JP3220087B2 - ネットワークシステム - Google Patents

ネットワークシステム

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JP3220087B2
JP3220087B2 JP12327898A JP12327898A JP3220087B2 JP 3220087 B2 JP3220087 B2 JP 3220087B2 JP 12327898 A JP12327898 A JP 12327898A JP 12327898 A JP12327898 A JP 12327898A JP 3220087 B2 JP3220087 B2 JP 3220087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プログラマブル
コントローラ(以下、PCという)とローダー等により
構成されるネットワークシステムに関し、特に、ネット
ワークシステム全体を親局にて一元管理することができ
るネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】FA(Factory Automat
ion)用のPC間ネットワークにあっては、主として
以下に示す二つの機能を併せ持ったネットワークが大多
数を占めている。
【0003】(1) サイクリック伝送機能 サイクリック伝送機能は、ネットワーク上に接続された
ユニット相互間でのON/OFF信号や、数値データ等
の受け渡し動作をI/Oユニットを介さないシリアル通
信によって行い、ネットワーク上の各局で発生するデー
タの変更を定期的に、かつ、リアルタイムに更新を行う
ものである。
【0004】(2) トランジェント伝送機能 トランジェント伝送機能は交信起動元局および相手先局
の2局間のみで、他局には影響を与えず一時的に交信局
を固定してデータ伝送を行うものである。
【0005】従来より、PC間ネットワークは、ネット
ワークをコントロールするためのリンクパラメータ(以
下、Lパラメータという)をローダーにて作成し、親局
にLパラメータを登録することによりPC間におけるネ
ットワークを制御し、動作させていた。Lパラメータの
内容に関しては、ネットワーク上の各子局が使用するデ
ータメモリ(以下、リンクデバイスという)の種類と、
該当リンクデバイスの容量を設定するためのデータのみ
であった。
【0006】各子局ではPCの動作を制御するためのシ
ーケンスパラメータ(以下、Sパラメータという)によ
り、デバイスのラッチ/非ラッチを設定すること(以
下、ラッチ設定という)ができ、このラッチ設定を各子
局にて行うことにより、デバイスのデータをシステムダ
ウンから保護することが可能であった。なお、ラッチ設
定されたデバイスの情報は、停電しても記憶内容が消失
しないバッテリバックアップされたメモリに記憶される
ように構成されている。Sパラメータは、Lパラメータ
と同様にローダーにて作成し、各子局毎に設定されてお
り、Lパラメータは親局のSパラメータに内包されてい
る。
【0007】なお、ここで、「ラッチ」とは、一般的に
停電保持のことを意味し、電源の週間的停止(瞬停)な
どにより、電源環境が不安定になったとしてもシーケン
サに接続されているバッテリにより、シーケンサ内蔵の
デバイスメモリ空間に格納された情報(内容)を保持す
る動作(行為)を意味する。また、ラッチにおける「保
持」とは、ラッチされているデバイスの情報(内容)が
電源断の前後、リセットの前後で不変である状態を意味
する。さらに、「パラメータ」とは、システムの振る舞
いを規定する情報のことであり、ユーザがシーケンサに
期待する振る舞いの規定する内容の集まりである。シス
テムによってはデフォルトを持つこともあるが、基本的
にユーザが設定するものである。
【0008】また、ここで、「ラッチ設定」について、
さらに詳細に説明すると、ラッチ設定とはシーケンサ内
蔵のデバイスメモリ空間において、数あるデバイス種別
のうち、どのデバイスをラッチするのか、さらに、その
デバイス種別内のラッチすべきデバイスの範囲(番号)
を指定する設定(パラメータ)を意味する。この「ラッ
チ設定」の概略イメージを図13に示す。
【0009】図14は、従来におけるPC間ネットワー
クの構成を示すブロック図である。図14において、
1,2はネットワークに接続された局であり、1はネッ
トワークを制御するためのLパラメータを有する親局、
2はLパラメータに従って動作する子局、3は局と局を
接続するケーブルであり、通常は光ファイバケーブルや
同軸ケーブルが使用される。5は各局1,2におけるP
Cの内部データの読み出し/書き込みを行うローダー、
4はローダー5と各局1,2とを接続するためのケーブ
ルであり、図14においては、各局1,2にそれぞれロ
ーダー5が接続されている。
【0010】図15は、従来におけるPC(親局1,子
局2)内部の構成を示すブロック図であり、図中、6は
ローダー5とPC(親局1,子局2)とのデータ交信を
制御する対ローダー送受信制御部、7はサイクリック伝
送機能やトランジェント伝送機能の実行および制御を行
うデータリンク制御部、8はローダー5から受信した局
を動作させるためのSパラメータを格納するパラメータ
設定データエリア、9はSパラメータ中におけるラッチ
設定データを格納するラッチ設定データエリア、10は
Lパラメータを格納するリンク設定データエリアであ
る。
【0011】また、11はローダー5から受信したシー
ケンスプログラムを格納するシーケンスプログラムエリ
ア、12はシーケンスプログラムの実行を制御するシー
ケンス制御部、13はシーケンス制御部12とデータリ
ンク制御部7とのデータ交信のためのインターフェース
(以下、I/Fという)として機能する2ポートRA
M、14〜19はデータ転送を行うためのデータバスで
ある。
【0012】図16は、サイクリック伝送時に使用する
伝送パケット(フレーム)の構成を示す説明図である。
図中、74は伝送されるパケット、75はパケット74
の先頭を示す開始フラグ(SF)、76はパケット74
が伝送される相手先の宛先アドレス(DA)、77はパ
ケット74のコマンドや優先順位等の情報を含むコント
ロールフィールド(CTLF)、78はパケット74を
送信する送信元のアドレス(SA)、79はパケット7
4のデータ(DATA)、80はパケット74の誤伝送
を検出するためのフレームチェックシーケンス(FC
S)、81はパケット74の終了を示す終了フラグ(E
F)である。
【0013】ここで、オペレータがシーケンスプログラ
ム容量、PCを効率的に使用する上でのメモリ配分、そ
の他必要な取り決め事項を決定し、Sパラメータとシー
ケンスプログラムを図15に示したローダー5にて作成
したとする。作成したシーケンスプログラムとSパラメ
ータは、ケーブル4を介して対ローダー送受信制御部6
へ送信される。対ローダー送受信制御部6は受信したデ
ータがSパラメータであればパラメータ設定データエリ
ア8へデータバス14を介して転送し、またデータがシ
ーケンスプログラムであればシーケンスプログラムエリ
ア11へデータバス15を介してデータを転送する。
【0014】パラメータ設定データエリア8は、Sパラ
メータにおけるラッチ設定データをラッチ設定エリア9
へ、Lパラメータはリンク設定エリア10へそれぞれ退
避させておく。Lパラメータはデータリンク制御部7へ
データバス16Aを介してデータ転送する。シーケンス
制御部12はデータバス18,19を介してシーケンス
プログラムエリア11からシーケンスプログラムを、パ
ラメータ設定データエリア8からSパラメータをそれぞ
れ読み出し、シーケンスプログラムを実行する。
【0015】また、データリンク制御部7は他局とのサ
イクリック交信により発生したサイクリックデータを2
ポートRAM13にデータバス16Bを介してセット
し、シーケンス制御部12はデータバス17を介して2
ポートRAM13からサイクリックデータを読み出し、
シーケンス演算を実行するためのデータとして使用す
る。
【0016】上記従来におけるネットワークシステムに
あっては、局毎にローダー5を接続し、局毎にSパラメ
ータの設定を行っていた。そのため、64局あれば64
局分のSパラメータの設定を行う必要があった。また、
親局1では各子局2のSパラメータを把握していないた
め、局毎のラッチ設定等の情報を把握することはできな
かった。
【0017】つぎに、子局2のうち親局1のデータを遠
隔地にて入出力を行う場合のラッチ/非ラッチについて
説明する。図17は、局の盤表面にあるラッチ/非ラッ
チを設定するH/Wスイッチ82を示している。図18
は、局の起動時におけるラッチ/非ラッチに関するイニ
シャル処理の動作を示すフローチャートであり、H/W
スイッチ82の情報を読み取り(S83)、H/Wスイ
ッチ82がラッチ/非ラッチ(ON/OFF)のどちら
に設定されているかを判断する(S84)。ここで、O
Nであればラッチ処理(S85)へ、OFFであれば非
ラッチ処理(S86)へそれぞれ移行する。
【0018】従来例ではデータリンク中にある局におい
て、異常やリセットあるいは電源OFFの発生によりデ
ータリンクからその子局2が解列された場合、解列され
た以外の局では、解列された子局2の解列直前のデータ
がラッチされたままの状態であった。
【0019】また、従来例では、バッテリバックアップ
を行っていない局においては、データリンク中に異常や
リセットあるいは電源OFFが発生してデータリンクか
ら解列した場合、入出力データがラッチできなかった。
これに関しては図19のフローチャートを用いて説明す
る。
【0020】図19において、データリンク制御部7内
のマイコンのイニシャル処理を行い(S87)、親局1
よりLパラメータを受信し(S88)、自局に対して割
り当てられているリンクデバイスについてLパラメータ
が正しく割り当てられているか否かをチェックする(S
89)。そのチェック結果がOKか、あるいはNGかを
判別し(S90)、NGであればエラー処理を行い(S
92)、再度親局1よりLパラメータを受信するために
ステップ88へ移行する。反対に、OKであればデータ
リンクを実行する(S91)。
【0021】その他、この発明に関連する参考技術文献
として、特開平2−301339号公報に開示されてい
る「バス型情報伝送装置」、特開平1−231594号
公報に開示されている「障害情報収集方式」、特開昭6
3−7051号公報に開示されている「分散型ネットワ
ークの固有情報設定方法」、実開昭59−91060号
公報に開示されている「遠方監視装置」がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来にお
けるネットワークシステムによれば、 (1) ラッチ設定がスタンドアロンでしか行えないの
で、ラッチ設定をネットワークに接続された局数分だけ
行わなければならず、オペレータはラッチ設定のため工
場中を移動しなければならなかった。また、 (2) 子局のラッチ設定状況を親局にて監視すること
ができないので、ネットワークシステム全体のラッチ設
定状況を親局にて一元管理することができなかった。さ
らに、 (3) 子局においてはH/Wスイッチにてラッチ設定
が行われている場合、ラッチ設定の内容を変更すること
は不可能であった。上記(1)〜(3)の要因から、従
来のネットワークシステムにあっては作業効率が悪いと
いう問題点があった。
【0023】また、従来におけるネットワークシステム
によれば、 (1) ネットワークに接続された局において他局が異
常発生等によりデータリンクから解列した場合、他局の
解列直前におけるデータのラッチ/非ラッチの選択は不
可能であった。また、 (2) リモートI/O局において自局がデータリンク
から解列した場合におけるデータのラッチ/非ラッチの
選択は不可能であった。上記(1),(2)の要因か
ら、従来のネットワークシステムにあっては安全性に問
題点があった。
【0024】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、システムの作業効率と安全性を
向上させるネットワークシステムを得ることを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明にかかるネットワークシステムは、ネッ
トワーク上に接続された複数のユニット間にて各種情報
の通信を行うネットワークシステムにおいて、前記ユニ
ットは、ユニットの動作を制御するためのシーケンスパ
ラメータ、前記ネットワークをコントロールするための
リンクパラメータを格納するパラメータ設定データエリ
アと、前記ネットワークを介してデータリンクを行うデ
ータリンク制御手段と、を備え、ユニットに接続された
外部接続機器から入力されたパラメータを判断し、該パ
ラメータがシーケンスパラメータの場合、前記データリ
ンク制御手段と接続したデータバスにより前記データリ
ンク制御手段に転送し、入力されたシーケンスパラメー
タを、ネットワークを介して接続された複数のユニット
へ送信することを特徴とする。
【0026】つぎの発明にかかるネットワークシステム
は、前記データリンク制御手段と前記パラメータ設定デ
ータエリアをデータバスにより接続し、前記ネットワー
クを介して送信されたシーケンスパラメータを前記パラ
メータ設定データエリアに格納することを特徴とする。
【0027】この発明におけるネットワークシステム
は、リンクパラメータか、あるいはラッチパラメータか
を判別し、判別結果に基づいてそれぞれパラメータ転送
経路を切り換えるものである。また、ラッチ処理制御手
段がハードウェアスイッチ手段の情報およびソフトウェ
アスイッチ手段に基づいてラッチ設定を実行するもので
ある。すなわち、ハードウェアスイッチ手段の内容と、
Lパラメータのラッチ設定により書き込まれたソフトウ
ェアスイッチ手段の内容との論理積に基づいてラッチ設
定を決定する。また、データリンク制御手段がソフトウ
ェアスイッチ手段の情報に基づいて異常ユニットのサイ
クリックデータエリアを判別し、該当サイクリックエリ
アをクリアする。さらにデータリンク制御手段はソフト
ウェアスイッチ手段の情報に基づいてネットワーク管理
ユニットのサイクリックデータエリア上にラッチされて
いる自ユニットのサイクリックデータを読み出す。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1は、この発明によるPC間におけるネットワークシ
ステムの構成を示す説明図であり、1,2はネットワー
クに接続された局であり、1はLパラメータを有する親
局(PC1)、2はLパラメータに従ってデータリンク
を実行する子局(PC2〜PC4)である。3はネット
ワークで使用する各局を接続するためのケーブルであ
る。5は外部接続機器としてのローダーであり、4はロ
ーダー5と親局1を接続するケーブルである。
【0029】図2は、局1,2の内部を示すブロック図
である。図14に示した従来例と比較して、データリン
ク制御部7Aとリンク設定エリア10とを接続するデー
タバス16Aの他に、データリンク制御部7Aとラッチ
設定エリア9とを接続するデータバス20が設けられて
いる。また、パラメータ設定データエリア8には、タッ
チ設定/非設定を実行するソフトウェアスイッチ(以
下、S/Wスイッチという)8Aが設けられている。
【0030】図3は、図2に示した局1,2内部の動作
を示すフローチャートであり、パラメータ設定データエ
リア8は、パラメータがL(ネットワーク)パラメータ
か否かを判断し(S93)、Lパラメータであると判断
した場合には、データバス16Aを選択し(S94)、
反対に、Lパラメータではない、すなわち、ラッチパラ
メータであると判断した場合には、データバス20を選
択し(S95)、それぞれパラメータを上記データバス
16A/20を介してデータリンク制御部7Aへ転送す
る(S96)。
【0031】つぎに、実際の動作について図4から図6
を用いて説明する。図4は、各子局2に対するラッチ範
囲設定データである。21はL1局、22はL2局、2
3はL3局のラッチ範囲設定データを示す(L2局,L
3局は省略する)。この設定データを親局1にて図2に
示したローダー5を使用して作成する。ローダー5はケ
ーブル4を介して対ローダー送受信制御部6へデータを
送信する。この対ローダー送受信制御部6はデータバス
14を介してパラメータ設定データエリア8へ図4に示
したデータを転送する。
【0032】パラメータ設定データエリア8は、データ
をラッチ設定エリア9へ退避させた後、上記の如く選択
されたデータバス20を介してデータリンク制御部7A
へ転送する。データリンク制御部7AではL1のラッチ
設定を図5のように並べ替える。図5において、25,
27,29,31はデバイスA,B,C,DからNまで
の各デバイスのラッチ範囲の開始デバイスNo.を示
し、26,28,30,32は各デバイスのラッチ範囲
の終了デバイスNo.を示している。このラッチ範囲デ
ータを図16に示したパケット74中のDATA79へ
セットし、DA76にL1局のアドレス、SA78に親
局のアドレスをセットする。L2局、L3局に対しても
同様のデータを作成する。
【0033】リセット後における電源投入後に、親局1
は自身が起動する毎に1度ネットワークに接続されてい
る全子局2に対してこのパケットを使用してラッチ設定
交信を実行し、ラッチ設定を行う。各子局2は、図2に
示したデータリンク制御部7Aにおいて、このパケット
を受信し、親局1が行ったのとは逆の手順でラッチ設定
エリア9へラッチ設定データをセットする。L1局にて
ローダー5を使用してラッチ設定データを読み出せば図
6に示す内容となる。すなわち、親局1において各子局
2のラッチ設定がネットワークを使用して可能となる。
【0034】実施の形態2. つぎに、この発明の第2の実施例を図7,図8を用いて
説明する。図7は、親局1で有している各子局2のラッ
チ設定データの変更状況であり、34はラッチ設定変更
状況エリアを示している。ラッチ設定変更状況エリア3
4におけるデータは、図2に示したラッチ設定エリア9
に格納する。
【0035】各子局2ともローダー5を用いたラッチ設
定の変更も可能であるため、親局1がネットワークを使
用してラッチ設定を行った後に、ローダーにより変更が
実行された場合には、ラッチ設定変更状況エリア34の
該当局ビットをONさせる。図7において、35は親
局、36はL1局、37はL2局、38はL3局のラッ
チ設定変更状況を示すものとする。また、図7における
1/0の意味として1は変更あり、0は変更なしを表
す。
【0036】図8に示すの変更状況39は、L1局のラ
ッチ設定変更状況を示すものとする。このデータは親局
1と同様に図2に示したラッチ設定エリア9に格納す
る。L1局のみでなくL2局、L3局も同様にラッチ設
定エリア9に格納する。ラッチ設定変更状況エリア34
は親局1が有し、変更状況39は子局2が有する。親局
1は定期的に各子局2とラッチ設定変更状況の読出交信
を実行し、子局2のラッチ設定が変更されたか否かを監
視する。
【0037】このラッチ設定変更状況の読出交信は、一
般に親子局間で行われている上記トランジェント交信を
利用して行う。オペレータがラッチ設定データの読出要
求をした場合、親局1はラッチ設定変更状況エリア34
をチェックし、要求該当局がラッチ設定変更されている
か否かを識別し、変更されていなければ、親局1にて設
定されたラッチ設定データをオペレータへ返答する。変
更されていれば、親局1は該当子局2に対して上記第1
の実施例にて親局1が子局2のラッチ設定を行ったのと
逆の手順で読み出しを実行し、オペレータにラッチ設定
データを返答する。
【0038】実施の形態3. つぎに、この発明にかかる第3の実施例について図9,
図10を用いて説明する。図9は、図1における子局2
のうち親局1のON/OFF信号を遠隔にて入出力を行
う局(以下、リモートI/O局という)の内部構成を示
すブロック図である。40はラッチ設定されたデータを
実行するラッチ処理制御部、41は実際の入出力を実行
するI/O制御部、42はLパラメータにより設定され
るソフトウエアスイッチ(以下、S/Wスイッチとい
う)を格納する不揮発性メモリ、43はリモートI/O
局の盤表面にある設定ラッチ、44は実際の設定を行う
H/Wスイッチ、45,46は設定内容を示すLED
1,LED2である。47から51は各部のデータ転送
するためのデータバスである。
【0039】オペレータは、 (1) H/Wスイッチ (2) 親局からのLパラメータ (3) ローダー の3種類の方法でリモートI/O局に対してラッチ設定
を行ことができる。
【0040】上記(2)のLパラメータでラッチ設定さ
れた場合は、リモートI/O局はデータリンク制御部7
でLパラメータを受信し、ラッチ設定内容をラッチ処理
制御部40を経由して不揮発性メモリ42へ格納する。
このとき、ラッチ処理制御部40はラッチ設定内容を識
別する。また、上記(3)のローダーにより設定された
場合は、対ローダー送受信制御部6にてラッチ設定デー
タを受信し、ラッチ処理制御部40へ転送して不揮発性
メモリ42へ格納する。ラッチ処理制御部40はデータ
バス51を介してH/Wスイッチ44の状態を識別す
る。LED1,LED2は点灯しているLEDが有効を
示す。
【0041】ここで、ラッチ設定に変更が生じた場合、
従来例ではH/Wスイッチ44のみであったため、リモ
ートI/O局が遠隔地にあったり、手動では危険が伴う
場合は変更が困難であった。
【0042】この発明にかかるS/Wスイッチによる変
更手順について図10に示すフローチャートを用いて説
明する。H/Wスイッチ44の情報を読み出す(S5
2)。スイッチ情報(ON/OFF)を判別し(S5
3)、非ラッチの設定であればLED2を点灯させ(S
59)、非ラッチ処理を実行する。H/Wスイッチ44
が非ラッチ設定であれば、リモートI/O局は無条件で
非ラッチ処理を実行するものとする。
【0043】上記ステップ53において、ラッチ設定で
あれば、不揮発性メモリ42のS/Wスイッチの情報を
読み出し(S54)、スイッチ情報(ON/OFF)を
判別し(S55)、非ラッチの設定であればH/Wスイ
ッチ44はラッチ設定であるがS/Wスイッチにより変
更されていることを示すためにLED1を点滅させ(S
58)、無効であることをオペレータに示す。その後、
LED2を点灯させ非ラッチ設定が有効であることをオ
ペレータに示す(S59)。
【0044】ステップ55において、ラッチ設定である
ことを識別した場合は、不揮発性メモリ42のラッチ範
囲設定データを読み出し(S56)、LED1を点灯さ
せ(S57)、ラッチ設定が有効であることをオペレー
タに示し、ラッチ処理を実行する。これにより、オペレ
ータはH/Wスイッチ44によることなく自由にラッチ
/非ラッチの設定が可能となる。
【0045】実施の形態4. つぎに、この発明の第4の実施例を図2に示した構成
と、図11に示すフローチャートを用いて説明する。デ
ータリンク実行中にある局で異常が発生したと仮定し、
このとき異常局は、データリンクから解列するものとす
る。他局異常を検出した非異常状態の子局は、S/Wス
イッチ8Aの内容を読み出す(S60)。オペレータは
子局2に対して異常局のサイクリックデータをラッチし
たいのか、あるいはラッチしたくないのか(ラッチ/非
ラッチ)を判断する(S61)。ラッチであれば従来例
と同様にデータリンクを実行する(S64)。
【0046】反対に、非ラッチであればLパラメータか
ら異常局のサイクリックデータエリアを判別し(S6
2)、該当サイクリックデータエリアをクリアした(S
63)後、データリンクを実行する(S64)。従来例
では、各子局2において異常発生局のサイクリックデー
タはラッチされたままであったが、この処理によりラッ
チをクリアすることができる。
【0047】実施の形態5. つぎに、この発明にかかる第5の実施例を図2に示した
構成と、図12に示すフローチャートを用いて説明す
る。リモートI/O局は、リセットあるいは電源OFF
→ON後に局自身のマイコンを初期状態にするイニシャ
ル処理を実行する(S65)。つぎに、リモートI/O
局は親局1からのLパラメータの受信処理を実行する
(S66)。親局1も親局自身のマイコンイニシャル処
理を実行後、各子局に対してLパラメータ送信を行う。
リモートI/O局はLパラメータの内容をチェックし、
自身に割り当てられたリンクデバイスの種類と容量につ
いて認識する(S67)。
【0048】つぎに、チェック内容がOKかNGかを判
断し(S68)、チェックした内容がNGであればエラ
ー処理を実行し(S69)、再度上記ステップ66にて
親局1からのLパラメータ受信処理を実行する。反対
に、チェックした内容がOKであれば、S/Wスイッチ
8Aの内容を読み出し(S70)、オペレータはリモー
トI/O局に対してラッチしたいのか、あるいはラッチ
したくないのか(ラッチ/非ラッチ)を判断する(S7
1)。
【0049】異常発生によりリセットあるいは電源OF
F→ONの動作が発生した後、非ラッチであれば、従来
例と同様にサイクリックデータをクリアした状態でデー
タリンクを実行する(S73)。反対に、ラッチであれ
ば、リモートI/O局は親局1のサイクリックデータエ
リア上にラッチされている自局のサイクリックデータを
読み出す(S72)ことにより、リセットあるいは電源
OFF→ON前のデータを有してデータリンクに参加す
ることができる(S73)。
【0050】すなわち、電源装置の不安定等に起因する
瞬停が発生してもラッチ設定であれば瞬停発生前のデー
タによりデータリンクに復帰することが可能となる。ま
た設定はシステム事情にあわせてオペレータが選択する
ことができる。
【0051】上記各実施例はFAコントローラ、パソコ
ン等にて実施しても同様である。また、ネットワーク形
態(トポロジー)をループ型からバス型、スター型に変
更しても同様である。
【0052】上記の各実施例によれば、親局にて子局の
ラッチ設定が行えるようにしたため、従来例では各子局
ごとローダーを接続して行わなければならなかったラッ
チ設定が親局のみで行えるようになる。また、親局にて
子局のラッチ設定状況の読み出しが行えるようにしたた
め、従来例では行えなかったラッチ設定状況の監視を親
局にて行えるようになり、これによって親局にてシステ
ム全体のラッチ情報をトータル的に管理できるようにな
る。さらに、リモートI/O局のH/Wスイッチにて設
定されたラッチ設定の内容をS/Wスイッチで変更でき
るようにしたため、オペレータがラッチ設定を変更する
必要が生じた場合、リモートI/O局が遠隔地にある場
合でも容易に変更できる。
【0053】また、データリンク中に他局にて異常が発
生した場合、異常局のサイクリックデータをクリアする
ことができるようになり、さらに、データリンク中にリ
モートI/O局にて異常発生し、一次的にリモートI/
O局がデータリンクから解列しても、データリンクに復
帰するときは解列直前のデータで復帰することができる
ようになるため、システムの安全性が向上する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるネ
ットワークシステムによれば、リンクパラメータか、あ
るいはラッチパラメータかを判別し、判別結果に基づい
てそれぞれパラメータ転送経路を切り換え、また、ラッ
チ処理制御手段がハードウェアスイッチ手段の情報およ
びソフトウェアスイッチ手段に基づいてラッチ設定を実
行するため、システムの作業効率を向上させる効果があ
る。また、この発明におけるネットワークシステムによ
れば、データリンク制御手段がソフトウェアスイッチ手
段の情報に基づいて異常ユニットのサイクリックデータ
エリアを判別し、該当サイクリックエリアをクリアし、
また、データリンク制御手段はソフトウェアスイッチ手
段の情報に基づいてネットワーク管理ユニットのサイク
リックデータエリア上にラッチされている自ユニットの
サイクリックデータを読み出すため、システムの安全性
を向上させる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるネットワークシステムの構
成を示す説明図である。
【図2】 この発明にかかるネットワークシステムの局
内部の構成を示すをブロック図である。
【図3】 図2に示した局内部の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 親局で行う子局のラッチ設定画面を示す説明
図である。
【図5】 ラッチ設定交信にて使用する伝送フレームの
データ部を示す説明図である。
【図6】 親局にて設定された子局のラッチ設定画面を
示す説明図である。
【図7】 親局を監視する各子局のラッチ設定変更状況
のビットデータを示す説明図である。
【図8】 子局のラッチ設定変更状況のビットデータを
示す説明図である。
【図9】 この発明にかかるネットワークシステムにお
けるラッチ設定のH/Wスイッチとその周辺部を示すブ
ロック図である。
【図10】 ラッチ設定の変更手順を示したフローチャ
ートである。
【図11】 異常発生局のサイクリックデータをクリア
する手順を示したフローチャートである。
【図12】 リモートI/O局のイニシャル処理の手順
を示したフローチャートである。
【図13】 ラッチ設定の概略イメージを示す説明図で
ある。
【図14】 従来例におけるネットワークの構成を示す
説明図である。
【図15】 従来例における局の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図16】 従来例におけるサイクリック伝送にて使用
した伝送フレームを示す説明図である。
【図17】 従来例におけるリモートI/Oのラッチ設
定に用いるH/Wスイッチを示す説明図である。
【図18】 従来例におけるリモートI/Oのラッチ設
定の処理手順を示すフローチャートである。
【図19】 従来例におけるリモートI/Oのイニシャ
ル処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 親局、2 子局、5 ローダー、6 対ローダー送
受信制御部、7A データリンク制御部、8 パラメー
タ設定エリア、8A ソフトウェアスイッチ、9 ラッ
チ設定エリア、10 リンク設定エリア、11 シーケ
ンスプログラムエリア、12 シーケンス制御部、13
2ポートRAM、16A データバス、20 データ
バス、40 ラッチ処理制御部、42 不揮発性メモ
リ、44ハードウェアスイッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に接続された複数のユニ
    ット間にて各種情報の通信を行うネットワークシステム
    において、 前記ユニットは、 ユニットの動作を制御するためのシーケンスパラメー
    タ、前記ネットワークをコントロールするためのリンク
    パラメータを格納するパラメータ設定データエリアと、 前記ネットワークを介してデータリンクを行うデータリ
    ンク制御手段と、 を備え、 ユニットに接続された外部接続機器から入力されたパラ
    メータを判断し、該パラメータがシーケンスパラメータ
    の場合、前記データリンク制御手段と接続したデータバ
    スにより前記データリンク制御手段に転送し、入力され
    たシーケンスパラメータを、ネットワークを介して接続
    された複数のユニットへ送信することを特徴とするネッ
    トワークシステム。
  2. 【請求項2】 前記データリンク制御手段と前記パラメ
    ータ設定データエリアをデータバスにより接続し、前記
    ネットワークを介して送信されたシーケンスパラメータ
    を前記パラメータ設定データエリアに格納することを特
    徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
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