JP3349796B2 - トンネル走行実験方法及び装置 - Google Patents

トンネル走行実験方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、模擬走行体を模擬トン
ネル内に突入させ、この時発生する微気圧波の測定を行
うための方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、列車が高速でトンネル内に突入
すると圧縮波が生じ、この圧縮波がトンネル内を伝播し
て反対側の坑口に到達すると、この圧縮波前面の圧力勾
配に比例したパルス状の圧力波(微気圧波)が坑口から
外部に放射される。このような圧力波の放射は、破裂的
な空気圧音(一次音)を招くだけでなく、坑口付近の家
屋の窓ガラスや戸を急に動かして二次音を発生させる要
因となるものであり、その抑制防止が重要となってい
る。具体的な微気圧波低減対策としては、列車先頭形状
を長くしたり、トンネル入口にフードを設ける等の手段
が講じられているが、このような列車先頭の最適形状や
トンネルフードの最適構造を定めるには、トンネル走行
の模擬実験を行って微気圧波を実測することが極めて望
ましい。
【0003】図8は、従来から用いられているトンネル
走行実験装置の一例を示したものである。図において、
模擬走行体(模擬列車)90の走行方向上流側から順
に、発射筒80、速度測定装置82、模擬トンネル8
4、及びダンパ86が配設されており、上記発射筒80
からダンパ86にかけてピアノ線88が張設されてい
る。模擬走行体90は、図9(a)(b)に示すよう
に、中央に貫通穴92をもつ略円筒状に形成されてお
り、上記貫通穴92内に上記ピアノ線88が挿通された
状態で装置に設置されている。
【0004】このような装置において、上記発射筒80
内に上記模擬走行体90が充填され、この模擬走行体9
0の後方に図略のバルブを介してエアタンク94内の高
圧ガスが一定期間供給されることにより、その圧力で模
擬走行体90は発射筒80内から発射され、ピアノ線8
8に沿って模擬トンネル84を通過した後にダンパ86
に衝突して停止する。この時、模擬走行体90の走行速
度が速度測定装置82で検出されるとともに、模擬走行
体90の通過により変動するトンネル内圧力が圧力セン
サ96で検出され、トンネル出口で発生する騒音が騒音
計98で検出されることとなる。
【0005】ここで、上記発射筒80内への高圧ガスの
供給は、上記模擬走行体90が発射筒80から外部へ発
射された時点、もしくはこれよりも遅れた時点で止めら
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、高圧エ
アの供給により模擬走行体90を発射しているので、こ
の模擬走行体90の発射後、発射筒80の出口から上記
高圧エアが大気中に一気に放出されて急激に体積膨張
し、この際に大きな空気音を発生させる。その音波は、
模擬走行体90の走行速度よりも高速(音速)で大気中
を伝播し、模擬走行体90よりも先に模擬トンネル84
に到達するため、上記模擬走行体90のトンネル突入時
に発生する微気圧波の正確な測定を妨げてしまう。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、高圧ガ
スの導入により模擬走行体の発射を行いながら、この模
擬走行体のトンネル突入時に発生する微気圧波を正確に
測定することができる方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、筒内に模擬走行体を装填し、
その後方に一定期間高圧ガスを供給することにより上記
模擬走行体を発射して模擬トンネル内に突入させるトン
ネル走行実験方法において、上記模擬走行体の後方に高
圧ガスを供給して模擬走行体を始動させた後、この模擬
走行体が上記筒内から外部へ発射される時点よりも前の
時点で上記高圧ガスの供給を止め、それまで供給した高
圧ガスを上記筒内において上記模擬走行体よりも後方の
空間で体積膨張させるものである(請求項1)。
【0009】また本発明は、模擬走行体の後方に一定期
間高圧ガスを導入することによりこの模擬走行体を発射
させるための筒を備え、この筒から発射された模擬走行
体を模擬トンネル内に突入させるためのトンネル走行実
験装置において、上記筒を、上記高圧ガスが供給されて
いる期間に上記模擬走行体が内部を走行する発射筒と、
この発射筒に連設され、上記高圧ガスの供給が停止して
から上記模擬走行体が内部を走行する間にこの模擬走行
体よりも後方の空間で上記高圧ガスを体積膨張させる減
圧筒とで構成したものである(請求項2)。
【0010】なお、ここで高圧ガスの供給期間は、模擬
走行体の必要最大速度に応じて設定すれば良く、この供
給期間に応じて上記発射筒及び減圧筒の長さを設定すれ
ばよい。
【0011】この装置では、上記減圧筒にその内外を連
通する連通路を設け、この連通路の出口部分にサイレン
サを設けたり(請求項3)、上記減圧筒の出口から上記
模擬トンネル入口よりも手前の位置までの領域に、外部
と連通された状態で上記模擬走行体の走行通路を覆う防
音カバーを設けたりすることが(請求項4)、より好ま
しい。
【0012】
【作用】請求項1記載の方法によれば、筒内への高圧ガ
スの供給により模擬走行体が始動した後、この模擬走行
体がまだ筒内にある状態で上記高圧ガスの供給が止めら
れ、この時点から、筒内において模擬走行体よりも後方
の空間で供給高圧ガスが一旦体積膨張し、その後に筒外
へ放出されることになる。従って、高圧ガスが圧縮状態
のまま筒から直接大気中に放出されて一気に体積膨張す
る場合に比べ、この高圧ガスの膨張に起因して発生する
音は大幅に低減される。
【0013】具体的に、請求項2記載の装置では、模擬
走行体が発射筒内を走行している間に高圧ガスの供給が
行われ、この模擬走行体が発射筒を出た時点から高圧ガ
スの供給が止められ、その後、模擬走行体が減圧筒内を
走行している期間はこの減圧筒よりも後方の筒内空間で
上記高圧ガスが体積膨張する。
【0014】ここで、上記減圧筒内での高圧ガスの膨張
空間は限られているため、この減圧筒の出口から放出さ
れる高圧ガスの圧力を十分下げるには、減圧筒の長さを
非常に大きく設定する必要があるが、請求項3記載の装
置では、上記減圧筒の内部空間が限られた連通路を通じ
て外部と連通されているので、その分、減圧筒内での高
圧ガスの体積膨張がより促進され、減圧筒の必要長さは
短くなる。しかも、上記連通路の出口にはサイレンサが
設けられているので、上記連通路を通じてのガス放出に
起因する大きな音の発生も防がれる。
【0015】また、請求項4記載の装置では、減圧筒の
出口から放出される高圧ガスを、さらに防音カバーの内
側で体積膨張させることにより、この減圧筒出口からの
ガス放出に起因する音の発生による微気圧波測定への影
響をより削減することができる。換言すれば、この装置
では、上記減圧筒の出口から放出される高圧ガスの圧力
を外部圧力まで下げる必要がなく、この外圧よりも少し
高い圧力まで減圧筒内で減圧した後、この減圧筒から放
出できるので、その分、減圧筒の必要長さを削減するこ
とができる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図7に基づいて説
明する。
【0017】図1に示すトンネル走行実験装置は、図
2,3に示す模擬走行体30の走行方向上流側(図では
左側)から順に、発射筒10、減圧筒12、消音カバー
14、入口速度測定装置16、模擬トンネル18、出口
速度測定装置20、及び制動筒22を備え、これらが架
台24上において一直線上に配置されている。上記減圧
筒12の出口から制動筒22の入口に至るまでの領域に
は、模擬走行体30を案内するための案内装置50が設
けられている。また、上記発射筒10の上流側部分に
は、高圧エアを蓄圧するエアタンク28がバルブ26を
介して接続されている。
【0018】図2,3に示すように、この実施例に用い
られる模擬走行体30は、略円柱形状をなすが、この模
擬走行体30の左右側部には、その走行方向(図2では
左右方向)に延びるキー34が同じく走行方向に並べて
配列されている。各キー34は、合成樹脂で形成され、
ピン32によって模擬走行体30本体に着脱可能に装着
されている。
【0019】一方、発射筒10は、図4に示すように、
上下に相互連結されるブロック36,38によって形成
されており、その中央には模擬走行体30本体の外径よ
りもわずかに大きな内径をもつ貫通穴40が設けられ、
この貫通穴40の両翼に上記キー32と嵌合可能なキー
溝42が形成されている。
【0020】減圧筒12は、上記発射筒10の出口と連
続する位置に設けられており、発射筒10と同様の形状
を有している。すなわち、図5に示すように、模擬走行
体30本体の外径よりもわずかに大きな内径をもつ貫通
穴41を中央に有し、この貫通穴40の両翼に上記キー
32と嵌合可能なキー溝43が形成されている。
【0021】さらに、この減圧筒12の側壁及び天壁に
は多数の連通路57が形成され、これらの連通路57に
よって減圧筒12の内外が連通されており、各連通路5
7の出口にはそれぞれサイレンサ58が配設されてい
る。このサイレンサ58は、上記連通路57からのエア
排出音の発生を抑制するものであれば良く、車両の排気
口に設けられる通常のマフラー等、公知のものが適用可
能である。
【0022】消音カバー(防音カバー)14は、上記減
圧筒12の出口から所定の領域に設置されており、図6
に示すように、模擬走行体30の走行通路である案内装
置50を上方及び側方から覆うトンネル状に形成されて
いる。この実施例では、金属等からなるフレーム14A
の内面にグラスウール等の防音性に優れた防音層14B
を張り巡らせることにより、消音カバー14が形成され
ている。
【0023】案内装置50は、図7に示すように、架台
24上に固定された基台52と、この基台52上に立設
された左右一対の案内壁54とを備え、全体が模擬走行
体30の走行方向に延びている。両案内壁54の内側面
には、上記キー34と嵌合可能なキー溝56が形成され
ている。
【0024】入口速度測定装置16及び出口速度測定装
置20は、模擬トンネル18の入口側及び出口側にそれ
ぞれ配され、上記消音カバー14と同様に上記案内装置
50を覆う形状の金網を備えている。各金網の裏面2個
所には、模擬走行体30の通過を検出するフォトセンサ
44,48が配設されており、各フォトセンサ44,4
8が模擬走行体通過を検出する時刻と両フォトセンサ4
4間及び48間の距離L1,L2とにより、模擬トンネ
ル18入口での模擬走行体30の走行速度が検出できる
ようになっている。
【0025】模擬トンネル18も、消音カバー14と同
様、図7に示すように、上記案内装置50を上方及び側
方から覆う形状に形成されている。図1に示すように、
この模擬トンネル18の入口近傍、中央部、及び出口近
傍には、微気圧波測定用の圧力センサ46が配設されて
いる。
【0026】制動筒22は、模擬トンネル18側にのみ
開口する有底状に形成されており、その終端にはゴムダ
ンパ49が配設されている。
【0027】このような装置において、上記模擬走行体
30のキー34が発射筒10のキー溝42内に嵌入され
ながら、模擬走行体30全体が発射筒10内の所定位置
に装填され、この状態からバルブ26が開かれて上記模
擬走行体30の後方(図1では左方)に高圧エアが一定
期間供給されることにより、この発射筒10から模擬ト
ンネル18に向けて模擬走行体30が発射される。
【0028】この模擬走行体30は、上記高圧エアによ
り押されて発射筒10内で加速された後、減圧筒12、
消音カバー14、入口速度測定装置16、模擬トンネル
18、及び出口速度測定装置20を順に通過する。そし
て、制動筒22内に突入後に減速され、ゴムダンパ49
に衝突して停止する。
【0029】このような走行実験において、上記模擬走
行体30が発射筒10から抜け出た時点でバルブ26が
閉じられ、発射用の高圧ガスの供給が止められる。ここ
で従来は、発射筒10内に供給された高圧ガスが圧縮状
態のままいきなり大気中に放出されて急激に体積膨張す
るため、これに起因して大きな空気音が発生し、圧力セ
ンサ46等による微気圧波の正確な測定を妨げるおそれ
があったが、ここに示す装置では、上記バルブ26が閉
じられた後、上記発射筒10内に供給された高圧ガスが
減圧筒12内において上記模擬走行体30よりも後方の
空間で一旦体積膨張し、その後に減圧筒12出口から噴
出されるので、上記空気音の発生は効果的に低減され
る。しかも、減圧筒12の出口は消音カバー14で覆わ
れており、この消音カバー14の内側で、上記出口から
の高圧ガスが略大気圧まで体積膨張するので、この減圧
筒12出口で発生する比較的小さな空気音が微気圧波測
定へ影響することも抑えられる。
【0030】また、この実施例では、上記減圧筒12内
部のエアが連通路57を通じて外部に逃がされるので、
高圧エアの減圧速度をより高められることができる。こ
のため、エアを所定圧力まで減圧するための減圧筒12
の必要長さを短縮でき、これによって装置の小型化、低
廉化を図ることができる。しかも、各連通路57の出口
にはサイレンサ58を配設しているので、高圧エアの逃
げによる空気音の発生を抑えて正確な微気圧波の測定を
確保することができる。
【0031】なお、上記実施例では、減圧筒12の出口
を防音カバーである消音カバー14で覆い、この消音カ
バー14内でエアの体積膨張を行わせているが、このよ
うな消音カバー14を省略し、減圧筒12の出口でエア
が略大気圧まで減圧するように減圧筒12の長さを延長
するようにしてもよい。ただし、この場合には減圧筒1
2の必要長さが非常に長くなるのに対し、上記のように
消音カバー14内で二次的なエアの体積膨張を行わせれ
ば、その分減圧筒12出口の設定圧力を高めて減圧筒1
2の必要長さを短縮することができ、これによって装置
の小型化、低廉化を図ることができる利点がある。
【0032】また、上記実施例では、案内装置50によ
って模擬走行体30を案内しながらこれを走行させるも
のを示したが、前記図8に示した従来装置のように模擬
走行体をピアノ線に沿って走行させるものについても、
上記と同様に適用が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、模擬走行体が発
射された時点で発射用の高圧ガスをいきなり筒内から大
気中へ放出するのではなく、筒内において上記模擬走行
体よりも後方の空間内で一旦体積膨張させるようにした
ものであるので、上記高圧ガスの急激な体積膨張を防
ぎ、これに起因する空気音の発生を大幅に抑制すること
ができる。従って、この空気音がトンネル微気圧波の測
定に影響を与えることを防ぎ、正確な微気圧波測定を確
保することができる効果がある。
【0034】さらに、請求項3記載の装置では、減圧筒
の内部空間を連通路を通じて外部と連通し、その出口に
サイレンサを設けているので、空気音の発生を十分抑制
しながら、減圧筒内のガスを上記連通路を通じて外部に
逃がすことにより減圧筒内での減圧速度を高めることが
でき、これにより減圧筒の必要長さを短縮して装置の小
型化、低廉化に寄与することができる効果がある。
【0035】請求項4記載の装置では、減圧筒の出口に
防音カバーを配しているので、上記出口から放出される
ガスが体積膨張しても、これに起因する空気音による微
気圧波測定への影響を抑制することができる。また、こ
の防音カバーを設置しない場合には、減圧筒の出口から
排出されたガスが体積膨張するとこの時の空気音で微気
圧波測定に影響を与えるおそれがあるが、この装置で
は、減圧筒の出口から排出されるガスを防音カバーの内
側において許容範囲内で(すなわち微気圧波の測定に影
響を与えない範囲内で)体積膨張させることが可能であ
るので、その分、減圧筒の必要長さを削減でき、装置の
小型化、低廉化に寄与することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるトンネル走行実験装
置の全体側面図である。
【図2】上記装置に用いられる模擬走行体の一例を示す
側面図である。
【図3】上記模擬走行体の一部断面正面図である。
【図4】図1のA−A線断面図である。
【図5】図1のC−C線断面図である。
【図6】図1のD−D線断面図である。
【図7】図1のB−B線断面図である。
【図8】従来のトンネル走行実験装置の一例を示す全体
側面図である。
【図9】(a)は上記装置において使用される模擬走行
体の一例を示す側面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】 10 発射筒 12 減圧筒 14 消音カバー(防音カバー) 18 模擬トンネル 30 模擬走行体 57 連通路 58 サイレンサ
フロントページの続き (72)発明者 濱▲島▼ 幹雄 名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東 海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 松浦 政良 名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東 海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 ▲吉▼田 勝彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 森川 勝 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所 高砂製作所内 (72)発明者 林 信輝 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株 式会社神戸製鋼所 神戸本社内 (56)参考文献 特開 平5−59891(JP,A) 特開 昭60−253819(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/08 G01M 9/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒内に模擬走行体を装填し、その後方に
    一定期間高圧ガスを供給することにより上記模擬走行体
    を発射して模擬トンネル内に突入させるトンネル走行実
    験方法において、上記模擬走行体の後方に高圧ガスを供
    給して模擬走行体を始動させた後、この模擬走行体が上
    記筒内から外部へ発射される時点よりも前の時点で上記
    高圧ガスの供給を止め、それまで供給した高圧ガスを上
    記筒内において上記模擬走行体よりも後方の空間で体積
    膨張させることを特徴とするトンネル走行実験方法。
  2. 【請求項2】 模擬走行体の後方に一定期間高圧ガスを
    導入することによりこの模擬走行体を発射させるための
    筒を備え、この筒から発射された模擬走行体を模擬トン
    ネル内に突入させるためのトンネル走行実験装置におい
    て、上記筒を、上記高圧ガスが供給されている期間に上
    記模擬走行体が内部を走行する発射筒と、この発射筒に
    連設され、上記高圧ガスの供給が停止してから上記模擬
    走行体が内部を走行する間にこの模擬走行体よりも後方
    の空間で上記高圧ガスを体積膨張させる減圧筒とで構成
    したことを特徴とするトンネル走行実験装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトンネル走行実験装置に
    おいて、上記減圧筒にその内外を連通する連通路を設
    け、この連通路の出口部分にサイレンサを設けたことを
    特徴とするトンネル走行実験装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載のトンネル走行実
    験装置において、上記減圧筒の出口から上記模擬トンネ
    ル入口よりも手前の位置までの領域に、外部と連通され
    た状態で上記模擬走行体の走行通路を覆う防音カバーを
    設けたことを特徴とするトンネル走行実験装置。
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