JP3353710B2 - 引 戸 - Google Patents

引 戸

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レールに沿って移
動する引戸に係わり、とくに、上レールに対するがたつ
きを阻止する振れ止めおよび外れ止めを具備した引戸に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記したような引戸としては、例
えば、上端部に上レール通し溝を有する召し合わせ側竪
框と、この召し合わせ側竪框の上端内部に挿入されかつ
上レールの両側面とそれぞれ当接する一対の当接部を有
する振れ止めと、召し合わせ側竪框の上端内部に挿入さ
れ上端部が上レールの下端縁と当接する外れ止めを備え
たものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の引戸
において、外れ止めは振れ止めに上下方向に移動可能に
ガイドされるうえ、召し合わせ側竪框の上端内部におけ
る室内側にねじ止めされる都合上、上記召し合わせ側竪
框とは室内外方向の寸法が異なる召し合わせ側竪框に対
しては、同じ形状の外れ止めを用いることができず、す
なわち、室内外方向の寸法が異なる框毎にその寸法に合
わせた外れ止めを用意しなくてはならず、その結果、生
産性の向上に寄与することができないという問題があ
り、この問題を解決することが従来の課題であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、室内外方向の寸法が異なる框に対す
る外れ止めの兼用化を実現して、生産性を大幅に向上さ
せることが可能である引戸を提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る引戸は、上端部に上レール通し溝を有する竪框と、竪
框の上端内部に位置しかつ上レールの一方の側面と当接
する一方の当接部および上レールの他方の側面と当接す
る他方の当接部を有する振れ止めと、竪框の上端内部に
位置しかつ上レールの下端線と当接する平板状の外れ止
め部を有する外れ止めを備え、外れ止めを振れ止めに対
して上下方向に移動可能とすると共に振れ止めに対して
室内外方向に移動可能とし、かつ室内側から竪框の上端
内部に挿入したねじにより外れ止めを室内側に引き付け
て竪框に固定した構成としており、この引戸の構成を従
来の課題を解決するための手段としている。
【0006】本発明の請求項2に係わる引戸において、
外れ止めには、互いに対向する規制壁部を室内外方向に
並べて設け、振れ止めには、規制壁部の間に所定のクリ
アランスをもって嵌まり込む突部を設けた構成としてい
る。
【0008】本発明の請求項3に係わる引戸において、
外れ止めは、振れ止めとともに竪框の上端内部に挿入す
るものであり、竪框の上端内部への挿入に伴って振れ止
めに対して下方に移動する構成としている。
【0011】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる引戸では、上
記した構成としたから、室内外方向の寸法が異なる框毎
にその寸法に合わせた外れ止めを用意する必要がなくな
り、すなわち、外れ止めの室内外方向の寸法が異なる框
に対する兼用化が図られることとなり、生産性の向上を
実現し得ることとなる。また、外れ止めを室内外方向の
寸法が異なる框に用いた場合であったとしても、外れ止
めの上下方向の移動が許容されることとなり、さらに、
室内外方向の寸法が異なる召し合わせ側竪框に用いる場
合も、外れ止めは召し合わせ側竪框に強固に固定される
こととなる。
【0012】本発明の請求項2に係わる引戸では、所定
のクリアランスを越えた外れ止めの室内外方向への移動
が規制されることとなる。
【0014】本発明の請求項3に係わる引戸では、上記
した構成としため、振れ止めおよび外れ止めをコンパク
トにまとめた状態で竪框の上端部内に挿入し得ることと
なる。
【0015】一方、振れ止めおよび外れ止めを竪框の上
端部内に挿入すると、これと同時に、外れ止めが振れ止
めに対して下方に移動し得ることとなり、振れ止めから
外れ止めを外す作業を行う必要がないので、振れ止めを
固定した後の外れ止めの取扱いを容易に行い得ることと
なる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0020】図1〜図7は本発明に係わる引戸の一実施
例を示している。
【0021】図1に部分的に示すように、この引戸1
は、上框10と、この上框10と連結する上端部に上レ
ール通し溝21を有する召し合わせ側竪框2と、この召
し合わせ側竪框2の上端内部に挿入されかつ上レール通
し溝21を通る上レールSの一方の側面SRと当接する
一方の当接部31Rおよび上レールSの他方の側面SL
と当接する他方の当接部31Lを有していると共に上框
10に設けたタッピンホール11にねじ込むねじ12を
挿通するねじ挿通部39を有する振れ止め3と、この振
れ止め3と同じく召し合わせ竪框2の上端内部に挿入さ
れて上レール通し溝21を通る上レールSの下端縁SF
と当接する外れ止め4を備えている。
【0022】振れ止め3は、図4および図5にも示すよ
うに、先端部を一方の当接部31Rとした作動片32R
と、先端部を他方の当接部31Lとした作動片32L
と、両作動片32R,32Lの各基端部を支持して各基
端部間をねじ挿通部39としかつ両当接部31R,31
L同士が接近した状態で弾性変形して両作動片32R,
32Lに対して各々の当接部31R,31Lが互いに離
間する方向の復元力を付与する弾性変形部33と、両作
動片32R,32Lにそれぞれ設けられて召し合わせ側
竪框2の上端内部に挿入した状態で上レール通し溝21
の対向縁部22,22と嵌合する外向き溝34,34
と、これらの外向き溝34,34の各溝底の先端部側に
設けた外向き突部35,35を具備しており、振れ止め
3における両外向き溝34,34の先端側の間隔は、上
レール通し溝21の対向縁部22,22の間隔よりも広
く設定してある。
【0023】この実施例において、召し合わせ側竪框2
には、図7に示すように、上レール通し溝21における
対向縁部22,22の各上端部に位置して、振れ止め3
の外向き溝34,34の外向き突部35,35を押圧可
能とした押圧部23,23が設けてあり、振れ止め3
は、召し合わせ側竪框2の上端内部に挿入した段階で、
上レール通し溝21の押圧部23,23に外向き溝3
4,34の外向き突部35,35が押圧されて両当接部
31R,31Lが接近し、これにより弾性変形部33が
弾性変形して生じる外向き突部35,35を互いに離間
させる方向の復元力によって、召し合わせ側竪框2に固
定されるものとなっている。
【0024】外れ止め4は、図2および図6にも示すよ
うに、上端が上レールSの下端縁SFと当接しかつ上レ
ールSの下端縁SFと振れ止め3との間の隙間を閉塞す
ると共に振れ止め3のねじ挿通部39を閉塞する平板状
をなす外れ止め部41と、この外れ止め部41の両側縁
に設けられて振れ止め3の両作動片32R,32Lと摺
接する対向壁部(規制壁部)42,42と、外れ止め部
41の下端に設けられて召し合わせ側竪框2の内部をほ
ぼ閉塞するボックス部43と、このボックス部43の上
端部に設けられて召し合わせ側竪框2に設けた長手方向
に沿う長孔24を通して室内側から挿入されるねじ47
と螺合する固定ナット48を備えている。
【0025】この場合、振れ止め3の両作動片32R,
32Lには、両当接部31R,31Lとともに各々動作
する互いに離間する方向を向く振れ止め側突部36,3
6が設けてあると共に、外れ止め4の対向壁部42,4
2には、互いに向き合う外れ止め側凹部44,44が設
けてあり、さらに、振れ止め3の弾性変形部33および
外れ止め4のボックス部43には、上下方向に相互に嵌
合可能とした下向き嵌合部37および上向き嵌合部45
が各々設けてある。
【0026】つまり、図3に示すように、振れ止め側突
部36,36と外れ止め側凹部44,44とをそれぞれ
係止させると共に、下向き嵌合部37と上向き嵌合部4
5とをそれぞれ嵌合させることにより、振れ止め3およ
び外れ止め4を召し合わせ側竪框2の上端内部に挿入す
る前の段階では両者を一体化し、これらの一体化した振
れ止め3および外れ止め4を召し合わせ側竪框2の上端
内部に挿入した段階では、上述の振れ止め3の両当接部
31R,31Lの相互接近により、振れ止め側突部3
6,36から外れ止め側凹部44,44をそれぞれ離脱
させて振れ止め3から外れ止め4を自動的に外すことが
できるようにしており、この際、下向き嵌合部37と上
向き嵌合部45とは、図2(a)に示すように、振れ止
め3から外れ止め4が外れてその自重により下方に移動
することによって、離間するようになっている。
【0027】また、振れ止め3における弾性変形部33
の下端部および外れ止め4における外れ止め部41の上
端部には、図2(b)に示すように、振れ止め3から外
れた外れ止め4が下方位置に移動した状態において相互
に係合する落下防止突部38,46が設けてあって、外
れ止め4の所定範囲を越えた下方への移動を規制するよ
うにしており、この外れ止め4が下方位置に移動した状
態では、振れ止め3のねじ挿通部39を開放してねじ1
2を挿通し得るようになっている。
【0028】この実施例において、振れ止め3の落下防
止突部38は、外れ止め4の対向壁部42,42の間に
クリアランスCをもって嵌まり込んでおり、外れ止め4
は、召し合わせ側竪框2の上端内部で振れ止め3に対し
て室内外方向(図1左右方向)に所定のクリアランスC
の範囲内で移動可能としている。
【0029】すなわち、図8に示すように、上記召し合
わせ側竪框2とは室内外方向の寸法が異なる召し合わせ
側竪框5に対してもこの外れ止め4を用いることができ
る、言い換えれば、召し合わせ側竪框5の寸法に合わせ
た外れ止めを用意しなくても済むようにしている。
【0030】この引戸1において、振れ止め3の振れ止
め側突部36と外れ止め4の外れ止め側凹部44とをそ
れぞれ係止させると共に、下向き嵌合部37と上向き嵌
合部45とをそれぞれ嵌合させると、振れ止め3および
外れ止め4を召し合わせ側竪框2の上端内部に挿入する
前の段階において両者をコンパクトに一体化し得ること
となり、召し合わせ側竪框2の上端内部に挿入するまで
の振れ止め3および外れ止め4の取扱いが容易なものと
なる。
【0031】また、一体化した振れ止め3および外れ止
め4を召し合わせ側竪框2の上端部内に挿入すると、振
れ止め3の外向き溝34,34の外向き突部35,35
が上レール通し溝21の押圧部23,23に押圧されて
両当接部31R,31Lが接近し、これにより弾性変形
部33が弾性変形して生じる復元力が外向き突部35,
35に与えられて、両外向き突部35,35と上レール
通し溝21の押圧部23,23とが押圧し合うことか
ら、振れ止め3は召し合わせ側竪框2の上端部内に固定
されることとなる。
【0032】このとき、振れ止め3の両当接部31R,
31Lが相互に接近することにより、振れ止め3の振れ
止め側突部36,36から外れ止め4の外れ止め側凹部
44,44がそれぞれ離脱するので、外れ止め4は召し
合わせ側竪框2の上端部内に固定された振れ止め4から
自動的に外れ、これと同時に、振れ止め3の下向き嵌合
部37と外れ止め4の上向き嵌合部45とが、図2
(a)に示すように、外れ止め4がその自重により下方
に移動することによって離間し、この上方位置と、振れ
止め3および外れ止め4の各落下防止突部38,46が
相互に係合する下方位置との間の範囲内において、外れ
止め4の上下方向の移動が許容されることとなり、外れ
止め4が下方位置に移動した状態では、振れ止め3のね
じ挿通部39が開放することとなり、このねじ挿通部3
9を通して上框連結用のねじ12を挿通し得ることとな
る。
【0033】そして、上框10のタッピンホール11に
対するねじ12のねじ込みが終了した後、外れ止め4を
上方位置に移動させて外れ止め部41の上端を上レール
Sの下端縁SFに当接させ、召し合わせ側竪框2の長孔
24を通して室内側から挿入したねじ47を外れ止め4
の固定ナット48に螺合すると、外れ止め4のセットが
完了することとなり、この際、平板状をなす外れ止め部
41が上レールSの下端縁SFと振れ止め3との間の隙
間を閉塞していると共に振れ止め3のねじ挿通部39を
閉塞しているので、召し合わせ側竪框2の上端部におけ
る室内外の空気の流通がほぼ遮断されて室内の気密性が
確保されることとなる。
【0034】加えて、ボックス部43が召し合わせ側竪
框2の内部をほぼ閉塞しているうえ、ねじ47により召
し合わせ側竪框2の室内側壁に引き寄せられた外れ止め
4が召し合わせ側竪框2の長孔24を閉塞するので、召
し合わせ側竪框2を通して室内に外気が入り込んだりす
ることが回避されることとなる。
【0035】したがって、この引戸1では、振れ止め3
を召し合わせ側竪框2の上端内部に固定した後に振れ止
め3から外れ止め4を外す作業を行う必要がないので、
振れ止め3を固定した後の外れ止め4の取扱いも容易に
行い得ることとなって、振れ止め3および外れ止め4の
召し合わせ側竪框2への自動組み付けをも行い得ること
となり、加えて、外れ止め4を下方位置に移動させる操
作や外れ止め4を下方位置に仮止めするねじなどの固定
部品を必要としないので、その分だけ、使い勝手が良好
なものとなると共に部品点数の低減および構造の簡略化
が図られることとなる。
【0036】また、振れ止め3に外れ止め4のガイドを
設けていないので、外れ止め4の上下方向の調整代を大
きくしたとしても、部品全体の大型化が回避されること
となり、加えて、この引戸1では、振れ止め3および外
れ止め4を一体化した状態において、各々の下向き嵌合
部37と上向き嵌合部45が上下方向に相互に嵌合する
ので、振れ止め3および外れ止め4の結合状態が一層確
実に維持されることとなり、さらに、この引戸1では、
振れ止め3および外れ止め4に、振れ止め3から外れた
外れ止め4が下方位置に移動した状態において相互に係
合する落下防止突部38,46をそれぞれ設けているこ
とから、外れ止め4の落下が阻止されることとなる。
【0037】さらにまた、この引戸1では、振れ止め3
の落下防止突部38を外れ止め4の対向壁部42,42
の間にクリアランスCをもって位置させているので、室
内外方向の寸法が異なる框毎にその寸法に合わせた外れ
止め4を用意する必要がなくなり、すなわち、外れ止め
4の室内外方向の寸法が異なる框に対する兼用化が図ら
れることとなり、生産性の向上を実現し得ることとな
る。
【0038】さらにまた、この引戸1では、召し合わせ
側竪框2の長孔24を通して室内側から挿入したねじ4
7を外れ止め4の固定ナット48に螺合することによ
り、外れ止め4を召し合わせ側竪框2の室内側壁に引き
寄せた状態で固定するようにしているので、図8に示す
ように、室内外方向の寸法が異なる召し合わせ側竪框5
に用いる場合も、外れ止め4は召し合わせ側竪框2に強
固に固定されることとなる。
【0039】なお、本発明に係わる引戸の詳細な構成
は、上記した実施例に限定されるものではない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる引戸では、上記した構成としたから、外れ止め
の室内外方向の寸法が異なる框に対する兼用化が実現で
き、その結果、生産性を大幅に向上させることが可能で
あるという非常に優れた効果がもたらされる。また、外
れ止めを室内外方向の寸法が異なる框に用いた場合であ
ったとしても、外れ止めを上下方向に移動させることが
でき、さらに、室内外方向の寸法が異なる召し合わせ側
竪框に用いる場合も、外れ止めを召し合わせ側竪框に強
固に固定することができるという非常に優れた効果がも
たらされる。
【0041】本発明の請求項2に係わる引戸では、上記
した構成としているので、外れ止めの所定のクリアラン
スを越えた室内外方向への移動を規制することができる
という非常に優れた効果がもたらされる。
【0042】本発明の請求項3に係わる引戸では、上記
した構成としたことから、請求項1に係わる引戸と同じ
効果が得られるうえ、振れ止めおよび外れ止めをコンパ
クトにまとめた状態で竪框の上端部内に挿入することが
できる。
【0043】一方、振れ止めおよび外れ止めを竪框の上
端部内に挿入した段階では、外れ止めを振れ止めに対し
て自動的に下方に移動させることができるので、振れ止
めから外れ止めを外す作業を行う必要がなくなり、した
がって、振れ止めを固定した後の外れ止めの取扱いを簡
単なものとすることが可能であるという非常に優れた効
果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる引戸の一実施例を示す振れ止め
および外れ止めを召し合わせ側竪框の上端部内に挿入し
た状態の部分平面説明図(a)および部分正面説明図
(b)である。
【図2】図1に示した引戸の振れ止めおよび外れ止めを
召し合わせ側竪框の上端部内に挿入して振れ止めから外
れ止めが外れた直後における部分側面説明図(a)およ
び振れ止めから外れた外れ止めがその下方位置に移動し
た状態の部分側面説明図(b)である。
【図3】図1における引戸の振れ止めおよび外れ止めを
一体化させた状態の背面説明図である。
【図4】図1における引戸の振れ止めを示す背面説明図
(a)、側面説明図(b)および正面説明図(c)であ
る。
【図5】図4における振れ止めの振れ止め側突部位置で
の縦断面説明図(a)および外向き突部位置での縦断面
説明図(b)である。
【図6】図1における引戸の外れ止めを示す背面説明図
(a)、側面説明図(b)および正面説明図(c)であ
る。
【図7】図1における引戸の召し合わせ側竪框を示す背
面説明図(a)および側面説明図(b)である。
【図8】図1における引戸の召し合わせ側竪框とは室内
外方向の寸法が異なる召し合わせ側竪框を備えた引戸を
示す振れ止めおよび外れ止めを召し合わせ側竪框の上端
部内に挿入した状態の部分平面説明図(a)および部分
正面説明図(b)である。
【符号の説明】
1 引戸 2 召し合わせ側竪框 21 上レール通し溝 24 長孔 3 振れ止め 31R、31L 当接部 38 落下防止突部(突部) 4 外れ止め 41 外れ止め部 42 対向壁部(規制壁部) 47 ねじ C クリアランス S 上レール SF レールの下端縁 SR、SL レールの側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−21267(JP,A) 特開2000−17954(JP,A) 特開2000−27524(JP,A) 実開 昭55−80480(JP,U) 実開 昭60−133073(JP,U) 実開 昭63−174297(JP,U) 実開 平4−53986(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 13/00 E05F 7/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端部に上レール通し溝を有する竪框と、
    竪框の上端内部に位置しかつ上レールの一方の側面と当
    接する一方の当接部および上レールの他方の側面と当接
    する他方の当接部を有する振れ止めと、竪框の上端内部
    に位置しかつ上レールの下端線と当接する平板状の外れ
    止め部を有する外れ止めを備え、外れ止めを振れ止めに
    対して上下方向に移動可能とすると共に振れ止めに対し
    室内外方向に移動可能とし、かつ室内側から竪框の上
    端内部に挿入したねじにより外れ止めを室内側に引き付
    けて竪框に固定したことを特徴とする引戸。
  2. 【請求項2】外れ止めには、互いに対向する規制壁部を
    室内外方向に並べて設け、振れ止めには、規制壁部の間
    に所定のクリアランスをもって嵌まり込む突部を設けた
    請求項1に記載の引戸。
  3. 【請求項3】外れ止めは、振れ止めとともに竪框の上端
    内部に挿入するものであり、竪框の上端内部への挿入に
    伴って振れ止めに対して下方に移動する請求項1〜2の
    いずれかに記載の引戸。
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