JP3353135B2 - レーザ三次元加工装置 - Google Patents

レーザ三次元加工装置

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JP3353135B2
JP3353135B2 JP05236498A JP5236498A JP3353135B2 JP 3353135 B2 JP3353135 B2 JP 3353135B2 JP 05236498 A JP05236498 A JP 05236498A JP 5236498 A JP5236498 A JP 5236498A JP 3353135 B2 JP3353135 B2 JP 3353135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ微細加工装置
に関し、特に、レーザを用いた三次元加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ微細加工装置では、レー
ザを用いて被加工物を加工する際、被加工物の加工形状
を測定することなく、レーザ加工を行っている。つま
り、従来のレーザ微細加工装置では、予め定められた加
工形状に被加工物を加工した後、検査装置を用いて加工
後の被加工物を計測検査して、加工形状が予め定められ
た形状に加工されているか否かを評価している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
レーザ微細加工装置では、被加工物をレーザ加工した
後、加工後の被加工物を検査装置を用いて検査し加工形
状を評価しており、被加工物を加工している際に加工形
状を計測していない。このため、加工後の検査におい
て、予め定められた形状に加工されていない場合が多
く、また、加工精度が良好でないという問題点がある。
そして、加工精度を上げようとすれば、再度始めから加
工し直す必要があり、良品を得るまでに時間がかかって
しまう。
【0004】加えて、従来のレーザ微細加工装置は装置
自体が大掛かりでという問題点がある。
【0005】本発明の目的は小型で精度よく被加工物を
レーザ加工することのできるレーザ三次元加工装置を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被加工
物を加工用レーザ光を用いて微細加工するレーザ加工機
構を備えるレーザ三次元加工装置において、前記加工用
レーザ光の波長と異なる波長を有する測定用レーザ光を
発振する測定用レーザ光発振手段と、前記測定用レーザ
光を前記加工用レーザ光と同軸に前記被加工物に導くと
ともに前記被加工物から前記加工用レーザ光に応じて反
射した第1の反射光と前記測定用レーザ光に応じて反射
した第2の反射光とを受けて前記第2の反射光のみを分
離する誘導手段と、前記誘導手段から前記第2の反射光
が与えられ前記第2の反射光の光強度を前記被加工物の
加工深さに応じて変化する検出光強度として検出する検
出手段と、前記検出光強度に基づいて実際の加工形状を
求めて予め設定された加工形状と前記実際の加工形状と
の偏差に応じて前記レーザ加工機構を制御する制御手段
とを有することを特徴とするレーザ三次元加工装置が得
られる。
【0007】前記レーザ加工機構は、例えば、前記被加
工物が載置された精密加工ステージと、前記加工用レー
ザ光を出力する加工用レーザとを備えており、前記制御
手段は前記偏差に応じて前記精密加工ステージの移動速
度及び前記加工用レーザの発信パルス数を制御する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1を参照して、図示のレーザ三次元加工
装置は、測定用レーザ発振器11及び加工用レーザ12
を備えている。そして、測定用レーザ発振器11として
は、例えば、Arレーザ、He−Neレーザ、又は半導
体レーザが用いられ、測定用レーザの波長は450乃至
600nmである。一方、加工用レーザ12としては、
エキシマレーザ又はYAGレーザ等の第4高調波を用い
るパルスレーザであり、その波長は200乃至300n
mである。加工用レーザ12は精密定盤13上に載置さ
れており、加工用レーザ12上には支持台12aを介し
て測定用レーザ発振器11が載置されている。
【0010】精密定盤13には照射孔部13aが形成さ
れおり、この照射孔部13aに対向して精密定盤13の
上方にはディテクタ(検出器)14が配置されている。
図示のように、加工用レーザ12及び測定用レーザ発振
器11に対応してそれぞれ第1及び第2のビームスプリ
ッタ15及び16が配置されており、これら第1及び第
2のビームスプリッタ15及び16は照射孔部13aと
ディテクタ14との間に配置されている。そして、第1
のビームスプリッタ15は測定用レーザ光と加工用レー
ザ光が同軸になるように配置されており、第1のビーム
スプリッタ15は測定用レーザ光のみを通過させる特性
を有している。つまり、第1のビームスプリッタ15は
波長450乃至600nmのみの光を通過させる。
【0011】精密定盤13の下方には精密加工ステージ
17が配置されており、この精密加工ステージ17には
被加工物18が載置され、後述するようにしてレーザ加
工される。この際、測定用レーザ光の反射光は第1及び
第2のビームスプリッタ15及び16を介してディテク
タ14に与えられる。
【0012】図1を参照して、図示のレーザ三次元加工
装置の動作について説明する。いま、被加工物18とし
て、例えば、レジスト材料であるPMMAが精密加工ス
テージ17に載置される。上述のように、被加工物18
がセットされた精密加工ステージ17は、予め加工形状
が設定された制御装置(図示せず)によって移動され、
この際、制御装置は精密加工ステージ17の移動に同期
して加工用レーザ12から加工用レーザ光を照射する。
被加工物18の加工深さはレーザパルスの照射回数に依
存する。
【0013】さらに、制御装置は測定用レーザ発振器1
1から測定用レーザ光を照射する。この測定用レーザ光
は第2のビームスプリッタ16に反射され、第1のビー
ムスプリッタ15を通過して加工用レーザ光と同軸に被
加工物18に照射される。
【0014】加工用レーザ光及び測定用レーザ光は被加
工物18でその一部が反射されることになる(以下加工
用レーザ光の反射光を加工用反射光と呼び、測定用レー
ザ光の反射光を測定用反射光と呼ぶ)。前述のように、
第1のビームスプリッタ15は測定用レーザ光のみを通
過させる特性を有しているから、第1のビームスプリッ
タ15は測定用反射光のみを通過させる。そして、測定
用反射光は第2のビームスプリッタ16を通過してディ
テクタ14に与えられる。
【0015】測定用反射光は被加工物18の加工深さに
応じてその光強度が変化し、ディテクタ14は測定用反
射光の光強度を測定して、検出光強度として制御装置に
与える。この結果、制御装置には時々刻々変化する検出
光強度が与えられることになる。つまり、制御装置には
測定用反射光の強度変化が与えられることなる。この測
定用反射光の強度変化に応じて、制御装置は被加工物1
8の実際の加工深さ、つまり、実際の加工形状を知り、
この実際の加工形状と予め設定された加工形状との偏差
を求めて、この偏差に応じて精密加工ステージ17の移
動速度及び加工用レーザ12の発信パルス数を調整し
て、高精度に3次元加工を行う。
【0016】ところで、レーザ微細加工には、例えば、
図2(a)に示すアブレーション加工と図2(b)に示
す露光加工とがあり、アブレーション加工及び露光加工
ともに、上述のようにして実際の加工形状を検出して、
予め設定された加工形状(破線で示す)と実際の加工形
状との偏差を求めて、この偏差に応じて精密加工ステー
ジ及び加工用レーザをフィードバック制御することにな
る。
【0017】上述のように、被加工物18の加工中にリ
アルタイムにディテクタ14によって測定用反射光の光
強度を計測するようにしたから、被加工物18の加工深
さ、つまり、加工形状をインラインで計測することがで
きる。
【0018】図1に示す例では、加工用レーザ12上に
支持台12aを介して測定用レーザ発振器11を配置し
た例について説明したが、図3に示すように、加工用レ
ーザ12とは反対側に精密定盤13上に支持台12aを
介して測定用レーザ発振器11を配置するようにしても
よい。この場合には、測定用レーザ発振器11は加工用
レーザ12と対向しないように位置付けられ、図3に示
すビームスプリッタ16は、図1に示すビームスプリッ
タ16と比べて傾き方向が逆になっている。いずれにし
ても、図3において、ビームスプリッタ15及び16は
測定用レーザ光と加工用レーザ光が同軸になるように配
置される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では測定用
レーザ発振器を用いて、被加工物からの反射光強度を加
工中リアルタイムに計測するようにしたから、被加工物
の加工形状をインラインで計測でき、その結果、実際の
加工形状を予め設定された加工形状に精度よく制御する
ことができる。つまり、被加工物をレーザ加工した後、
加工後の被加工物を検査装置を用いて検査し加工形状を
評価する必要がなく、小型にすることができるばかりで
なく精度よく、かつ高速に被加工物をレーザ加工するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレーザ三次元加工装置の一例を示
す図である。
【図2】図1に示すレーザ三次元加工装置による加工形
状の計測を説明するための図であり、(a)はアブレー
ション加工を示す図、(b)は露光加工を示す図であ
る。
【図3】本発明によるレーザ三次元加工装置の他の例を
示す図である。
【符号の説明】
11 測定用レーザ発振器 12 加工用レーザ 13 精密定盤 14 ディテクタ(検出器) 15,16 ビームスプリッタ 17 精密加工ステージ 18 被加工物

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物を加工用レーザ光を用いて微細
    加工するレーザ加工機構を備えるレーザ三次元加工装置
    において、前記加工用レーザ光の波長と異なる波長を有
    する測定用レーザ光を発振する測定用レーザ光発振手段
    と、前記測定用レーザ光を前記加工用レーザ光と同軸に
    前記被加工物に導くとともに前記被加工物から前記加工
    用レーザ光に応じて反射した第1の反射光と前記測定用
    レーザ光に応じて反射した第2の反射光とを受けて前記
    第2の反射光のみを分離する誘導手段と、前記誘導手段
    から前記第2の反射光が与えられ前記第2の反射光の光
    強度を前記被加工物の加工深さに応じて変化する検出光
    強度として検出する検出手段と、前記検出光強度に基づ
    いて実際の加工形状を求めて予め設定された加工形状と
    前記実際の加工形状との偏差に応じて前記レーザ加工機
    構を制御する制御手段とを有することを特徴とするレー
    三次元加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたレーザ三次元加工
    装置において、前記誘導手段は第1及び第2のビームス
    プリッタを備え、前記第1のビームスプリッタは前記加
    工用レーザ光を反射して前記被加工物に与えるとともに
    前記測定用レーザ光の通過を許して前記測定用レーザ光
    を前記被加工物に与えさらに前記第2の反射光のみの通
    過を許しており、前記第2のビームスプリッタは前記測
    定用レーザ光を反射して前記第1のビームスプリッタに
    与えるとともに前記第2の反射光の通過を許して該第2
    の反射光を前記検出手段に与えるようにしたことを特徴
    とするレーザ三次元加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたレーザ三次
    加工装置において、前記レーザ加工機構は、前記被加
    工物が載置された精密加工ステージと、前記加工用レー
    ザ光を出力する加工用レーザとを備えており、前記制御
    手段は前記偏差に応じて前記精密加工ステージの移動速
    度及び前記加工用レーザの発信パルス数を制御するよう
    にしたことを特徴とするレーザ三次元加工装置。
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JP6091652B2 (ja) * 2015-03-20 2017-03-08 技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構 光加工ヘッド、光加工装置、その制御方法及び制御プログラム
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