JP3348097B1 - パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP3348097B1
JP3348097B1 JP2001215163A JP2001215163A JP3348097B1 JP 3348097 B1 JP3348097 B1 JP 3348097B1 JP 2001215163 A JP2001215163 A JP 2001215163A JP 2001215163 A JP2001215163 A JP 2001215163A JP 3348097 B1 JP3348097 B1 JP 3348097B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
length
pattern transfer
log
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001215163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003031471A (ja
Inventor
浩 竹中
Original Assignee
株式会社半導体先端テクノロジーズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社半導体先端テクノロジーズ filed Critical 株式会社半導体先端テクノロジーズ
Priority to JP2001215163A priority Critical patent/JP3348097B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3348097B1 publication Critical patent/JP3348097B1/ja
Publication of JP2003031471A publication Critical patent/JP2003031471A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 電子ビーム転写露光(EPL)において、ス
テンシルマスクのマスクパターンを構成する梁1、3
が、マスクの加速運動に伴い振動することによって、パ
ターン転写精度が悪化することを防止する。 【解決手段】 梁1、3の長さLの上限値を、許容でき
る梁の変形量および梁1、3の幅Wに基づいて定め、上
限値を越えない長さの梁によってマスクパターンを構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
過程において、基板上に配線などのパターンを転写する
際に使用するパターン転写用マスクと、そのマスクを用
いたパターン転写方法および半導体装置の製造方法、並
びにその方法により製造された半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の微細化に伴いリ
ソグラフィ工程に対して、100nm以下の最小解像寸
法が要求されており、このような高解像性能を有するリ
ソグラフィ手段として電子ビーム投影露光方法(Electro
n beam Projection Lithography、以下、EPLと呼ぶ)
が提案されている。
【0003】EPL技術において用いられるパターン転
写用マスクは、従来の光リソグラフィで用いられてきた
COG(Chromium On Glass)構造のマスクと異なる。現
在、2種類のマスク構造が提案されている。第1のマス
ク構造は、米国のLucent Technology社が提案した連続
メンブレンタイプのマスクである。このマスクは100
nm程度の膜厚のシリコン窒化膜上に、タングステン/
クロムの電子散乱体をパターンとして設けたものであ
る。第2のマスク構造は、米国のIBM社と日本のニコ
ン社が提案しているステンシルタイプのマスクである。
このマスクは0.5〜3μm膜厚程度のシリコン薄膜に
パターンを貫通孔として形成したものである。両マスク
とも100kV程度に加速された電子ビームで照射さ
れ、タングステン/クロム、もしくは、シリコン薄膜によ
り散乱を受けた電子が、投影レンズの後焦点面に設けら
れたコントラストアパーチャで遮蔽されることにより、
電子ビームにコントラストが生じてパターン転写が行な
われる。
【0004】第1の構造のマスクは従来のCOGと構造
が似ているために比較的早い時期から開発が行なわれて
きた。しかし、シリコン窒化膜を電子ビームが透過する
ときに電子がプラズモン散乱を受けて電子のエネルギー
分布が広がって電子光学系の色収差によって解像性能が
劣化しやすい。このために70nm設計則以下での使用
を前提に開発されているEPLにおいては、第2のステ
ンシルタイプのマスクが有望視されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ステンシルタイプのマ
スクにおいては、パターンが貫通孔として形成されるた
めに従来のCOGに比較してパターン形状に制限が生じ
る。例えば環状パターン(ドーナツパターン)は物理的に
形成できない。このようなパターンは形成可能形状の2
つのパターンに相補分割される。
【0006】しかし、EPLにおいてはステップアンド
スキャンの露光スキームが用いられ、マスクは機械的に
スキャンされる。スキャン時には最大5g程度(gは重
力加速度=9.8m/sec)の加速度がマスクに加
わる。このために相補分割で静的に形成可能なパターン
であっても使用不可能なパターンが生じうる。図4にこ
のようなパターンの一例を示す。
【0007】図4(a)は幅200nm、高さ2000
nm、長さ1mmのシリコンの片持ち梁構造である。図
4(a)に示すY方向に図4(b)に示すような最大4
gの加速度を加えた時の振動状態を図5に示す。図5は
有限要素法を用いたシミュレーションの結果である。図
5に示すように片持ち梁構造の先端は数十μmの振幅で
振動する。また、EPLにおいてはマスクが高真空下で
用いられるために振動減衰が極めて小さく、加速度がな
くなった後も振動を続ける。
【0008】このような振動を生じるマスクパターン
は、パターン転写に用いることは出来ない。そこで、本
発明は、この問題を解決するためのパターン転写用マス
クの構造を提案する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のパターン転写用
マスクは、片持ち梁構造の梁および/または両端固定構
造の梁を備えたステンシル構造のパターン転写用マスク
であって、その梁の長さが、許容できる梁の変形量およ
び前記梁の幅に基づいて定められた上限値以下の長さで
あることを特徴とする。すなわち、本発明では、EPL
時の梁の振動を防止するという観点から、梁の長さに上
限値を設ける。このようなマスクの例として、以下にい
くつかの構造を提案する。
【0010】本発明が提案する第1のマスクは、ステン
シル構造のパターン転写用マスクであって、幅Wの片持
ち梁構造の梁を備え、その梁の長さLが、L≦(VE
)/(3Gρ)を満たす長さであることを特徴とす
る。ここで、Vは許容できる梁の変形量、Gはマスク面
内で梁に垂直方向に加わる最大加速度、ρは梁材料の密
度、Eは梁材料のヤング率である(以下、同様)。
【0011】本発明が提案する第2のマスクは、ステン
シル構造のパターン転写用マスクであって、幅Wの両端
固定構造の梁を備え、その梁の長さLが、L≦(16
VEW)/(Gρ)を満たす長さであることを特徴と
する。
【0012】本発明が提案する第3のマスクは、ステン
シル構造のパターン転写用マスクであって、幅Wの片持
ち梁構造の梁を備え、その梁の長さLが、Log10
≦(Log10V+A+2Log10W)/4を満たす
長さであることを特徴とする。ここで、Aは定数、Lo
10は常用対数である(以下、同様)。
【0013】本発明が提案する第4のマスクは、ステン
シル構造のパターン転写用マスクであって、幅Wの両端
固定梁構造の梁を備え、その梁の長さLが、Log10
L≦(Log10V+A+2Log10W)/4を満た
す長さであることを特徴とする。
【0014】本発明が提案する第5のマスクは、ステン
シル構造のパターン転写用マスクであって、幅Wの片持
ち梁構造の梁を備え、その梁の長さLが、Log10
≦(−3+A+2Log10W)/4を満たす長さであ
ることを特徴とする。
【0015】本発明が提案する第6のマスクは、ステン
シル構造のパターン転写用マスクであって、幅Wの両端
固定梁構造の梁を備え、その梁の長さLが、Log10
L≦(−3+A+2Log10W)/4を満たす長さで
あることを特徴とする。
【0016】本発明が提案する第7のマスクは、シリコ
ン薄膜からなるステンシル構造のパターン転写用マスク
であって、片持ち梁構造の梁を備え、その梁の幅Wが
0.2μm以上0.4μm以下であり、その梁の長さLが
90μm以下であることを特徴とする。
【0017】本発明が提案する第8のマスクは、シリコ
ン薄膜からなるステンシル構造のパターン転写用マスク
であって、両端固定梁構造の梁を備え、その梁の幅Wが
0.2μm以上0.4μm以下であり、その梁の長さLが
250μm以下であることを特徴とする。
【0018】また、本発明のパターン転写方法は、上記
本発明のパターン転写用マスクを用いることを特徴とす
るパターン転写方法である。また、本発明の半導体装置
の製造方法は、本発明のパターン転写用マスクを用いて
パターンの転写を行う工程を含むことを特徴とする方法
である。さらに、本発明の半導体装置は、その半導体装
置の製造方法により製造された半導体装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照して説明する。
【0020】実施の形態1.図1は、EPL技術の概要
を示す図である。EPLにおいて、電子銃(図示せず)
から発射された電子ビームは成形アパーチャ5により矩
形に成形された後、ステンシルマスク6の各露光領域7
に順次照射される。各露光領域7には、転写したいパタ
ーンと同じ形状の開口部(例えば図の開口部8a、8
b)が形成されており、開口部を通過した電子ビームに
よりウエハ9が露光され、ウエハ9上に所定の縮小率で
パターン(例えば図のパターン10a、10b)が縮小
転写される。
【0021】ここで、パターンの形状が、例えば図1の
パターン10aのような形状である場合には、開口部8
aを片持ち梁構造とする必要がある。また、図1のパタ
ーン10bのような形状の場合には、開口部8bは、両
端固定梁構造となる。本発明は、このような梁の、マス
ク加速時の振動を防止することが可能なマスク構造を提
案するものであり、具体的には、梁の長さに上限を設け
ることで振動による影響を最小限に抑えようとするもの
である。したがって、以下、梁の長さの上限値の定め方
を中心に説明する。
【0022】本実施の形態では、梁長さの上限値を、単
結晶シリコンで形成された梁構造の振動を構造解析ソフ
トウェアによってシミュレーション解析して求めてい
る。図2にシミュレーション解析に用いた梁構造の模式
図を示す。図2(a)は片持ち梁構造であり、図2
(b)は両端固定梁構造である。図2において1はシリ
コン片持ち梁、3はシリコン両端固定梁、2、4はバル
クシリコンで梁1,2はバルクシリコン2,4に剛結さ
れており、バルクシリコンに加速度による変形は生じな
いと仮定した。
【0023】梁の幅、長さ、厚さは、それぞれ、W、L、
Tである。座標軸は梁の長さ方向にX軸を取り、梁と垂
直方向にY軸を取り、下方向をZ軸とする。シリコンの
面方位は、梁の上面が(100)面、左右端面を(01
0)面、前後の面を(001)面とした。
【0024】−Y方向に5gの加速度を24msec加
えて振動解析を行った。5gで24msec加速するこ
とによりマスクはEPL露光装置のスキャン露光におけ
る最高速度に達する。また、Z方向にgの加速度を加え
ている。片持ち梁における最大振幅は自由端P1に生
じ、両端固定梁の最大振幅は梁の中央点P2で生じる。
【0025】梁長さLは1μmから500μmまで対数的
に条件を設定した。幅Wは0.2μmと0.4μmの2条
件とした。厚さTは0.4μm幅に対しては2μmのみと
し、0.2μm幅に関しては1μmと2μmの2条件とし
た。
【0026】解析モデルとしてはラーメン(骨組み)モデ
ルを用いた。解析ソフトウェアはカリフォルニア大学バ
ークレイ校が開発した構造解析ソフトウェア“SAP−
IV”を用いて非定常弾性解析を行った。
【0027】シリコンの物性値は「日本機械学会編,"機
械工学便覧",(1989)」に掲載されている次の値を
用いた。すなわち、密度ρ[kg/m]=2.33E
3、ヤング率 E[Pa]=1.25E11、ポアソン
比=0.27として計算を行った。
【0028】また、真空中での減衰振動における減衰比
は、「Blom F.R., Bouwstra S., Elvenspoek M., Fluit
man J.H.J., "Dependence of the Quality Factor of M
icromachined Silicon Beam Resonators on Pressure a
nd Geometry", Journal of Vacuum Science & Technolo
gy B, Vol.10, 19, (1992)」に記載されている実験値に
基づいて、減衰比=3.3E−6とした。
【0029】解析の時間刻みは、各形状での固有振動数
の解析値を求めて振動周期に対して十分小さくなるよう
に設定した。骨組み構造の要素分割数は梁長さに応じて
100から500とした。
【0030】図3に各条件における梁の長さLと最大変
位量Uの関係図を示す。横軸は梁の長さ、縦軸は最大変
位量で共に対数軸であり単位はμmである。11は幅W
=0.2μm、厚さT=2μmの片持ち梁の梁長さLと最
大変位量Uの関係を表す。12は幅W=0.2μm、厚
さT=1μmの片持ち梁の梁長さLと最大変位量Uの関
係を表す。13は幅W=0.4μm、厚さT=2μmの片
持ち梁の梁長さLと最大変位量Uの関係を表す。14は
幅W=0.2μm、厚さT=2μmの両端固定梁の梁長さ
Lと最大変位量Uの関係を表す。15は、幅W=0.2
μm、厚さT=1μmの両端固定梁の梁長さLと最大変位
量Uの関係を表す。16は幅W=0.4μm、厚さT=
2μmの両端固定梁の梁長さLと最大変位量Uの関係を
表す。
【0031】ここで、片持ち梁の自由端の静的な変位量
は解析的に求めることが可能で、(3GρL)/(2
EW)となる。本発明の発明者らは、この静的な変位
量と図3に示した関係図とから、動的な最大変位量は自
由端の静的な変位量の約2倍になることを見出した。こ
の場合、許容可能な変位量をVとすると、V≦2×(3
GρL)/(2EW)の関係式が成り立つ。この式
を変形すると、 L≦(VEW)/(3Gρ) ・・・式(1) が得られる。
【0032】同様に、両端固定梁の中央部の静的な変位
量も解析的に求めることが可能で、(GρL)/(3
2EW)となる。また、両端固定梁の場合にも、動的
な最大変位量は中央部の静的な変位量の約2倍になるこ
とを見出した。そこで、許容可能な変位量をVとすると
きに、V≦2×(GρL)/(32EW)の関係式
が成り立つ。この式を変形すると、 L≦(16VEW)/(Gρ) ・・・式(2) が得られる。
【0033】例えば、式(1)、(2)において、V=
1[nm]、W=1[μm]、G=2×9.8「m/s
ec」とし、密度ρ「kg/m」=2.33E3、
ヤング率 E[Pa]=1.25E11とすると、それ
ぞれ、L≦170μm(片持ち梁)、L≦450μm(両
端固定梁)となる。したがって、片持ち梁構造における
梁長さの上限値は170μm、両端固定梁における梁長
さの上限値は450μmと、決定することができる。
【0034】片持ち梁構造、両端固定梁構造のいずれの
場合も、梁長さLが前記各不等式を満たす限り、動的な
変位をV以下に出来るので、パターン転写時の振動の影
響を無視することができる。したがって、微細な半導体
集積回路装置のパターンを高精度、高スループットで転
写することが可能であり、高性能な半導体集積回路装置
を高い歩留まりと高い生産性で製造することが可能とな
る。
【0035】特に、本実施の形態では、前記式(1)、
(2)はいずれも加速度Gを含む式であるため、EPL
で想定される最大加速度が将来変化したとしても、その
加速度に応じて梁長さの上限値を求めることができる。
【0036】実施の形態2.次に、梁の長さの上限値
の、他の定め方を示す。前述のように、本発明の発明者
らは、図3の関係図より、最大変位量Uは、解析的に求
められる静的な最大変位量(片持ち梁においては自由端
の変位量、両端固定梁においては梁の中央部の変位量)
の約2倍であるとの知見を得た。
【0037】本発明の発明者らは、これに加え、図3の
関係図から次の3つの知見を得た。第1に、梁長さLと
最大変位量Uは両対数グラフ上で直線関係にあり、Lo
Lに対するLog10Uの傾きは、全ての梁構造
に対してほぼ等しく、約4である。第2に、梁の幅Wと
最大変位量Uの間にLog10WとLog10Uが直線
関係を有する関係があると仮定した場合、Log10
に対するLog10Uの傾きは、片持ち梁構造、両端固
定梁構造共に約−2である。第3に、グラフ11と1
2、グラフ14と15から、最大変位量Uは梁の厚さに
殆ど依存しないことがわかった。
【0038】これら第1、第2および第3の知見は、以
下のように梁の一様応力に対する曲がり量の理論式と一
致する。
【0039】第1に、曲がり量は梁の長さLの4乗に比
例する。これに対してLog10Lに対するLog10
Uの傾きは約4である。
【0040】第2に、加速度方向の断面2次モーメント
は幅Wの3乗に比例し、また、単位長さあたりの梁の質
量は梁の幅Wに比例し、従って単位長さあたりに働く慣
性力は幅Wに比例する。曲げによる変位は断面2次モー
メントに反比例し、慣性力に比例するので、変位量は幅
Wの2乗に反比例する。よって曲がり量はWの2乗に反
比例する。これに対して、Log10WとLog10
は直線関係を有し、その傾きは−2である。
【0041】第3に、梁の厚さが変化した場合、加速度
方向に対する断面2次モーメントは梁の厚さに比例す
る。また、単位長さあたりの梁の質量も梁の厚さに比例
し、従って単位長さあたりに働く慣性力は梁の厚さに比
例する。撓み量は断面2次モーメントに反比例し、か
つ、力に比例するので結局梁の厚さの変化による断面2
次モーメントの変化と慣性力の変化は相殺されて撓み量
は変化しない。
【0042】ここで、前記理論式に裏付けられた第1お
よび第2の知見に基づいて、本発明における梁長さ上限
の関係式を導出する。
【0043】まず、図3において、理論上、Log10
W [μm]に対してLog10U [μm]が直線関係を
有し、その傾きは−2であるので、幅W=1[μm]にお
けるY切片Log10U [μm]=αとすると、 Log10U [μm] = α2×Log10W [μ
m] ・・・式(3) となる。
【0044】また、理論上、Log10L [μm]に
対してLog10U [μm]が直線関係を有し、その傾
きは4であるので、梁長さL=1 [μm]におけるY切
片Log10U [μm]=βとすると、 Log10U [μm] = β + 4×Log10L [μm] ・・・式(4) となる。
【0045】W=1 [μm]、L=1 [μm]を原点とす
る平面対数座標上で、U[μm]をW[μm]、L[μm]に
対して対数プロットする場合、Log10U [μm]は
式(3)、式(4)の右辺の和となるので次式を得る。 Log10U [μm]=α + β−2×Log10W [μm] + 4×Log 10 L [μm]・・・式(5) さらに、式(5)を変形して次式(6)を得る。 Log10L [μm]=(Log10U [μm]−A+2×Log10W [μ m])/4・・・式(6) 但し、A=α+β
【0046】図3において片持ち梁構造、及び、両端固
定梁構造に関して、それぞれAを求めると、片持ち梁構
造ではA≒12両端固定梁構造では、A≒13.5とい
う値が得られる。
【0047】式(6)で、最大変位量Uを許容可能な変
位量Vと置き換え、その式により決定されたLを梁長さ
の上限値として梁の長さを決定すれば、梁の最大変位
を、許容可能な変位量V以下、すなわちパターン転写に
おいてその影響を無視できる程度の変位に抑えることが
可能となる。
【0048】例えば、式(6)において、許容可能な変
位量Vを1nm=1E−3μmとすれば、下記式(7) Log10L≦(−3+A+2Log10W)/4 ・・・(7) が得られる。この式によれば、梁の最大変位は常に1n
m以下となる。EPLにおいては1:4の縮小投影が行
なわれるのでウエハ上における梁の投影像の最大変位は
0.25nmである。35nm設計則における最小パタ
ーン寸法は25nm程度と予想されているが、ウエハ上
での最大変位はこの最小寸法の1/100であり、パタ
ーン転写において無視できる量である。
【0049】よって、本実施の形態のように梁の最大長
さの設定を行うことにより、35nm設計則でEPLを
用いる場合、加速度によるマスクパターンの変形、及び、
振動によりパターン転写性能の劣化を回避することが可
能となる。
【0050】実施の形態3.次に、梁の長さの上限値
の、さらに他の定め方を示す。図3において、幅0.4
μmの片持ち梁構造の最大変位が1E−3μm以下とな
る梁長さを読み取ると約90μmである。また、幅0.
4μmの両端固定梁構造の最大変位が1E−3μm以下
となる梁長さを読み取ると約250μmである。この梁
長さに対する幅0.2μmの梁の最大変位を読み取ると
4nmである。これより、幅0.2μmから0.4μm
の梁の最大長さを片持ちに対して90μm、両端固定に
関して250μmと設定することで、最大変位量を最大
4nmとすることができる。
【0051】EPLでは1:4の縮小投影が行なわれる
のでウエハ上での梁の投影像の最大変位は最大1[nm]
となる。マスク上で0.2μm〜0.4μmのパターン
はウエハ上では50nm〜100nmとなる。50nm
に対して1nmの変位量は無視できる値である。
【0052】よって、本実施例による梁の最大長さの設
定を行うことにより、100〜50nm設計則にEPL
を用いる場合、加速度によるマスクパターンの変形、及
び、振動によりパターン転写性能の劣化を回避すること
が可能となる。
【0053】なお、以上に示した各実施の形態では、ラ
ーメン(骨組み)モデルを用いた数値解析によって図3に
示す梁構造、梁長さ、梁の幅と梁の最大変位量の関係
を、マスクに加わる最大加速度を5gと仮定することに
より求めた。定数Aも、これらの仮定のもとで、A≒1
2(片持ち梁構造)あるいはA≒13.5 (両端固定梁構
造)とした。
【0054】しかし、図3の関係を求める手段、及び、
最大加速度の仮定は前記各実施の形態に限定されるもの
ではない。解析モデルとしてはさらに高い解析精度が期
待される有限要素法(Finite Element Method、以下、F
EM)を用いることも出来る。また、実験的手法によっ
て求めることも可能である。また、最大加速度も将来的
にはさらに大きな値になることもあり得る。
【0055】この場合、図3の各直線11〜16が表す
最大変位量は、本発明で示したものと異なる可能性があ
る。しかし、この場合においても前述のように各直線の
傾きが4である事と、幅Wと最大変位量Uの間に、U∝
1/Wの関係が成立することは理論的に保証されてい
る。よって、式(1)から(7)の右辺の関係式は、式
(3)から(7)の定数部を除いて変化しない。異なる
手段、加速条件で図3の関係式を求めた場合、α、β、
A=(α+β)の値のみが変化する。
【0056】しかし、本発明の要旨は、梁の長さLの上
限値を許容できる変位量Vと梁幅Wの関数により定める
という点にあり、定数Aの値は問題とならない。上記実
施の形態において提示した定数Aの値も、片持ち梁構
造、両端固定梁構造に対する一つの目安に過ぎない。す
なわち、式(3)から(7)において、α、β、A=
(α+β)の値が本発明と異なる場合であっても、上記関
数形により梁長さの上限を求めることにより作製された
パターン転写用のマスクは、すべて本発明の技術的範囲
に含まれるものである。
【0057】また、マスクの材料も、上記実施の形態に
示したようなシリコン薄膜からなるマスクには限定され
ない。マスク加速時の最大変位はマスクの材料にも依存
するため、マスクの材料が異なれば、図3の各直線11
〜16が表す最大変位量も異なることになる。しかし、
この場合においても、幅Wと最大変位量Vの間に前述の
関係が成立することにはかわりなく、上記実施の形態と
同様の手段により、本発明の目的を達成することができ
る。すなわち、本発明はシリコン薄膜からなるマスクに
限定されるものではない。シリコン薄膜に代わる材料と
しては、ダイアモンド薄膜やDLC(Diamond Like Car
bon)薄膜などが有望である。
【0058】また、本発明のパターン転写方法は、例え
ば図1に示したEPL技術を用いてパターン転写を行う
際に、ステンシルマスク6として本発明のパターン転写
用マスクを用いる方法である。また、本発明の半導体装
置の製造方法は、そのようなパターンの転写工程を含む
半導体装置の製造方法である。本明細書では図1におい
てパターン転写工程の概要のみを説明したが、半導体装
置の製造過程における他の工程は、公知の技術を用いて
実施することができる。さらに、本発明の半導体装置
は、その半導体装置の製造方法により製造された半導体
装置である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、梁の長さは、許容でき
る梁の変形量および前記梁の幅に基づいて定められた上
限値以下の長さに制限されるため、マスク加速時の振動
がパターン転写に与える影響を無視できる程度に小さく
抑えることができる。
【0060】請求項記載の発明によれば、片持ち梁構
造の場合の梁の長さLはL≦(VEW)/(3G
ρ)を満たす長さに制限される。また、請求項記載の
発明によれば、両端固定構造の梁の長さLはL≦(1
6VEW)/(Gρ)を満たす長さに制限される。い
ずれの発明でも、Lが前記各不等式を満たす限り、動的
な変位をV以下とすることができ、これにより、振動の
影響を無視してパターン転写を行うことができる。した
がって、微細な半導体集積回路装置のパターンを高精
度、高スループットで転写することが可能であり、高性
能な半導体集積回路装置を高い歩留まりと高い生産性で
製造することが可能となる。
【0061】請求項または記載の発明によれば、片
持ち梁構造あるいは両端固定構造において、梁の長さは
Log10L≦(Log10V+A+2Log10W)
/4に制限される。梁の長さLをこのような関係式で示
される長さに制限することにより、マスク加速によって
生じる振動の最大振幅をV[μm]以下とすることが可能
であり、振動の影響を無視して転写が可能であるので、
微細な半導体集積回路装置のパターンを高精度、高スル
ープットで転写することが可能であり、高性能な半導体
集積回路装置を高い歩留まりと高い生産性で製造するこ
とが可能となる。
【0062】請求項または記載のパターン転写用マ
スクは、梁の長さをLog10L≦(−3+A+2Lo
10W)/4という式により制限したものであるが、
これは請求項または記載の発明において、許容でき
る梁の変形量を1nmに設定したものである。したがっ
て、マスク加速によって生じる振動の最大振幅を1nm
以下とすることが可能である。EPLではマスク像は1
/4程度に縮小して転写されるので、転写像の振動の最
大振幅は0.25nm以下となる。将来的にEPLが使
用可能な半導体集積回路の設計則は最小35nm則が予
想され、その最小寸法は23nm程度が予測されるが、
転写像の最大振幅は最小寸法の1/100程度であり、
振動の影響を無視して転写が可能であるので、微細な半
導体集積回路装置のパターンを高精度、高スループット
で転写することが可能であり、高性能な半導体集積回路
装置を高い歩留まりと高い生産性で製造することが可能
となる。
【0063】請求項記載のパターン転写用マスクは、
片持ち梁構造において、梁の幅Wが0.2μm以上0.
4μm以下であるときに、梁の長さLを90μm以下に制
限したものである。また、請求項記載のパターン転写
用マスクは、両端固定梁構造において、梁の幅Wが0.
2μm以上0.4μm以下であるときに、梁の長さLを2
50μm以下に制限したものである。梁長さにこのよう
な制限を設けることにより、100nm設計則から50
nm設計則の半導体集積回路において最も集積度の高い
1:1ラインアンドスペースパターンの振動の最大振幅
を4nm以下とすることが可能であり、転写倍率が1/
4においてウエハ上での像の振動は1nm以下とするこ
とが可能で、100nmから50nm設計則の半導体集
積回路のパターン転写においては、振動の影響を殆ど無
視してEPLによるパターン転写が可能であり、前記設
計則の半導体集積回路を高い歩留まりと高い生産性で製
造することが可能となる。
【0064】請求項記載のパターン転写方法によれ
ば、本発明のパターン転写用マスクを用いてパターンを
転写するため、転写の過程でマスクの加速により梁が振
動したとしても、その振動が転写パターンに与える影響
は無視できる程度に小さく、高精度なパターン転写を実
現することができる。
【0065】また、請求項10記載の半導体装置の製造
方法は、パターン転写工程において、本発明のパターン
転写用マスクを用いるため、転写の精度が高く、高い歩
留まりと高い生産性を実現することができる。
【0066】また、そのような製造方法により製造され
た半導体装置は、高密度かつ高性能な装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 EPL技術の概要を説明するための図
【図2】 本発明のパターン転写用マスクにおける梁構
造を説明するための図
【図3】 梁の長さと加速時の最大変位との関係を表す
グラフ
【図4】 従来技術の問題点について説明するための図
【図5】 従来技術の問題点について説明するための図
【符号の説明】
1 片持ち構造の梁、 2、4 バルクシリコン、 3
両端固定構造の梁、5 成形アパーチャ、 6 ステ
ンシルマスク、 7 露光領域、 8 開口部、 9
ウエハ、 10 パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/30 502P (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 1/16 G03F 7/20 G03F 7/22

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンシル構造のパターン転写用マスク
    であって、 幅Wの片持ち梁構造の梁を備え、当該梁の長さLが、 L≦(VEW)/(3Gρ) V:許容できる梁の変形量、G:マスク面内で梁に垂直
    方向に加わる最大加速度、ρ:梁材料の密度、E:梁材
    料のヤング率を満たす長さであることを特徴とするパタ
    ーン転写用マスク。
  2. 【請求項2】 ステンシル構造のパターン転写用マスク
    であって、 幅Wの両端固定構造の梁を備え、当該梁の長さLが、 L≦(16VEW)/(Gρ) V:許容できる梁の変形量、G:マスク面内で梁に垂直
    方向に加わる最大加 速度、ρ:梁材料の密度、E:梁材料のヤング率を満た
    す長さであることを特徴とするパターン転写用マスク。
  3. 【請求項3】 ステンシル構造のパターン転写用マスク
    であって、 幅Wの片持ち梁構造の梁を備え、当該梁の長さLが、 Log10L≦(Log10V+A+2Log10W)
    /4 V:許容できる梁の変形量、A:定数、Log10:常
    用対数を満たす長さであることを特徴とするパターン転
    写用マスク。
  4. 【請求項4】 ステンシル構造のパターン転写用マスク
    であって、 幅Wの両端固定梁構造の梁を備え、当該梁の長さLが、 Log10L≦(Log10V+A+2Log10W)
    /4 V:許容できる梁の変形量、A:定数、Log10:常
    用対数を満たす長さであることを特徴とするパターン転
    写用マスク。
  5. 【請求項5】 ステンシル構造のパターン転写用マスク
    であって、 幅Wの片持ち梁構造の梁を備え、当該梁の長さLが、 Log10L≦(−3+A+2Log10W)/4 A:定数、Log10:常用対数 を満たす長さであることを特徴とするパターン転写用マ
    スク。
  6. 【請求項6】 ステンシル構造のパターン転写用マスク
    であって、 幅Wの両端固定梁構造の梁を備え、当該梁の長さLが、 Log10L≦(−3+A+2Log10W)/4 A:定数、Log10:常用対数 を満たす長さであることを特徴とするパターン転写用マ
    スク。
  7. 【請求項7】 シリコン薄膜からなるステンシル構造の
    パターン転写用マスクであって、 片持ち梁構造の梁を備え、 当該梁の幅Wが0.2μm以上0.4μm以下であり、当
    該梁の長さLが90μm以下であることを特徴とするパ
    ターン転写用マスク。
  8. 【請求項8】 シリコン薄膜からなるステンシル構造の
    パターン転写用マスクであって、 両端固定梁構造の梁を備え、 当該梁の幅Wが0.2μm以上0.4μm以下であり、当
    該梁の長さLが250μm以下であることを特徴とする
    パターン転写用マスク。
  9. 【請求項9】 請求項1からのいずれかに記載のパタ
    ーン転写用マスクを用いることを特徴とするパターン転
    写方法。
  10. 【請求項10】 請求項1からのいずれかに記載のパ
    ターン転写用マスクを用いてパターンの転写を行う工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法
JP2001215163A 2001-07-16 2001-07-16 パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3348097B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001215163A JP3348097B1 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001215163A JP3348097B1 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3348097B1 true JP3348097B1 (ja) 2002-11-20
JP2003031471A JP2003031471A (ja) 2003-01-31

Family

ID=19049854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001215163A Expired - Fee Related JP3348097B1 (ja) 2001-07-16 2001-07-16 パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3348097B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4023347B2 (ja) * 2003-02-06 2007-12-19 ソニー株式会社 マスク処理装置、マスク処理方法、プログラム、およびマスク
JP3903947B2 (ja) 2003-04-16 2007-04-11 ソニー株式会社 相補分割方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003031471A (ja) 2003-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107436539A (zh) 曝光装置以及物品的制造方法
US20070114450A1 (en) Mask-making member and its production method, mask and its making method, exposure process, and fabrication method of semiconductor device
JP2003534652A (ja) リソグラフィープロセスの間に線幅を選択的に最適化するための方法およびシステム
JP4160203B2 (ja) マスクパターン補正方法及びマスクパターン補正プログラムを記録した記録媒体
CN1731288A (zh) 液浸曝光装置及其控制方法以及器件制造方法
JP2004356440A (ja) マスク歪データの生成方法、露光方法および半導体装置の製造方法
JP2004165500A (ja) 露光方法および半導体装置の製造方法
JP3348097B1 (ja) パターン転写用マスク、パターン転写方法および半導体装置の製造方法
JP3675421B2 (ja) マスクパターン補正方法、マスク製造方法、マスクおよび半導体装置の製造方法
JPH0352210B2 (ja)
US20040071336A1 (en) Exposure method and device manufacturing method using this exposure method
KR20050097988A (ko) 마스크 처리 장치, 마스크 처리 방법, 프로그램, 및 마스크
JP3292909B2 (ja) パタン位置歪の算出方法
JP2003100591A (ja) 荷電粒子線露光装置における露光方法、半導体デバイスの製造方法及び荷電粒子線露光装置
JP3526385B2 (ja) パターン形成装置
JP2000039698A (ja) マスクパターン設計方法及びフォトマスク
JP2004279384A (ja) 振動子の製造方法、振動子及びフォトマスク
JP4876299B2 (ja) フォトマスクパタンデータ作成方法
JPH11317351A (ja) 露光方法および露光装置
JPH08203817A (ja) X線マスクの作製方法
Koike et al. New mask format for low-energy electron-beam proximity projection lithography
JP3790872B2 (ja) 荷電粒子線転写用マスク
JP4122823B2 (ja) マスクパターン補正方法
JP2003151891A (ja) マスクパターンの近接効果補正方法
JP2004095964A (ja) マスクパターン生成方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080906

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090906

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100906

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110906

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees