JP2004027667A - 引戸の離脱防止構造及びこれに用いる離脱防止金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】引戸の施工性の向上を図りつつ、設置した引戸が確実に外れないようにする。
【解決手段】建物本体側のガイド溝(7)内に摺動自在に装着される引戸本体(1)の上端部(10)において、この引戸本体(1)上端部(10)が前記ガイド溝(7)から離脱しないようにするための離脱防止片(4)を設けて、この離脱防止片(4)を、前記引戸本体(1)頂面(17)よりも上方に出没可能とするとともに、この離脱防止片(4)を上方に突出した状態と突出しない状態とで選択的に保持する保持手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として、床面から天井面に亘る大型の引戸に用いられる引戸の離脱防止構造及びこれに用いる離脱防止金具に関するものであるが、天井面より下方に備えられた鴨居や、床面より上方に備えられた敷居等に装着されるような引戸にも用いることができるものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、床面(46)から天井面(44)に亘る大型の引戸(41)の取付け状態の従来例を示している。一般的に、このような引戸(41)は、その上端(42)が天井面(44)に設けられたガイド溝(45)に装着され、下端(43)が床面(46)に設けられたガイド溝(47)に装着されるようになっている。なお、場合によっては、引戸(41)の下端に戸車を設けて、この戸車を床面(46)のガイド溝(47)に装着することもある。
【0003】
このような引戸(41)の全高(L)は、床面(46)から天井面(44)までの高さ(H)よりも高く形成されるか、そうでないとしてもほぼ同じ高さとなるので、引戸(41)が床面(46)や天井面(44)に支えないようにするために、引戸(41)を斜めに倒した状態で運搬する必要があり、また、引戸(41)自体が大型で重いため、取付け・取外し作業も困難となる。
【0004】
なお、特開平9−60398号公報には、引戸の上端部に設けられた突出金具が記載されており、実開平5−61378号公報には、引戸の上端面に取り付けられた基板に一体的に備えられて、上方に突出する外れ止め片が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
床面(46)から天井面(44)に亘る大型の引戸(41)は、上述したような施工上の不具合を解消するために、引戸(41)の全高(L)をできるだけ低くすることが行われるが、その場合は、引戸(41)上端(42)のガイド溝(45)への挿入部分の長さ(M)が短くなるため、地震等による振動やガイド溝(45)の歪み等により、引戸(41)上端(42)がガイド溝(45)より外れてしまい、引戸(41)が転倒してしまうことがある。
【0006】
また、特開平9−60398号公報の突出金具や、実開平5−61378号公報の外れ止め片は、引戸が鴨居等から外れ難くするために設けられるものであるが、通常の状態では常に上方に突出したままの状態となっており、これらを下方に引っ込めた状態で保持する機構が設けられておらず、引戸の全高を低い状態にして運搬することができないので、上述したような施工上の不具合が生じてしまう。
【0007】
そこで、この発明は、上記の不具合を解消して、施工性が良好で、且つ、設置後に確実に外れない引戸の離脱防止構造及びこれに用いる離脱防止金具の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明の引戸の離脱防止構造は、建物本体側のガイド溝内に摺動自在に装着される引戸本体の上端部において、この引戸本体上端部が前記ガイド溝から離脱しないようにするための離脱防止片が設けられており、この離脱防止片は、前記引戸本体頂面よりも上方に出没可能とされるとともに、この離脱防止片を上方に突出した状態と突出しない状態とで選択的に保持する保持手段が備えられていることを特徴とする。
【0009】
また、前記離脱防止片は、引戸本体頂面側に開放された取付け穴内へ装着されるとともに、同じく引戸本体の摺動方向側の端面には、前記離脱防止片を引戸本体頂面より突出しない状態から突出方向へ上昇させるための操作用穴が設けられている。
【0010】
さらに、前記操作用穴内には、離脱防止片側面の摘み片が、この操作用穴内で昇降可能な状態で突出されている。
【0011】
そして、引戸本体の厚さ方向において、前記離脱防止片上端部の幅が、前記引戸本体上端部の幅と略等しくなっている。
【0012】
前記保持手段は、具体的には、前記離脱防止片の側面とこれに対向する前記取付け穴の内側面とのうちいずれか一方に設けられる凸部と、いずれか他方に設けられる凹部とからなり、前記離脱防止片が上方へ突出した状態において、下方向に一定の負荷が掛かると係合が解除されるように、前記凸部と前記凹部が係合されることとされている。
【0013】
また、この発明の離脱防止金具は、引戸本体の上端部へ取り付けられて、この引戸本体上端部が建物本体側のガイド溝から離脱しないようにするために用いられるものであり、前記引戸本体へビス、接着その他の固定手段によって固定される取付け台と、この取付け台の取付け穴へ上下方向摺動自在に装着された離脱防止片とからなるとともに、この離脱防止片と前記取付け台との間には、前記離脱防止片が上方に突出した状態と突出しない状態とに選択的に保持される保持手段が設けられていることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記引戸本体への取付け状態において、前記取付け台における前記引戸本体の摺動方向側の端面には、前記離脱防止片を前記引戸本体頂面より突出しない状態から突出方向へ上昇させるための操作用穴が設けられている。
【0015】
離脱防止金具の前記保持手段は、前記離脱防止片の側面とこれに対向する前記取付け穴の内側面とのうちいずれか一方に設けられる凸部と、いずれか他方に設けられる凹部とからなり、前記離脱防止片が上方へ突出した状態において、下方向に一定の負荷が掛かると係合が解除されるように、前記凸部と前記凹部が係合されることとされている。
【0016】
なお、前記取付け台は、前記引戸本体上端部の凹溝に嵌合して固定されるようになっている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は、この発明の一実施形態に係る引戸の離脱防止構造を示す斜視図、図3は、同じくその分解斜視図、図4乃至図6は、同じくその断面図である。
【0018】
(1)は、引戸本体であり、例えば住宅等の床面に設けられた図7の従来例と同様のガイド溝と、天井面(6)に設けられたガイド溝(7)とに跨って設置されて、これらガイド溝(7)…に沿って開閉するようになっている。
【0019】
天井面(6)のガイド溝(7)は、レール(8)によって下向きに開放するように形成されている。レール(8)の形状は、天井面(6)に埋め込まれた部分の概略断面が下向きコ字状であり、その両下端部より外側へ上向きコ字状に折り返されて、その先端が天井面(6)に当接されるようになっている。
【0020】
引戸本体(1)の上端部(10)は、天井面(6)のガイド溝(7)内に摺動自在に装着されるようになっており、このガイド溝(7)の幅に収まるように、引戸本体(1)の厚さ方向の幅(W)がやや狭く形成されている。
【0021】
そして、引戸本体(1)の上端部(10)には、引戸本体(1)の摺動方向側の端部において、凹所(16)が設けられており、この凹所(16)は、引戸本体(1)の摺動方向端面側に開放するように段状に形成されている。また、凹所(16)の底部面(18)と摺動方向側の端面とに跨って凹溝(11)が形成されており、この凹溝(11)に、この発明の離脱防止金具(3)が取り付けられるようになっている。
【0022】
なお、図においては、引戸本体(1)の一方のコーナー部分のみを示しているが、図示しない反対側のコーナー部分も同様の構成となっている。
【0023】
離脱防止金具(3)は、取付け台(5)と、この取付け台(5)に装着される離脱防止片(4)とからなっている。離脱防止片(4)を装着した状態の取付け台(5)が、上述した凹溝(11)内に嵌合されて、取付け台(5)の下端部を例えばビス(30)で固定して取り付けられるようになっている。
【0024】
なお、取付け台(5)の凹溝(11)への固定手段は、ビス(30)によるものに限られず、接着等によるものでも良い。
【0025】
離脱防止片(4)は、上端部における係止部(12)と垂直部(13)とが、断面形状が例えばT字状になるように一体的に連結されて形成されている。そして、垂直部(13)が、取付け台(5)の取付け穴(20)内に、上下方向に摺動自在となるようにして嵌め込まれている。
【0026】
ここで、係止部(12)は、引戸本体(1)の厚さ方向における幅が、引戸本体(1)上端部(10)の幅(W)と略等しく形成されている。
【0027】
また、引戸本体(1)への取付け状態において、取付け台(5)における引戸本体(1)の摺動方向側の端面には、離脱防止片(4)の上下方向の摺動を操作するための操作用穴(23)が設けられている。そして、この操作用穴(23)内において昇降可能な状態で引戸本体(1)の摺動方向側に突出する摘み片(14)が、離脱防止片(4)の垂直部(13)下端部において一体的に設けられている。
【0028】
この摘み片(14)をつまんで上下方向に操作することで、離脱防止片(4)の係止部(12)を引戸本体(1)頂面(17)よりも上方に出没させることができるようになっている。
【0029】
ここで、垂直部(13)において突出した摘み片(14)を設ける代わりに、垂直部(13)側面において操作用穴(23)から操作可能な窪みや溝等を設けて操作性の向上を図ることもできる。
【0030】
そして、離脱防止金具(3)には、離脱防止片(4)と取付け台(5)との間において、係止部(12)が引戸本体(1)頂面(17)よりも上方に突出した状態と突出しない状態とに選択的に保持される保持手段が設けられている。ここで、突出しない状態とは、係止部(12)の高さ位置が、引戸本体(1)頂面(17)と同じか下方にある状態を意味する。
【0031】
以下において、離脱防止片(4)に設けられる凸部(15)と、取付け穴(20)に設けられる凹部(22)との係合による保持手段について説明する。
【0032】
離脱防止片(4)の垂直部(13)において取付け穴(20)の内側面に対向する両側面には、それぞれ例えば半円柱状の凸部(15)が水平方向に備えられている。
【0033】
また、取付け穴(20)の内側面には、断面形状が波形に屈曲された板バネ(21)(21)がそれぞれ取り付けられており、これら板バネ(21)(21)には、上下方向に間隔をおいて複数の溝状の凹部(22)(22)…が水平方向に形成されている。
【0034】
凸部(15)が最下端の凹部(22)に係合されるとき、係止部(12)は引戸本体(1)頂面(17)より上方に突出しない状態で保持されるようになっており、上述した摘み片(14)を上方へ操作することにより離脱防止片(4)に上方向へ一定の負荷を与えると、凸部(15)が板バネ(21)を押圧して、凹部(22)との係合状態が解除されるようになっている。そして、そのまま離脱防止片(4)を押し上げると、板バネ(21)の弾性力により、凸部(15)と上方側の凹部(22)とが係合するようになっている。
【0035】
このようにして、最上部の凹部(22)に係合されたときには、係止部(12)が、引戸本体(1)の頂面(17)よりも上方において、天井面(6)のガイド溝(7)に十分嵌り込んだ状態で保持されており、引戸本体(1)上端部(10)がガイド溝(7)から確実に外れないようになる。
【0036】
また、離脱防止片(4)を下方に摺動させるときは、摘み片(14)を下方に操作して離脱防止片(4)に下方向へ一定の負荷を与えることで、凸部(15)と凹部(22)との係合状態が解除できるようになっている。
【0037】
なお、係止部(12)を引戸本体(1)頂面(17)より上方に突出しない状態で保持するためには、凸部(15)と凹部(22)とを係合させずとも、重力の効果を利用すれば良いので、必ずしも複数の凹部(22)(22)…を設ける必要はなく、係止部(12)を引戸本体(1)頂面(17)より上方で保持するための凹部(22)を1つだけ設けるようにしてもよい。
【0038】
また、この実施形態では、凸部(15)を離脱係止片(4)に設けて、凹部(22)を取付け穴(20)に設けるようにしているが、逆に、凸部(15)を取付け穴(20)に設けて、凹部(22)を離脱係止片(4)に設けることも可能である。
【0039】
さらに、保持手段は、上述した実施形態に限られず、例えば、垂直部(13)の側面においてバネに連結されたボール状の凸部を設けるとともに、取付け穴(20)の内側面に溝状の凹部を設けて、これら凸部と凹部とが係合したときに、係止部(12)が引戸本体(1)頂面(17)より上方に突出した状態で保持されるようにする構成も考えられる。
【0040】
離脱防止金具(3)を取り付けた引戸本体(1)を建物本体に設置する際は、離脱防止片(4)の係止部(12)を引戸本体(1)の頂面(17)よりも上方に突出しない状態で保持することで、引戸の全高が低くなった状態で、引戸本体(1)の上端部(10)を天井面(6)のガイド溝(7)に嵌め込むようにすれば、引戸が床面(8)や天井面(6)に干渉し難くなり、取付けが容易に行えるようになっている。
【0041】
ここで、引戸本体(1)の高さは、設置時の上端部(10)のガイド溝(7)への嵌め込み量が可及的に小さくなるように設定して、施工性の向上を図っている。また、引戸本体(1)上端部(10)は、わずかながら天井面(6)のガイド溝(7)に嵌り込んでいるため、引戸本体(1)と天井面(6)との間に隙間が生じることがなく、見栄えが悪くなることはない。
【0042】
そして、引戸本体(1)の設置後に、離脱防止片(4)の係止部(12)を引戸本体(1)の頂面(17)より上方で保持するようにすれば、引戸本体(1)上端部(10)のガイド溝(7)への掛かりが浅くても、離脱防止片(4)がガイド溝(7)に十分に嵌り込んでいるため、確実に外れないようにすることができる。
【0043】
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
【0044】
例えば、離脱防止金具(3)には、多少の寸法誤差等が生じても、離脱防止片(4)の引戸本体(1)の厚さ方向における位置を調節する位置調節機構を設けてもよい。
【0045】
また、この発明は、上記実施形態のような床面から天井面(6)に亘る大型の引戸だけでなく、天井面より下方に備えられた鴨居や、床面より上方に備えられた敷居等に装着されるような引戸にも用いることができるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明では、保持手段により、引戸本体上端部に設けられた離脱防止片を、引戸本体頂面よりも上方に突出した状態と突出しない状態とで選択的に保持できるようになっている。
【0047】
従って、引戸の設置前には、離脱防止片を突出しない状態で保持して、引戸の全高を低い状態にすることで、運搬時に引戸が天井面や床面に干渉し難くなる。
【0048】
そして、引戸の設置後は、離脱防止片を上方へ突出した状態で保持することにより、ガイド溝に確実に嵌め込むことができるので、地震等による振動やガイド溝の歪み等があっても引戸上端がガイド溝から外れ難くなり、引戸が転倒することを防止できるようになっている。
【0049】
従って、引戸本体上端そのもののガイド溝への掛かりが浅くても、離脱防止片を十分にガイド溝へ嵌め込むことで、引戸本体上端部がガイド溝より外れ難くなる。すなわち、取付け前における引戸の全高を可及的に低くすることができるため、運搬時に天井面や床面を傷つけにくく、取付け作業も容易に行えるようになっており、施工性の向上を図ることができるようになっている。
【0050】
また、引戸本体に、離脱防止片を上方へ突出させるための操作用穴が設けられているので、かかる操作を容易に行えるようになっている。しかも、操作用穴は、引戸本体の摺動方向側の端面に設けられているため、設置後において目立つことがなく、引戸全体の外観が悪くならないようになっている。そして、操作用穴内において昇降可能な状態で突出した摘み片を設けて、さらなる操作性の向上を図っている。
【0051】
さらに、引戸本体の厚さ方向において、離脱防止片上端部の幅を、引戸本体上端部の幅と略等しくすることにより、離脱防止片のガイド溝への掛かりをより確実にして、引戸本体上端部がガイド溝より外れ難いようにしている。
【0052】
なお、保持手段は、離脱防止片の側面とこれに対向する取付け穴の内側面とのうちいずれか一方の凸部と、いずれか他方の凹部とからなっており、これら凸部と凹部とが係合したときに、離脱防止片を上方に突出した状態で保持できるようになっている。そして、離脱防止片に下方向に一定の負荷が掛かると係合が解除されるようになっており、上方に突出した状態で保持されている離脱防止片を、特別な操作を要することなく、容易に下方向へ摺動させることができるようになっているため、設置された引戸を取り外すときなどの利便性を向上させている。
【0053】
またさらに、離脱防止金具は、離脱防止片を装着した取付け台を、引戸本体上端部の凹溝に嵌合して固定されるようになっており、引戸本体へ容易に取付けられるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る引戸の離脱防止構造を示す斜視図である。
【図2】同じくその斜視図である。
【図3】同じくその分解斜視図である。
【図4】同じくその引戸摺動方向から見た断面図である。
【図5】同じくその引戸摺動方向から見た断面図である。
【図6】同じくその引戸の厚さ方向から見た断面図である。
【図7】床面から天井面に亘る大型の引戸の取付け状態の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) 引戸本体
(3) 離脱防止金具
(4) 離脱防止片
(5) 取付け台
(6) 天井面
(7) ガイド溝
(10) 引戸本体上端部
(11) 凹溝
(14) 摘み片
(15) 凸部
(17) 引戸本体頂面
(20) 取付け穴
(22) 凹部
(23) 操作用穴
(30) ビス

Claims (9)

  1. 建物本体側のガイド溝内に摺動自在に装着される引戸本体の上端部において、この引戸本体上端部が前記ガイド溝から離脱しないようにするための離脱防止片が設けられた引戸の離脱防止構造であって、この離脱防止片は、前記引戸本体頂面よりも上方に出没可能とされるとともに、この離脱防止片を上方に突出した状態と突出しない状態とで選択的に保持する保持手段が備えられていることを特徴とする引戸の離脱防止構造。
  2. 前記離脱防止片は、引戸本体頂面側に開放された取付け穴内へ装着されるとともに、同じく引戸本体の摺動方向側の端面には、前記離脱防止片を引戸本体頂面より突出しない状態から突出方向へ上昇させるための操作用穴が設けられている請求項1記載の引戸の離脱防止構造。
  3. 前記操作用穴内には、離脱防止片側面の摘み片が、この操作用穴内で昇降可能な状態で突出されている請求項1又は2記載の引戸の離脱防止構造。
  4. 引戸本体の厚さ方向において、前記離脱防止片上端部の幅が、前記引戸本体上端部の幅と略等しくなっている請求項1乃至3のいずれかに記載の引戸の離脱防止構造。
  5. 前記保持手段は、前記離脱防止片の側面とこれに対向する前記取付け穴の内側面とのうちいずれか一方に設けられる凸部と、いずれか他方に設けられる凹部とからなり、前記離脱防止片が上方へ突出した状態において、下方向に一定の負荷が掛かると係合が解除されるように、前記凸部と前記凹部が係合されることとされている請求項1乃至4のいずれかに記載の引戸の離脱防止構造。
  6. 引戸本体の上端部へ取り付けられて、この引戸本体上端部が建物本体側のガイド溝から離脱しないようにするために用いられる離脱防止金具であって、前記引戸本体へビス、接着その他の固定手段によって固定される取付け台と、この取付け台の取付け穴へ上下方向摺動自在に装着された離脱防止片とからなるとともに、この離脱防止片と前記取付け台との間には、前記離脱防止片が上方に突出した状態と突出しない状態とに選択的に保持される保持手段が設けられていることを特徴とする離脱防止金具。
  7. 前記引戸本体への取付け状態において、前記取付け台における前記引戸本体の摺動方向側の端面には、前記離脱防止片を前記引戸本体頂面より突出しない状態から突出方向へ上昇させるための操作用穴が設けられている請求項6記載の離脱防止金具。
  8. 前記保持手段は、前記離脱防止片の側面とこれに対向する前記取付け穴の内側面とのうちいずれか一方に設けられる凸部と、いずれか他方に設けられる凹部とからなり、前記離脱防止片が上方へ突出した状態において、下方向に一定の負荷が掛かると係合が解除されるように、前記凸部と前記凹部が係合されることとされている請求項6又は7記載の引戸の離脱防止金具。
  9. 前記取付け台は、前記引戸本体上端部の凹溝に嵌合して固定されるようになっている請求項6乃至8のいずれかに記載の引戸の離脱防止金具。
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