JP3352544B2 - 機器の受電端構造 - Google Patents

機器の受電端構造

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信幸 瀬間
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空線と電力機器とを
電気接続するための機器の受電端構造に関する。
【0002】
【従来の技術】変電所等においてGIS(ガス絶縁スイ
ッチ)等の電力機器と架空線とを電気接続する場合、従
来次のような構成を採用していた。図5に、従来の機器
の受電端構造概略図を示す。図において、架空線31は
架台40の上に組み立てられたケーブルヘッド32の導
体引き出し棒33にその端末を電気接続している。この
ケーブルヘッド32の内部ではリードケーブル34の一
端が終端させられ、リードケーブル34の他端はピット
35を経て機器36のブッシング37に接着されてい
る。
【0003】即ち、従来、架空線31の端末と機器36
の内部回路を電気接続するためにはこのようにリードケ
ーブル34をケーブルヘッド32の内部で終端させて架
空線31との電気接続を行う一方、機器36には下方か
ら上向きにリードケーブル34の端末を受け入れるブッ
シング37を設けている。リードケーブル34はこのよ
うな接続を行うためにピット35に収容される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の機器の受電端構造には次のような解決すべき課
題があった。上記のようなリードケーブルを使用した受
電端構造では、床面にリードケーブルを立ち上げて延線
できるような高さに配されていない場合、リードケーブ
ルを収容するためのピット35を形成する必要がある。
従って、このような受電端を組み立てるために長い工期
が必要となり、また大きなコストがかかるという問題が
あった。本発明は以上の点に着目してなされたもので、
工期の短縮とコストダウンを図った機器の受電端構造を
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、架空線の端末
導体引き出し棒に電気接続されているケーブルヘッド
と、ケーブルヘッドの基部に装着されて架台上に配さ
れ、導体引き出し棒内部電極電気的に接続されてい
L型ブッシングと、このL型ブッシングに一端接続
され、他端機器のL型構造の受電端子に電気接続され
ているリードケーブルを備え、架台は、リードケーブ
ルを空中で水平方向に沿って布設すべく所定高さ寸法に
設定されていることを特徴とする。
【0006】なお、リードケーブルは、ケーブルヘッド
と機器との間に架設された橋に支持されて、ケーブルヘ
ッドから、機器の上面でリードケーブルの他端をほぼ水
平に受け入れるL型構造の受電端子に向かって、空中を
ほぼ直線的に布設されていることが好ましい。
【0007】
【作用】ケーブルヘッド及びL型ブッシングは所定高さ
寸法の架台により空中に支持されている。L型ブッシン
グはリードケーブルをこのケーブルヘッドの基部から地
上に対しほぼ水平に直線的に機器に向かって引き出すこ
とを可能にする。機器にもL型構造の受電端子が設けら
れ、リードケーブルの他端をそのままほぼ水平に受け入
れる。従って、リードケーブルを立ち上げたり、リード
ケーブルを収容するためのピット等を設ける必要がな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説
明する。図1は、本発明の架空線の受電端構造実施例を
示す側面図である。図において、架空線20の端末はケ
ーブルヘッド10を構成する碍管1の頂部に突き出した
導体引き出し棒11に電気接続されている。なお、この
ケーブルヘッド10は地上に組み立てられた架台9の上
に支持されている。ケーブルヘッド10の基部にはL型
ブッシング2が装着され、これにリードケーブル3の一
端が電気接続されている。また、リードケーブル3の他
端は機器21の上面でL型構造の受電端子22に電気接
続されている。
【0009】このように本発明の機器の受電端構造で
は、リードケーブル3がケーブルヘッド10から機器2
1に向かって空中を大きな曲げを与えられることなくほ
ぼ直線的に布設されている。なお、この場合、図5に示
したように、ケーブル両端を垂直に立ち上げる工法で
は、ケーブルに無理な曲げを与えないようにするため
ットを設けなければならないが、本発明では機器21
の受電端子22の高さに対応させて架台9の高さが設定
されている。
【0010】上記ケーブルヘッド10の具体的な構成を
図2に示す。図2において、このケーブルヘッドは碍管
1の基部にL型ブッシング2を装着している。なお、こ
のL型ブッシング2はエポキシ樹脂等によりモールド成
型されたもので、この実施例では図の断面から見て両端
にケーブル端末を装着できる構成とされている。本発明
の実施のためには少なくともリードケーブル3を一端に
装着できる実質的にL型構造であればよい。
【0011】なお、このリードケーブル3は遮蔽層4と
絶縁体5とを段剥し、導体6をその端部から露出させて
いる。そして、この導体6には接続端子7が圧縮接続さ
れ、L型ブッシング2の内部電極8に着脱可能に挿入さ
れている。また、リードケーブル3の絶縁体5には、絶
縁補強のためストレスコーン13が装着され、これはス
プリングユニット14によってL型ブッシング2の壁面
に一定の力で押し付けられるように構成されている。ス
プリングユニット14を含むリードケーブル3の端部は
保護金具15によって包囲され、保護金具15とリード
ケーブル3の外被との間はテープ巻き層16によってシ
ールされている。なお、L型ブッシング2の右側に設け
られた空き端子には盲栓17が装着され、絶縁保護され
ている。
【0012】図1に示したケーブルヘッド10の部分の
L型ブッシング2は上記のような構成とされるが、機器
21の上面に設けられたL型構造の受電端子22は、丁
度上記L型ブッシング2を倒立させたような構成とされ
る。
【0013】図3に、上記受電端子22の縦断面図を示
す。図において、受電端子22にはその右側からリード
ケーブル3が装着される構成となっている。リードケー
ブル3は遮蔽層4及び絶縁体5を段剥して導体6を露出
させている。そして、この導体6には接続端子29が圧
縮接続され、受電端子22の内部電極28に挿入される
構成となっている。
【0014】リードケーブル3の絶縁体5にはストレス
コーン23が装着され、先に説明したケーブルヘッドと
同様にスプリングユニット24によって一定の圧力で受
電端子22側に押し付けられる。その外側は保護金具2
5によって包囲されている。保護金具25とリードケー
ブル3の外被との間はテープ巻き層26によってシール
されている。また、受電端子22もケーブルヘッド10
のL型ブッシング2と同様に空き端子に盲栓27を装着
している。
【0015】以上の構成の本発明の機器の受電端構造
は、図1に示すように、ケーブルヘッド10から機器2
1の受電端子22に向かってリードケーブル3が直線的
に布設されている。その両端はケーブルヘッド10のL
型ブッシング2や機器21の受電端子22に対し直線的
に装着されている。従って、リードケーブル3を全体と
して多少傾斜させたりあるいは水平面上で湾曲させたり
することがあるものの、従来のように大きく垂直に立上
げ布設する部分がないためピット等を必要とせず、工事
が容易になる。上記のように直線的な布設を行えば、接
続が低所で行われてもピット形成が不要となり、高所接
続のためピットが不要な場合でも、ケーブル長を短くで
きる効果がある。
【0016】なお、このような直線的に布設する部分が
比較的長くなる場合には、リードケーブル3の自重が両
端の接続部分に加わる。この接続部分の機械的強度が十
分であれば、図1に示す構造で差し支えない。しかしな
がら、ある程度以上リードケーブルの長さが長くなる場
合には、これを支えるものがあることが好ましい。
【0017】図4には、このような支持構造として、梯
子状の橋30を示した。これは、従来一般にケーブルラ
ダーとしてよく知られた構造のもので、これを図1に示
すケーブルヘッド10と機器21との間に架設する。リ
ードケーブル3はその上に乗せる。これによって、リー
ドケーブル3は安全に強固に支持される。
【0018】本発明は以上の実施例に限定されない。上
記実施例では、ケーブルヘッド10に設けたL型ブッシ
ングは実質的にL型構造のものであればよく、T型、Y
型構造であっても、リードケーブルの一端をほぼ水平に
接続できるようなものであればよい。機器の受電端子に
ついても同様で、ケーブルをほぼ水平に接続できるL型
構造にすることができればどのようなものであってもよ
い。また、上記実施例はリードケーブルとして単心ケー
ブルを用いたが、3本あるいはそれ以上のリードケーブ
ルを平行にあるいは適当に束ねて布設するようにして差
し支えない。従って、リードケーブルはその正面から見
てほぼ直線的に布設されていればよく、水平面内では必
要に応じて適当に湾曲させられていても差し支えない。
【0019】
【発明の効果】以上説明した本発明の機器の受電端構造
によれば、リードケーブルをケーブルヘッドから機器の
受電端子までほぼ直線的に布設するため、リードケーブ
ルを収容するためのピットやマンホール等が必要でな
い。従って、工期の短縮や省力化を図り、コストダウン
が可能となる。しかも、ケーブルをピットを通し大きく
湾曲させるような従来の構造と異なり、ケーブル自身の
条長を短くすることができる。また、ほぼ直線的にリー
ドケーブルを布設することによって、予め必要なリード
ケーブルの長さを正確に測ることができる。従って、両
端に端末を組み立てた状態でリードケーブルを現場に送
り込むことが可能となり、現場作業の簡略化を図ること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器の受電端構造実施例を示す正面図
である。
【図2】ケーブルヘッドの具体的な構成を示す縦断面図
である。
【図3】受電端子の具体的な構成を示す縦断面図であ
る。
【図4】橋の具体例を示す平面図である。
【図5】従来の機器の受電端構造を示す正面図である。
【符号の説明】
2 L型ブッシング 3 リードケーブル 9 架台 10 ケーブルヘッド 11 導体引き出し棒 20 架空線 21 機器 22 受電端子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空線の端末導体引き出し棒に電気接
    されているケーブルヘッドと、 前記ケーブルヘッドの基部に装着されて架台上に配さ
    れ、前記導体引き出し棒内部電極電気的に接続され
    ているL型ブッシングと、 このL型ブッシングに一端接続され、他端機器の
    型構造の受電端子に電気接続されているリードケーブル
    を備え、前記架台は、前記リードケーブルを 空中で水平方向に沿
    って布設すべく所定高さ寸法に設定されていることを特
    徴とする機器の受電端構造。
  2. 【請求項2】 前記リードケーブルは、前記ケーブルヘ
    ッドと前記機器との間に架設された橋に支持され、前記
    L型ブッシング及び前記機器の上面に配されるL型構造
    の受電端子に電気接続されていることを特徴とする請求
    項1記載の機器の受電端構造。
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