び報知信号を無効化する。この結果、警報手段から
警報が発せられた後、警報ユニットは、検知信号及び報
知信号の入力に拘わらず、警報の発生を強制的に停止す
ることになる。
【0007】上記盗難防止システムにおいては、上述の
如く店員の手元で警報が発せられることにより、店員
は、商品と警報ユニットが互いに結合状態にあることを
認識することが出来る。尚、警報は、店員の手元で発生
するので、客は殆ど不快感を受けない。又、上記盗難防
止システムにおいては、警報ユニットは、警報を発した
後、警報の発生を強制的に停止するので、無用な警報が
継続的に発せられるという弊害はない。
【0008】具体的構成を有する第1の盗難防止システ
ムは、盗難防止の対象物と結合させるべき警報ユニット
と、警報作動信号と警報停止信号を交互に発生する信号
発生装置とを具えている。警報ユニットは、検知手段及
び警報手段を具えると共に、警報作動信号及び警報停止
信号を受信する受信手段と、検知信号を受けて、或いは
受信手段から警報作動信号を受けて警報手段を動作させ
る一方、受信手段から警報停止信号を受けて警報手段の
動作を停止させる警報制御手段と、警報制御手段が警報
作動信号或いは警報停止信号の何れか一方の信号と検知
信号の両信号を受けたとき、その後の検知信号及び警報
作動信号を無効化する無効化手段とを具えている。
【0009】上記第1の盗難防止システムを商品の販売
店に実施した場合、商品は、警報ユニットと結合されて
陳列台に陳列される一方、信号発生装置は、会計所に設
置される。この状態で、陳列台から取り出した商品と警
報ユニットの結合状態が不正に切り離されたとき、検知
手段は検知信号を発生し、警報ユニットの警報制御手段
は、該検知信号を受けて警報手段を動作させる。これに
よって、警報手段から警報が発せられ、不正行為が周囲
に報知される。
【0010】客が、商品と警報ユニットを結合状態のま
ま、会計所の店員に手渡すと、警報ユニットの受信手段
は、信号発生装置からの警報作動信号と警報停止信号を
交互に受けることになる。ここで、警報ユニットの警報
制御手段は、受信手段から警報作動信号を受けることに
よって警報手段を動作させる一方、受信手段から警報停
止信号を受けることによって警報手段の動作を停止させ
る処理を繰り返す。これによって、警報手段から警報が
間欠的に発せられることとなり、店員は、商品と警報ユ
ニットが互いに結合状態にあることを確実に認識するこ
とが出来る。その後、警報ユニットの受信手段が信号発
生装置から両信号を交互に受けている状態で、店員が、
商品と警報ユニットの結合状態を切り離すと、検知手段
から検知信号が発生して、警報制御手段は、該検知信号
に加えて、受信手段から警報作動信号或いは警報停止信
号の何れかの信号を受けることになる。この状態を無効
化手段が認識して、その後の検知信号及び警報作動信号
を無効化する。この結果、警報ユニットは、検知信号及
び警報作動信号の入力に拘わらず、警報の発生を強制的
に停止することになる。上記第1の盗難防止システムに
おいては、上述の如く、会計所にて店員が商品と警報ユ
ニットの結合状態を切り離すことによって、その後の警
報の発生は阻止されるので、無用な警報が継続的に発せ
られるという弊害はない。
【0011】具体的には、無効化手段は、警報停止信号
と検知信号の両信号を受けたとき、その後の検知信号及
び警報作動信号を無効化する。
【0012】該具体的構成においては、警報作動信号が
発生している期間内に、店員が商品と警報ユニットの結
合状態を切り離したときは、次に受信手段から警報停止
信号を受けた時点で、警報制御手段は検知信号と警報停
止信号の両方を受けることとなって、無効化手段による
無効化によりその後の警報の発生が強制的に停止され
る。又、警報停止信号が発生している期間内に、店員が
商品と警報ユニットの結合状態を切り離したときは、そ
の時点で、警報制御手段は検知信号と警報停止信号の両
方を受けることとなって、無効化手段による無効化によ
りその後の警報の発生が強制的に停止される。
【0013】又、具体的には、警報停止信号のオン期間
は、警報作動信号のオン期間よりも長く設定される。
【0014】該具体的構成によれば、上記警報の間欠的
発生動作において、警報作動信号による警報の発生期間
が、警報停止信号による警報の停止期間よりも短くなっ
て、店員に対する報知効果が適度なものとなる。
【0015】更に具体的には、無効化手段は、検知信号
及び警報作動信号の無効化後、検知信号がオフとなって
オフ期間が一定時間を経過した時点で、検知信号及び警
報作動信号の無効化を解除する。
【0016】該具体的構成においては、上述した店員の
操作によって警報の発生が強制的に停止された状態(リ
セット状態)の警報ユニットを、通常の警報動作が可能
な状態(セット状態)に復帰させる場合、該警報ユニット
を商品と結合させる。これによって検知信号はオフとな
り、オフ期間が一定時間を経過すると、その時点で、無
効化手段による無効化が解除されて、検知信号又は警報
作動信号により警報を発するセット状態が設定されるこ
とになる。
【0017】更に具体的には、警報エリア内に設置され
て警報エリアに通過する警報ユニットへ警報作動信号を
送信する送信装置を具えている。
【0018】該具体的構成においては、送信装置は、販
売店の出口付近に設置される。客が、不正に商品を店外
へ持ち出さんとして、販売店の出口付近の警報エリア内
を通過すると、この際に商品に結合されている警報ユニ
ットが、送信装置からの警報作動信号を受けて、警報を
発することになる。これによって店員は、この不正行為
を知ることが出来る。
【0019】具体的構成を有する第2の盗難防止システ
ムは、盗難防止の対象物と結合させるべき警報ユニット
と、間欠音発生信号を発生する信号発生装置とを具えて
いる。警報ユニットは、検知手段及び警報手段を具える
と共に、間欠音発生信号を受信する受信手段と、検知信
号を受けて警報手段を連続的に動作させる一方、受信手
段から間欠音発生信号を受けて警報手段を間欠的に動作
させる警報制御手段と、警報制御手段が間欠音発生信号
と検知信号の両信号を受けたとき、その後の間欠音発生
信号及び検知信号を無効化する無効化手段とを具えてい
る。
【0020】上記第2の盗難防止システムを商品の販売
店に実施した場合、商品は、警報ユニットと結合されて
陳列台に陳列される一方、信号発生装置は、会計所に設
置される。この状態で、陳列台から取り出した商品と警
報ユニットの結合状態が不正に切り離されたとき、検知
手段は検知信号を発生し、警報ユニットの警報制御手段
は、該検知信号を受けて警報手段を連続的に動作させ
る。これによって、警報手段から警報が連続的に発せら
れることとなり、不正行為が周囲に報知される。
【0021】客が、商品と警報ユニットを結合状態のま
ま、会計所の店員に手渡すと、警報ユニットの受信手段
は、信号発生装置からの間欠音発生信号を受けることに
なる。警報制御手段は、受信手段から該間欠音発生信号
を受けて、警報手段を間欠的に動作させる。これによっ
て、警報手段から警報が間欠的に発せられることとな
り、店員は、商品と警報ユニットが互いに結合状態にあ
ることを認識することが出来る。その後、警報ユニット
の受信手段が信号発生装置から間欠音発生信号を受けて
いる状態で、店員が、商品と警報ユニットの結合状態を
切り離すと、検知手段から検知信号が発生して、警報制
御手段は、間欠音発生信号と検知信号の両信号を受ける
ことになる。この状態を無効化手段が認識して、その後
の間欠音発生信号及び検知信号を無効化する。この結
果、警報ユニットは、検知信号及び間欠音発生信号の入
力に拘わらず、警報の発生を強制的に停止することにな
る。上記第2の盗難防止システムにおいては、店員が商
品と警報ユニットの結合状態を切り離した時点で、警報
の発生が強制的に停止されるので、無用な警報が発せら
れることはない。
【0022】具体的構成を有する第3の盗難防止システ
ムは、盗難防止の対象物と結合させるべき警報ユニット
と、短音発生信号を発生する信号発生装置とを具えてい
る。警報ユニットは、検知手段及び警報手段を具えると
共に、短音発生信号を受信する受信手段と、検知信号を
受けて警報手段を動作させる警報制御手段と、受信手段
から短音発生信号を受けて、警報手段を所定の時間だけ
動作させた後、その後の短音発生信号及び検知信号を無
効化する無効化手段を具えている。
【0023】上記第3の盗難防止システムを商品の販売
店に実施した場合、商品は、警報ユニットと結合されて
陳列台に陳列される一方、信号発生装置は、会計所に設
置される。この状態で、陳列台から取り出した商品と警
報ユニットの結合状態が不正に切り離されたとき、検知
手段は検知信号を発生し、警報ユニットの警報制御手段
は、該検知信号を受けて警報手段を動作させる。これに
よって、警報手段から警報が発せられることとなり、不
正行為が周囲に報知される。又、客が、商品と警報ユニ
ットを結合状態のまま、会計所の店員に手渡すと、警報
ユニットの受信手段は、信号発生装置からの短音発生信
号を受けることになる。無効化手段は、受信手段から該
短音発生信号を受けて、警報手段を所定時間、例えば
0.1〜1.0秒間だけ動作させた後、その後の短音発生
信号及び検知信号を無効化する。この結果、警報手段か
ら警報が短時間だけ発せられ、その後、警報ユニット
は、検知信号及び短音発生信号の入力に拘わらず、警報
の発生を強制的に停止することになる。上記第3の盗難
防止システムにおいては、警報が短時間だけ発せられる
ことにより、店員は、商品と警報ユニットが互いに結合
状態にあることを認識することが出来る。又、警報ユニ
ットは、商品との結合状態が切り離されたか否かに拘わ
らず、店員の手元で短時間、警報を発生するに過ぎない
ので、消費電力が少なく、内蔵せる電池の寿命が長くな
る。
【0024】
【発明の効果】本発明に係る盗難防止システムによれ
ば、盗難防止の対象物と警報ユニットが互いに結合状態
であることが、警報の発生によって報知される。従っ
て、例えば販売店に応用した場合、商品に結合された警
報ユニットは会計所にて確実に取り外されることにな
り、正当な購買者が盗難防止ゲートを通過する際に警報
を受ける虞れはない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、3つの実施例に基づき具体的に説明する。第1実施例 本実施例の盗難防止システムは、図9及び図10に示す
従来の構成と同一の盗難防止ゲート(3)及び警報ユニッ
ト(2)を具え、盗難防止ゲート(3)は、販売店の出口(3
0)付近に設置され、警報ユニット(2)は、商品に取り付
けられて店内に陳列される。一方、本発明に係る信号発
生装置(1)は、店員が代金と引き替えに商品を手渡す会
計所に設置され、図1に示す如く扁平なケーシング(10)
の内部に回路基板(14)を具えている。ケーシング(10)か
らは、商用電源のコンセントに接続すべき電源コード(1
5)が伸びている。
【0026】図2は、上記信号発生装置(1)に内蔵され
た回路基板(14)の構成を表わしている。回路基板(14)に
は、コンデンサCとコイルLからなる送信アンテナ(13)
が配備され、送信アンテナ(13)は、増幅回路(12)を介し
てマイクロコンピュータ(11)に接続されている。マイク
ロコンピュータ(11)及び増幅回路(12)は、前記電源コー
ド(15)を介して商用電源(7)から電力が供給される。マ
イクロコンピュータ(11)は、図3に示す如く、警報作動
信号と警報停止信号が交互に現われる複合信号を作成し
て出力する。ここで、警報作動信号及び警報停止信号は
共に、所定パターンのバースト波(37.5KHz)によ
って構成され、警報作動信号のオン期間は0.1秒、警
報停止信号のオン期間は0.4秒に設定される。警報作
動信号は、周期T′における信号期間t1′(1453
μsec)と無信号期間t2′(1453μsec)の比
率が一定値に設定されている。一方、警報停止信号は、
周期Tにおける信号期間t1(360μsec)と無信号
期間t2(1453μsec)の比率が、警報作動信号の
比率とは異なる一定値に設定されている。
【0027】マイクロコンピュータ(11)から出力される
複合信号は、図2に示す如く増幅回路(12)に入力され、
増幅された後、送信アンテナ(13)へ供給され、電磁波に
変換されて外部へ送信される。一方、図9に示す如く、
盗難防止ゲート(3)に内蔵された回路基板(31)の送信回
路(図示省略)からは、上記複合信号を構成する警報作動
信号と同一の警報作動信号が送信される。又、警報ユニ
ット(2)は、図4に示す如く、ブザー(21)、警報作動ス
イッチ片(22)、受信回路(23)、電池(24)、制御回路(25)
及びブザー駆動回路(26)から構成される。制御回路(25)
は、警報作動スイッチ片(22)が閉じた状態をオンと認識
する一方、警報作動スイッチ片(22)が開いた状態をオフ
と認識する。制御回路(25)は、警報作動スイッチ片(22)
が開いてオフと認識し、ブザー(21)を動作させるための
制御信号を作成する。
【0028】又、制御回路(25)には、受信回路(23)によ
って受信された信号が入力され、制御回路(25)は、入力
された信号が警報作動信号であるか否か、さらには警報
停止信号であるか否かを判断する。この際、制御回路(2
5)は、図3に示す警報作動信号の周期T′における信号
期間t1′と無信号期間t2′の比率、警報停止信号の
周期Tにおける信号期間t1と無信号期間t2の比率に
基づいて、警報作動信号と警報停止信号を判別する。制
御回路(25)は、入力された信号が警報作動信号であると
判断した場合には、ブザー(21)を動作させるための制御
信号を作成する。一方、制御回路(25)は、入力された信
号が警報停止信号と判断した場合には、ブザー(21)の動
作を停止させるための制御信号を作成する。この様にし
て制御回路(25)によって作成された制御信号は、ブザー
駆動回路(26)へ供給され、これに応じてブザー駆動回路
(26)はブザー(21)へ駆動電流を供給し、或いは駆動電流
の供給を停止する。ブザー(21)は、駆動電流の供給を受
けて発鳴し、駆動電流の供給が停止されて発鳴を停止す
る。
【0029】上記警報ユニット(2)は、セット状態とリ
セット状態の切換え設定が可能であって、セット状態で
は、警報作動スイッチ片(22)がオフとなることによっ
て、或いは警報作動信号を受けることによって警報を発
するが、リセット状態では、警報作動スイッチ片(22)が
オフの状態、及び警報作動信号を受けている状態で、警
報の発生を強制的に停止する。
【0030】図5は、上記制御回路(25)による制御手続
きを表わしている。先ず、ステップS1にて警報作動ス
イッチ片(22)がオンであるか否かを判断する。ここで警
報ユニット(2)が商品に取り付けられている場合にYE
Sと判断されて、ステップS2に移行する一方、警報ユ
ニットが商品に取り付けられていない場合にNOと判断
されて、ステップS1の判断を繰り返す。ステップS2
では、警報作動スイッチ片(22)がオンとなって一定時間
が経過したか否かを判断する。ここで、一定時間が経過
するまでNOと判断されて、ステップS2の判断を繰り
返し、一定時間が経過すると、ステップS2にてYES
と判断されて、ステップS3に移行し、リセット状態か
らセット状態の切換え処理を行なう。
【0031】その後、ステップS4では、警報作動スイ
ッチ片(22)がオフであるか否かを判断する。ここで商品
が警報ユニット(2)から不正に取り外されたときにはY
ESと判断され、ステップS5に移行して警報を発生す
る。ステップS6では、受信回路(23)から何らかの信号
を受信したか否かを判断し、NOと判断された場合は、
ステップS5に戻って警報を発生し続ける。一方、ステ
ップS6にてYESと判断された場合は、ステップS8
に移行する。これに対し、上述のステップS4にてNO
と判断された場合は、ステップS7に移行して受信回路
(23)から何らかの信号を受信したか否かを判断し、NO
と判断された場合はステップS4に戻る一方、YESと
判断された場合は、ステップS8に移行する。
【0032】ステップS8では、受信回路(23)からの信
号が信号発生装置(1)或いは盗難防止ゲート(3)からの
警報作動信号であるか否かを判断する。ここで警報ユニ
ット(2)が取り付けられた商品が会計所の店員の手元に
あるとき、或いは警報ユニット(2)が盗難防止ゲート
(3)を通過したときにはYESと判断され、ステップS
5に移行して警報を発生する。一方、ステップS8にて
NOと判断された場合は、ステップS9に移行して、受
信回路(23)からの信号が信号発生装置(1)からの警報停
止信号であるか否かを判断する。ここで警報ユニット
(2)が取り付けられた商品が会計所の店員の手元にある
ときにはYESと判断され、ステップS10に移行す
る。一方、ステップS9にてNOと判断された場合は、
ステップS4に戻る。ステップS10では警報を停止
し、その後、ステップS11では警報作動スイッチ片(2
2)がオフであるか否かを判断する。ここで会計所の店員
が、商品から警報ユニット(2)を取り外したときにYE
Sと判断され、ステップS12に移行してセット状態か
らリセット状態への切換え処理を行なった後、ステップ
S1に戻る。一方、ステップS11にてNOと判断され
た場合は、ステップS4に戻る。
【0033】基本動作 上記盗難防止システムにおいては、客は、商品を正当に
購入する際、警報ユニット(2)が取り付けられた商品を
会計所の店員に手渡す。これによって警報ユニット(2)
は、信号発生装置(1)から図6(a)に示す如く警報作動
信号と警報停止信号が交互に現われる複合信号を受ける
ことになる。警報ユニット(2)が警報作動信号を受ける
と、図5のステップS8でYESと判断されてステップ
S5に移行し、警報ユニット(2)は警報を発生する。そ
して警報作動信号を受けている期間は、ステップS8に
てYESと判断されて、警報ユニット(2)は警報を発生
し続ける。その後、警報ユニット(2)が警報停止信号を
受けると、ステップS8にてNOと判断されてステップ
S9へ移行した後、ステップS9でYESと判断されて
ステップS10に移行し、警報ユニット(2)は警報を停
止する。そして警報停止信号を受けている期間は、ステ
ップS9にてYESと判断されることにより、警報の停
止状態が維持される。この様にして、警報ユニット(2)
が警報作動信号と警報停止信号を交互に繰り返し受ける
ことによって、警報を発生させる処理と警報を停止させ
る処理が繰り返され、図6(b)の如く警報が間欠的に発
せられることになる。
【0034】次に、上述の如く警報作動信号と警報停止
信号が交互に入力されることによって間欠的に警報を発
生している過程において、店員が商品から警報ユニット
(2)を取り外した場合の動作につき、ケースを分けて説
明する。ケース1 図6(a)中に矢印Aで示す如く警報停止信号から警報作
動信号に切り替わった時点で、店員が商品から警報ユニ
ット(2)を取り外した場合、図5のステップS4でYE
Sと判断されてステップS5に移行し、上記基本動作と
同様に警報発生動作に切り替わる。そして、その後も警
報作動信号がオンである期間はステップS8にてYES
と判断され、警報ユニット(2)は図6(b)の如く警報を
発生し続ける。その後、矢印Cで示す時点で警報作動信
号から警報停止信号に切り替わると、ステップS8にて
NOと判断された後、ステップS9でYESと判断され
てステップS10に移行し、警報ユニット(2)は同図
(b)の如く警報を停止する。そして、ステップS11に
てYESと判断されてステップS12に移行し、警報ユ
ニット(2)はセット状態からリセット状態に切り換えら
れる。その後、ステップS1ではNOと判断され、この
判断が繰り返される。この様に矢印Cで示す時点でリセ
ット状態が設定されることによって、その後の警報作動
スイッチ片(22)の状態、及び警報作動信号の入力に拘わ
らず、警報の発生が強制的に停止される。
【0035】ケース2 警報作動信号を受けている状態において、同図(a)中に
矢印Bで示す時点で、店員が商品から警報ユニット(2)
を取り外した場合、図5のステップS8にて引き続きY
ESと判断されることにより、警報ユニット(2)は図6
(c)の如く警報を発生し続ける。そして、矢印Cで示す
時点で警報作動信号から警報停止信号に切り替わると、
以後、上記ケース1と同様の処理が実行されてリセット
状態が設定され、その後の警報作動スイッチ片(22)の状
態、及び警報作動信号の入力に拘わらず、警報の発生が
強制的に停止されることになる。
【0036】ケース3 同図(a)中に矢印Cで示す如く警報作動信号から警報停
止信号に切り替わった時点で、店員が商品から警報ユニ
ット(2)を取り外した場合、図5のステップS8にてN
Oと判断された後、ステップS9でYESと判断されて
ステップS10に移行し、警報ユニット(2)は図6(d)
の如く警報を停止する。その後、上記ケース1と同様の
処理が実行されてリセット状態が設定され、その後の警
報作動スイッチ片(22)の状態、及び警報作動信号の入力
に拘わらず、警報の発生が強制的に停止されることにな
る。
【0037】ケース4 警報停止信号を受けている状態において、同図(a)中に
矢印Dで示す時点で、店員が商品から警報ユニット(2)
を取り外した場合、図5のステップS9にて引き続きY
ESと判断されることにより、警報ユニット(2)は図6
(e)の如く警報の停止状態を維持する。その後、上記ケ
ース1と同様の処理が実行されてリセット状態が設定さ
れ、その後の警報作動スイッチ片(22)の状態、及び警報
作動信号の入力に拘わらず、警報の発生が強制的に停止
されることになる。
【0038】上述の基本動作の如く、店員が客から警報
ユニット(2)が取り付けられた商品を受け取ることによ
って警報が間欠的に発生するため、この警報に促されて
店員は、商品から警報ユニット(2)を確実に取り外すこ
とになり、正当な購買者が盗難防止ゲート(3)を通過す
る際に警報を受ける虞れはない。又、上述のケース1乃
至ケース4の如く、店員が商品から警報ユニット(2)を
取り外すタイミングに拘わらず、信号発生装置(1)から
の警報停止信号を受けることによって警報の発生が強制
的に停止されるため、無用な警報が継続的に発せられる
不具合はない。
【0039】第2実施例 本実施例の盗難防止システムは、上記第1実施例と同様
に、盗難防止ゲート(3)、警報ユニット(6)及び信号発
生装置(4)から構成され、盗難防止ゲート(3)の構成
は、第1実施例と全く同一である。本実施例の信号発生
装置(4)は、第1実施例とは機能の異なるマイクロコン
ピュータ(41)を具え、該マイクロコンピュータ(41)を除
いて、その他の構成は図2に示す第1実施例と同一であ
るので、その説明は省略する。本実施例のマイクロコン
ピュータ(41)は、後述の如く警報ユニット(6)に警報を
間欠的に発生させるための間欠音発生信号を作成し、該
間欠音発生信号を増幅回路(12)に供給する。増幅回路(1
2)に供給された間欠音発生信号は、増幅された後、送信
アンテナ(13)へ供給され、電磁波に変換されて外部へ送
信される。
【0040】一方、本実施例の警報ユニット(6)は、第
1実施例とは機能の異なる制御回路(65)を具え、該制御
回路(65)を除いて、その他の構成は図4に示す第1実施
例と同一であるので、その説明は省略する。本実施例の
制御回路(65)は、受信回路(23)から入力された信号が盗
難防止ゲート(3)からの警報作動信号であるか否か、更
には信号発生装置(4)からの上記間欠音発生信号である
か否かを判断し、入力された信号が警報作動信号である
と判断した場合には、ブザー(21)を動作させるための制
御信号を作成して、ブザー駆動回路(26)に供給する。一
方、制御回路(65)は、入力された信号が間欠音発生信号
と判断した場合には、ブザー(21)を動作させるための制
御信号を作成して、該制御信号をブザー駆動回路(26)に
供給した後、ブザー(21)の動作を停止させるための制御
信号を作成して、該制御信号をブザー駆動回路(26)に供
給する。
【0041】図7は、該制御回路(65)による制御手続き
を表わしている。先ずステップS21にて警報作動スイ
ッチ片(22)がオンであるか否かを判断し、YESと判断
された場合はステップS22に移行する一方、NOと判
断された場合はステップS21の判断を繰り返す。ステ
ップS22では、警報作動スイッチ片(22)がオンとなっ
て一定時間が経過したか否かを判断し、YESと判断さ
れた場合は、ステップS23に移行してリセット状態か
らセット状態の切換え処理を行なう一方、NOと判断さ
れた場合はステップS22の判断を繰り返す。
【0042】そして、ステップS24では、警報作動ス
イッチ片(22)がオフであるか否かを判断し、商品が警報
ユニット()から不正に取り外されてYESと判断され
た場合は、ステップS25に移行して警報を発生する。
続いて、ステップS26では、受信回路(23)から何らか
の信号を受信したか否かを判断し、NOと判断された場
合は、ステップS25に戻って警報を発生し続ける。一
方、ステップS26にてYESと判断された場合は、ス
テップS28に移行する。これに対し、上述のステップ
S24にてNOと判断された場合は、ステップS27に
移行して受信回路(23)から何らかの信号を受信したか否
かを判断し、NOと判断された場合はステップS24に
戻る一方、YESと判断された場合は、ステップS28
に移行する。
【0043】ステップS28では、受信回路(23)からの
信号が盗難防止ゲート(3)からの警報作動信号であるか
否かを判断する。ここで警報ユニット()が盗難防止ゲ
ート(3)を通過したときにはYESと判断され、ステッ
プS25に移行して警報を発生する。一方、ステップS
28にてNOと判断された場合は、ステップS29に移
行して、受信回路(23)からの信号が信号発生装置()か
らの間欠音発生信号であるか否かを判断する。ここで警
報ユニット()が取り付けられた商品が会計所の店員の
手元にあるときにはYESと判断され、ステップS30
に移行する。一方、ステップS29にてNOと判断され
た場合は、ステップS24に戻る。ステップS30では
警報を発生し、続いてステップS31では、警報を停止
する。
【0044】そして、ステップS32にて警報作動スイ
ッチ片(22)がオフであるか否かを判断する。ここで会計
所の店員が、商品から警報ユニット()を取り外したと
きにYESと判断され、ステップS33に移行してセッ
ト状態からリセット状態への切換え処理を行なった後、
ステップS21に戻る。一方、ステップS32にてNO
と判断された場合は、ステップS27に戻る。
【0045】本実施例の盗難防止システムにおいては、
客が警報ユニット(6)が取り付けられた商品を会計所の
店員に手渡すと、警報ユニット(6)は、信号発生装置
(4)からの間欠音発生信号を受けることになる。警報ユ
ニット(6)が信号発生装置(4)からの間欠音発生信号を
受けると、図7のステップS29にてYESと判断され
てステップS30に移行し、警報ユニット(6)は、警報
を発生した後、ステップS31にて警報を停止する。そ
して、警報ユニット(6)が商品に取り付けられている状
態では、ステップS32にてNOと判断され、ステップ
S30における警報発生処理とステップS31における
警報停止処理が繰り返されることになる。この結果、警
報が間欠的に発せられることになる。この様にして警報
が間欠的に発せられることによって、店員は、警報ユニ
ット(6)が商品に取り付けられたままであることを認識
することが出来る。
【0046】そして、店員が商品から警報ユニット(6)
を取り外すと、ステップS32にてYESと判断されて
ステップS33に移行し、警報ユニット(6)はセット状
態からリセット状態に切り換えられる。その後、ステッ
プS21ではNOと判断され、この判断が繰り返され
る。この様にしてリセット状態が設定されることによっ
て、その後の警報作動スイッチ片(22)の状態、警報作動
信号及び間欠音発生信号の入力に拘わらず、警報の発生
が強制的に停止される。
【0047】本実施例の盗難防止システムにおいては、
店員が商品から警報ユニット(6)を取り外した時点で警
報の発生が強制的に停止されるため、無用な警報が発せ
られることはない。
【0048】第3実施例 本実施例の信号発生装置(8)は、上記第1及び第2実施
例とは機能の異なるマイクロコンピュータ(81)を具え、
該マイクロコンピュータ(81)を除いて、その他の構成は
図2に示す第1実施例と同一であるので、その説明は省
略する。本実施例のマイクロコンピュータ(81)は、後述
の如く警報ユニット(9)に短期間だけ警報を発生させる
ための短音発生信号を作成し、該短音発生信号を増幅回
路(12)に供給する。増幅回路(12)に供給された短音発生
信号は、増幅された後、送信アンテナ(13)へ供給され、
電磁波に変換されて外部へ送信される。
【0049】一方、本実施例の警報ユニット(9)は、上
記第1及び第2実施例とは機能の異なる制御回路(95)を
具え、該制御回路(95)を除いて、その他の構成は図4に
示す第1実施例と同一であるので、その説明は省略す
る。本実施例の制御回路(95)は、受信回路(23)から入力
された信号が盗難防止ゲート(3)からの警報作動信号で
あるか否か、更には信号発生装置(8)からの上記短音発
生信号であるか否かを判断し、入力された信号が警報作
動信号であると判断した場合には、ブザー(21)を動作さ
せるための制御信号を作成して、ブザー駆動回路(26)に
供給する。一方、制御回路(95)は、入力された信号が短
音発生信号と判断した場合には、ブザー(21)を動作させ
るための制御信号を作成して、該制御信号をブザー駆動
回路(26)に供給した後、ブザー(21)の動作を停止させる
ための制御信号を作成して、該制御信号をブザー駆動回
路(26)に供給する。
【0050】図8は、該制御回路(95)による制御手続き
を表わしている。先ずステップS41にて警報ユニット
(9)がセット状態であるか否かを判断し、NOと判断さ
れた場合は、ステップS41にて判断を繰り返す。一
方、ステップS41にてYESと判断された場合は、ス
テップS42に移行して、警報作動スイッチ片(22)がオ
フであるか否かを判断し、商品が警報ユニット()から
不正に取り外されてYESと判断された場合は、ステッ
プS43に移行して警報を発生する。続いて、ステップ
S44では、受信回路(23)から何らかの信号を受信した
か否かを判断し、NOと判断された場合は、ステップS
43に戻って警報を発生し続ける。一方、ステップS4
4にてYESと判断された場合は、ステップS46に移
行する。これに対し、上述のステップS42にてNOと
判断された場合は、ステップS45に移行して受信回路
(23)から何らかの信号を受信したか否かを判断し、NO
と判断された場合はステップS42に戻る一方、YES
と判断された場合は、ステップS46に移行する。
【0051】ステップS46では、受信回路(23)からの
信号が盗難防止ゲート(3)からの警報作動信号であるか
否かを判断する。ここで警報ユニット()が盗難防止ゲ
ート(3)を通過したときにはYESと判断され、ステッ
プS43に移行して警報を発生する。一方、ステップS
46にてNOと判断された場合は、ステップS47に移
行して、受信回路(23)からの信号が信号発生装置()か
らの短音発生信号であるか否かを判断する。ここで警報
ユニット()が取り付けられた商品が会計所の店員の手
元にあるときにはYESと判断され、ステップS48に
移行する。一方、ステップS47にてNOと判断された
場合は、ステップS42に戻る。ステップS48では警
報を発生し、続いてステップS49では、警報を停止す
る。ここで、警報を発生した後、警報を停止するまでの
時間は、例えば0.1〜1.0秒に設定される。そして、
ステップS50ではセット状態からリセット状態への切
換え処理を行なった後、ステップS41に戻る。
【0052】本実施例の盗難防止システムにおいては、
客が警報ユニット(9)が取り付けられた商品を会計所の
店員に手渡すと、警報ユニット(9)は、信号発生装置
(8)からの短音発生信号を受けることになる。警報ユニ
ット(9)が信号発生装置(8)からの短音発生信号を受け
ると、図8のステップS47にてYESと判断され、警
報ユニット()はステップS48にて警報を発生した
後、ステップS49にて警報を停止する。この結果、
0.1〜1.0秒間、警報が発せられることになる。この
様にして、警報が短期間だけ発せられることによって、
店員は、警報ユニット(9)が商品に取り付けられたまま
であることを認識することが出来る。そして、ステップ
S50にて、警報ユニット()はセット状態からリセッ
ト状態に切り換えられる。その後、ステップS41では
NOと判断され、この判断が繰り返される。この様にし
てリセット状態が設定されることによって、その後の警
報作動スイッチ片(22)の状態、警報作動信号及び短音発
生信号の入力に拘わらず、警報の発生が強制的に停止さ
れる。
【0053】本実施例の盗難防止システムにおいては、
警報ユニット(9)は、商品から取り外されたか否かに拘
わらず、店員の手元で0.1〜1.0秒間、警報を発生す
るに過ぎないので、店員が商品から取り外すまでの間、
警報を間欠的に発生し続ける第1及び第2実施例の警報
ユニット(2)(6)に比べて、消費電力が少なく、電池の
寿命が長くなる。
【0054】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、上記第1実施例において
は、警報停止信号のオン期間が警報作動信号のオン期間
よりも長く設定されているが、これに限らず、警報停止
信号のオン期間を、警報作動信号のオン期間と同一、或
いは警報作動期間のオン期間よりも短く設定することも
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の信号発生装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図2】上記信号発生装置の回路構成を示すブロック図
である。
【図3】信号発生装置から発生する警報作動信号及び警
報停止信号を示す波形図である。
【図4】本発明の警報ユニットの回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】第1実施例の制御回路による制御手続きを表わ
すフローチャートである。
【図6】会計所にて店員が商品から警報ユニットを取り
外したときの警報動作を表わすタイムチャートである。
【図7】第2実施例の制御回路による制御手続きを表わ
すフローチャートである。
【図8】第3実施例の制御回路による制御手続きを表わ
すフローチャートである。
【図9】販売店の出口付近に設置された盗難防止ゲート
を示す斜視図である。
【図10】警報ユニットを示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 信号発生装置 (11) マイクロコンピュータ (12) 増幅回路 (13) 送信アンテナ (2) 警報ユニット (21) ブザー (22) 警報作動スイッチ片 (3) 盗難防止ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 13/22

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗難防止の対象物と結合させるべき警報
    ユニットと、報知信号を発生する信号発生装置とを具
    え、警報ユニットは、盗難防止の対象物との結合状態が
    切り離されたことを検知して検知信号を発生する検知手
    段と、報知信号を受信する受信手段と、警報を発するこ
    とが可能な警報手段と、検知信号を受けて警報手段を動
    作させる一方、受信手段から報知信号を受けて警報手段
    を動作させた後に検知信号及び報知信号を無効化する制
    御手段とを具えている盗難防止システム。
  2. 【請求項2】 盗難防止の対象物と結合させるべき警報
    ユニットと、警報作動信号と警報停止信号を交互に発生
    する信号発生装置とを具え、警報ユニットは、盗難防止
    の対象物との結合状態が切り離されたことを検知して検
    知信号を発生する検知手段と、警報作動信号及び警報停
    止信号を受信する受信手段と、警報を発することが可能
    な警報手段と、検知信号を受けて、或いは受信手段から
    警報作動信号を受けて警報手段を動作させる一方、受信
    手段から警報停止信号を受けて警報手段の動作を停止さ
    せる警報制御手段と、警報制御手段が警報作動信号或い
    は警報停止信号の何れか一方の信号と検知信号の両信号
    を受けたとき、その後の検知信号及び警報作動信号を無
    効化する無効化手段とを具えている盗難防止システム。
  3. 【請求項3】 無効化手段は、警報停止信号と検知信号
    の両信号を受けたとき、その後の検知信号及び警報作動
    信号を無効化する請求項2に記載の盗難防止システム。
  4. 【請求項4】 更に、警報エリア内に設置されて警報エ
    リアを通過する警報ユニットへ警報作動信号を送信する
    送信装置を具えている請求項3に記載の盗難防止システ
    ム。
  5. 【請求項5】 信号発生装置から発生する警報停止信号
    のオン期間は、信号発生装置から発生する警報作動信号
    のオン期間よりも長く設定される請求項2乃至請求項4
    の何れかに記載の盗難防止システム。
  6. 【請求項6】 無効化手段は、検知信号及び警報作動信
    号の無効化後、検知信号がオフとなってオフ期間が一定
    時間を経過した時点で、検知信号及び警報作動信号の無
    効化を解除する請求項2乃至請求項5の何れかに記載の
    盗難防止システム。
  7. 【請求項7】 盗難防止の対象物と結合させるべき警報
    ユニットと、間欠音発生信号を発生する信号発生装置と
    を具え、警報ユニットは、盗難防止の対象物との結合状
    態が切り離されたことを検知して検知信号を発生する検
    知手段と、間欠音発生信号を受信する受信手段と、警報
    を発することが可能な警報手段と、検知信号を受けて警
    報手段を連続的に動作させる一方、受信手段から間欠音
    発生信号を受けて警報手段を間欠的に動作させる警報制
    御手段と、警報制御手段が間欠音発生信号と検知信号の
    両信号を受けたとき、その後の間欠音発生信号及び検知
    信号を無効化する無効化手段とを具えている盗難防止シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 無効化手段は、間欠音発生信号及び検知
    信号の無効化後、検知信号がオフとなってオフ期間が一
    定時間を経過した時点で、間欠音発生信号及び検知信号
    の無効化を解除する請求項7に記載の盗難防止システ
    ム。
  9. 【請求項9】 更に、警報エリア内に設置されて警報エ
    リアを通過する警報ユニットへ警報作動信号を送信する
    送信装置を具え、前記警報制御手段は、受信手段から警
    報作動信号を受けて警報手段を連続的に動作させ、無効
    化手段は、警報制御手段が間欠音発生信号と警報作動信
    号の両信号を受けたとき、その後の間欠音発生信号、警
    報作動信号及び検知信号を無効化する請求項7又は請求
    項8に記載の盗難防止システム。
  10. 【請求項10】 盗難防止の対象物と結合させるべき警
    報ユニットと、短音発生信号を発生する信号発生装置と
    を具え、警報ユニットは、盗難防止の対象物との結合状
    態が切り離されたことを検知して検知信号を発生する検
    知手段と、短音発生信号を受信する受信手段と、警報を
    発することが可能な警報手段と、検知信号を受けて警報
    手段を動作させる警報制御手段と、受信手段から短音発
    生信号を受けて、警報手段を所定の時間だけ動作させた
    後、その後の短音発生信号及び検知信号を無効化する無
    効化手段とを具えている盗難防止システム。
  11. 【請求項11】 無効化手段は、短音発生信号及び検知
    信号の無効化後、検知信号がオフとなってオフ期間が一
    定時間を経過した時点で、短音発生信号及び検知信号の
    無効化を解除する請求項10に記載の盗難防止システ
    ム。
  12. 【請求項12】 更に、警報エリア内に設置されて警報
    エリアを通過する警報ユニットへ警報作動信号を送信す
    る送信装置を具え、前記警報制御手段は、受信手段から
    警報作動信号を受けて警報手段を動作させ、無効化手段
    は、受信手段から短音発生信号を受けて、警報手段を所
    定の時間だけ動作させた後、その後の短音発生信号、警
    報作動信号及び検知信号を無効化する請求項10又は請
    求項11に記載の盗難防止システム。
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