JP3351024B2 - ネットワークの保全方法 - Google Patents

ネットワークの保全方法

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JP3351024B2
JP3351024B2 JP12604793A JP12604793A JP3351024B2 JP 3351024 B2 JP3351024 B2 JP 3351024B2 JP 12604793 A JP12604793 A JP 12604793A JP 12604793 A JP12604793 A JP 12604793A JP 3351024 B2 JP3351024 B2 JP 3351024B2
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network management
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プログラマブルコン
トローラ等としての機能を有するとともにネットワーク
の管理を行う親局と、この親局にネットワーク接続され
た子局と、を有するネットワークの保全方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FA(Factory Automation)用のプログラ
マブルコントローラ(以後PCと称する)間ネットワー
クにあっては、主として以下に示す2つの機能を併せ持
ったネットワークが大多数を占めている。
【0003】(1)サイクリック伝送機能 サイクリック伝送機能は、ネットワーク上に接続された
ユニット相互間でのON/OFF信号や数値データ等の
受け渡し動作を、I/Oユニットを介さずにシリアル伝
送により行う機能である。この機能によりネットワーク
上の局が発生する情報を定期的かつリアルタイムに他の
局に通報したり、ネットワーク上の他の局への指令情報
を定期的かつリアルタイムに当該局に通報することがで
きる。
【0004】(2)トランジェント伝送機能 トランジェント伝送機能は、交信を起動した局、およ
び、その交信相手の局の2局のみに交信局を固定して一
時的にデータ伝送を行う機能である。なお、この交信に
おいては当該2局の他の局に影響を与えることはない。
【0005】従来のPC間ネットワークにおいて、ネッ
トワークをコントロールするためのネットワーク管理パ
ラメータ(以後N管理パラメータと称する)はローダー
等の周辺装置にて作成し、これを親局(以後管理局と称
する)に登録し、この登録されたN管理パラメータにも
とづきネットワークの動作を制御するようにしている。
なお、N管理パラメータは、ネットワークの動作を設定
するための情報であり、ネットワークに参加している各
子局(以後通常局と称する)が使用する各種データメモ
リ(以下Nデバイスと称す)の種類を示す情報や、該当
Nデバイスの容量を示す情報等を有している。また、従
来のPC間ネットワークにおいては、管理局がこのN管
理パラメータを有しネットワークを一元管理しており、
異常発生により管理局がダウンするとネットワークを管
理するユニットが存在しなくなるため、ネットワークが
停止する。
【0006】図13は従来のPC間ネットワークの構成
図である。図中、1、2はネットワークに接続された局
であり、1はネットワークをコントロールするためのN
管理パラメータを有する管理局、2はN管理パラメータ
従って動作する通常局である。3は局と局を接続するケ
ーブルであり、通常は光ファイバーケーブルや同軸ケー
ブルが使用される。4はネットワークのいずれかの局に
接続し、この局の内部データの読みだし、または、書き
込みを行うローダーである。5は局とローダーを接続す
るためのケーブルである。
【0007】図14は図13における管理局1の構成図
である。図において、1〜5は図13におけるものと同
様である。10はローダーとPCとのデータ交信を制御
する対ローダー送受信制御部、11はサイクリック伝送
機能やトランジェント伝送機能の実行および制御を行う
データリンク制御部、12は各種PC用パラメータを格
納するパラメータ設定データエリアである。なお、この
各種PC用パラメータは局を動作させるためのパラメー
タであり、ローダーから受信されるパラメータである。
13はN管理パラメータ設定エリア、14はローダーか
ら受信したシーケンスプログラムを格納するシーケンス
プログラムエリア、15はシーケンスプログラムの実行
を制御するシーケンス制御部、16はシーケンス制御部
とデータリンク制御部のとの間のデータ交信のインター
フェースを行う2ポートRAMである。17から23は
データ転送を行うためのデータバスである。
【0008】図15はデータ伝送時に使用する伝送パケ
ット(フレーム)の構成図である。図において、24は
伝送されるパケット、25はパケットの先頭を示す開始
フラグ(SF)、26はパケットが伝送される相手先の
宛先アドレス(DA)、27はパケットのコマンドや優
先順位等の情報を含むコントロールフィールド(CTL
F)、28はパケットを送信する送信元のアドレス(S
A)、29はパケットのデータ(DATA)、30はパ
ケットの誤伝送を検出するためのフレームチェックシー
ケンス(FCS)、31はパケットの終了を示す終了フ
ラグ(EF)である。なお、この図に示されるように、
伝送されるパケット24は、開始フラグ25、宛先アド
レス26、コントロールフィールド27、送信元のアド
レス28、パケットのデータ29、フレームチェックシ
ーケンス30、終了フラグ31より構成される。
【0009】次に、従来のPC間ネットワークの動作に
ついて、図14、15、16、17、18により説明す
る。まず、ネットワークに接続される局数や、各局のN
デバイス等の所要情報を定めN管理パラメータを決定
し、オペレータがローダー4によりこのN管理パラメー
タを管理局に登録する。この際、N管理パラメータはケ
ーブル5を介して、対ローダー送受信制御部10へ送信
される。対ローダー送受信制御部10は、受信したN管
理パラメータをN管理パラメータ設定データエリア13
へデータバス23を介して転送する。なお、受信したデ
ータがN管理パラメータではなくシーケンスプログラム
であればシーケンスプログラムメモリエリア14へデー
タバス22を介して転送する。N管理パラメータ設定デ
ータエリア13へ転送されたN管理パラメータはデータ
リンク制御部11へデータバス21を介してデータ転送
され登録を完了する。
【0010】この登録が完了した後、オペレータが管理
局の電源を再投入するかまたは管理局をリセットする
と、まず、管理局はこの電源再投入/リセットの後、自
局の内部メモりを初期化する(S65)。次に、N管理
パラメータの内容をチェックし(S66)、NGであれ
ば、オペレータに再度N管理パラメータを作成してもら
うようにLEDを点灯するなどの対オペレータ出力を行
い(S69)、N管理パラメータがOKであれば、オペ
レータにより登録されたN管理パラメータを図18の様
に展開し、図15のパケットデータ29にセットし、各
局に対してパラメータを送信し(S68)、データリン
ク起動前処理を行い(S70)、管理局は通常局からの
パラメータ交信完了信号を待つ状態になる(S71)。
【0011】通常局は、図17に示すように、自局の内
部メモりを初期化し(S73)、N管理パラメータの受
信を待ち(S74)、N管理パラメータを受信するとパ
ケット24のデータ29から自局のNデバイスに関係す
る部分を自局のN管理パラメータ設定データエリア13
に登録する(S75)。次に、この自局のN管理パラメ
ータの内容をチェックし(S76)、自局にとって妥当
か否か判定し(S77)、妥当でなければオペレータに
異常を知らせ(S79)、妥当であれば管理局にパラメ
ータ交信完了を通知し(S78)、データリンク動作を
行う(S80)。
【0012】パラメータ交信完了を全通常局から受信し
た管理局はデータリンク起動を行い、この後、サイクリ
ック伝送が可能となる。
【0013】パラメータ交信が失敗した局に対してはデ
ータリンク起動後でも交信完了するまで定期的にパラメ
ータ交信を繰り返す。
【0014】データリンク起動後、管理局/通常局とも
シーケンス制御部15はデータバス19を介してシーケ
ンスプログラムエリア14からシーケンスプログラム
を、パラメータ設定データエリア12からデータバス2
0を介してPC用パラメータをそれぞれ読みだし、シー
ケンスプログラムを実行する。また、データリンク制御
部11は他局とのサイクリック交信により発生したサイ
クリックデータを2ポートRAM16にデータバス18
を介してセットする。また、シーケンス制御部15はデ
ータバス17を介して2ポートRAM16よりサイクリ
ックデータを読みだし、シーケンス演算を実行するため
のデータとして使用する(以上に説明した従来のPC間
ネットワークを従来例1と称する)。
【0015】次に、他の従来のPC間ネットワーク(従
来例2)について図19により説明する。この従来例2
は、ネットワークに予めネットワーク管理予備局(以下
管理予備局と称す)を設けておくことにより管理局移行
機能を実現するようにしたものである。
【0016】管理予備局と管理局とは同一のN管理パラ
メータを有しているが管理予備局は普段は管理局として
は動作せず、管理局ダウンが生じた場合に管理局の機能
を代行する局である。ネットワーク中に複数の管理予備
局(図19におけるPC3、PC6)を設定した場合、
このネットワークシステムを起動するに先立ち、これら
の管理予備局に対して管理局1に登録したものと同一の
N管理パラメータをオペレータが入力し設定しておくこ
とが必要である。そして、新たに管理局となった管理予
備局はネットワークを再構築するために各局とパラメー
タ交信を行った後、データリンク動作に入る。上述のよ
うに、この従来例2においては、N管理パラメータが登
録されていない管理予備局にネットワーク管理権が巡回
してきても、データリンクを起動することがができない
ため、全ての管理予備局に対してオペレータが管理局と
同一のN管理パラメータを設定しておく必要がある。
【0017】次に図20、21を用いてネットワークを
管理する権利(以下ネットワーク管理権と称す)の移行
について説明する。図20はN管理パラメータを有する
管理局PC1と、管理局ではない通常局PC2、PC
4、PC5、PC7とN管理パラメータを有しているが
現時点では通常局として動作している管理予備局PC
3、PC6が接続されているネットワークの構成図であ
る。図20に示すシステムにおいて管理局PC1が異常
により局ダウンしたとする。ネットワークは一時的にシ
ステムダウンするがN管理パラメータを有していた管理
予備局が新しい管理局となりネットワークを再構築す
る。
【0018】その際の再起動の手順を図21により説明
する。管理予備局はネットワーク稼動中に管理局の存在
を常時監視している(S81)。管理局の不在を検出し
た場合、局番に固有の数値を割り当てたインターバルタ
イマーを起動する(S82)。次に、各管理予備局は新
たに管理局が出現することを待つ(S83)。この待ち
状態中に他局よりパラメータ交信要求受けた場合、すな
わち自局以外の局が新しい管理局として起動した場合、
自局はすみやかにインターバルタイマーを停止し(S8
5)、通常局の状態に復帰する(S88)。なお、この
とき最小のインターバルタイマー値を有していた管理予
備局が最初に起動することは明らかである。
【0019】S83において、どの他局からもパラメー
タ交信要求を受けず、タイマーがタイムアップした場合
(S84)、自局が新しい管理局になるための準備を行
い(S86)、全局とパラメータ交信を行い(S8
8)、データリンクを起動する(S89)。なお、局番
に固有の数値を局番に比例する値にしておけば最小局番
の管理予備局が新しい管理局となる。
【0020】また、上述の従来例1、2では管理局から
受信したN管理パラメータのOK/NGはチェックする
が、受信したN管理パラメータが管理局の有している内
容と同一か否か、自局の有しているN管理パラメータが
隣接局が有しているN管理パラメータと同一か否か確か
める手段はとられていなかった。すなわちノイズ等によ
り伝送途中でN管理パラメータの一部データが破壊され
ても、破壊され具合によっては正常パラメータとして受
けとられて管理局の有するN管理パラメータとは異なる
にもかかわらずデータリンクを実行してしまう場合も考
えられる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来にお
けるネットワークシステムによれば、次のような問題点
があった。 (1)従来例1のネットワークシステムにおいては、N
管理パラメータの設定は管理局に対してのみ行い、N管
理パラメータの保守はフロッピーディスク、ハードディ
スク、磁気テープなど物理的記録メディアによってなさ
れており、ネットワークとしてのN管理パラメータの保
守は行われていなっかた。すなわちオペレータはバック
アップ用の物理的記録メディアの保守、管理という業務
が必要である。 (2)従来例2の管理局移行が可能なネットワークシス
テムにおいては、管理局移行機能を実現するためには、
オペレータはネットワークに接続されている管理予備局
全てに対してN管理パラメータを設定するために工場内
を移動しなければならない。 上記の(1)、(2)の要因から従来のネットワークシ
ステムにあってはオペレータの作業効率が悪いという問
題点があった。
【0022】また、従来におけるネットワークシステム
によれば次のような問題点があった。 (1)従来例2の管理局移行が可能なネットワークシス
テムにおいては、管理予備局毎に局番固有のインターバ
ルタイマーが設けられており、管理局ダウンが生じた
後、インターバルタイマーが最も短い局が新管理局にな
るが、新規管理局になるべき管理予備局がN管理パラメ
ータを有していない(オペレータの作業ミス)という不
測の事態が発生した場合、そのネットワークシステムは
起動できない。 (2)従来例2の管理局移行が可能なネットワークシス
テムにおいては、オペレータが手作業でN管理パラメー
タを各管理予備局に設定するため、各管理予備局の間で
同一のN管理パラメータが設定されているか否かに関し
て信頼性が乏しい。 上記(1)、(2)の要因から、従来のネットワークシ
ステムにあっては作業性と信頼性に問題点があった。
【0023】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、作業効率が良く信頼性の高いネ
ットワークシステムを得ることを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係るネットワ
ークの保全方法は、ネットワーク管理権を有する親局が
ネットワークを介して接続される全ての子局にネットワ
ーク管理パラメータを送信する段階と、子局が上記親局
より送信された上記ネットワーク管理パラメータの全デ
ータを格納する段階と、上記親局の不在または異常の場
合、上記ネットワーク管理権が上記親局から上記子局に
移され、保有する上記ネットワーク管理パラメータにも
とづき上記子局が予備親局としてネットワーク管理を行
う段階とを有するとともに、上記子局が受信した上記ネ
ットワーク管理パラメータにもとづき作成した第一のパ
ラメータチェック情報と上記子局の隣接局から送信され
上記子局が受信した第二のパラメータチェック情報とを
比較し、不一致であれば伝送異常等により上記子局が受
信した上記ネットワーク管理パラメータが破壊されてい
るものと判断し上記子局の起動を阻止する段階を有する
ものである。
【0025】また、ネットワーク管理権を有する親局が
ネットワークを介して接続される全ての子局にネットワ
ーク管理パラメータを送信する段階と、子局が上記親局
より送信された上記ネットワーク管理パラメータの全デ
ータを格納する段階と、上記親局の不在または異常の場
合、上記ネットワーク管理権が上記親局から上記子局に
移され、保有する上記ネットワーク管理パラメータにも
とづき上記子局が予備親局としてネットワーク管理を行
う段階とを有するとともに、上記子局が受信した上記ネ
ットワーク管理パラメータにもとづき作成した第一のパ
ラメータチェック情報と上記子局の隣接局から送信され
上記子局が受信した第二のパラメータチェック情報とを
比較し、不一致であれば伝送異常等により上記子局が受
信した上記ネットワーク管理パラメータが破壊されてい
るものと判断するとともに異常検出の伝文をグローバル
伝送するか否か予め設定されているスイッチ手段の設定
を判定する段階と、この段階でのグローバル伝送設定判
定にもとづき上記異常検出の伝文をグローバル伝送し、
ネットワークの起動を阻止する段階とを有するものであ
る。
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【作用】この発明におけるネットワークの保全方法は、
親局から送信され子局が受信したネットワーク管理パラ
メータにもとづき算出した第一のパラメータチェック情
報と子局の隣接局から送信され子局が受信した第二のパ
ラメータチェック情報とを比較し、不一致であれば伝送
異常等により子局が受信したネットワーク管理パラメー
タが破壊されているものと判断し子局の起動を阻止す
る。
【0031】また、親局から送信され子局が受信したネ
ットワーク管理パラメータにもとづき算出した第一のパ
ラメータチェック情報と子局の隣接局から送信され子局
が受信した第二のパラメータチェック情報とを比較し、
不一致であれば伝送異常等により子局が受信したネット
ワーク管理パラメータが破壊されているものと判断する
とともに異常検出の伝文をグローバル伝送するか否か予
め設定されているスイッチ手段の設定を判定し、グロー
バル伝送に設定されていれば異常検出の伝文をグローバ
ル伝送し、ネットワークの起動を阻止する。
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明によるPC間におけるネット
ワークシステムの構成を示す説明図である。図におい
て、1はN管理パラメータを有する管理局(PC1と称
する)、2はN管理パラメータに従ってデータリンクを
実行する通常局(それぞれPC2〜PC7と称する)で
ある。なお、管理局1および通常局2はネットワークに
接続されている。3はネットワークで使用する各局を接
続するためのケーブル、4はローダー、5はローダーと
管理局1または通常局とを接続するケーブルである。
【0037】図2は図1に示した通常局の動作を示すフ
ロー図である。通常局は電源投入/リセット動作後、自
局内部メモリの初期化を行い(S33)、管理局からの
N管理パラメータ待ち状態になる(S34)。管理局か
らN管理パラメータ受信後、N管理パラメータ設定デー
タエリアに退避する(S35)。次に管理局同様にN管
理パラメータのチェックを行い(S36)、自局にとっ
て妥当でなければオペレータに対してN管理パラメータ
の異常を通知する(S39)。妥当であれば管理局にパ
ラメータ受信完了応答を返し、データリンク動作を行う
(S38)。
【0038】図3は、この発明の実施例における管理局
と通常局との間で授受されるN管理パラメータの内容つ
いて示した説明図である。従来例では図18に示すよう
に通常局は自局のデータリンク起動に必要なN管理パラ
メータのみを取り込んだが、本実施例では各通常局とも
管理局から受信したN管理パラメータを全て自局内に取
り込むようにしている。これにより全ての通常局にN管
理パラメータの全てが自動的に登録されることになる。
すなわち、従来例と異なり全ての通常局が管理予備局と
なり、従来例における管理予備局という概念は存在しな
い。
【0039】このように、管理局の有するN管理パラメ
ータを通常局にも持たせることによりN管理パラメータ
のバックアップが可能となる。
【0040】実施例2.次に、この発明の他の実施例で
ある実施例2について図4のフロー図により説明する。
従来例の管理予備局と同様に、通常局は常時管理局の存
在を監視している(S40)。管理局の不在を検出した
場合、自局にN管理パラメータが設定されているか確認
する(S41)。N管理パラメータが設定されていれ
ば、局番固有のインターバルタイマーを起動し(S4
2)、以下従来例における管理予備局の動作を示す図2
1のS83〜S88のと同様な処理を行う。もし自局に
N管理パラメータが設定されていなければ無限待ちタイ
マーを起動する(S43)。この場合、新たに他局が管
理局となり、パラメータ交信を実施してタイマー停止要
求を送信してくるまで待ち状態となるため、自局がネッ
トワーク管理局となることはない。すなわち、N管理パ
ラメータを有していない通常局は、ネットワーク管理権
を放棄することが可能となる。
【0041】実施例3.次に、この発明のさらに他の実
施例である実施例3について図5、図6、図7により説
明する。図5は送信電文中のN管理パラメータを示す図
である。図に示すように、このパケットデータはN管理
パラメータ本体8と、パラメータチェック情報9とから
構成されている。なお、このパラメータチェック情報9
は管理局がN管理パラメータの内容から算出した情報で
ある。管理局は、N管理パラメータ本体8にパラメータ
チェック情報9を添付した上述のパケットデータを各通
常局に送信しN管理データを各通常局に分配する。図6
は管理局が各通常局にN管理パラメータを分配している
様子を示している。図7は各通常局の内部処理を示すフ
ロー図である。このフロー図に示されるように、管理局
からN管理パラメータを受信した各通常局は、N管理パ
ラメータの内容から管理局と同様にパラメータチェック
情報を作成する(S50)。次に管理局がN管理パラメ
ータに添付してきたパラメータチェック情報を読みだす
(S51)。そして、自身が作成したそれと比較する
(S52)。一致していればデータリンク動作に移る
(S53)。不一致であれば通常局としてのデータリン
クを停止する(S54)。このようにして、管理局が有
するN管理パラメータと自身が管理局から受信したN管
理パラメータの同一性を保証することができる。
【0042】実施例4.次にこの発明のさらに他の実施
例である実施例4について図8、図9により説明する。
図8は、通常局2(PC2)がN管理パラメータの内容
から作成したパラメータチェック情報を、自局の隣接局
である通常局2(PC3)に対して送信する様子と、通
常局PC3自身も管理局から受信したN管理パラメータ
の内容から作成したパラメータチェック情報を通常局2
(PC4)に送信する様子とを点線により示している。
図9のフロー図に示すように、通常局PC3は自局が作
成したパラメータチェック情報読みだし(S56)、通
常局PC2から受信したそれとを比較する(S57)。
一致していればデータリンク起動に移る(S58)。不
一致であれば通常局としてのデータリンクを停止する
(S59)。このようにして、自局と隣接局それぞれが
有するN管理パラメータの内容の同一性を保証すること
ができる。
【0043】実施例5.次に、この発明のさらに他の実
施例である実施例5について図10、図11、図12に
より説明する。図11は実施例3、4でそれぞれ不一致
であった場合、すなわち、図7、図9においてデータリ
ンクを停止(S54、S59)した後、それぞれスイッ
チチェック処理段階(S55、S60)に進んだ場合に
おける動作のフローを示している。図11において、は
じめに自局のスイッチの情報を読みだして、局のみ停止
かネットワークを停止させるかの設定を判別する(S6
1)。局のみ停止であれば通常局としての内部処理を完
了する。ネットワークの停止であればネットワーク停止
要求のグローバル伝送を行う(S62)。なお、図10
は、パラメータの異常検出局が管理局/各通常局に対し
てN管理パラメータNG検出のグローバル伝送を行う様
子を示している。図12のフロー図に示すように、管理
局/各通常局は受信したデータがネットワーク停止要求
のグローバル伝送であるか否かを判断し(S63)、ネ
ットワーク停止要求のグローバル伝送であれば各局のデ
ータリンクを停止する(S64)。
【0044】上述の実施例1〜5は、局がプログラマブ
ルコントローラの場合について説明したが、プログラマ
ブルコントローラに限らずFAコントローラ、パソコン
等であっても同様の効果が得られる。またネットワーク
の形態(トポロジー)はループ/バス/スター型のいず
れであっても同様の効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明におけるネット
ワークの保全方法によれば、親局からネットワーク管理
パラメータをネットワークを介して接続される全ての
局に送信しておき、親局の不在または異常の際に、この
ネットワーク管理パラメータにもとづき子局が予備親局
としてネットワークを管理するようにしたので、特定の
局のみが予備親局という概念なくネットワークに接続さ
れる全ての子局が予備親局となり、操作者の作業を容易
化できるとともにシステムの信頼性を向上できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すネットワークシステム
の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示した通常局内部の動作を示すフロー図
である。
【図3】図1に示した管理局が各通常局に対して行う、
パラメータ分配の様子を示す説明図である。
【図4】この発明の実施例2において、ネットワーク管
理権をパススルーするための通常局の内部動作を示すフ
ロー図である。
【図5】この発明の実施例3において、管理局が各通常
局にN管理パラメータを分配する際の送信電文の構成を
示す説明図である。
【図6】図5の送信電文を管理局が各通常局に送信する
様子を示す説明図である。
【図7】この発明の実施例3における通常局の動作を示
すフロー図である。
【図8】この発明の実施例4において、各局が隣接局に
パラメータチェック情報を分配する様子を示す説明図で
ある。
【図9】この発明の実施例4における通常局の動作を示
すフロー図である。
【図10】この発明の実施例3〜5においてN管理パラ
メータの異常検出局がパラメータチェック異常のグロー
バル伝送を行う様子を示す説明図である。
【図11】この発明の実施例5における通常局の内部動
作を示すフロー図である。
【図12】この発明の実施例5において、パラメータチ
ェック異常のグローバル伝送を受信した際の通常局およ
び管理局の内部動作を示すフロー図である。
【図13】従来のPC間ネットワークを示す構成図であ
る。
【図14】図13におけるPCの内部を示す構成図であ
る。
【図15】データ伝送時に使用する伝送バケットの構成
図である。
【図16】図13における管理局の動作を示すフロー図
である。
【図17】図13における通常局の動作を示すフロー図
である。
【図18】図13における各通常局がN管理パラメータ
のうち自局に関係する部分を自局に登録する様子を示す
設明図である。
【図19】他の従来例におけるPC間ネットワークを示
す構成図である。
【図20】図19において管理局がダウンした場合を示
す設明図である。
【図21】図19における管理予備局の動作を示すフロ
ー図である。
【符号の説明】
1 管理局 2 通常局 3 ケーブル 4 ローダー 5 ケーブル 6 N管理パラメータ 7 送信伝文中のN管理パラメータ 8 N管理パラメータ本体 9 パラメータチェック情報

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク管理権を有する親局がネッ
    トワークを介して接続される全ての子局にネットワーク
    管理パラメータを送信する段階と、子局が上記親局より
    送信された上記ネットワーク管理パラメータの全データ
    を格納する段階と、上記親局の不在または異常の場合、
    上記ネットワーク管理権が上記親局から上記子局に移さ
    れ、保有する上記ネットワーク管理パラメータにもとづ
    き上記子局が予備親局としてネットワーク管理を行う段
    階とを有するとともに、 上記子局が受信した上記ネットワーク管理パラメータに
    もとづき作成した第一のパラメータチェック情報と上記
    子局の隣接局から送信され上記子局が受信した第二のパ
    ラメータチェック情報とを比較し、不一致であれば伝送
    異常等により上記子局が受信した上記ネットワーク管理
    パラメータが破壊されているものと判断し上記子局の起
    動を阻止する段階を有することを特徴とするネットワー
    クの保全方法。
  2. 【請求項2】 ネットワーク管理権を有する親局がネッ
    トワークを介して接続される全ての子局にネットワーク
    管理パラメータを送信する段階と、子局が上記親局より
    送信された上記ネットワーク管理パラメータの全データ
    を格納する段階と、上記親局の不在または異常の場合、
    上記ネットワーク管理権が上記親局から上記子局に移さ
    れ、保有する上記ネットワーク管理パラメータにもとづ
    き上記子局が予備親局としてネットワーク管理を行う段
    階とを有するとともに、 上記子局が受信した上記ネットワーク管理パラメータに
    もとづき作成した第一のパラメータチェック情報と上記
    子局の隣接局から送信され上記子局が受信した第二のパ
    ラメータチェック情報とを比較し、不一致であれば伝送
    異常等により上記子局が受信した上記ネットワーク管理
    パラメータが破壊されているものと判断するとともに異
    常検出の伝文をグローバル伝送するか否か予め設定され
    ているスイッチ手段の設定を判定する段階と、この段階
    でのグローバル伝送設定判定にもとづき上記異常検出の
    伝文をグローバル伝送し、ネットワークの起動を阻止す
    る段階とを有することを特徴とするネットワークの保全
    方法。
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