JP3348935B2 - ミュ−ト回路 - Google Patents

ミュ−ト回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力増幅器のミュ−ト
回路に関するもので、特に音響用のBTL形式の電力増
幅器に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の電力増幅器のAC信号ミ
ュ−ト回路を示している。このAC信号ミュ−ト回路
は、正規の入力回路200とダミ−の入力回路300を
並列に接続した無帰還差動増幅回路400を有してい
る。また、その動作は、スイッチSWの切替えにより制
御されている。
【0003】正規の入力回路200は、pnp型トラン
ジスタQ21〜Q24及び抵抗R21〜R24から構成されてい
る。入力信号は、トランジスタQ21のゲ−トに入力され
ている。ダミ−の入力回路300は、pnp型トランジ
スタQ31〜Q34及び抵抗R31,R32から構成されてい
る。
【0004】バイアス回路500は、電流源I、スイッ
チSW及びpnp型トランジスタQ25〜Q28,Q35〜Q
38から構成されている。トランジスタQ25〜Q28,Q35
〜Q38は、カレントミラ−を構成している。
【0005】電流源Iは、スイッチSWを介して、正規
の入力回路200及びダミ−の入力回路300に接続さ
れている。従って、スイッチSWを切替えることによ
り、正規の入力回路200及びダミ−の入力回路300
のいずれか一方にバイアス電流を供給することができ
る。
【0006】なお、バイアス電流が正規の入力回路20
0に供給されている場合、入力信号(AC信号)のミュ
−トは、オフ状態である。バイアス電流がダミ−の入力
回路300に供給されている場合、入力信号のミュ−ト
は、オン状態である。
【0007】しかしながら、従来のAC信号ミュ−ト回
路は、正規の入力回路200とダミ−の入力回路300
の間にオフセット電圧の差があると、スイッチSWの切
替え時(ミュ−トのオン/オフ時)に出力信号にDC変
動が生じ、ショック音が発生する欠点がある。
【0008】この欠点をなくすには、正規の入力回路2
00とダミ−の入力回路300をペア性を確保しながら
厳密に作成し、オフセット電圧を等しくする必要があ
る。しかし、このようなことは、半導体チップのパタ−
ンレイアウトを制約するという欠点がある。また、正規
の入力回路200と全く同じ構成を有するダミ−の入力
回路300が必要となるため、素子数が多くなるという
欠点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のミ
ュ−ト回路は、スイッチSWの切替え時(ミュ−トのオ
ン/オフ時)に出力信号にDC変動が生じてショック音
が発生したり、半導体チップのパタ−ンレイアウトを制
約したり、さらには素子数が多くなるなどという欠点が
ある。
【0010】本発明は、上記欠点を解決すべくなされた
もので、その目的は、素子数を増やすことなく、かつ、
スイッチSWの切替え時(ミュ−トのオン/オフ時)の
ショック音を発生しないようなミュ−ト回路を提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のミュ−ト回路は、バイアス電流を発生する
バイアス回路と、前記バイアス電流により動作し、出力
信号が前記バイアス電流の変動分として取り出される無
帰還差動増幅回路と、前記バイアス回路の動作を制御す
るためのスイッチと、前記スイッチのオン/オフ時の前
記バイアス電流の変化に時定数を持たせるための時定数
回路と、前記無帰還差動増幅回路の出力信号を電圧信号
に変換する直流電圧バイアス回路とを備えている。前記
直流電圧バイアス回路は、前記無帰還差動増幅回路の出
力信号に前記バイアス電流に依存しない基準直流電圧を
与える。
【0012】
【作用】上記構成によれば、バイアス回路のバイアス電
流は、時定数を持って変化する。また、無帰還差動増幅
回路の出力信号は、バイアス電流の変動分として取り出
される。このため、無帰還差動増幅回路の出力信号は、
時定数を持つことになり、ミュ−トを開始又は解除する
際のショック音を防止できる。また、時定数回路及び直
流電圧バイアス回路は、他の回路と共用しても差し支え
がなく、従来のミュ−ト回路よりも素子数を少なくでき
る。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明のミュ−
ト回路について詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施例に係わるAC信号ミュ−ト回路を示している。この
AC信号ミュ−ト回路は、無帰還差動増幅回路100、
バイアス回路101、時定数回路102及び直流電圧バ
イアス回路103から構成されている。
【0014】無帰還差動増幅回路100は、pnp型ト
ランジスタQ11〜Q14、npn型トランジスタQ41〜Q
44及び抵抗R11,R12から構成されている。入力信号
(AC信号)は、トランジスタQ11のベ−スに入力され
る。また、トランジスタQ41〜Q42,Q43〜Q44は、カ
レントミラ−を構成している。無帰還差動増幅回路10
0の出力信号は、トランジスタQ42,Q44のコレクタか
ら電流信号として取り出されている。
【0015】バイアス回路101は、pnp型トランジ
スタQ15〜Q20、npn型トランジスタQ40及び抵抗R
15から構成されている。トランジスタQ40及び抵抗R15
は、電流源を構成している。トランジスタQ15〜Q
20は、カレントミラ−を構成している。従って、スイッ
チSWが閉じているとき(ミュ−トのオフ時)には、バ
イアス電流が無帰還差動増幅回路100に供給されるこ
とになる。
【0016】時定数回路102は、コンデンサC及び抵
抗R13,R14から構成されている。この時定数回路10
2は、バイアス回路がバイアス電流を無帰還差動増幅回
路に供給又は遮断する際の当該バイアス電流の変化に時
定数を持たせ、その変化の度合を緩やかにしている。
【0017】直流電圧バイアス回路103は、電圧源V
及び抵抗R16,R17から構成されている。この直流電圧
バイアス回路103は、無帰還差動増幅回路100の出
力信号(電流信号)を電圧信号に変換し、次段の回路へ
当該電圧信号を伝達する。
【0018】次に、本発明のAC信号ミュ−ト回路の動
作について説明する。まず、スイッチSWが開いている
状態では、トランジスタQ40がオフであるため、バイア
ス回路101から無帰還差動増幅回路100へのバイア
ス電流は、遮断されている。従って、無帰還差動増幅回
路100は、動作することができず、入力信号INは、
ミュ−トされた状態となる。
【0019】次に、スイッチSWを閉じると、入力信号
のミュ−トが解除される。この時、コンデンサCは、当
該コンデンサの容量及び抵抗R13,R14の抵抗値により
決まる時定数で充電される。そして、トランジスタQ40
のベ−ス電位は、この時定数により次第に上昇してい
く。
【0020】従って、トランジスタQ40及び抵抗R15
らなる電流源の出力電流は、時定数を持って上昇する。
また、無帰還差動増幅回路100の出力信号は、電流信
号であるため、当該出力信号も時定数を持って緩やかに
上昇することになる。よって、ミュ−トを解除する際の
ショック音を防止することが可能である。
【0021】また、無帰還差動増幅回路100の出力電
流は、直流電圧バイアス回路103の抵抗R16,R17
よって電圧信号に変換され、次段の電力増幅回路へ伝達
される。但し、直流電圧は、バイアス回路101のバイ
アス電流に依存しない電圧源Vにより決定されるため、
当該直流電圧出力が変動することはない。
【0022】次に、スイッチSWが閉じている状態で
は、トランジスタQ40がオンであるため、バイアス回路
101から無帰還差動増幅回路100へのバイアス電流
は、供給されている。従って、無帰還差動増幅回路10
0は、動作することができるため、入力信号INは、ミ
ュ−トされずに出力されることになる。
【0023】次に、スイッチSWを開くと、入力信号の
ミュ−トが開始される。この時、コンデンサCは、当該
コンデンサの容量及び抵抗R13,R14の抵抗値により決
まる時定数で放電される。そして、トランジスタQ40
ベ−ス電位は、この時定数により次第に下降していく。
【0024】従って、トランジスタQ40及び抵抗R15
らなる電流源の出力電流は、時定数を持って低下するこ
とになる。また、無帰還差動増幅回路100の出力信号
(電流信号)も時定数を持つことになるため、当該出力
信号は、緩やかに減少していくことになる。これによ
り、ミュ−トを開始する際のショック音を防止すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のミュ−
ト回路によれば、次のような効果を奏する。電流源の出
力電流は、時定数を持って低下する。また、無帰還差動
増幅回路の出力信号は、電流信号として取り出されるた
め、無帰還差動増幅回路の出力信号も時定数を持つこと
になる。従って、ミュ−トを開始又は解除する際のショ
ック音を防止することができる。
【0026】また、無帰還差動増幅回路の入力段でのペ
ア性のずれによるオフセット電圧も、当該無帰還差動増
幅回路の出力段では、オフセット電流という形で現れる
ため、当該オフセット電圧によりショック音が発生する
こともない。
【0027】さらに、時定数回路及び直流電圧バイアス
回路は、他の回路と共用しても差し支えがないため、従
来のダミ−の入力回路を設ける構成のミュ−ト回路より
も、素子数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるAC信号ミュ−ト回
路を示す回路図。
【図2】従来のAC信号ミュ−ト回路を示す回路図。
【符号の説明】
100 …無帰還差動増幅回路、 101 …バイアス回路、 102 …時定数回路、 103 …直流電圧バイアス回路、 Q11〜Q20 …pnp型バイポ−ラトランジスタ、 Q40〜Q44 …npn型バイポ−ラトランジスタ、 R11〜R17 …抵抗、 SW …スイッチ、 C …コンデンサ、 V …電圧源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイアス電流を発生するバイアス回路
    と、前記バイアス電流により動作し、出力信号が前記バ
    イアス電流の変動分として取り出される無帰還差動増幅
    回路と、前記バイアス回路の動作を制御するためのスイ
    ッチと、前記スイッチのオン/オフ時の前記バイアス電
    流の変化に時定数を持たせるための時定数回路と、前記
    無帰還差動増幅回路の出力信号を電圧信号に変換する直
    流電圧バイアス回路とを具備することを特徴とするミュ
    −ト回路。
  2. 【請求項2】 前記直流電圧バイアス回路は、前記無帰
    還差動増幅回路の出力信号に前記バイアス電流に依存し
    ない基準直流電圧を与えていることを特徴とする請求項
    1に記載のミュ−ト回路。
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