JP3346573B2 - プラスチックに適した難燃剤 - Google Patents

プラスチックに適した難燃剤

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JP3346573B2 JP50886395A JP50886395A JP3346573B2 JP 3346573 B2 JP3346573 B2 JP 3346573B2 JP 50886395 A JP50886395 A JP 50886395A JP 50886395 A JP50886395 A JP 50886395A JP 3346573 B2 JP3346573 B2 JP 3346573B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、マテリアル製造の間にマテリアルに添加
すれば、耐火性または難燃性を該マテリアルに付与する
難燃剤に関する。発明の観点からすれば、特に対象にな
るものは、ポリマー、特に、ポリウレタンである。
発明の背景 ある種の化学品および化学品を混合したものを難燃剤
として、繊維、発泡または非発泡の硬質またはフレキシ
ブルなプラスチックス、木材、パーチクルボードなどの
マテリアルズに使用することは、よく知られている。使
用される難燃剤の種類は、対象になるマテリアルによっ
て、いろいろ変わるもので、したがって、一つのタイプ
のマテリアルに使用するのに適しているとされる難燃剤
は、他のものには、全く不向きなものである。
ポリウレタン産業においては、溶解性の無機難燃剤
は、ポリウレタンフォームから浸出して有害な結果をも
たらす理由で、ほとんど無視されている。例えば、アン
モニウム・モノフォスフェートが可溶性であることから
問題が生ずることが文献から知られている。
モンサント・カンパニーへ譲渡された米国特許第3423
343もまたアンモニウム・モノフォスフェートおよびア
ンモニウム・オルソフォスフェートについての上記問題
点を総括的に記載し、圧縮強度およびクローズドセルコ
ンテントのような物理特性を損なう付加的な問題を論じ
ている。
上記特許は、P−O−Pタイプ結合で、次の一般式を
もつ、実質的に水に溶けないアンモニウム・ポリフォス
フェートの形態である燐および窒素化合物の使用を提案
している; H(r−m)+2(NH4mPnO3n+1 ここで、nは、平均値が10以上の整数、m/nは、約0.7か
ら約1.1の間であり、mの最大値は、n+2に等しい。
さて、モンサント・カンパニーによりPHOSCHEK30の商
標で市販されている該化合物は、アンモニウム・モノフ
ォスフェートまたはアンモニウム・ジフォスフェートよ
りも、ある程度溶解し難いもので、Lewin,Atlas & Pea
rceの第1巻“ポリウレタン・ストラクチャ・アンド・
フレーム・レジスタンス”によれば、水に7日間浸漬し
た後の炎伝播度36%であるに対し、浸漬前は33%である
と記載されている。しかしながら、C.E.MilesとJ.W.Lyo
nsは、“プロパティーズ・オブ・リジッド・ウレタン・
フォームズ・コンテイニング・ファイヤー・リターダン
ツ・ベースド・オン・フォスフォラス”、1967年12月ジ
ャーナル・オブ・セルラー・プラスチックス、539頁に
おいて、このアンモニウム・ポリフォスフェートを含む
ポリウレタン硬質発泡体は、製造時、10.0%の平均重量
損失を着火時に示すクロロフルアラネート化合物(CF
C)発泡剤、トリクロロフルオロメタンを必要とすると
報告している。
CFC発泡剤のイッシューは別として、差し当たり、そ
れ自体好ましくない不利なことが生じており、それは、
分解温度が減少した量の木炭が形成される温度であるこ
とである。この結果、防火作用に劣るか、または、適切
な防火を達成するには、より多くのマテリアルを使用す
ることによる費用の増加となる。
かくして、技術の現在の発展は、ポリウレタン用途の
使用には、有機難燃剤の使用を有利とする。
例えば、バイエルAGに譲渡された米国特許第4623672
号は、イソシアネートを1−フォスフォノエタン−2−
カルボン酸−トリ−C1−C4−アルキルエステル類、1−
フォスフォノプロパン−2−カルボン酸−トリ−C1−C4
−アルキルエステル類および、これらの混合体と反応さ
せて作った難燃性イソシアネート添加製品を記載してい
る。発泡剤は、CFC剤を含むもので、実施例は、トリク
ロロフルオロメタンの使用を特に限定しており、この発
明で調製された発泡体は、着火性のものである。
チバ−ガイギー・リミテッドへ譲渡されたオーストラ
リア特許第591089号は、難燃剤として、ジメチル・メチ
ル・フォスフェート、モノメチル・メチル・フォスフォ
ネートおよび、次の一般式の化合物の間の反応で形成さ
れた塩を使用する; 上記式において、Xは、O,SまたはNH、R1は、H,lから4
の炭素原子をもつアルキル.炭素原子を4までもつアル
ケニル,CN,CONH2またはNH2、R2は、H,lから4の炭素原
子をもつアルキルまたは炭素原子を4までもつアルケニ
ル、または、付着している窒素原子と共にR1とR2は、6
炭素原子までの複素環式リングを形成し、これは、他の
ヘテロ原子をオプションで含み、そして、Rは、H,lか
ら8の炭素原子をもつアルキルグループ,6から10の炭素
原子をもつアリルグループ,5から12の炭素原子をもつシ
クロアルキルグループまたは9リング炭素原子までのも
のをもつ複素環式グループまたは9リング炭素原子まで
のものをもつ複素環式グループ,または、R1とともに3
から10の炭素原子のアルキレン鎖,または,Rは、グルー
プNHR3で、R3は、H,1から4の炭素原子をもつアルキル,
4炭素原子までのアルケニル,CN,CONH2またはNH2またはR
1とともに2または3の炭素原子のアルキレン鎖,また
はRは、次のグループである; ここで、R1,R2およびXは,上記のものとして定義さ
れ、R4は、直鎖または8炭素原子までのものをもつアル
キレングループまたは6から10の炭素原子をもつアリレ
ングループである。
これらの難燃剤は、低揮発性であり、貯蔵に安定なポ
リオール調合物を生成する。再び、CFC発泡剤、即ち、
ジクロロジフルオロメタンまたはトリクロロフルオロメ
タンが特に望ましいものとして注目され、トリクロロフ
ルオロメタンが好例である。ドイツ規格DIN 4102 B2
によって成されたテストは、テスト例の一つが最大炎の
高さ13cmで燃焼時間9〜15秒と報告して、ほかの燃焼時
間は、記録されていない。すべての場合において、着火
時のロスまたは酸素インデックスは、23.5重量%より大
である。
レクチセルへ譲渡された米国特許第4895878号は、次
の組成物の少なくとも一つを含む難燃剤の使用を記載し
ている:(1)一般式NH2−CO−NH−[CH2−NH−CO−N
H]−CH2−NH−CO−NH2(ここでnは、0から50であ
る)をもつリニア尿素−フォルモールオリゴマー混合
物:(2)硫黄または樹脂の溶解性に乏しいフィルムで
少なくとも一部がリカバーされている粒子の粉末化され
た形態の尿素;(3)次の一般式をもつジシアンジアミ
ド: 例えば、トリス−(2−クロロエチル)−フォスフェ
ートのような二次的難燃剤もまた発泡剤としてのトリク
ロロフルオロメタンおよび塩化メチレンの混合物ととも
に該組成に含まれており、そこで再びCFC発泡剤の使用
が提案されている。
米国特許第4895878号によって調製された発泡体は、
着火時ロスが23〜34重量%で燃焼し、長さ15cm、1100℃
の酸素リッチの炎をもつブロートーチによる、3cm大の
テストの試験スチールプレートに対し距離3cm(ブロー
トーチの炎口と該テストのスチールとの間)をおいての
30秒間にわたるテストにおいては、最良で10秒間に燃え
た。
上記により調製されたポリウレタン発泡体の燃焼挙動
は、利用分野においては満足できるものであるが、ポリ
ウレタン発泡体、特に、硬質発泡体よりも一般的に難燃
性に劣るとされているフレキシブルな発泡体で、耐火性
により優るものを作る必要がある。
さらに、CFC発泡剤が未だにポリウレタン製造産業の
特質そのものであることを従来技術は、示唆している。
しかしながら、この状況を継続させることはできない。
国際取り決めの結果、CFC剤の使用は、この剤により明
らかに引き起こされている環境破壊によって、1997年限
りに姿を消さなければならない。このことは、明らか
に、厳しい技術的課題をポリウレタン産業に課すもの
で、何故ならば、発泡剤は、市販発泡体の組成にとって
必須なものとして、現在認識されているからである。発
泡剤は、製造の間、ポリウレタン及び他のポリマーに導
入され、ガスを放出し、包装、家具および建材、さらに
は他の用途で広く出会う発泡体に多孔構造を作る。
二つのタイプの発泡体が使用されていて、これらは、
フレキシブルなタイプと硬質タイプのものである。両タ
イプの発泡体は、多孔構造をもち、同じ基礎成分から作
られる。これらの成分は、大化学会社から“システム”
として購入され、各種の用途に合った個々の仕様になる
ように仕立てられる。したがって、そして、記載の従来
技術に示すように、所要の特性をもった発泡体を作るよ
うに、化学会社に技術的圧力がかかる。
本発明の大まかな目的は、上記した制限が実質的にな
い、プラスチック発泡体の難燃剤を提供することであ
る。
本発明の第1の特定目的は、上記した従来技術よりも
着火性が実質的に低い難燃剤を提供することである。
本発明の第2の特定目的は、その性状を通じて、CFC
発泡剤の使用を回避できる難燃剤を提供することであ
る。
本発明の第3の特定目的は、経済的にうなずけるコス
トの化合物から組成される難燃剤を提供することであ
る。
本発明の第4の特定目的は、圧縮強度のような良好な
物理特性と良好な難燃性を達成できるプラスチック、特
にポリウレタンの発泡体を製造するプロセスを提供する
ことである。
発明の概要 上記した目的に鑑み、本発明は、第1のアスペクトに
おいては、発泡剤として機能し、アンモニウム・モノフ
ォスフェート、アンモニウム・ジフォスフェートおよび
アンモニウム・ハライドのグループから選ばれた可溶性
アンモニウム塩類および尿素の混合物からなる、プラス
チック発泡体に組み入れられる難燃剤を提供する。
プラスチック発泡体は、ポリウレタン発泡体である
が、発明にとって、これに限るものではない。難燃剤
は、検討対象のプラスチック発泡体に匹敵する、上記の
難燃剤組成物による他のプラスチック発泡体の場合にも
等しく適用できる。
該難燃剤は、重合反応混合物、例えば、ポリウレタン
発泡体の製造の場合には、ポリオール成分またはイソシ
アネート成分に添加することが便利であって、好ましい
量は、重合反応混合物の全体重量の40%〜60%、さらに
好ましくは、50%〜53%の量である。この範囲は、限定
する意図のものではなく、添加される難燃剤の割合は、
所望する難燃性の度合いによって変わるものである。重
合反応混合物の他の成分との反応によって、該難燃剤
は、CFC発泡剤を必要とせずに、発泡膨張に必要なガス
を有利に生成する。
適切な剤は、該剤に対し、アンモニウム・ハライド50
〜60重量%、好ましくは、52〜58重量%;アンモニウム
・モノフォスフェート5〜15重量%、好ましくは、8〜
11重量%;アンモニウム・ジフォスフェート5〜15重量
%、好ましくは、8〜11重量%、尿素20〜30重量%、好
ましくは、24〜28重量%を混合して得られる。選択され
るアンモニウム・ハライドは、アンモニウム・ブロマイ
ドであることが好ましい。
第2のアスペクトにおいては、本発明は、上記した難
燃剤をイソシアネートとポリオールとに混合することか
らなるポリウレタン発泡体製造プロセスを提供する。該
難燃剤は、まず最初、イソシアネートと混合することが
好ましい。
特定の実施例においては、該プロセスは、以下のステ
ップからなる: (a) アンモニウム・モノフォスフェート、アンモニ
ウム・ジフォスフェートおよびアンモニウム・ハライド
からなるグループから選ばれた可溶性アンモニウム塩と
尿素からなる難燃剤と、イソシアネートとを混合する; (b) 該混合物をステップ(a)からミキサーへ移
し、該ミキサーにポリオールと溶剤とを加え、そして、
これらの成分を一緒に混合する;そして (c) 少なくとも一つの重合触媒を添加し、水をオプ
ションで添加し、重合反応を行う。
該重合反応は、高速インペラーで攪拌したミキサー内
で行われることが好ましい。高速集中混合は、重合反応
の間を通じて、上記した組成物を懸濁状態に保つことを
目的とする。該組成物を懸濁状態に保てないと、均一で
均質なポリウレタン発泡体にならないことを理解された
い。
第3のアスペクトにおいては、本発明は、本発明の第
2のアスペクトによりポリウレタン発泡体を製造する装
置を提供する。該装置は、イソシアネートと難燃剤成分
とからなるイソシアネート組成物を保持する保持容器;
イソシアネートと難燃剤とを組み合わせたものを混合す
る第1の手段;ポリオールと溶剤とからなるポリオール
組成物をイソシアネートと難燃剤に接触させる第1の導
入手段;該イソシアネート組成物剤と該ポリオール組成
物とを混合する第2の手段;該イソシアネートと該ポリ
オール組成物との混合物に重合触媒、そして、オプショ
ンに水を導入する第2の導入手段;および該イソシアネ
ート組成物と該ポリオール組成物とを該重合触媒の存在
のもとに、さらに混合し、均質な重合を可能にする高速
混合手段からなるものである。
保持容器には、例えば、窒素またはアルゴンのような
不活性ガス雰囲気が設けられていることが好ましい。
該装置には、リサイクル手段を設け、プロダクト・イ
ソシアネート成分の濃度が該ポリオール成分と満足でき
る接触ができるようになるまで、該イソシアネートと難
燃剤とを第1の混合手段へ戻すことができる。
第4のアスペクトにおいては、本発明は、イソシアネ
ート;ポリオール;触媒システムと、アンモニウム・モ
ノフォスフェート,アンモニウム・ジフォスフェートお
よびアンモニウム・ハライドからなるグループから選ば
れた可溶性アンモニウム塩の混合物からなる難燃剤;お
よび尿素からなるポリウレタン発泡体の製造のフォーミ
ュレーションを提供するもので、各成分は、順々に接触
し、ポリウレタン発泡体を作ることを可能にする。好ま
しくは、アンモニウム・ハライドは、臭化アンモニウム
である。
発明のさらに別のアスペクトは、上記の難燃剤を含む
ポリウレタン発泡体;上記プロセスと装置において製造
された発泡体を含む。上記したフォーミュレーションか
ら作られたポリウレタン発泡体と製品、例えば、建築や
家具産業に使用されるパネル及び他のアイテムもまた、
発明の一部を構成する。
上記したプロセスにより作られ、そして、上記した難
燃剤を含むポリウレタン発泡体は、着火性が大幅に減少
したものであることが判明している。アンモニウム塩の
溶解性は、理論に従うことなしに、尿素の添加によって
明らかに減少している。該難燃剤は、一般の化学品であ
って、化学品製造業者から穏当の値段で入手できるもの
である。したがって、製品としてのポリウレタン発泡体
は、経済的に納得のコストで求められ、作られる難燃剤
の使用で難燃性になり、着火しなくなる。実際に、該難
燃剤に用いられる化合物は、ポリウレタン発泡体を形成
するに必要な基礎マテリアル、即ち、ポリオール類とイ
ソシアネート類よりも概ねコストが安いものである。
発明の詳細な記述 発明は、以下の記述ならびに添付の実施例および図面
を参照することで、さらに明瞭に理解されるもので、該
図面において: 図1は、硬質ポリウレタン発泡体の製造のための、発
明により使用される装置の概略図である。
硬質ポリウレタン発泡体のフォーメーションの概略反
応スキームは、発泡体製造技術における当業者により概
略理解されるもので、それは、イソシアネート類および
ジイソシアネート類と、ポリオール類およびポリエステ
ル類のような、できれば混合体での二官能基との反応か
ら開始される。
使用することができるジイソシアネート類は、メチル
・ジイソシアネート、ジフェニル・メタン・ジイソシア
ネート、トルエン・ジイソシアネート、メチレン・ジフ
ェニル・ジイソシアネート、ポリメリック・メチレン・
ジフェニル・ジイソシアネート、イソフォロン・ジイソ
シアネート、ヘキサメチレン・ジイソシアネート、水素
添加メチレン・ジフェニル・ジイソシアネート、また
は、二つまたはそれ以上の反応性イソシアネート基を含
むポリイソシアネートのような液体である。本発明の場
合において、特に好ましいものは、Aptaneから商品名AP
TANEで求められるポリメチレン・ポリフェニル・イソシ
アネート(CAS9016−87−9)を50〜60重量%を混合し
たメチレン・ビスフェニル・イソシアネートを含むジフ
ェニルメタン・ジイソシアネート(MDI,CAS26447−40−
5)を40〜50重量%含むイソシアネート組成である。
適切なポリオール類として挙げられるものは、例え
ば、チバ・ガイギー社へ譲渡されたオーストラリア特許
第591089号にリストされた複数の水酸基を含む多官能有
機化合物である。そのようなものには、硬質発泡体向け
として、グリセロール、サッカロース、ソルビトール、
トリメチルプロパノール、ペンタエリスリトール、トリ
エタノールアミン、または、エチレンジアミン、ポリア
ロマチックアミンのようなアミン、または、酸化プロピ
レンおよび/または酸化エチレンをもつアロマティック
・マンニッヒ塩基が含まれる。これらのポリオール類の
いずれも硬質ベースポリオールとして使用でき、そし
て、本発明の場合、特に好ましいのは、ダウケミカル社
から商品名Voranolで求められる、プロポキシレートさ
れたグリセリン(CAS25791−96−2)とプロポキシレー
トされたサッカロース(CAS9049−71−2)を含む独占
のポリオールのフォーミュレーションである。望ましく
は、そのような硬質ベースのポリオール唯一つが混合物
における使用に選ばれる。二つ、または、それ以上のリ
ジッドベース・ポリオールを混合すると、望ましい特性
が低下した発泡体になる。
それにも拘らず、選択されたイソシアネートと反応す
る別の化合物をポリオール成分に添加することができ
る。この化合物は、例えば、ポリエステルである。バイ
エルAGに譲渡された米国特許第4623672号に記載のよう
に、該ポリエステルは、二つから四つの水酸基を含み、
適切なポリエステル類は、ポリオールの反応生成物、特
に、例えば、上記のような二価カルボン酸をもつ、ジハ
イドリック・アルコール類およびトリハイドリック・ア
ルコール類を含む。適切なカルボン酸は、こはく酸、ア
ジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セベシン酸、フ
タール酸、イソフタール酸、トリメリット酸、マレイン
酸、フマール酸、二量化または三量化された不飽和脂肪
酸(オレイン酸のようなモノメリック不飽和脂肪酸とオ
プションで混合される)を含む。これらの化合物の誘導
体も使用できる。本発明の場合、特に好ましいものは、
アメリカ合衆国イリノイ在のステパン社から商品名Step
anol PS3152で求められる独占のポリオール処方であ
る。
本発明の難燃剤に使用のアンモニウム塩は、フッドグ
レードのアンモニウム・モノ・フォスフェートおよびア
ンモニウム・ジフォスフェートならびにアンモニウム・
ハライドである。アンモニウム・ハライドとして、特に
好ましいものは、フォトグラフィックグレード99.5%の
臭化アンモニウムであるが、塩化アンモニウムも使用で
きる。これらの化合物のそれぞれは、アンモニウム・ハ
ライドを除いて、入手が簡単なバルクもの化学品であ
る。記載する実施例において、臭化アンモニウムは、シ
ドニーのコンソリデーテッド・ケミカルズから求めた。
燐酸アンモニウムは、シドニーのアルブライト・アンド
・ウイルソンから求めた。臭化アンモニウムは、発注量
を化学品製造業者に特別にオーダーする必要がある。
難燃剤の残る成分、即ち、インダストリアルグレード
の尿素は、シドニーのインシテックから求めた。
フォーミュレーションの残るコンポーネンツは、適切
な表面活性剤、触媒および溶剤である。表面活性剤に
は、各種の成分の混合が容易で、而も、混合の結果、均
質な物理特性と組成になることを保証することが要求さ
れる。望ましいバブルとセル形成および、製品全体に亙
ってのそれらの均一な分布は、表面活性剤の使用にかか
っている。
少量の水が重合反応混合物に導入され、発泡膨張を助
けるので、該表面活性剤は、加水分解しないものが望ま
しく、好適な例としては、ポリジメチルシロキサンおよ
びポリジメチル・シロキサン・ポリアルキレン共重合体
が挙げられる。本件において特に好ましいものは、OSI
スペシャリティーズ社から求められる独占のポリアルキ
レンオキサイドメチルシロキサン共重合体である表面活
性剤L5420である。また別に、ゴールドシュミットAGか
ら商品名TEGOSTABで求められる加水分解しないポリシロ
キサンポリエーテル共重合体が使用できる。
触媒系に関する限り、適切な触媒の選択がポリウレタ
ンの重合反応を効率よく行うことの鍵になる。本例にお
いて、錫触媒とアミン触媒のコンビネーションが望まし
いものである。
アミン触媒としては、第三級アミン類またはトリメチ
ルアミン、トリエチレンジアミン、N−メチル・モルフ
ォリン、N,N−ジメチル・シクロヘキシルアミン(DMCH
A)およびN,N−ジメチル・アミノエタノールのような第
三級アミンを生成するマテリアルが使用できる。上記タ
イプの触媒は、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカル
ズ社から商品名POLYCAT(登録商標)で得られ、本例に
おいては、POLYCAT8(登録商標)が好ましい。
他の触媒は、当業者により選択できるもので、使用の
触媒の性質は、本記述の範囲を限定する意図はない。
難燃剤を構成する化合物に加えての特定の発泡剤は、
本発明によれば、不要であるが、そのような剤の使用を
絶対に排除するものではない。気化性で、従って、セル
形成をするアセトンまたは塩化メチレンのような溶剤
は、上記した難燃剤と関連して添加しても良い。本例の
場合、アセトンが溶剤として使用される。
重合段階において、少量の水を添加することは、これ
もセル形成を助けるものであり、水の使用は、本例にあ
っては、大いに薦められることである。
したがって、上記によれば、次の組成が本発明におけ
る使用に最も好ましいものである:成分 重量%比率 第一級ポリオール(“Vorano1360A") 16.33 第二級ポリオール(“PS3152") 2.88 水 0.29 表面活性剤(“Sil L5420") 0.19 アミン触媒 0.38 錫触媒(“T12") 0.19 アセトン 4.61 MDI 24.40 難燃剤 50.72 該難燃剤は、次の最適な組成をもつ。成分 重量%比率 臭化アンモニウム (A) 55.11 アンモニウム・ジフォスフェート (B) 9.85 アンモニウム・モノフォスフェート (C) 9.85 尿素 (D) 25.19 本発明の好ましい実施例による硬質ポリウレタン発泡
体の製造方法は、以下のとおりである: 難燃剤の調製 化合物(A),(B),(C),(D)それぞれを安
定した湿気コンテントになるまで乾燥させる。過剰な湿
気は、製品発泡体の圧縮強度に有害であることから、絶
対に除去しなければならない。
該化合物の乾燥は、それらの分解が生じない温度で行
われるべきである。この点に関しては、尿素は、132.7
℃で溶解し、燐酸塩類も低温で分解する。乾燥後の貯蔵
が必要な場合は、貯蔵容器から湿気を排除しなければな
らない。貯蔵には、腐食に耐える容器が必要である。適
当なコンテナーは、密封できる蓋つきのプラスチックの
ドラム缶であって、内部にポリバッグが納められ、でき
れば真空密封できるものである。化合物の活性は、貯蔵
時間とともに低下するから、長期に亙る貯蔵は、お薦め
できない。
ついで、該化合物は、湿気を排除したブレンダーで完
全に混合され、平均粒径が好ましくは、20μmから50μ
の微細な粉末に粉砕される。この範囲の粒径は、重合混
合物内に良好に分散するという観点から望ましく、さら
に、効率的な混合に役立つ。該混合物の流動性を改善す
るために、トリカルシウム・フォスフェート(tcp)の
ようなフロープロモーターを難燃剤に対し1から3重量
%の割合で添加して、最終のパウダーの混合と流動性を
改善してもよい。
ポリウレタン発泡体の調製 本発明の好ましい実施例によれば、該難燃剤が導入さ
れ、ジイソシアネートと混合され、難燃剤の調製に続く
イソシアネート組成物を形成する。
しかしながら、これは、発明のプロセスを限定するも
のではない。イニシャルステップとしてのポリオールへ
の難燃剤の添加を排斥する意図はない。さらに、後続す
る操作は、発泡体形成シーケンスに限定を加えるもので
はない。本発明の目的は、エンドユーザーの立場から許
容できる耐火性をもったポリウレタン発泡体を製造する
ことである。この目的を達成するミキシングのシーケン
スは、すべて発明の範囲内のものであるとみなされる。
後記のシーケンスは、有利なものであるが、これで完璧
なものではない。
図1と、本発明の第2のアスペクトによりポリウレタ
ン調製プロセスが行われる装置とを参照する。
該装置は、ホッパー形式の受け容器または貯蔵部1を
備え、これには、上記した割合のイソシアネート、即
ち、MDIと、結晶状に微細に粉砕された難燃剤とが手動
または自動に、望ましくは、空気の存在無しに投与され
る。次のステップは、これらのコンポーネンツを一緒に
混合することで、これは、モノ・ポンプ2または、これ
らの成分を混合するのに適している他の適当な混合装置
により達成できるもので、他の適当な混合装置は、ペリ
ー他のケミカル・エンジニアリング・ハンドブック、チ
ャプター1、第5版を参照することで選ぶことができ
る。このポンプは、オーガーまたはアルキメデスのねじ
ポンプの形をした混合手段を含み、その回転速度によっ
て発泡体調製プロセスへのイソシアネートと難燃剤との
投与レートが定まる。バルブ3の閉止で混合物が貯蔵部
1へ再循環ライン4を介して戻るように再循環し、混合
物のコンシステンシーが適当な状態にされる。このよう
なコンシステンシーは、適当なサンプリングでチェック
される。必要に応じて、後記のタイプのスタティック・
ミキサーを再循環ライン4に含ませてもよい。
水の進入と、混合されたイソシアネート組成物と空気
との副反応とをコントロールするには、バッチプロセス
の間、シールされ、不活性ガスでブランケットされた貯
蔵部1のヘッドスペース内に不活性ガス雰囲気を保つよ
うにすることがよい。貯蔵部1への組成物の添加は、貯
蔵部のポートまたは複数のポートを介して行われる。
イソシアネート組成物を構成する成分の混合度合いが
適当なものになれば、バルブ3が開かれ、インジェクタ
ー、ニードルバルブ、投与ポンプまたは他の適当な投与
手段からなる第1の導入手段5を操作してイソシアネー
ト組成物とポリオール組成物とを接触させるもので、該
ポリオール組成物は、Voranol360A(第一級ポリオー
ル)、Stepanol PS 3152(第二級ポリオール)、Sil
L 5420(表面活性剤)およびアセトンから形成され
た混合された液体である。できたポリオール組成物をイ
ソシアネート組成物に接触させる前に、これらの組成物
をプレミックスすることは、適切なことである。
ついで、ポリオール組成物とイソシアネート組成物と
を静止ミキサー6のような混合手段内で混合する。静止
ミキサーは、良好な混合特性をもつものであって、適当
なミキサーは、マックグロウーヒル・ニューヨーク(19
82)のペリー他のケミカル・エンジニアリング・ハンド
ブック第5版に記載のように、ケニックス・コーポレー
ションから求めることができる。該ミキサーは、チュー
ブ状ハウジングの内部に互いに90゜の角度で並べられた
互い違いの12のヘリカルエレメンツからなるものであ
る。流体媒体は、該ミキサーを通過する間混合する。該
ミキサーに対するエネルギーは、モノポンプ2によって
付与され、静止ミキサー6を流れるフローが起こされ、
そして、ポンプの使用で第1の導入手段5をポリオール
組成物が流れるときも、そのポンプである。該静止ミキ
サーを同様のハイインテンシティ混合程度にするミキサ
ーに置換できる;置換できるミキサーは、ここに参考文
献として紹介するペリー他のケミカル・エンジニアリン
グ・ハンドブック第6章、第5版に記載のハイインテン
シティ・ミキサーから求められる。
静止ミキサー6における混合操作の終期においては、
錫触媒T12(登録商標)とアミン触媒POLYCAT 8(登録
商標)である重合触媒組成物が、投与ポンプ、インジェ
クター、ニードルバルブまたは他の適当な投与手段の第
2の導入手段7でポリオールとイソシアネート組成物へ
導入される。重合触媒組成物を該混合物へ導入して初め
て分かる程度の重合が起きる。重合反応は、高速ハイイ
ンテンシティ・ミキサー8で進められるもので、該ミキ
サーの適当なタイプのものは、出願人のベインズ・ハー
ジング・リミテッドの設計、製造によるものである。重
合は、直ちに起こり、該ミキサーにおけるレジデンスタ
イムは、2秒以下と思われる。
好ましいミキサー8は、シャフト9に幾つかのピン状
突起10が設けられたピン・ミキサーである。該シャフト
は、該シャフトに向け強制的に下降するラムをもつハイ
ドロリックモーターで駆動され、該シャフトは、7000rp
mまで、好ましくは、5000から6000rpmの高速回転を行
う。該シャフトと該ピン状突起の構造は、重合反応混合
物をピンミキサー8の本体内に厳しく閉じ込め、該シャ
フトの高速回転と共に、非常に高い度合いの混合を行
う。
混合に続いて、発泡体がバンとして押し出され、また
は、金型へ送られ、パネルや他の所望の構造体のような
硬質発泡製品になる。
上記した装置は、高度の耐食性が要求され、ステンレ
ススチールが構造マテリアルとして推薦される。モノポ
ンプ2おび静止ミキサー6のような装備各部の間のシー
ルは、商品名VITON(登録商標)で提供されるフルオロ
エラストマーのような耐食性ラバーであるべきである。
装置に置けるバルブ、特にバルブ3は、装置の上流部
分への混合物の逆流を防ぐ“ワンウエイ”でなければな
らない。上記した装置は、毎分90kgのポリウレタン発泡
体プロダクトを提供できる。
発泡体を介して溶剤を抜け出させ、蒸発させて、発泡
体プロダクトをキュアリングすることが望ましいかもし
れない。このような場合に対処するには、24時間〜48時
間の時間あればよい。ポリウレタン発泡体に対し、50重
量%の難燃剤の固定ローディングにおいては、発泡体プ
ロダクトの圧縮強度は、91.4KPaで、着火する傾向は、
みられない。クオリティベースにおいて、難燃剤がポリ
ウレタン発泡体の30重量%以上であれば、着火性は、観
察されない。難燃剤添加の最も好ましい範囲は、ポリウ
レタン発泡体に対し50〜53重量%である。
実施例 1 二つの硬質発泡体の難燃性パフォーマンスがASTM E
1354−92、“スタンダード・テスト・メソッド・フォ
ー・ヒート・アンド・ヴィジブル・スモーク・リリーズ
・レート・フォー・マテリアルズ・アンド・プロダクツ
・ユージング・アン・オキシジン・コンサンプション・
カロリーメーター”によって、ジ・オーストラリアン・
デパートメント・デフェンス、インダストリー・サポー
ト・オフィスにより評価された。ASTM E 1354−92の
内容をここに参考にする。
後記の特性は、25kW/m2〜75kW/m2の間の熱流束におい
て測定された:(a)着火時間、(b)放熱量のレート
(RHR)、(c)燃焼熱効率(EHC)、(d)煙掩蔽度、
および、(e)質量損失。
(1)イグナイターなしで着火したが、発明のプロセス
とフォーミュレーションにより調製された硬質発泡体A
とBは、テストで認められた時間、600秒内には着火し
なかった。
比較例の硬質ポリウレタン発泡体は、熱流束25kW/m2
で着火しなかったが、硬質発泡体Aの場合よりも煙掩蔽
度が甚だ大きい。比較例の発泡体は、熱流束75kW/m2
おいて12秒内で燃焼し、着火ロスは、60.7重量%であっ
た。
実施例 2 発明のプロセスとフォーミュレーションにより調製し
た硬質発泡体Aが、内容を参考に組み入れたオーストラ
リアン・スタンダードAS 1530,パート3でテストさ
れ、結果以下のとおりであった: 着火性 0 炎伝播度 0 放出熱 0 発煙度 7 この評点は、0が最良の評点の0から10の段階のもの
で、実施例1に示された非着火性を確証するものであ
る。
フロントページの続き (31)優先権主張番号 PM5442 (32)優先日 平成6年5月4日(1994.5.4) (33)優先権主張国 オーストラリア(AU) (56)参考文献 米国特許4433071(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 9/02 - 9/14 WPI/L(QUESTEL)

Claims (38)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡剤として作用し、アンモニウム・モノ
    フォスフェート、アンモニウム・ジフォスフェートおよ
    びアンモニウム・ハライドである可溶性アンモニウム塩
    および尿素の混合物からなる、プラスチック発泡体に組
    み入れられる難燃剤。
  2. 【請求項2】アンモニウム・ハライドは、臭化アンモニ
    ウムである請求の範囲1に請求された難燃剤。
  3. 【請求項3】難燃剤における各成分の重量比率が以下の
    とおりである請求の範囲2に請求された難燃剤: 臭化アンモニウム 50〜60重量% アンモニウム・モノフォスフェート 5〜15重量% アンモニウム・ジフォスフェート 5〜15重量% 尿素 20〜30重量%
  4. 【請求項4】難燃剤における各成分の重量比率が以下の
    とおりである請求の範囲2に請求された難燃剤: 臭化アンモニウム 52〜58重量% アンモニウム・モノフォスフェート 8〜11重量% アンモニウム・ジフォスフェート 8〜11重量% 尿素 24〜28重量%
  5. 【請求項5】請求の範囲1から4のいずれかに定めた難
    燃剤をイソシアネートとポリオールとに混合することか
    らなるポリウレタン発泡体の製造プロセス。
  6. 【請求項6】請求の範囲1から4のいずれかに定めた難
    燃剤をポリオールと接触させる前にイソシアネートと混
    合する請求の範囲5に請求したプロセス。
  7. 【請求項7】以下のステップからなる請求の範囲6に請
    求したポリウレタン発泡体の製造プロセス; (a)アンモニウム・モノフォスフェート、アンモニウ
    ム・ジフォスフェートおよびアンモニウム・ハライドか
    らなるグループから選ばれた可溶性アンモニウム塩およ
    び尿素の混合物からなる難燃剤とイソシアネートとを混
    合し; (b)該混合物をステップ(a)からミキサーへ供給
    し、該ミキサーには、ポリオールと溶剤とを導入し、こ
    れらの成分を一緒に混合し;そして (c)少なくとも一つの重合触媒を添加し、さらにオプ
    ションとして水を添加し、重合反応を行うこと。
  8. 【請求項8】重合触媒が錫化合物である請求の範囲7に
    請求したプロセス。
  9. 【請求項9】重合触媒がアミンである請求の範囲7に請
    求したプロセス。
  10. 【請求項10】重合触媒がアミンと組み合わされた有機
    錫化合物からなる請求の範囲7に請求したプロセス。
  11. 【請求項11】ステップ(a)が不活性雰囲気で行われ
    る請求の範囲7に請求したプロセス。
  12. 【請求項12】重合反応がハイインテンシティ・ミキサ
    ーで行われる請求の範囲7に請求したプロセス。
  13. 【請求項13】イソシアネートならびに、発泡剤として
    作用しかつアンモニウム・モノフォスフェート、アンモ
    ニウム・ジフォスフェートおよびアンモニウム・ハライ
    ドからなるグループから選ばれた可溶性アンモニウム塩
    および尿素の混合物からなる難燃剤を含むイソシアネー
    ト組成物を保持する保持ベッセル;イソシアネートと難
    燃剤とを混合する第1の手段;ポリオールと溶剤とから
    なるポリオール組成物を該イソシアネート組成物に接触
    させる第1の導入手段;重合触媒成分、そして、オプシ
    ョンとして水を該イソシアネート組成物と該ポリオール
    組成物との混合物へ導入する第2の導入手段;および、
    該重合触媒成分の存在のもとで、該イソシアネート組成
    物と該ポリオール組成物とを混合し、均質な重合を可能
    にする高速混合手段を備える請求の範囲7に請求したプ
    ロセスによるポリウレタン発泡体の製造装置。
  14. 【請求項14】イソシアネートと難燃剤とを第1の混合
    手段へリサイクルし、混合物を均質なコンシテンシーに
    するリサイクル手段を含む請求の範囲13に請求した装
    置。
  15. 【請求項15】保持ベッセルには、不活性ガス雰囲気が
    設けられている請求の範囲13に請求した装置。
  16. 【請求項16】該イソシアネート組成物と該ポリオール
    組成物とを混合する混合手段が静止ミキサーである請求
    の範囲13に請求した装置。
  17. 【請求項17】高速混合手段がピンミキサーである請求
    の範囲13に請求した装置。
  18. 【請求項18】アンモニウム・ハライドが臭化アンモニ
    ウムである請求の範囲13に請求した装置。
  19. 【請求項19】イソシアネート;ポリオール;重合触媒
    システムおよびアンモニウム・モノフォスフェート、ア
    ンモニウム・ジフォスフェートおよびアンモニウム・ハ
    ライドからなるグループから選ばれた可溶性アンモニウ
    ム塩および尿素の混合物からなる難燃剤からなり、各成
    分が連続的に接触されて、ポリウレタン発泡体を作るこ
    とを可能にするポリウレタン発泡体製造のためのシステ
    ム。
  20. 【請求項20】該イソシアネートは、ジフェニル・メタ
    ン・ジイソシアネート、メチレン・ビスフェニル・イソ
    シアネートおよびポリメチレン・ポリフェニル・イソシ
    アネートからなる請求の範囲18に請求したシステム。
  21. 【請求項21】アンモニウム・ハライドが臭化アンモニ
    ウムである請求の範囲19または20に請求したシステム。
  22. 【請求項22】難燃剤における各成分の重量比率が以下
    のとおりである請求の範囲21に請求されたシステム; 臭化アンモニウム 52〜58重量% アンモニウム・モノフォスフェート 8〜11重量% アンモニウム・ジフォスフェート 8〜11重量% 尿素 24〜28重量%
  23. 【請求項23】加水分解しない表面活性剤を含む請求の
    範囲19に請求されたシステム。
  24. 【請求項24】各可溶性アンモニウム塩と尿素が20ミク
    ロンから50ミクロンのサイズに粉砕された結晶性固体で
    ある請求の範囲19に請求されたシステム。
  25. 【請求項25】該難燃剤がプロダクトとしてのポリウレ
    タン発泡体の50〜534重量%を構成する請求の範囲19ま
    たは22に請求したシステム。
  26. 【請求項26】グリセロールまたはグリセリンを含む請
    求の範囲19に請求したシステム。
  27. 【請求項27】請求の範囲1から4に請求された難燃剤
    を含むポリウレタン発泡体。
  28. 【請求項28】請求の範囲5から11の何れか一つにおい
    て請求されたプロセスにしたがって作られたポリウレタ
    ン発泡体。
  29. 【請求項29】請求の範囲12から18の何れか一つにおい
    て請求された装置において作られたポリウレタン発泡
    体。
  30. 【請求項30】請求の範囲19に請求されたシステムから
    作られたポリウレタン発泡体。
  31. 【請求項31】請求の範囲20、23、24または26のいずれ
    か一つに請求されたシステムから作られたポリウレタン
    発泡体。
  32. 【請求項32】請求の範囲27に請求されたポリウレタン
    発泡体から製造された製品。
  33. 【請求項33】請求の範囲28に請求されたポリウレタン
    発泡体から製造された製品。
  34. 【請求項34】請求の範囲29に請求されたポリウレタン
    発泡体から製造された製品。
  35. 【請求項35】請求の範囲30に請求されたポリウレタン
    発泡体から製造された製品。
  36. 【請求項36】請求の範囲1から4のいずれか一つに請
    求された難燃剤を含むプラスチック発泡体。
  37. 【請求項37】請求の範囲36に請求されたプラスチック
    発泡体から製造された製品。
  38. 【請求項38】発泡剤として作用し、アンモニウム・モ
    ノフォスフェート、アンモニウム・ジフォスフェートお
    よびアンモニウム・ハライドからなるグループから選ば
    れた可溶性アンモニウム塩および尿素の混合物からな
    る、プラスチック発泡体に組み入れられる難燃剤。
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