JP3346619B2 - 電解インプロセスドレッシング研削方法および装置 - Google Patents

電解インプロセスドレッシング研削方法および装置

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JP3346619B2
JP3346619B2 JP26952793A JP26952793A JP3346619B2 JP 3346619 B2 JP3346619 B2 JP 3346619B2 JP 26952793 A JP26952793 A JP 26952793A JP 26952793 A JP26952793 A JP 26952793A JP 3346619 B2 JP3346619 B2 JP 3346619B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ等の被加工物の
ならい研削加工等において、ドレッシングムラを防止す
る電解インプロセスドレッシング研削方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レンズ等の被加工物の研削加工
は研削工具を回転するとともに、被加工物を研削工具上
で揺動して行っている。しかし、研削工具が目詰まりを
起こして研削能力が低下し、研削に長時間を要する問題
があった。そこで、上記問題を解決すべく、例えば特開
平3−43144号公報記載の発明が提案されている。
【0003】上記発明は、図27に示す様に、回転自在
な回転軸101の先端には研削工具102が一体的に形
成されている。半球形状をした研削工具102の加工面
には該加工面と対応する形状の被加工部材103が当接
されている。被加工部材103は、下端面が同形状に形
成された保持皿104により保持されている。保持皿1
04の上面中心には凹球形状が形成され、カンザシ10
5の先端部の球形部が係合されている。
【0004】カンザシ105の上部にはこの軸線と直交
する様に固定部材106の一端が嵌合固定されている。
固定部材106の他端には支軸107を介してL字形の
電極108が回動自在に軸着されている。また、カンザ
シ105には固定部材106の固定位置よりも下方に螺
子孔109が穿設されている。この螺子孔109は螺合
される調整ネジ110の軸線が前記固定部材106と同
一方向となる様に形成されている。調整ネジ110の先
端は電極108の軸側面に当接し、電極108の回転下
限位置を調整できる様に構成されている。電極108は
電源111の(−)極に接続されており、電源111の
(+)極は回転軸101と接触するブラシ112に接続
されている。
【0005】上記構成の装置は、カンザシ105および
保持皿104を介して被加工部材103へ押圧と揺動駆
動とを行う。同時に、研削工具102を回転駆動する。
すると、研削工具102の加工面に対し、カンザシ10
5の揺動に連動して電極108の先端が隙間lを保って
移動する。この時、パイプ113よりクーラント114
を研削工具102の加工面に供給するとともに、電源1
11にて電圧を印加すると、研削工具102の加工面が
電解によってまんべんなくドレッシングされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、カンザシ105の軸線が研削工具1
02の球心Oに向かって球心揺動する。これによって、
被加工部材103の位置は、研削工具102の中心から
外周、外周から中心へと往復運動する。電極108は、
これと連動して研削工具102の外周から中心、中心か
ら外周へと往復運動するように構成されている。
【0007】電極幅tが研削工具102の中心から外周
まで覆い、かつ揺動によっても研削工具102の外周
部、あるいは中心部が電極108から外れない場合にお
いては、電極108の1往復(揺動)中に、電極108
が研削工具102の中心を越える(被加工部材103
側)。その越えた最大揺動位置における電極108端下
を境にして、中心部では全面が電極108に覆われ、外
周部では少なくとも全面を覆われることはない。電解量
はその作用時間に比例するので、作用時間がその位置を
境にボンド溶出量が変化し、研削工具102の形状が崩
れる。
【0008】また、電極幅tが研削工具102の中心か
ら外周まで覆い、かつ揺動によって研削工具102の外
周部、あるいは中心部が電極108から外れる場合にお
いては、電極108の1往復(揺動)中に、研削工具1
02の各輪帯では常に電解される部分と間欠的に電解さ
れる部分とが発生する。故に、作用時間がその位置を境
にしてボンド溶出量が変化し、研削工具102の形状が
崩れる。
【0009】さらに、電極幅tが研削工具102の中心
から外周までの円弧より短い場合においては、前記の場
合と同様に、電極108の1往復(揺動)中に、研削工
具102の各輪帯では常に電解される部分と間欠的に電
解される部分とが発生する。故に、作用時間がその位置
を境にしてボンド溶出量が変化し、研削工具102の形
状が崩れる。このように、前記従来技術では、研削工具
102の中心より外周までのある輪帯を境にして、ボン
ド溶出量が変化するという問題点がある。
【0010】因って、本発明は前記従来技術における問
題点に鑑みて開発されたもので、ボンド溶出量の極端な
変化を防止し、研削工具の各点に適当なボンド溶出量を
持たせることにより、研削工具の形状を維持できる電解
インプロセスドレッシング研削方法および装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る電解イ
ンプロセスドレッシング研削方法は、回転する研削工具
を陽極とし、前記研削工具の加工面と微小空隙を在して
対向する電極を陰極とし、前記研削工具の加工面と前記
電極との間にクーラントを供給して電解作用を発生させ
る電解インプロセスドレッシング研削方法において、前
記電極を断面が円弧形状でかつ前記研削工具の中心側か
ら外周に向かって対向部位の面積が減少する形状に形成
し、前記電極の端部が前記研削工具の回転軸の中心と一
致した時またはその近傍に位置した時にのみ前記電解作
用を発生させる。また、第2の発明に係る電解インプロ
セスドレッシング研削装置は、回転する研削工具を陽極
とし、前記研削工具の加工面と微小空隙を在して対向す
る電極を陰極とし、前記研削工具の加工面と前記電極と
の間にクーラントを供給して電解作用を発生させる電解
インプロセスドレッシング研削装置において、断面が円
弧形状でかつ前記研削工具の中心側から外周に向かって
対向部位の面積が減少する形状に形成した電極と、前記
電極の端部が前記研削工具の回転軸の中心と一致した時
またはその近傍に位置した時にのみ前記電解作用を発生
させるスイッチング装置と、を具備するものである。
【0012】
【実施例1】まず、本発明の具体的な実施例を説明する
前に、本発明の概要を説明する。図1〜図4は本発明を
示し、図1は概念図、図2は図1のA矢印から見た研削
工具と電極の矢視図、図3および図4は電解によるボン
ド溶出の状態を示す説明図である。導電性を有する研削
工具2は回転軸3に回転自在に保持されるとともに、曲
率中心Oを支点に揺動運動自在に保持されている。被
加工部材1は図示省略した上軸によって揺動自在に、か
つ加圧保持されている。また、前記研削工具2の加工面
には、間隙dを在して被接触に電極4が配設されてい
る。さらに、前記研削工具2には供電ブラシ5を介して
電源装置7の陽極が電気的に接続されるとともに、前記
電極4にはスイッチング装置6を介して電源装置7の陰
極が電気的に接続されている。スイッチング装置6は研
削工具2の揺動に連動して、電流のON時間およびOF
F時間の調整を行う。図示省略したクーラントノズルよ
り電極4と研削工具2との間隙dにクーラントが供給さ
れる。以下、研削工具2における電解によるボンド溶出
の状態を説明する。図3は、研削工具2が凸形状の場
合、研削工具2への電解作用は曲率中心O方向(矢印
方向)に進行するので、砥石中心から外周までの各輪帯
の電解作用時間が一定ならば、ボンド溶出により曲率半
径が小さくなる(電解前の所定の曲率半径R,電解し
た後の曲率半径をRとすると、この場合はR>R
となる)。また研削工具2が凹形状のときは、電解作用
は曲率中心Oを中心にして放射状に進行するので、曲
率半径が大きくなってしまう。
【0013】そこで、曲率半径の変化を防止するために
は、図4に示すように、工具中心から外周までのボンド
溶出量に勾配を持たせる必要がある。研削工具2と電極
4との隙間dにクーラントが満たされていれば、ボンド
溶出量(電解強さ)は電解の作用時間に比例する。即
ち、適当な勾配をもって、研削工具2の外周ほど電解作
用時間を減少させればよい。
【0014】電解作用時間を調整する1つの手段とし
て、電極形状を調整することにより各輪帯の電解作用時
間を変化させることができる。研削工具2の中心から外
周までの電解作用時間を一定にする場合、その電極形状
は研削工具2の中心を頂点とした扇形状になるので、電
解作用時間を外周ほど減少させるためには、扇形状と比
較して外周ほど狭くする必要がある。また、その適当な
勾配は、図4に示したように、各輪帯における矢印の長
さの変化(勾配)と等しくなればよい。こうすることに
より、電解ドレッシングを行っても、研削工具2の形状
が維持できる。
【0015】このように設定された電極4を研削工具2
に対向した球形状に設定し、研削工具が揺動運動する
際、スイッチング装置7により研削工具2の回転軸と電
極端4aとがほぼ一致したときのみ電解を作用させるこ
とにより、従来技術の問題点が解決できる。
【0016】次に、本発明の具体的な実施例を図に基づ
いて説明する。図5〜図9は本実施例を示し、図5は正
面図、図6は電極と研削工具の部分断面図、図7は図6
のA矢印から見た電極と研削工具の矢視図、図8は研削
工具の摩耗状態の説明図、図9はグラフである。13は
図示省略した駆動源装置と連結した回転自在な回転軸
で、この回転軸13の先端には、導電性を有し、その上
面、即ち加工面が球面形状に形成された研削工具12が
一体形成されている。この研削工具12の中心部にはク
ーラントを供給するためのクーラント孔12aが設けら
れている。
【0017】また、回転軸13は加工面の曲率中心O
を支点に球心揺動運動される。研削工具12の先端に
は、研削面と対応した同形状の被加工部材11が当接さ
れている。この被加工部材11は、下端面を同形状に形
成された保持具19によって保持されている。この保持
具19の上面中心は凹球形状になっており、棒形状のカ
ンザシ20の先端部の球形部と結合されている。被加工
部材11は、保持具19を介してカンザシ20により加
圧されるとともに、保持具19の上面中心を支点として
揺動可能になっている。
【0018】研削工具12の加工面には、隙間dを在し
て被接触に電極14がアーム21を介して、カンザシ2
0に保持されている。この電源14は電解作用時間の割
合が適当な勾配をもつように設定されている。研削工具
12は給電ブラシ15を介してパルス電源装置17の陽
極に接続されるとともに、前記電極14はスイッチング
装置としてのタイマースイッチ16を介してパルス電源
装置17の陰極に接続されている。タイマースイッチ1
6は電解のONタイムとOFFタイムの調整ができ、こ
の動作を繰り返し行うことができる。クーラントノズル
18は前記研削工具12と前記電極14との隙間dにク
ーラントを供給する。
【0019】以下、上記装置を用いての研磨方法を説明
する。まず、適当な電解作用時間の勾配をもたせるため
の電極14の形状設定について述べる。図8において、
研削工具12における摩耗前の加工面のモデル円を実線
で示し、摩耗後の加工面のモデル円を点線で示す。この
円は、摩耗前の実線円をY軸方向(回転軸方向)に下げ
た同一半径をもっている。これは、研削工具12が形状
を維持しながらボンド溶出を行う摩耗形態を示し、図4
をモデルにしている。Y軸(回転軸13)とのなす角が
θ1 の線上と実線円との交点をP1 (X1 ,Y1 )と
し、点線円との交点をP2 (X2 ,Y2 )とする。ま
た、この2点間の線分P1 ,P2 の長さをZ(θ1 )と
する。
【0020】この関数:Z(θ)(範囲が0度〜90
度)を導き、この勾配と等しい勾配に電解作用時間を設
定すれば、研削工具12の形状を維持するためのボンド
溶出形態になる。したがって、このZ(θ)の関係を求
める。曲率半径をR0 ,P1 の座標を(X1 ,Y1 )、
2 の座標を(X2 ,Y2 )とする。P1 点の座標は
【数1】 となる。
【0021】
【数1】
【0022】ただし、
【数1】において、α1 =90°−θ1 とする。次に、
2 点の座標は、線分P1 ,P2 の直線式y=tanα
1 Xと、摩耗前のモデル円の式X2 +(y−h)2 =R
0 2 との交点を求める(ただし、Z(θ)=h)。
【0023】
【数2】
【0024】故に、Z(θ1 )は
【数3】 になる。
【0025】したがって、Z(θ)の関係は
【数4】 になる。
【0026】
【数4】
【0027】ここで、R0 >hにより、
【0028】
【数5】
【0029】と近似できる。また、
【数5】のhは研削工具12の回転軸上のボンド溶出量
(摩耗量)であり、定数である。故に、勾配はコサイン
カーブになることがわかる。
【0030】ここで、電極14が研削工具12の加工面
に電解を与える電解作用時間は、角度θによって変化す
る関数であるから、電解作用時間をT(θ)とし、ある
電圧時における電解の速度をSとすると、電解の速度S
は、S=Z(θ)/T(θ)で表すことができる。上記
【数5】より、Z(θ)=h・cosθであるから、T
(θ)=h・cosθ/Sとおける。つまり、h=Co
nst.,S=Const.であるので、電解作用時間
もコサインカーブで減少するような勾配にすればよい。
【0031】次に、角度θ=0の位置における電解作用
時間T(θ=0)と、その他のある角度θにおける電解
作用時間T(θ)との割合を求め、これを電解作用時間
の割合とすると、Tc(θ)は、Tc(θ)=(h・c
osθ/S)/(h・cos(θ=0)/S)=cos
θとなる。よって、電解作用時間の割合Tc(θ)の幅
は、0〜1すなわち、0〜100%となる。
【0032】一方、上記電解作用時間の割合にある定数
Bを乗じて、上記電解作用時間の割合を
【数6】 とおく。
【0033】
【数6】
【0034】この定数Bは、主に電解作用時間の割合を
全体的に上下させるものであり、具体的には、上記計算
式より作成する電極の形状を全体的に縮小・拡大するも
のであり、定数Bは(0<B<1:0%<B<100
%)の範囲に規定する。
【0035】100%の電解作用時間とは研削工具12
が1回転当たりに連続で電解されていることを示す。ま
た、この定数:Bは10%以下では、電解作用時間の勾
配が緩やかすぎて、電解を発生させる電流密度が30
(A)を超えると、研削工具12の形状変化が起きるこ
とがある。故に、定数:Bは好ましくは10%以上に設
定すべきである。本実施例では、この定数:Bを50%
に設定した。また、このときの電解作用時間の割合と、
回転軸13のなす角(θ)との関係を図9に示す。
【0036】電解作用時間を規定する1つの手段として
電極14の形状を調整する方法がある。しかし、ならい
研削加工では被加工部材11が揺動し、これと連動して
電極14が揺動するために電極形状のみで電解作用時間
を規定できない。そこで、タイマースイッチ16により
電極14の端と研削工具12の中心とが一致、あるいは
その近傍のみ電解をONにすれば、各輪帯における電解
作用時間は電極下を通過した時間になり、電極形状で電
解作用時間を規定できる。
【0037】次に、適当な勾配をもった電極形状の設定
方法について述べる。上記計算式より求められた電解作
用時間の割合Tc(θ)(0〜1:0〜100%)を、
研削工具12の周方向の長さにあてはめる。その手段を
説明する。ある角度θのときの研削工具12の加工面に
おけるある点を仮定し、研削工具12を回転させたとき
に上記したある点が描く円形状の軌跡の1周分の長さを
1(100%)とする。ある角度θのときの電解作用時
間の割合と同じ値の割合の長さを、上記円形状の軌跡上
にとる。これが、円形状の軌跡にあてはめられた電解作
用時間の割合、すなわち、研削工具12の加工面の周方
向の長さに置換えられた電解作用時間の割合となる。
【0038】このようにして、電解作用時間の割合を研
削工具12の加工面の周方向の長さに置換え、この長さ
を、ある角度θにおける電極の幅とする。上記手段を繰
り返し、このようにして、ある角度θ=0°〜90°を
変化させたときの電解作用時間の割合の変化に相当する
電極の幅を求め、電極の形状を決定する。以下、上記手
段を更に具体的に説明する。
【0039】図6に示すように、回転軸13となす角
(θ)を等間隔(図6では10度毎)で設定した各輪帯
において、例えば、θ=30度のときの電解作用時間の
割合は43%である。電解作用時間の割合を研削工具1
2の加工面の周方向に置換える際、1周分の角度360
°を100%とし、研削工具12が回転する際の1周分
の角度360°の43%が何度であるかを求める。
【0040】すると、上記計算にて求められた電解作用
時間の割合が43%のとき、その角度は156°とな
る。そして、加工面表面の回転中心を頂角とした頂角1
56°の扇形状を想定し、その弧の部分の長さを求め
る。従って、回転軸中心から角度θ傾いた位置に相当す
る研削工具12の加工面においては、この弧の長さだけ
電極14によって覆えばよいことになる。
【0041】即ち、この輪帯と電極端との交点Q1 ,Q
2 とすると、<Q1 1 2 =156度に設定すれば
(図7)、図9のグラフの値と一致する。このように、
各輪帯における交点Q1 ,Q2 を求め、これらを連続的
に結べば
【数6】式(以下、この式を理論式とする)の関係を満
たす電極14の形状が設定できる。このように設定され
た電極14では、研削工具12の形状を維持するための
摩耗形態と等しい勾配の電解作用時間になるような形状
になっている。
【0042】上記構成による研削装置によれば、被加工
部材11はクーラントノズル18よりクーラントが供給
されるとともに、研削工具12が揺動角α1 の範囲で球
心揺動運動されることにより研削加工される。研削工具
12と電極14との隙間dにクーラントノズル18より
クーラントが供給され、研削工具12の回転軸中心と電
極端14aとが一致する瞬間、あるいは、その近傍を通
過する時間のみ電流が流れるようにタイマースイッチ1
7のONタイムを設定し、かつその位置から揺動して再
びその位置に揺動してくる時間をOFFタイムとして設
定する。
【0043】本実施例によれば、電極14は適当な勾配
をもった電解作用時間になるような形状になっているの
で、研削工具12の各点は適当なボンド溶出量となり、
研削工具12の形状を維持することができ、被加工部材
11の加工精度が保たれる。
【0044】尚、電極14は研削工具12の最外周円で
カットしても同様な効果が得られる。
【0045】
【実施例2】図10〜図13は本実施例を示し、図10
は正面図、図11は電極と研削工具の部分断面図、図1
2は図11のA矢印から見た電極と研削工具の矢視図、
図13はグラフである。本実施例は、前記実施例1にお
ける電極14およびタイマースイッチ16を廃止し、代
わりに楕円形状の電極を用い、機械的に電解のON,O
FFができる様に構成した点が異なり、他の構成は同一
な構成部分から成るもので、同一構成部分には同一番号
を付してその説明を省略する。
【0046】回転軸13がベアリング33を介して球心
揺動自在な下軸ベース32により保持され、回転軸13
と同様に球心揺動するストッパー30が下軸ベース32
に保持される。また、ストッパー30と対向して、先端
部の押圧により電気的な信号を送るリミットスイッチ3
1を配設し、リミットスイッチ31をリレースイッチ3
5を介してパルス電源装置17に接続した。さらに、楕
円形状の楕円電極74を研削工具12の加工面と隙間d
を在して配設した。なお、リミットスイッチ31とリレ
ースイッチ35とでスイッチング装置を構成している。
【0047】本実施例は、下軸ベース32によりベアリ
ング33を介して保持された回転軸13が揺動角α1
範囲で球心揺動運動する際、被加工部材11が研削工具
12の外周側に位置する最大揺動位置S1 で、回転軸中
心O2 と楕円電極端74aとが一致するように楕円電極
74を配設し、かつ、その位置で、リミットスイッチ3
1がストッパー30の先端と接触し、電気的な信号をリ
レースイッチ35に送り、パルス電源装置の元となる電
源34から電流がパルス電源装置17に供給される。故
に、リミットスイッチ31がストッパー30と接触して
いるときのみ電解作用が行われる。
【0048】また、楕円電極74は、図11のA矢印か
ら見ると、長径:短径=1.3:1.0の楕円形状に設
定されている。この電極における各輪帯の電解作用時間
の割合を図13に示す。この曲線は、前記実施例1で求
めた理論式
【数6】の曲線にある程度近似できる。前記実施例1で
示した電解インプロセスドレッシング装置よりも、若干
精度が低下するが、加工条件を調整することで、前記実
施例1で示した装置で加工した被加工部材11と同レベ
ルの品質が得られ、楕円電極74が理論式で求めたもの
の近似形状でも同様な効果が得られた。
【0049】本実施例によれば、電極が楕円形状なの
で、容易に製作でき、安価である。また、機械的に電解
のON,OFFを行えるので、揺動速度を変化させて
も、条件の段取りを変更することなく、効率的に研削加
工が行われる。
【0050】尚、本実施例で用いた楕円電極74におい
て、長径と短径の比率を変化させても、ほとんど同様な
効果が得られた。また、本実施例では、楕円電極74を
回転軸方向から加工面に対向するように配設したが、回
転軸より傾けた方向から対向させるように配設しても理
論式に近似でき、同様な効果が得られた。
【0051】
【実施例3】図14〜図17は本実施例を示し、図14
は正面図、図15は電極と研削工具の部分断面図、図1
6は図15のA矢印から見た電極と研削工具の矢視図、
図17はグラフである。本実施例は、前記実施例1にお
けるタイマースイッチ16および電極14を廃止し、代
わりに円形状の電極を用い、機械的に電解のON,OF
Fができる様に構成した点が異なり、他の構成は同一な
構成部分から成るもので、同一構成部分には同一番号を
付してその説明を省略する。
【0052】スイッチ保持具36が図示省略した装置本
体に固定され、そのスイッチ保持具36に保持されたス
イッチング装置としてのスイッチ37がパルス電源装置
17と電気的に接続されるとともに、球心揺動する下軸
ベース32に保持されている。また、絶縁性を有するレ
ール38が、そのスイッチ37と対向した位置に配設さ
れるとともに、このレール38の上面には円電極84と
電気的に接続された導電体39が固定されている。ま
た、揺動時に前記スイッチ37と接触する。さらに、円
形状の円電極84を研削工具12の加工面と隙間dを在
して配設した。
【0053】本実施例は、レール38が下軸ベース32
に保持されて球心揺動する際に、研削工具12の回転軸
中心と円電極端84aとが一致する瞬間、あるいは、そ
の近傍を通過する時間に、スイッチ37がレール38上
の導電体39と接触するように配設され、導電体39と
スイッチが接触しているとき、電流が流れて電解され
る。また、研削工具12の回転軸中心と円電極端84a
とが一致していないとき、スイッチ37は絶縁性を有す
るレール38と接触するので、電流は流れず、電解され
ない。これにより、研削工具12の回転軸中心と円電極
端84aとが一致する瞬間、あるいは、その近傍のみ電
解される。
【0054】また、円電極84は、図14のA矢印から
見ると、円形状に設定されている。この円電極84にお
ける各輪帯の電解作用時間の割合を図17に示す。この
曲線は、前記実施例1で求めた理論式
【数6】の曲線にある程度近似できる。前記実施例1で
示した電解インプロセスドレッシング装置よりも、若干
精度が低下するが、加工条件を調整することで、前記実
施例1で示した装置で加工した被加工部材11と同レベ
ルの品質が得られ、円電極84が理論式で求めたものの
近似形状でも同様な効果が得られた。
【0055】本実施例によれば、電極が円形状なので容
易に制作でき、安価である。また、機械的に電解のO
N,OFFを行え、揺動速度に加えて揺動角度を変化さ
せても条件の段取を変更することなく、効率的に研削加
工が行われる。
【0056】尚、本実施例では円電極84を回転軸方向
から加工面に対向するように配設したが、回転軸より傾
けた方向から対向させるように配設しても理論式に近似
でき、同様な効果が得られた。
【0057】
【実施例4】図18は本実施例を示す正面図である。本
実施例は、前記実施例3において、スイッチ37とパル
ス電源装置17、導電体39と円電極84との接続を廃
止し、代わりに導電体39はスイッチ用電源40および
リレースイッチ35を介してパルス電源装置17と接続
されるとともに、スイッチ37はリレースイッチ35を
介してスイッチ用電源40およびパルス電源装置17と
接続した点が異なり、他の構成は同一の構成部分から成
るもので同一構成部分には同一番号を付してその説明を
省略する。なお、リレースイッチ35とスイッチ37と
でスイッチング装置を構成している。
【0058】本実施例は、スイッチ37と導電体39と
が接触すると、スイッチ用電源40から電流が流れ、リ
レースイッチ35に電気的な信号がパルス電源装置17
に送られ、電解のON,OFFを行う。
【0059】本実施例によれば、スイッチ37と導電体
39との間に流れる電流は電解作用を起こす電流ではな
く弱電流であり、導電体とスイッチの電気的な摩耗が減
少され、かつ、安全性が向上する。また。電解作用を発
生させるパルス電流とは別回路なので、スイッチングに
よる電流の乱れがなく、安定した波形を維持できる。
【0060】
【実施例5】図19および図20は本実施例を示す正面
図である。本実施例は、前記各実施例に示した球心揺動
によるならい研削装置の代わりに、上軸揺動によるなら
い研削装置を用いたものである。なお、前記実施例1と
の共通部分には同一番号を付し、説明を省略する。
【0061】電極14は電極保持具43に保持され、こ
の電極保持具43はスライドテーブル44に保持されて
いる。このスライドテーブル44はベース45および軸
46をガイドにして直線往復運動可能になっている。ま
た、スライドテーブル44は、一方がベース45に固定
された引張りバネ47により被加工部材11の方向に常
に引っ張られ、後示する押し棒41に押圧されていない
ときは、ベース45に保持されたリミットスイッチ31
を押圧している。
【0062】さらに、研削工具12の回転軸中心と電極
端14aとが一致する位置で、電極14が停止するよう
に、リミットスイッチ31が配設されている。このリミ
ットスイッチ31は、リレースイッチ35と電気的に接
続されている。なお、リミットスイッチ31とリレース
イッチ35とでスイッチング装置を構成している。ま
た、このリレースイッチ35はパルス電源装置17およ
び電源34と接続されている。揺動カンザシ42には押
し棒41が保持されている。この押し棒41は、揺動時
に電極保持具43のアーム部43aを押圧する。
【0063】上記構成による研削装置によれば、被加工
部材11が研削工具12の外周側に揺動している場合
(図19)、押し棒41とアーム部43aとは非接触で
あり、スライドテーブル44は引張りバネ47によりリ
ミットスイッチ31を押圧している。リミットスイッチ
31からの電気的な信号はリレースイッチ35に送ら
れ、パルス電源装置17は図示省略したリモート機構に
よりON信号を受け、電解作用が発生する。このとき、
電極14は、研削工具12の回転軸中心と電極端14a
とが一致しているので、電極形状に見合っただけのボン
ド溶出が起きる。
【0064】次に、被加工部材11が研削工具12の中
心方向に揺動している場合(図20)、押し棒41がア
ーム部43aを押圧し、スライドテーブル44は右に移
動する。そのとき、電極14は右へ移動し、回転軸中心
と電極端14aとの位置がずれる。スライドテーブル4
4はリミットスイッチ31から離れ、リミットスイッチ
31からの電気的な信号がOFFになり、電解作用が停
止する。このように、電極端14aが研削工具12の回
転軸中心と一致しているときのみ電解するとともに、研
削工具12の加工面の各輪帯に作用する電解時間は、そ
れに対応した電極14の通過する時間に等しい。
【0065】本実施例によれば、上軸揺動方式において
も、前記実施例1と同様な効果が得られる。
【0066】
【実施例6】図21は本実施例を示す正面図である。本
実施例は、前記実施例5におけるリミットスイッチ31
および押し棒41を廃止し、代わりに揺動カンザシ42
にて保持された絶縁体48へ導電体39が保持され、こ
の導電体39はスイッチ用電源40を介してリレースイ
ッチ35と接続されている。また、絶縁体48に対向し
てスイッチ37が配設され、リレースイッチ35と接続
されるとともに、リレースイッチ35はスイッチ用電源
40,パルス電源装置17および電源34と接続されて
いる点が異なり、他の構成は同一の構成部分から成るも
ので同一構成部分には同一番号を付し、その説明を省略
する。なお、リレースイッチ35とスイッチとでスイッ
チング装置を構成している。
【0067】本実施例は、スイッチ37と導電体39が
接触すると、スイッチ用電源40から電流が流れ、リレ
ースイッチ35に電気的な信号がパルス電源装置17に
送られ、電解のON,OFFを行う。導電体39とスイ
ッチ37とが接触する位置は、電極端14aと回転軸中
心とが一致、あるいは、その近傍になり、かつ、被加工
部材11の外周がクーラント孔12aにかかっているよ
うに調整する。
【0068】本実施例によれば、被加工部材11が研削
工具12の中心から外周まで接触しているときに電解作
用が起きるので、酸化被膜の除去作用が均等になり、よ
り高精度に研削工具を維持しながらドレッシングが行わ
れる。
【0069】
【実施例7】図22および図23は本実施例を示し、図
22は正面図、図23は図22のA矢印から見た研削工
具と角度エンコーダの矢視図である。本実施例は、前記
実施例1におけるタイマースイッチ16を廃止し、代わ
りに電極14とパルス電源装置17との間にリレースイ
ッチ52を接続するとともに、球心揺動の角度を感知す
る角度エンコーダ50を揺動中心部に配設する。また、
前記リレーヘスイッチ52に接続されたカウンター51
は、角度エンコーダー50からの揺動角度をカウント
し、予め設定していた揺動角度内で、リレースイッチ5
2へ電気的な信号を送るようにした点が異なり、他の構
成は同一の構成部分から成るもので同一構成部材には同
一番号を付し、その説明を省略する。なお、角度エンコ
ーダ、カウンター51およびリレースイッチ52でスイ
ッチング装置を構成している。
【0070】本実施例は、予めカウンター51には、電
極端14aと回転軸中心とがほぼ一致する角度範囲で電
気的な信号をリレースイッチ52に送るように設定され
ている。揺動軸53は回転軸13の図示省略した固定部
に保持され、かつ、その先端部は研削工具12の球心O
1 と等しい高さにあり、角度エンコーダ50と接続され
ている。揺動軸53は角度エンコーダ50と接続した点
を支点として揺動する。この揺動角度を角度エンコーダ
50で感知し、その信号をカウンター51に送る。カウ
ンター51はその信号を受取り、予め設定していた角度
範囲になると、即ち、電極端14aと回転軸中心とがほ
ぼ一致する揺動角度範囲になると、電気的な信号をリレ
ースイッチ52に送り、電解に必要なパルス電源装置1
7,電極および給電ブラシ15に電流が流れる。
【0071】本実施例によれば、機械的に電解のON,
OFFを行えるので、揺動速度を変化させても、条件の
段取りを変更することなく、効率的に研削加工が行われ
る。
【0072】
【実施例8】図24および図25は本実施例を示し、図
24は正面図、図25は図24のA矢印から見た電極と
研削工具の矢視図である。本実施例は、前記実施例1に
おける電極14を廃止し、代わりに絶縁部61cと導電
部61bとを設けた電極61と、その絶縁部61cにク
ーラント供給孔60とを設けた点が異なり、他の構成は
同一の構成部分から成るもので同一構成部分には同一番
号を付し、その説明を省略する。
【0073】本実施例は、電極61と研削工具12の加
工面との隙間dへのクーラントの供給がクーラント供給
孔60から電極61の絶縁部61cを通過することによ
り行われる。また、電極61の形状は前記実施例1で設
定したものを半分に分け、絶縁部61cを挟むように構
成されている。
【0074】本実施例によれば、研削工具と電極との隙
間にクーラントがより確実に満たされるため、高速回転
時でも供給ムラが発生せず、高精度な加工を行うことが
できる。
【0075】
【実施例9】図26は本実施例を示す正面図である。本
実施例は、前記実施例1における凹形状の被加工部材1
1を凸形状の被加工部材91に変更した例である。本実
施例では、前記実施例1の研削工具12およびクーラン
トノズル18を廃止し、代わりに凹形状の加工面を有す
る研削工具92が回転軸13と一体に形成されている。
また、ベアリング33が回転軸13を回転自在に保持
し、下軸ベース32に前記ベアリング33が保持され、
この下軸ベース32に槽93が保持されている点が異な
り、他の構成は同一の構成部分から成るもので同一構成
部分には同一番号を付し、その説明を省略する。
【0076】本実施例は、槽93は、クーラント孔12
aから供給されたクーラントを少なくとも電極14が没
するまで満たすために、電極14より高い位置まで研削
工具92を囲っている。また、球心揺動の際、電極1
4、被加工部材91と干渉しないような半径の円筒形に
なっている。
【0077】本実施例によれば、研削工具と電極との隙
間の設定をラフにしても、クーラントがまんべんなく供
給されるので、電極位置の設定が容易になり、段取り時
間が短縮される。
【0078】以上、各実施例においてはレンズ単玉の加
工例を示したが、多数貼りレンズ、或いは多数貼りの研
削工具,研磨工具であっても同様の効果を実現すること
ができる。また、電源装置はパルス電流の他に、一定電
流でも同様な効果を得ることができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電解
インプロセスドレッシング研削方法および装置によれ
ば、研削工具の各点のボンド溶出量に勾配を持たせるこ
とにより、研削工具の形状を維持できる電解インプロセ
スドレッシング研削が行え、被加工部材の形状精度を維
持する研削加工を行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】図1のA矢印からの矢視図である。
【図3】本発明を示す説明図である。
【図4】本発明を示す説明図である。
【図5】実施例1を示す正面図である。
【図6】実施例1を部分断面図である。
【図7】図6のA矢印からの矢視図である。
【図8】実施例1を示す説明図である。
【図9】実施例1を示すグラフである。
【図10】実施例2を示す正面図である。
【図11】実施例2を示す部分断面図である。
【図12】図11のA矢印からの矢視図である。
【図13】実施例2を示すグラフである。
【図14】実施例3を示す正面図である。
【図15】実施例3を示す部分断面図である。
【図16】図15のA矢印からの矢視図である。
【図17】実施例3を示すグラフである。
【図18】実施例4を示す正面図である。
【図19】実施例5を示す正面図である。
【図20】実施例5を示す正面図である。
【図21】実施例6を示す正面図である。
【図22】実施例7を示す正面図である。
【図23】図22のA矢印からの矢視図である。
【図24】実施例8を示す正面図である。
【図25】図24のA矢印からの矢視図である。
【図26】実施例9を示す正面図である。
【図27】従来例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 被加工部材 2 研削工具 3 回転軸 4 電極 5 給電ブラシ 6 スイッチング装置 7 電源装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する研削工具を陽極とし、前記研削
    工具の加工面と微小空隙を在して対向する電極を陰極と
    し、前記研削工具の加工面と前記電極との間にクーラン
    トを供給して電解作用を発生させる電解インプロセスド
    レッシング研削方法において、 前記電極を断面が円弧形状でかつ前記研削工具の中心側
    から外周に向かって対向部位の面積が減少する形状に形
    成し、前記電極の端部が前記研削工具の回転軸の中心と
    一致した時またはその近傍に位置した時にのみ前記電解
    作用を発生させることを特徴とする電解インプロセスド
    レッシング研削方法。
  2. 【請求項2】 回転する研削工具を陽極とし、前記研削
    工具の加工面と微小空隙を在して対向する電極を陰極と
    し、前記研削工具の加工面と前記電極との間にクーラン
    トを供給して電解作用を発生させる電解インプロセスド
    レッシング研削装置において、 断面が円弧形状でかつ前記研削工具の中心側から外周に
    向かって対向部位の面積が減少する形状に形成した電極
    と、 前記電極の端部が前記研削工具の回転軸の中心と一致し
    た時またはその近傍に位置した時にのみ前記電解作用を
    発生させるスイッチング装置と、 を具備することを特徴とする電解インプロセスドレッシ
    ング研削装置。
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