JP3161426B2 - 有線伝送装置及び有線伝送方法 - Google Patents
有線伝送装置及び有線伝送方法Info
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Description
有線伝送方法に関し、特に、電話線などのメタル・ケー
ブルで数Mビット/秒の高速データ伝送を可能にするX
DSL[X DigitalSubscriber Line (X はA,S,V 等の総
称)]に適用される有線伝送装置及び有線伝送方法に関す
る。
数Mビット/秒の高速データ伝送を可能にするXDSL
技術に注目が集まっている。中でも特に注目を浴びてい
るのが、上りと下りで伝送速度が異なる非対称性がイン
タネットアクセスに適しているADSL(Asymmetric D
igital Subscriber Line) である。
screte Multi-tone)と呼ばれる変復調方式を用いてデジ
タル信号をアナログ信号に変換して送信する。このDM
T方式においては、256のキャリアにQAM(Quadra
ture Amplitude/Phase modulation)による変調を行い、
この変調したキャリアをIDFT(Inverse DiscreteFo
urier Transform) を用いて多重化して送信する。受信
側では、多重化された信号から各キャリアをDFT(Di
screte Fourier Transform) を用いて抽出し、QAM変
調された信号に復調を行うことによりデータの高速伝送
を可能にする。
は、ADSL用のケーブルがISDN用のケーブルと同
一のケーブル束に含まれていると、ISDNケーブルか
らの影響によりADSL回線の通信速度を低下させてし
まうノイズの原因が複数ある。なかでも特にADSL回
線への影響が大きいのはISDN回線からの漏話雑音で
ある。
線にTCM(Time Compression Multiplex)−ISDN回
線を使用した場合にADSL装置に発生する漏話雑音に
ついて説明する。図8には、ADSL回線において下り
方向のデータ伝送を行っているときに、TCM−ISD
N回線によるデータ伝送によりADSL装置の端末側で
あるATU−R(ADSL Transceiver Unit-Remote side)
に発生する漏話雑音が示されている。
msec毎に上り方向と下り方向のデータ伝送を交互に
行っている。ADSL回線において下り方向のデータ伝
送を行っている時に、TCM−ISDN回線において上
り方向のデータ伝送を行うと、TCM−ISDN回線か
らの減衰前の高出力の信号がADSL回線における減衰
した信号に影響を及ぼし、端末ATU−R側にNEXT
(Near End Cross Talk)近端漏話が発生する。また、A
DSL回線において下り方向のデータ伝送を行っている
時に、TCM−ISDN回線において下り方向のデータ
伝送を行うと、TCM−ISD回線の信号が減衰したA
DSL回線の信号に影響を及ぼし、端末ATU−R側に
FEXT(Far End Cross Talk) 遠端漏話が発生する。
なお、同じことは中央局側の装置であるATU−C(ADS
L Transceiver Unit-Center side) においても言える。
れている。図9に示されるように近端漏話時の雑音量
は、遠端漏話時の雑音量よりも多い。これは、TCM−
ISDN回線からの減衰前の高出力の信号がADSL回
線における減衰した信号に影響を及ぼすからである。こ
の雑音量の差に注目し、近端漏話発生時と遠端漏話発生
時とでデータの伝送量を切り換えて送信する方法が提案
されている。この方法はデュアルビットマップ方式と呼
ばれ、図9に示されるように雑音量の少ない遠端漏話の
発生時にはデータ量を多く送信し、雑音量が多い近端漏
話の発生時にはデータ量を少なく送信する。
が周期的に変化するため、上り方向と下り方向とで各キ
ャリアのSNR(Signal to Noise Ratio)を測定し、こ
の測定されたSNRに従ってビット配分を求めるように
なっている。例えば、図10に示すように、横軸の周波
数は、データの伝送に使用する各キャリアの周波数であ
り、各キャリアの周波数幅は4.3125KHzであっ
て、キャリアの総数は256である。データ伝送時に
は、これらキャリアを夫々変調するが、この時SNRを
評価してこの評価SNRに従ってビット配分を求めてい
る。この場合のSNRの評価では、各キャリアの周波数
帯域において各々のSNR値を求めている。各キャリア
にはこうして定められた各ビット配分に従ってビット数
の伝送を行うものである。
ット配分及びパワー配分の算出方法の具体例を図11及
び図12を参照しながら説明する。図11はADSLシ
ステムの構成を表すブロック図である。図11に示され
るように中央局としてATU−C21、端末としてAT
U−R22が夫々設けられている。
とATU−R22側には疑似ランダム信号発生部25
と、SNR測定部26と、ビット・パワー配分計算部2
7と、ビット・パワー配分テーブル28とが夫々設けら
れている。
ャリア〔(ANSI(American National Standards In
stitute)標準で256)〕の成分を含む疑似ランダム信
号を生成して、送信部内の逆離散フーリエ変換部10に
転送する。SNR測定部26は、反対側の局から送ら
れ、離散フーリエ変換部29にてフーリエ変換を施され
た疑似ランダム信号のSNRを雑音周期毎に算出する。
ビット・パワー配分計算部27は、図10に示されるよ
うにSNR測定部26にて測定された雑音周期毎のSN
Rの値により、各キャリアのビット配分及びパワー配分
を雑音周期毎に算出する。ビット・パワー配分テーブル
には、相手側のビット・パワー配分テーブルにて算出さ
れ、自局に転送されてきた各キャリアのビット・パワー
配分を記憶する。データの送信を行う場合に、送信部は
ビット・パワー配分テーブルに記憶された各キャリアの
ビットテーブルとパワーテーブルとを参照しながら、各
キャリアのビット配分とパワー配分を決定する。
ト配分とパワー配分とを求める通信例により、上記構成
による一連の処理について説明する。下り方向の各キャ
リアのビット配分とパワー配分とを求めるために、AT
U−C21は疑似ランダム信号発生部25Aから疑似ラ
ンダム信号を送信する。この疑似ランダム信号発生部か
らの疑似ランダム信号は送信部内の逆離散フーリエ変換
部10Aに送られ、逆離散フーリエ変換部10Aから回
線に出力される。この信号は、ATU−R22の受信部
24Bにて受信され、受信部内のフーリエ変換部からS
NR測定部26Bに送られる。
より近端漏話発生時のSNRと遠端漏話発生時のSNR
とを求める。測定されたSNRはビット・パワー配分計
算部27Bに送られ、このSNR値により図10に示さ
れるように近端漏話発生時と遠端漏話発生時の各キャリ
アのビット配分とパワー配分とが算出される。
出された各キャリアのビット・パワー配分は送信部に送
られ、送信部により回線に出力される。ATU−C21
は、回線より入力したこのビット・パワー配分をビット
・パワー配分テーブル28Aに記憶する。
により入手したビット・パワー配分を用いてデータの伝
送を行うADSL装置の送信装置について説明する。図
13に示されるように、ADSL装置の送信装置は、多
重・同期調整部30と、ファスト用CRC(Cyclic Red
undancy Check)処理部31、スクランブル処理及び誤り
訂正部(32、35)とインタリーブ用CRC処理部3
4と、インタリーブ処理部36と、レートコンバータ
(33、37)と、トーンオーダリング部38と、コン
スタレーションエンコーダ及びゲインスケーリング部3
9と、逆離散フーリエ変換部40とを有して構成され
る。
ては、動画、音声、及びリアルタイムのアプリケーショ
ンなどのように遅延が問題になる通信に適したファスト
チャネルと、逆に遅延にはさほど問題にはならないがバ
ースト誤りに弱いファイル転送などデータ通信に適した
インタリーブチャネルとを有している。これらのチャネ
ルはデータ伝送の順番を入れ替えることでバースト誤り
の影響を減少させるインタリーブ処理を施すかどうかに
違いがある。インタリーブチャネルでは、瞬間的なノイ
ズ(インパルス・ノイズ)が発生して、バースト誤りを
起こしても、受信側でデータの順番をもとに戻すことに
よりバースト誤りが分散され、誤り訂正により正しいデ
ータに戻すことができる。ただし、インタリーブ処理を
施すには、データを一時蓄積するため遅延を生じる。
概要について説明する。上位装置から一定の伝送速度で
送られてくるデータは、多重・同期調整部30によりデ
ータをファストデータとインタリーブデータとに分離さ
れ、ファストデータはファストパス(図13に示された
上側のパス)に、インタリーブデータはインタリーブパ
ス(図13に示された下側のパス)に送られる。ファス
トパスでは、ファストデータに、ファスト用CRC処理
部31にてCRCチェック符号が付加される。そして、
スクランブル処理及び誤り訂正部32にてファストデー
タにスクランブル処理を施し、リードソロモン方式のエ
ラー訂正符号が付加され、レートコンバータに入力され
る。また、インタリーブパスにおいても、ファストパス
と同様に、インタリーブ用CRC処理部34にてCRC
チェック符号が付加され、スクランブル処理及び誤り訂
正部35にてスクランブル処理とエラー訂正符号の付加
とが行われる。さらに、このインタリーブパスにおいて
は、スクランブル処理及び誤り訂正部35から出力され
たデータの並び順を変更してインタリーブ処理を施し、
レートコンバータ37に転送する。
M−ISDN回線がデータの伝送方向を切り換えるタイ
ミングに同期したTTR信号によりTCM−ISDN回
線からの雑音量の変化を認識し、TCM−ISDN回線
からの雑音量が少ない期間では、データの伝送速度を速
めるためトーンオーダリング部に伝送するデータ量を増
加させる。また、TCM−ISDN回線からの雑音量が
多い期間では、データの伝送速度を遅くするためトーン
オーダリング部に伝送するデータ量を減少させる。
ワー配分テーブルから送られた各キャリアのビット配分
情報により、各キャリアに割り当てるビット数の情報を
入手し、各キャリアに割り当てるファストデータとイン
タリーブデータとを決める。そして、この各キャリアに
割り当てられたビットが表す情報をコンスタレーション
エンコーダ及びゲインスケーリング部39によりコンス
タレーションの位置情報に変換し、さらに、この位置情
報を表す周波数情報に変換して、逆離散フーリエ変換部
に転送することで、512の時間情報となって送信され
る。
プ方式を用いてデータを伝送する場合に1シンボルに割
り当てるファストデータとインタリーブデータとの割合
が示されている。図14に示されるようにISDN回線
からの雑音量が多い時には、シンボルに割り当てるデー
タ量を少なく設定し、雑音量が少ない時には、シンボル
に割り当てるデータ量を多く設定するのであるが、雑音
量の多い場合、少ない場合に関わらず、1シンボルに割
り当てるファストデータとインタリーブデータの割合を
一定としていた。
ルビットマップ方式を用いてデータ伝送を行う場合、T
CM−ISDN回線が上りと下り方向のデータ伝送を行
う1サイクルにおいて、データ量を多く送信することが
できるシンボル(以下、FEXTシンボルという)の数
と、少量のデータしか送信することができないシンボル
(以下、NEXTシンボルという)の数とが一定しな
い。
7にはTCM−ISDN回線がデータの伝送方向を変え
るタイミングと、TCM−ISDN回線が上り方向と下
り方向のデータ伝送を行う1サイクルにおいてADSL
装置がデータを伝送するシンボルの数が示されている。
図7の左側に示されたシンボルは、TCM−ISDN回
線からの漏話雑音が少なく(遠端漏話発生)、データ量
を多く送信することができるFEXTシンボルである。
また、図7の右側に示されたシンボルは、TCM−IS
DN回線からの漏話雑音が多く(近端漏話発生)、少量
のデータしか送信することができないNEXTシンボル
である。図7に示されるように、TCM−ISDN回線
が上り方向または下り方向のデータ伝送を行うタイミン
グと、ADSL回線がTCM−ISDN回線からの雑音
量に応じて伝送するデータ量を変更するタイミングとに
ずれが生じるため、図7に示されるようにTCM−IS
DN回線が上り方向と下り方向のデータ伝送を行う1サ
イクルにおいてADSL装置が送信できるFEXTシン
ボルの数が4の場合と3の場合とがある。
れてくるデータの伝送速度は一定であるので、図7に示
されるようにFEXTシンボルの数が4から3に移行す
ると、伝送可能なデータ量が減少し、データを一時レー
トコンバータにて蓄えるため、余分な遅延が発生するこ
ととなる。
は、図14に示されるように近端漏話発生時と遠端漏話
発生時とでシンボルに割り当てるファストデータとイン
タリーブデータの割合を一定としていたため、遅延が問
題となるファストデータの伝送においても遅延を生じて
しまう。
く、所定の量のデータの伝送が行えない場合にもファス
トデータの伝送に遅延を生じてしまう。
であり、ファストデータの遅延を最小限に抑えることが
できる有線伝送装置及び有線伝送方法を提供することを
目的とする。
めに本発明の有線伝送装置は、周期的に変化する雑音環
境下における有線伝送装置であって、雑音量が多く所定
のデータ量の伝送を行えない場合に、雑音量が少ない期
間内において伝送するシンボルに割り当てるファストデ
ータの割合を増加させることを特徴とする。
のデータ量の伝送を行えない場合に、雑音量が多い期間
を含んだ期間において伝送するシンボルにファストデー
タのみを割り当てるとよい。
の量のデータの伝送を行えない場合に、雑音量が少ない
期間内において伝送するシンボルに割り当てるインタリ
ーブデータの割合を、増加させるファストデータの割合
に応じて減少させるとよい。
用いてデータの伝送を行う有線伝送装置であって、上位
装置から一定の伝送速度で送られてくるデータをファス
トデータとインタリーブデータとに分離する分離手段
と、分離手段により分離されたインタリーブデータにイ
ンタリーブ処理を施すインタリーブ処理手段と、雑音量
が少ない期間内において伝送する多くのデータ量を割り
当てることができるシンボルの数を算出するシンボルセ
レクト手段と、雑音量が多く所定の量のデータの伝送を
行えない場合に、シンボルセレクト手段からのシンボル
数情報に従って、雑音量が少ない期間内において伝送す
るシンボルに割り当てるファストデータの割合を増加さ
せるようにファストデータの伝送速度を調整する第1の
伝送速度調整手段と、雑音量が多く所定の量のデータの
伝送を行えない場合に、シンボルセレクト手段からのシ
ンボル数情報に従って、雑音量が少ない期間内において
伝送するシンボルに割り当てるインタリーブデータの割
合を減少させるようにインタリーブデータの伝送速度を
調整する第2の伝送速度調整手段と、データを送信する
相手側の局により算出されたマルチキャリアの各キャリ
アに割り当てるビット配分と、シンボルセレクト手段か
らのシンボル数情報に従って、伝送するシンボルが雑音
量が少ない期間内において伝送するシンボルである場合
に、ビット配分が多いキャリアからインタリーブデータ
を、ビット配分が少ないキャリアからファストデータを
割り当て、伝送するシンボルが雑音量が多い期間を含ん
だ期間において伝送するシンボルである場合に、ファス
トデータのみを各キャリアに割り当てるトーンオーダリ
ング手段と、データを送信する相手側の局により算出さ
れたマルチキャリアの各キャリアのビット配分とパワー
配分とを基に、トーンオーダリング手段により各キャリ
アに乗せる各ビットによって表される情報を周波数情報
に変換する周波数情報変換手段と、周波数情報変換手段
により算出された各キャリアの周波数情報を時間情報に
変換する逆離散フーリエ変換手段とを有するとよい。
る雑音環境下における有線伝送方法であって、雑音量が
多く所定のデータ量の伝送を行えない場合に、雑音量が
少ない期間内において伝送するシンボルに割り当てるフ
ァストデータの割合を増加させることを特徴とする。
のデータ量の伝送を行えない場合に、雑音量が多い期間
を含んだ期間において伝送するシンボルにファストデー
タのみを割り当てるとよい。
の量のデータの伝送を行えない場合に、雑音量が少ない
期間内において伝送するシンボルに割り当てるインタリ
ーブデータの割合を、増加させるファストデータの割合
に応じて減少させるとよい。
用いてデータの伝送を行う有線伝送方法であって、上位
装置から一定の伝送速度で送られてくるデータをファス
トデータとインタリーブデータとに分離する分離工程
と、分離工程により分離されたインタリーブデータにイ
ンタリーブ処理を施すインタリーブ処理工程と、雑音量
が少ない期間内において伝送する多くのデータ量を割り
当てることができるシンボルの数を算出するシンボルセ
レクト工程と、雑音量が多く所定の量のデータの伝送を
行えない場合に、シンボルセレクト工程からのシンボル
数情報に従って、雑音量が少ない期間内において伝送す
るシンボルに割り当てるファストデータの割合を増加さ
せるようにファストデータの伝送速度を調整する第1の
伝送速度調整工程と、雑音量が多く所定の量のデータの
伝送を行えない場合に、シンボルセレクト工程からのシ
ンボル数情報に従って、雑音量が少ない期間内において
伝送するシンボルに割り当てるインタリーブデータの割
合を減少させるようにインタリーブデータの伝送速度を
調整する第2の伝送速度調整工程と、データを送信する
相手側の局により算出されたマルチキャリアの各キャリ
アに割り当てるビット配分と、シンボルセレクト工程か
らのシンボル数情報に従って、伝送するシンボルが雑音
量が少ない期間内において伝送するシンボルである場合
に、ビット配分が多いキャリアからインタリーブデータ
を、ビット配分が少ないキャリアからファストデータを
割り当て、伝送するシンボルが雑音量が多い期間を含ん
だ期間において伝送するシンボルである場合に、ファス
トデータのみを各キャリアに割り当てるトーンオーダリ
ング工程と、データを送信する相手側の局により算出さ
れたマルチキャリアの各キャリアのビット配分とパワー
配分とを基に、トーンオーダリング工程により各キャリ
アに乗せる各ビットによって表される情報を周波数情報
に変換する周波数情報変換工程と、周波数情報変換工程
により算出された各キャリアの周波数情報を時間情報に
変換する逆離散フーリエ変換工程とを有するとよい。
有線伝送装置及び有線伝送方法の実施の形態を詳細に説
明する。図1〜図7を参照すると本発明の有線伝送装置
及び有線伝送方法の一実施の形態が示されている。
装置の送信装置に適用した一実施形態の構成を示す。た
だし、以下の本発明に係る有線伝送装置の一実施形態の
説明は、本発明に係る有線伝送方法の一実施形態の説明
も兼ねる。
信装置は、多重・同期調整部1と、ファスト用CRC
(Cyclic Redundancy Check)処理部2、スクランブル処
理及び誤り訂正部(3、6)と、ファスト用レートコン
バータ4と、インタリーブ用CRC処理部5と、インタ
リーブ処理部7と、インタリーブ用レートコンバータ8
と、トーンオーダリング部10と、コンスタレーション
エンコーダ及びゲインスケーリング部11と、逆離散フ
ーリエ変換部12とを有して構成される。
の伝送速度で送られてくるデータをファストデータとイ
ンタリーブデータとに分離し、ファストデータをファス
トパス(図1に示された上側のパス)に、インタリーブ
データをインタリーブパス(図1に示された下側のパ
ス)に送る。
部2と、スクランブル処理及び誤り訂正部3と、ファス
ト用レートコンバータ4とが設けられている。このファ
ストパスにおいては、多重・同期調整部1より送られた
ファストデータに、まず、ファスト用CRC処理部2に
て、CRCチェック符号が付加される。そして、スクラ
ンブル処理及び誤り訂正部3にて、ファストデータにス
クランブル処理を施し、リードソロモン方式のエラー訂
正符号が付加され、ファスト用レートコンバータ4に転
送される。
用CRC処理部5と、スクランブル処理及び誤り訂正部
6と、インタリーブ処理部7と、インタリーブ用レート
コンバータ8とが設けられている。このインタリーブパ
スにおいてもファストパスと同様に、インタリーブ用C
RC処理部5にてCRCチェック符号が付加され、スク
ランブル処理及び誤り訂正部6にてスクランブル処理と
エラー訂正符号の付加とが行われる。このインタリーブ
パスにおいては、インタリーブ処理部7によりスクラン
ブル処理及び誤り訂正部6から出力されたデータを、デ
ータの並び順を変更してインタリーブ処理を施し、イン
タリーブ用レートコンバータ8に転送する。なお、この
インタリーブ処理により遅延が生じる。
N回線のデータ伝送方向切り換え周期に同期した信号で
あるTTR(TCM-ISDN-Timing Reference)信号により、
TCM−ISDN回線からの雑音量が少ない期間内にお
いて伝送可能なFEXTシンボルの数を算出する。より
具体的には、図7においてTCM−ISDN回線からの
雑音量が少ない期間内において伝送可能なFEXTシン
ボルの数が4つであるか、3つであるかを算出する。こ
の算出したFEXTシンボル数情報はファスト用レート
コンバータ4、インタリーブ用レートコンバータ8、ト
ーンオーダリング部10に転送する。また、このシンボ
ルセレクト部9から上述した各装置に伝送されるFEX
Tシンボル数情報には、上述したTTR信号も含まれて
いる。
ストデータの伝送速度を雑音量が多い時と、少ない時と
で変更するため、上位装置から一定の伝送速度で送られ
てくるファストデータを一時的に記憶するメモリを有す
る。ファスト用レートコンバータ4は、シンボルセレク
ト部9から送られてくるFEXTシンボルの数が4つで
あるか、3つであるかを示すFEXTシンボル数信号に
従って、トーンオーダリング部に転送するファストデー
タのデータ量を切り換える。
にもインタリーブデータの伝送速度を雑音量が多い時
と、少ない時とで変更するため、上位装置から一定の伝
送速度で送られてくるインタリーブデータを一時的に記
憶するメモリを有し、シンボルセレクト部9から送られ
てくるFEXTシンボルの数が4つであるか、3つであ
るかを示す信号に従って、TCM−ISDN回線からの
雑音量が少ない期間に伝送されるFEXTシンボルに割
り当てるデータである場合には、所定の量のインタリー
ブデータを転送する。TCM−ISDN回線からの雑音
量が多い期間に伝送されるNEXTシンボルに割り当て
るデータである場合には、トーンオーダリング部へのイ
ンタリーブデータの伝送は行わない。
ワー配分テーブルから遠端漏話発生時と、近端漏話発生
時の各キャリアのビット配分情報を入手し、図2に示さ
れるようにビット数割り当ての多いキャリアの順に並び
替える。そして、各ビット配分を図2に示されるように
ビット数割り当ての多いキャリアの順に並び替える。そ
して、遠端漏話が発生している周期に伝送するシンボル
である場合には、図2のAに示されるように伝送可能な
ビット数の多いキャリアからインタリーブデータを、伝
送可能なビット数の少ないキャリアからファストデータ
を割り当てる。また、近端漏話が発生している周期に伝
送するシンボルである場合には、ファストデータのみを
各キャリアに割り当てる。
スケーリング部9は、ビット・パワー配分テーブルより
各キャリアのビット配分とパワー配分とを入手し、ま
ず、ビット配分情報により、各キャリアに割り当てられ
たビット配分のコンスタレーションを読み出す。図3に
は4ビットと5ビットの場合のコンスタレーションが示
されている。そして、入手した各キャリアのパワー配分
情報に従って、読み出したコンスタレーションのゲイン
を調整する。そして、キャリアに乗せる各ビットによっ
て表される情報のコンスタレーションでの位置情報を割
り出し、図4に示されるようにその位置情報をサイン成
分とコサイン成分とに分離する。そして、そのサイン成
分とコサイン成分とを合成した周波数情報を逆離散フー
リエ変換部に送信する。
て説明しておく。図5に示されるようにコンスタレーシ
ョンは、ゲインを上げることにより、各点の原点からの
位置が離れる。図5に示されるように伝送するビット数
が多い時にゲインを上げずに伝送すると、コンスタレー
ションの間隔が狭いのでノイズによりエラーが発生する
確率が高くなる。そこで、ノイズが大きい時には、ゲイ
ンを上げてコンスタレーションの間隔を広げることで、
エラーの発生確率を小さくすることができる。
られてくる各キャリアのビット配分及びパワー配分は、
図12に示された構成のADSL装置により算出するこ
とができる。すなわち、疑似ランダム信号発生部より疑
似ランダム信号を相手局に送信し、相手局のSNR測定
部にて疑似ランダム信号によりSNRを測定する。そし
て、このSNRにより各キャリアのビット配分及びパワ
ー配分をビット・パワー配分計算部により算出して、算
出したビット配分及びパワー配分を疑似ランダム信号を
出力した出力元に送り返す。
ョンエンコーダ及びゲインスケーリング部より送られた
各キャリアの周波数情報を逆離散フーリエ変換により0
から511まで512の時間情報に変換され、出力され
る。
ADSL装置は、図14に示されるように1シンボルに
占めるファストデータとインタリーブデータの割合を、
隣接する回線からの雑音量が少ない期間内に伝送される
FEXTシンボルと、隣接する回線からの雑音量が多い
期間を含む期間に伝送されるNEXTシンボルとにおい
て一定としていた。このため、雑音量が少ない期間内に
伝送できるFEXTシンボルの数が減少した場合に、伝
送可能なファストデータのデータ量が減少し、ファスト
データの伝送に遅延を生じることとなる。
と下り方向のデータ伝送を1.25msecの周期で交
互に行っている。このため、隣接するADSL回線への
漏話による雑音量も1.25msecの周期で変化す
る。この時、ADSL装置はTCM−ISDN回線から
の雑音量の変化に合わせてデータの伝送を行わなければ
ならない。この際、TCM−ISDN回線が上り方向ま
たは下り方向のデータ伝送を開始するタイミングと、A
DSL回線がTCM−ISDN回線からの雑音量に応じ
て伝送するデータ量を変更するタイミングとにずれが生
じる。このため、図7に示されるように、TCM−IS
DN回線か上りと下りのデータ伝送を行う1サイクルに
おいて、TCM−ISDN回線からの雑音量が少ない期
間内において伝送可能なFEXTシンボルの数が変動
し、4つの場合と、3つの場合とが存在する。ファスト
データは動画、音声、及びリアルタイムのアプリケーシ
ョンに用いるデータであるので、遅延時間を最小に保つ
必要がある。
く、所定の量のデータの伝送が行えない場合に、ファス
トデータの伝送に遅延を生じてしまう。
ようにTCM−ISDN回線からの漏話雑音が大きく所
定の量のデータの伝送が行えない場合に、雑音量が少な
い周期において伝送するFEXTシンボルに割り当てる
ファストデータの割合を増加させ、雑音量が多い周期に
おいて伝送するNEXTシンボルにファストデータをす
べて割り当てている。これにより、FEXTシンボルの
数の変動によるファストデータの遅延、及び、TCM−
ISDN回線からの漏話雑音が大きく所定の量のデータ
の伝送が行えない場合に、生じるファストデータの遅延
を解消することができる。
の実施形態による処理について説明する。
るデータを多重・同期調整部1にてファストデータとイ
ンタリーブデータとに分離し、ファストデータをファス
トパス(図1に示された上側のパス)に、インタリーブ
データをインタリーブパス(図1に示された下側のパ
ス)に送る。
Cチェック符号をファスト用CRC処理部2にて付加
し、ファストデータにスクランブル処理と、リードソロ
モン方式のエラー訂正符号の付加とをスクランブル処理
及び誤り訂正部3にて施し、ファスト用レートコンバー
タ4に転送する。
スと同様にインタリーブデータにCRCチェック符号を
インタリーブ用CRC処理部5にて付加し、ファストデ
ータにスクランブル処理と、リードソロモン方式のエラ
ー訂正符号の付加とをスクランブル処理及び誤り訂正部
6にて施す。そして、このインタリーブパスにおいて
は、スクランブル処理及び誤り訂正部6から出力された
データにインタリーブ処理部にてインタリーブ処理を施
してデータの並び順を変更して、インタリーブ用コンバ
ータ8に転送する。
送方向切り換え周期に同期した信号であるTTR(TCM-
Timing Reference) 信号により、TCM−ISDN回線
からの雑音量が少ない期間内において伝送可能なFEX
Tシンボルの数をシンボルセレクト部により算出し、算
出したFEXTシンボル数情報をファスト用レートコン
バータ4、インタリーブ用レートコンバータ8、トーン
オーダリング部10に転送する。
SDN回線からの雑音量が少ない期間内に送信可能なF
EXTシンボルの伝送タイミングである場合には、ファ
スト用レートコンバータによりトーンオーダリング部に
転送するファストデータのデータ量を増加させる。ま
た、インタリーブ用レートコンバータによりトーンオー
ダリング部に所定の量のインタリーブデータを転送す
る。
よりISDN回線からの雑音量が多い期間を含む期間に
送信するNEXTシンボルの伝送タイミングである場合
には、ファスト用レートコンバータによりトーンオーダ
リング部に転送するファストデータのデータ量を減少さ
せる。また、インタリーブ用レートコンバータによりト
ーンオーダリング部へのインタリーブデータの転送を停
止させる。
ビット・パワー配分テーブルから近端漏話発生時と遠端
漏話発生時との各キャリアのビット配分情報を入手し、
各ビット配分を図2に示されるようにビット数割り当て
の多いキャリアの順に並び替える。そして、シンボルセ
レクト部より入手したFEXTシンボル数情報により、
伝送するシンボルがISDN回線からの雑音量が少ない
期間内に伝送するFEXTシンボルである場合には、図
2のAに示されるように伝送可能なビット数が多いキャ
リアからインタリーブデータを、伝送可能なビット数の
少ないキャリアからファストデータを割り当てる。ま
た、伝送するシンボルがISDN回線からの雑音量が多
い期間を含む期間に伝送するNEXTシンボルである場
合には、トーンオーダリング部8によりファストデータ
のみを各キャリアに割り当てる。
ビットが表す情報をコンスタレーションエンコーダ及び
ゲインスケーリング部によりコンスタレーションの位置
情報に変換し、さらに、この位置情報を表す周波数情報
に変換して、逆離散フーリエ変換部に転送することで、
512の時間情報となって送信される。
伝送を行えない場合に、雑音量が少ない期間内に伝送す
るFEXTシンボルに割り当てるファストデータの割合
を増加させ、また、雑音量が多い期間を含む期間に伝送
するNEXTシンボルにファストデータのみを割り当て
ることにより、雑音量が多い期間と少ない期間とを周期
的に繰り返す雑音環境下において、この雑音の1サイク
ルでFEXTシンボルの数が減少した場合、またはIS
DN回線からの雑音量が多く所定の量のデータを伝送で
きない場合であっても、ファストデータの伝送に生じる
遅延を最小限に抑えることができる。
実施の一例である。但し、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。例えば、TCM−ISDN回線以外
の周期的な漏話雑音が発生する環境下や、DMT方式以
外の通信方式を使用する送受信装置においても適用可能
である。
有線伝送装置は、雑音量が多く所定のデータ量の伝送が
行えない場合に、雑音量が少ない期間内において伝送す
るシンボルに割り当てるファストデータのデータ量を増
加させ、また、雑音量が多い期間内において伝送するシ
ンボルにファストデータのみを割り当てることにより、
雑音が雑音量が多い期間と少ない期間とが周期的に発生
する雑音環境下において、この雑音の1サイクルにて多
くのデータ量を伝送することができるシンボルの数が減
少した場合、または雑音量が多く所定の量のデータの伝
送が行えない場合であっても、ファストデータの伝送に
おける遅延を最小限に抑えることができる。
送を行えない場合に、シンボルセレクト手段により、雑
音量が少ない期間内において伝送するシンボルの数を算
出し、このシンボル数情報に基づいて雑音量が少ない期
間内に伝送するシンボルに割り当てるデータである場合
に、第1の伝送速度調整手段によりこのシンボルに占め
るファストデータのデータ量が増加するようにトーンオ
ーダリング手段に転送するファストデータのデータ量を
増加させ、また、第2の伝送速度調整手段によりこのシ
ンボルに占めるインタリーブデータの割合をファストデ
ータの増加量に応じて減少させるように、トーンオーダ
リング手段に転送するインタリーブデータのデータ量を
減少させる。また、算出したシンボル数情報により、雑
音量が多い期間を含んだ期間に伝送するシンボルに割り
当てるデータである場合、シンボル数情報に従って、雑
音量が多い期間を含む期間に伝送するシンボルに割り当
てるデータである場合に、第2の伝送速度調整手段によ
りこのシンボルにファストデータのみを割り当てるよう
にインタリーブデータのトーンオーダリング手段へのデ
ータ伝送を停止させることにより、雑音が雑音量が多い
期間と少ない期間とが周期的に発生する雑音環境下にお
いて、この雑音の1サイクルにて多くのデータ量を伝送
することができるシンボルの数が減少した場合、または
雑音量が多く所定の量のデータの伝送が行えない場合で
あっても、ファストデータの伝送における遅延を最小限
に抑えることができる。
定のデータ量の伝送が行えない場合に、雑音量が少ない
期間内において伝送するシンボルに割り当てるファスト
データのデータ量を増加させ、また、雑音量が多い期間
内において伝送するシンボルにファストデータのみを割
り当てることにより、雑音が雑音量が多い期間と少ない
期間とが周期的に発生する雑音環境下において、この雑
音の1サイクルにて多くのデータ量を伝送することがで
きるシンボルの数が減少した場合、または雑音量が多く
所定の量のデータの伝送が行えない場合であっても、フ
ァストデータの伝送における遅延を最小限に抑えること
ができる。
送を行えない場合に、シンボルセレクト工程により、雑
音量が少ない期間内において伝送するシンボルの数を算
出し、このシンボル数情報に従って、雑音量が少ない期
間内に伝送するシンボルに割り当てるデータである場合
に、第1の伝送速度調整工程によりこのシンボルに占め
るファストデータのデータ量が増加するようにトーンオ
ーダリング工程に転送するファストデータのデータ量を
増加させ、また、第2の伝送速度調整工程によりこのシ
ンボルに占めるインタリーブデータの割合をファストデ
ータの増加量に応じて減少させるように、トーンオーダ
リング工程に転送するインタリーブデータのデータ量を
減少させ、また、シンボル数情報に従って、雑音量が多
い期間を含む期間に伝送するシンボルに割り当てるデー
タである場合に、第2の伝送速度調整工程によりこのシ
ンボルにファストデータのみを割り当てるようにインタ
リーブデータのトーンオーダリング工程へのデータ伝送
を停止させることにより、雑音が雑音量が多い期間と少
ない期間とが周期的に発生する雑音環境下において、こ
の雑音の1サイクルにて多くのデータ量を伝送すること
ができるシンボルの数が減少した場合、または雑音量が
多く所定の量のデータの伝送が行えない場合であって
も、ファストデータの伝送における遅延を最小限に抑え
ることができる。
る。
ある。
分とに分解した状態を表す図である。
ある。
リーブデータの割合を表す図である。
間にADSL装置が伝送するシンボル数の変化を示す図
である。
る。
ットマップ方式を説明するための図である。
てるビット数を算出する方法を説明するための図であ
る。
ブロック図である。
ブロック構成図である。
とインタリーブデータの割合を表す図である。
リング部 12 逆離散フーリエ変換部
Claims (8)
- 【請求項1】 周期的に変化する雑音環境下における有
線伝送装置であって、 雑音量が多く所定のデータ量の伝送を行えない場合に、
雑音量が少ない期間内において伝送するシンボルに割り
当てるファストデータの割合を増加させることを特徴と
する有線伝送装置。 - 【請求項2】 前記有線伝送装置は、 雑音量が多く所定のデータ量の伝送を行えない場合に、
雑音量が多い期間を含んだ期間において伝送するシンボ
ルにファストデータのみを割り当てることを特徴とする
請求項1記載の有線伝送装置。 - 【請求項3】 前記有線伝送装置は、 雑音量が多く所定の量のデータの伝送を行えない場合
に、雑音量が少ない期間内において伝送するシンボルに
割り当てるインタリーブデータの割合を、増加させるフ
ァストデータの割合に応じて減少させることを特徴とす
る請求項1または2記載の有線伝送装置。 - 【請求項4】 前記有線伝送装置は、マルチキャリアを
用いてデータの伝送を行う有線伝送装置であって、 上位装置から一定の伝送速度で送られてくるデータをフ
ァストデータとインタリーブデータとに分離する分離手
段と、 前記分離手段により分離されたインタリーブデータにイ
ンタリーブ処理を施すインタリーブ処理手段と、 雑音量が少ない期間内において伝送する多くのデータ量
を割り当てることができるシンボルの数を算出するシン
ボルセレクト手段と、 雑音量が多く所定の量のデータの伝送を行えない場合
に、前記シンボルセレクト手段からのシンボル数情報に
従って、雑音量が少ない期間内において伝送するシンボ
ルに割り当てるファストデータの割合を増加させるよう
にファストデータの伝送速度を調整する第1の伝送速度
調整手段と、 雑音量が多く所定の量のデータの伝送を行えない場合
に、前記シンボルセレクト手段からのシンボル数情報に
従って、雑音量が少ない期間内において伝送するシンボ
ルに割り当てるインタリーブデータの割合を減少させる
ようにインタリーブデータの伝送速度を調整する第2の
伝送速度調整手段と、 データを送信する相手側の局により算出されたマルチキ
ャリアの各キャリアに割り当てるビット配分と、前記シ
ンボルセレクト手段からのシンボル数情報に従って、伝
送するシンボルが雑音量が少ない期間内において伝送す
るシンボルである場合に、ビット配分が多いキャリアか
らインタリーブデータを、ビット配分が少ないキャリア
からファストデータを割り当て、伝送するシンボルが雑
音量が多い期間を含んだ期間において伝送するシンボル
である場合に、ファストデータのみを各キャリアに割り
当てるトーンオーダリング手段と、 データを送信する相手側の局により算出されたマルチキ
ャリアの各キャリアのビット配分とパワー配分とを基
に、前記トーンオーダリング手段により各キャリアに乗
せる各ビットによって表される情報を周波数情報に変換
する周波数情報変換手段と、 前記周波数情報変換手段により算出された各キャリアの
周波数情報を時間情報に変換する逆離散フーリエ変換手
段と、 を有することを特徴とする請求項1から3の何れか1項
に記載の有線伝送装置。 - 【請求項5】 周期的に変化する雑音環境下における有
線伝送方法であって、 雑音量が多く所定のデータ量の伝送を行えない場合に、
雑音量が少ない期間内において伝送するシンボルに割り
当てるファストデータの割合を増加させることを特徴と
する有線伝送方法。 - 【請求項6】 前記有線伝送方法は、 雑音量が多く所定のデータ量の伝送を行えない場合に、
雑音量が多い期間を含んだ期間において伝送するシンボ
ルにファストデータのみを割り当てることを特徴とする
請求項5記載の有線伝送方法。 - 【請求項7】 前記有線伝送方法は、 雑音量が多く所定の量のデータの伝送を行えない場合
に、雑音量が少ない期間内において伝送するシンボルに
割り当てるインタリーブデータの割合を、増加させるフ
ァストデータの割合に応じて減少させることを特徴とす
る請求項5または6記載の有線伝送方法。 - 【請求項8】 前記有線伝送方法は、マルチキャリアを
用いてデータの伝送を行う有線伝送方法であって、 上位装置から一定の伝送速度で送られてくるデータをフ
ァストデータとインタリーブデータとに分離する分離工
程と、 前記分離工程により分離されたインタリーブデータにイ
ンタリーブ処理を施すインタリーブ処理工程と、 雑音量が少ない期間内において伝送する多くのデータ量
を割り当てることができるシンボルの数を算出するシン
ボルセレクト工程と、 雑音量が多く所定の量のデータの伝送を行えない場合
に、前記シンボルセレクト工程からのシンボル数情報に
従って、雑音量が少ない期間内において伝送するシンボ
ルに割り当てるファストデータの割合を増加させるよう
にファストデータの伝送速度を調整する第1の伝送速度
調整工程と、 雑音量が多く所定の量のデータの伝送を行えない場合
に、前記シンボルセレクト工程からのシンボル数情報に
従って、雑音量が少ない期間内において伝送するシンボ
ルに割り当てるインタリーブデータの割合を減少させる
ようにインタリーブデータの伝送速度を調整する第2の
伝送速度調整工程と、 データを送信する相手側の局により算出されたマルチキ
ャリアの各キャリアに割り当てるビット配分と、前記シ
ンボルセレクト工程からのシンボル数情報に従って、伝
送するシンボルが雑音量が少ない期間内において伝送す
るシンボルである場合に、ビット配分が多いキャリアか
らインタリーブデータを、ビット配分が少ないキャリア
からファストデータを割り当て、伝送するシンボルが雑
音量が多い期間を含んだ期間において伝送するシンボル
である場合に、ファストデータのみを各キャリアに割り
当てるトーンオーダリング工程と、 データを送信する相手側の局により算出されたマルチキ
ャリアの各キャリアのビット配分とパワー配分とを基
に、前記トーンオーダリング工程により各キャリアに乗
せる各ビットによって表される情報を周波数情報に変換
する周波数情報変換工程と、 前記周波数情報変換工程により算出された各キャリアの
周波数情報を時間情報に変換する逆離散フーリエ変換工
程と、 を有することを特徴とする請求項5から7の何れか1項
に記載の有線伝送方法。
Priority Applications (3)
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