JPH07291124A - 管内移動装置 - Google Patents

管内移動装置

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JPH07291124A
JPH07291124A JP6084917A JP8491794A JPH07291124A JP H07291124 A JPH07291124 A JP H07291124A JP 6084917 A JP6084917 A JP 6084917A JP 8491794 A JP8491794 A JP 8491794A JP H07291124 A JPH07291124 A JP H07291124A
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JP
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pipe
actuator
moving device
actuators
longitudinal direction
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JP6084917A
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English (en)
Inventor
Iwao Hayashi
巖 林
Nobuyuki Iwatsuki
附 信 行 岩
Masaki Takahashi
橋 昌 樹 高
Koichi Suzumori
森 康 一 鈴
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のフレキシブルアクチュエータを連結し
た簡易な構成で大きな牽引力を有する管内移動装置を提
供する。 【構成】 管内(1)の軸線方向へ移動する管内移動装
置(10)であって、柱状の形状を有し長手方向に連結
される複数のアクチュエータ(11)と、前記複数のア
クチュエータ(11)を所定の順序で長手方向に伸縮す
る駆動制御手段(14)と、各前記アクチュエータ(1
1)の長手方向の両端部またはこの両端部の延長部に取
り付けられ、前記アクチュエータの伸縮に応じて前記管
の半径方向へ進退し、管壁(1a)への接触を行う支持
切り換え部材(15a,15b,16a,16b,1
7,19)と、を備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管内移動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】長手方向に伸縮可能なアクチュエータと
してゴム製の流体アクチュエータが知られており(特開
平1ー247809号公報)、このゴム製の流体アクチ
ュエータを用いた移動機構が提案されている(特開平4
ー303081号公報)。
【0003】特開平4ー303081号公報では図11
に示すように、2つの直列に接続されたフレキシブルア
クチュエータ2A,2Bを管内で移動させる技術が開示
されている。フレキシブルアクチュエータ2A,2Bに
は、チューブ3を介して流体源4から流体が供給され
る。流体源4は制御部5によって制御される。制御部5
はフレキシブルアクチュエータ2A,2Bに互いに1/
4位相差をつけて湾曲駆動させる。この結果、管内壁1
aとフレキシブルアクチュエータ2A,2Bとの干渉に
よって、進行波状のフレキシブルアクチュエータ2A,
2Bが変形し管内1の軸線方向へ進退する。
【0004】また、特開平4ー303081においては
図12に示すように、フレキシブルアクチュエータ6の
両端に、加圧により管径方向に膨脹する2つの空気圧ア
クチュエータ6A,6Bがとりつけられている。フレキ
シブルアクチュエータ6の管軸方向の伸縮動作と空気圧
アクチュエータ6A,6Bによる管内壁1aへの支持動
作とにより、フレキシブルアクチュエータ6はインチワ
ームとして駆動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す場合については、フレキシブルアクチュエータ2
A,2Bの管壁1aへの押し付け力が小さいために大き
なけん引力を得ることができないといった問題点があっ
た。これはフレキシブルアクチュエータ2A,2Bが本
来、軸方向には大きな伸長力が得ることができるが湾曲
方向の力には小さな力しか得られないという特徴に起因
している。
【0006】また、図12に示す場合においては、空気
圧アクチュエータ6A,6Bによって大きな支持力が得
られるため、大きなけん引力を得ることができるもの
の、以下の2点の問題点があった。すなわち、1)フレ
キシブルアクチュエータ6以外に別構造のフレキシブル
アクチュエータ6A,6Bが必要となり、これらのフレ
キシブルアクチュエータ6A,6Bを動かすために新た
に送気チューブ、空気圧制御バルブを追加する必要があ
った。2)フレキシブルアクチュエータ6の横方向の剛
性が低いために、フレキシブルアクチュエータ6を伸長
させようとすると、しばしば図12(b)に示すように
形状が湾曲し管軸方向に真直ぐ伸長できないことがあっ
た。
【0007】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、複数のフレキシブルアクチュエータ
を連結した簡易な構成で大きなけん引力を有する管内移
動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による管内移動装置は、管内の軸線方向へ移
動する管内移動装置であって、柱状の形状を有し長手方
向に連結される複数のアクチュエータと、前記複数のア
クチュエータを所定の順序で長手方向に伸縮する駆動制
御手段と、各前記アクチュエータの長手方向の両端部ま
たはこの両端部の延長部に取り付けられ、前記アクチュ
エータの伸縮に応じて前記管の半径方向へ進退し、管壁
への接触を行う支持切り換え部材と、を備えることを特
徴とする。
【0009】また、前記支持切り換え部材は、前記アク
チュエータの長手方向の端部に固着された板部材と、各
前記板部材に取り付けられた複数の固定接続部と、前記
アクチュエータの側部に位置し前記管の半径方向へ進退
可能な複数の可動接続部と、前記アクチュエータの長手
方向に対向する一対の前記固定接続部に各々一端が旋回
自在に取り付けられ、各々他端が前記可動接続部に旋回
自在に取り付けられた複数の横リンクと、前記アクチュ
エータの伸縮に応じて一端が前記管壁への接触を行うよ
うに他端が前記可動接続部に旋回自在に取り付けられた
複数の支持リンクと、を有することを特徴とする。
【0010】また、前記支持リンクは、前記アクチュエ
ータ側部の対向する側に位置する複数の一対の支持リン
クからなり、前記一対の支持リンクは前記管の半径方向
に互いに対向する位置で前記管壁と接触可能であること
を特徴とする。
【0011】また、前記支持切り換え部材は、前記アク
チュエータの長手方向の端部に固着された板部材と、一
方の前記板部材と他方の前記板部材との間に端部が取り
付けられ、前記アクチュエータの側部へ弧状をなす複数
の板ばね部材とを有し、各前記板ばねは前記アクチュエ
ータの伸縮に応じて前記板ばね部材の一部を前記管の半
径方向へ進退させ管壁への接触を行うことを特徴とす
る。
【0012】また、複数の前記板ばね部材は、前記アク
チュエータ側部の対向する側に位置する一対の板ばね部
材からなり、前記一対の板ばね部材は前記管の半径方向
に互いに対向する位置で前記管壁と接触可能であること
を特徴とする。
【0013】また、管内の軸線方向へ移動する管内移動
装置であって、前記管の長手方向および半径方向へ伸縮
可能なアクチュエータが長手方向に連結されてなり、前
記アクチュエータを所定の順序で伸縮する駆動制御手段
を備え、前記アクチュエータの側部は、伸縮に応じて前
記管の半径方向へ進退し管壁への接触を行うことを特徴
とする。
【0014】
【作用】アクチュエータの長手方向の両端部またはこの
両端部の延長部にまたがって取り付けられている支持切
り換え部材は、アクチュエータの伸縮に応じてその一部
を管の半径方向へ進退させる。支持切り換え部材の中間
部は、アクチュエータが長手方向へ縮小すると管の半径
方向へ広がって管壁へ押し付けられ、アクチュエータが
長手方向へ伸張すると管壁との接触が解除される。
【0015】駆動制御手段によって複数のアクチュエー
タを所定順序で伸縮することにより、管内移動装置は管
内を軸線方向へ移動する。
【0016】
【実施例】次に図面を参照して本発明の管内移動装置の
実施例を説明する。図1は本発明の管内移動装置の第1
実施例の構成とその動作シーケンスを示す図である。本
実施例の管内移動装置10は同構造の3つのユニットU
1,U2,U3が長手方向に連結されて構成されてい
る。各ユニットU1,U2,U3は、それぞれ1つのフ
レキシブルアクチュエータ11とこの回りに設けられた
リンク構造とを備えている。なお、フレキシブルアクチ
ュエータ11の構成については、例えば特開平4−30
3081号公報,特開平1−247809号公報に記載
されたものを使用しているため、ここでは詳細な説明を
省略する。
【0017】図2および図3を用いて、各ユニットU
1,U2,U3の構成をU1について示す。なお、U
1,U2,U3は同一構造のため、U1を代表して説明
する。U1は、柱状形状をなし長手方向に伸縮可能なフ
レキシブルアクチュエータ11を軸心中央部に備えてい
る。フレキシブルアクチュエータ11はチューブ12を
介して流体源13から流体(例えば空気や水)が供給排
出されるようになっており、圧力制御によって長手方向
のみへ伸縮できるようになっている。流体源13は各ユ
ニットU1,U2,U3毎に設けられている。各流体源
13は駆動制御装置14に接続されており、駆動制御装
置14によって各ユニットU1,U2,U3は所定の順
序で駆動される。
【0018】フレキシブルアクチュエータ11の長手方
向の両端部には、フレキシブルアクチュエータ11の半
径方向に広がるアルミ板からなる円板状の板部材15
a、15bが接着等の手段により固着されている。板部
材15aの円周端部には、等間隔に4個の固定接続部1
6aが設けられており、同様に、板部材15bの円周端
部には、等間隔に4個の固定接続部16bが設けられて
いる。固定接続部16a,16bはピン受け部21とピ
ン22とから構成されている。
【0019】フレキシブルアクチュエータ11の側部外
方には半径方向へ進退可能な4個の可動接続部17が設
けられている。可動接続部17は左右に位置する2個の
接続ピンから構成されている。各々4個の固定接続部1
6a,16bは、フレキシブルアクチュエータ11の長
手方向に対向する一対を形成し、この一対の固定接続部
16a,16bの各々一端には、固定接続部16a,1
6bに旋回自在に横リンク18a,18bがピン22を
介して取り付けられている。横リンク18a,18bの
他端は、接続ピンからなる可動接続部17に旋回自在に
取り付けられている。
【0020】可動接続部17には、T字状の支持リンク
19の一端が接続ピンからなる可動接続部17に旋回自
在に取り付けられている。支持リンク19は、フレキシ
ブルアクチュエータ11の伸縮に応じて端部19aが半
径方向へ進退する。したがってフレキシブルアクチュエ
ータ11が長手方向へ伸長すると支持リンク19は管内
1の半径方向へ広がる方向へ移動し、支持リンク19の
端部19aが管壁1aへ押し付けられる。フレキシブル
アクチュエータ11が長手方向へ縮小すると管壁1aと
の接触が解除される。
【0021】図3は、図1および図2に示した各ユニッ
トU1,U2,U3の具体的な構造を示した断面図であ
る。図3に示すように、横リンク18a,18bは、固
定接続部16a,16bのピン22、22と接続ピンか
らなる可動接続部17とによって旋回自在に接続されて
いる。T字状の支持リンク19の2つの端部は接続ピン
からなる可動接続部17に旋回自在に接続されている。
支持リンク19の端部19aにはゴム等を接着等により
設けることにより、管内壁1aとの摩擦力を増加させ、
けん引力を増すことができる。
【0022】次に本実施例の作用について説明する。図
2はフレキシブルアクチュエータ11が無加圧時の状態
を示しており、横リンク18a,18bは内側に入り込
む方向に曲がった位置にある。フレキシブルアクチュエ
ータ11を加圧すると管軸方向に伸長すると同時に横リ
ンク18a,18bが屈曲した状態から直線的になり、
支持リンク19の端部19aが管壁1aに対して突っ張
る動作を行う。フレキシブルアクチュエータ11を加圧
しないと管軸方向に縮むと同時に、横リンク18a,1
8bは屈曲した状態になり、支持リンク19の端部19
aが管壁1aから離れる動作を行なう。
【0023】複数の支持リンク19は複数の一対の支持
リンクからなり管内1の半径方向に互に対向する位置で
管壁1aと接触可能であるので、一対の支持リンク1
9,19の間で管壁1aを押す力をつり合わせることが
でき、この結果、管内移動装置は管内1の軸線に沿って
移動することができる。
【0024】図1に示すようにステップ(a)におい
て、ユニットU1,U3はフレキシブルアクチュエータ
11が加圧された状態、U2は加圧されていない状態に
ある。各ユニットU1,U2,U3は図1に示す3ステ
ップ(a),(b),(c)からなるシーケンスで、加
圧→加圧→無加圧の順に繰り返し駆動される。この時、
駆動制御装置14を用いて隣り合うユニットの間に位相
差を与えて駆動すると、管内移動装置10は管内1の軸
線方向へ移動する。
【0025】なお、上述した例では、3個のフレキシブ
ルアクチュエータ11が連結された場合を示したが、3
個に限らず、4個以上であっても構わない。また、2個
であってもよい。
【0026】また、図4には、5つのユニットU1〜U
5を接続した場合の動作シーケンスを示す。図1に示し
た場合と同様に、加圧するユニットを順次切替えて駆動
し、5ステップ(a),(b),(c),(d),
(e)からなるシーケンスを繰り返すことにより、管内
移動装置10は管内1の軸線方向へ移動する。
【0027】また、上述した例では、フレキシブルアク
チュエータ11を管内1の直線的な軸線方向に伸縮させ
た場合の動作について説明したが、これに限らず湾曲し
た軸線方向に進退させることも可能である。フレキシブ
ルアクチュエータ11の湾曲動作は、フレキシブルアク
チュエータ11の内部に区画された3個の圧力室を異な
る圧力で制御することによって可能になる。このように
して、図5に示すように、管内移動装置10をエルボ管
やT字管等の湾曲した軸線方向へ移動させることが可能
となる。
【0028】なお、上述した例においては、フレキシブ
ルアクチュエータ11が無加圧時の状態において横リン
ク18a,18bが内側に入りこむ方向に曲がった位置
にある場合を示したが、本実施例はこれに限らない。図
6に示すように、フレキシブルアクチュエータ11が無
加圧時の状態において横リンク18a,18bが外側方
向に曲がった位置にあって、支持リンク19の端部19
aが管壁1aに対して突っ張る動作を行うよう構成して
もよい。この場合、フレキシブルアクチュエータ11を
加圧すると管軸方向に伸張すると同時に、横リンク18
a,18bは直線的な状態になり、支持リンク19の端
部19aが管壁1aから離れる動作を行なう。
【0029】本実施例の構成によれば、フレキシブルア
クチュエータ11の伸縮に応じて支持リンク19を管内
1の半径方向へ進退させることができるので、複数のフ
レキシブルアクチュエータ11を連結した簡易な構成で
大きなけん引力を有する管内移動装置を提供することが
できる。
【0030】次に、図7乃至図9を参照して本発明の第
2実施例を以下に説明する。図7は管内移動装置を構成
する一つのユニットの構成を示す。図7において、フレ
キシブルアクチュエータ11の長手方向の両端部には、
板部材15a、15bが接着等の手段により固着されて
いる。板部材15aと板部材15bとの間には、フレキ
シブルアクチュエータ11の側部外方へ弧状をなす板バ
ネからなる4個の弾性部材30が架設されている。4個
の弾性部材30の端部は、板部材15a、15bの円周
を等間隔に分けるように円周端部に取り付けられてい
る。
【0031】図8に図7に示したユニットの動作を示
す。フレキシブルアクチュエータ11の伸長時には、板
部材15aと板部材15bとの間の距離が広がるため板
ばね部材30は引き延ばされて弾性変形し、図8(a)
に示すように板ばね30は半径方向に小さくなる方向に
変形する。また、無加圧状態にすると、図8(b)に示
すように板ばね30は、半径方向に大きくなる方向に変
形し、板ばね30の中間部が管壁1aへ押し付けられ
る。また、図8(c)に示すように、フレキシブルアク
チュエータ11の内部に区画された3個の圧力室を異な
る圧力で制御することによって, フレキシブルアクチュ
エータ11の湾曲動作も可能である。
【0032】本実施例では、軸方向の伸長と管径方向の
縮小とが同時に生じ、また軸方向の収縮と管径方向の広
がりとが同時に生じる。これは、図2に示した第1実施
例におけるユニットが管軸方向の縮小動作時には径方向
の縮小が生じ、管軸方向への伸長動作時には径方向に広
がっていたことと異なる。
【0033】図9に本実施例の動作シーケンス例を示
す。本実施例の管内移動装置は5つのユニットU1〜U
5から構成される。各ユニットの径方向、および軸方向
の動作は模式的にだ円で示している。図9に示すよう
に、駆動するユニットを順次切替え5ステップ(a),
(b),(c),(d),(e)からなるシーケンスを
繰り返すことにより、管内移動装置は管内1の軸線方向
へ移動する。ステップ(a)ではU1,U5が駆動さ
れ、ステップ(b)ではU1,U2が駆動され、以下同
様に順番にユニットが駆動される。この場合、駆動され
るユニットは右手方向へ移行しており、この結果、管内
移動装置は左手方向へ進行する。本実施例は図4に示し
た第1実施例の場合とは異なり、ユニットを駆動する駆
動信号の伝達方向と管内移動装置の移動方向が逆方向に
なっている。
【0034】本実施例の構成によれば、板部材15aと
板部材15bとの間に弾性部材30を架設してユニット
を構成したので、簡易な構成によって大きなけん引力を
有する管内移動装置を提供することができる。
【0035】次に、図10を参照して本発明の第3実施
例について説明する。図10において、管内移動装置は
5つのユニットU1〜U5から構成されている。各ユニ
ットU1〜U5は、ゴム等の弾性材料で形成されたバル
ーン41,…,45からなる。各バルーン41,…,4
5の内部には、各1個の圧力室41a,42a…,45
aが形成されている。各圧力室41a,42a…,45
aの圧力は、チューブ41b,42b…,45bを通じ
て外部より調整できるようになっている。
【0036】図10に示すように、各ユニットは加圧す
ると膨張する。図10においては、U2,U3,U4が
加圧された状態にある。加圧されたユニットは軸方向へ
の伸長と径方向の膨らみと同時に生じ、また軸方向の収
縮と径方向の収縮とが同時に生じる。加圧されたユニッ
トは、側部で管壁1aと面接触するので、大きな力で管
壁1aを押し付けることが可能である。
【0037】本実施例の構成によれば、極めて簡易な構
成のユニットを連結するだけで、大きなけん引力を有す
る管内移動装置を提供することができる。
【0038】以上の各実施例の説明において、固定接続
部16a,16bはピン受け部21とピン22とからな
っているが、本本発明はこれに限らず、横リンク18
a,18bを旋回自在に支持できるものであればよく、
ピンにより枢着された場合に限らず、例えばボールベア
リングを用いた球継手であってもよい。
【0039】また、可動接続部17は左右に位置する2
個の接続ピンからなるとしたが、本発明はこれに限ら
ず、1個の接続ピンを介して横リンク18a,18bの
各端部と支持リンク19の端部とを枢着してもよい。
【0040】また、可動接続部17は接続ピンとした
が、本発明はこれに限らず、横リンク18a,18bと
支持リンク19とを旋回自在に支持できるものであれば
よく、ピンにより枢着された場合に限らず、例えばボー
ルベアリングを用いた球継手であってもよい。
【0041】また、駆動制御手段14によって複数のフ
レキシブルアクチュエータ11を所定順序で伸縮する
際、一群のフレキシブルアクチュエータ11を駆動して
いるときに他郡のフレキシブルアクチュエータ11を駆
動しなくてもよく、また複数のフレキシブルアクチュエ
ータ11の間に所定の位相差を持たせて駆動させてもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、複数のアクチュエータを連結した簡易な構成で大き
なけん引力を有する管内移動装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管内移動装置の第1実施例の動作シー
ケンスを示す図。
【図2】第1実施例を構成するユニットを模式的に示す
斜視図。
【図3】第1実施例の具体的な構成を示す断面図。
【図4】第1実施例のユニット数を増した変形例を示す
図。
【図5】第1実施例のユニットの動作例を示す図。
【図6】第1実施例の変形例を模式的に示す斜視図。
【図7】本発明の管内移動装置の第2実施例を構成する
ユニットを模式的に示す斜視図。
【図8】第2実施例を構成するユニットの動作例を示す
図。
【図9】第2実施例の動作シーケンスを示す図。
【図10】本発明の管内移動装置の第3実施例を示す部
分断面図。
【図11】従来の管内移動装置を示す図。
【図12】従来の他の管内移動装置を示す図。
【符号の説明】
U,U1,U2,…,U5 管内移動装置を構成する駆
動機構ユニット 1 管内 1a 管壁 10 管内移動装置 11 フレキシブルアクチュエータ 12 チューブ 13 流体源 14 駆動制御手段 15a,15b 板部材 16a,16b 固定接続部 17 可動接続部 18a,18b 横リンク 19 支持リンク 21 ピン受け部21 22 ピン22 30 板ばね 41、42、43、44、45 バルーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内の軸線方向へ移動する管内移動装置で
    あって、 柱状の形状を有し長手方向に連結される複数のアクチュ
    エータと、 前記複数のアクチュエータを所定の順序で長手方向に伸
    縮する駆動制御手段と、 各前記アクチュエータの長手方向の両端部またはこの両
    端部の延長部に取り付けられ、前記アクチュエータの伸
    縮に応じて前記管の半径方向へ進退し、管壁への接触を
    行う支持切り換え部材と、を備えることを特徴とする管
    内移動装置。
  2. 【請求項2】前記支持切り換え部材は、 前記アクチュエータの長手方向の端部に固着された板部
    材と、 各前記板部材に取り付けられた複数の固定接続部と、 前記アクチュエータの側部に位置し前記管の半径方向へ
    進退可能な複数の可動接続部と、 前記アクチュエータの長手方向に対向する一対の前記固
    定接続部に各々一端が旋回自在に取り付けられ、各々他
    端が前記可動接続部に旋回自在に取り付けられた複数の
    横リンクと、 前記アクチュエータの伸縮に応じて一端が前記管壁への
    接触を行うように他端が前記可動接続部に旋回自在に取
    り付けられた複数の支持リンクと、を有することを特徴
    とする請求項1に記載の管内移動装置。
  3. 【請求項3】前記支持リンクは、前記アクチュエータ側
    部の対向する側に位置する複数の一対の支持リンクから
    なり、前記一対の支持リンクは前記管の半径方向に互い
    に対向する位置で前記管壁と接触可能であることを特徴
    とする請求項2に記載の管内移動装置。
JP6084917A 1994-04-22 1994-04-22 管内移動装置 Withdrawn JPH07291124A (ja)

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JP (1) JPH07291124A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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