JP3348719B2 - マルチキャリア伝送システム及び伝送装置並びに伝送方法 - Google Patents

マルチキャリア伝送システム及び伝送装置並びに伝送方法

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JP3348719B2
JP3348719B2 JP2000228404A JP2000228404A JP3348719B2 JP 3348719 B2 JP3348719 B2 JP 3348719B2 JP 2000228404 A JP2000228404 A JP 2000228404A JP 2000228404 A JP2000228404 A JP 2000228404A JP 3348719 B2 JP3348719 B2 JP 3348719B2
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transmission
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noise
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチキャリア伝送
システム及び伝送装置並びに伝送方法に関し、特にDM
T(Discrete Multi-Tone )変調方式として知られてい
るマルチキャリア伝送システム及び伝送装置並びに伝送
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のDMT方式のマルチキャ
リア伝送システムの例としては、米国特許公報(US
P)第5,479,447号に開示の技術がある。かか
るマルチキャリア伝送方式は、複数のキャリアの各々へ
のビット配分のために各キャリアのSNR(Signal to
Noise Ratio :信号対雑音比)を測定し、この測定され
たSNRに従ってビット配分を求める様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の問題
点は、伝送量が少なくなるということである。その理由
は、周期的に変化する雑音が発生している場合に、ある
エラーレートでの通信を行おうとすると、各キャリアの
SNRの平均値を基準にしてビット配分及びパワー配分
が行われることになり、よってこのビット配分及びパワ
ー配分が、SNRの平均値一種類のみに限定されること
から、データ伝送量が少なくなるからである。
【0004】そこで、本発明はかかる従来技術の欠点を
解消すべくなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、周期的に雑音が発生している状態において効率良
くデータ伝送を行うことが可能なマルチキャリア伝送シ
ステム及び伝送装置並びに伝送方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるマルチキャ
リア伝送システムは、周期的に変化する雑音の周期に応
じてマルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出し
てデータ伝送をなすようにしたことを特徴とする。そし
て、前記各キャリアのビット配分の算出を、周期的に変
化する前記雑音に同期したクロックを使用しこのクロッ
クの周期に応じて算出するようにしたことを特徴とす
る。また、前記各キャリアのビット配分と共に、該各キ
ャリアの送信パワー配分をも算出することを特徴とす
る。
【0006】本発明による他のマルチキャリア伝送シス
テムは、前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこ
の変調したキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化す
る第1の装置と、前記第1の装置において多重化された
信号からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第
2の装置とを含むことを特徴とする。また、前記第1の
装置は、前記クロックに同期したトーンのレベルを変化
せしめて送信する回路と、前記各キャリアの全成分を有
する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、前記第
2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
により前記雑音の周期を検出する回路と、この検出周期
毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回
路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの送信パ
ワー配分及びビット配分と前記ビット配分とのいずれか
一方を算出する回路とを有することを特徴とする。そし
て、前記第2の装置は、算出された前記各キャリアの送
信パワー配分及びビット配分と前記ビット配分とのいず
れか一方を前記第1の装置へ送出する回路を有し、前記
第1の装置は、前記第2の装置からの前記雑音の周期毎
の前記送信パワー配分及びビット配分と前記ビット配分
とのいずれか一方に従って前記第2の装置へのデータ伝
送をなす回路を有することを特徴とする。また、前記第
2の装置は、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
ダム信号を送信する回路を有し、前記第1の装置は、前
記雑音の周期毎に前記端末側からの疑似ランダム信号の
信号対雑音比を算出する回路と、前記信号対雑音比によ
り前記各キャリアの送信パワー配分及びビット配分と前
記ビット配分とのいずれか一方を算出する回路とを有す
ることを特徴とする。さらに、前記第1の装置は、算出
された前記各キャリアの送信パワー配分及びビット配分
を前記第2の装置へ送出する回路を有し、前記第2の装
置は、前記第1の装置からの前記雑音の周期毎の前記送
信パワー配分及びビット配分と前記ビット配分とのいず
れか一方に従って前記第1の装置へのデータ伝送をなす
回路を有することを特徴とする。前記第1の装置は、前
記第2の装置から自装置に対する送信開始指令に応答し
て送信動作を開始することを特徴とする。前記第1の装
置と前記第2の装置との間はディジタル加入者線による
データ伝送が行われることを特徴とする。なお、前記ビ
ット配分は、周期的に大小に変化する前記雑音のうち雑
音が小であるときに雑音が大であるときよりもビットを
多く配分するか、前記周期的に変化する雑音が遠端漏話
であるときに該雑音が近端漏話であるときよりもビット
を多く配分することを特徴とする。
【0007】本発明によるマルチキャリア伝送装置は、
マルチキャリアによる伝送を行うマルチキャリア伝送装
置であって、周期的に変化する雑音の周期に応じてマル
チキャリアの各キャリアのビット配分を算出してデータ
伝送をなすようにしたことを特徴とする。また、前記各
キャリアのビット配分の算出を、周期的に変化する前記
雑音に同期したクロックを使用しこのクロックの周期に
応じて算出するようにしたことを特徴とする。前記各キ
ャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調したキャリ
アを逆フーリエ変換を用いて多重化することを特徴とす
る。そして、前記各キャリアのビット配分と共に、該各
キャリアの送信パワー配分をも算出することを特徴とす
る。
【0008】また、前記クロックに同期したトーンのレ
ベルを変化せしめて送信する回路と、前記各キャリアの
全成分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有
することを特徴とする。
【0009】さらに、他の装置からの前記トーンのレベ
ルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検出周
期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する
回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの送信
パワー配分及びビット配分と前記ビット配分とのいずれ
か一方を算出する回路とを有することを特徴とする。
【0010】また、前記他の装置からの前記雑音の周期
毎の前記送信パワー配分及びビット配分と前記ビット配
分とのいずれか一方に従って前記他の装置へのデータ伝
送をなす回路を有することを特徴とする。前記雑音の周
期毎に前記端末側からの疑似ランダム信号の信号対雑音
比を算出する回路と、前記信号対雑音比により前記各キ
ャリアの送信パワー配分及びビット配分と前記ビット配
分とのいずれか一方を算出する回路とを有することを特
徴とする。算出された前記各キャリアの送信パワー配分
及びビット配分と前記ビット配分とのいずれか一方を前
記他の装置へ送出する回路を有することを特徴とする。
【0011】なお、前記他の装置から自装置に対する送
信開始指令に応答して送信動作を開始することを特徴と
する。また、前記他の装置との間はディジタル加入者線
によるデータ伝送が行われることを特徴とする。そし
て、前記ビット配分は、周期的に大小に変化する前記雑
音のうち雑音が小であるときに雑音が大であるときより
もビットを多く配分するか、前記周期的に変化する雑音
が遠端漏話であるときに該雑音が近端漏話であるときよ
りもビットを多く配分することを特徴とする。
【0012】本発明によるマルチキャリア伝送方法は、
マルチキャリア伝送方法であって、周期的に変化する雑
音の周期に応じてマルチキャリアの各キャリアのビット
配分を算出してデータ伝送をなすようにしたことを特徴
とする。前記各キャリアのビット配分の算出を、周期的
に変化する前記雑音に同期したクロックを使用しこのク
ロックの周期に応じて算出するようにしたことを特徴と
する。前記各キャリアのビット配分と共に、該各キャリ
アの送信パワー配分をも算出することを特徴とする。
【0013】本発明による他のマルチキャリア伝送方法
は、第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交
振幅変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換
を用いて多重化し、第2の装置においては多重化された
信号からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調するこ
とを特徴とする。前記第1の装置においては、前記クロ
ックに同期したトーンのレベルを変化せしめて送信し、
前記各キャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送
信し、前記第2の装置においては、前記第1の装置から
の前記トーンのレベルにより前記雑音の周期を検出し、
この検出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比
を算出し、前記信号対雑音比により前記各キャリアの送
信パワー配分及びビット配分と前記ビット配分とのいず
れか一方を算出することを特徴とする。前記第2の装置
においては、算出された前記各キャリアの送信パワー配
分及びビット配分と前記ビット配分とのいずれか一方を
前記第1の装置へ送出し、前記第1の装置においては、
前記第2の装置からの前記雑音の周期毎の前記送信パワ
ー配分及びビット配分と前記ビット配分とのいずれか一
方に従って前記第2の装置へのデータ伝送を行うことを
特徴とする。前記第2の装置においては、前記各キャリ
アの全成分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第
1の装置においては、前記雑音の周期毎に前記端末側か
らの疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信
号対雑音比により前記各キャリアの送信パワー配分及び
ビット配分と前記ビット配分とのいずれか一方を算出す
ることを特徴とする。前記第1の装置においては、算出
された前記各キャリアの送信パワー配分及びビット配分
と前記ビット配分とのいずれか一方を前記第2の装置へ
送出し、前記第2の装置においては、前記第1の装置か
らの前記雑音の周期毎の前記送信パワー配分及びビット
配分と前記ビット配分とのいずれか一方に従って前記第
1の装置へのデータ伝送を行うことを特徴とする。
【0014】なお、前記第1の装置から前記第2の装置
に対する送信開始指令に応答して送信動作を開始するこ
とを特徴とする。また、前記第1の装置と前記第2の装
置との間はディジタル加入者線によるデータ伝送が行わ
れることを特徴とする。前記ビット配分は、周期的に大
小に変化する前記雑音のうち雑音が小であるときに雑音
が大であるときよりもビットを多く配分するか、前記周
期的に変化する雑音が遠端漏話であるときに該雑音が近
端漏話であるときよりもビットを多く配分することを特
徴とする。
【0015】本発明の作用を述べる。本伝送システムを
構成する中央局及び端末は、共に、相互に伝送を行うト
ランシーバの機能を有している。端末を伝送路に接続し
て立上げる初期動作時においては、一定周期(既知とす
る)で変化する雑音に応じて各キャリアのパワー配分及
びビット配分を算出する。そのために、当該雑音の周期
を、上位局である中央局側から下位局である端末側へ知
らせることが必要であり、よってトーンのレベルを当該
雑音周期に同期したクロックにより変化制御せしめて中
央局側から端末側へ送出する。
【0016】端末側では、このトーンのレベルにより雑
音と同期したクロックを生成して、この雑音周期毎に、
中央局側から送信された全キャリアを含む疑似ランダム
信号のSNRを測定し、このSNRに応じて雑音周期毎
の各キャリアのパワー配分及びビット配分を算出して、
これを中央局へ側送出する。
【0017】中央局側では、この雑音周期毎の各キャリ
アのパワー配分及びビット配分算出に従って、端末への
送信(下り)を行う。上りに関しては、中央局側と端末
側とが逆の機能を行う様にして、同様な手順で実行する
ことになる。
【0018】この様に、雑音の周期に従って各キャリア
のパワー配分及びビット配分を行うことにより、雑音に
適したビット配分が可能になり、効率良い伝送が実現で
きるのである。
【0019】ところで、SNRを測定して各キャリアの
パワー配分及びビット配分を求める場合には、漏話雑音
を考慮する必要がある。一般に、漏話には遠端漏話と近
端漏話とがある。これらについて、図6を参照して説明
する。同図において、測定対象として着目している信号
線路60と同一方向に信号が流れる信号線路61を漏話
源とするものが遠端漏話FEXTである。本来伝送すべ
き信号も伝送距離と共に減衰するので、伝送距離に応じ
てこの遠端漏話FEXTの量も相対的に減衰する。した
がって、この遠端漏話FEXTが発生している時には伝
送距離に関わらずSNRは高い値を示すことになる。
【0020】一方、測定対象として着目している信号線
路60と逆方向に信号が流れる信号線路62を漏話源と
するものが近端漏話NEXTである。本来伝送すべき信
号が伝送距離と共に減衰するのに対して、近端漏話NE
XTは本来伝送すべき信号の伝送先において漏話量が多
いのでSNRは低い値を示すことになる。
【0021】したがって、SNRの高い遠端漏話が生じ
ている時には各キャリアのパワー配分及びビット配分を
多くし、SNRの低い近端漏話が生じている時には各キ
ャリアのパワー配分及びビット配分を少なくするのが適
切である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の概略システム構成を示す図
であり、中央局としてXTU−C1、端末としてXTU
−R2が、夫々設けられており、これ等両者間の伝送は
ディジタル加入者線により行われる。尚、XTU−Cは
XDSL Termination Unit-Center side であり、XTU−
RはXDSL Termination Unit-Remote side である。ここ
に、XDSLはX Digital Subscriber Line を意味し、Xは
A,V,H等の総称である。
【0024】XTU−C1及びXTU−R2共に、図示
する様に、送信部3,6と受信部5,4とを夫々大きな
機能として有している。これ等送受信機能の詳細が図2
のブロック図に示されている。
【0025】図2を参照すると、XTU−C1の下り方
向の機能(送信部3)は、入力データを一時蓄積するバ
ッファ11と、雑音の周期に応じた各キャリアのパワー
配分及びビット配分を行う(詳細は後述)マッピング部
12と、このマッピング出力である多値QAM(Quadra
ture Amplitude Modulation)信号を各キャリアで変調
多重化するIFFT(Inverse First Fourier Transfor
m)部13と、この多重化出力をアナログ化して下り信
号として送出するDAC(Digital to AnalogConverte
r)部14とを有する。
【0026】また、XTU−C1の上り方向の機能(受
信部5)は、伝送されてきた信号をディジタル信号に変
換するADC(Analog to Digital Converter)部15
と、このディジタル信号を復調するFFT(Fast Fouri
er Transform)部16と,音の周期に応じて伝送されて
きた信号のビット配分を切換えて受信するデマッピング
部17と、ビット配分によるデータ伝送量の変化を調整
するためのバッファ18とを有している。尚、EC部1
9はエコーキャンセラ機能を有するブロックである。
【0027】更に、本発明を実現すべく、XTU−C1
は疑似ランダム信号発生部20と、トーン発生部21
と、SNR測定部22と、パワー/ビット配分計算部2
3とを有している。疑似ランダム信号発生部20は全て
のキャリアを含む疑似ランダム信号を生成してIFFT
部13へ出力し、トーン発生部21はトーンを生成して
IFFT部13へ出力する。SNR測定部22はXTU
−R2より送信された疑似ランダム信号のSNRを雑音
周期毎に算出する機能を有しており、パワー/ビット配
分計算部23はこの測定されたSNRに従って雑音周期
毎に各キャリアのパワー配分及びビット配分を算出し、
IFFT部13及びデマッピング部17へ出力する。
【0028】また、XTU−R2の下り方向の機能(受
信部4)は、伝送されてきた信号をディジタル信号に変
換するADC部24と、このディジタル信号を復調する
FFT部25と、雑音の周期に応じて伝送されてきた信
号のビット配分を切換えて受信するデマッピング部26
と、ビット配分によるデータ伝送量の変化を調整するた
めのバッファ27とを有している。
【0029】XTU−R2の上り方向の機能(送信部
6)は、入力データを一時蓄積するバッファ28と、雑
音の周期に応じた各キャリアのパワー配分及びビット配
分を行う(詳細は後述)マッピング部29と、このマッ
ピング出力である多値QAM信号を各キャリアで変調多
重化するIFFT部30と、この多重化出力をアナログ
化して上り信号として送出するDAC部31とを有す
る。
【0030】更に、本発明を実現すべく、XTU−R2
は疑似ランダム信号発生部36と、SNR測定部34
と、パワー/ビット配分計算部35とを有している。疑
似ランダム信号発生部36は全てのキャリアを含む疑似
ランダム信号を生成してFFT部30へ出力し、SNR
測定部34はXTU−C1より送信された疑似ランダム
信号のSNRを雑音周期毎に算出する機能を有してお
り、パワー/ビット配分計算部35はこの測定されたS
NRに従って雑音周期毎に各キャリアのパワー配分及び
ビット配分を算出し、IFFT部30及びデマッピング
部26へ出力する。
【0031】尚、XTU−C1側のクロックは、雑音周
期に同期したクロックであり、この場合、当該雑音周期
は既知であるものとする。例えば、雑音がTCM(Time
Compression Multiplexing )方式のISDNからの漏
話の場合には、図3に示す様に、近端漏話と遠端漏話と
が800Hz毎に発生するために、各キャリアのSNR
も800Hz毎に変化することになる。そのために、X
TU−C1の送信部3では、800Hzのクロックを受
けて、XTU−R2の受信部4へ当該クロックを送出す
ることが必要になる。
【0032】すなわち、当該受信部4でその周期毎に各
キャリアの受信SNRを計算することが必要であり、よ
って、その周期を知る手段として、XTU−C1の送信
部において、トーン発生部21からのトーンを当該クロ
ックに同期してレベルを制御せしめてXTU−R2へ送
出している。このクロック周期すなわち雑音周期がクロ
ック検出部33で検出可能となっており、この検出周期
がマッピング部29及びデマッピング部26へ出力され
ている。
【0033】そして、XTU−R2の送信部にもトーン
発生部37が設けられており、このトーン発生部37か
らのトーンを当該クロックに同期してレベルを制御せし
めてXTU−C1へ送出する。XTU−C1にもクロッ
ク検出部38が設けられており、クロック周期が検出可
能になっている。
【0034】なお、これらのクロックは、装置外部から
入力しても良いし、クロックに同期したものを装置内部
で生成しても良い。送信を開始するためのトリガとなる
指令は中央局自身で生成しても良いし、他の装置である
端局で生成しても良い。
【0035】ところで、図1の構成においては、専用の
トーン発生部21,37がXTU−C1,XTU−R2
に設けられている。この専用のトーン発生部を設けず
に、代わりにISDNにおいて用いられている周知のパ
イロットトーンを用いることもできる。こうすることに
より、専用のトーン発生部を設ける必要がなくなり、ハ
ードウェア量を低減できる。
【0036】図4は本発明の実施例の動作を示すフロー
チャートである。同図において、上から下に向う矢印は
同一装置内における動作の流れを示し、左又は右方向の
矢印は装置間の通信の流れを示す。
【0037】同図を参照すると、図1におけるXTU−
R2の受信部4において変化する雑音の周期(図3参
照)を検知するために、XTU−C1の送信部3では、
周期的に変化する雑音と同期したクロックに応じて(同
期して)トーン発生部21からのトーンのレベルを変化
させて送信する(ステップA1)。XTU−R2の受信
部4においては、クロック検出部33にてこのトーンの
レベル変化により雑音の周期を検出する(ステップB
1)。
【0038】下り方向のDMT各キャリアのパワー配分
とビット配分とを求めるために、XTU−C1の送信部
3における疑似ランダム信号発生部20からの疑似ラン
ダム信号を送出する(ステップA2)。この疑似ランダ
ム信号はDMT全キャリアの成分を有するものとし、A
NSI(American National Standards Institute )標
準では256キャリアである。
【0039】この疑似ランダム信号はXTU−R2の受
信部4で受信され、ステップB1にて検出されている周
期毎に、SNR測定部34でSNRが測定される(ステ
ップB2)。この測定SNRより各キャリアのビット数
と送信パワーとが、パワー/ビット数配分計算部35に
て算出され、その算出情報はデマッピング部26に記憶
されると共に、IFFT部30を介してXTU−C1へ
送信される(ステップB3)。XTU−C1では、この
送信されてきたビット配分及び送信パワー配分とを、下
りキャリア用情報としてマッピング部12にて記憶して
おく(ステップA3)。
【0040】以上は下りキャリア用ビット配分及び送信
パワー配分を算出するための処理フローであるが、次に
上りキャリア用配分及び送信パワー配分を算出するため
の処理につき説明する。XTU−R2の送信部6におけ
る疑似ランダム信号発生部36からの疑似ランダム信号
(ANSI標準では、32キャリア)を、XTU−C1
へ送信する(ステップB4)。XTU−C1の受信部5
では、SNR測定部22にて送信されてきた疑似ランダ
ム信号より、雑音に同期したクロックの周期毎にSNR
を測定する(ステップA4)。
【0041】この測定されたSNRにより、各キャリア
のビット数と送信パワーとが、パワー/ビット数配分計
算部23て算出され、その情報はデマッピング部17に
記憶されると共に、IFFT部13を介してXTU−R
2へ送信される(ステップA5)。XTU−R2では、
この送信されてきたビット配分及び送信パワー配分と
を、上りキャリア用情報としてマッピング部29にて記
憶しておく(ステップB5)。
【0042】通信開始と同時に、下り方向の伝送では、
XTU−C1の送信部3では、マッピング部12におい
て、変化する雑音の周期毎に記憶してある2種類(図3
の例においては)のビット配分及び送信パワー配分を切
換えてデータ送信を行う(ステップA6)。そして、X
TU−R2の受信部4では、送信されてきたDMTデー
タをデマッピング部26にて記憶してあるビット数を基
に抽出する。尚、ビット配分が周期的に変化するので、
伝送量も変化することになり、バッファ27にてこれを
調節している。
【0043】また、上り方向の伝送では、XTU−R2
の送信部6では、マッピング部29において、変化する
雑音の周期に応じて記憶してある2種類(図3の例で
は)のビット配分及び送信パワー配分を切換えてデータ
送信を行う(ステップB6)。そして、XTU−C1の
受信部5では、送信されてきたDMTデータをデマッピ
ング部17に記憶されているビット数を基に抽出する。
バッファ18により、ビット配分が周期的に変化するこ
とによる伝送量の調節を図っている。
【0044】次に、図5を参照しつつ図4のステップA
5,B3における各キャリアの送信パワー及びビット数
の計算方法について、その一例を簡単に説明する。各キ
ャリアiの送信電力をE(i)として正規化したSNR
(i)を求める(ステップS1)。そして、SNR
(i)/Γ(i)を算出する(ステップS2)。ここ
で、Γ(i)は「SNRgap 」と呼ばれるもので、以下
の様になる。
【0045】 Γ(i)=[Q-1(Pe /ne )]2 +γmargin−γeff −4.77(dB) ここで、γmarginは装置のパフォーマンスマージン、γ
eff は誤り訂正における符号化利得である。
【0046】次に、SNR(i)/Γ(i)の値を降順
にソートする(ステップS3)。ここで、オリジナルの
キャリア番号(i)とソートされたキャリア番号(i)
との対応を記録しておく。そして、k=1,bmax =
0,{b∧j}=0とする(ステップS4)。ここで、
kはカウント値、{b∧j}は各キャリア毎のビット
数、bmax は伝送量の合計値を示す。
【0047】そして、btarget(k)を、 btarget(k)=Σbj なる式にて算出する(ステップS5)。ここに、Σはj
=1〜kの総和を示す。ここで、btarget(k)はk個
のキャリアを使用した場合の伝送量の合計値であり、b
j は、 round[log 2 {1+(EtargetSNR(j)/k)/
Γ(i)}] または、 floor[log 2 {1+(Emax SNR(j))/Γ
(i)}] の値のうち小なる値を取る。尚、 roundは四捨五入を示
し、 floorは切捨てを示す。
【0048】もし、btarget(k)>bmax の場合、b
max =btarget(k)とする(ステップS6,S7)。
そして、このときの各キャリアのビット配分bj をb∧
j として記憶しておく。kがNに等しくなければ、k=
k+1とおき(ステップS9)、ステップS5へ戻る。
k=Nならば(ステップS8)、ステップS10へ進
む。このときのbmax が最大伝送量となり、B∧jがそ
のときの各キャリアのビット配分となる。b∧jを並べ
直したb∧iより、各キャリアの送信パワーE∧iを求
める(ステップS10)。
【0049】そして、トータル電力Etotal として、 Etotal =ΣE∧i を算出する(ステップS11)。尚、この場合のΣはi
=0〜N−1の総和を示す。そして最終的なEi を、 EtargetE∧i/Etotal 又はEmax,i のうち小なる値として求める(ステップS12)。ここ
では、Etargetはトータル電力の最大値で予め与えられ
る。Emax は各キャリア毎の許容限界値である。
【0050】上記実施例では、図3に示す様に雑音の周
期が200Hzであり、雑音が2種の場合としている
が、これは単に一例を示すものであり、3種以上の雑音
や、またその周期も種々の値を取り得るものであるが、
これ等は既知であるものとする。また、図5に示した計
算方法の詳細については、上記USP5,479,44
7号公報に開示されているが、この方法に限定されるも
のでもない
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ビ
ット配分及びパワー配分を雑音周期に応じて変化制御せ
しめることにより、雑音が比較的少ない場合において伝
送量の増大を図ることができ、よって伝送効率の向上が
可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される概略システム構成図であ
る。
【図2】本発明の実施例のブロック図である。
【図3】雑音の種類と周期の例を示す図である。
【図4】本発明の実施例の動作を示すフロートャートで
ある。
【図5】本発明の実施例におけるパワー配分とビット配
分との計算例の概略を示すフローチャートである。
【図6】遠端漏話及び近端漏話を示す図である。
【符号の説明】
1 XTU−C 2 XTU−R 3,6 送信部 4,5 受信部 11,18,28,27 バッファ 12,29 マッピング部 13,30 IFFT部 14,31 DAC部 15,24 ADC部 16,25 FFT部 17,26 デマッピング部 19 EC部 20,36 疑似ランダム信号発生部 21 トーン発生部 22,34 SNR測定部 23,35 パワー/ビット計算部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−168515(JP,A) 岡戸寛,堺和則,伊藤友一,関克敏, TCM−ISDNからの漏話に適したA DSLの一検討,1998年電子情報通信学 会総合大会講演論文集,日本,社団法人 電子情報通信学会,1998年 3月 6 日,通信2,p.403 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 11/00

Claims (81)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周期的に変化する雑音の周期に応じてマ
    ルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出し、
    算出された送信パワー配分に基づいてデータ伝送をなす
    ようにしたマルチキャリア伝送システムであって、 前記送信パワー配分は、前記雑音に同期したクロックの
    周期に応じて算出され、前記各キャリアを用いて直交振
    幅変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を
    用いて多重化する第1の装置と、前記第1の装置におい
    て多重化された信号からフーリエ変換を用いて各キャリ
    アを復調する第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    送信パワー配分を算出する回路とを有することを特徴と
    するマルチキャリア伝送システム。
  2. 【請求項2】 周期的に変化する雑音の周期に応じてマ
    ルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出する
    算出手段と、前記算出手段にて算出された送信パワー配
    分に基づいてデータ伝送を行うデータ伝送手段とを有す
    るマルチキャリア伝送システムであって、 前記送信パワー配分は、前記雑音に同期したクロックの
    周期に応じて算出され、前記各キャリアを用いて直交振
    幅変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を
    用いて多重化する第1の装置と、前記第1の装置におい
    て多重化された信号からフーリエ変換を用いて各キャリ
    アを復調する第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    送信パワー配分を 算出する回路とを有することを特徴と
    するマルチキャリア伝送システム。
  3. 【請求項3】 周期的に変化する雑音の周期に応じてマ
    ルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出し、
    算出された送信パワー配分に基づいてデータ伝送をなす
    ようにしたマルチキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    送信パワー配分を算出する回路とを有することを特徴と
    するマルチキャリア伝送システム。
  4. 【請求項4】 周期的に変化する雑音の周期に応じてマ
    ルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出する
    算出手段と、前記算出手段にて算出された送信パワー配
    分に基づいてデータ伝送を行うデータ伝送手段とを有す
    るマルチキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    送信パワー配分を算出する回路とを有することを特徴と
    するマルチキャリア伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記第2の装置は、算出された前記各キ
    ャリアの送信パワー配分を前記第1の装置へ送出する回
    路を有し、前記第1の装置は、前記第2の装置からの前
    記雑音の周期毎の前記送信パワー配分に従って前記第2
    の装置へのデータ伝送をなす回路を有することを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかの請求項に記載さ
    れたマルチキャリア伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記第2の装置は、前記各キャリアの全
    成分を有する疑似ランダム信号を送信する回路を有し、
    前記第1の装置は、前記雑音の周期毎に前記端末側から
    の疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路と、
    前記信号対雑音比により前記各キャリアの送信パワー配
    分を算出する回路とを有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項5のいずれかの請求項に記載されたマルチキ
    ャリア伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記第1の装置は、算出された前記各キ
    ャリアの送信パワー配分を前記第2の装置へ送出する回
    路を有し、前記第2の装置は、前記第1の装置からの前
    記雑音の周期毎の前記送信パワー配分に従って前記第1
    の装置へのデータ伝送をなす回路を有することを特徴と
    する請求項記載のマルチキャリア伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記第1の装置は、前記第2の装置から
    自装置に対する送信開始指令に応答して送信動作を開始
    することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    の請求項に記載されたマルチキャリア伝送システム。
  9. 【請求項9】 前記第1の装置と前記第2の装置との間
    はディジタル加入者線によるデータ伝送が行われること
    を特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかの請求項
    に記載されたマルチキャリア伝送システム。
  10. 【請求項10】 マルチキャリアによる伝送を行うマル
    チキャリア伝送装置であって、周期的に変化する雑音の
    周期に応じてマルチキャリアの各キャリアの送信パワー
    配分を算出してデータ伝送をなすようにしたマルチキャ
    リア伝送装置であって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化し、 前記クロックに同期してレベルが変化するトーンを送信
    する回路と、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
    ダム信号を送信する回路とを有することを特徴と するマ
    ルチキャリア伝送装置。
  11. 【請求項11】 マルチキャリアによる伝送を行うマル
    チキャリア伝送装置であって、周期的に変化する雑音の
    周期に応じてマルチキャリアの各キャリアの送信パワー
    配分を算出してデータ伝送をなすようにしたマルチキャ
    リア伝送装置であって、 前記各キャリアの送信パワー配分の算出を、周期的に変
    化する前記雑音に同期したクロックを使用しこのクロッ
    クの周期に応じて算出するようにし、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化し、 前記クロックに同期してレベルが変化するトーンを送信
    する回路と、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
    ダム信号を送信する回路とを有することを特徴とするマ
    ルチキャリア伝送装置。
  12. 【請求項12】 他の装置からの前記トーンのレベルに
    より前記雑音の周期を検出する回路と、この検出周期毎
    に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路
    と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの送信パワ
    ー配分を算出する回路とを有することを特徴とする請求
    項10又は請求項11のいずれかの請求項に記載された
    マルチキャリア伝送装置。
  13. 【請求項13】 前記他の装置からの前記雑音の周期毎
    の前記送信パワー配分に従って前記他の装置へのデータ
    伝送をなす回路を有することを特徴とする請求項12
    載のマルチキャリア伝送装置。
  14. 【請求項14】 前記雑音の周期毎に前記端末側からの
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路と、前
    記信号対雑音比により前記各キャリアの送信パワー配分
    を算出する回路とを有することを特徴とする請求項12
    又は13記載のマルチキャリア伝送装置。
  15. 【請求項15】 算出された前記各キャリアの送信パワ
    ー配分を前記他の装置へ送出する回路を有することを特
    徴とする請求項13記載のマルチキャリア伝送装置。
  16. 【請求項16】 前記他の装置から自装置に対する送信
    開始指令に応答して送信動作を開始することを特徴とす
    る請求項12〜15のいずれかに記載のマルチキャリア
    伝送装置。
  17. 【請求項17】 前記他の装置との間はディジタル加入
    者線によるデータ伝送が行われることを特徴とする請求
    12〜16のいずれかに記載のマルチキャリア伝送装
    置。
  18. 【請求項18】 マルチキャリア伝送方法であって、周
    期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各
    キャリアの送信パワー配分を算出してデータ伝送をなす
    ようにしたマルチキャリア伝送方法であって、 第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交振幅
    変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を用
    いて多重化し、第2の装置においては多重化された信号
    からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第2の装置
    においては、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
    により前記雑音の周期を検出し、この検出周期毎に前記
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信号対
    雑音比により前記各キャリアの送信パワー配分を算出す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送方法。
  19. 【請求項19】 マルチキャリア伝送方法であって、周
    期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各
    キャリアの送信パワー配分を算出してデータ伝送をなす
    ようにしたマルチキャリア伝送方法であって、 前記各キャリアの送信パワー配分の算出を、周期的に変
    化する前記雑音に同期したクロックを使用しこのクロッ
    クの周期に応じて算出するようにし、 第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交振幅
    変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を用
    いて多重化し、第2の装置においては多重化された信号
    からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第2の装置
    においては、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
    により前記雑音の周期を検出し、この検出周期毎に前記
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信号対
    雑音比により前記各キャリアの送信パワー配分を算出す
    ることを特 徴とするマルチキャリア伝送方法。
  20. 【請求項20】 前記第2の装置においては、算出され
    た前記各キャリアの送信パワー配分を前記第1の装置へ
    送出し、前記第1の装置においては、前記第2の装置か
    らの前記雑音の周期毎の前記送信パワー配分に従って前
    記第2の装置へのデータ伝送を行うことを特徴とする
    求項18又は請求項19のいずれかの請求項に記載され
    マルチキャリア伝送方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の装置においては、前記各キ
    ャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送信し、前
    記第1の装置においては、前記雑音の周期毎に前記端末
    側からの疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前
    記信号対雑音比により前記各キャリアの送信パワー配分
    を算出することを特徴とする請求項18乃至請求項20
    のいずれかの請求項に記載されたマルチキャリア伝送方
    法。
  22. 【請求項22】 前記第1の装置においては、算出され
    た前記各キャリアの送信パワー配分を前記第2の装置へ
    送出し、前記第2の装置においては、前記第1の装置か
    らの前記雑音の周期毎の前記送信パワー配分に従って前
    記第1の装置へのデータ伝送を行うことを特徴とする請
    求項21記載のマルチキャリア伝送方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の装置から前記第2の装置に
    対する送信開始指令に応答して送信動作を開始すること
    を特徴とする請求項18乃至請求項22のいずれかの請
    求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の装置と前記第2の装置との
    間はディジタル加入者線によるデータ伝送が行われるこ
    とを特徴とする請求項18乃至請求項23のいずれかの
    請求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  25. 【請求項25】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出し、算
    出されたビット配分に基づいてデータ伝送をなすように
    したマルチキャリア伝送システムであって、 前記ビット配分は、前記雑音に同期したクロックの周期
    に応じて算出され、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する 回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分を算出する回路とを有することを特徴とする
    マルチキャリア伝送システム。
  26. 【請求項26】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出する算
    出手段と、前記算出手段にて算出されたビット配分に基
    づいてデータ伝送を行うデータ伝送手段とを有するマル
    チキャリア伝送システムであって、 前記ビット配分は、前記雑音に同期したクロックの周期
    に応じて算出され、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分を算出する回路とを有することを特徴とする
    マルチキャリア伝送システム。
  27. 【請求項27】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出し、算
    出されたビット配分に基づいてデータ伝送をなすように
    したマルチキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを 有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分を算出する回路とを有することを特徴とする
    マルチキャリア伝送システム。
  28. 【請求項28】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出する算
    出手段と、前記算出手段にて算出されたビット配分に基
    づいてデータ伝送を行うデータ伝送手段とを有するマル
    チキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分を算出する回路とを有することを特徴とする
    マルチキャリア伝送システム。
  29. 【請求項29】 前記第2の装置は、算出された前記各
    キャリアのビット配分を前記第1の装置へ送出する回路
    を有し、前記第1の装置は、前記第2の装置からの前記
    雑音の周期毎の前記ビット配分に従って前記第2の装置
    へのデータ伝送をなす回路を有することを特徴とする
    求項1乃至請求項4のいずれかの請求項に記載された
    ルチキャリア伝送システム。
  30. 【請求項30】 前記第2の装置は、前記各キャリアの
    全成分を有する疑似ランダム信号を送信する回路を有
    し、前記第1の装置は、前記雑音の周期毎に前記端末側
    からの疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路
    と、前記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配
    分を算出する回路とを有することを特徴とする請求項2
    5乃至請求項29のいずれかの請求項に記載されたマル
    チキャリア伝送システム。
  31. 【請求項31】 前記第1の装置は、算出された前記各
    キャリアのビット配分を前記第2の装置へ送出する回路
    を有し、前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記
    雑音の周期毎の前記ビット配分に従って前記第1の装置
    へのデータ伝送をなす回路を有することを特徴とする請
    求項30記載のマルチキャリア伝送システム。
  32. 【請求項32】 前記第1の装置は、前記第2の装置か
    ら自装置に対する送信開始指令に応答して送信動作を開
    始することを特徴とする請求項25乃至請求項31のい
    ずれかの請求項に記載されたマルチキャリア伝送システ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記第1の装置と前記第2の装置との
    間はディジタル加入者線によるデータ伝送が行われるこ
    とを特徴とする請求項25乃至請求項32のいずれかの
    請求項に記載されたマルチキャリア伝送システム。
  34. 【請求項34】 マルチキャリアによる伝送を行うマル
    チキャリア伝送装置であって、周期的に変化する雑音の
    周期に応じてマルチキャリアの各キャリアのビット配分
    を算出してデータ伝送をなすようにしたマルチキャリア
    伝送装置であって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化し、 前記クロックに同期してレベルが変化するトーンを送信
    する回路と、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
    ダム信号を送信する回路とを有することを特徴とするマ
    ルチキャリア伝送装置。
  35. 【請求項35】 マルチキャリアによる伝送を行うマル
    チキャリア伝送装置であって、周期的に変化する雑音の
    周期に応じてマルチキャリアの各キャリアのビット配分
    を算出してデータ伝送をなすようにしたマルチキャリア
    伝送装置であって、 前記各キャリアのビット配分の算出を、周期的に変化す
    る前記雑音に同期したクロックを使用しこのクロックの
    周期に応じて算出するようにし、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化し、 前記クロックに同期してレベルが変化するトーンを送信
    する回路と、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
    ダム信号を送信する回路とを有することを特徴とするマ
    ルチキャリア伝送装置。
  36. 【請求項36】 他の装置からの前記トーンのレベルに
    より前記雑音の周期を検出する回路と、この検出周期毎
    に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路
    と、前記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配
    分を算出する回路とを有することを特徴とする請求項3
    4又は請求項35のいずれかの請求項に記載されたマル
    チキャリア伝送装置。
  37. 【請求項37】 前記他の装置からの前記雑音の周期毎
    の前記ビット配分に従って前記他の装置へのデータ伝送
    をなす回路を有することを特徴とする請求項36記載の
    マルチキャリア伝送装置。
  38. 【請求項38】 前記雑音の周期毎に前記端末側からの
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路と、前
    記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配分を算
    出する回路とを有することを特徴とする請求項36又は
    37記載のマルチキャリア伝送装置。
  39. 【請求項39】 算出された前記各キャリアのビット配
    分を前記他の装置へ送出する回路を有することを特徴と
    する請求項37記載のマルチキャリア伝送装置。
  40. 【請求項40】 前記他の装置から自装置に対する送信
    開始指令に応答して送信動作を開始することを特徴とす
    る請求項36〜39のいずれかに記載のマルチキャリア
    伝送装置。
  41. 【請求項41】 前記他の装置との間はディジタル加入
    者線によるデータ伝送が行われることを特徴とする請求
    36〜40のいずれかに記載のマルチキャリア伝送装
    置。
  42. 【請求項42】 マルチキャリア伝送方法であって、周
    期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各
    キャリアのビット配分を算出してデータ伝送をなすよう
    にしたマルチキャリア伝送方法であって、 第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交振幅
    変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を用
    いて多重化し、第2の装置においては多重化された信号
    からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第2の装置
    においては、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
    により前記雑音の周期を検出し、この検出周期毎に前記
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信号対
    雑音比により前記各キャリアのビット配分を算出するこ
    とを特徴とするマルチキャリア伝送方法。
  43. 【請求項43】 マルチキャリア伝送方法であって、周
    期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各
    キャリアのビット配分を算出してデータ伝送をなすよう
    にしたマルチキャリア伝送方法であって、 前記各キャリアのビット配分の算出を、周期的に変化す
    る前記雑音に同期したクロックを使用しこのクロックの
    周期に応じて算出するようにし、 第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交振幅
    変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を用
    いて多重化し、第2の装置においては多重化された信号
    からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第2の装置
    においては、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
    により前記雑音の周期を検出し、この検出周期毎に前記
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信号対
    雑音比により前記各キャリアのビット配分を算出するこ
    とを特徴とするマルチキャリア伝送方法。
  44. 【請求項44】 前記第2の装置においては、算出され
    た前記各キャリアのビット配分を前記第1の装置へ送出
    し、前記第1の装置においては、前記第2の装置からの
    前記雑音の周期毎の前記ビット配分に従って前記第2の
    装置へのデータ伝送を行うことを特徴とする請求項42
    又は請求項43のいずれかの請求項に記載されたマルチ
    キャリア伝送方法。
  45. 【請求項45】 前記第2の装置においては、前記各キ
    ャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送信し、前
    記第1の装置においては、前記雑音の周期毎に前記端末
    側からの疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前
    記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配分を算
    出することを特徴とする請求項42乃至請 求項44のい
    ずれかの請求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  46. 【請求項46】 前記第1の装置においては、算出され
    た前記各キャリアのビット配分を前記第2の装置へ送出
    し、前記第2の装置においては、前記第1の装置からの
    前記雑音の周期毎の前記ビット配分に従って前記第1の
    装置へのデータ伝送を行うことを特徴とする請求項45
    記載のマルチキャリア伝送方法。
  47. 【請求項47】 前記第1の装置から前記第2の装置に
    対する送信開始指令に応答して送信動作を開始すること
    を特徴とする請求項42乃至請求項46のいずれかの請
    求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  48. 【請求項48】 前記第1の装置と前記第2の装置との
    間はディジタル加入者線によるデータ伝送が行われるこ
    とを特徴とする請求項42乃至請求項47のいずれかの
    請求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  49. 【請求項49】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出し、算出されたビット配分及び送信パワー
    配分に基づいてデータ伝送をなすようにしたマルチキャ
    リア伝送システムであって、 前記ビット配分及び送信パワー配分は、前記雑音に同期
    したクロックの周期に応じて算出され、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分及び送信パワー配分を算出する回路とを有す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  50. 【請求項50】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャ リアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出さ
    れたビット配分及び送信パワー配分に基づいてデータ伝
    送を行うデータ伝送手段とを有するマルチキャリア伝送
    システムであって、 前記ビット配分及び送信パワー配分は、前記雑音に同期
    したクロックの周期に応じて算出され、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分及び送信パワー配分を算出する回路とを有す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  51. 【請求項51】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出し、算出されたビット配分及び送信パワー
    配分に基づいてデータ伝送をなすようにしたマルチキャ
    リア伝送システムであって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分及び送 信パワー配分を算出する回路とを有す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  52. 【請求項52】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出さ
    れたビット配分及び送信パワー配分に基づいてデータ伝
    送を行うデータ伝送手段とを有するマルチキャリア伝送
    システムであって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化する第1の
    装置と、前記第1の装置において多重化された信号から
    フーリエ変換を用いて各キャリアを復調する第2の装置
    とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分及び送信パワー配分を算出する回路とを有す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  53. 【請求項53】 前記第2の装置は、算出された前記各
    キャリアのビット配分及び送信パワー配分を前記第1の
    装置へ送出する回路を有し、前記第1の装置は、前記第
    2の装置からの前記雑音の周期毎の前記ビット配分及び
    送信パワー配分に従って前記第2の装置へのデータ伝送
    をなす回路を有することを特徴とする請求項49乃至請
    求項52のいずれかの請求項に記載されたマルチキャリ
    ア伝送システム。
  54. 【請求項54】 前記第2の装置は、前記各キャリアの
    全成分を有する疑似ランダム信号を送信する回路を有
    し、前記第1の装置は、前記雑音の周期毎に前記端末側
    からの疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路
    と、前記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配
    分及び送信パワー配分を算出する回路とを有することを
    特徴とする請求項49乃至請求項53のいずれかの請求
    項に記載されたマルチキャリア伝送システム。
  55. 【請求項55】 前記第1の装置は、算出された前記各
    キャリアのビット配分及び送信パワー配分を前記第2の
    装置へ送出する回路を有し、前記第2の装置は、前記第
    1の装置からの前記雑音の周期毎の前記ビット配分及び
    送信パワー配分に従って前記第1の装置へのデータ伝送
    をなす回路を有することを特徴とする請求項54記載の
    マルチキャリア伝送システム。
  56. 【請求項56】 前記第1の装置は、前記第2の装置か
    ら自装置に対する送信開始指令に応答して送信動作を開
    始することを特徴とする請求項49乃至請求項55のい
    ずれかの請求項に記載されたマルチキャリア伝送システ
    ム。
  57. 【請求項57】 前記第1の装置と前記第2の装置との
    間はディジタル加入者線によるデータ伝送が行われるこ
    とを特徴とする請求項49乃至請求項56のいずれかの
    請求項に記載されたマルチキャリア伝送システム。
  58. 【請求項58】 マルチキャリアによる伝送を行うマル
    チキャリア伝送装置であって、周期的に変化する雑音の
    周期に応じてマルチキャリアの各キャリアのビット配分
    及び送信パワー配分を算出してデータ伝送をなすように
    したマルチキャリア伝送装置であって、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化し、 前記クロックに同期してレベルが変化するトーンを送信
    する回路と、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
    ダム信号を送信する回路とを有することを特徴とするマ
    ルチキャリア伝送装置。
  59. 【請求項59】 マルチキャリアによる伝送を行うマル
    チキャリア伝送装置であって、周期的に変化する雑音の
    周期に応じてマルチキャリアの各キャリアのビット配分
    及び送信パワー配分を算出してデータ伝送をなすように
    したマルチキャリア伝送装置であって、 前記各キャリアのビット配分及び送信パワー配分の算出
    を、周期的に変化する前記雑音に同期したクロックを使
    用しこのクロックの周期に応じて算出するようにし、 前記各キャリアを用いて直交振幅変調を行いこの変調し
    たキャリアを逆フーリエ変換を用いて多重化し、 前記クロックに同期してレベルが変化するトーンを送信
    する回路と、前記各キャリアの全成分を有する疑似ラン
    ダム信号を送信する回路とを有することを特徴とするマ
    ルチキャリア伝送装置。
  60. 【請求項60】 他の装置からの前記トーンのレベルに
    より前記雑音の周期を検出する回路と、この検出周期毎
    に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路
    と、前記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配
    分及び送信パワー配分を算出する回路とを有することを
    特徴とする請求項58又は請求項59のいずれかの請求
    項に記載されたマルチキャリア伝送装置。
  61. 【請求項61】 前記他の装置からの前記雑音の周期毎
    の前記ビット配分及び送信パワー配分に従って前記他の
    装置へのデータ伝送をなす回路を有することを特徴とす
    る請求項60記載のマルチキャリア伝送装置。
  62. 【請求項62】 前記雑音の周期毎に前記端末側からの
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出する回路と、前
    記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配分及び
    送信パワー配分を算出する回路とを有することを特徴と
    する請求項60又は61記載のマルチキャリア伝送装
    置。
  63. 【請求項63】 算出された前記各キャリアのビット配
    分及び送信パワー配分を前記他の装置へ送出する回路を
    有することを特徴とする請求項61記載のマルチキャリ
    ア伝送装置。
  64. 【請求項64】 前記他の装置から自装置に対する送信
    開始指令に応答して送信動作を開始することを特徴とす
    る請求項60〜63のいずれかに記載のマルチキャリア
    伝送装置。
  65. 【請求項65】 前記他の装置との間はディジタル加入
    者線によるデータ伝送が行われることを特徴とする請求
    60〜64のいずれかに記載のマルチキャリア伝送装
    置。
  66. 【請求項66】 マルチキャリア伝送方法であって、周
    期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各
    キャリアのビット配分及び送信パワー配分を算出してデ
    ータ伝送をなすようにしたマルチキャリア伝送方法であ
    って、 第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交振幅
    変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を用
    いて多重化し、第2の装置においては多重化され た信号
    からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第2の装置
    においては、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
    により前記雑音の周期を検出し、この検出周期毎に前記
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信号対
    雑音比により前記各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出することを特徴とするマルチキャリア伝送
    方法。
  67. 【請求項67】 マルチキャリア伝送方法であって、周
    期的に変化する雑音の周期に応じてマルチキャリアの各
    キャリアのビット配分及び送信パワー配分を算出してデ
    ータ伝送をなすようにしたマルチキャリア伝送方法であ
    って、 前記各キャリアのビット配分及び送信パワー配分の算出
    を、周期的に変化する前記雑音に同期したクロックを使
    用しこのクロックの周期に応じて算出するようにし、 第1の装置においては前記各キャリアを用いて直交振幅
    変調を行いこの変調したキャリアを逆フーリエ変換を用
    いて多重化し、第2の装置においては多重化された信号
    からフーリエ変換を用いて各キャリアを復調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信し、前記第2の装置
    においては、前記第1の装置からの前記トーンのレベル
    により前記雑音の周期を検出し、この検出周期毎に前記
    疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前記信号対
    雑音比により前記各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出することを特徴とするマルチキャリア伝送
    方法。
  68. 【請求項68】 前記第2の装置においては、算出され
    た前記各キャリアのビット配分及び送信パワー配分を前
    記第1の装置へ送出し、前記第1の装置においては、前
    記第2の装置からの前記雑音の周期毎の前記ビット配分
    及び送信パワー配分に従って前記第2の装置へのデータ
    伝送を行うことを特徴とする請求項66又は請求項67
    のいずれかの請求項に記載されたマルチキャリア伝送方
    法。
  69. 【請求項69】 前記第2の装置においては、前記各キ
    ャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送信し、前
    記第1の装置においては、前記雑音の周期毎に前記端末
    側からの疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出し、前
    記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配分及び
    送信パワー配分を算出することを特徴とする請求項66
    乃至請求項68のいずれかの請求項に記載されたマルチ
    キャリア伝送方法。
  70. 【請求項70】 前記第1の装置においては、算出され
    た前記各キャリアのビット配分及び送信パワー配分を前
    記第2の装置へ送出し、前記第2の装置においては、前
    記第1の装置からの前記雑音の周期毎の前記ビット配分
    及び送信パワー配分に従って前記第1の装置へのデータ
    伝送を行うことを特徴とする請求項69記載のマルチキ
    ャリア伝送方法。
  71. 【請求項71】 前記第1の装置から前記第2の装置に
    対する送信開始指令に応答して送信動作を開始すること
    を特徴とする請求項66乃至請求項70のいずれかの請
    求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  72. 【請求項72】 前記第1の装置と前記第2の装置との
    間はディジタル加入者線によるデータ伝送が行われるこ
    とを特徴とする請求項66乃至請求項71のいずれかの
    請求項に記載されたマルチキャリア伝送方法。
  73. 【請求項73】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出
    し、算出された送信パワー配分に基づいてデータ伝送を
    なすマルチキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを多重化する第1の装置と、前記第1の
    装置において多重化された信号から各キャリアを復調す
    る第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    送信パワー配分を算出する回路とを有することを特徴と
    するマルチキャリア伝送システム。
  74. 【請求項74】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出す
    る算出手段と、前記算出手段にて算出された送信パワー
    配分に基づいてデータ伝送を行うデータ伝送手段とを有
    するマルチキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを多重化する第1の装置と、前記第1の
    装置において多重化された信号から各キャリアを復調す
    る第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    送信パワー配分を算出する回路とを有することを特徴と
    するマルチキャリア伝送システム。
  75. 【請求項75】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアの送信パワー配分を算出し
    てデータ伝送をなすマルチキャリア伝送方法であって、 第1の装置においては前記各キャリアを多重化し、第2
    の装置においては多重化された信号から各キャリアを復
    調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、 前記各キャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送
    信し、 前記第2の装置においては、前記第1の装置からの前記
    トーンのレベルにより前記雑音の周期を検出し、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    し、前記信号対雑音比により前記各キャリアの送信パワ
    ー配分を算出することを特徴とするマルチキャリア伝送
    方法。
  76. 【請求項76】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出し、算
    出されたビット配分に基づいてデータ伝送をなすマルチ
    キャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを多重化する第1の装置と、前記第1の
    装置において多重化された信号から各キャリアを復調す
    る第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分を算出する回路とを有することを特徴とする
    マルチキャリア伝送システム。
  77. 【請求項77】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出する算
    出手段と、前記算出手段にて算出された送信パワー配分
    に基づいてデータ伝送を行うデータ伝送手段とを有する
    マルチキャリア伝送システムであって、 前記各キャリアを多重化する第1の装置と、前記第1の
    装置において多重化された信号から各キャリアを復調す
    る第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分を算出する回路とを有することを特徴とする
    マルチキャリア伝送システム。
  78. 【請求項78】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分を算出してデ
    ータ伝送をなすマルチキャリア伝送方法であって、 第1の装置においては前記各キャリアを多重化し、第2
    の装置においては多重化された信号から各キャリアを復
    調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、 前記各キャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送
    信し、 前記第2の装置においては、前記第1の装置からの前記
    トーンのレベルにより前記雑音の周期を検出し、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    し、前記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配
    分を算出することを特徴とするマルチキャリア伝送方
    法。
  79. 【請求項79】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出し、算出されたビット配分及び送信パワー
    配分に基づいてデータ伝送をなすマルチキャリア伝送シ
    ステムであって、前記各キャリアを多重化する第1の装
    置と、前記第1の装置において多重化された信号から各
    キャリアを復調する第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分及び送信パワー配分を算出する回路とを有す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  80. 【請求項80】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出する算出手段と、前記算出手段にて算出さ
    れた送信パワー配分に基づいてデータ伝送を行うデータ
    伝送手段とを有するマルチキャリア伝送システムであっ
    て、 前記各キャリアを多重化する第1の装置と、前記第1の
    装置において多重化された信号から各キャリアを復調す
    る第2の装置とを含み、 前記第1の装置は、前記クロックに同期してレベルが変
    化するトーンを送信する回路と、前記各キャリアの全成
    分を有する疑似ランダム信号を送信する回路とを有し、 前記第2の装置は、前記第1の装置からの前記トーンの
    レベルにより前記雑音の周期を検出する回路と、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    する回路と、前記信号対雑音比により前記各キャリアの
    ビット配分及び送信パワー配分を算出する回路とを有す
    ることを特徴とするマルチキャリア伝送システム。
  81. 【請求項81】 周期的に変化する雑音の周期に応じて
    マルチキャリアの各キャリアのビット配分及び送信パワ
    ー配分を算出してデータ伝送をなすマルチキャリア伝送
    方法であって、 第1の装置においては前記各キャリアを多重化し、第2
    の装置においては多重化された信号から各キャリアを復
    調し、 前記第1の装置においては、前記クロックに同期してレ
    ベルが変化するトーンを送信し、 前記各キャリアの全成分を有する疑似ランダム信号を送
    信し、 前記第2の装置においては、前記第1の装置からの前記
    トーンのレベルにより前記雑音の周期を検出し、この検
    出周期毎に前記疑似ランダム信号の信号対雑音比を算出
    し、前記信号対雑音比により前記各キャリアのビット配
    分及び送信パワー配分を算出することを特徴とするマル
    チキャリア伝送方法。
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岡戸寛,堺和則,伊藤友一,関克敏,TCM−ISDNからの漏話に適したADSLの一検討,1998年電子情報通信学会総合大会講演論文集,日本,社団法人電子情報通信学会,1998年 3月 6日,通信2,p.403

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