JP3348748B2 - 映画フィルム及びその再生装置 - Google Patents

映画フィルム及びその再生装置

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JP3348748B2 JP14204094A JP14204094A JP3348748B2 JP 3348748 B2 JP3348748 B2 JP 3348748B2 JP 14204094 A JP14204094 A JP 14204094A JP 14204094 A JP14204094 A JP 14204094A JP 3348748 B2 JP3348748 B2 JP 3348748B2
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悦朗 斉藤
幸三 神永
勝一 舘
忠男 藤田
潔 稲留
又泰 久保
昭行 吉田
哲郎 牧瀬
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ソニー シネマ プロダクツ コーポレーション
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映画フィルムのサウン
ドトラックとして、ディジタルパターンを記録し再生す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映画フィルムのサウンドトラック
は、アナログ信号を光記録してなるよう構成されてい
る。これに対し、出願人は音声のより高音質化の要求に
よりディジタルパターンを記録する技術をすでに出願し
ている(特願平3−222342号、特願平3−265
001号など)。また、フィルム送り用のパーフォレイ
ション部(スプレケットホール)の間のディジタルパタ
ーン記録領域とした映画フィルムが提案されている(国
際公開番号WO92/14239)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
映画フィルムを映写する際、臨場感に富んだ音響再生が
要求される。また、フィルムを送ることで生じるフィル
ムの縦揺れや横揺れなどにより安定した音声データが得
られないという問題が生じる。一般に映画フィルムの再
生装置はオーディオ再生装置のテープ送りのような再生
精度は期待出来ず、従って再生されたディジタルデータ
を安定させることが望まれる。本発明はこのような背景
に基づいて生まれたものである。
【0004】発明の目的は、ディジタル処理により音質
の良好な音声信号を再生することができる映画フィルム
を提供することにある。
【0005】また、発明の他の目的は、再生系において
音声データを確実に再生することができる映画フィルム
を提供することにある。
【0006】また、発明の他の目的は、再生系において
安定したトラッキング動作を行うことができる映画フィ
ルムを提供することにある。
【0007】また、発明の他の目的は、再生系において
臨場感に富んだ音場を再生することができる映画フィル
ムを提供することにある。
【0008】また、発明の他の目的は、再生系における
再生クロックの生成などを容易することができる映画フ
ィルムを提供することにある。
【0009】また、発明の他の目的は、記録系や再生系
において音声データを1ブロック単位でディジタル処理
することが可能な映画フィルムを提供することにある。
【0010】さらに、発明の他の目的は、映画フィルム
のディジタルパターン記録領域のディジタルパターンを
読み取って音声データを確実に再生することができる映
画フィルムの再生装置を提供することにある。
【0011】さらに、発明の他の目的は、臨場感に富ん
だ音場を再現することができる映画フィルムの再生装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
消するために、第1の発明に係る映画フィルムは、オー
ディオデータが記録されるディジタルサウンドトラック
がフィルム走行方向に沿って形成された映画フィルムで
あって、上記ディジタルサウンドトラックは、フィルム
走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設さ
れ、オーディオデータのデータパターンが記録された各
データトラックと、上記各データトラックの両側に隣接
して設けられたフィルム走行方向に沿った各遮光領域
と、上記各遮光領域と各データトラックとの間に設けら
れたフィルム走行方向に沿った各透過領域とを有してな
ること特徴とする。
【0013】第2の発明に係る映画フィルムの再生装置
は、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿
って並設され、オーディオデータのデータパターンが記
録された各データトラックと、上記各データトラックの
両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿った各
遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラックとの間
に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域とを
有してなるディジタルサウンドトラックがフィルム走行
方向に沿って形成された映画フィルムの再生装置であっ
て、上記ディジタルサウンドトラックを光学的に読み取
る再生手段と、上記再生手段による各遮光領域及び各透
過領域に対する再生信号に基づいて、各データトラック
の長さを計測する計測手段と、この計測手段による計測
出力に基づいてチャンネルクロックを生成するチャンネ
ルクロック生成手段と、このチャンネルクロック生成手
段により生成したチャンネルクロックに同期したデータ
処理を行うデータ処理手段とを備えることを特徴とす
る。
【0014】第3の発明に係る映画フィルムは、オーデ
ィオデータが記録されるディジタルサウンドトラックが
フィルム走行方向に沿って形成された映画フィルムであ
って、上記ディジタルサウンドトラックは、フィルム走
行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設され、
オーディオデータのデータパターンが記録された各デー
タトラックと、上記各データトラックのフィルムエッジ
側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿った各遮
光領域と、上記各遮光領域と各データトラックとの間に
設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域とを有
し、nビット毎に反転するプリアンブルデータのデータ
パターンがブロック単位のデータトラック毎のデータト
ラックに記録されてなることを特徴とする。
【0015】第4の発明に係る映画フィルムは、第3の
発明に係る映画フィルムにおいて、nビット毎に反転す
るプリアンブルデータのデータパターンが複数のデータ
トラックに連続的に記録されていることを特徴とする。
【0016】第5の発明に係る映画フィルムの再生装置
は、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿
って並設され、オーディオデータのデータパターンが記
録された各データトラックと、上記各データトラックの
フィルムエッジ側に隣接して設けられたフィルム走行方
向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データト
ラックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各
透過領域とを有し、nビット毎に反転するプリアンブル
データのデータパターンがブロック単位のデータトラッ
ク毎のデータトラックに記録されてなるディジタルサウ
ンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成された映
画フィルムの再生装置であって、上記ディジタルサウン
ドトラックを光学的に読み取る再生手段と、上記再生手
段による各遮光領域及び各透過領域に対する再生信号に
基づいて、各データトラックの開始位置を検出する開始
位置手段と、この開始位検出手段による検出出力と上記
再生手段によるnビット毎に反転するプリアンブルデー
タの再生信号に同期したチャンネルクロックを生成する
チャンネルクロック生成手段と、このチャンネルクロッ
ク生成手段により生成したチャンネルクロックに同期し
たデータ処理を行うデータ処理手段とを備えることを特
徴とする。
【0017】第6の発明に係る映画フィルムの再生装置
は、第5の発明に係る映画フィルムの再生装置におい
て、上記チャンネルクロック生成手段が、生成したチャ
ンネルクロックと上記再生手段による再生信号とを位相
比較する位相比較手段と、この位相比較手段により位相
比較出力により上記チャンネルクロックの位相を制御す
る位相制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】第7の発明に係る映画フィルムの再生装置
は、第5又は第6の発明に係る映画フィルムの再生装置
において、上記チャンネルクロック生成手段が、上記再
生手段によるnビット毎に反転するプリアンブルデータ
の再生信号を通過する上記nビットに相当する通過帯域
を有するバンドパスフィルタを備え、このバンドパスフ
ィルタを介して得られる上記プリアンブルデータの再生
信号に基づいて基づいてチャンネルクロックを生成する
ことを特徴とする。
【0019】第8の発明に係る映画フィルムは、オーデ
ィオデータが記録されるディジタルサウンドトラックが
フィルム走行方向に沿って形成された映画フィルムであ
って、上記ディジタルサウンドトラックは、フィルム走
行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設され、
オーディオデータのデータパターンが記録された各デー
タトラックと、上記各データトラックの両側に隣接して
設けられたフィルム走行方向に沿った各遮光領域と、上
記各遮光領域と各データトラックとの間に設けられたフ
ィルム走行方向に沿った各透過領域とを有し、nビット
毎に反転するプリアンブルデータのデータパターンがブ
ロック単位のデータトラック毎のデータトラックに記録
されてなることを特徴とする。
【0020】第9の発明に係る映画フィルムは、第8の
発明に係る映画フィルムにおいて、nビット毎に反転す
るプリアンブルデータのデータパターンが複数のデータ
トラックに連続的に記録されていることを特徴とする。
【0021】第10の発明に係る映画フィルムの再生装
置は、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に
沿って並設され、オーディオデータのデータパターンが
記録された各データトラックと、上記各データトラック
の両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿った
各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラックとの
間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域と
を有し、nビット毎に反転するプリアンブルデータのデ
ータパターンがブロック単位のデータトラック毎のデー
タトラックに記録されてなるディジタルサウンドトラッ
クがフィルム走行方向に沿って形成された映画フィルム
の再生装置であって、上記ディジタルサウンドトラック
を光学的に読み取る再生手段と、上記再生手段による各
遮光領域及び各透過領域に対する再生信号に基づいて、
各データトラックの長さを計測する計測手段と、この計
測手段による計測出力と上記再生手段によるnビット毎
に反転するプリアンブルデータの再生信号に基づいてチ
ャンネルクロックを生成するチャンネルクロック生成手
段と、このチャンネルクロック生成手段により生成した
チャンネルクロックに同期したデータ処理を行うデータ
処理手段とを備えることを特徴とする。
【0022】第11の発明に係る映画フィルムの再生装
置は、第10の発明に係る映画フィルムの再生装置にお
いて、上記チャンネルクロック生成手段が、生成したチ
ャンネルクロックと上記再生手段による再生信号とを位
相比較する位相比較手段と、この位相比較手段により位
相比較出力により上記チャンネルクロックの位相を制御
する位相制御手段とを備えることを特徴とする。
【0023】第12の発明に係る映画フィルムの再生装
置は、第10又は第11の発明に係る映画フィルムの再
生装置において、上記チャンネルクロック生成手段が、
上記再生手段によるnビット毎に反転するプリアンブル
データの再生信号を通過する上記nビットに相当する通
過帯域を有するバンドパスフィルタを備え、このバンド
パスフィルタを介して得られる上記プリアンブルデータ
の再生信号に基づいて基づいてチャンネルクロックを生
成することを特徴とする。
【0024】
【作用】第1の発明に係る映画フィルムでは、フィルム
走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設され
た各データトラックに記録されたデータパターンとして
オーディオデータを保持する。また、上記各データトラ
ックの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿
った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラック
との間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領
域によって、チャンネルクロック情報を保持する。
【0025】第2の発明に係る映画フィルムの再生装置
では、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に
沿って並設され、オーディオデータのデータパターンが
記録された各データトラックと、上記各データトラック
の両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿った
各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラックとの
間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域と
を有してなるディジタルサウンドトラックがフィルム走
行方向に沿って形成された映画フィルムを再生するにあ
たり、上記ディジタルサウンドトラックを光学的に読み
取る再生手段による各遮光領域及び各透過領域に対する
再生信号に基づいて、計測手段により各データトラック
の長さを計測し、その計測出力に基づいてチャンネルク
ロック生成手段によりチャンネルクロックを生成する。
そして、上記チャンネルクロックに同期したデータ処理
をデータ処理手段により行う。
【0026】第3の発明に係る映画フィルムでは、フィ
ルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設
されたデータトラックに記録されたデータパターンとし
てオーディオデータを保持する。また、各データトラッ
クのフィルムエッジ側に隣接して設けられたフィルム走
行方向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各デー
タトラックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿っ
た各透過領域とにより、各データトラックの開始位置情
報を保持するとともに、ブロック単位のデータトラック
毎のデータトラックに記録されたnビット毎に反転する
プリアンブルデータのデータパターンとしてチャンネル
クロック情報を保持する。
【0027】第4の発明に係る映画フィルムでは、第3
の発明に係る映画フィルムにおいて、nビット毎に反転
するプリアンブルデータのデータパターンが複数のデー
タトラックに連続的に記録されたブロック単位のデータ
トラック毎の複数のデータトラックに連続的に記録され
た記録されたnビット毎に反転するプリアンブルデータ
のデータパターンとしてチャンネルクロック情報を保持
する。
【0028】第5の発明に係る映画フィルムの再生装置
は、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿
って並設され、オーディオデータのデータパターンが記
録された各データトラックと、上記各データトラックの
フィルムエッジ側に隣接して設けられたフィルム走行方
向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データト
ラックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各
透過領域とを有し、nビット毎に反転するプリアンブル
データのデータパターンがブロック単位のデータトラッ
ク毎のデータトラックに記録されてなるディジタルサウ
ンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成された映
画フィルムを再生するにあたり、上記ディジタルサウン
ドトラックを光学的に読み取る再生手段による各遮光領
域及び各透過領域に対する再生信号に基づいて開始位置
手段により各データトラックの開始位置を検出し、この
開始位検出手段による検出出力と上記再生手段によるn
ビット毎に反転するプリアンブルデータの再生信号に同
期したチャンネルクロックをチャンネルクロック生成手
段により生成する。そして、上記チャンネルクロックに
同期したデータ処理をデータ処理手段により行う。
【0029】第6の発明に係る映画フィルムの再生装置
では、第5の発明に係る映画フィルムの再生装置におい
て、上記チャンネルクロック生成手段が、上記再生手段
による再生信号とチャンネルクロックとを位相比較手段
により位相比較して、その位相比較出力に応じて位相制
御手段により位相を制御したチャンネルクロックを生成
する。
【0030】第7の発明に係る映画フィルムの再生装置
では、第5又は第6の発明に係る映画フィルムの再生装
置において、上記チャンネルクロック生成手段が、nビ
ットに相当する通過帯域を有するバンドパスフィルタを
介して得られる上記プリアンブルデータの再生信号に基
づいて基づいてチャンネルクロックを生成する。
【0031】第8の発明に係る映画フィルムでは、フィ
ルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設
されたデータトラックに記録されたデータパターンとし
てオーディオデータを保持する。また、上記各データト
ラックの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に
沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラッ
クとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過
領域によりチャンネルクロック情報を保持するととも
に、ブロック単位のデータトラック毎のデータトラック
に記録されたnビット毎に反転するプリアンブルデータ
のデータパターンとしてチャンネルクロック情報を保持
する。
【0032】第9の発明に係る映画フィルムでは、第8
の発明に係る映画フィルムにおいて、ブロック単位のデ
ータトラック毎の複数のデータトラックに連続的に記録
されたnビット毎に反転するプリアンブルデータのデー
タパターンとしてチャンネルクロック情報を保持する。
【0033】第10の発明に係る映画フィルムの再生装
置では、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向
に沿って並設され、オーディオデータのデータパターン
が記録された各データトラックと、上記各データトラッ
クの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿っ
た各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラックと
の間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域
とを有し、nビット毎に反転するプリアンブルデータの
データパターンがブロック単位のデータトラック毎のデ
ータトラックに記録されてなるディジタルサウンドトラ
ックがフィルム走行方向に沿って形成された映画フィル
ムを再生するにあたり、上記ディジタルサウンドトラッ
クを光学的に読み取る再生手段による各遮光領域及び各
透過領域に対する再生信号に基づいて、計測手段により
各データトラックの長さを計測し、その計測出力と上記
再生手段によるnビット毎に反転するプリアンブルデー
タの再生信号に基づいて、チャンネルクロック生成手段
によりチャンネルクロックを生成する。そして、上記チ
ャンネルクロックに同期したデータ処理をデータ処理手
段により行う。
【0034】第11の発明に係る映画フィルムの再生装
置では、第10の発明に係る映画フィルムの再生装置に
おいて、上記チャンネルクロック生成手段が、上記再生
手段による再生信号とチャンネルクロックとを位相比較
手段により位相比較して、その位相比較出力に応じて位
相制御手段により位相を制御したチャンネルクロックを
生成する。
【0035】第12の発明に係る映画フィルムの再生装
置では、第10又は第11の発明に係る映画フィルムの
再生装置において、上記チャンネルクロック生成手段
が、nビットに相当する通過帯域を有するバンドパスフ
ィルタを介して得られる上記プリアンブルデータの再生
信号に基づいて基づいてチャンネルクロックを生成す
る。
【0036】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。本発明に係る映画フィルムは、例
えば図1に示すように構成される。
【0037】本発明に係る映画フィルム1は、映写され
る画像が記録される映像記録領域2と、当該映画フィル
ム1を巻き取るために上記映像記録領域2の両脇にそれ
ぞれ設けられたフィルム巻き取り用孔(パーフォレーシ
ョン部)3L,3Rと、上記映像記録領域2及び各パー
フォレーション部3L,3Rの間に存在する2つの間隙
部のうち何れか一方の間隙部にフィルムの進行方向に沿
って直線的に設けられたアナログサウンドトラック4
L,4Rと、上記各パーフォレーション部3L,3R及
びフィルムの両エッジの間に、フィルムの進行方向に沿
って直線的に設けられたディジタルサウンドトラック5
L,5Rとを有している。
【0038】上記アナログサウンドトラック4Lには、
左チャンネル用のアナログのオーディオ信号が記録さ
れ、上記アナログサウンドトラック4Rには、右チャン
ネル用のアナログのオーディオ信号が記録されるように
なっている。
【0039】また、上記ディジタルサウンドトラック5
Lには、ディジタル化された左チャンネル用のオーディ
オデータが記録され、上記ディジタルサウンドトラック
5Rには、ディジタル化された右チャンネル用のオーデ
ィオデータが記録されるようになっている。
【0040】具体的には、上記ディジタルサウンドトラ
ック5Lには、センターチャンネル(C)、左チャンネ
ル(L)、センター左チャンネル(CL)、サラウンド
左チャンネル(SL)、サブウーファチャンネル(S
W)が順に記録される。また、右チャンネル(R)、セ
ンター右チャンネル(CR)、サラウンド右チャンネル
(SR)から右ミックスチャンネル(RM)が形成さ
れ、これが上記サブウーファチャンネル(SW)の次に
記録される。すなわち、上記ディジタルサウンドトラッ
ク5Lには、上記C、L、CL、SL、SW、及び、R
Mが左チャンネル系の一纏まりのオーディオデータとし
て記録される。
【0041】上記ディジタルサウンドトラック5Rに
は、センターチャンネル(C)、右チャンネル(R)、
センター右チャンネル(CR)、サラウンド右チャンネ
ル(SR)、サブウーファチャンネル(SW)が順に記
録される。また、左チャンネル(L)、センター左チャ
ンネル(CL)、サラウンド左チャンネル(SL)から
左ミックスチャンネル(LM)が形成され、これが上記
サブウーファチャンネル(SW)の次に記録される。す
なわち、上記ディジタルサウンドトラック5Rには、上
記C、L、CL、SL、SW、及び、LMが右チャンネ
ル系の一纏まりのオーディオデータとして記録される。
【0042】そして、上記各ディジタルサウンドトラッ
ク5R,5Lは、図2に示すように、上記各データトラ
ックの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿
った各遮光領域51a,51bと、上記各遮光領域51
a,51bと各データトラックとの間に設けられたフィ
ルム走行方向に沿った各透過領域52a,52bとを有
するとともに、各データトラックの位置をトラック単位
で示すトラッキングパターン53a,53bが各データ
トラックの片側にフィルム走行方向に沿って記録されて
いる。さらに、ブロック単位の先頭データとして、3ビ
ット毎に反転するプリアンブルデータのデータパターン
55と各データトラックの傾斜をブロック単位で示す傾
斜検出パターン56が、ブロック単位のデータトラック
毎のそれぞれ3データトラックに記録されているととも
に、2データトラックにブロックID57が記録され
る。なお、上記ブロック単位の先頭データ部分を拡大し
て図3に示してある。
【0043】ここで、この実施例の映画フィルムは、こ
のようなフィルムブロックを右チャンネル用のディジタ
ルサウンドトラック5Rと、左チャンネル用のディジタ
ルサウンドトラック5Lで対称的に記録している。すな
わち、左チャンネル用のディジタルサウンドトラック5
Lには、上記トラッキングパターン53a,53bが映
画フィルム1の左エッジ1L側となるように記録し、右
チャンネル用のディジタルサウンドトラック5Rには、
上記トラッキングパターン53a,53bが映画フィル
ム1の右エッジ1R側となるように記録している。そし
て、後に説明するが、再生時には、上記左チャンネル用
のディジタルサウンドトラック5Lは、映画フィルム1
の左エッジ1L側から読み取り、上記右チャンネル用の
ディジタルサウンドトラック5Rは、映画フィルム1の
右エッジ1R側から読み取るようになっている。
【0044】このような映画フィルムの再生装置は、例
えば図4のように構成される。
【0045】この映画フィルムの再生装置は、上記映画
フィルム1のディジタルサウンドトラック5L,5Rの
ディジタルパターンを各CCDラインセンサ90A,9
0Bで読み取ってオーディオデータを再生するもので、
上記CCDラインセンサ90A,90Bの読み取り出力
が供給されるクロック生成回路91A,91B、復調回
路92A,92B、ECCデコーダ93A,93B、デ
・スクランブル処理回路94A,94B、データ伸張処
理回路95A,95Bなどからなる。
【0046】上記クロック生成回路91A,91Bは、
上記映画フィルム1の各ディジタルサウンドトラック
5,6のディジタルパターンを読み取る各CCDライン
センサ90A,90Bの出力からチャンネルクロックを
生成する。
【0047】そして、上記映画フィルム1の各ディジタ
ルサウンドトラック5,6のディジタルパターンを各C
CDラインセンサ90A,90Bで読み取ることにより
得られる各ドットパターンデータについて、上記クロッ
ク生成回路91A,91Bにより生成されたチャンネル
クロックに同期したデータ処理を行う各復調回路92
A,92Bにより記録系における変調処理に対応する復
調処理を行う。
【0048】また、上記ECCデコーダ93A,93B
は、上記各復調回路92A,92Bにより復調されたさ
れた各チャンネルのオーディオデータに付加されている
積符号C1,C2を用いてエラー訂正処理を施す。
【0049】さらに、上記デ・スクランブル処理回路9
4A,94Bは、上記ECCデコーダ93A,93Bに
よりエラー訂正処理が施された各チャンネルのオーディ
オデータについて、記録系におけるスクランブル処理に
対応するデータ並べ換えを行うことにより、各チャンネ
ルのオーディオデータを再現する。
【0050】そして、上記データ伸長処理回路95A,
95Bは、上記デ・スクランブル処理回路94A,94
Bにより再現された各チャンネルのオーディオデータに
ついて、記録系におけるデータ圧縮処理に対応するデー
タ伸長処理を施すことにより、正規の時間軸の各チャン
ネルのオーディオデータを再生する。
【0051】ここで、上記クロック生成回路91A,9
1Bは、例えば図5のように構成される。
【0052】図5に示すクロック生成回路は、CCDラ
インセンサによる図6の(A)に示すようなディジタル
サウンドトラックの再生信号RFが供給されるブロック
シンク&プリアンブルパターン検出回路101、エッジ
検出回路103及び信号選択回路105を備える。
【0053】上記ブロックシンク&プリアンブルパター
ン検出回路101は、上記再生信号RFについてディジ
タルサウンドトラック上のブロックシンクパターン及び
プリアンブルパターンを検出し、その検出出力をゲート
パルス発生器102に供給する。このゲートパルス発生
器102は、上記ブロックシンク検出回路101による
検出出力に基づいて、ディジタルサウンドトラック上の
プリアンブルパターンの読み取り期間Tを示す図6の
(B)に示すようなゲートパルスを生成し、このゲート
パルスを上記信号選択回路105とサンプルパルス発生
器111に供給する。このサンプルパルス発生器111
は、1データトラック毎に上記プリアンブルパターンの
読み取り期間T以外の期間中に1発の図6の(E)に示
すようなサンプルパルスと、上記読み取り期間T中に1
発の図6の(F)に示すようなサンプルパルスを生成
し、各サンプルパルスをサンプルホールド&周波数比較
器108に供給する。
【0054】また、上記エッジ検出回路103は、上記
再生信号RFについてディジタルサウンドトラックのデ
ータトラック毎に最初の立ち上がりエッジすなわちエッ
ジ側の遮光領域と透過領域の境界を検出し、その検出出
力をVCOスタートパルス発生器104に供給する。こ
のVCOスタートパルス発生器104は、上記エッジ検
出回路103による検出出力に基づいて、ディジタルサ
ウンドトラックのデータトラック毎にエッジ側の遮光領
域と透過領域の境界のタイミングで立ち下がる図6の
(C)に示すようなVCOスタートパルスを生成し、こ
のVCOスタートパルスをVCO109に供給する。
【0055】さらに、上記信号選択回路105は、上記
VCO109の発振出力が1/3カウンタ110を介し
て供給されている。この信号選択回路105は、上記ゲ
ートパルス発生器102からのゲートパルスに応じた信
号選択動作を行い、上記プリアンブルパターンの読み取
り期間Tには上記再生信号RFすなわちプリアンブルパ
ターンの再生信号を選択し、上記読み取り期間T以外の
期間には上記VCO109の発振出力を上記1/3カウ
ンタ110により1/3分周した信号を選択する。そし
て、上記信号選択回路105は、図6の(D)に示すよ
うな選択出力をローパスフィルタ106を介して振幅検
出器107に供給する。
【0056】この振幅検出器107は、上記ローパスフ
ィルタ106により上記選択出力の高域成分を除去した
信号の振幅を検出し、上記選択出力の基本周波数に応じ
た信号レベルの振幅検出信号を上記サンプルホールド&
周波数比較器108に供給する。このサンプルホールド
&周波数比較器108では、上記振幅検出器107によ
る振幅検出信号の信号レベルを上記サンプルパルス発生
器111から供給される各サンプルパルスでサンプルホ
ールドし、各信号レベルすなわち上記プリアンブルパタ
ーンの再生信号の周波数と上記VCO109の発振出力
を上記1/3カウンタ110により1/3分周した信号
の周波数を比較する。そして、このサンプルホールド&
周波数比較器108は、上記各信号レベルのレベル差に
応じた周波数制御信号を上記VCO109に供給する。
【0057】そして、上記VCO109は、上記VCO
スタートパルス発生器104から供給されるVCOスタ
ートパルスによってディジタルサウンドトラックのデー
タトラック毎に起動され、上記サンプルホールド&周波
数比較器108からの周波数制御信号により発振周波数
が制御されることにより、上記プリアンブルパターンの
再生信号の位相に発振位相が固定されるPLLを構成し
ており、その発振出力として図6の(G)に示すような
チャンネルクロックを出力する。
【0058】なお、上記クロック生成回路91A,91
Bは、上記各CCDラインセンサ90A,90Bによる
ディジタルサウンドトラックの各遮光領域及び各透過領
域に対する再生信号に基づいて、各領域の境界のタイミ
ングをエッジ検出手段により検出し、そのエッジ間隔を
計測することにより、各データトラックの長さを求め、
その計測出力に基づいてチャンネルクロックを生成する
ようにしても良い。この場合は、上記プリアンブルパタ
ーンの再生信号を利用しないので、1データトラック毎
に上記計測出力に基づいてチャンネルクロックを生成す
ることができる。また、上記プリアンブルパターンをデ
ィジタルサウンドトラックに記録する必要ががない。さ
らに、上記プリアンブルパターンをディジタルサウンド
トラックに記録しておく場合には、上記計測出力に基づ
いて生成したチャンネルクロックの位相を上記プリアン
ブルパターンの再生信号の位相に固定するようにPLL
を構成するようにしても良い。
【0059】また、本発明に係る映画フィルムにおける
ディジタルサウンドトラックは、例えば図7に示すよう
に構成してもよい。すなわち、図7に示す映画フィルム
100のディジタルサウンドトラック105は、各デー
タトラックのフィルムエッジ側に隣接して設けられたフ
ィルム走行方向に沿った5ドット分の遮光領域151
と、上記遮光領域151と各データトラックとの間に設
けられたフィルム走行方向に沿った2ドット分の透過領
域152にH−SYANCパターンが記録されていると
ともに、各データトラックの位置をトラック単位で示す
トラッキングパターン153が記録されている。なお、
上記各データトラックのフィルムエッジ部分を拡大して
図8に示してある。さらに、ブロック単位の先頭データ
として、3ビット毎に反転するプリアンブルデータのV
−SYNC3Tパターン155と各データトラックの傾
斜をブロック単位で示す傾斜検出パターン156が、ブ
ロック単位のデータトラック毎のそれぞれ3データトラ
ックに記録されているとともに、2データトラックにブ
ロックID157が記録される。なお、上記ブロック単
位の先頭データ部分を拡大して図9に示してある。ま
た、この同期ブロックの構成を図10に模式的に示して
ある。
【0060】そして、例えば図11のように、このよう
な構成のディジタルサウンドトラック105が両フィル
ムエッジに沿って並設された本発明に係る映画フィルム
100は、発光ダイオード180から光ファイバ181
を介して読取光が照射され、この読取光を受光するCC
Dラインセンサ190によりディジタルパターンが読み
取られる。
【0061】ここで、図10は、本発明に係る映画フィ
ルム100の両フィルムエッジに沿って並設されたディ
ジタルサウンドトラック105の一方に記録されている
ディジタルパターンを読み取る部分を示している。
【0062】上記CCDラインセンサ190を駆動する
CCD駆動回路191は、上記CCDラインセンサ19
0により上記ディジタルサウンドトラック105の各デ
ータトラックを1トラック毎に読み取るように、トラッ
キング制御部192によって制御されている。このCC
Dラインセンサ190による読取出力は、ローパスフィ
ルタ193から波形等化器194を介して再生RF信号
として図12に示すような構成の同期クロック再生部2
00に供給される。
【0063】図12に示す同期クロック再生部200
は、上記CCDラインセンサ190にでディジタルサウ
ンドトラック105を読み取ることにより得られる再生
RF信号が供給される第1のレベルコンパレータ201
と、上記再生RF信号がバンドパスフィルタ202を介
して供給される第2のレベルコンパレータ203を備え
る。
【0064】上記第1のレベルコンパレータ201は、
上記再生RF信号を所定のスレッショルドレベルと比較
することにより2値化する。この第1のレベルコンパレ
ータ201により得られる上記再生RF信号を2値化し
た再生データは、FIFOメモリ204を介して図示し
ないエラー訂正やデスクランブル、デター伸長などの各
種データ処理を行うデータ処理部に供給される。また、
上記第1のレベルコンパレータ201により得られる上
記再生RF信号を2値化した再生データは、タイミング
ジェネレータ205及びエッジ検出器206に供給され
ている。
【0065】上記タイミングジェネレータ205は、上
記CCDラインセンサ190の読み出しクロックに同期
したシステムクロックに基づいて動作して、後述するV
COスタート/ストップパルス,FIFO読出クロッ
ク,位相比較制御パルス,垂直同期パルス,サンプリン
グパルス,AGC&トラッキング制御パルスなどの各種
タイミングパルスを上記再生データに基づいて生成す
る。
【0066】上記VCOスタート/ストップパルスは、
電圧制御型発振器(VCO)207の動作制御パルスで
あって、図13に示すように、上記再生データのデータ
トラックに対応する期間だけ、上記VCO207を発振
させる制御を行う。このVCOスタート/ストップパル
スの立ち上がりエッジのタイミングは、上記フィルム走
行方向に沿った遮光領域251と上記遮光領域151に
記録されたH−SYANNCパーンの黒から白に変わる
エッジを検出することにより、各データトラックの開始
位置に対応するように決定される。このVCOスタート
/ストップパルスにより制御される上記VCO207
は、上記H−SYANNCパーンの黒から白に変わるエ
ッジに同期した発振動作を行い、図13に示すようなチ
ャンネルクロックと3Tパルス生成する。このVCO2
07により生成されるチャンネルクロックは、位相比較
器208に供給されるとともに書込クロックとして上記
FIFOメモリ204に供給される。また、上記3Tパ
ルスは、信号選択回路209に供給される。
【0067】また、上記第2のレベルコンパレータ20
3は、上記バンドパスフィルタ202を介して供給され
る再生RF信号をゼロクロスで比較することにより2値
化する。ここで、上記バンドパスフィルタ202は、上
述のブロック単位の先頭データとして記録されている3
ビット毎に反転するプリアンブルデータの3Tパターン
の再生RF信号を通過する通過帯域を有するもので、映
画フィルムの縦傷や塵により高い周波数成分を除去し
て、上記第2のレベルコンパレータ203における誤り
ビットの発生を防止する。そして、この第2のレベルコ
ンパレータ203によりV−SYNC3Tパターンの再
生RF信号を2値化したV−SYNC3Tパルスは、上
記信号選択回路209に供給される。
【0068】上記信号選択回路209は、上述のブロッ
ク単位の先頭データが記録されている1トラック〜3ト
ラックでは上記第2のレベルコンパレータ203により
得られたV−SYNC3Tパルスを選択し、他の4トラ
ック〜200トラックでは上記VCO207により生成
された3Tパルスを選択するように、上記タイミングジ
ェネレータ205から供給される垂直同期信号によって
切り換え制御されるようになっており、上記第2のレベ
ルコンパレータ203により得られたV−SYNC3T
パルスと上記VCO207により生成された3Tパルス
を時分割的に周波数電圧変換回路210に供給する。
【0069】上記周波数電圧変換回路210は、上記第
2のレベルコンパレータ203により得られたV−SY
NC3Tパルスと上記信号選択回路209を介して供給
される上記VCO207により生成された3Tパルスの
各周波数を時分割的に電圧に変換する。この周波数電圧
変換回路210の出力は、サンプルホールド&電圧比較
器211に供給されている。
【0070】上記サンプルホールド&電圧比較器211
は、図14に示すように、上記タイミングジェネレータ
205から供給されるサンプリングパルスK1 ,K2
より上記周波数電圧変換回路210の出力電圧をサンプ
ルホールドして電圧比較することにより、上記VCO2
07により生成された3Tパルスと上記第2のレベルコ
ンパレータ203により得られたV−SYNC3Tパル
スの各周波数の差分に対応する周波数誤差電圧を発生
し、さらに、この周波数誤差電圧をサンプリングパルス
3 によりサンプルホールドして出力する。
【0071】このサンプルホールド&電圧比較器211
により得られる周波数誤差電圧は、加算増幅器212に
供給される。
【0072】上記加算増幅器212は、基準電圧源21
3により与えられる基準電圧Vrefに上記サンプルホ
ールド&電圧比較器211により得られる周波数誤差電
圧を加算して、その出力を制御電圧として上記CVO2
07に供給することにより、上記VCO207により生
成される3Tパルスの周波数が上記第2のレベルコンパ
レータ203により得られるV−SYNC3Tパルスの
周波数に一致するように、上記VCO207の発振周波
数を制御する。
【0073】さらに、上記位相比較器208は、上記V
CO207により生成されるチャンネルクロックと、上
記エッジ検出器206よるエッジ検出出力との位相比較
を行い、その位相差に対応する位相誤差電圧を出力す
る。この位相比較器208により得られる位相誤差電圧
は、上記加算増幅器212に供給される。
【0074】上記加算増幅器212は、上記VCO20
7の制御電圧に上記位相誤差電圧を加算することによ
り、上記エッジ検出器206よるエッジ検出出力すなわ
ち上記第1のレベルコンパレータ201により得られる
再生データの位相に一致するように、上記VCO207
の発振位相を制御する。
【0075】このような構成の同期クロック再生部20
0では、フィルムブロック毎の先頭データとして記録さ
れているV−SYNC3Tパターン155の周波数に基
づいて上記VCO207の発振周波数を制御するととも
に、1データトラック毎にH−SYANNCパーンに同
期させ、さらに、上記VCO207の発振位相を上記位
相比較器208により位相誤差電圧で制御することによ
り、再生データの位相に位相固定したチャンネルクロッ
クを得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上のように、第1の発明に係る映画フ
ィルムでは、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行
方向に沿って並設された各データトラックに記録された
データパターンとしてオーディオデータを保持するとと
もに、上記各データトラックの両側に隣接して設けられ
たフィルム走行方向に沿った各遮光領域と、上記各遮光
領域と各データトラックとの間に設けられたフィルム走
行方向に沿った各透過領域によって、チャンネルクロッ
ク情報を保持するので、再生系において上記チャンネル
クロック情報に基づいてチャンネルクロックを容易に生
成して音声データを確実に再生することができる。
【0077】第2の発明に係る映画フィルムの再生装置
では、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に
沿って並設され、オーディオデータのデータパターンが
記録された各データトラックと、上記各データトラック
の両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿った
各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラックとの
間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域と
を有してなるディジタルサウンドトラックがフィルム走
行方向に沿って形成された映画フィルムを再生するにあ
たり、上記ディジタルサウンドトラックを光学的に読み
取る再生手段による各遮光領域及び各透過領域に対する
再生信号に基づいて、計測手段により各データトラック
の長さを計測し、その計測出力に基づいてチャンネルク
ロック生成手段によりチャンネルクロックを生成して、
上記チャンネルクロックに同期したデータ処理をデータ
処理手段により行うので、チャンネルクロックを容易に
生成して音声データを確実に再生することができる。
【0078】第3の発明に係る映画フィルムでは、フィ
ルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設
されたデータトラックに記録されたデータパターンとし
てオーディオデータを保持するとともに、各データトラ
ックのフィルムエッジ側に隣接して設けられたフィルム
走行方向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各デ
ータトラックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿
った各透過領域とにより、各データトラックの開始位置
情報を保持し、ブロック単位のデータトラック毎のデー
タトラックに記録されたnビット毎に反転するプリアン
ブルデータのデータパターンとしてチャンネルクロック
情報を保持する再生系において上記チャンネルクロック
情報に基づいてチャンネルクロックを容易に生成して音
声データを確実に再生することができ、また、記録系や
再生系において音声データを1ブロック単位でディジタ
ル処理することができる。
【0079】第4の発明に係る映画フィルムでは、第3
の発明に係る映画フィルムにおいて、ブロック単位のデ
ータトラック毎の複数のデータトラックに連続的に記録
されたnビット毎に反転するプリアンブルデータのデー
タパターンとしてチャンネルクロック情報を保持するの
で、再生系において上記チャンネルクロック情報に基づ
いてチャンネルクロックを確実に生成して音声データを
再生することができる。
【0080】第5の発明に係る映画フィルムの再生装置
は、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿
って並設され、オーディオデータのデータパターンが記
録された各データトラックと、上記各データトラックの
フィルムエッジ側に隣接して設けられたフィルム走行方
向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データト
ラックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各
透過領域とを有し、nビット毎に反転するプリアンブル
データのデータパターンがブロック単位のデータトラッ
ク毎のデータトラックに記録されてなるディジタルサウ
ンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成された映
画フィルムを再生するにあたり、上記ディジタルサウン
ドトラックを光学的に読み取る再生手段による各遮光領
域及び各透過領域に対する再生信号に基づいて開始位置
手段により各データトラックの開始位置を検出し、この
開始位検出手段による検出出力と上記再生手段によるn
ビット毎に反転するプリアンブルデータの再生信号に同
期したチャンネルクロックをチャンネルクロック生成手
段により生成して、上記チャンネルクロックに同期した
データ処理をデータ処理手段により行うので、上記チャ
ンネルクロック情報に基づいてチャンネルクロックを容
易に生成して音声データを確実に再生することができ
る。
【0081】第6の発明に係る映画フィルムの再生装置
では、第5の発明に係る映画フィルムの再生装置におい
て、上記チャンネルクロック生成手段が、上記再生手段
による再生信号とチャンネルクロックとを位相比較手段
により位相比較して、その位相比較出力に応じて位相制
御手段により位相を制御したチャンネルクロックを生成
するので、上記チャンネルクロック情報に基づいてチャ
ンネルクロックを容易に生成して音声データを確実に再
生することができる。
【0082】第7の発明に係る映画フィルムの再生装置
では、第5又は第6の発明に係る映画フィルムの再生装
置において、上記チャンネルクロック生成手段が、nビ
ットに相当する通過帯域を有するバンドパスフィルタを
介して得られる上記プリアンブルデータの再生信号に基
づいて基づいてチャンネルクロックを生成するので、フ
ィルム面の傷などによるノイズによる影響を除去してチ
ャンネルクロックを確実に生成することができ、これに
より音声データを確実に再生することができる。
【0083】第8の発明に係る映画フィルムでは、フィ
ルム走行方向と直交し該フィルム走行方向に沿って並設
されたデータトラックに記録されたデータパターンとし
てオーディオデータを保持するとともに、上記各データ
トラックの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向
に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラ
ックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透
過領域によりチャンネルクロック情報を保持し、ブロッ
ク単位のデータトラック毎のデータトラックに記録され
たnビット毎に反転するプリアンブルデータのデータパ
ターンとしてチャンネルクロック情報を保持するので、
再生系において上記各チャンネルクロック情報に基づい
てチャンネルクロックを確実に生成して音声データを再
生することができる。
【0084】第9の発明に係る映画フィルムでは、第8
の発明に係る映画フィルムにおいて、ブロック単位のデ
ータトラック毎の複数のデータトラックに連続的に記録
されたnビット毎に反転するプリアンブルデータのデー
タパターンとしてチャンネルクロック情報を保持するの
で、再生系において上記各チャンネルクロック情報に基
づいてチャンネルクロックをさらに確実に生成して音声
データを再生することができる。
【0085】第10の発明に係る映画フィルムの再生装
置では、フィルム走行方向と直交し該フィルム走行方向
に沿って並設され、オーディオデータのデータパターン
が記録された各データトラックと、上記各データトラッ
クの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向に沿っ
た各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラックと
の間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透過領域
とを有し、nビット毎に反転するプリアンブルデータの
データパターンがブロック単位のデータトラック毎のデ
ータトラックに記録されてなるディジタルサウンドトラ
ックがフィルム走行方向に沿って形成された映画フィル
ムを再生するにあたり、上記ディジタルサウンドトラッ
クを光学的に読み取る再生手段による各遮光領域及び各
透過領域に対する再生信号に基づいて、計測手段により
各データトラックの長さを計測し、その計測出力と上記
再生手段によるnビット毎に反転するプリアンブルデー
タの再生信号に基づいて、チャンネルクロック生成手段
によりチャンネルクロックを生成して、上記チャンネル
クロックに同期したデータ処理をデータ処理手段により
行うので、上記各チャンネルクロック情報に基づいてチ
ャンネルクロックを確実に生成して音声データを再生す
ることができる。
【0086】第11の発明に係る映画フィルムの再生装
置では、第10の発明に係る映画フィルムの再生装置に
おいて、上記チャンネルクロック生成手段が、上記再生
手段による再生信号とチャンネルクロックとを位相比較
手段により位相比較して、その位相比較出力に応じて位
相制御手段により位相を制御したチャンネルクロックを
生成するので、上記チャンネルクロック情報に基づいて
チャンネルクロックを容易に生成して音声データを確実
に再生することができる。
【0087】第12の発明に係る映画フィルムの再生装
置では、第10又は第11の発明に係る映画フィルムの
再生装置において、上記チャンネルクロック生成手段
が、nビットに相当する通過帯域を有するバンドパスフ
ィルタを介して得られる上記プリアンブルデータの再生
信号に基づいて基づいてチャンネルクロックを生成する
ので、フィルム面の傷などによるノイズによる影響を除
去してチャンネルクロックを確実に生成することがで
き、これにより音声データを確実に再生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映画フィルムの構成を模式的に示
す平面図である。
【図2】上記映画フィルムのデジタルサウンドトラック
の拡大図である。
【図3】上記デジタルサウンドトラックのブロック単位
の先頭データ部分を拡大して示した図である。
【図4】本発明に係る映画フィルムの再生装置の構成を
模式的に示すブロック図である。
【図5】上記映画フィルムの再生装置におけるクロック
生成回路の構成を示すブロック図である。
【図6】上記クロック生成回路の動作を示すタイミング
チャートである。
【図7】本発明に係る映画フィルムのデジタルサウンド
トラックの拡大図である。
【図8】上記デジタルサウンドトラックのフィルムエッ
ジ部分を拡大して示した図である。
【図9】上記デジタルサウンドトラックのブロック単位
の先頭データ部分を拡大して示した図である。
【図10】上記デジタルサウンドトラックのシンクブロ
ックの構成を模式的に示した図である。
【図11】本発明に係る映画フィルムの再生装置におけ
るデジタルサウンドトラックの読み取り部分の構成を模
式的に示すブロック図である。
【図12】上記映画フィルムの再生装置における同期ク
ロック再生部の構成を示すブロック図である。
【図13】上記同期クロック再生部におけるVCOの動
作を示すタイミングチャートである。
【図14】上記同期クロック再生部におめるサンプルホ
ールド&電圧比較器の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1,200 映画フィルム 2 映像記録領域 3L,3R パーフォレーション部 4L,4R アナログサウンドトラック 5L,5R,105 デジタルサウンドトラック 51a,51b,151 遮光領域 52a,52b,152 透過領域 53a,53b,153 トラッキングパターン 55,155 プリアンブルデータパターン 56,156 傾斜検出パターン 90A,90B,190 CCDラインセンサ 91A,91B クロック生成回路 92A,92B 復調回路 93A,93B ECCデコーダ 94A,94B デ・スクランブル処理回路 94A,94B データ伸張処理回路 101 ブロックシンク&プリアンブルパターン検出回
路 102 ゲートパルス発生器 103 エッジ検出回路 104 VCOスタートパルス発生器 105 信号選択回路 106 ローパスフィルタ 107 振幅検出器 108 サンプルホールド&周波数比較器 109 VCO 110 1/3カウンタ 111 サンプルパルス発生器 200 同期クロック再生部 201,203 レベルコンパレータ 202 バンドパスフィルタ 204 FIFOメモリ 205 タイミングジェネレータ 206 エッジ検出器 207 VCO 208 位相比較器 209 信号選択回路 210 周波数電圧変換回路 211 サンプルホールド&電圧比較器 212 加算増幅器 213 基準電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘 勝一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 藤田 忠男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 稲留 潔 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 久保 又泰 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 吉田 昭行 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 牧瀬 哲郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−60376(JP,A) 特開 平7−219082(JP,A) 特開 平5−109196(JP,A) 実開 昭56−66944(JP,U) 特公 昭56−27861(JP,B1) 特表 平7−500195(JP,A) 特表 平5−501025(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 31/00 - 31/02 G11B 7/00 - 7/30

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオデータが記録されるディジタ
    ルサウンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成さ
    れた映画フィルムであって、 上記ディジタルサウンドトラックは、フィルム走行方向
    と直交し該フィルム走行方向に沿って並設され、オーデ
    ィオデータのデータパターンが記録された各データトラ
    ックと、上記各データトラックの両側に隣接して設けら
    れたフィルム走行方向に沿った各遮光領域と、上記各遮
    光領域と各データトラックとの間に設けられたフィルム
    走行方向に沿った各透過領域とを有してなること特徴と
    する映画フィルム。
  2. 【請求項2】 フィルム走行方向と直交し該フィルム走
    行方向に沿って並設され、オーディオデータのデータパ
    ターンが記録された各データトラックと、上記各データ
    トラックの両側に隣接して設けられたフィルム走行方向
    に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データトラ
    ックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各透
    過領域とを有してなるディジタルサウンドトラックがフ
    ィルム走行方向に沿って形成された映画フィルムの再生
    装置であって、 上記ディジタルサウンドトラックを光学的に読み取る再
    生手段と、 上記再生手段による各遮光領域及び各透過領域に対する
    再生信号に基づいて、各データトラックの長さを計測す
    る計測手段と、 この計測手段による計測出力に基づいてチャンネルクロ
    ックを生成するチャンネルクロック生成手段と、 このチャンネルクロック生成手段により生成したチャン
    ネルクロックに同期したデータ処理を行うデータ処理手
    段とを備えることを特徴とする映画フィルムの再生装
    置。
  3. 【請求項3】 オーディオデータが記録されるディジタ
    ルサウンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成さ
    れた映画フィルムであって、 上記ディジタルサウンドトラックは、フィルム走行方向
    と直交し該フィルム走行方向に沿って並設され、オーデ
    ィオデータのデータパターンが記録された各データトラ
    ックと、上記各データトラックのフィルムエッジ側に隣
    接して設けられたフィルム走行方向に沿った各遮光領域
    と、上記各遮光領域と各データトラックとの間に設けら
    れたフィルム走行方向に沿った各透過領域とを有し、n
    ビット毎に反転するプリアンブルデータのデータパター
    ンがブロック単位のデータトラック毎のデータトラック
    に記録されてなることを特徴とする映画フィルム。
  4. 【請求項4】 nビット毎に反転するプリアンブルデー
    タのデータパターンが複数のデータトラックに連続的に
    記録されていることを特徴とする請求項3記載の映画フ
    ィルム。
  5. 【請求項5】 フィルム走行方向と直交し該フィルム走
    行方向に沿って並設され、オーディオデータのデータパ
    ターンが記録された各データトラックと、上記各データ
    トラックのフィルムエッジ側に隣接して設けられたフィ
    ルム走行方向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と
    各データトラックとの間に設けられたフィルム走行方向
    に沿った各透過領域とを有し、nビット毎に反転するプ
    リアンブルデータのデータパターンがブロック単位のデ
    ータトラック毎のデータトラックに記録されてなるディ
    ジタルサウンドトラックがフィルム走行方向に沿って形
    成された映画フィルムの再生装置であって、 上記ディジタルサウンドトラックを光学的に読み取る再
    生手段と、 上記再生手段による各遮光領域及び各透過領域に対する
    再生信号に基づいて、各データトラックの開始位置を検
    出する開始位置手段と、 この開始位検出手段による検出出力と上記再生手段によ
    るnビット毎に反転するプリアンブルデータの再生信号
    に同期したチャンネルクロックを生成するチャンネルク
    ロック生成手段と、 このチャンネルクロック生成手段により生成したチャン
    ネルクロックに同期したデータ処理を行うデータ処理手
    段とを備えることを特徴とする映画フィルムの再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記チャンネルクロック生成手段は、生
    成したチャンネルクロックと上記再生手段による再生信
    号とを位相比較する位相比較手段と、この位相比較手段
    により位相比較出力により上記チャンネルクロックの位
    相を制御する位相制御手段とを備えることを特徴とする
    請求項5記載の映画フィルムの再生装置。
  7. 【請求項7】 上記チャンネルクロック生成手段は、上
    記再生手段によるnビット毎に反転するプリアンブルデ
    ータの再生信号を通過する上記nビットに相当する通過
    帯域を有するバンドパスフィルタを備え、 このバンドパスフィルタを介して得られる上記プリアン
    ブルデータの再生信号に基づいて基づいてチャンネルク
    ロックを生成することを特徴とする請求項5又は請求項
    6記載の映画フィルムの再生装置。
  8. 【請求項8】 オーディオデータが記録されるディジタ
    ルサウンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成さ
    れた映画フィルムであって、 上記ディジタルサウンドトラックは、フィルム走行方向
    と直交し該フィルム走行方向に沿って並設され、オーデ
    ィオデータのデータパターンが記録された各データトラ
    ックと、上記各データトラックの両側に隣接して設けら
    れたフィルム走行方向に沿った各遮光領域と、上記各遮
    光領域と各データトラックとの間に設けられたフィルム
    走行方向に沿った各透過領域とを有し、nビット毎に反
    転するプリアンブルデータのデータパターンがブロック
    単位のデータトラック毎のデータトラックに記録されて
    なることを特徴とする映画フィルム。
  9. 【請求項9】 nビット毎に反転するプリアンブルデー
    タのデータパターンが複数のデータトラックに連続的に
    記録されていることを特徴とする請求項8記載の映画フ
    ィルム。
  10. 【請求項10】 フィルム走行方向と直交し該フィルム
    走行方向に沿って並設され、オーディオデータのデータ
    パターンが記録された各データトラックと、上記各デー
    タトラックの両側に隣接して設けられたフィルム走行方
    向に沿った各遮光領域と、上記各遮光領域と各データト
    ラックとの間に設けられたフィルム走行方向に沿った各
    透過領域とを有し、nビット毎に反転するプリアンブル
    データのデータパターンがブロック単位のデータトラッ
    ク毎のデータトラックに記録されてなるディジタルサウ
    ンドトラックがフィルム走行方向に沿って形成された映
    画フィルムの再生装置であって、 上記ディジタルサウンドトラックを光学的に読み取る再
    生手段と、 上記再生手段による各遮光領域及び各透過領域に対する
    再生信号に基づいて、各データトラックの長さを計測す
    る計測手段と、 この計測手段による計測出力と上記再生手段によるnビ
    ット毎に反転するプリアンブルデータの再生信号に基づ
    いてチャンネルクロックを生成するチャンネルクロック
    生成手段と、 このチャンネルクロック生成手段により生成したチャン
    ネルクロックに同期したデータ処理を行うデータ処理手
    段とを備えることを特徴とする映画フィルムの再生装
    置。
  11. 【請求項11】 上記チャンネルクロック生成手段は、
    生成したチャンネルクロックと上記再生手段による再生
    信号とを位相比較する位相比較手段と、この位相比較手
    段により位相比較出力により上記チャンネルクロックの
    位相を制御する位相制御手段とを備えることを特徴とす
    る請求項10記載の映画フィルムの再生装置。
  12. 【請求項12】 上記チャンネルクロック生成手段は、
    上記再生手段によるnビット毎に反転するプリアンブル
    データの再生信号を通過する上記nビットに相当する通
    過帯域を有するバンドパスフィルタを備え、 このバンドパスフィルタを介して得られる上記プリアン
    ブルデータの再生信号に基づいて基づいてチャンネルク
    ロックを生成することを特徴とする請求項10又は請求
    項11記載の映画フィルムの再生装置。
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