JP3348723B2 - プリペイド記録媒体 - Google Patents
プリペイド記録媒体Info
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- JP3348723B2 JP3348723B2 JP2001052771A JP2001052771A JP3348723B2 JP 3348723 B2 JP3348723 B2 JP 3348723B2 JP 2001052771 A JP2001052771 A JP 2001052771A JP 2001052771 A JP2001052771 A JP 2001052771A JP 3348723 B2 JP3348723 B2 JP 3348723B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- data
- recorded
- sectors
- cluster
- Prior art date
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリペイド記録媒
体に関する。
体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク状記録媒体、例えば光ディスク
には複数の種類、例えば所謂コンパクトディスク(以下
CDという)のような再生専用(RO:Read Only )
形、一度だけデータの書き込みができる追記(WO:Wr
ite Once)形、例えば光磁気ディスクのようなデータの
書換えができる書換(RW:Rewritable)形等の光ディ
スクが知られている。
には複数の種類、例えば所謂コンパクトディスク(以下
CDという)のような再生専用(RO:Read Only )
形、一度だけデータの書き込みができる追記(WO:Wr
ite Once)形、例えば光磁気ディスクのようなデータの
書換えができる書換(RW:Rewritable)形等の光ディ
スクが知られている。
【0003】そして、上記追記形光ディスクや光磁気デ
ィスクのようなユーザが記録可能な光ディスクに、例え
ばサンプリング周波数が44.1kHzで16ビット直線
量子化されたオーディオデータを例えばCDで採用され
ているフォーマット(以下CD−DAフォーマットとい
う)を用いて記録し、あるいはこのオーディオデータ
を、さらにデータ圧縮処理を施したフォーマット(所謂
CD−Iフォーマット)を用いて記録することが考えら
れる。
ィスクのようなユーザが記録可能な光ディスクに、例え
ばサンプリング周波数が44.1kHzで16ビット直線
量子化されたオーディオデータを例えばCDで採用され
ているフォーマット(以下CD−DAフォーマットとい
う)を用いて記録し、あるいはこのオーディオデータ
を、さらにデータ圧縮処理を施したフォーマット(所謂
CD−Iフォーマット)を用いて記録することが考えら
れる。
【0004】これらの場合、例えば所謂著作権等の問題
が生ずる。すなわち、ディジタル信号としてオーディオ
信号の記録再生が可能になると、オーディオ信号での劣
化がないダビングが幾らでも可能になる。したがって、
何らかの録音の制限が必要となる。
が生ずる。すなわち、ディジタル信号としてオーディオ
信号の記録再生が可能になると、オーディオ信号での劣
化がないダビングが幾らでも可能になる。したがって、
何らかの録音の制限が必要となる。
【0005】その方法としては、オーディオ信号のディ
ジタル信号でのダビングを完全に禁止する方法や、本願
出願人が先に出願し、実開平2−46963号公報、特
開平2−83881号公報で開示された技術が知られて
いる。具体的には、前者は、光ディスクに録音が許され
る時間を示す累積記録可能時間を予め記録(所謂プリフ
ォーマット)しておくとともに、現在までに録音した時
間を示す累積記録時間を録音を行う毎に記録し、上記累
積記録時間が累積記録可能時間を超えるときは、記録を
制限するもの(以下第1の技術という)であり、また、
後者は、追記形光ディスクにおいて、ユーザが記録可能
な領域を、録音が許される曲数に相当する数に分割し、
分割された1つの領域には1曲しか録音ができないよう
にしたもの(以下第2の技術という)である。
ジタル信号でのダビングを完全に禁止する方法や、本願
出願人が先に出願し、実開平2−46963号公報、特
開平2−83881号公報で開示された技術が知られて
いる。具体的には、前者は、光ディスクに録音が許され
る時間を示す累積記録可能時間を予め記録(所謂プリフ
ォーマット)しておくとともに、現在までに録音した時
間を示す累積記録時間を録音を行う毎に記録し、上記累
積記録時間が累積記録可能時間を超えるときは、記録を
制限するもの(以下第1の技術という)であり、また、
後者は、追記形光ディスクにおいて、ユーザが記録可能
な領域を、録音が許される曲数に相当する数に分割し、
分割された1つの領域には1曲しか録音ができないよう
にしたもの(以下第2の技術という)である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のディ
ジタル信号でのダビングを禁止する方法では、光磁気デ
ィスク等の一用途をなくしてしまうことになる。一方、
上述の第1の技術では、CD−DAフォーマットに準拠
したオーディオデータの記録を行うときには問題とはな
らないが、CD−Iフォーマットの記録、すなわちオー
ディオデータにデータ圧縮処理を施して記録を行うと、
累積記録時間が同じであっても、実際に録音した時間
は、CD−DAフォーマットに比して長くなり、公平性
に欠けるという問題が生じる。具体的には、CD−Iフ
ォーマットでは、次の表1に示すような各レベルが規定
されている。
ジタル信号でのダビングを禁止する方法では、光磁気デ
ィスク等の一用途をなくしてしまうことになる。一方、
上述の第1の技術では、CD−DAフォーマットに準拠
したオーディオデータの記録を行うときには問題とはな
らないが、CD−Iフォーマットの記録、すなわちオー
ディオデータにデータ圧縮処理を施して記録を行うと、
累積記録時間が同じであっても、実際に録音した時間
は、CD−DAフォーマットに比して長くなり、公平性
に欠けるという問題が生じる。具体的には、CD−Iフ
ォーマットでは、次の表1に示すような各レベルが規定
されている。
【0007】
【表1】
【0008】この表1において、例えばレベルBのモー
ドでは、標準的なCD−DAフォーマットのオーディオ
データを約1/4にデータ圧縮した信号を記録し、ある
いは再生される。したがって、約4倍の時間の記録、あ
るいは再生が行えるようになる。
ドでは、標準的なCD−DAフォーマットのオーディオ
データを約1/4にデータ圧縮した信号を記録し、ある
いは再生される。したがって、約4倍の時間の記録、あ
るいは再生が行えるようになる。
【0009】また、上述の第2の技術では、曲数が同じ
であっても、曲の長さが異なると、実際に録音できる音
楽の時間が異なり、同じく公平性に欠けるという問題が
生じる。本発明はこのような実情に鑑みてなされたもの
であり、例えばオーディオデータを記録する際に、記録
した累積データ量に基づいて録音の制限を行うことがで
き、またオーディオデータにデータ圧縮処理を施して記
録するときに、実際の録音時間(音楽の長さ)に基づい
て録音の制限を行うことができるようにしたプリペイド
記録媒体の提供を目的とする。
であっても、曲の長さが異なると、実際に録音できる音
楽の時間が異なり、同じく公平性に欠けるという問題が
生じる。本発明はこのような実情に鑑みてなされたもの
であり、例えばオーディオデータを記録する際に、記録
した累積データ量に基づいて録音の制限を行うことがで
き、またオーディオデータにデータ圧縮処理を施して記
録するときに、実際の録音時間(音楽の長さ)に基づい
て録音の制限を行うことができるようにしたプリペイド
記録媒体の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、圧縮データが記録される第1の記録可
能領域と、上記第1の記録可能領域に圧縮データが記録
されるごとに累積記録データ量が記録される第2の記録
可能領域と、上記第2の記録可能領域に記録される累積
記録データ量と比較されて上記第1の記録可能領域への
記録を制限するための累積データ量が再生される再生領
域とを備えるプリペイド記録媒体であって、上記再生領
域の累積データ量は販売価格に応じて予め製造時にピッ
トでプリフォーマットされていることを特徴とする。
めに、本発明は、圧縮データが記録される第1の記録可
能領域と、上記第1の記録可能領域に圧縮データが記録
されるごとに累積記録データ量が記録される第2の記録
可能領域と、上記第2の記録可能領域に記録される累積
記録データ量と比較されて上記第1の記録可能領域への
記録を制限するための累積データ量が再生される再生領
域とを備えるプリペイド記録媒体であって、上記再生領
域の累積データ量は販売価格に応じて予め製造時にピッ
トでプリフォーマットされていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、光磁気ディスクの平面図であり、
図2は、光磁気ディスクの記録形態を模式的に示す図で
あり、図3は、光ディスク記録再生装置の回路構成を示
すブロック回路図である。
図2は、光磁気ディスクの記録形態を模式的に示す図で
あり、図3は、光ディスク記録再生装置の回路構成を示
すブロック回路図である。
【0013】この光磁気ディスク1には、図1に示すよ
うに、ユーザがデータの記録、又は再生を行う光磁気記
録領域2と、該光磁気記録領域2の内側と外側にそれぞ
れ、後述する情報が予め記録されたピット記録領域(所
謂リードイン)3とピット記録領域(所謂リードアウ
ト)4とが設けられている。
うに、ユーザがデータの記録、又は再生を行う光磁気記
録領域2と、該光磁気記録領域2の内側と外側にそれぞ
れ、後述する情報が予め記録されたピット記録領域(所
謂リードイン)3とピット記録領域(所謂リードアウ
ト)4とが設けられている。
【0014】そして、上記ピット記録領域3は所謂TO
C(Table of Contents )を記録する領域(以下TOC
領域という)として用いられ、このTOC領域3には、
図2に示すように、この光磁気ディスク1に記録が許可
されるデータ容量を示す累積記録可能データ量等が、デ
ィスク製造時にピットとして予め記録されている。
C(Table of Contents )を記録する領域(以下TOC
領域という)として用いられ、このTOC領域3には、
図2に示すように、この光磁気ディスク1に記録が許可
されるデータ容量を示す累積記録可能データ量等が、デ
ィスク製造時にピットとして予め記録されている。
【0015】また、上記光磁気記録領域2は、上述の図
2に示すように、ユーザがアクセスすることができない
ユーザTOC領域2aと、オーディオデータを記録し、
又は再生するユーザがアクセス可能なユーザ・レコーダ
ブル領域2bとに分割されている。そして、このユーザ
TOC領域2aには、現在までに記録したデータ量を示
す累積記録データ量が、例えば録音を行う毎に自動的に
記録されるようになっている。
2に示すように、ユーザがアクセスすることができない
ユーザTOC領域2aと、オーディオデータを記録し、
又は再生するユーザがアクセス可能なユーザ・レコーダ
ブル領域2bとに分割されている。そして、このユーザ
TOC領域2aには、現在までに記録したデータ量を示
す累積記録データ量が、例えば録音を行う毎に自動的に
記録されるようになっている。
【0016】次に、上記光磁気ディスク1にオーディオ
データを記録し、再生する光ディスク記録再生装置につ
いて説明する。
データを記録し、再生する光ディスク記録再生装置につ
いて説明する。
【0017】この光ディスク記録再生装置は、図3に示
すように、スピンドルモータ11により上記光磁気ディ
スク1を回転駆動する。この光磁気ディスク1に対し、
例えば光学ヘッド13によりレーザ光を照射した状態で
記録データに応じた変調磁界を磁気ヘッド14によって
印加することにより、上記光磁気ディスク1の記録トラ
ックに沿ってデータの記録(所謂磁界変調記録)を行
い、また上記光磁気ディスク1の記録トラックを上記光
学ヘッド13によってレーザ光でトレースすることによ
り、磁気光学的にデータの再生を行うものである。そし
て、これらのデータ記録あるいはデータ再生は、上記光
磁気ディスク1に予め記録(プリフォーマット)されて
いる後述するクラスタアドレスとセクタアドレスに基づ
いて行われる。
すように、スピンドルモータ11により上記光磁気ディ
スク1を回転駆動する。この光磁気ディスク1に対し、
例えば光学ヘッド13によりレーザ光を照射した状態で
記録データに応じた変調磁界を磁気ヘッド14によって
印加することにより、上記光磁気ディスク1の記録トラ
ックに沿ってデータの記録(所謂磁界変調記録)を行
い、また上記光磁気ディスク1の記録トラックを上記光
学ヘッド13によってレーザ光でトレースすることによ
り、磁気光学的にデータの再生を行うものである。そし
て、これらのデータ記録あるいはデータ再生は、上記光
磁気ディスク1に予め記録(プリフォーマット)されて
いる後述するクラスタアドレスとセクタアドレスに基づ
いて行われる。
【0018】上記光学ヘッド13は、例えばレーザダイ
オード等のレーザ光源やコリメータレンズ、対物レン
ズ、ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学
部品及び所定の配置に分割されたフォトディテクタ等か
ら構成されており、上記光磁気ディスク1を間にして上
記磁気ヘッド14と対向する位置に設けられている。こ
の光学ヘッド13は、上記光磁気ディスク1にデータを
記録するときに、後述する記録系のヘッド駆動回路26
により上記磁気ヘッド14が駆動され、記録データに応
じた変調磁界が印加される上記光磁気ディスク1の目的
トラックにレーザ光を照射することによって、熱磁気記
録によりデータ記録を行う。また、この光学ヘッド13
は、目的トラックに照射したレーザ光の反射光を検出す
ることにより、例えば所謂非点収差法によりフォーカス
エラーを検出し、また例えば所謂プシュプル法によりト
ラッキングエラーを検出するとともに、上記光磁気ディ
スク1からデータを再生するときに、レーザ光の目的ト
ラックからの反射光の偏光角(カー回転角)の違いを検
出して再生信号を生成する。また、この光学ヘッド13
は、上述した光磁気ディスク1のTOC領域3にプリフ
ォーマットされている累積記録可能データ量及びユーザ
TOC領域2aに記録されている累積データ量を再生す
るとともに、例えばセクタの先頭に同期信号等とともに
ピットとしてプリフォーマットされている上記クラスタ
アドレスとセクタアドレスを再生する。
オード等のレーザ光源やコリメータレンズ、対物レン
ズ、ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学
部品及び所定の配置に分割されたフォトディテクタ等か
ら構成されており、上記光磁気ディスク1を間にして上
記磁気ヘッド14と対向する位置に設けられている。こ
の光学ヘッド13は、上記光磁気ディスク1にデータを
記録するときに、後述する記録系のヘッド駆動回路26
により上記磁気ヘッド14が駆動され、記録データに応
じた変調磁界が印加される上記光磁気ディスク1の目的
トラックにレーザ光を照射することによって、熱磁気記
録によりデータ記録を行う。また、この光学ヘッド13
は、目的トラックに照射したレーザ光の反射光を検出す
ることにより、例えば所謂非点収差法によりフォーカス
エラーを検出し、また例えば所謂プシュプル法によりト
ラッキングエラーを検出するとともに、上記光磁気ディ
スク1からデータを再生するときに、レーザ光の目的ト
ラックからの反射光の偏光角(カー回転角)の違いを検
出して再生信号を生成する。また、この光学ヘッド13
は、上述した光磁気ディスク1のTOC領域3にプリフ
ォーマットされている累積記録可能データ量及びユーザ
TOC領域2aに記録されている累積データ量を再生す
るとともに、例えばセクタの先頭に同期信号等とともに
ピットとしてプリフォーマットされている上記クラスタ
アドレスとセクタアドレスを再生する。
【0019】上記光学ヘッド13の出力は、RF回路1
5に供給される。このRF回路15は、上記光学ヘッド
13の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号を抽出してサーボ制御回路16に供給するとと
もに、再生信号を2値化して後述する再生系のデコーダ
31に供給する。また、このRF回路15は、再生した
累積記録可能データ量、累積記録データ量、クラスタア
ドレス及びセクタアドレスを後述するシステムコントロ
ーラ17に供給する。
5に供給される。このRF回路15は、上記光学ヘッド
13の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号を抽出してサーボ制御回路16に供給するとと
もに、再生信号を2値化して後述する再生系のデコーダ
31に供給する。また、このRF回路15は、再生した
累積記録可能データ量、累積記録データ量、クラスタア
ドレス及びセクタアドレスを後述するシステムコントロ
ーラ17に供給する。
【0020】上記サーボ制御回路16は、例えばフォー
カスサーボ制御回路、トラッキングサーボ制御回路、ス
ピンドルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回
路等から構成される。上記フォーカスサーボ制御回路
は、上記フォーカスエラー信号が零になるように、上記
光学ヘッド13の光学系のフォーカス制御を行う。ま
た、上記トラッキングサーボ制御回路は、上記トラッキ
ングエラー信号が零になるように上記光学ヘッド13の
光学系のトラッキング制御を行う。さらに、上記スピン
ドルモータサーボ制御回路は、上記光磁気ディスク1を
所定の回転速度(例えば一定線速度)で回転駆動するよ
うに上記スピンドルモータ11を制御する。また、上記
スレッドサーボ制御回路は、システムコントローラ17
により指定される上記光磁気ディスク1の目的トラック
位置に上記光学ヘッド13及び磁気ヘッド14を移動さ
せる。このような各種制御動作を行う上記サーボ制御回
路16は、該サーボ制御回路16により制御される各部
の動作状態を示す情報を上記システムコントローラ17
に供給している。
カスサーボ制御回路、トラッキングサーボ制御回路、ス
ピンドルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回
路等から構成される。上記フォーカスサーボ制御回路
は、上記フォーカスエラー信号が零になるように、上記
光学ヘッド13の光学系のフォーカス制御を行う。ま
た、上記トラッキングサーボ制御回路は、上記トラッキ
ングエラー信号が零になるように上記光学ヘッド13の
光学系のトラッキング制御を行う。さらに、上記スピン
ドルモータサーボ制御回路は、上記光磁気ディスク1を
所定の回転速度(例えば一定線速度)で回転駆動するよ
うに上記スピンドルモータ11を制御する。また、上記
スレッドサーボ制御回路は、システムコントローラ17
により指定される上記光磁気ディスク1の目的トラック
位置に上記光学ヘッド13及び磁気ヘッド14を移動さ
せる。このような各種制御動作を行う上記サーボ制御回
路16は、該サーボ制御回路16により制御される各部
の動作状態を示す情報を上記システムコントローラ17
に供給している。
【0021】上記システムコントローラ17は、キー入
力操作部18や表示部19が接続されている。このシス
テムコントローラ17は、上記キー入力操作部18によ
る操作入力情報により指定される動作モードで記録系及
び再生系の制御を行う。
力操作部18や表示部19が接続されている。このシス
テムコントローラ17は、上記キー入力操作部18によ
る操作入力情報により指定される動作モードで記録系及
び再生系の制御を行う。
【0022】具体的には、このシステムコントローラ1
7は、上記光磁気ディスク1から再生されるクラスタア
ドレスとセクタアドレスに基づいて、上記光学ヘッド1
3及び磁気ヘッド14がトレースしている記録トラック
上の記録位置や再生位置を管理する。また、システムコ
ントローラ17は、上記RF回路15を介して得られる
累積記録可能データ量、累積記録データ量に基づいて、
録音の制限の制御を行うとともに、データの記録を行う
毎に新たな累積データ量を光磁気ディスク1のユーザT
OC領域2aに記録する制御を行う。また、上記表示部
19に例えば残りの記録可能データ量や記録ができない
旨等の表示を行うように制御する。さらに、データ圧縮
モードにおけるデータ圧縮率と上記クラスタアドレス等
に基づいて、表示部19に例えば演奏時間、すなわち再
生時間を表示させる制御を行う。
7は、上記光磁気ディスク1から再生されるクラスタア
ドレスとセクタアドレスに基づいて、上記光学ヘッド1
3及び磁気ヘッド14がトレースしている記録トラック
上の記録位置や再生位置を管理する。また、システムコ
ントローラ17は、上記RF回路15を介して得られる
累積記録可能データ量、累積記録データ量に基づいて、
録音の制限の制御を行うとともに、データの記録を行う
毎に新たな累積データ量を光磁気ディスク1のユーザT
OC領域2aに記録する制御を行う。また、上記表示部
19に例えば残りの記録可能データ量や記録ができない
旨等の表示を行うように制御する。さらに、データ圧縮
モードにおけるデータ圧縮率と上記クラスタアドレス等
に基づいて、表示部19に例えば演奏時間、すなわち再
生時間を表示させる制御を行う。
【0023】この再生時間表示は、上記光磁気ディスク
1の記録トラックから再生されるクラスタアドレスとセ
クタアドレスに、上記データ圧縮モードにおけるデータ
圧縮率の逆数(例えば1/4圧縮のときには4)等を乗
算することにより、実際の時間情報を求め、これを表示
部19に表示させるものである。なお、記録時において
も、このプリフォーマットされたクラスタアドレスとセ
クタアドレスを読み取ってデータ圧縮率の逆数等を乗算
することにより、現在位置を実際の記録時間で表示させ
ることも可能である。
1の記録トラックから再生されるクラスタアドレスとセ
クタアドレスに、上記データ圧縮モードにおけるデータ
圧縮率の逆数(例えば1/4圧縮のときには4)等を乗
算することにより、実際の時間情報を求め、これを表示
部19に表示させるものである。なお、記録時において
も、このプリフォーマットされたクラスタアドレスとセ
クタアドレスを読み取ってデータ圧縮率の逆数等を乗算
することにより、現在位置を実際の記録時間で表示させ
ることも可能である。
【0024】次に、このディスク記録再生装置の記録系
は、入力端子20からローパスフィルタ21を介してア
ナログのオーディオ信号AINが供給されるA/D変換
器22を備えている。
は、入力端子20からローパスフィルタ21を介してア
ナログのオーディオ信号AINが供給されるA/D変換
器22を備えている。
【0025】上記A/D変換器22は、上記オーディオ
信号AINを量子化し、このA/D変換器22で得られ
たオーディオデータデータは、AD(適応デルタ)PC
Mエンコーダ23に供給される。このADPCMエンコ
ーダ23は、上記オーディオ信号AINを上記A/D変
換器22により量子化した所定転送速度のオーディオデ
ータデータについて、従来の技術で述べた表1に示すC
D−Iフォーマットにおける各種モードに対応するデー
タ圧縮処理を行うもので、上記システムコントローラ1
7により動作モードが指定されるようになっている。例
えば表1のBレベルのモードでは、サンプリング周波数
が37.8kHzで1サンプル当たりのビット数が4ビッ
トの圧縮データ(以下ADPCMオーディオデータとい
う)とされ、メモリ24に供給される。すなわち、この
Bレベルのステレオモードでのデータ転送速度は、標準
のCD−DAのフォーマットのデータ転送速度(75セ
クタ/秒)の1/4(18.75セクタ/秒)に低減さ
れている。
信号AINを量子化し、このA/D変換器22で得られ
たオーディオデータデータは、AD(適応デルタ)PC
Mエンコーダ23に供給される。このADPCMエンコ
ーダ23は、上記オーディオ信号AINを上記A/D変
換器22により量子化した所定転送速度のオーディオデ
ータデータについて、従来の技術で述べた表1に示すC
D−Iフォーマットにおける各種モードに対応するデー
タ圧縮処理を行うもので、上記システムコントローラ1
7により動作モードが指定されるようになっている。例
えば表1のBレベルのモードでは、サンプリング周波数
が37.8kHzで1サンプル当たりのビット数が4ビッ
トの圧縮データ(以下ADPCMオーディオデータとい
う)とされ、メモリ24に供給される。すなわち、この
Bレベルのステレオモードでのデータ転送速度は、標準
のCD−DAのフォーマットのデータ転送速度(75セ
クタ/秒)の1/4(18.75セクタ/秒)に低減さ
れている。
【0026】ここで、図1の実施例においては、A/D
変換器22のサンプリング周波数が例えば上記標準的な
CD−DAフォーマットのサンプリング周波数である4
4.1kHzに固定されており、ADPCMエンコーダ2
3においては、上記圧縮モードに応じたサンプリングレ
ート変換(例えばレベルBでは44.1kHzから37.
8kHzへの変換)が行われた後、16ビットから4ビッ
トへのデータ圧縮処理が施されるようなものを想定して
いる。なお、他の構成例として、A/D変換器22のサ
ンプリング周波数自体を上記圧縮モードに応じて切り換
え制御するようにしてもよく、この場合には、切り換え
制御されたA/D変換器22のサンプリング周波数に応
じてローパスフィルタ21のカットオフ周波数も切り換
え制御する。すなわち、上記圧縮モードに応じてA/D
変換器22のサンプリング周波数及びローパスフィルタ
21のカットオフ周波数を同時に切り換え制御するよう
にすればよい。
変換器22のサンプリング周波数が例えば上記標準的な
CD−DAフォーマットのサンプリング周波数である4
4.1kHzに固定されており、ADPCMエンコーダ2
3においては、上記圧縮モードに応じたサンプリングレ
ート変換(例えばレベルBでは44.1kHzから37.
8kHzへの変換)が行われた後、16ビットから4ビッ
トへのデータ圧縮処理が施されるようなものを想定して
いる。なお、他の構成例として、A/D変換器22のサ
ンプリング周波数自体を上記圧縮モードに応じて切り換
え制御するようにしてもよく、この場合には、切り換え
制御されたA/D変換器22のサンプリング周波数に応
じてローパスフィルタ21のカットオフ周波数も切り換
え制御する。すなわち、上記圧縮モードに応じてA/D
変換器22のサンプリング周波数及びローパスフィルタ
21のカットオフ周波数を同時に切り換え制御するよう
にすればよい。
【0027】次に、上記メモリ24は、データの書き込
み及び読み出しが上記システムコントローラ17により
制御され、上記ADPCMエンコーダ23からのADP
CMオーディオデータを一時的に記憶しておき、必要に
応じてディスク上に記録するためのバッファメモリとし
て用いられている。すなわち、上記Bレベルのステレオ
のモードにおいて、上記ADPCMエンコーダ23から
のADPCMオーディオデータは、そのデータ転送速度
が、標準的なCD−DAフォーマットのデータ転送速度
(75セクタ/秒)の1/4、すなわち18.75セク
タ/秒に低減されており、このADPCMオーディオデ
ータがメモリ24に連続的に書き込まれる。このADP
CMオーディオデータは、4セクタにつき1セクタの記
録を行えば足りるが、このような4セクタおきの記録は
事実上不可能に近いため、後述するようなセクタ連続の
記録を行うようにしている。この記録は、休止期間を介
して、所定の複数セクタ(例えば32セクタ+数セク
タ)から成るクラスタを記録単位として、標準的なCD
−DAフォーマットと同じデータ転送速度(75セクタ
/秒)でバースト的に行われる。すなわちメモリ24に
おいては、上記データ圧縮レートに応じた18.75
(=75/4)セクタ/秒の低い転送速度で連続的に書
き込まれたBレベル・ステレオモードのADPCMオー
ディオデータが、記録データとして上記75セクタ/秒
の転送速度でバースト的に読み出される。この読み出さ
れて記録されるデータについて、記録休止期間を含む全
体的なデータ転送速度は、上記18.75セクタ/秒の
低い速度となっているが、バースト的に行われる記録動
作の時間内での瞬時的なデータ転送速度は上記標準的な
75セクタ/秒となっている。したがって、ディスク回
転速度が標準的なCD−DAフォーマットと同じ速度
(一定線速度)のとき、該CD−DAフォーマットと同
じ記録密度、記憶パターンの記録が行われることにな
る。
み及び読み出しが上記システムコントローラ17により
制御され、上記ADPCMエンコーダ23からのADP
CMオーディオデータを一時的に記憶しておき、必要に
応じてディスク上に記録するためのバッファメモリとし
て用いられている。すなわち、上記Bレベルのステレオ
のモードにおいて、上記ADPCMエンコーダ23から
のADPCMオーディオデータは、そのデータ転送速度
が、標準的なCD−DAフォーマットのデータ転送速度
(75セクタ/秒)の1/4、すなわち18.75セク
タ/秒に低減されており、このADPCMオーディオデ
ータがメモリ24に連続的に書き込まれる。このADP
CMオーディオデータは、4セクタにつき1セクタの記
録を行えば足りるが、このような4セクタおきの記録は
事実上不可能に近いため、後述するようなセクタ連続の
記録を行うようにしている。この記録は、休止期間を介
して、所定の複数セクタ(例えば32セクタ+数セク
タ)から成るクラスタを記録単位として、標準的なCD
−DAフォーマットと同じデータ転送速度(75セクタ
/秒)でバースト的に行われる。すなわちメモリ24に
おいては、上記データ圧縮レートに応じた18.75
(=75/4)セクタ/秒の低い転送速度で連続的に書
き込まれたBレベル・ステレオモードのADPCMオー
ディオデータが、記録データとして上記75セクタ/秒
の転送速度でバースト的に読み出される。この読み出さ
れて記録されるデータについて、記録休止期間を含む全
体的なデータ転送速度は、上記18.75セクタ/秒の
低い速度となっているが、バースト的に行われる記録動
作の時間内での瞬時的なデータ転送速度は上記標準的な
75セクタ/秒となっている。したがって、ディスク回
転速度が標準的なCD−DAフォーマットと同じ速度
(一定線速度)のとき、該CD−DAフォーマットと同
じ記録密度、記憶パターンの記録が行われることにな
る。
【0028】上記メモリ24から上記75セクタ/秒の
転送速度でバースト的に読み出されたADPCMオーデ
ィオデータすなわち記録データは、エンコーダ25に供
給される。ここで、上記メモリ24からエンコーダ25
に供給されるデータ列において、1回の記録で連続記録
される単位は、複数セクタ(例えば32セクタ)から成
るクラスタ及び該クラスタの前後位置に配されたクラス
タ接続用の数セクタとしている。このクラスタ接続用セ
クタは、エンコーダ25でのインターリーブ長より長く
設定しており、インターリーブされても他のクラスタの
データに影響を与えないようにしている。このクラスタ
単位記録の詳細については、図5を参照しながら後述す
る。
転送速度でバースト的に読み出されたADPCMオーデ
ィオデータすなわち記録データは、エンコーダ25に供
給される。ここで、上記メモリ24からエンコーダ25
に供給されるデータ列において、1回の記録で連続記録
される単位は、複数セクタ(例えば32セクタ)から成
るクラスタ及び該クラスタの前後位置に配されたクラス
タ接続用の数セクタとしている。このクラスタ接続用セ
クタは、エンコーダ25でのインターリーブ長より長く
設定しており、インターリーブされても他のクラスタの
データに影響を与えないようにしている。このクラスタ
単位記録の詳細については、図5を参照しながら後述す
る。
【0029】上記エンコーダ25は、上記メモリ24か
ら上述したようにバースト的に供給される記録データに
ついて、エラー訂正のための符号化処理(パリティ付加
及びインターリーブ処理)やEFM符号化処理等を施
す。このエンコーダ25によって符号化処理が施された
記録データが、上記磁気ヘッド駆動回路26に供給され
る。
ら上述したようにバースト的に供給される記録データに
ついて、エラー訂正のための符号化処理(パリティ付加
及びインターリーブ処理)やEFM符号化処理等を施
す。このエンコーダ25によって符号化処理が施された
記録データが、上記磁気ヘッド駆動回路26に供給され
る。
【0030】この磁気ヘッド駆動回路26は、上記磁気
ヘッド14が接続されており、上記記録データに応じた
変調磁界を上記光磁気ディスク1に印加するように上記
磁気ヘッド14を駆動する。
ヘッド14が接続されており、上記記録データに応じた
変調磁界を上記光磁気ディスク1に印加するように上記
磁気ヘッド14を駆動する。
【0031】また、上記システムコントローラ17は、
上記メモリ24に対する上述の如きメモリ制御を行うと
ともに、このメモリ制御により上記メモリ24からバー
スト的に読み出される上記記録データを上記光磁気ディ
スク1の記録トラックに連続的に記録するように記録位
置の制御を行う。この記録位置の制御は、上記システム
コントローラ17により上記メモリ24からバースト的
に読み出される上記記録データの記録位置を上記クラス
タアドレスとセクタアドレスに基づいて管理し、上記光
磁気ディスク1の記録トラック上の記録位置を指定する
制御信号を上記サーボ制御回路16に供給することによ
って行われる。また、このシステムコントローラ17
は、記録データの記録が終了した時点で、今回の記録し
たデータ量を加算した新たな累積記録データ量を光磁気
ディスク1のユーザTOC領域2aに記録する制御を行
う。
上記メモリ24に対する上述の如きメモリ制御を行うと
ともに、このメモリ制御により上記メモリ24からバー
スト的に読み出される上記記録データを上記光磁気ディ
スク1の記録トラックに連続的に記録するように記録位
置の制御を行う。この記録位置の制御は、上記システム
コントローラ17により上記メモリ24からバースト的
に読み出される上記記録データの記録位置を上記クラス
タアドレスとセクタアドレスに基づいて管理し、上記光
磁気ディスク1の記録トラック上の記録位置を指定する
制御信号を上記サーボ制御回路16に供給することによ
って行われる。また、このシステムコントローラ17
は、記録データの記録が終了した時点で、今回の記録し
たデータ量を加算した新たな累積記録データ量を光磁気
ディスク1のユーザTOC領域2aに記録する制御を行
う。
【0032】次に、このディスク記録再生装置における
再生系について説明する。
再生系について説明する。
【0033】この再生系は、上述の如き記録系により上
記光磁気ディスク1の記録トラック上に連続的に記録さ
れた記録データを再生するためのものであり、上記光学
ヘッド13によって上記光磁気ディスク1の記録トラッ
クをレーザ光でトレースすることにより得られる再生出
力が上記RF回路15により2値化されて供給されるデ
コーダ31を備える。
記光磁気ディスク1の記録トラック上に連続的に記録さ
れた記録データを再生するためのものであり、上記光学
ヘッド13によって上記光磁気ディスク1の記録トラッ
クをレーザ光でトレースすることにより得られる再生出
力が上記RF回路15により2値化されて供給されるデ
コーダ31を備える。
【0034】上記デコーダ31は、上述の記録系におけ
る上記エンコーダ25に対応するものであって、上記R
F回路15により2値化された再生出力について、エラ
ー訂正のための上述の如き復号化処理やEFM復号化処
理等の処理を行い、上述のBレベル・ステレオモードの
ADPCMオーディオデータを上記Bレベル・ステレオ
モードにおける正規の転送速度よりも早い75セクタ/
秒の転送速度で再生する。このデコーダ31によって得
られる再生データは、メモリ32に供給される。
る上記エンコーダ25に対応するものであって、上記R
F回路15により2値化された再生出力について、エラ
ー訂正のための上述の如き復号化処理やEFM復号化処
理等の処理を行い、上述のBレベル・ステレオモードの
ADPCMオーディオデータを上記Bレベル・ステレオ
モードにおける正規の転送速度よりも早い75セクタ/
秒の転送速度で再生する。このデコーダ31によって得
られる再生データは、メモリ32に供給される。
【0035】上記メモリ32は、データの書き込み及び
読み出しが上記システムコントローラ17により制御さ
れ、上記デコーダ31から75セクタ/秒の転送速度で
供給される再生データがその75セクタ/秒の転送速度
でバースト的に書き込まれる。また、このメモリ32か
らは、上記75セクタ/秒の転送速度でバースト的に書
き込まれた上記再生データがBレベル・ステレオモード
の正規の18.75セクタ/秒の転送速度で連続的に読
み出される。
読み出しが上記システムコントローラ17により制御さ
れ、上記デコーダ31から75セクタ/秒の転送速度で
供給される再生データがその75セクタ/秒の転送速度
でバースト的に書き込まれる。また、このメモリ32か
らは、上記75セクタ/秒の転送速度でバースト的に書
き込まれた上記再生データがBレベル・ステレオモード
の正規の18.75セクタ/秒の転送速度で連続的に読
み出される。
【0036】上記システムコントローラ17は、上記再
生データを上記メモリ32に75セクタ/秒の転送速度
で書き込むとともに、上記メモリ32から上記再生デー
タを上記18.75セクタ/秒の転送速度で連続的に読
み出すようなメモリ制御を行う。
生データを上記メモリ32に75セクタ/秒の転送速度
で書き込むとともに、上記メモリ32から上記再生デー
タを上記18.75セクタ/秒の転送速度で連続的に読
み出すようなメモリ制御を行う。
【0037】また、上記システムコントローラ17は、
上記メモリ32に対する上述の如きメモリ制御を行うと
ともに、このメモリ制御により上記メモリ32からバー
スト的に書き込まれる上記再生データを上記光磁気ディ
スク1の記録トラックから連続的に再生するように再生
位置の制御を行う。この再生位置の制御は、上記システ
ムコントローラ17により上記メモリ32からバースト
的に読み出される上記再生データの再生位置をクラスタ
アドレスとセクタアドレスに基づいて管理し、上記光磁
気ディスク1の記録トラック上の再生位置を指定する制
御信号を上記サーボ制御回路16に供給することによっ
て行われる。
上記メモリ32に対する上述の如きメモリ制御を行うと
ともに、このメモリ制御により上記メモリ32からバー
スト的に書き込まれる上記再生データを上記光磁気ディ
スク1の記録トラックから連続的に再生するように再生
位置の制御を行う。この再生位置の制御は、上記システ
ムコントローラ17により上記メモリ32からバースト
的に読み出される上記再生データの再生位置をクラスタ
アドレスとセクタアドレスに基づいて管理し、上記光磁
気ディスク1の記録トラック上の再生位置を指定する制
御信号を上記サーボ制御回路16に供給することによっ
て行われる。
【0038】上記メモリ32から18.75セクタ/秒
の転送速度で連続的に読み出された再生データとして得
られるBレベル・ステレオモードのADPCMオーディ
オデータは、ADPCMデコーダ33に供給される。
の転送速度で連続的に読み出された再生データとして得
られるBレベル・ステレオモードのADPCMオーディ
オデータは、ADPCMデコーダ33に供給される。
【0039】このADPCMデコーダ33は、上記記録
系のADPCMエンコーダ23に対応するもので、上記
システムコントローラ17により動作モードが指定され
て、例えばBレベル・ステレオモードのADPCMオー
ディオデータを4倍にデータ伸長してCD−DAモード
のオーディオデータデータを再生する。このADPCM
デコーダ33からのオーディオデータデータは、D/A
変換器34に供給される。
系のADPCMエンコーダ23に対応するもので、上記
システムコントローラ17により動作モードが指定され
て、例えばBレベル・ステレオモードのADPCMオー
ディオデータを4倍にデータ伸長してCD−DAモード
のオーディオデータデータを再生する。このADPCM
デコーダ33からのオーディオデータデータは、D/A
変換器34に供給される。
【0040】上記D/A変換器34は、上記ADPCM
デコーダ33から供給されるオーディオデータデータを
アナログ化して、アナログのオーディオ信号AOUT
を形成する。このD/A変換器34により得られるオー
ディオ信号AOUT は、ローパスフィルタ35を介し
て出力端子36から出力される。
デコーダ33から供給されるオーディオデータデータを
アナログ化して、アナログのオーディオ信号AOUT
を形成する。このD/A変換器34により得られるオー
ディオ信号AOUT は、ローパスフィルタ35を介し
て出力端子36から出力される。
【0041】なお、この実施例のディスク記録再生装置
の再生系では、ディジタル出力機能も備えており、上記
ADPCMデコーダ33によりオーディオデータデータ
がディジタル出力エンコーダ37を介してディジタルオ
ーディオ信号DOUT としてディジタル出力端子38
から出力されるようになっている。
の再生系では、ディジタル出力機能も備えており、上記
ADPCMデコーダ33によりオーディオデータデータ
がディジタル出力エンコーダ37を介してディジタルオ
ーディオ信号DOUT としてディジタル出力端子38
から出力されるようになっている。
【0042】ところで、このようなディスク記録再生装
置に用いられる光磁気ディスク1は、ステレオオーディ
オ信号で60分以上74分程度までを記録可能な容量と
することが望ましく、例えば上記Bレベルのような1/
4のデータ圧縮率を採用するとき、約130Mバイト程
度が必要となる。また、携帯用あるいはポケットサイズ
程度の記録及び/又は再生装置を構成するためには、デ
ィスク外径は8cm、あるいはより小さな径のディスク
を用いることが望ましい。さらに、トラックピッチ及び
線速度については、CDと同じトラックピッチ1.6μ
m、線速度1.2〜1.4m/sとすることが望まれ
る。これらの条件を満足するディスクとしては、例えば
ディスク外径を64mmとし、光磁気記録領域の外径を6
1mm、光磁気記録領域の内径を32mm、リードイン領域
の内径を30mm、センターホール径を10mmとすればよ
い。このディスクを、縦横が70mm×74mmのディスク
キャディに収納して市場に供給するようにすれば、ポケ
ットサイズ程度の記録再生装置により該ディスクに対す
る記録再生が可能となる。なお上記1/4のデータ圧縮
モードで72分〜76分程度の記録再生を可能とするた
めのディスクの光磁気記録領域の内径及び外径の寸法の
範囲としては、内径を32mmとするときの外径60mm〜
62mmから、内径を50mmとするときの外径71mm〜7
3mmまでの範囲で適当に設定すればよい。
置に用いられる光磁気ディスク1は、ステレオオーディ
オ信号で60分以上74分程度までを記録可能な容量と
することが望ましく、例えば上記Bレベルのような1/
4のデータ圧縮率を採用するとき、約130Mバイト程
度が必要となる。また、携帯用あるいはポケットサイズ
程度の記録及び/又は再生装置を構成するためには、デ
ィスク外径は8cm、あるいはより小さな径のディスク
を用いることが望ましい。さらに、トラックピッチ及び
線速度については、CDと同じトラックピッチ1.6μ
m、線速度1.2〜1.4m/sとすることが望まれ
る。これらの条件を満足するディスクとしては、例えば
ディスク外径を64mmとし、光磁気記録領域の外径を6
1mm、光磁気記録領域の内径を32mm、リードイン領域
の内径を30mm、センターホール径を10mmとすればよ
い。このディスクを、縦横が70mm×74mmのディスク
キャディに収納して市場に供給するようにすれば、ポケ
ットサイズ程度の記録再生装置により該ディスクに対す
る記録再生が可能となる。なお上記1/4のデータ圧縮
モードで72分〜76分程度の記録再生を可能とするた
めのディスクの光磁気記録領域の内径及び外径の寸法の
範囲としては、内径を32mmとするときの外径60mm〜
62mmから、内径を50mmとするときの外径71mm〜7
3mmまでの範囲で適当に設定すればよい。
【0043】次に、以上説明したようなディスク記録再
生装置の記録動作について、さらに詳細に説明する。先
ず、記録データ(メモリ24から読み出されたデータ)
は、一定数のセクタ(あるいはブロック)毎にクラスタ
化され、これらのクラスタの間にクラスタ接続用のいく
つかのセクタが配された形態となっている。具体的には
図4に示すように、クラスタCは例えば32個のセクタ
(ブロック)B0〜B31 から成っており、これらのクラス
タCの間にそれぞれ例えば5個の接続用セクタ(以下リ
ンキング用セクタという)L1〜L5が配されて隣のクラス
タと連結されている。ここで1つのクラスタ、例えばk
番目のクラスタCk にデータを記録する場合には、こ
のクラスタCk の32個のセクタB0〜B31 のみなら
ず、前後それぞれ3セクタずつの接続用セクタ、すなわ
ちクラスタCk−1 側の3個のセクタL3〜L5(ラン−
インブロック)と、クラスタCk+1 側の3個のセク
タL1〜L3(ラン−アウトブロック)とを含めて、計38
セクタを単位として記録を行うようにしている。このと
き、これらの38セクタ分の記録データがメモリ24か
らエンコーダ25に送られ、このエンコーダ25でイン
ターリーブ処理が行われることにより、最大108フレ
ーム(約1.1セクタに相当)の距離の並べ換えが行わ
れるが、上記クラスタCk 内のデータについては、上
記ラン−インブロックL3〜L5からラン−アウトブロック
L1〜L3までの範囲内に十分に収まっており、他のクラス
タCk−1 やCk+1 に影響を及ぼすことがない。な
お、リンキング用セクタL1〜L5には、例えば0等のダミ
ィデータが配されており、インターリーブ処理による本
来のデータに対する悪影響を回避できる。また、次のク
ラスタCk+1を記録するときには、クラスタCk と
の間の5個のリンキング用セクタL1〜L5の内の3個のセ
クタL3〜L5がラン−インブロックとして用いられるか
ら、セクタL3は重複して記録されることになるが、何ら
問題はない。また、上記クラスタとしては、リンキング
用セクタを含めた例えば37セクタを1クラスタとして
もよい。
生装置の記録動作について、さらに詳細に説明する。先
ず、記録データ(メモリ24から読み出されたデータ)
は、一定数のセクタ(あるいはブロック)毎にクラスタ
化され、これらのクラスタの間にクラスタ接続用のいく
つかのセクタが配された形態となっている。具体的には
図4に示すように、クラスタCは例えば32個のセクタ
(ブロック)B0〜B31 から成っており、これらのクラス
タCの間にそれぞれ例えば5個の接続用セクタ(以下リ
ンキング用セクタという)L1〜L5が配されて隣のクラス
タと連結されている。ここで1つのクラスタ、例えばk
番目のクラスタCk にデータを記録する場合には、こ
のクラスタCk の32個のセクタB0〜B31 のみなら
ず、前後それぞれ3セクタずつの接続用セクタ、すなわ
ちクラスタCk−1 側の3個のセクタL3〜L5(ラン−
インブロック)と、クラスタCk+1 側の3個のセク
タL1〜L3(ラン−アウトブロック)とを含めて、計38
セクタを単位として記録を行うようにしている。このと
き、これらの38セクタ分の記録データがメモリ24か
らエンコーダ25に送られ、このエンコーダ25でイン
ターリーブ処理が行われることにより、最大108フレ
ーム(約1.1セクタに相当)の距離の並べ換えが行わ
れるが、上記クラスタCk 内のデータについては、上
記ラン−インブロックL3〜L5からラン−アウトブロック
L1〜L3までの範囲内に十分に収まっており、他のクラス
タCk−1 やCk+1 に影響を及ぼすことがない。な
お、リンキング用セクタL1〜L5には、例えば0等のダミ
ィデータが配されており、インターリーブ処理による本
来のデータに対する悪影響を回避できる。また、次のク
ラスタCk+1を記録するときには、クラスタCk と
の間の5個のリンキング用セクタL1〜L5の内の3個のセ
クタL3〜L5がラン−インブロックとして用いられるか
ら、セクタL3は重複して記録されることになるが、何ら
問題はない。また、上記クラスタとしては、リンキング
用セクタを含めた例えば37セクタを1クラスタとして
もよい。
【0044】そして、上述のクラスタ単位の記録は、例
えば、各セクタの先頭に各クラスタを互いに識別するク
ラスタアドレスとクラスタ内の各セクタを互いに識別す
るセクタアドレスをピットとしてプリフォーマットして
おき、これらのピットを再生して得られるクラスタアド
レスとセクタアドレスに基づいて行う。例えば図5に示
すように、32個のデータ記録用のセクタと5個のリン
キング用セクタの合計37セクタで1クラスタを構成
し、クラスタを識別するクラスタアドレスとして例えば
12ビットから構成されるアドレスを割り当て、クラス
タ内のセクタを識別するセクタアドレスとして例えば6
ビットから構成されるアドレスを割り当てる。そして、
これらのクラスタアドレスとセクタアドレスをピットと
してプリフォーマットしておき、記録時にクラスタアド
レスとセクタアドレスを再生し、この再生されたクラス
タアドレスとセクタアドレスに基づいて記録トラック上
の記録位置を管理するようにする。なお、クラスタアド
レスとセクタアドレスは、例えば所謂グループをディス
クの径方向に偏移を与えてプリフォーマットするように
してもよい。
えば、各セクタの先頭に各クラスタを互いに識別するク
ラスタアドレスとクラスタ内の各セクタを互いに識別す
るセクタアドレスをピットとしてプリフォーマットして
おき、これらのピットを再生して得られるクラスタアド
レスとセクタアドレスに基づいて行う。例えば図5に示
すように、32個のデータ記録用のセクタと5個のリン
キング用セクタの合計37セクタで1クラスタを構成
し、クラスタを識別するクラスタアドレスとして例えば
12ビットから構成されるアドレスを割り当て、クラス
タ内のセクタを識別するセクタアドレスとして例えば6
ビットから構成されるアドレスを割り当てる。そして、
これらのクラスタアドレスとセクタアドレスをピットと
してプリフォーマットしておき、記録時にクラスタアド
レスとセクタアドレスを再生し、この再生されたクラス
タアドレスとセクタアドレスに基づいて記録トラック上
の記録位置を管理するようにする。なお、クラスタアド
レスとセクタアドレスは、例えば所謂グループをディス
クの径方向に偏移を与えてプリフォーマットするように
してもよい。
【0045】かくして、クラスタ単位の記録を行わせる
ことにより、他のクラスタとの間でのインターリーブに
よる相互干渉を考慮する必要がなくなり、データ処理が
大幅に簡略化される。また、フォーカス外れ、トラッキ
ングずれ、その他の誤動作等により、記録時に記録デー
タが正常に記録できなかった場合には上記クラスタ単位
で再記録が行え、再生時に有効なデータ読み取りが行え
なかった場合には上記クラスタ単位で再読み取りが行え
る。
ことにより、他のクラスタとの間でのインターリーブに
よる相互干渉を考慮する必要がなくなり、データ処理が
大幅に簡略化される。また、フォーカス外れ、トラッキ
ングずれ、その他の誤動作等により、記録時に記録デー
タが正常に記録できなかった場合には上記クラスタ単位
で再記録が行え、再生時に有効なデータ読み取りが行え
なかった場合には上記クラスタ単位で再読み取りが行え
る。
【0046】次に、上述したように、クラスタアドレス
とセクタアドレスに基づいてデータの管理を行うディス
ク記録装置において、録音の制限、例えば記録したデー
タ量を尺度とする録音の制限の制御について図6に示す
フローチャートを用いて説明する。
とセクタアドレスに基づいてデータの管理を行うディス
ク記録装置において、録音の制限、例えば記録したデー
タ量を尺度とする録音の制限の制御について図6に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0047】ステップST1において、システムコント
ローラ17は、光磁気ディスク1のTOC領域3からこ
の光磁気ディスク1で記録が許されているデータ容量を
示す累積記録可能データ量Aを読み込むとともに、ユー
ザTOC領域2aから前回の録音までに記録されたデー
タ量を示す累積記録データ量Bを読み込み、ステップS
T2に進む。ところで、例えば累積記録データ量Bは、
上述したクラスタアドレスとセクタアドレスに基づいて
以下のようにして求めることができる。例えば、データ
の記録が完了した(クラスタ内の全てのセクタにデータ
が記録された)クラスタ数をLとし、クラスタ内の有効
セクタ数をMとし、データの記録が完了していないクラ
スタ内のデータの記録が完了しているセクタ数をNとす
ると、累積記録データ量B=L×M+Nとなる。ここ
で、上記有効セクタ数Mとは、上述のリンキング用セク
タを除くセクタ数であり、例えば上述の例では、32セ
クタ(=37−5)となる。
ローラ17は、光磁気ディスク1のTOC領域3からこ
の光磁気ディスク1で記録が許されているデータ容量を
示す累積記録可能データ量Aを読み込むとともに、ユー
ザTOC領域2aから前回の録音までに記録されたデー
タ量を示す累積記録データ量Bを読み込み、ステップS
T2に進む。ところで、例えば累積記録データ量Bは、
上述したクラスタアドレスとセクタアドレスに基づいて
以下のようにして求めることができる。例えば、データ
の記録が完了した(クラスタ内の全てのセクタにデータ
が記録された)クラスタ数をLとし、クラスタ内の有効
セクタ数をMとし、データの記録が完了していないクラ
スタ内のデータの記録が完了しているセクタ数をNとす
ると、累積記録データ量B=L×M+Nとなる。ここ
で、上記有効セクタ数Mとは、上述のリンキング用セク
タを除くセクタ数であり、例えば上述の例では、32セ
クタ(=37−5)となる。
【0048】ステップST2において、システムコント
ローラ17は、累積記録データ量Bが累積記録可能デー
タ量A以下であるかを判断し、該当しないときはステッ
プST3に進み。該当するときはステップST4に進
む。
ローラ17は、累積記録データ量Bが累積記録可能デー
タ量A以下であるかを判断し、該当しないときはステッ
プST3に進み。該当するときはステップST4に進
む。
【0049】ステップST3において、システムコント
ローラ17は、累積記録データ量Bが累積記録可能デー
タ量Aを超えているので、新たなオーディオデータの記
録ができない旨、例えば録音禁止の表示を行うように表
示部19を制御し、終了する。
ローラ17は、累積記録データ量Bが累積記録可能デー
タ量Aを超えているので、新たなオーディオデータの記
録ができない旨、例えば録音禁止の表示を行うように表
示部19を制御し、終了する。
【0050】一方、ステップST4において、システム
コントローラ17は、録音開始アドレスを設定するとと
もに、そのアドレスに対応する例えば先頭からの有効セ
クタ数Cを求めた後、録音を開始し、ステップST5に
進む。
コントローラ17は、録音開始アドレスを設定するとと
もに、そのアドレスに対応する例えば先頭からの有効セ
クタ数Cを求めた後、録音を開始し、ステップST5に
進む。
【0051】ステップST5において、システムコント
ローラ17は、オーディオデータを記録している現在の
アドレスを読み込み、そのアドレスに対応する例えば先
頭からの有効セクタ数Dを求め、ステップST6に進
む。
ローラ17は、オーディオデータを記録している現在の
アドレスを読み込み、そのアドレスに対応する例えば先
頭からの有効セクタ数Dを求め、ステップST6に進
む。
【0052】ステップST6において、システムコント
ローラ17は、今回の記録における現時点までに記録し
たデータ量(D−C)と前回の録音までの累積記録デー
タ量Bを加算し、加算結果が累積記録可能データ量Aを
超えていないか(B+(D−C)<A)を判断し、該当
するときはステップST7に進み、該当しないときはス
テップST8に進む。
ローラ17は、今回の記録における現時点までに記録し
たデータ量(D−C)と前回の録音までの累積記録デー
タ量Bを加算し、加算結果が累積記録可能データ量Aを
超えていないか(B+(D−C)<A)を判断し、該当
するときはステップST7に進み、該当しないときはス
テップST8に進む。
【0053】ステップST7において、システムコント
ローラ17は、録音が終了したかを判断し、該当しない
ときはステップST5に戻り、該当するときはステップ
ST8に進む。
ローラ17は、録音が終了したかを判断し、該当しない
ときはステップST5に戻り、該当するときはステップ
ST8に進む。
【0054】ステップST8において、システムコント
ローラ17は、録音を停止し、ステップST9に進む。
すなわち、システムコントローラ17は、ステップST
5〜ステップST7のループにおいて、現時点までに記
録したデータ量である累積記録データ量が許可された累
積記録可能データ量を超えていないかを判断しながら、
オーディオデータの記録の制御を行い、超えたときは、
オーディオデータの記録を禁止するような制御を行う。
ローラ17は、録音を停止し、ステップST9に進む。
すなわち、システムコントローラ17は、ステップST
5〜ステップST7のループにおいて、現時点までに記
録したデータ量である累積記録データ量が許可された累
積記録可能データ量を超えていないかを判断しながら、
オーディオデータの記録の制御を行い、超えたときは、
オーディオデータの記録を禁止するような制御を行う。
【0055】ステップST9において、システムコント
ローラ17は、新たな累積記録データ量B(=B+(D
−C))を求めた後、この累積記録データ量Bをユーザ
TOC領域2aに記録し、終了する。
ローラ17は、新たな累積記録データ量B(=B+(D
−C))を求めた後、この累積記録データ量Bをユーザ
TOC領域2aに記録し、終了する。
【0056】次に、他の具体例である例えば実際の録音
時間を尺度とする録音の制限の制御について図7に示す
フローチャートを用いて説明する。
時間を尺度とする録音の制限の制御について図7に示す
フローチャートを用いて説明する。
【0057】ステップST1において、システムコント
ローラ17は、光磁気ディスク1のTOC領域3からこ
の光磁気ディスク1で録音が許されている累積録音可能
時間aを読み込むとともに、ユーザTOC領域2aから
前回までの録音時間を示す累積録音時間bを読み込み、
ステップST2に進む。ところで、例えば累積録音時間
bは、クラスタアドレスとセクタアドレスに基づいて以
下のようにして求めることができる。例えば、データの
記録が完了したクラスタ数をLとし、クラスタ内の有効
セクタ数をMとし、データの記録が完了していないクラ
スタ内のデータの記録が完了しているセクタ数をNと
し、データ圧縮率をEとし、データ圧縮処理を行わない
ときの1セクタ当たりの録音時間をT秒とすると、 累積録音時間b=(L×M+N)×E×T となる。
ローラ17は、光磁気ディスク1のTOC領域3からこ
の光磁気ディスク1で録音が許されている累積録音可能
時間aを読み込むとともに、ユーザTOC領域2aから
前回までの録音時間を示す累積録音時間bを読み込み、
ステップST2に進む。ところで、例えば累積録音時間
bは、クラスタアドレスとセクタアドレスに基づいて以
下のようにして求めることができる。例えば、データの
記録が完了したクラスタ数をLとし、クラスタ内の有効
セクタ数をMとし、データの記録が完了していないクラ
スタ内のデータの記録が完了しているセクタ数をNと
し、データ圧縮率をEとし、データ圧縮処理を行わない
ときの1セクタ当たりの録音時間をT秒とすると、 累積録音時間b=(L×M+N)×E×T となる。
【0058】ステップST2において、システムコント
ローラ17は、累積録音時間bが累積録音可能時間a以
下であるかを判断し、該当しないときはステップST3
に進み。該当するときはステップST4に進む。
ローラ17は、累積録音時間bが累積録音可能時間a以
下であるかを判断し、該当しないときはステップST3
に進み。該当するときはステップST4に進む。
【0059】ステップST3において、システムコント
ローラ17は、累積録音時間bが累積録音可能時間aを
超えているので、例えば録音禁止の表示を行うように表
示部19を制御し、終了する。
ローラ17は、累積録音時間bが累積録音可能時間aを
超えているので、例えば録音禁止の表示を行うように表
示部19を制御し、終了する。
【0060】一方、ステップST4において、システム
コントローラ17は、録音開始アドレスを設定するとと
もに、そのアドレスに対応する例えば先頭からの録音時
間cを求めた後、録音を開始し、ステップST5に進
む。
コントローラ17は、録音開始アドレスを設定するとと
もに、そのアドレスに対応する例えば先頭からの録音時
間cを求めた後、録音を開始し、ステップST5に進
む。
【0061】ステップST5において、システムコント
ローラ17は、オーディオデータを記録している現在の
アドレスを読み込み、そのアドレスに対応する例えば先
頭からの録音時間dを求め、ステップST6に進む。
ローラ17は、オーディオデータを記録している現在の
アドレスを読み込み、そのアドレスに対応する例えば先
頭からの録音時間dを求め、ステップST6に進む。
【0062】ステップST6において、システムコント
ローラ17は、今回の記録における現時点までに記録し
た録音時間(d−c)と前回までの累積録音時間bを加
算し、加算結果が累積録音可能時間aを超えていないか
(b+(d−c)<a)を判断し、該当するときはステ
ップST7に進み、該当しないときはステップST8に
進む。
ローラ17は、今回の記録における現時点までに記録し
た録音時間(d−c)と前回までの累積録音時間bを加
算し、加算結果が累積録音可能時間aを超えていないか
(b+(d−c)<a)を判断し、該当するときはステ
ップST7に進み、該当しないときはステップST8に
進む。
【0063】ステップST7において、システムコント
ローラ17は、録音が終了したかを判断し、該当しない
ときはステップST5に戻り、該当するときはステップ
ST8に進む。
ローラ17は、録音が終了したかを判断し、該当しない
ときはステップST5に戻り、該当するときはステップ
ST8に進む。
【0064】ステップST8において、システムコント
ローラ17は、録音を停止し、ステップST9に進む。
すなわち、システムコントローラ17は、ステップST
5〜ステップST7のループにおいて、オーディオデー
タにデータ圧縮処理を施して記録するときであっても、
データ量とデータ圧縮率に基づいて録音時間を算出し、
現在までに録音した時間である累積録音時間が許可され
た累積録音可能時間を超えていないかを判断しながら、
オーディオデータの記録の制御を行い、超えたときは、
オーディオデータの記録を禁止するような制御を行う。
ローラ17は、録音を停止し、ステップST9に進む。
すなわち、システムコントローラ17は、ステップST
5〜ステップST7のループにおいて、オーディオデー
タにデータ圧縮処理を施して記録するときであっても、
データ量とデータ圧縮率に基づいて録音時間を算出し、
現在までに録音した時間である累積録音時間が許可され
た累積録音可能時間を超えていないかを判断しながら、
オーディオデータの記録の制御を行い、超えたときは、
オーディオデータの記録を禁止するような制御を行う。
【0065】ステップST9において、システムコント
ローラ17は、新たな累積録音時間b(=b+(d−
c))を求めた後、この累積録音時間bをユーザTOC
領域2aに記録し、終了する。
ローラ17は、新たな累積録音時間b(=b+(d−
c))を求めた後、この累積録音時間bをユーザTOC
領域2aに記録し、終了する。
【0066】以上の実施例の説明でも明らかなように、
光磁気ディスク1のTOC領域3に記録が許可されるデ
ータ容量を示す累積記録可能データ量あるいは許可され
る録音時間を示す累積録音可能時間を予め記録し、ユー
ザTOC領域2aに現在までに記録したデータ量を示す
累積記録データ量あるいは現在までの録音時間を示す累
積録音時間を録音を行う毎に更新して記録し、これらの
情報に基づいてデータ記録の制御を行うことにより、記
録した累積記録データ量あるいは累積録音時間に基づい
た録音の制限を行うことができる。また、オーディオデ
ータにデータ圧縮を施して記録するときに、実際の録音
時間(音楽の長さ)に基づいて録音の制限を行うことが
できる。さらに、上述のような録音の制限の制御は、シ
ステムコントローラ17のソフトウェアを変更すること
で対応でき、ハードウエアのコストアップとはならな
い。
光磁気ディスク1のTOC領域3に記録が許可されるデ
ータ容量を示す累積記録可能データ量あるいは許可され
る録音時間を示す累積録音可能時間を予め記録し、ユー
ザTOC領域2aに現在までに記録したデータ量を示す
累積記録データ量あるいは現在までの録音時間を示す累
積録音時間を録音を行う毎に更新して記録し、これらの
情報に基づいてデータ記録の制御を行うことにより、記
録した累積記録データ量あるいは累積録音時間に基づい
た録音の制限を行うことができる。また、オーディオデ
ータにデータ圧縮を施して記録するときに、実際の録音
時間(音楽の長さ)に基づいて録音の制限を行うことが
できる。さらに、上述のような録音の制限の制御は、シ
ステムコントローラ17のソフトウェアを変更すること
で対応でき、ハードウエアのコストアップとはならな
い。
【0067】また、予め記録した累積記録可能データ量
や累積録音可能時間に応じた料金をディスクの販売時点
で徴収することにより、所謂プリペイド・システムを簡
単に実現することができる。
や累積録音可能時間に応じた料金をディスクの販売時点
で徴収することにより、所謂プリペイド・システムを簡
単に実現することができる。
【0068】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、上記ディスク記録再生装置で
は、Bレベル・ステレオのモードのADPCMオーディ
オデータの記録について説明したが、CD−Iフォーマ
ットにおける他のモードのADPCMオーディオデータ
についても同様に行うことができる。
るものではなく、例えば、上記ディスク記録再生装置で
は、Bレベル・ステレオのモードのADPCMオーディ
オデータの記録について説明したが、CD−Iフォーマ
ットにおける他のモードのADPCMオーディオデータ
についても同様に行うことができる。
【0069】また、本発明を、例えば追記形光ディスク
にも適用できることは言うまでもない。
にも適用できることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上の説明でも明らかなように、本発明
では、圧縮データが記録される第1の記録可能領域と、
上記第1の記録可能領域に圧縮データが記録されるごと
に累積記録データ量が記録される第2の記録可能領域
と、上記第2の記録可能領域に記録される累積記録デー
タ量と比較されて上記第1の記録可能領域への記録を制
限するための累積データ量が再生される再生領域とを備
えるプリペイド記録媒体において、上記再生領域の累積
データ量は販売価格に応じて予め製造時にピットでプリ
フォーマットされているので、予め記録した記録可能な
データ容量や録音時間に応じた料金をディスクの販売時
点で徴収することにより、所謂プリペイド・システムを
簡単に実現することができる。
では、圧縮データが記録される第1の記録可能領域と、
上記第1の記録可能領域に圧縮データが記録されるごと
に累積記録データ量が記録される第2の記録可能領域
と、上記第2の記録可能領域に記録される累積記録デー
タ量と比較されて上記第1の記録可能領域への記録を制
限するための累積データ量が再生される再生領域とを備
えるプリペイド記録媒体において、上記再生領域の累積
データ量は販売価格に応じて予め製造時にピットでプリ
フォーマットされているので、予め記録した記録可能な
データ容量や録音時間に応じた料金をディスクの販売時
点で徴収することにより、所謂プリペイド・システムを
簡単に実現することができる。
【図1】本発明を適用した光磁気ディスクの平面図であ
る。
る。
【図2】上記光磁気ディスクの記録形態を模式的に示す
図である。
図である。
【図3】本発明を適用したディスク記録再生装置の回路
構成を示すブロック回路図である。
構成を示すブロック回路図である。
【図4】記録単位となるクラスタ構造のフォーマットを
示す図である。
示す図である。
【図5】クラスタとクラスタアドレス及びセクタアドレ
スとの関係を示す図である。
スとの関係を示す図である。
【図6】上記ディスク記録再生装置における録音の制限
の制御を説明するためのフローチャートである。
の制御を説明するためのフローチャートである。
【図7】上記ディスク記録再生装置における録音の制限
の制御を説明するためのフローチャートである。
の制御を説明するためのフローチャートである。
1 光磁気ディスク、2 光磁気記録領域、2a ユー
ザTOC領域、2bユーザ・レコーダブル領域、3 T
OC領域
ザTOC領域、2bユーザ・レコーダブル領域、3 T
OC領域
Claims (1)
- 【請求項1】 圧縮データが記録される第1の記録可能
領域と、上記第1の記録可能領域に圧縮データが記録さ
れるごとに累積記録データ量が記録される第2の記録可
能領域と、上記第2の記録可能領域に記録される累積記
録データ量と比較されて上記第1の記録可能領域への記
録を制限するための累積データ量が再生される再生領域
とを備えるプリペイド記録媒体であって、 上記再生領域の累積データ量は販売価格に応じて予め製
造時にピットでプリフォーマットされていることを特徴
とするプリペイド記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052771A JP3348723B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | プリペイド記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001052771A JP3348723B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | プリペイド記録媒体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11542991A Division JP3180366B2 (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 記録再生装置及び記録再生方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001283529A JP2001283529A (ja) | 2001-10-12 |
JP3348723B2 true JP3348723B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=18913351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001052771A Expired - Fee Related JP3348723B2 (ja) | 2001-02-27 | 2001-02-27 | プリペイド記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348723B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4893153B2 (ja) * | 2006-08-17 | 2012-03-07 | ソニー株式会社 | コンテンツ記録装置、コンテンツ記録方法、記録媒体、およびプログラム |
-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001052771A patent/JP3348723B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001283529A (ja) | 2001-10-12 |
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