JP3346312B2 - ネットワーク管理システム - Google Patents

ネットワーク管理システム

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JP3346312B2
JP3346312B2 JP00236799A JP236799A JP3346312B2 JP 3346312 B2 JP3346312 B2 JP 3346312B2 JP 00236799 A JP00236799 A JP 00236799A JP 236799 A JP236799 A JP 236799A JP 3346312 B2 JP3346312 B2 JP 3346312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク管理シ
ステムに係わり、詳細にはネットワーク負荷を抑えるネ
ットワーク管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンピュータ等のネットワーク
の通信プロトコルの1つとして、伝送制御プロトコル/
インターネットプロトコル(Transmission Control Pro
tocol/Internet Protocol:以下、TCP/IPと略
す。)がある。このTCP/IPによるネットワーク
は、世界中の大学、産業界に広く普及している。これら
ネットワーク上の機器等を管理するための通信プロトコ
ルとして、簡易ネットワーク管理プロトコル(Simple N
etwork Management Protocol:以下、SNMPと略
す。)が提案されている。SNMPは、管理情報ベース
(Management InformationBase:以下、MIBと略
す。)と呼ばれる管理情報を対象に種々の管理を行う。
SNMPによるネットワーク管理は、ネットワーク内の
各被管理ノード上で動作し被管理ノードの管理情報を収
集および設定を行うエージェントと、これら被管理ノー
ドからの管理情報の集中管理を行うマネージャとによっ
て行われる。マネージャは、これら被管理ノードのエー
ジェントと互いにSNMPによるメッセージを送受する
ことによって、管理情報の集中管理を行う。
【0003】図12はこのようなSNMPによるネット
ワーク管理を行うネットワーク管理システムの構成の概
要を表わしたものである。このネットワーク管理システ
ムは、TCP/IPネットワーク10を介して、1つの
管理ステーション11と、複数の被管理ノード121
122、・・・、12Nとが接続されている。管理ステー
ション11には図示しないマネージャを備えている。各
被管理ノード121、122、・・・、12Nそれぞれに
は図示しないエージェントを備えている。管理ステーシ
ョン11内のマネージャは、メッセージ経路情報や送信
および受信メッセージ数などのトラヒック情報や障害情
報などからなるMIBの収集および設定を、各被管理ノ
ード121、122、・・・、12Nに対して依頼する
(図12の破線131、132、・・・、13N)。この
依頼は、管理ステーション11内のマネージャから、T
CP/IPネットワーク10上に送出する要求メッセー
ジという形態で各被管理ノード121、122、・・・、
12N内のエージェントに対して行う。この依頼を受け
た各被管理ノード121、122、・・・、12N内のエ
ージェントは、各ノード内で依頼された情報の収集およ
び設定処理を行う。そして、その処理結果を要求メッセ
ージに対する応答メッセージという形態で、TCP/I
Pネットワーク10を介して管理ステーション11内の
マネージャに送出する(図12の破線141、142、・
・・、14N)。
【0004】上述したように、このSNMPによるネッ
トワーク管理は、管理ステーション11内のマネージャ
からの要求にしたがって各被管理ノード121、122
・・・、12N内のエージェントが管理情報を返答する
ことで行われる。その他にも、各被管理ノード121
122、・・・、12N内の各エージェントが自律的に管
理ステーション11内のマネージャに対してイベントと
いう形で管理情報を通知させる。これによっても、ネッ
トワークシステムの管理情報の集中管理を実現すること
ができる。いずれにしても、このようなSNMPによる
情報収集および設定は、マネージャとエージェントとの
間で送受される所定のフォーマット構成のSNMPメッ
セージにより行われる。たとえばマネージャからエージ
ェントに対して、ある管理情報を収集するためのSNM
Pメッセージとしては、“SNMP GET”メッセー
ジがある。その他に、管理情報を順次収集するためのS
NMPメッセージとしての“SNMP GETNEX
T”メッセージや、管理情報をまとめて収集するための
SNMPメッセージとしての“SNMP GETBUL
K”メッセージがある。これら要求メッセージに対応し
てエージェントからマネージャに応答されるメッセージ
としては、“SNMP GET RESPONSE”メ
ッセージなどがある。さらにエージェントからマネージ
ャに対して管理情報を通知するなど不定期にイベントを
発生させるSNMPメッセージとして、“SNMP T
RAP”メッセージがある。
【0005】図13はこのようなSNMPメッセージの
フォーマット構成の概要を表わしたものである。同図
(a)はSNMPメッセージのフォーマット構成の概要
を、同図(b)はSNMPメッセージのPDU(Protoc
ol Data Unit)部の構成の概要をそれぞれ表わしてい
る。同図(a)に示すようにSNMPメッセージフォー
マット15は、バージョン番号16と、コミュニティ名
17と、PDU部18とから構成されている。バージョ
ン番号16にはプロトコルとして用いるSNMPのバー
ジョンを記述しておく。これにより、将来バージョンが
上がってフォーマット構成が変更になったときでも、そ
れに応じたフォーマット構成の変換あるいはそのまま廃
棄などの柔軟な対応をとることができる。コミュニティ
名17は、管理情報としていくつか分かれているカテゴ
リを識別するための識別子である。例えば、バージョン
番号16あるいはコミュニティ名17が送出側と受信側
で一致しないときには、メッセージをそのまま廃棄する
等が行われる。PDU部18は、メッセージに応じた通
信内容が記述される。このPDU部18は、同図(b)
に示すように、メッセージの種類を識別するためのPD
Uタイプ19と、マネージャからの要求メッセージの識
別子となるrequest_id20と、PDUデータ
部21とから構成されている。PDUタイプ19を参照
することで、そのメッセージが上述した“SNMP G
ET”メッセージであるか、“SNMPGETNEX
T”メッセージであるか、“SNMP GETBUL
K”メッセージであるか、“SNMP GET RES
PONSE”メッセージであるか、“SNMP TRA
P”メッセージであるかなどの識別を行うことができ
る。request_id20は、マネージャによって
送出された要求メッセージを識別するために一意に付与
された識別番号であり、エージェント側は応答メッセー
ジにこれと同じrequest_idを付与すること
で、マネージャ側はどの要求に対する応答であるかを認
識することができる。PDUデータ部21は、PDUタ
イプ19によって識別されるメッセージによって異な
り、例えば管理情報22などが記述される。
【0006】SNMPを用いたネットワーク管理は、管
理ステーション11内のマネージャが被管理ノード12
1、122、・・・、12N内の各エージェントに対して
定期的に上述したSNMPメッセージを送出する。これ
により、ポーリングを実現し、その応答メッセージに含
まれる管理情報を収集していた。
【0007】図14はこのようなSNMPメッセージの
一例として“SNMP GET”メッセージとその応答
メッセージである“SNMP GET RESPONS
E”メッセージの送受の様子を表わしたものである。こ
の場合、マネージャ23からこの“SNMP GET”
メッセージ24をエージェント25に送出することで、
エージェント25が管理する管理情報の収集を依頼して
いる。どの管理情報を収集するかについては、“SNM
P GET”メッセージ24内で指定する。すなわち図
13で示したSNMPメッセージのフォーマット構成で
ある“SNMPGET”メッセージ24は、バージョン
番号271に“0”、コミュニティ名272に“aab
b”、request_id273に“23”、PDU
タイプ274に“GET”を指定するとともに、PDU
データ部に情報収集したい管理情報を記述する。この管
理情報は、管理情報オブジェクト識別子(Object IDent
ifier:以下、OIDと略す。)によって識別される複
数の管理項目があり、所望のOIDを記述する。図14
では、例えば管理項目部281〜283には第1〜第3の
OIDを記述しており、その管理情報データ部291
293には記述情報が無意味であることを示す“NUL
L”を記述している。
【0008】図15はこの管理情報について管理情報O
ID登録ツリーの構成の概要を表わしたものである。こ
のようにMIBをツリー構成の管理情報群として管理す
ることによって、所望の管理情報の収集を容易にしてい
る。このツリー構成では、“root”の下に、“cc
itt”のサブツリーが登録されている。同様に“is
o”のサブツリー、“joint−iso−ccit
t”のサブツリーが登録されている。サブツリーは、
“root”から指定するOIDを“0”とすることで
“ccitt”のサブツリーを指定することができる。
同様にOIDを“1”とすることで“iso”のサブツ
リー、“2”とすることで“joint−iso−cc
itt”のサブツリーを指定することができることを意
味する。そして、この“iso”のサブツリーの下に同
様に“std”、“reg authority”、
“member body”、“org”のサブツリー
が登録されており、全体としてツリー構成となってい
る。例えば“org”のサブツリーを指定する場合、
“root”から指定するOIDを“1.3”とする。
同様に、例えば“enterprises”のサブツリ
ーの下の“aa”を指定する場合にOIDは、“1.
3.6.1.4.1.xx”となる。このようなツリー
構成にすることによって、将来の拡張に対して容易に対
応することができる。
【0009】図14に戻って説明を続ける。このように
して第1〜第3のOIDを記述することで収集したい管
理情報を指定した“SNMP GET”メッセージ24
は、エージェント25で受信される。エージェント25
は、被管理ノード内で指定された管理情報を収集し、応
答メッセージである“SNMP GET RESPON
SE”メッセージとしてマネージャ23に応答する。す
なわち、“SNMPGET RESPONSE”メッセ
ージ26は、バージョン番号301に“SNMP GE
T”メッセージと同じ“0”、コミュニティ名302
“SNMPGET”メッセージと同じ“aabb”、r
equest_id303に“SNMP GET”メッ
セージと同じ“23”、PDUタイプ304に“GET
RESPONSE”を指定するとともに、PDUデー
タ部に情報収集した管理情報を記述する。この収集した
管理情報は、管理項目部311〜313に対応した管理項
目データ部321〜323に、それぞれ例えば“123
4”、“XY P5”、“AB−UX5.0”が記述さ
れる。これを受信したマネージャ23は、reques
t_id303およびPDUタイプ304を参照する。こ
れによって、request_id273が“23”の
“SNMP GET”メッセージ24に対する応答であ
ることを認識することができる。このようにreque
st_idを参照することで、どの要求メッセージに対
する応答メッセージであるかを容易に認識することがで
きるようになる。
【0010】また一般的にはマネージャは、このような
ポーリングと組み合わせてエージェントから不定期に送
出される“SNMP TRAP“メッセージを受け取
り,イベントの発生を通知されることで管理情報の収集
機能を実現することも行われる。しかし、”SNMP
TRAP“メッセージに関しては、エージェントからマ
ネージャに対してメッセージが確実に届けられたことを
保証することができないため、管理情報の収集に関して
は主にポーリングにより行われている。
【0011】このようなネットワーク管理システムに関
する技術は、種々提案されている。例えば特開平7−1
83905号公報「遠隔監視システム」には、ネットワ
ーク上の複数の被管理ノードそれぞれに保有されている
要求データレベルに応じて管理ステーションから複数の
被管理ノードへのポーリングレベルを変更することによ
って、重要度の高いデータを優先して収集するようにし
たネットワーク管理システムに関する技術が開示されて
いる。
【0012】また例えば特開平8−292922号公報
「ネットワーク管理装置」には、マネージャが、エージ
ェントの応答できる範囲で最大のPDUサイズになるま
で管理属性値を入れたPDUを作成し、これを用いてエ
ージェントに対して各種要求することで、管理通信を最
適化したネットワーク管理システムに関する技術が開示
されている。
【0013】また例えば特開平9−172435号公報
「分散管理システム」には、エージェント側にポーリン
グ機能を持たせ、状態変化や異常発生時にのみマネージ
ャに通知することでネットワークの負荷分散を図るよう
にしたネットワーク管理システムに関する技術が開示さ
れている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図12に
示したネットワーク管理システムは、エージェントを備
える被管理ノードの機能が複雑になって管理項目の増加
した場合や、ネットワークの規模が増大してエージェン
トの数自体が増加した場合に、マネージャから各エージ
ェントへ送出する要求メッセージの数と、これに応答す
る各エージェントからマネージャへの応答メッセージの
数とが増加してしまい、ネットワークにかかる負荷が増
大してしまうという問題がある。
【0015】さらに、ネットワーク負荷の増大の対策と
してマネージャから各エージェントに対してポーリング
周期を長く設定する場合には、マネージャの持つ処理能
力内でポーリング間隔が決まってしまうため、エージェ
ントを備えた被管理ノード内で管理する管理項目の変化
が著しい管理オブジェクトに対しては、マネージャがリ
アルタイムに対応できなくなるという副次的な問題があ
る。
【0016】さらに被管理ノードに保有されている要求
データレベルに応じて管理ステーションから複数の被管
理ノードへのポーリングレベルを変更するようにした特
開平7−183905号公報に開示されている技術で
は、ポーリングごとに送信レベルを変更して通知しなけ
れば、ある送信レベル以下の管理情報が一切収集できな
くなるという問題がある。これは、ネットワーク管理を
行う上では信頼性に欠けてしまう。また、常にマネージ
ャあるいはエージェントに対して従来以上の負荷をかけ
ることになるため、管理項目や管理対象の増加に伴い、
システムの拡張性が難しくなる。
【0017】またエージェントが応答できる範囲で最大
のPDUサイズになるようにPDUを作成する特開平8
−292922号公報に開示されている技術では、被管
理ノード内で管理する管理項目の変化が著しい管理オブ
ジェクトに対しては、これに対応するための負荷があま
りにも大きくなってしまうという問題がある。当然、管
理項目や管理対象の増加に伴い、常にマネージャあるい
はエージェントに対して従来以上の負荷をかけることに
なるため、システムの拡張性が難しい。
【0018】さらにエージェント側にポーリング機能を
持たせネットワークの負荷分散を図る特開平9−172
435号公報に開示されている技術では、エージェント
を備えた被管理ノード内で管理する管理項目の変化が著
しい管理オブジェクトに対しては、マネージャがリアル
タイムに対応できなくなるという問題が残る。さらにエ
ージェントからマネージャへの報告が“SNMP TR
AP”メッセージを用いて行われるため、メッセージが
確実に届けられたことを確認する手段がなく、信頼性に
問題がある。
【0019】そこで本発明の目的は、マネージャから各
エージェントに対するポーリングによる要求メッセージ
および応答メッセージの数を抑えることによってネット
ワークにかける負荷を抑える一方、ネットワーク管理の
質を低下させないように簡素な構成で実現したネットワ
ーク管理システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)所定の周期を計時する計時手段と、(ロ)
の計時手段によって計時される周期ごとにポーリング回
数をカウントアップする計数手段と、(ハ)計時手段に
よって計時される周期ごとに収集すべき管理情報の収集
を要求するとともに計数手段によって計数されたポーリ
ング回数を送出する収集要求手段と、(ニ)収集すべき
管理情報とその収集の優先度とを対応付けて記憶する記
憶手段と、(ホ)収集要求手段によって管理情報の収集
を要求されたとき管理情報ごとにこれに対応してこの記
憶手段に記憶された優先度を示す優先度値をポーリング
回数で除算したその剰余値が零のときに管理情報を収集
する管理情報収集手段と、(ヘ)この管理情報収集手段
によって収集された管理情報のみを収集要求手段に送出
する管理情報送出手段とをネットワーク管理システムに
具備させる。
【0021】
【0022】
【0023】すなわち請求項1記載の発明では、計時手
段で所定の周期を計時させ、この計時した周期ごとに計
数手段でポーリング回数をカウントアップさせるように
する。そして、収集要求手段でこの周期ごとに管理情報
の収集を要求するとともに計数手段によって計数された
ポーリング回数を送出するようにする。記憶手段には予
め収集すべき管理情報その収集の優先度とを対応付け
て記憶させている。そして、管理情報収集手段は収集要
求手段によってポーリング回数の通知とともに管理情報
ごとにこれと対応して記憶手段に記憶されている優先度
を参照して、その値を示す優先度値をポーリング回数で
割り切れたときのみ管理情報を収集するようにしてい
る。管理情報収集手段によって収集された管理情報は管
理情報送出手段によってこの管理情報の収集を要求した
収集要求手段に送出させる。
【0024】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
ネットワーク管理システムで、収集要求手段は簡易ネッ
トワーク管理プロトコルを用いて所定の設定要求メッセ
ージにより所定の管理オブジェクトにポーリング回数
設定することによって管理情報の収集を要求し、管理情
報送出手段は収集要求手段に対して簡易ネットワーク管
理プロトコルを用いて設定要求メッセージに対応した所
定の設定応答メッセージにより管理情報収集手段によっ
て収集された管理情報を送出することを特徴としてい
る。
【0025】すなわち請求項2記載の発明では、SNM
Pを用いて収集要求手段からは所定の管理オブジェクト
に対して収集すべき管理情報とポーリング回数を含む設
定要求メッセージにより管理情報収集手段に管理情報の
収集を要求するようにしている。一方、管理情報送出手
段からはSNMPの設定要求メッセージに対応した設定
応答メッセージにより収集した管理情報を送出させるよ
うにしている。
【0026】
【0027】
【0028】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のネットワーク管理システムで、記憶手段
を複数備え、収集要求手段は管理情報収集手段に対して
管理情報の収集の要求に先立って前記した複数の記憶手
段のうちから選択すべき記憶手段を指定することを特徴
としている。
【0029】すなわち請求項3記載の発明では、記憶手
段を複数備えるようにし、収集要求手段による管理情報
の収集に先立って、収集要求手段から使用する記憶手段
を指定させるようにしている。これにより、収集すべき
管理情報の範囲が多岐に渡っても、その記憶手段を適宜
変更することが容易に行うことができ、柔軟なネットワ
ーク管理システムを提供することができるようになる。
【0030】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3いずれかに記載のネットワーク管理システムで、収
集要求手段は管理情報の収集を要求してから予め決めら
れた時間経過後に収集した管理情報を保持するととも
に、収集できない管理情報についてその旨を保持するこ
とを特徴としている。
【0031】すなわち請求項4記載の発明では、収集要
求手段は管理情報の収集を要求後一定時間内に、要求し
た管理情報がすべて収集されないときは、収集された管
理情報を保持する一方、収集されない管理情報について
はその収集されない旨を保持するようにした。これによ
り、従来のSNMPのネットワーク管理システムで要求
に対する応答で得られた管理情報内に1つでも何らかの
エラーが含まれていた場合そのSNMPの応答パケット
自体が信頼できないものと判断されて、そのパケット内
の全ての管理情報を破棄していたが、正しく収集された
管理情報についてはその内容を保持することができ、効
率的なデータ収集を可能にすることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
【0033】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0034】図1は本発明の一実施例におけるネットワ
ーク管理システムの構成の概要を表わしたものである。
このネットワーク管理システムは、ネットワーク40を
介して、1つの管理ステーション41と、複数の被管理
ノード421、422、・・・、42Nとが接続されてい
る。ネットワーク40では、TCP/IPによる通信が
行われている。管理ステーション41には図示しないマ
ネージャを備えている。各被管理ノード421、422
・・・、42Nそれぞれには図示しないエージェントを
備えている。管理ステーション41内のマネージャは、
メッセージ経路情報や送信および受信メッセージ数など
のトラヒック情報や障害情報などからなるMIBの収集
および設定を、各被管理ノード421、422、・・・、
42Nに対して依頼する。この依頼は、管理ステーショ
ン41内のマネージャから、ネットワーク40上に送出
する要求メッセージという形態で各被管理ノード4
1、422、・・・、42N内のエージェントに対して
行う。この依頼を受けた各被管理ノード421、422
・・・、42N内のエージェントは、各ノード内で依頼
された情報の収集および設定処理を行って、その処理結
果を要求メッセージに対する応答メッセージという形態
で、ネットワーク40を介して管理ステーション41内
のマネージャに送出する。
【0035】本実施例におけるネットワーク管理システ
ムは、管理ステーション41および各被管理ノード42
1、422、・・・、42N内にそれぞれエージェントが
管理する管理オブジェクトをその値の状況に応じた変化
の頻度や重要度に基づいて重み付けされた複数のポーリ
ング重み付けリストを備えている。ポーリングの際に
は、これら複数のポーリング重み付けリストから1つを
選択して、このリストを参照しながら各オブジェクトの
重み付けを行う。そして、簡易な方法で、優先度の高い
管理情報についてポーリング周期が短くなるようにし、
優先度の低い管理情報についてはポーリング周期が長く
なるようにすることで送受メッセージ数を削減すること
を特徴としている。
【0036】さらに本実施例におけるネットワーク管理
システムの各エージェントは、複数の重み付けリストか
ら1つリストを選択する際にその選択を管理するMIB
オブジェクトと、ポーリングのトリガとなるMIBオブ
ジェクトとを備えている。これらMIBオブジェクトに
対しては、マネージャから“SNMP SET”メッセ
ージで適切な値を設定することができるようになってい
る。リストの選択を管理するMIBオブジェクトに対し
ては、マネージャからポーリングに先立って選択するリ
ストを指定する“SNMP SET”メッセージで適切
な値を設定することによって所望のポーリング重み付け
リストを選択することができる。エージェントはその応
答として、“SNMP GET RESPONSE”メ
ッセージを返す。ポーリングのトリガとなるMIBオブ
ジェクトに対しては、エージェント内で管理情報を収集
するためにマネージャから“SNMP SET”メッセ
ージで適切な値を設定することで、結果的にポーリング
要求を行うことができるようになっている。エージェン
トは、“SNMP SET”メッセージで適切な値に設
定されるMIBオブジェクトに応じて、その応答として
“SNMP GETRESPONSE”メッセージで収
集した管理情報の値をマネージャに対して送出する。こ
の場合、ポーリングのトリガとなるMIBオブジェクト
に対する“SNMP SET”メッセージは、その応答
としての“SNMP GET RESPONSE”メッ
セージを返答する。このようにマネージャとエージェン
トとの間で一般的な“SNMP SET”メッセージお
よび“SNMP GET RESPONSE”メッセー
ジの送受により、選択したポーリング重み付けリストを
選択して優先度を考慮したポーリングを行うようになっ
ている。
【0037】図2はこのような“SNMP SET”メ
ッセージとその応答メッセージである“SNMP GE
T RESPONSE”メッセージの送受の様子を一例
として表わしたものである。マネージャ45から“SN
MP SET”メッセージ46をエージェント47に送
出することで、エージェント47が管理する管理オブジ
ェクトに所望の値を設定することができる。どの管理オ
ブジェクトにどの値を設定するかについては、この“S
NMP SET”メッセージ46内で指定する。すなわ
ち図13で示したSNMPメッセージのフォーマット構
成である“SNMP SET”メッセージ46は、バー
ジョン番号481に“0”、コミュニティ名482に“x
xyy”、request_id483に“4”、PD
Uタイプ484に“SET”を指定するとともに、PD
Uデータ部に設定対象の管理オブジェクトの識別子とそ
の設定値とを記述する。この管理オブジェクトは、管理
OIDによって識別される複数の管理項目があり、エー
ジェントが管理する所望のOIDを記述する。図2で
は、例えば管理項目部491〜492には第1および第2
のOIDを記述しており、その管理情報データ部501
〜502にはそれぞれ第1および第2のOIDの設定値
である“stu”および“15.21.49”を記述し
ている。
【0038】このようにして第1および第2のOIDに
対する設定値を指定した“SNMPSET”メッセージ
46は、エージェント47で受信される。エージェント
47は、第1および第2のOIDでそれぞれ識別される
管理オブジェクトに対してそれぞれ“stu”、“1
5.21.49”を設定する。そして、その応答メッセ
ージである“SNMP GET RESPONSE”メ
ッセージ51をマネージャ45に返答する。すなわち、
“SNMP GET RESPONSE”メッセージ5
1は、バージョン番号521に“SNMP SET”メ
ッセージと同じ“0”、コミュニティ名522に“SN
MP SET”メッセージと同じ“xxyy”、req
uest_id523に“SNMP SET”メッセー
ジと同じ“4”、PDUタイプ524に“GET RE
SPONSE”を指定するとともに、PDUデータ部に
設定した管理オブジェクトとその設定値を記述する。こ
の設定した管理オブジェクトは、管理項目部531、5
2に対応した管理項目データ部541、542に、それ
ぞれ“stu”、“15.21.49”が記述される。
これを受信したマネージャ45は、request_i
d523およびPDUタイプ524を参照することによっ
て、request_id483が“4”の“SNMP
SET”メッセージ46に対する応答であることを認
識することができる。このようにrequest_id
を参照することで、どの要求メッセージに対する応答メ
ッセージであるかを容易に認識することができるように
なる。
【0039】図3はこのようなSNMPメッセージを用
いて本実施例におけるネットワーク管理システムにおい
てマネージャとエージェント間で行われるSNMPメッ
セージの送受のようすを表わしたものである。図3にお
けるマネージャは図1における管理ステーション41
に、エージェントは図1における被管理ノード421
422、・・・、42Nに、それぞれ相当する。マネージ
ャはポーリングを開始する前に、予めエージェントと共
通して持っている複数のポーリング重み付けリストの中
から、使用するポーリング重み付けリストを決定する
(図3の処理55)。そして、これをエージェント側に
通知するために、エージェント内でポーリング重み付け
リストの選択を管理するMIBオブジェクトに対して
“SNMP SET”メッセージ56で適切な値を設定
する。この“SNMP SET”メッセージは、図13
で示したフォーマット構成をしており、PDUタイプに
“SNMP SET”メッセージと識別できるデータが
記述される。エージェントは、設定された値に基づいて
複数のポーリング重み付けリストの中から1つのリスト
を選択する(図3の処理57)。その後エージェントは
応答として、“SNMPGET RESPONSE”メ
ッセージをマネージャに送出する(図3の応答58)。
【0040】続いてマネージャからポーリングのトリガ
とすべく、トリガ設定に対応付けられたMIBオブジェ
クトに対して“SNMP SET”メッセージによって
適切な値が設定される(図3の設定59)。これを受け
たエージェントでは、対応するMIBオブジェクトに対
してその値が設定されることでトリガが設定され(図3
の処理60)、その応答として管理情報をSNMPレベ
ルのパケットに設定して“SNMP GET RESP
ONSE”メッセージとしてマネージャに送出する。こ
の際、本実施例における“SNMP GET RESP
ONSE”メッセージでは、そのrequest_id
に次のような工夫をしている。すなわち、エージェント
は使用するポーリング重み付けリストの内容を参照し
て、マネージャにより設定された値をそのままrequ
est_idフィールドに設定し(図3の処理61)、
SNMPレベルのパケットである“SNMP GET
RESPONSE”メッセージ62をマネージャに返答
する。SNMPレベルでのパケットが複数になった場合
でも、その全てのパケットに対して同じrequest
_idの値を用いる。そして、SNMPのPDUのre
quest_idフィールドの概念を拡張することで、
マネージャは“SNMP SET“メッセージの1パケ
ットのトリガによってSNMPのレベルで多数のパケッ
トからなるポーリングの応答メッセージを受け取ること
ができる。このようにマネージャがエージェント内でポ
ーリングの1回分のトリガとなるMIBオブジェクトに
対して“SNMP SET”メッセージで所定の値を設
定することによって、次々とMIBオブジェクトの保持
する値である管理情報がマネージャにリプライされるこ
とになる。
【0041】こうしてエージェントからのリプライを受
け取ったマネージャは、その要求通りの応答が得られた
かどうかをポーリング重み付けリストにより指示される
内容と受け取ったパケットの内容を比較することで内容
確認を行う(図3の処理63)。その後マネージャは、
ポーリングによって受け取った管理情報の内容を画面表
示する(図3の処理64)。
【0042】以下、図4〜図8を参照しながら本実施例
におけるネットワーク管理システムの構成要部について
説明する。
【0043】図4は本実施例における管理ステーション
41の構成要部の概要を表わしたものである。管理ステ
ーション41は、管理ステーション41においてネット
ワーク管理のためにポーリングによる管理情報の収集を
司るマネージャアプリケーション・プログラム(Applic
ation Program:以下、APと略す。)70を備えてい
る。また、SNMPとの間のインタフェースを行うSN
MP−アプリケーション・プログラミング・インタフェ
ース(Application Programming Interface:以下、A
PIと略す。)71と、リプライされるSNMPレベル
のrequest_idフィールドの処理を行うポーリ
ングAPI拡張部72とを備えている。さらに、マネー
ジャAP70からの指示でポーリング周期を計時するポ
ーリングタイマ部73と、各エージェントへのポーリン
グ回数を保持するポーリングカウンタ部74と、複数の
ポーリング重み付けリスト75とを備えている。
【0044】図5は本実施例におけるポーリング重み付
けリストの構成の概要を表わしたものである。ここで
は、1つのポーリング重み付けリストについてその構成
を示している。すなわち、ポーリング重み付けリスト7
6は、エージェントが管理するMIBとしての管理情報
77と、その優先情報78とが対応付けられて記憶され
たリストである。優先情報78は、管理情報77の変化
の頻度や、管理情報77自体の収集する重要性を考慮し
て決定された情報であり、ここでは数字が小さいほど優
先度が高いことを示している。
【0045】図6はこれら管理ステーション11内の各
機能部を制御してポーリングを行うマネージャAP70
の処理内容の概要を表わしたものである。まずマネージ
ャAP70は、ポーリングに先立ってエージェントと共
通して持っている複数のポーリング重み付けリスト75
の中からどのポーリング重み付けリストを参照してポー
リングを行うかを決定する(ステップS80)。これ
は、マネージャAP70で管理情報の収集を行う時間
や、管理対象であるネットワークの変更があった場合な
どのネットワークシステムの構成状況、あるいは定期的
に管理を行う保守など、それぞれ作成されたポーリング
重み付けリストの中から、その状況に応じて択一的に選
択されることになる。ステップS80で使用するリスト
が決定されると、所定の値を含む“SNMP SET”
メッセージを用いてエージェント側に通知する(ステッ
プS81)。次に、所定の周期でポーリングを行うため
に、ポーリングタイマ部73にこの周期での計時を開始
させ、そのタイムアウトを待つ(ステップS82:
N)。やがてポーリング周期であることを示すタイムア
ウトになると(ステップS82:Y)、ポーリングカウ
ンタ部74の中でこれからポーリングを行うエージェン
トに対応したカウンタの値を“+1”だけカウントアッ
プする(ステップS83)。そして、このポーリングA
PI拡張部72に対して、ステップS83でカウントア
ップしたカウント値を設定する(ステップS84)。こ
れによりポーリングAPI拡張部72は、SNMP−A
PI71を介して受け取ったSNMPレベルのパケット
のうち、そのrequest_idフィールドがこの設
定されたカウント値と同じものだけを全て受け取るよう
に設定されるようになっている。
【0046】次にマネージャAP70は、ポーリングを
開始するため、エージェントにステップS83でカウン
トアップしたカウント値を設定する(ステップS8
5)。これは、上述したようにカウント値を含む“SN
MP SET”メッセージにより行う。これを受けたエ
ージェントは、ステップS81で通知されたポーリング
重み付けリストを参照して、このカウント値に基づいて
管理情報をマネージャに対してリプライする。このリプ
ライは、上述したように“SNMP GET RESP
ONSE”メッセージにより行われ、そのreques
t_idフィールドは、ステップS85で通知されたカ
ウント値に設定されたSNMPレベルのパケットという
形態で行われる。マネージャAP70は、SNMP−A
PI71を介してこのようなSNMPレベルのパケット
を順次受け取るが、ステップS85で“SNMP SE
T”メッセージを送出してから一定時間を経過したとこ
ろで、エージェントからリプライされた管理情報が選択
されたポーリング重み付けリストで指示された管理情報
とが過不足なく一致するか否かを判別する(ステップS
86)。ここで、一定時間内に収集すべき全管理情報が
リプライされたと判別されたとき(ステップS86:
Y)には、それら全管理情報を保持する(ステップS8
7)。これに対してステップS86で一定時間内に収集
すべき全管理情報がリプライされていないと判別された
とき(ステップS86:N)には、取得した管理情報は
保持する(ステップS88)一方、取得できなかった分
の管理情報についてはエラー情報とともに保持する(ス
テップS89)。このエラー情報としては、一定時間内
にリプライされなかった旨が保持されることになる。な
おステップS89で取得できなかった分の管理情報につ
いては、エージェントからリプライされたが、その内容
がエージェント側の障害により収集すべき管理情報が取
得できなかった旨の通知を受けたときにも、そのエラー
内容とともにエラー情報として保持するようにしても良
い。このようにステップS87およびステップS89
で、管理情報等を保持した後は、再びステップS82に
戻って所定のポーリング周期を待つ。
【0047】ところで、このような処理の途中で、ポー
リングで収集する管理情報を変更したい場合について
は、再度ステップS80のようにポーリング重み付けリ
ストの選択通知を“SNMP SET”メッセージで行
うことで同様の管理情報収集を行うことが可能となる。
【0048】次に、このようなマネージャからのSNM
Pメッセージを受け取るエージェントについて説明す
る。図1における被管理ノード421、422、・・・、
42Nはそれぞれ同一構成のため、以下では被管理ノー
ド421について説明する。
【0049】図7は本実施例における被管理ノード42
1の構成の概要を表わしたものである。被管理ノード4
1は、ネットワーク管理のためにマネージャらからの
ポーリングによる依頼により被管理ノード421におい
て管理情報の収集を行うエージェント901と、SNM
Pとの間のインタフェースを行うSNMP−API91
1とを備えている。さらに、複数のポーリング重み付け
リスト921と、管理ステーション11のマネージャA
P70からの“SNMP SET”メッセージによりこ
れらポーリング重み付けリスト921から択一的に1つ
のリストを選択するポーリング重み付けリスト選択部9
1と、管理ステーション11のマネージャAP70か
らの“SNMP SET”メッセージによりポーリング
のトリガが設定されるポーリングトリガ部941とを備
えている。ポーリング重み付けリスト921は、図5で
示したものと同一である。
【0050】図8は被管理ノード421内の各機能部を
制御して管理ステーション41のマネージャAP70か
らの要求で被管理ノード421内の管理情報を収集する
エージェントの処理内容の概要を表わしたものである。
まずエージェント901は、複数のポーリング重み付け
リスト921のうちの1つを選択するために、図6のス
テップS81における管理ステーション41のマネージ
ャAP70から要求される“SNMP SET”メッセ
ージがSNMP−API911を介して受信されるのを
待つ(ステップS95:N)。そして、この“SNMP
SET”メッセージがSNMP−API911を介し
て受信されたとき(ステップS95:Y)には、受信さ
れた“SNMP SET”メッセージに含まれる設定値
に基づいて、ポーリング重み付けリスト選択部931
複数のポーリング重み付けリスト921の中から択一的
に1つのポーリング重み付けリストを選択させる。そし
て、選択されたリストの内容をエージェント内のリソー
スに取り込む(ステップS96)。次に、図6のステッ
プS85における管理ステーション41のマネージャA
P70から要求される“SNMP SET”メッセージ
がSNMP−API911を介して受信されるのを待つ
(ステップS97:N)。そして、これを受信すると
(ステップS97:Y)、ポーリングトリガ部941
管理ステーション41から受信された“SNMP SE
T”メッセージに含まれるカウント値の設定を行う(ス
テップS98)。
【0051】ここで設定されるカウント値は、現在のポ
ーリング要求がポーリング開始から何回目のものである
かを示すポーリング回数であり、これをトリガとしてエ
ージェント901は管理情報の収集を行うことになる。
そこで、エージェントは、収集すべき管理情報ごとに、
ポーリングトリガ部941に設定されたポーリング回数
を、ステップS95で通知されて選択したポーリング重
み付けリストを参照して収集すべき管理情報に対応して
記憶されている優先情報としての優先情報値で割る(ス
テップS99)。そして、その余りが“0”であるか否
かを判別する(ステップS100)。余りが“0”であ
るとき(ステップS100:Y)には、その管理情報は
収集すべきときと判断して、エージェント901はその
管理情報に対応するシステムリソースにアクセスして、
管理情報を取得する(ステップS101)。このように
収集対象の管理情報ごとに、優先情報値によって決定さ
れるポーリング要求回数が、マネージャによって設定さ
れるポーリング回数と一致したときにのみこの収集対象
となる管理情報を収集する。
【0052】そして、次に、その管理情報をマネージャ
にリプライすべく、リプライメッセージを作成する(ス
テップS102)。このリプライメッセージは、上述し
た“SNMP GET RESPONSE”メッセージ
として、SNMPレベルのパケットに詰み込まれ、かつ
request_idフィールドにステップS98で設
定されたポーリング回数をそのまま設定する。このよう
に作成された“SNMP GET RESPONSE”
メッセージは、マネージャである管理ステーション41
に送出される(ステップS103)。なお、リプライ用
のパケットが複数になる場合でも、そのすべてのパケッ
トのrequest_idフィールドには同じポーリン
グ回数を設定する。
【0053】その後は、再びマネージャからポーリング
トリガが行われるのを待つ。また、ステップS100
で、余りが“0”でないとき(ステップS100:N)
も、今回設定されたトリガでは管理情報の収集は行わな
いと判断して、そのまま再びマネージャからポーリング
トリガが行われるのを待つ。
【0054】次に、上述したポーリングの優先情報につ
いて、具体的に説明する。
【0055】図9は、これまで説明した本実施例におけ
るネットワーク管理システムの構成要部の概要を表わし
たものである。これまで説明した各構成部について同一
部分には同一符号を付している。本実施例におけるネッ
トワーク管理システムは、ネットワーク40を介して、
1つの管理ステーション41と、複数の被管理ノード4
1、422、・・・、42Nとが接続されている。ネッ
トワーク40では、TCP/IPによる通信が行われて
いる。管理ステーション41にはマネージャAP70を
備えている。各被管理ノード421、422、・・・、4
Nそれぞれにはエージェント901、902、・・・、
90Nを備えている。管理ステーション41および被管
理ノード421〜42Nについては、それぞれ図4および
図7と同一のため、説明を省略する。
【0056】図10は管理ステーション41および被管
理ノード421〜42Nが備える複数のポーリング重み付
けリストのうちの1つのリストの一例を表わしたもので
ある。このポーリング重み付けリスト104は、エージ
ェントが管理するMIBとしての管理情報105と、そ
の優先情報106とが対応付けられて記憶されたリスト
である。優先情報106は、管理情報105の変化の頻
度や、管理情報105自体の収集する重要性を考慮して
決定された情報であり、ここでは数字が小さいほど優先
度が高いことを示している。したがって、管理情報Aの
優先情報は“1”であるため最も優先度が高く、管理情
報D、Eの優先情報は“5”であるため最も優先度が低
い。ここで“優先度が高い”とは、ポーリングにおいて
最も頻繁に管理情報の収集が行われることをいい、逆に
“優先度が低い”とは、管理情報の収集間隔が長いこと
をいう。
【0057】ここではマネージャによって図10に示す
ポーリング重み付けリストが選択され、エージェントで
も選択されたものとして説明する。
【0058】図11は本実施例におけるネットワーク管
理システムにおいて管理情報ごとに行われるポーリング
のようすを表わしたものである。すなわち図10で示し
た管理情報A〜Fごとに時間の経過に伴って行われるポ
ーリング間隔を示している。図6で説明したようにステ
ップS82でポーリングタイマ部73によって計時され
るポーリング周期107の時間Tごとに、ポーリングカ
ウンタ部74でカウントアップされるカウント値が、ス
テップS85でエージェントに“SNMP SET”メ
ッセージを用いて通知される。このカウント値の通知
は、エージェントに対するポーリングのトリガを意味す
る。したがって、図8で説明したようにエージェント
は、通知されたカウント値と、選択されたポーリング重
み付けリストに記憶された優先情報とから、管理情報の
収集を行うべきか否かを判別する。
【0059】時間の経過に伴って説明すると、まずマネ
ージャとエージェントとの間でポーリングが開始され
て、最初のポーリング周期Tになると、カウント値
“1”が通知される。エージェントでは、図8のステッ
プS99で説明したようにこのカウント値“1”を優先
情報で割る。この場合、管理情報Aのみが余り“0”で
あるため、図8のステップS100に示すように管理情
報Aのみ収集を行う。したがって、ポーリング周期T経
過時点では、収集された管理情報Aのみが“SNMPG
ET RESPONSE”メッセージに取り込まれ、か
つrequest_idがカウント値である“1”を記
述されてマネージャにリプライされる。
【0060】ポーリング周期2T経過時には、カウント
値“2”が通知される。したがって、カウント値“2”
を各管理情報ごとに対応する優先情報で割ると、管理情
報A、Bのみが余り“0”となる。すなわち、ポーリン
グ周期2T経過時点では、収集された管理情報A、Bの
みが“SNMP GET RESPONSE”メッセー
ジに取り込まれ、かつrequest_idがカウント
値である“2”を記述されてマネージャにリプライされ
る。このように管理情報ごとにポーリング回数であるカ
ウント値に基づいたポーリング間隔で管理情報の収集が
行われる。たとえば、優先情報が“1”の管理情報Aの
場合ポーリング周期Tごとに、優先情報が“2”の管理
情報Bの場合ポーリング周期2Tごとに、優先情報が
“3”の管理情報Cの場合ポーリング周期3Tごとに、
優先情報が“5”の管理情報Dの場合ポーリング周期5
Tごとに、優先情報が“4”の管理情報Eの場合ポーリ
ング周期4Tごとに、優先情報が“5”の管理情報Fの
場合ポーリング周期5Tごとに、それぞれ収集が行われ
ることになる。
【0061】以上説明したように本実施例におけるネッ
トワーク管理システムは、マネージャと各エージェント
で共通の複数のポーリング重み付けリストを備えるよう
にする。このポーリング重み付けリストは、収集される
管理情報ごとに優先情報が記憶されている。そして、マ
ネージャからエージェントに対して、ポーリングに先立
って、まずこれらの複数のポーリング重み付けリストの
中からマネージャが決定した使用するリストを通知する
ために、そのリスト選択を行うMIBオブジェクトに対
して“SNMP SET”メッセージを送出する。エー
ジェントは、これを受けて使用リストを選択する。次
に、マネージャは、ポーリング周期を計時するポーリン
グタイマ部73と、ポーリング周期ごとにカウントアッ
プするポーリングカウンタ部74を備え、エージェント
に対してポーリング周期ごとにポーリングカウンタ部7
4でカウントアップされたカウント値を“SNMP S
ET”メッセージで通知する。各エージェントでは、
“SNMP SET”メッセージで通知されたカウント
値を、選択されたポーリング重み付けリストに記憶され
た管理情報ごとに、それに対応して記憶された優先情報
値で割る。そして余りが“0”のときのみ、その管理情
報の収集を行うものとして、対応するリソースにアクセ
スして管理情報を収集し、そのリプライを“SNMP
GET RESPONSE”メッセージとして応答す
る。その際、メッセージのrequest_idフィー
ルドの通知されたカウント値を用いる。余りが“0”で
はないときは、その管理情報の収集を行わない。このよ
うにネットワーク管理システムを構成することによっ
て、マネージャからエージェントへのポーリング要求を
SNMPレベルでの1パケットで実現することができる
ようになり、ネットワーク管理のためのトラヒックを削
減することができるようになる。さらにポーリングによ
るエージェントからマネージャへの応答も、ポーリング
重み付けリストの優先情報に基づいて行うことができる
ので、応答の回数を大幅に削減することができ、さらに
トラヒックの削減をすることができる。これに対して、
優先度の高い管理情報については、ポーリング周期を短
く保つことができるため、トラヒックを削減しつつ、ネ
ットワーク管理の質を低下させずにリアルタイムに対応
可能なネットワーク管理を実現することができるように
なる。
【0062】なお本実施例におけるネットワーク管理シ
ステムでは、複数の被管理ノードに対して管理情報を収
集するようにしていたが、管理ステーションと被管理ノ
ードとが1対1に対応する場合であっても良い。
【0063】なお本実施例におけるネットワーク管理シ
ステムで示したポーリング重み付けリストの構成および
リストの項目、数に限定されるものではないことは当然
である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、管理情報収集手段は収集要求手段によってポ
ーリング回数の通知とともに収集を要求された管理情報
と対応して記憶手段に記憶されている優先度を参照し
て、その値を示す優先度値をポーリング回数で割り切れ
たときのみ管理情報を収集するようにした。これにより
収集要求手段と管理情報送出手段との間のトラヒックを
削減するのに、非常に簡易な構成で実現することがで
き、管理情報収集手段の負荷も削減することができる。
【0065】
【0066】また、請求項2記載の発明によれば、SN
MPを用いることができ、コンピュータ等のネットワー
クの通信プロトコルの1つとして世界中に広く普及して
いるTCP/IPネットワークのネットワーク管理に適
用させることが可能となる。
【0067】
【0068】さらに請求項3記載の発明によれば、収集
すべき管理情報の範囲が多岐に渡っても、その記憶手段
を適宜変更することが容易に行うことができ、柔軟なネ
ットワーク管理システムを提供することができるように
なる。
【0069】また、請求項4記載の発明によれば、収集
要求手段は管理情報の収集を要求後一定時間内に、要求
した管理情報がすべて収集されないときは、収集された
管理情報を保持する一方、収集されない管理情報につい
てはその収集されない旨を保持するようにした。これに
より、従来のSNMPのネットワーク管理システムで要
求に対する応答で得られた管理情報内に1つでも何らか
のエラーが含まれていた場合そのSNMPの応答パケッ
ト自体が信頼できないものと判断されて、そのパケット
内の全ての管理情報を破棄していたが、正しく収集され
た管理情報についてはその内容を保持することができ、
効率的なデータ収集を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるネットワーク管理シ
ステムの構成の概要を示すブロック図である。
【図2】“SNMP SET”メッセージの送受のよう
すを示す説明図である。
【図3】本実施例におけるSNMPメッセージの送受の
ようすを示す説明図である。
【図4】本実施例における管理ステーションの構成要部
の概要を示すブロック図である。
【図5】本実施例におけるポーリング重み付けリストの
構成の概要を示す説明図である。
【図6】本実施例におけるマネージャAPの処理内容の
概要を示す流れ図である。
【図7】本実施例における被管理ノードの構成の概要を
示すブロック図である。
【図8】本実施例におけるエージェントの処理内容の概
要を示す流れ図である。
【図9】本実施例におけるネットワーク管理システム全
体の構成要部の概要を示すブロック図である。
【図10】本実施例におけるポーリング重み付けリスト
の具体例を示す説明図である。
【図11】本実施例におけるポーリングのようすを示す
説明図である。
【図12】従来提案されたSNMPを用いたネットワー
ク管理システムの構成を説明する説明図である。
【図13】(a)SNMPメッセージのフォーマット構
成図である。(b)PDU部のフォーマット構成図であ
る。
【図14】“SNMP GET”メッセージの送受のよ
うすを示す説明図である。
【図15】管理情報OIDの登録ツリーの構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
40 ネットワーク 41 管理ステーション 421、422、・・・、42N 被管理ノード 70 マネージャAP 71、911 SNMP−API 72 ポーリングAPI拡張部 73 ポーリングタイマ部 74 ポーリングカウンタ部 75、921 ポーリング重み付けリスト 901 エージェント 931 重み付けリスト選択部 941 ポーリングトリガ部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周期を計時する計時手段と、 この計時手段によって計時される周期ごとにポーリング
    回数をカウントアップする計数手段と、 前記計時手段によって計時される周期ごとに収集すべき
    管理情報の収集を要求するとともに前記計数手段によっ
    て計数されたポーリング回数を送出する 収集要求手段
    と、収集すべき管理情報とその収集の優先度とを対応付けて
    記憶する記憶手段と、 前記 収集要求手段によって管理情報の収集を要求された
    とき管理情報ごとにこれに対応してこの記憶手段に記憶
    された優先度を示す優先度値をポーリング回数で除算し
    たその剰余値が零のときに管理情報を収集する管理情報
    収集手段と、 この管理情報収集手段によって収集された管理情報のみ
    を前記収集要求手段に送出する管理情報送出手段とを具
    備することを特徴とするネットワーク管理システム。
  2. 【請求項2】 前記収集要求手段は簡易ネットワーク管
    理プロトコルを用いて所定の設定要求メッセージにより
    所定の管理オブジェクトに前記ポーリング回数を設定す
    ることによって前記管理情報の収集を要求し、前記管理
    情報送出手段は前記収集要求手段に対して簡易ネットワ
    ーク管理プロトコルを用いて前記設定要求メッセージに
    対応した所定の設定応答メッセージにより前記管理情報
    収集手段によって収集された管理情報を送出することを
    特徴とする請求項1記載のネットワーク管理システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段を複数備え、前記収集要求
    手段は前記管理情報収集手段に対して前記管理情報の収
    集の要求に先立って前記複数の記憶手段のうちから選択
    すべき記憶手段を指定することを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載のネットワーク管理システム。
  4. 【請求項4】 前記収集要求手段は前記管理情報の収集
    を要求してから予め決められた時間経過後に収集した管
    理情報を保持するとともに、収集できない管理情報につ
    いてその旨を保持することを特徴とする請求項1〜請求
    項3いずれかに記載のネットワーク管理システム。
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