JP3350309B2 - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP3350309B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面や管内等に接
して移動する移動機構用あるいは物体を搬送する搬送装
置用のアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動機構として最も多く理由され
てきたものとして、車輪駆動のものが挙げられる。
【0003】しかし、車輪機構は機構が複雑で小型化に
適しておらず、例えばプラント内部の細径管内、人間の
血管内、消化管内や、狭い壁間を移動するには適してい
なかった。また、管内のエルボ部等において、例えば移
動機構の一部が管壁に接して車輪がスリップすると推進
力を失い、動けなくなる場合があった。
【0004】これに対して、図7に示すように、空気圧
で動作するゴム製アクチュエータを複数接続することに
よって、構造が簡単で小型化に適し、かつ、多くのアク
チュエータで駆動するために安定した水力を得ることが
できる移動機構が提案されている(光造形法によるフレ
キシブルマイクロアクチュエータの試作:第12回日本
ロボット学会学術講演会予稿集No.3,pp.101
9−1020(1994))。
【0005】図7に示す移動機構は壁間移動用のもの
で、移動機構本体101上に構成された複数のフレキシ
ブルマイクロアクチュエータ103により移動動作を実
現するものである。各々のフレキシブルマイクロアクチ
ュエータ103内には複数の圧力室が形成されており、
これらの圧力室は複数の流体流路102によって選択的
に圧力を印可されるようになっている。個々のフレキシ
ブルマイクロアクチュエータ103が所望の変形をする
ように制御され、移動機構が構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
記載されたアクチュエータは、構造が複雑なために小型
化に適していない。また、アクチュエータが座屈しやす
く、比較的大きな荷重に対して十分には対応できないと
いう問題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、移動機構用あるいは物体の搬送機構
用に使用でき、構造が簡単でありかつ比較的大きな荷重
を支持可能なアクチュエータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるアクチュエータは、弾性材料からなる
アクチュエータ本体と、前記アクチュエータ本体内に所
定の配列方向に配列され、この配列方向と交差する方向
に長手の形状を有する複数の圧力室と、前記アクチュエ
ータ本体の表面に前記配列方向に進行する進行波が形成
されるように、複数の前記圧力室の各々に選択的に圧力
を印加する圧力印加手段と、を備え、前記アクチュエー
タ本体は中空の円筒形状を有することを特徴とする。
【0009】好適には、前記アクチュエータ本体の表面
に複数の突起が立設されていることを特徴とする。
【0010】また、前記突起は、前記圧力室の長手方向
に沿って直線列状に立設されていることを特徴とする。
【0011】本願発明では、アクチュエータ本体内に所
定の配列方向に配列された複数の圧力室に順次加圧する
ことにより、各々の圧力室が順次膨張し、アクチュエー
タ本体の表面に凹凸の進行波が生成される。
【0012】アクチュエータ本体の表面に複数の突起を
立設しておくと、これらの突起による進行波が増幅され
る。
【0013】アクチュエータ本体の内部の圧力室を順次
加圧してゆくと、対象物と接するアクチュエータ本体の
表面自体、あるいは突起を形成した場合には形成された
突起が、波打ち動作を行い進行波が生成され、アクチュ
エータ本体自身が移動し、あるいはアクチュエータ本体
の表面と接する対象物が搬送される。
【0014】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して本発明のアク
チュエータの実施形態例を説明する。
【0015】まず、図1乃至図4を参照して本発明の第
1実施形態例について説明する。
【0016】本実施形態例におけるアクチュエータ本体
1は、アクチュエータ本体を環状にまるめて形成された
ものである。
【0017】図2において、アクチュエータ本体1は中
空の円筒形状を有し、圧力室2a,2b,2c・・,2
lは、この円筒形状のほぼ円周の長さに至る長手の形状
を有する。圧力室2a,2b,2c・・,2lは、円筒
形状の軸線方向に配列されている。アクチュエータ本体
1本体の円筒面上には、圧力室2a等の形成された方向
に直線列状の突起物フィン3が配設されいる。
【0018】図3はアクチュエータ本体1をまるめた際
の端面の接続の様子を示す断面図である。各圧力室2a
等の端面には、T字型の接続端子7a〜7lが埋めこま
れ接着される。接続端子7a〜7lの内部には図9で点
線で示すようなT字流路が形成されている。T字流路の
一端には送気チューブ4a〜4lが接続されており、図
示しない圧力印加手段5によって圧力室2a〜2lの圧
力制御が行われる。接続端子7a〜7lを用いた圧力室
2a〜2lの封止は各圧力室について行なわれる。
【0019】アクチュエータ本体1を環状にまるめるこ
とで形成された円筒状の内部のスペース6内には、例え
ば観察用のイメージファイバ、ライトガイドあるいはセ
ンサ用の電気ケーブル,医療用に用いる場合には送水気
チューブや吸引チューブ等を挿通することが可能であ
る。
【0020】図4は、図2及び図3に示した例の変形例
を示す。図4において、突起物フィン3は、図3におけ
る場合のような直線状ではなく、断続的な点状に形成さ
れている。
【0021】突起物フィンを図4に示すように形成する
ことにより、直線状の突起物フィンを用いた場合に生じ
る円周方向の突っ張りが小さくなるので、圧力印加によ
る圧力室の膨張を容易に行うことができる。
【0022】上述の実施形態例は、プラント内のパイプ
内部の検査や人体の腸内の検査等に応用することができ
る。一例として、図1はパイプ20内をアクチュエータ
本体1が移動する場合を示している。
【0023】次に図5及び図6を参照して、環状に形成
された本アクチュエータの第2実施形態例について説明
する。
【0024】図5及び図6は、アクチュエータ1を側面
からみた図(断面図)と、軸方向からみたアクチュエー
タ端面の様子を示している。本アクチュエータでは、4
つの圧力室2a,2b,2c,2dがらせん状に形成さ
れている。端面には各圧力室2a,2b,2c,2dの
開口部が形成され、各々の圧力室には送気チューブ4
a,4b,4c,4dが接続される。したがって例えば
送気チューブ4aに空気を送り込めば、らせん状に形成
された圧力室2aがふくらむ。加圧する圧力室を順に切
替えてゆけば第1実施形態例と同様に進行波が形成さ
れ、管内を移動することができる。また、送気チューブ
の数が少なく(本実施形態例では4本)、第1実施形態
例に比べて構成を簡単にすることができる。
【0025】以上の説明において、アクチュエータ本体
1上に突起物フィン3が形成された例について説明した
が、突起物フィン3を必ずしも設ける必要はない。アク
チュエータ本体1の表面自体に生じる進行波のみを用い
てアクチュエータ本体1を駆動させることも可能であ
る。
【0026】また、上述の説明において、突起フィン3
が圧力室2a等の長手方向に沿って形成された場合につ
いて説明したが、例えば図5の実施形態例に示したよう
に、突起フィン3は圧力室2a等の長手方向と交差する
方向、すなわち圧力室の配列方向と交差する方向に形成
されていてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、アクチュエータ本体内に複数の圧力室を形成し、
これらの圧力室に順次圧力を印加し、アクチュエータ本
体の表面に進行波を形成するようにしたので、比較的大
きな荷重を支持可能で構造が簡単なアクチュエータが実
現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクチュエータの第3実施形態例にお
けるアクチュエータ本体を説明する斜視図。
【図2】第1実施形態例におけるアクチュエータ本体を
示す切り欠き斜視図。
【図3】第1実施形態例におけるアクチュエータ本体を
示す断面図。
【図4】アクチュエータ本体の変形例を示す断面図。
【図5】第2実施形態例におけるアクチュエータ本体を
示す切り欠き斜視図。
【図6】第2実施形態例におけるアクチュエータ本体を
示す断面図。
【図7】従来のアクチュエータの一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 アクチュエータ本体 2a,2b,・・,2l 圧力室 3,3a 突起物フィン 4a,4b,・・,4l チューブ 5 圧力印加手段 6 スペース 7 接続端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−258013(JP,A) 特開 平5−15485(JP,A) 特開 昭52−9780(JP,A) 特開 平4−303081(JP,A) 特開 平4−304983(JP,A) 特開 平6−42506(JP,A) 特開 平7−291124(JP,A) 特開 平8−26104(JP,A) 実開 平3−21044(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/10 B61B 13/00 B62D 57/024 B65G 25/00 B65G 54/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料からなるアクチュエータ本体と、 前記アクチュエータ本体内に所定の配列方向に配列さ
    れ、この配列方向と交差する方向に長手の形状を有する
    複数の圧力室と、 前記アクチュエータ本体の表面に前記配列方向に進行す
    る進行波が形成されるように、複数の前記圧力室の各々
    に選択的に圧力を印加する圧力印加手段と、を備え、 前記アクチュエータ本体は中空の円筒形状を有すること
    を特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】前記アクチュエータ本体の表面に複数の突
    起が立設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    アクチュエータ。
  3. 【請求項3】前記突起は、前記圧力室の長手方向に沿っ
    て直線列状に立設されていることを特徴とする請求項2
    に記載のアクチュエータ。
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