JP3350319B2 - 結晶成長方法 - Google Patents
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Description
し、より詳しくは、アモルファスシリコン(a−Si)
からポリシリコン(p−Si)への固相成長方法に関す
る。
プレイ(LCD)においては、大容量、かつ文字表示或
いは画像表示を行うことが可能なものが望まれている。
このため、絵素に非線形素子を付加して、十分な閾値特
性の鋭さを持たない液晶に等価的に鋭い閾値特性を付与
し、高い表示コントラストを保持しつつ表示容量を高め
るようにしている。
ランジスタ(TFT)がある。現在、アモルファスシリ
コン(a−Si)膜の適用が主流となっているが、さら
に近年になって応答速度の向上を図るため、抵抗の低減
やオン電流の増大が要望されるようになってきている。
このため、a−Siよりも結晶性の良いP−Siからな
る半導体膜を用いることが検討されている。ポリシリコ
ン膜の形成方法として主なものに次の4つがある。
直接ポリシリコン膜を成長させる方法(CVD法による
ポリシリコン膜の形成方法)、 a−Si膜をレーザアニールすることにより溶融さ
せ、冷却時に結晶化させてポリシリコン膜を成長する方
法(レーザアニール法によるポリシリコン膜の形成方
法)、 凡そ600℃の温度で、40時間程度、a−Si膜を
加熱処理して結晶化させてポリシリコン膜を成長する方
法(固相成長によるポリシリコン膜の形成方法)、 上記の固相成長によるポリシリコン膜の形成方法とレ
ーザアニール法によるポリシリコン膜の形成方法とを併
用し、さらに結晶粒径の大きいポリシリコン膜を形成す
る方法 がある。
法によるポリシリコン膜の形成方法では加熱温度が高
く、ガラス基板に対して悪影響を与える。また、レーザ
アニール法によるポリシリコン膜の形成方法及び固相成
長によるポリシリコン膜の形成方法では、a−Si膜中
に不純物(軽元素や重金属元素)が混入していた場合、
その不純物が固相成長の加熱時やレーザアニールの冷却
時に結晶粒界等に集積するため、そのポリシリコン膜内
に形成されたTFTの電気的特性が向上しない。例え
ば、リーク電流の増大を招く。
膜中に故意にNi等の不純物をドープさせると、固相成
長温度をさらに低下させ、かつ成長速度の増大を図るこ
とができる。しかしながら、この場合にはさらに多量の
不純物が結晶粒界等に集積することになる。特に、上記
でシリサイドを形成するような金属が結晶粒界等に集積
した場合には、シリサイドの形成によりポリシリコン膜
内に形成されたTFTの電気的特性の急激な悪化を招
く。
する場合、固相成長の加熱により結晶粒界等に集積した
不純物はレーザアニール時に結晶温度が結晶の融点近く
に上がるため再固溶するが、冷却時にポリシリコン膜中
の欠陥も結晶粒界に凍結される。従って、ポリシリコン
膜内にも多量の不純物が含まれるようになる。本発明
は、上記の従来例の問題点に鑑みて創作されたものであ
り、固相成長或いはレーザアニールにより形成されたポ
リシリコン膜中の不純物を低減させることができる結晶
成長方法を提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、結晶成長方法に係り、基板
上に第1のアモルファスシリコン膜を形成する工程と、
前記第1のアモルファスシリコン膜を加熱し、第1のポ
リシリコン膜を固相成長させる工程と、前記第1のポリ
シリコン膜中に存在する結晶欠陥を選択的にエッチング
する工程と、前記第1のポリシリコン膜上に第2のアモ
ルファスシリコン膜を形成する工程と、前記第2のアモ
ルファスシリコン膜を加熱して、第2のポリシリコン膜
を固相成長させる工程とを含むことを特徴とし、請求項
2記載の発明は、請求項1に記載の結晶成長方法に係
り、前記ポリシリコン膜又は前記第2のアモルファスシ
リコン膜の加熱はレーザ光の照射によることを特徴と
し、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の結
晶成長方法に係り、前記ポリシリコン膜を固相成長させ
る工程の後であって前記結晶欠陥を選択的にエッチング
する工程の前に、レーザ光の照射により前記ポリシリコ
ン膜を加熱し、該ポリシリコン膜の結晶粒径を大きくす
る工程を含むことを特徴とし、請求項4記載の発明は、
請求項1乃至3のいずれかに記載の結晶成長方法に係
り、前記固相成長させる前のアモルファスシリコン膜
に、濃度1×1017cm-3以上のニッケル又は銅をドー
プすることを特徴としている。
(a−Si膜)を加熱し、固相成長させて形成したポリ
シリコン膜(p−Si膜)中に存在する結晶欠陥を選択
的にエッチングしている。a−Si膜中に不純物(軽元
素や重金属元素)が混入していた場合、その不純物が固
相成長の加熱時やレーザアニールの冷却時に結晶粒界等
の結晶欠陥に集積する。或いは、固相成長温度をさらに
低下させ、かつ成長速度の向上を図るため、a−Si膜
中に故意に高濃度(濃度1×1017cm-3以上)のニッ
ケル(Ni)や銅(Cu)をドープさせた場合、さらに
多量の不純物が結晶欠陥に集積することになる。
エッチングすることで、p−Si膜中から不純物が除去
される。これにより、p−Si膜に形成されたトランジ
スタ等のリーク電流を低減することができる。また、結
晶欠陥のエッチング後に再びポリシリコン膜を加熱又は
レーザ照射することにより、結晶粒径を更に大きくして
エッチング跡の凹部を含む表面を平坦化することができ
る。又は、結晶欠陥のエッチング後にa−Si膜を被覆
することにより、エッチング跡の凹部を埋めて表面を平
坦化することができる。
後であって結晶欠陥を選択的にエッチングする工程の前
に、レーザ光の照射によりp−Si膜を加熱することに
より、該p−Si膜の結晶粒径を大きくして、p−Si
膜の結晶性を向上させることができる。これにより、p
−Si膜に形成されたトランジスタ等のキャリアの移動
度を大きくし、かつ抵抗の低減やオン電流の増加を図る
ことができる。
いて図面を参照しながら説明する。 (1)本発明の第1の実施の形態 図1は、第1の形態に係る結晶成長方法の工程順序を示
すフローチャートである。また、図2(a)〜(d),
図3(a),(b)は第1の形態に係る結晶成長方法を
示す断面図であり、図1のフローチャートのの場合を
示している。
に、膜厚約50nmのa−Si膜2をCVD法により形
成した後、酢酸ニッケルの水溶液を塗布して乾燥させ、
不図示のニッケル膜(Ni膜)3を形成する(図2
(b))。次いで、温度550℃,4時間の加熱処理を
行い、a−Si膜2中にNiを拡散するとともに、a−
Siを固相成長させて結晶粒4を有するp−Si膜2a
を形成する。このとき、a−Si膜2a中にNiを拡散
しているので、固相成長温度が低くなるが、p−Si膜
2a中では拡散係数の大きいNiが結晶粒界5に集積
し、さらにSiと反応してシリサイドが形成される。図
2(c)に、Ni膜3を除去した後の状態を示す。ま
た、図2(d)に結晶粒界をエッチングにより除去した
後の状態を示す。
EM写真を図5に示す。中央の黒い部分にシリサイドが
形成されているのが分かる。また、図4(a)はSIM
SによりNiの二次イオンを計数し、深さ方向のNiの
濃度分布に換算した図である。横軸に線形目盛りで表し
た深さ(nm)を示し、縦軸に対数目盛りで表したp−
Si膜2a内のニッケル濃度(cm-3)を示す。平均し
て凡そ1×1019cm -3の濃度のNiが含まれる。な
お、SIMSのビーム径は数μmであり、Niはビーム
径内で結晶欠陥に集積しているため、測定されたNi濃
度はビーム径内に存在するNi量を平均化したものと考
えられる。更に、図6(a)はp−Si膜2a表面の凹
凸を観察した結果を示す結晶表面の写真であり、表面は
平坦になっている。
合液からなるエッチング液によりセッコエッチを行う。
これにより、図2(d)に示すように、結晶粒界5を含
む結晶欠陥に沿ってエッチングが進む。同時に、結晶粒
界5に集積していたNiも除去される。図6(b)はp
−Si膜2aをエッチングした後の表面の凹凸を観察し
た結果を示す結晶表面の写真であり、黒い部分がエッチ
ングにより除去されて凹んでいる。また、図4(b)は
深さ方向のNiの濃度分布を示す図である。横軸と縦軸
は図4(a)と同じである。p−Si膜2a内のNiは
大幅に減少し、平均して凡そ1×1018cm-3以下濃度
になった。
i膜2a上に新たに膜厚約200Åのa−Si膜6をC
VD法により形成する。次に、レーザ光を照射してa−
Si膜6からp−Si膜を固相成長させるとともに、表
面を平坦化する。これにより、図3(b)に示すよう
に、ガラス基板1上に全体として素子形成層としてのp
−Si膜7が形成される。
示す図である。横軸と縦軸は図4(a)と同じになって
いる。図3(b)のp−Si膜7内のNiは平均して凡
そ1×1018cm-3以下の濃度に維持されている。図6
(c)はp−Si膜7表面の凹凸を観察した結果を示す
結晶表面の写真であり、平坦になっていることが分か
る。更に、ラマン散乱測定の結果、結晶の品質も良好で
あることが確認された。
ば、固相成長温度を低下させ、かつ成長速度の向上を図
るため、a−Si膜2中に故意に高濃度(濃度1×10
17cm -3以上)のNiをドープさせた場合、さらに多量
の不純物が結晶粒界4等の結晶欠陥に集積することにな
るが、選択エッチングにより結晶欠陥をエッチングする
ことで、p−Si膜2a中からNiが除去される。
ランジスタ等のリーク電流を低減することができる。ま
た、結晶欠陥のエッチング後にa−Si膜6を被覆し、
レーザアニールすることにより、エッチング跡の凹部を
埋めて表面を平坦化することができる。これにより、p
−Si膜7へのトランジスタ等の素子形成が容易にな
る。
相成長方法も可能である。即ち、結晶欠陥の選択エッチ
ング後にa−Si膜6を形成しないで、p−Si膜2a
を直接レーザアニール等で加熱してもよい。これによ
り、p−Si膜2aの結晶粒径がさらに増し、かつ表面
を平坦化することができる。 (2)本発明の第2の実施の形態 図7は、第2の形態に係る結晶成長方法の工程順序を示
すフローチャートである。また、図8(a)〜(d),
図9(a),(b)は第2の形態に係る結晶成長方法を
示す断面図であり、図7のフローチャートのの場合を
示している。第1の形態と異なるところは、p−Si膜
を固相成長させる工程の後であって結晶欠陥を選択的に
エッチングする工程の前に、レーザ光の照射によりp−
Si膜を加熱し、該p−Si膜の結晶粒径を大きくする
工程を含んでいることである。
に、膜厚約50nmのa−Si膜12をCVD法により
形成した後、酢酸ニッケルの水溶液を塗布して乾燥さ
せ、不図示のニッケル膜(Ni膜)13を形成する(図
8(b))。次いで、温度550℃,4時間の加熱処理
を行い、a−Si膜12中にNiを拡散するとともに、
固相成長させると、結晶粒14aを有するp−Si膜1
2aが形成される。このとき、a−Si膜12a中にN
iを拡散しているので、p−Si膜12a中ではNiが
結晶粒界15aに集積し、さらにSiと反応してシリサ
イドが形成される。図8(c)に、Ni膜13を除去し
た後の状態を示す。
1に示す。図の左側の部分がNiシリサイドを示す。ま
た、図10(a)は図4(a)〜(c)と同様にして取
得した深さ方向のNiの濃度分布を示す図である。横軸
に線形目盛りで表した深さ(nm)を示し、縦軸に対数
目盛りで表したp−Si膜12a内のニッケル濃度(c
m-3)を示す。平均して凡そ1×1019cm-3の濃度の
Niが含まれる。更に、図12(a)はp−Si膜12
a表面の凹凸を観察した結果を示す結晶表面の写真であ
る。写真では突起が観察されたが、突起の高さは凡そ数
nmである。
膜12aにレーザアニールを施す。これにより、結晶粒
14aはさらに固相成長し、粒径が大きな結晶粒14b
となる。次いで、図9(a)に示すように、セッコエッ
チを行い、結晶粒界15bを含む結晶欠陥を選択的にエ
ッチングする。このとき同時に、結晶粒界15bに集積
していたNiも除去される。また、図10(b)は深さ
方向のNiの濃度分布を示す図である。横軸と縦軸は図
10(a)と同じである。p−Si膜12a内のNiは
表面に近い方から減少してきており、凡そ1×1018〜
1×1019cm-3に分布している。
を照射してp−Si膜12bをさらに固相成長させると
ともに、表面を平坦化する。これにより、ガラス基板1
1上に全体として素子形成層としてのp−Si膜12c
が形成される。図10(c)は深さ方向のNiの濃度分
布を示す図である。横軸と縦軸は図10(a)と同じで
ある。p−Si膜12c内のNiは凡そ1×1018〜1
×1019cm-3に維持されている。図12(b)はp−
Si膜12c表面の凹凸を観察した結果を示す結晶表面
の写真であり、突起は別にして平坦になっていることが
分かる。更に、ラマン散乱測定の結果、結晶の品質も良
好であることが確認された。
の素子を形成する場合、突起を研磨(CMD)により除
去してもよいし、突起は小さいので除去しなくても素子
形成の障害にならないと考えられる。以上のように、第
2の実施の形態によれば、固相成長温度を低下させ、か
つ成長速度の向上を図るため、a−Si膜12中に故意
に高濃度(濃度1×1017cm-3以上)のNiをドープ
させた場合、さらに多量の不純物が結晶粒界等の結晶欠
陥15bに集積することになるが、選択エッチングによ
り結晶欠陥15bをエッチングすることで、p−Si膜
12b中からNiが除去される。これにより、p−Si
膜12cに形成されたトランジスタ等のリーク電流を低
減することができる。
工程の後であって結晶欠陥を選択的にエッチングする工
程の前に、レーザ光の照射によりp−Si膜12aを加
熱し、該p−Si膜12aの結晶粒径を大きくする工程
を含んでいるため、p−Si膜12bの結晶性がさらに
向上する。これにより、p−Si膜12cに形成された
トランジスタ等のキャリアの移動度を大きくして抵抗の
低減やオン電流の増加が可能となる。
ニールしてさらに固相成長させているため、結晶粒径を
一層大きくし、かつ表面を平坦化することができる。こ
れにより、p−Si膜17へのトランジスタ等の素子形
成が容易になる。なお、図7のフローチャートので示
す固相成長方法も可能である。即ち、結晶欠陥の選択エ
ッチング後にa−Si膜を形成して、レーザアニール等
で加熱してもよい。これにより、表面を一層平坦化する
ことができる。
法を示す断面図である。上記第1及び第2の形態と異な
るところは、不純物捕獲層を設けていることである。ま
ず、図13(a)に示すように、ガラス基板21上に膜
厚約200nmのシリコン酸化膜22を形成する。さら
に、膜厚約20nmのa−Si膜を形成した後、例え
ば、220mJ,330mJのエネルギの2段階でa−
Si膜にレーザ光を照射してアニールし、結晶粒径約1
0nmのp−Si膜(不純物捕獲層)23を形成する。
なお、レーザ光の照射時、温度は1410℃程度になる
が、必要なレーザ光のエネルギはレーザ照射装置により
異なる。
Si膜23上に膜厚約50nmのa−Si膜24とNi
膜25とを順に形成した後、図13(c)に示すよう
に、温度550℃,4時間の加熱処理を行い、a−Si
膜24にNiを拡散させるとともにp−Si膜24aを
固相成長させる。次に、図13(d)に示すように、N
i膜25を除去した後、レーザアニールを加えることに
より、さらに固相成長させて、結晶粒径を大きくする。
これにより、素子形成層としてのp−Si膜24bが作
成される。このとき、加熱によりNiは移動し、p−S
i膜23に捕獲される。
層)23及びp−Si膜24b内のNiの濃度分布を調
査した結果について示す。横軸は線形目盛りで表した深
さ(nm)を示し、縦軸は対数目盛りで表したNi濃度
(cm-3)を示す。なお、比較のため、p−Si膜(不
純物捕獲層)23を有しない試料についても同じ実験を
行い、p−Si膜24b内のNiの濃度分布を調査し
た。調査結果を図14(b)に示す。
膜(不純物捕獲層)23中に捕獲されており、その分だ
けp−Si膜24b内のNi濃度が低下している。比較
例と比べて効果が著しい。更に、ラマン散乱測定の結
果、結晶の品質も良好であることが確認された。以上の
ように、第3の形態によれば、a−Si膜24の下に形
成したp−Si膜(不純物捕獲層)23に、a−Si膜
24を固相成長させて形成したp−Si膜24a中のN
iを加熱により移動させて捕獲している。これにより、
p−Si膜24a中からNiが除かれる。これにより、
p−Si膜24bに形成されたトランジスタ等のリーク
電流を低減することができる。
後、レーザ光の照射によりp−Si膜24aを加熱して
いるため、p−Si膜24bの結晶粒径を大きくして、
p−Si膜24bの結晶性を向上させることができる。
これにより、p−Si膜24bに形成されたトランジス
タ等のキャリアの移動度を大きくして抵抗を低減し、か
つオン電流を増加させることができる。
−Si膜24a又は24bに対して異なる結晶欠陥の密
度,分布又は大きさを有するp−Si膜23を用いてい
るが、第4の形態として、図15に示すように、p−S
i膜24a又は24bに対して異なる格子定数を有する
半導体層、例えばSiGe膜26を用いることも可能で
ある。
度分布は、上記第3の形態と同様、図16(a)に示す
ようになる。即ち、SiGe膜26にNiが捕獲され、
p−Si膜24b中のNi濃度を低減させることができ
る。なお、図16(b)はSiGe膜26を有しない試
料についての実験結果である。 (4)本発明の第5の実施の形態 図17(a)〜(d)は、第5の形態に係る結晶成長方
法を示す断面図である。上記第3及び第4の形態と異な
るところは、固相成長させたNiを含有するp−Si膜
28上に不純物捕獲層としてリンを含有するp−Si膜
29を形成していることである。
基板21上にシリコン酸化膜22を形成する。続いて、
上記と同様にしてa−Si膜にNi(不純物)をドープ
させて固相成長させ、p−Si膜28を形成する。この
ときのp−Si膜28中のNi濃度分布を図18(a)
に示す。次いで、図17(b)に示すように、p−Si
膜28上に濃度約1×1020cm-3のリンを含有させた
p−Si膜(不純物捕獲層)29をCVD法により形成
する。
アニールを加えて加熱することにより、p−Si膜28
内のNiをp−Si膜29内に移動させてp−Si膜2
9に捕獲させるとともに、p−Si膜28aの結晶粒径
を大きく成長させる。次いで、図17(d)に示すよう
に、p−Si膜29を除去すると、素子形成層の作成が
完了する。このときのp−Si膜28a中のNi濃度分
布を図18(b)に示す。即ち、p−Si膜28aの表
面からNiが減少している。更に、ラマン散乱測定の結
果、結晶の品質も良好であることが確認された。
上にp−Si膜(不純物捕獲層)29形成した後、加熱
によりp−Si膜28a内のNiをp−Si膜29内に
移動させてp−Si膜29に捕獲させているので、p−
Si膜28a内のNiを低減させることができる。これ
により、p−Si膜28aにトランジスタ等を形成した
場合、トランジスタのリーク電流を低減させ、かつ性能
を向上させることができる。
後、p−Si膜29を除去することで、後に加熱処理を
加えた場合でも、p−Si膜28a中に再びNiが戻る
のを防止することができる。更に、固相成長の後、さら
にレーザアニールを加えてさらに固相成長を行い、結晶
粒径を大きくしているので、p−Si膜28a中のキャ
リアの移動度を大きくし、p−Si膜28aに形成され
たトランジスタの性能を向上させることができる。
い結晶性のp−Si又は格子定数の異なる半導体、例え
ばSiGeを用いてもよい。 (5)本発明の第6の実施の形態 図19(a)〜(e)は、第6の形態に係る結晶成長方
法を示す断面図である。上記第5の形態と異なるところ
は、固相成長させたNiを含有するp−Si膜30を部
分的にエッチングして素子形成領域となる複数のp−S
i膜30aにエアアイソレーションした後、p−Si膜
30aの間に不純物捕獲層としてリンを含有するp−S
i膜32を埋め込み、そこにNiを捕獲していることで
ある。
基板21上にシリコン酸化膜22を形成する。続いて、
上記と同様にしてa−Si膜にNi(不純物)をドープ
させて固相成長させてp−Si膜30を形成する。この
ときのp−Si膜30中のNi濃度分布を図20(a)
に示す。次いで、図19(b)に示すように、p−Si
膜30上の素子形成層を形成すべき領域にレジストマス
ク31を形成した後、レジストマスク31により選択的
にp−Si膜30をエッチングし、除去する。これによ
り、シリコン酸化膜22上に素子形成層30aが残る。
トマスク31をそのまま残し、上から濃度約1×1020
cm-3のリンを含有させたp−Si膜(不純物捕獲層)
32をCVD法により形成する。素子形成層30aの間
にはp−Si膜32が埋め込まれる。次いで、レジスト
マスク31を除去して、リフトオフにより、素子形成層
30aの間に埋め込まれたp−Si膜32を残す。
成層30a及びp−Si膜32表面からレーザ光を照射
して加熱することにより、p−Si膜30a内のNiを
p−Si膜32内に移動させてp−Si膜32に捕獲さ
せるとともに、p−Si膜30bの結晶粒径を大きく成
長させる。次いで、図19(e)に示すように、エッチ
ングレート差を利用してp−Si膜32を除去すると、
素子形成層30bの作成が完了する。このときのp−S
i膜30b中のNi濃度分布を図20(b)に示す。即
ち、p−Si膜30b内のNi濃度が減少し、2×10
17cm-3になった。更に、ラマン散乱測定の結果、結晶
の品質も良好であることが確認された。
なる複数のp−Si膜30aにエアアイソレーションし
た後、p−Si膜30aの間に不純物捕獲層としてリン
を含有するp−Si膜32を埋め込み、そこにNiを捕
獲しているので、p−Si膜30b内のNiを低減させ
ることができる。これにより、p−Si膜30bにトラ
ンジスタ等を形成した場合、トランジスタのリーク電流
を低減させ、かつ性能を向上させることができる。
後、p−Si膜32を除去することで、後に加熱処理を
加えた場合でも、p−Si膜30b中に再びNiが戻る
のを防止することができる。更に、固相成長の後、さら
にレーザアニールを加えてさらに固相成長を行い、結晶
粒径を大きくしているので、p−Si膜30b中のキャ
リアの移動度を大きくし、p−Si膜30bに形成され
たトランジスタの性能を向上させることができる。
い結晶性のp−Si又は格子定数の異なる半導体、例え
ばSiGeを用いてもよい。 (6)本発明の第7の実施の形態 図21(a)〜(d)は、第7の形態に係る結晶成長方
法を示す断面図である。第7の形態の特徴は、素子形成
層となるp−Si膜34の上下に不純物捕獲層を形成し
ていることである。第7の形態では、p−Si膜34の
下にSiGe膜33を、p−Si膜34の上にリンを含
有するp−Si膜35を形成している。
基板21上にシリコン酸化膜22を形成する。続いて、
膜厚約20nmのSiGe膜(不純物捕獲層)33と膜
厚約50nmのa−Si膜とを順に形成した後、上記と
同様にしてa−Si膜にNi(不純物)をドープさせて
固相成長させ、p−Si膜34を形成する。このときの
p−Si膜34中のNi濃度分布を図22(a)に示
す。
Si膜34上に濃度約1×1020cm-3のリンを含有さ
せたp−Si膜(不純物捕獲層)35をCVD法により
形成する。次に、図21(c)に示すように、レーザア
ニールを加えて加熱することにより、p−Si膜34内
のNiをSiGe膜33内及びp−Si膜35内に移動
させてSiGe膜33内及びp−Si膜35内に捕獲さ
せるとともに、p−Si膜34aの結晶粒径を大きく成
長させる。
Si膜35を除去すると、素子形成層34aの作成が完
了する。このときのp−Si膜34a中のNi濃度分布
を図22(b)に示す。即ち、p−Si膜34aのNi
濃度が減少し、1×1017cm-3以下になった。更に、
ラマン散乱測定の結果、結晶の品質も良好であることが
確認された。
るp−Si膜34の上下に不純物捕獲層33,35を形
成しているので、p−Si膜34a内のNiを低減させ
ることができる。これにより、p−Si膜34aにトラ
ンジスタ等を形成した場合、トランジスタのリーク電流
を低減させ、かつ性能を向上させることができる。ま
た、p−Si膜35にNiを捕獲した後、p−Si膜3
3を除去することで、後に加熱処理を加えた場合でも、
p−Si膜34a中に再び戻るNi量を低減させること
ができる。
ルを加えてさらに固相成長を行い、結晶粒径を大きくし
ているので、p−Si膜34a中のキャリアの移動度を
大きくし、p−Si膜34aに形成されたトランジスタ
の性能を向上させることができる。また、不純物捕獲層
33,35として非常に小さい結晶性のp−Si又は格
子定数の異なる半導体、例えばSiGeを用いてもよ
い。
故意にNiを導入しているが、最初からa−Si膜に不
純物(軽元素や金属元素)が存在する場合にも有効であ
る。また、本発明の結晶成長方法における不純物の除去
方法を、固相成長したp−Si膜に適用しているが、C
VD法により成長したp−Si膜にも適用することが可
能である。
ファスシリコン膜(a−Si膜)を加熱し、固相成長さ
せて形成したポリシリコン膜(p−Si膜)中に存在す
る結晶欠陥を選択的にエッチングしている。a−Si膜
中に不純物(軽元素や重金属元素)が存在している場
合、その不純物が固相成長の加熱時やレーザアニールの
冷却時に結晶粒界等に集積する。従って、選択エッチン
グにより結晶欠陥をエッチングすることで、p−Si膜
中から不純物が除去され、これにより、p−Si膜に形
成されたトランジスタ等のリーク電流を低減することが
できる。
Si膜を加熱することにより、結晶粒径を更に大きくし
てエッチング跡の凹部を平坦化することができる。又
は、結晶欠陥のエッチング後にa−Si膜で被覆するこ
とにより、エッチング跡の凹部を埋めて表面を平坦化す
ることができる。これにより、素子形成層への素子の形
成が容易になる。
後に、レーザ光の照射によりp−Si膜を加熱すること
により、該p−Si膜の結晶粒径を大きくして、p−S
i膜の結晶性を向上させることができる。これにより、
p−Si膜に形成されたトランジスタ等のキャリアの移
動度を大きくして抵抗を低減し、かつオン電流を増加さ
せ、応答速度の向上を図ることができる。
の工程順序について示すフローチャートである。
について示す断面図(その1)である。
について示す断面図(その2)である。
における素子形成層内のNi濃度分布を示す図である。
におけるp−Si膜の表面状態を示す結晶薄膜写真であ
る。
におけるp−Si膜の表面状態を示す結晶薄膜写真であ
る。
の工程順序について示すフローチャートである。
について示す断面図(その1)である。
について示す断面図(その2)である。
法における素子形成層内のNi濃度分布を示す図であ
る。
法におけるp−Si膜の表面状態を示す結晶薄膜写真で
ある。
法におけるp−Si膜の表面状態を示す結晶薄膜写真で
ある。
法について示す断面図である。
法における素子形成層内のNi濃度分布を示す図であ
る。
法について示す断面図である。
法における素子形成層内のNi濃度分布を示す図であ
る。
法について示す断面図である。
法における素子形成層内のNi濃度分布を示す図であ
る。
法について示す断面図である。
法における素子形成層内のNi濃度分布を示す図であ
る。
法について示す断面図である。
法における素子形成層内のNi濃度分布を示す図であ
る。
30a,34 p−Si膜、 3,13,25 Ni膜、 4,14a,14b 結晶粒、 5,15a,15b 結晶粒界、 7,12c,28a,30b,34a p−Si膜(素
子形成層)、 22 シリコン酸化膜、 23 p−Si膜(不純物捕獲層)、 26,33 SiGe膜(不純物捕獲層)、 29,32,35 リンを含有するp−Si膜(不純物
捕獲層)、 31 レジストマスク。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に第1のアモルファスシリコン膜
を形成する工程と、 前記第1のアモルファスシリコン膜を加熱し、第1のポ
リシリコン膜を固相成長させる工程と、 前記第1のポリシリコン膜中に存在する結晶欠陥を選択
的にエッチングする工程と、 前記第1のポリシリコン膜上に第2のアモルファスシリ
コン膜を形成する工程と、 前記第2のアモルファスシリコン膜を加熱して、第2の
ポリシリコン膜を固相成長させる工程とを含むことを特
徴とする結晶成長方法。 - 【請求項2】 前記ポリシリコン膜又は前記第2のアモ
ルファスシリコン膜の加熱はレーザ光の照射によること
を特徴とする請求項1に記載の結晶成長方法。 - 【請求項3】 前記ポリシリコン膜を固相成長させる工
程の後であって前記結晶欠陥を選択的にエッチングする
工程の前に、レーザ光の照射により前記ポリシリコン膜
を加熱し、該ポリシリコン膜の結晶粒径を大きくする工
程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の結晶
成長方法。 - 【請求項4】 前記固相成長させる前のアモルファスシ
リコン膜に、濃度1×1017cm-3以上のニッケル又は
銅をドープすることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載の結晶成長方法。
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JP27122395A JP3350319B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 結晶成長方法 |
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JPH09115831A JPH09115831A (ja) | 1997-05-02 |
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Family
ID=17497073
Family Applications (1)
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JP27122395A Expired - Fee Related JP3350319B2 (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 結晶成長方法 |
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1995
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