JP3347604B2 - ロック機構を有する装置 - Google Patents
ロック機構を有する装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロック機構を有する
装置に関し、特に、第1の部分と、ロック部材を有し、
且つ該ロック部材が前記第1の部分の少なくとも一部に
弾発力により係止されることで前記第1の部分に機械的
にロックされる第2の部分とから成る、ロック機構を有
する装置に関する。
装置に関し、特に、第1の部分と、ロック部材を有し、
且つ該ロック部材が前記第1の部分の少なくとも一部に
弾発力により係止されることで前記第1の部分に機械的
にロックされる第2の部分とから成る、ロック機構を有
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4はラップトップ式のコンピ
ュータ又はワードプロセッサ等の情報処理装置を示し、
図3は装置本体に対し液晶表示部を開いた状態、図4は
装置本体に対し液晶表示部をロックして閉じた状態をそ
れぞれ斜視図で示す。装置本体(第1の部分)10の側
には操作面であるキーボード部11等があり、液晶表示
部20(第2の部分)はこのキーボード部11を開閉で
きるように装置本体10のピボット部12を中心として
矢印方向に回転可能になっている。液晶表示部20は液
晶表示面を有するフロントカバー21と、バックカバー
22と、ロック部材23とを有する。
ュータ又はワードプロセッサ等の情報処理装置を示し、
図3は装置本体に対し液晶表示部を開いた状態、図4は
装置本体に対し液晶表示部をロックして閉じた状態をそ
れぞれ斜視図で示す。装置本体(第1の部分)10の側
には操作面であるキーボード部11等があり、液晶表示
部20(第2の部分)はこのキーボード部11を開閉で
きるように装置本体10のピボット部12を中心として
矢印方向に回転可能になっている。液晶表示部20は液
晶表示面を有するフロントカバー21と、バックカバー
22と、ロック部材23とを有する。
【0003】ロック部材23はピボット部12とは反対
側の液晶表示部20の自由端縁の中央部に設けられ、液
晶表示部20を装置本体10に対して閉じた時に液晶表
示部20を装置本体10に固定するものである。このロ
ック部材23に対応する、装置本体10側の位置にはロ
ック受け部13が設けられている。液晶表示部20側の
ロック部材23と装置本体10側のロック受け部13と
でロック機構A(図4)が構成され、液晶表示部20を
装置本体10に閉じた時にこの閉じた状態を保持するよ
うに液晶表示部20を固定することは周知の如くである
が、従来のロック機構は次のように構成されていた。
側の液晶表示部20の自由端縁の中央部に設けられ、液
晶表示部20を装置本体10に対して閉じた時に液晶表
示部20を装置本体10に固定するものである。このロ
ック部材23に対応する、装置本体10側の位置にはロ
ック受け部13が設けられている。液晶表示部20側の
ロック部材23と装置本体10側のロック受け部13と
でロック機構A(図4)が構成され、液晶表示部20を
装置本体10に閉じた時にこの閉じた状態を保持するよ
うに液晶表示部20を固定することは周知の如くである
が、従来のロック機構は次のように構成されていた。
【0004】図5はばねを用いた従来のロック機構の一
例を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図、
(c)はロック部材の詳細図である。液晶表示部20に
は、ピボット部12(図3、図4)に対して自由端縁の
中央部にピボット部12と平行なシャフト24が軸押さ
え25により固定して設けられている。このシャフト2
4にはロック部材23が回転自在に嵌合されている。
例を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図、
(c)はロック部材の詳細図である。液晶表示部20に
は、ピボット部12(図3、図4)に対して自由端縁の
中央部にピボット部12と平行なシャフト24が軸押さ
え25により固定して設けられている。このシャフト2
4にはロック部材23が回転自在に嵌合されている。
【0005】ロック部材23は、シャフト24に嵌合す
るための穴23aを有すると共に、この穴23aに対し
てピボット部12とは反対側に爪部23bと、把手部2
3cとがあり、穴23aに対してピボット部12の側に
ばね押さえ23dがあって、これらが樹脂等で一体成形
されている。爪部23bは、装置本体10側のロック部
材23と対応する位置に設けられた開口13に挿入可能
で且つこの開口13に隣接する装置本体のカバーの部分
14に引っ掛けられるようになっている。また、把手部
23cはオペレータ(図示せず)が矢印aの方向に作用
することにより、爪部23bを装置本体の部分14から
解除するものである。
るための穴23aを有すると共に、この穴23aに対し
てピボット部12とは反対側に爪部23bと、把手部2
3cとがあり、穴23aに対してピボット部12の側に
ばね押さえ23dがあって、これらが樹脂等で一体成形
されている。爪部23bは、装置本体10側のロック部
材23と対応する位置に設けられた開口13に挿入可能
で且つこの開口13に隣接する装置本体のカバーの部分
14に引っ掛けられるようになっている。また、把手部
23cはオペレータ(図示せず)が矢印aの方向に作用
することにより、爪部23bを装置本体の部分14から
解除するものである。
【0006】捩じりばね26はシャフト24に取付けら
れ、その一端がロック部材23のばね押さえ24に、他
側が液晶表示部20側のばね押さえ27にそれぞれ当接
し、ロック部材23を矢印aと反対の方向に付勢してい
る。これにより、ロック部材23の爪部23bが装置本
体の部分14に係合して液晶表示部20が装置本体10
にロックされる。
れ、その一端がロック部材23のばね押さえ24に、他
側が液晶表示部20側のばね押さえ27にそれぞれ当接
し、ロック部材23を矢印aと反対の方向に付勢してい
る。これにより、ロック部材23の爪部23bが装置本
体の部分14に係合して液晶表示部20が装置本体10
にロックされる。
【0007】液晶表示部20を装置本体10に対して開
ける時は、前述のように、把手部23cをばね26に抗
して矢印aの方向に引上げて、爪部23bを装置本体の
部分14から解除し、この部分を装置本体10側の開口
13を通過可能として、この状態で液晶表示部20を装
置本体10のピボット部12を中心として開く方向に回
転すればよい。
ける時は、前述のように、把手部23cをばね26に抗
して矢印aの方向に引上げて、爪部23bを装置本体の
部分14から解除し、この部分を装置本体10側の開口
13を通過可能として、この状態で液晶表示部20を装
置本体10のピボット部12を中心として開く方向に回
転すればよい。
【0008】一方、液晶表示部20を装置本体10に対
して閉じる時は、液晶表示部20をピボット12(図
5、図6)を中心に閉じる方向に回転させると、ロック
部材23の爪部23bの傾斜辺23eが装置本体10側
の開口23の縁に当接してこのロック部材23をばね2
6に抗して矢印a方向に回転させ爪部23bが開口23
に挿入された後、爪部23bが装置本体の部分14に係
合して自動的にロックされる。
して閉じる時は、液晶表示部20をピボット12(図
5、図6)を中心に閉じる方向に回転させると、ロック
部材23の爪部23bの傾斜辺23eが装置本体10側
の開口23の縁に当接してこのロック部材23をばね2
6に抗して矢印a方向に回転させ爪部23bが開口23
に挿入された後、爪部23bが装置本体の部分14に係
合して自動的にロックされる。
【0009】図6は従来のロック機構の他の例を示すも
ので、たわみ板を用いた例であり、(a)は断面図、
(b)は平面図、(c)はロック部材である。図5の従
来例と異なる点についてのみ説明する。この従来例で
は、図5の捩じりばね26の代わりに、ロック部材23
の両側からピボット部12の側へ延びたたわみ板23f
をロック部材23と一体的に成形し、このたわみ板23
fの自由端をフロントカバー21の内側に設けたたわみ
板押さえ28に当接させている。そして、この状態、即
ちロックされている状態で、たわみ板23fがこのたわ
み板押さえ28に対抗して若干付勢される状態となって
いる。したがって、この状態で、ロック部材23は矢印
aと反対の方向に付勢されており、ロック部材23の爪
部23bが装置本体の部分14に係合してロックされて
いる。
ので、たわみ板を用いた例であり、(a)は断面図、
(b)は平面図、(c)はロック部材である。図5の従
来例と異なる点についてのみ説明する。この従来例で
は、図5の捩じりばね26の代わりに、ロック部材23
の両側からピボット部12の側へ延びたたわみ板23f
をロック部材23と一体的に成形し、このたわみ板23
fの自由端をフロントカバー21の内側に設けたたわみ
板押さえ28に当接させている。そして、この状態、即
ちロックされている状態で、たわみ板23fがこのたわ
み板押さえ28に対抗して若干付勢される状態となって
いる。したがって、この状態で、ロック部材23は矢印
aと反対の方向に付勢されており、ロック部材23の爪
部23bが装置本体の部分14に係合してロックされて
いる。
【0010】液晶表示部20を装置本体10に対して開
ける時は、図5の従来例と同様、把手部23cをたわみ
板23fに抗して矢印aの方向に作用させ、爪部23b
を装置本体の部分14から解除して、この部分を装置本
体10側の穴23を通過可能し、この状態で液晶表示部
20をピボット部12(図5、図6)を中心に開く方向
に回転させればよい。
ける時は、図5の従来例と同様、把手部23cをたわみ
板23fに抗して矢印aの方向に作用させ、爪部23b
を装置本体の部分14から解除して、この部分を装置本
体10側の穴23を通過可能し、この状態で液晶表示部
20をピボット部12(図5、図6)を中心に開く方向
に回転させればよい。
【0011】一方、液晶表示部20を装置本体10に対
して閉じる時は、液晶表示部20をピボット12を中心
に閉じる方向に回転させ、ロック部材23の爪部23b
に隣接する傾斜辺23eが装置本体10側の開口23の
縁に当接してこのロック部材23をばね26に抗して矢
印a方向に回転させ爪部23bが開口23に挿入された
後、爪部23bが装置本体の部分14に係合して自動的
にロックされる。
して閉じる時は、液晶表示部20をピボット12を中心
に閉じる方向に回転させ、ロック部材23の爪部23b
に隣接する傾斜辺23eが装置本体10側の開口23の
縁に当接してこのロック部材23をばね26に抗して矢
印a方向に回転させ爪部23bが開口23に挿入された
後、爪部23bが装置本体の部分14に係合して自動的
にロックされる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来例
では、図5のように、ロック部材23とばね26のよう
に2つの部品を必要とするか、又は図6のたわみ板23
のように、このたわみ板23自体のために液晶表示部2
0の内部スペースを使用し、その分だけ液晶パネル29
を設置するためのスペースに制約を受けることとなる。
では、図5のように、ロック部材23とばね26のよう
に2つの部品を必要とするか、又は図6のたわみ板23
のように、このたわみ板23自体のために液晶表示部2
0の内部スペースを使用し、その分だけ液晶パネル29
を設置するためのスペースに制約を受けることとなる。
【0013】図5の従来例のように、部品点数が多くな
れば、ロック機構に関するコストが上昇するという問題
があり、また図6の従来例ではたわみ板23自体のため
の設置スペースを必要として、装置を大型化するという
問題がある。したがって、本発明は、部品点数を少なく
してコストの低減をはかり、且つ液晶パネルその他の必
要部品の設置スペースを十分確保することのできる、ロ
ック機構をもった装置を提供することを課題とする。
れば、ロック機構に関するコストが上昇するという問題
があり、また図6の従来例ではたわみ板23自体のため
の設置スペースを必要として、装置を大型化するという
問題がある。したがって、本発明は、部品点数を少なく
してコストの低減をはかり、且つ液晶パネルその他の必
要部品の設置スペースを十分確保することのできる、ロ
ック機構をもった装置を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、本発明によれば、第1の部分と、ロック部材を有
し、且つ該ロック部材が前記第1の部分の少なくとも一
部に弾発力により係止されることで前記第1の部分に機
械的にロックされる第2の部分とから成り、前記ロック
部材は該第2の部分に回転可能に支持されかつ前記弾発
力を生じさせるための捩じれ手段に連結され、該ねじれ
手段は前記ロック部材の回転軸上に配置されかつ該回転
軸と同軸上でねじれることを特徴とする、ロック機構を
有する装置が提供される。
めに、本発明によれば、第1の部分と、ロック部材を有
し、且つ該ロック部材が前記第1の部分の少なくとも一
部に弾発力により係止されることで前記第1の部分に機
械的にロックされる第2の部分とから成り、前記ロック
部材は該第2の部分に回転可能に支持されかつ前記弾発
力を生じさせるための捩じれ手段に連結され、該ねじれ
手段は前記ロック部材の回転軸上に配置されかつ該回転
軸と同軸上でねじれることを特徴とする、ロック機構を
有する装置が提供される。
【0015】ロック部材に設けた弾発力を生じさせるた
めの捩じれ手段は、基準となる軸に沿って捩じれ力が発
生するので、この軸から比較的狭い範囲内に納めること
ができ、しかもロックに必要な十分な弾発力をロック部
材に与えることができる。前記捩じれ手段は、前記ロッ
ク部材の両側にシャフトを介して固定的に取付けた捩じ
れ板を含み、該シャフトは前記第2の部分に回転可能に
支持されると共に、前記捩じれ板の自由端は回転が阻止
されていることを特徴とする。
めの捩じれ手段は、基準となる軸に沿って捩じれ力が発
生するので、この軸から比較的狭い範囲内に納めること
ができ、しかもロックに必要な十分な弾発力をロック部
材に与えることができる。前記捩じれ手段は、前記ロッ
ク部材の両側にシャフトを介して固定的に取付けた捩じ
れ板を含み、該シャフトは前記第2の部分に回転可能に
支持されると共に、前記捩じれ板の自由端は回転が阻止
されていることを特徴とする。
【0016】ロック部材は両側の捩じれ板に対して均等
に捩じれ応力を付与するので、ロックに必要な安定した
弾発力を得ることができる。
に捩じれ応力を付与するので、ロックに必要な安定した
弾発力を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1及び図2を参照して本
発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発
明の実施形態に係るロック機構の断面図、図2は同ロッ
ク機構の正面図(a)、平面図(b)及びロック部材の
詳細図である。なお、この実施形態に係るロック機構
は、図3及び4に示したラップトップ式のコンピュータ
又はワードプロセッサ等の情報処理装置において、装置
本体(第1の部分)10に対し液晶表示部20を開閉す
る場合に液晶表示部20(第2の部分)を閉じた状態で
ロックする機構A(図4)として用いることができる。
発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発
明の実施形態に係るロック機構の断面図、図2は同ロッ
ク機構の正面図(a)、平面図(b)及びロック部材の
詳細図である。なお、この実施形態に係るロック機構
は、図3及び4に示したラップトップ式のコンピュータ
又はワードプロセッサ等の情報処理装置において、装置
本体(第1の部分)10に対し液晶表示部20を開閉す
る場合に液晶表示部20(第2の部分)を閉じた状態で
ロックする機構A(図4)として用いることができる。
【0018】ロック部材30は、このロック部材30の
両側から同一の軸線に沿って突出した1対のシャフト3
1、31と一体的に構成されており、これらのシャフト
31に対してピボット部12(図3、図4)とは反対側
に爪部30bと把手部30cとがあり、これらの部分は
樹脂等で一体成形されている。爪部30bは、装置本体
10側のロック部材30と対応する位置に設けられた開
口13に挿入可能で且つこの開口13に隣接する装置本
体のカバーの部分14に引っ掛けられるようになってい
る。また、把手部30cはオペレータ(図示せず)が矢
印aの方向に作用することにより、爪部30bを装置本
体の部分14から解除するものである。
両側から同一の軸線に沿って突出した1対のシャフト3
1、31と一体的に構成されており、これらのシャフト
31に対してピボット部12(図3、図4)とは反対側
に爪部30bと把手部30cとがあり、これらの部分は
樹脂等で一体成形されている。爪部30bは、装置本体
10側のロック部材30と対応する位置に設けられた開
口13に挿入可能で且つこの開口13に隣接する装置本
体のカバーの部分14に引っ掛けられるようになってい
る。また、把手部30cはオペレータ(図示せず)が矢
印aの方向に作用することにより、爪部30bを装置本
体の部分14から解除するものである。
【0019】両シャフト31は液晶表示部20のフロン
トカバー21と一体的に形成された立ち上がり壁のシャ
フト受け部32、32に回転可能に支持されている。両
シャフト31の自由端側には、軸中心を通る切り込み溝
36、36が設けられ、これらの切り込み溝36に捩じ
れ板33、33が一体的に嵌合されている。両捩じれ板
33は互いに同一面上に且つ互いに対称的に配置されて
いる。
トカバー21と一体的に形成された立ち上がり壁のシャ
フト受け部32、32に回転可能に支持されている。両
シャフト31の自由端側には、軸中心を通る切り込み溝
36、36が設けられ、これらの切り込み溝36に捩じ
れ板33、33が一体的に嵌合されている。両捩じれ板
33は互いに同一面上に且つ互いに対称的に配置されて
いる。
【0020】また、これらの両捩じれ板33は薄板状で
ロック部材30の軸線に対しても対称的になっている。
ただし、各捩じれ板33の自由端の側に、軸線に関し互
いに対称な位置でかつ互いに反対方向に突出する突起3
4、34、34、34がそれぞれ設けられ、これらの突
起34は液晶表示部20のフロントカバー21と一体的
に形成された互いに平行な立ち上がり壁35a、35b
にそれぞれ当接するように配置されている。
ロック部材30の軸線に対しても対称的になっている。
ただし、各捩じれ板33の自由端の側に、軸線に関し互
いに対称な位置でかつ互いに反対方向に突出する突起3
4、34、34、34がそれぞれ設けられ、これらの突
起34は液晶表示部20のフロントカバー21と一体的
に形成された互いに平行な立ち上がり壁35a、35b
にそれぞれ当接するように配置されている。
【0021】この状態で、両捩じれ板33には若干の捩
じれ応力が掛かるように配置されている。即ち、図示の
ロック状態で、ロック部材30を矢印aと反対の方向に
付勢するように、捩じれ板33に捩じれ応力が掛けられ
ている。したがって、前述のように、ロック部材30の
爪部30bは装置本体10の開口13の縁部(カバーの
部分14)に係合してロックするようになっている。
じれ応力が掛かるように配置されている。即ち、図示の
ロック状態で、ロック部材30を矢印aと反対の方向に
付勢するように、捩じれ板33に捩じれ応力が掛けられ
ている。したがって、前述のように、ロック部材30の
爪部30bは装置本体10の開口13の縁部(カバーの
部分14)に係合してロックするようになっている。
【0022】液晶表示部20を装置本体10に対して開
ける時は、前述のように、把手部30cを捩じれ板33
に抗して矢印aの方向に引上げて、爪部30bを装置本
体の部分14から解除し、この部分を装置本体10側の
開口13を通過可能として、この状態で液晶表示部20
を装置本体10のピボット部12(図5、図6)を中心
として開く回転すればよい。
ける時は、前述のように、把手部30cを捩じれ板33
に抗して矢印aの方向に引上げて、爪部30bを装置本
体の部分14から解除し、この部分を装置本体10側の
開口13を通過可能として、この状態で液晶表示部20
を装置本体10のピボット部12(図5、図6)を中心
として開く回転すればよい。
【0023】一方、液晶表示部20を装置本体10に対
して閉じる時は、液晶表示部20をピボット部12を中
心に閉じる方向に回転させると、ロック部材30の爪部
30bの傾斜辺30eが装置本体10側の開口13の縁
に当接してこのロック部材30を捩じれ板33に抗して
矢印a方向に回転させ爪部23bが開口13に挿入され
た後、爪部30bが装置本体の部分14に係合して自動
的にロックされる。
して閉じる時は、液晶表示部20をピボット部12を中
心に閉じる方向に回転させると、ロック部材30の爪部
30bの傾斜辺30eが装置本体10側の開口13の縁
に当接してこのロック部材30を捩じれ板33に抗して
矢印a方向に回転させ爪部23bが開口13に挿入され
た後、爪部30bが装置本体の部分14に係合して自動
的にロックされる。
【0024】以上、添付図面を参照して本発明の実施形
態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内
において種々の形態、変形、修正等が可能であることに
留意すべきである。例えば、図示の実施形態では、両捩
じれ板33を同一平面上に配置したが、互いに直角をな
す関係に配置し、これに対応して立ち上がり壁35a、
35b相互間も互いに直角な関係となるように配置する
ことも可能である。
態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の精神ないし範囲内
において種々の形態、変形、修正等が可能であることに
留意すべきである。例えば、図示の実施形態では、両捩
じれ板33を同一平面上に配置したが、互いに直角をな
す関係に配置し、これに対応して立ち上がり壁35a、
35b相互間も互いに直角な関係となるように配置する
ことも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したような、本発明によれ
ば、ロック部材30をロックする方向に付勢するための
力が、このロック部材に固定した捩じれ板33、33に
かかる捩じれ応力により得られ、しかもこれらの捩じれ
板33はロック部材30の軸心からの距離が大きくなら
ない範囲内で納まるので、液晶パネルその他の必要部品
の設置スペースを十分確保することのできる。したがっ
て、本発明によれば、部品点数の少ない省スペースのロ
ック機構を有する装置が得られる。
ば、ロック部材30をロックする方向に付勢するための
力が、このロック部材に固定した捩じれ板33、33に
かかる捩じれ応力により得られ、しかもこれらの捩じれ
板33はロック部材30の軸心からの距離が大きくなら
ない範囲内で納まるので、液晶パネルその他の必要部品
の設置スペースを十分確保することのできる。したがっ
て、本発明によれば、部品点数の少ない省スペースのロ
ック機構を有する装置が得られる。
【図1】本発明のロック機構の1実施形態の断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示した実施形態の正面図(a)、平面図
(b)及びロック部材の詳細図(c)である。
(b)及びロック部材の詳細図(c)である。
【図3】情報処理装置の液晶表示部を開いた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】同情報処理装置の液晶表示部を閉じた状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】ばねを用いた従来のロック機構の一例を示すも
ので、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)はロッ
ク部材の詳細図である。
ので、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)はロッ
ク部材の詳細図である。
【図6】たわみ板を用いた従来のロック機構の一例を示
すもので、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は
ロック部材の詳細図である。
すもので、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は
ロック部材の詳細図である。
10…装置本体 12…ピボット部 20…液晶表示部 30…ロック部材 30b…爪部 30c…把手部 30e…傾斜辺 31…シャフト 32…シャフト軸受 33…捩じれ板 34…突起 35a,35b…立ち上がり壁 36…切り溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/16 - 1/18 G12B 9/02 H05K 5/03
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の部分と、ロック部材を有し、且つ
該ロック部材が前記第1の部分の少なくとも一部に弾発
力により係止されることで前記第1の部分に機械的にロ
ックされる第2の部分とから成り、前記ロック部材は該
第2の部分に回転可能に支持されかつ前記弾発力を生じ
させるための捩じれ手段に連結され、該ねじれ手段は前
記ロック部材の回転軸上に配置されかつ該回転軸と同軸
上でねじれることを特徴とする、ロック機構を有する装
置。 - 【請求項2】 前記捩じれ手段は、前記ロック部材の両
側にシャフトを介して固定的に取付けた捩じれ板を含
み、該シャフトは前記第2の部分に回転可能に支持され
ると共に、前記捩じれ板の自由端は回転が阻止されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26607396A JP3347604B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ロック機構を有する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26607396A JP3347604B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ロック機構を有する装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111733A JPH10111733A (ja) | 1998-04-28 |
JP3347604B2 true JP3347604B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=17425989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26607396A Expired - Fee Related JP3347604B2 (ja) | 1996-10-07 | 1996-10-07 | ロック機構を有する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3347604B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5506540B2 (ja) | 2010-05-24 | 2014-05-28 | パナソニック株式会社 | 電子機器 |
-
1996
- 1996-10-07 JP JP26607396A patent/JP3347604B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10111733A (ja) | 1998-04-28 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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