JP4684883B2 - 属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラム - Google Patents

属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラム Download PDF

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Description

この発明は、ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラムに関し、特に、装置の属性情報の収集によって生じる監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラムに関するものである。
従来、ネットワーク監視システムやサーバ監視システムなど、ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムでは、ネットワーク監視用のプロトコルを利用して、あらかじめ監視システムに実装された、または、システム管理者によって設定された管理属性の名称や識別子を管理対象の通信装置や情報端末などの装置(以下、まとめてノードと呼ぶ)から取得し、その値の妥当性の判断(閾値を超えていないかなど)や障害箇所の特定を実施している。
例えば、ネットワーク監視システムで利用されるネットワーク監視用のプロトコルには、SNMP(Simple Network Management Protocol)が広く利用されている。SNMPは、ネットワーク監視システムが監視対象のノードから情報を収集したり、各ノードの設定変更を行ったりすることができるプロトコルである(例えば非特許文献1参照)。
SNMPでは、各ノードの情報はオブジェクト(Object)と呼ばれる単位で管理され、各オブジェクトには、それぞれが示す属性に応じた属性値が格納される。また、各オブジェクトは、その種類ごとに、階層化された複数の種別グループに分類される。これらのオブジェクトはオブジェクトID(以下、OIDと呼ぶ。)と呼ばれる識別子で識別される。このOIDは、種別グループおよびオブジェクトごとに決められた数値を階層ごとにピリオド「.」でつないで表される。
また、SNMPでは、同一種別グループ内で同じ種類のオブジェクトを複数管理するためのテーブルという概念がある。テーブルには、複数の所定のオブジェクトから構成されるエントリと呼ばれるグループが複数含まれる。このエントリの数は各ノードに依存しており、ハードウェア構成の変化に応じて増減する場合もある。各エントリには、それぞれを識別するためのインデックスがそれぞれ割り当てられ、各エントリに属するオブジェクトは、OIDにインデックスを追加することによって、いずれのエントリに属するオブジェクトであるかが識別される。なお、オブジェクトをテーブル形式で管理するか否かは、種別グループごとに決められている。
例えば、装置自身の名称を示すsysNameオブジェクトのOIDは「1.3.6.1.2.1.1.5.0」で表される。ここで、最初の7つの数字「1.3.6.1.2.1.1」は装置自身に関する情報を種別するSystemグループを表しており、続く「5」はsysNameオブジェクトを表している。最後の「0」はsysNameオブジェクトをさらに区分けするためのインデックスであるが、インデックスが「0」である場合は、このオブジェクトがテーブル形式で表されておらず、この装置における唯一のオブジェクトであることを表している。
また、例えば、装置ごとの各インタフェースでエラーになったパケット数を示すifErrorsオブジェクトのOIDは「1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.n」で表される。ここで、最初の7つの数字「1.3.6.1.2.1.2」はインタフェースに関する情報を種別するInterfaceグループを表しており、次の「14」はifErrorsオブジェクトを表している。最後の「n」はifErrorsオブジェクトをさらに区分けするためのインデックスであり、例えば、5番ポートの「ifIndex」が「5」であった場合は、「n」を「5」とすることによって、5番ポートでエラーになったパケット数を表している。
図20は、従来のネットワーク監視システムとSNMPによるノード情報収集方法を示す図である。図20(a)に示すように、ネットワーク監視システムでは、ネットワーク監視装置が、SNMPで情報収集用に定義されているGetコマンドやGetNextコマンドを用いて、監視対象のネットワークに接続された各ノードから定期的にノード情報を収集する。
ここで、Getコマンドは、ノードに対して取得したいオブジェクトのOIDを指定し、指定したOIDと、そのOIDが示すオブジェクトの属性値を取得するコマンドである。また、GetNextコマンドは、ノードに対してOIDを指定し、指定したOIDを基準に辞書順で次に来るOIDと、そのOIDが示すオブジェクトの属性値を取得するコマンドである。
例えば、図20(b)の方法1に示すように、OID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.1」を指定してGetコマンドを実行した場合は、ノードからはOID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.1」と、その属性値「6」が返却される。また、方法2に示すように、OID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3」を指定してGetNextコマンドを発行した場合は、ノードからはOID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.1」と、その属性値「6」が返却される。
ところで、例えばテーブル形式で管理されているオブジェクトについては、テーブルに含まれるエントリの数が各ノードに依存しているため、ネットワーク監視装置は事前にOIDを認識することができない。そのため、こういったオブジェクトの属性値を取得する場合は、OIDを直接指定する必要があるGetコマンドでは全てのオブジェクトの属性値を取得することができないので、GetNextコマンドを用いて基準となるOIDから順次OIDをたどることによって未知のオブジェクトの属性値を取得することが行われている。
図21は、GetNextコマンドによるノード情報収集を示す図である。例えば、同図に示すように、ネットワーク監視装置は、まず、OID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3」を指定してGetNextコマンドを実行し、OID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.1」とその属性値「6」を取得する。次に、ネットワーク監視装置は、取得したOID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.1」を指定してGetNextコマンドを実行し、OID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.5」とその属性値「6」を取得する。さらに、ネットワーク監視装置は、取得したOID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.5」を指定してGetNextコマンドを実行し、OID「1.3.6.1.2.1.2.2.1.3.7」とその属性値「6」を取得する。
J. Case, M. Fedor, M. Schoffstall, J. Davin, "A Simple Network Management Protocol (SNMP)", [online], May 1990, [retrieved on 19 November 2005]. Retrieved from the Internet: <URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc1157.txt>
しかしながら、ノードの構成や状態によってOIDが変化することを考慮した従来のノード情報収集方法では、OIDを順次指定しながらGetNextコマンドを実行するため、その度にネットワーク監視装置と監視対象ネットワークとの間で通信が発生することになり、監視対象ネットワークの負荷を増大するとともに、装置情報の収集にかかる処理時間が長くなるという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、装置の属性情報の収集によって生じる監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに装置情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、発明に係る属性情報収集装置は、ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集装置であって、定期的に前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得する属性情報取得手段を備えたことを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性情報は属性識別子で識別され、前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性情報取得手段は、定期的に複数の属性識別子を指定して前記監視対照の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該複数の属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性識別子は属性情報の種別を表す上位識別子と同一種別内でユニークに付与された下位識別子とを連結して定義され、過去に前記監視対象の情報処理装置から取得した属性情報を属性識別子ごとに記憶する属性情報記憶手段をさらに備え、前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性情報記憶手段は、記憶している属性情報ごとに該属性情報を前記情報処理装置から取得した取得回数をさらに記憶し、前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から取得回数が多い順に抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性識別子の上位識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化した同一変化属性情報を記憶する同一変化属性情報記憶手段をさらに備え、前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子として下位識別子の付与パターンが同じである属性識別子を同一変化属性情報記憶手段により記憶された同一変化属性情報から取得し、該取得した属性識別子の下位識別子を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した下位識別子と前記指定する属性識別子とを連結して新たに属性識別子を生成し、該生成した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性情報記憶手段によって記憶された属性情報の属性識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化して前記同一変化属性情報記憶手段によって記憶された同一変化属性情報を更新する同一変化属性情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集装置においては、前記属性情報取得手段は、属性識別子を指定して属性情報の取得を試みた結果、該当する属性識別子が無いことを示すエラーを前記監視対象の情報処理装置から取得した場合は、該属性識別子が示す属性情報を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から削除することを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集方法は、ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集方法であって、定期的に前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得する属性情報取得工程を含んだことを特徴とする。
また、発明に係る属性情報収集プログラムは、ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集プログラムであって、定期的に前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得する属性情報取得手順をコンピュータに実行させることを特徴とする。
発明によれば、定期的に監視対象の情報処理装置から属性情報を取得する際には、過去において当該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得するので、監視対象の情報処理装置との間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、属性情報は属性識別子で識別され、定期的に属性識別子を指定して監視対象の情報処理装置から属性情報を取得する際には、過去において当該属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得するので、監視対象の情報処理装置との間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、定期的に複数の属性識別子を指定して監視対照の情報処理装置から属性情報を取得する際には、過去において当該複数の属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得するので、監視対象の情報処理装置との間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、属性識別子は属性情報の種別を表す上位識別子と同一種別内でユニークに付与された下位識別子とを連結して定義され、過去に監視対象の情報処理装置から取得した属性情報を属性識別子ごとに記憶し、定期的に属性識別子を指定して監視対象の情報処理装置から属性情報を取得する際には、当該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を記憶している属性情報から抽出し、抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得するので、監視対象の情報処理装置との間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、属性情報ごとに情報処理装置から取得した取得回数をさらに記憶し、定期的に属性識別子を指定して監視対象の情報処理装置から属性情報を取得する際には、当該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を記憶している属性情報から取得回数が多い順に抽出し、抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得するので、監視対象の情報処理装置との間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、属性識別子の上位識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化した同一変化属性情報を記憶し、定期的に属性識別子を指定して監視対象の情報処理装置から属性情報を取得する際には、当該属性識別子を上位識別子として下位識別子の付与パターンが同じである属性識別子を同一変化属性情報から取得し、取得した属性識別子の下位識別子を、記憶している属性情報から抽出し、抽出した下位識別子と指定する属性識別子とを連結して新たに属性識別子を生成し、生成した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得するので、監視対象の情報処理装置との間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、記憶している属性情報の属性識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化して同一変化属性情報を更新するので、同一変化情報を自動的に最適化して効率良く属性情報を収集することが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、発明によれば、属性識別子を指定して属性情報の取得を試みた結果、該当する属性識別子が無いことを示すエラーを監視対象の情報処理装置から取得した場合は、当該属性識別子が示す属性情報を記憶している属性情報から削除するので、監視対象の情報処理装置が保持していない属性情報を取得する無駄な処理を省くことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともに属性情報の収集にかかる処理時間を短縮することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、本発明をネットワーク監視装置に適用した場合を説明する。
まず、本実施例1に係るネットワーク監視装置におけるノード収集方法の概念について説明する。図1は、本実施例1に係るネットワーク監視装置におけるノード情報収集方法を説明するための説明図である。同図に示すネットワーク監視装置は、SNMPで定義された情報収集コマンド(GetコマンドおよびGetNextコマンド)を利用して監視対象のノードからオブジェクト情報(OIDと属性値)を取得する。
このネットワーク監視装置は、監視対象のノードからオブジェクト情報を収集する情報収集コマンドを定期的に発信するノード情報収集部と、ノード情報収集処理から発信される情報収集コマンドに応じて対象のノードからオブジェクト情報を取得するノード情報取得部とを備えている。
ノード情報収集部は、複数の情報収集コマンドを順次発信するノード情報収集処理を定期的に行う。ここで発信される情報収集コマンドでは、収集対象となるノードを識別するための装置アドレスと、収集対象となるオブジェクトを識別するためのOID(オブジェクトID)が指定される。
まず、初回のノード情報収集処理においては、ノード情報取得部は、情報収集コマンドを受信すると指定されたノードに対して当該情報収集コマンドを送信してオブジェクト情報を取得し、このオブジェクト情報をノード情報収集部に送信する。さらに、続いて順次情報コマンドを受信すると、同様にオブジェクト情報を取得し、順次ノード情報収集部に送信する。
この初回のノード情報収集処理の中で、ノード情報取得部は、ノードから取得したオブジェクト情報を順次記憶しておき、2回目以降のノード情報収集処理においては、ノード情報収集部から情報収集コマンドを受信すると、記憶しているオブジェクト情報のOIDから、続いて順次受信すると予測されるOIDを所定の同時個数だけ抽出し、抽出したOIDを一括指定してオブジェクト情報を取得する。
そして、ノード情報取得部は、続いて順次情報コマンドを受信すると、指定されたOIDに対応するオブジェクト情報を、すでに取得しているオブジェクト情報から順次ノード情報収集部に送信する。
図1の例で説明すると、初回のノード情報収集処理においては、同図(a)に示すように、ノード情報収集部がノード情報取得部に対し、OID「a」を指定してGetNextコマンドを送信すると、ノード情報取得部は、当該GetNextコマンドを対象のノードに対して送信する。そして、その結果応答されたOID「a.1」とその属性値「6」をノード情報収集部に送信する。
続いて、ノード情報収集部がノード情報取得部に対し、OID「a.1」を指定してGetNextコマンドを送信すると、ノード情報取得部は、当該GetNextコマンドを対象のノードに対して送信する。そして、その結果応答されたOID「a.5」とその属性値「6」をノード情報収集部に送信する。
さらに、ノード情報収集部がノード情報取得部に対し、OID「a.5」を指定してGetNextコマンドを送信すると、ノード情報取得部は、当該GetNextコマンドを対象のノードに対して送信する。そして、その結果応答されたOID「a.7」とその属性値「6」をノード情報収集部に送信する。
この初回のノード情報収集処理の中で、ノード情報取得部は、応答されたOID「a.1」、「a.5」および「a.7」とそれぞれの属性値「6」、「6」および「6」を記憶する。
そして、2回目以降のノード情報収集処理では、図1(b)に示すように、ノード情報収集部がノード情報取得部に対し、OID「a」を指定してGetNextコマンドを送信すると、ノード情報取得部は、記憶しているオブジェクト情報のOIDから、指定されたOID「a」に続いて順次受信すると予測されるOID「a.1」および「a.5」を抽出し(ここでは、所定の同時取得数を2とする)、これらのOIDを一括指定して、OID「a.1」、「a.5」および「a.7」とそれぞれの属性値「6」、「6」および「6」を取得する。
そして、指定されたOID「a」に応じたOID「a.1」とその属性値「6」をノード情報収集部に送信する。
続いて、ノード情報収集部がノード情報取得部に対し、OID「a.1」を指定してGetNextコマンドを送信すると、ノード情報取得部は、当該GetNextコマンドに応じて、すでに取得しているオブジェクト情報からOID「a.5」とその属性値「6」をノード情報収集部に送信する。
さらに、ノード情報収集部がノード情報取得部に対し、OID「a.5」を指定してGetNextコマンドを送信すると、ノード情報取得部は、当該GetNextコマンドに応じて、すでに取得しているオブジェクト情報からOID「a.7」とその属性値「6」をノード情報収集部に送信する。
また、図2は、同時取得オブジェクト数と応答時間の関係を示す図である。同図に示すように、情報収集コマンドによって1回の通信で同時に取得するオブジェクトの数を増やすと、1オブジェクトあたりの応答時間は短くなる。
このように、本実施例1に係るネットワーク監視装置では、定期的に監視対象のノードからオブジェクト情報を取得する際には、過去において当該オブジェクト情報に続いて取得したオブジェクト情報も同時に一括して取得することによって、ネットワーク監視装置と監視対象のノードとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
次に、本実施例1に係るネットワーク監視装置の構成について説明する。図3は、本実施例1に係るネットワーク監視装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このネットワーク監視装置100は、監視対象ネットワークを介して、監視対象ノード101〜10nに接続されている。
また、このネットワーク監視装置100は、SNMPを利用して監視対象のネットワークに接続された監視対象ノード101〜10nから定期的に各ノードの状態を示すオブジェクト情報(ノード情報)を収集し、オブジェクト情報に含まれる属性値をチェックすることによってネットワークに発生している障害を検知する装置であり、オブジェクト情報を収集するためのノード情報収集部110と、ノード情報取得部120と、ネットワーク通信部130とを有する。
ノード情報収集部110は、監視対象ノード101〜10nからオブジェクト情報を定期的に収集する処理部である。具体的には、このノード情報収集部110は、監視対象ノード101〜10nからオブジェクト情報を収集するためのノード情報収集処理を定期的に行う。このノード情報収集処理では、1回の処理で、複数の情報収集コマンド(GetコマンドおよびGetNextコマンド)が順次ノード情報取得部120に対して送信される。情報収集コマンドが送信される際には、ノードを識別するための装置アドレスと、オブジェクトを識別するためのOIDが指定される。そして、ノード情報収集部110は、かかる情報収集コマンドに応じてノード情報取得部120から応答されるオブジェクト情報を受信することによって、監視対象ノード101〜10nのオブジェクト情報を収集する。
ネットワーク通信部130は、監視対象ネットワークを介して監視対象ノード101〜10nと通信を行う処理部である。具体的には、このネットワーク通信部130は、ノード情報取得部120からノード情報収集コマンドを受信すると、監視対象ネットワークを介し、指定された監視対象ノード101〜10nに対して当該コマンドを送信する。そして、その結果、各ノードから応答されるオブジェクト情報をコマンド処理部123に返信する。
ノード情報取得部120は、ノード情報収集部110から送信された情報収集コマンドに応じて、オブジェクト情報を応答する処理部であり、基本情報記憶部121と、ノード情報記憶部122と、コマンド処理部123と、OID予測リスト生成部124とを有する。
基本情報記憶部121は、ノード情報記憶部122に記憶されたオブジェクト情報の有効期限を定義するエージング時間と、監視対象ノード101〜10nから複数のオブジェクト情報を一括して取得する場合のオブジェクト数の上限を定義する同時取得個数を記憶する記憶部である。図4は、基本情報記憶部121の一例を示す図である。同図に示す例では、エージング時間には1000msecが、同時取得個数には50objs(オブジェクト)が設定されている。
ノード情報記憶部122は、コマンド処理部123が監視対象ノード101〜10nから取得したオブジェクト情報を記憶する記憶部である。図5は、本実施例1に係るノード情報記憶部122の一例を示す図である。同図に示すように、このノード情報記憶部122は、各ノードを識別する装置アドレスと、オブジェクトを識別するOIDと、オブジェクトの属性値を示す値と、これらのオブジェクト情報が登録された時刻を示す登録時刻とを記憶する。
コマンド処理部123は、ノード情報収集部110から送信された情報収集コマンドに応じてオブジェクト情報を応答する処理部である。具体的には、このコマンド処理部123は、初回のノード収集処理においては、ノード情報収集部110から情報収集コマンドを受信すると、当該情報収集コマンドをネットワーク通信部130に送信する。そして、その結果返信されるオブジェクト情報をノード情報収集部110に応答する。
また、コマンド処理部123は、監視対象ノード101〜10nから応答されたオブジェクト情報を、その都度、ノード情報記憶部122に記憶する。そして、2回目以降のノード情報収集処理においては、ノード情報収集部110から情報収集コマンドを受信すると、受信した情報収集コマンドに応じたオブジェクトの情報がノード情報記憶部122に存在しているか否かを確認し、存在していた場合は、当該オブジェクト情報をノード情報収集部110に応答する。
一方、ノード情報収集部110から受信した情報収集コマンドに応じたオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していなかった場合は、コマンド処理部123は、初回と同様、当該情報収集コマンドをネットワーク通信部130に送信する。そして、その結果返信されるオブジェクト情報をノード情報収集部110に送信するとともに、当該オブジェクト情報をノード情報記憶部122に記憶する。
また、コマンド処理部123は、受信した情報収集コマンドに応じたオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していた場合でも、当該オブジェクト情報の登録時刻からその時点までの経過時間を算出し、基本情報記憶部121に記憶されているエージング時間を超えていた場合は、当該オブジェクト情報が監視ネットワーク上ですでに変わっている可能性があると判断し、ネットワーク通信部130に情報収集コマンドを送信する。
この時、コマンド処理部123は、ノード情報収集部110から受信した情報収集コマンドで指定された装置アドレスと、OIDと、基本情報記憶部121から取得した同時取得個数とをOID予測リスト生成部124に送信する。OID予測リスト生成部124は、送信された装置アドレスと、OIDと、同時取得数に基づき、当該OIDに続いてノード情報収集部110から要求されると予測されるOIDのリストを応答する。OID予測リスト生成部124の処理については、後述する。
コマンド処理部123は、OID予測リスト生成部124からOIDのリストを取得すると、そのリストにあるOIDを一括で指定して一つのノード情報収集コマンドを送信する。そして、コマンド処理部123は、ネットワーク通信部130から応答されるオブジェクト情報をノード情報記憶部122に記憶する。
図6は、本実施例1に係る更新後のノード情報記憶部122の一例を示す図である。同図に示す例は、ノード情報収集部110からOID「1.3.6.1.2.1.1」がGetNextコマンドで指定された場合に、OID予測リスト生成部124によってOIDのリスト「1.3.6.1.2.1.1.4.0」、「1.3.6.1.2.1.1.5.0」および「1.3.6.1.2.1.1.6.0」が生成され、このリストをGetNextコマンドで指定することによって、OID「1.3.6.1.2.1.1.5.0」、「1.3.6.1.2.1.1.6.0」および「1.3.6.1.2.1.1.7.0」のオブジェクト情報を取得し、その結果を、図5に示した例に対して反映した状態を示している。この例では、OID「1.3.6.1.2.1.1.5.0」と「1.3.6.1.2.1.1.6.0」のオブジェクト情報について登録時間が更新され、また、OID「1.3.6.1.2.1.1.7.0」のオブジェクト情報が新たに追加されている。
ところで、SNMPでは、複数のOIDを指定してノード情報収集コマンドを送信する際に、当該ノード情報収集コマンドに対して応答されるデータのサイズが既定された制限を越えた場合、エラーが返却される(toobigエラー)。このtoobigエラーを受信した場合、コマンド処理部123は、指定したOIDの数を半分に減らし、再度ノード情報収集コマンドを送信する。
ここで、コマンド処理部123が、複数のOIDを一括指定してオブジェクト情報の取得を試みた結果、応答するオブジェクト情報が大きすぎることを示すエラーを監視対象ノード101〜10nから取得した場合は、指定するOIDを減じて再度監視対象ノード101〜10nからオブジェクト情報の取得を試みることによって、ネットワーク管理装置100は、応答するオブジェクト情報が大きすぎることで発生するエラーを減らすことが可能となり、オブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
なお、ここでは指定するOIDのリストを半分に減らす場合を説明したが、これに限らず、あらかじめ決められた別の減算のアルゴリズムを用いてもよい。
また、一連のノード情報収集処理の中で、送信したノード情報収集コマンドに対して、該当するOIDが無いことを示すエラーが返却された場合、コマンド処理部123は、指定したノードに関するオブジェクト情報をノード情報記憶部122から削除する。
ここで、コマンド処理部123が、OIDを指定してオブジェクト情報の取得を試みた結果、該当するOIDが無いことを示すエラーを監視対象ノード101〜10nから取得した場合は、当該OIDが示すオブジェクト情報をノード情報記憶部122から削除することによって、ネットワーク監視装置100は、監視対象ノード101〜10nが保持していないオブジェクト情報を取得する無駄な処理を省くことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
OID予測リスト生成部124は、ノード情報記憶部122に記憶されているオブジェクト情報を基に、コマンド処理部123から受信したOIDに続いて要求されると予測されるOIDのリストを生成する処理部である。具体的には、このOID予測リスト生成部124は、コマンド処理部123から装置アドレス、OIDおよび同時取得個数を受信すると、ノード情報記憶部122に記憶されているオブジェクト情報から、受信したOIDが前方一致で含まれているOIDを抽出し、OIDのリストを生成する。ここで、生成するリストのOIDの個数は、コマンド処理部123から送信された同時取得個数を上限とする。そして、OID予測リスト生成部124は、生成したOIDのリストをコマンド処理部123に送信する。
なお、ここでは、要求されたOIDを基準とし、そのOIDを前方一致で含むOIDを抽出してリストを生成することとしたが、これは、一般に、ネットワーク監視においてノード情報を収集する際には、関連するオブジェクトの情報を続けて取得することが多いためである。すなわち、上記の方法を用いることによって、一つのOIDから続けて要求されるOIDを予測することができる。
次に、本実施例1に係るネットワーク監視装置100におけるノード情報収集処理の処理手順について説明する。図7は、本実施例1に係るネットワーク監視装置100におけるノード情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、ノード情報収集コマンドにGetNextコマンドを用いた場合を説明する。
同図に示すように、このネットワーク監視装置100は、まず、コマンド処理部123が、基本情報記憶部121からエージング時間と同時取得個数を読み込む(ステップS101)。
そして、ノード情報収集部110が装置アドレスとOIDを指定してGetNextコマンドを送信すると、コマンド処理部123は、当該コマンドを受信し(ステップS102)、ノード情報記憶部122から、指定されたOIDの辞書順で次にくるOIDのオブジェクト情報のOID、属性値および登録時刻を取得する(ステップS103、ステップS104,Yes)。
そして、コマンド処理部123は、取得した登録時刻からその時点までの経過時間を算出し、基本情報記憶部121から取得したエージング時間を超えていなかった場合は(ステップS105,Yes)、ノード情報記憶部122から取得したOIDと属性値をノード情報収集部110に応答する(ステップS106)。
ここで、コマンド処理部123は、指定された装置アドレスとOIDに対応するオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していなかった場合は(ステップS104,No)、当該装置アドレスとOIDを指定してネットワーク通信部130にGetNextコマンドを送信する(ステップS107)。ネットワーク通信部130は、受信したGetNextコマンドを指定されたノードに対して送信する。
また、取得した登録時刻からその時点までの経過時間が基本情報記憶部121から取得したエージング時間を超えていた場合は(ステップS105,No)、OID予測リスト生成部124がOIDのリストを生成し(ステップS108)、コマンド処理部123は、このOIDリストを指定してネットワーク通信部130にGetNextコマンドを送信する(ステップS109)。
ネットワーク通信部130は、コマンド処理部123から受信したGetNextコマンドを、指定された装置アドレスが示すノードに対して送信し、その結果応答されたオブジェクト情報をコマンド処理部123に返却する(ステップS110)。
ここで、応答された結果がtoobigエラーであった場合は(ステップS111,Yes)、コマンド処理部123は、指定したOIDを減らし(ステップS113)、再度ネットワーク通信部130にGetNextコマンドを送信する。
一方、応答された結果がtoobigエラーでなかった場合は(ステップS111,No)、コマンド処理部123は、応答されたOIDと属性値をノード情報記憶部122に格納し、登録時刻をその時点の時刻に更新する(ステップS112)。なお、ここで応答された結果が、指定したOIDに該当するオブジェクトが無いことを示すエラーであった場合は、コマンド処理部123は、指定したノードに関するオブジェクト情報をノード情報記憶部122から削除する。
そして、コマンド処理部123は、一連のノード情報収集処理によって送信されたオブジェクト情報をノード情報収集部110に応答する(ステップS106)。
このように、本実施例1に係るネットワーク監視装置100では、定期的にOIDを指定して監視対象ノード101〜10nから属性情報を取得する際には、過去において当該OIDに続いて指定したOIDも同時に一括指定してオブジェクト情報を取得することによって、ネットワーク監視装置100と監視対象ノード101〜10nとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
なお、本実施例1では、OID予測リスト生成部124が、基本情報記憶部121に記憶されている同時取得数を上限としてノード情報記憶部122からOIDを抽出し、OIDのリストを生成する場合を説明したが、このOIDの抽出の際に、過去に取得した頻度が高いOIDを優先して抽出してもよい。
図8は、本実施例1に係る参照回数を追加した場合のノード情報記憶部122の一例を示す図である。この場合は、同図に示すように、ノード情報記憶部122に記憶するオブジェクト情報に、参照回数を追加する。この参照回数は、当該オブジェクト情報が更新されるたびにカウントアップされる。そして、OID予測リスト生成部124が、OIDを抽出する際には、この参照回数の多いものから優先的に抽出する。
このように、本実施例1に係るネットワークノード監視装置100では、ノード情報記憶部122がオブジェクト情報ごとに監視対象ノード101〜10nから取得した参照回数をさらに記憶し、OID予測リスト生成部124が当該OIDをノード情報記憶部122から参照回数が多い順に抽出し、コマンド処理部123が、抽出したOIDも同時に一括指定してオブジェクト情報を取得することによって、ネットワークノード監視装置100と監視対象ノード101〜10nとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
また、本実施例1では、コマンド処理部123が監視対象ノード101〜10nから応答されたオブジェクト情報によってノード情報記憶部122を上書き、または、新たに追加する場合を説明したが、ノード情報記憶部122を基に生成したOIDのリストと応答されたOIDとを比較し、不要なオブジェクト情報を削除することによってノード情報記憶部122を最適化するようにしてもよい。
まず、第一の方法として、ノード情報記憶部122を基に生成したOIDのリストと応答されたOIDとを比較した結果、ノード情報記憶部122には無いOIDが応答されていた場合は、当該OIDの次以降のOIDのオブジェクト情報が取得されてない可能性があるため、ノード情報記憶部122から、当該OIDの次以降のOIDのオブジェクト情報をいったん削除する。
こうすることによって、取得されていない可能性があるオブジェクト情報が次回以降の処理で取得されることになり、ノード情報記憶部122をその時点の監視対象ノード101〜10nの状態に合わせて最適化することができる。
図9は、未知のノード情報を取得した場合のノード情報記憶部122の更新を示す図である。例えば、同図(c)に示すようなオブジェクト情報を保持しているノード(装置アドレスは「10.10.10.1」)に対して、同図(b)に示すノード情報記憶部を基に生成したOIDのリストから、「a」、「a.1」、「a.5」、および「a.6」(ここで、「a」=「1.3.6.1.2.2.2.1.1」とする)を指定してGetNextコマンドを送信したとする。すると、応答されるOIDは、「a.1」、「a.2」、「a.6」および「b」となる。
ここで、応答されたOIDと指定したOIDとを比較すると、指定したOIDに無かった「a.2」が応答されていることがわかる。この結果から、「a.5」のOIDが示すオブジェクト情報が取得されていないことになる。そこで、同図(b)に示すように、新たに認識されたOIDである「a.2」の次以降のOIDをいったん削除し、次回以降の処理で「a.2」以降のOIDのオブジェクト情報が新たに記憶されるようにする。
また、第二の方法として、ノード情報記憶部122を基に生成したOIDのリストと応答されたOIDとを比較した結果、ノード情報記憶部122にあるOIDが応答されていなかった場合は、当該OIDのオブジェクトが監視対象ノード101〜10nから削除されたと判断できるため、当該OIDのオブジェクト情報をノード情報記憶部122から削除する。
こうすることによって、ノード情報記憶部122をその時点の監視対象ノード101〜10nの状態に合わせて最適化することができる。
図10は、既知のノード情報が応答されなかった場合のノード情報記憶部122の更新を示す図である。例えば、同図(c)に示すようなオブジェクト情報を保持しているノード(装置アドレスは「10.10.10.1」)に対して、同図(b)に示すノード情報記憶部を基に生成したOIDのリストから、「a」、「a.1」、「a.5」、および「a.6」(ここで、「a」=「1.3.6.1.2.2.2.1.1」とする)を指定してGetNextコマンドを送信したとする。すると、応答されるOIDは、「a.1」、「a.6」、「b」および「b」となる。
ここで、応答されたOIDと指定したOIDとを比較すると、指定したOIDにあった「a.5」が応答されていないことがわかる。この結果から、「a.5」のOIDが示すオブジェクトが対象となっているノードから削除されたと判断できる。そこで、同図(b)に示すように、OIDが「a.5」のオブジェクト情報を削除する。
このように、本実施例1に係るネットワーク監視装置100では、コマンド処理部123が複数のOIDを一括指定してオブジェクト情報を取得した結果、指定したOIDのリストと取得したオブジェクト情報に含まれているOIDに差異があった場合は、差異となったOIDのオブジェクト情報をノード情報記憶部122から削除することによって、ノード情報記憶部122のオブジェクト情報を最適化して効率良くオブジェクト情報を収集することが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
上述してきたように、本実施例1では、ノード情報記憶部122が過去に監視対象ノード101〜10nから取得したオブジェクト情報をOIDごとに記憶し、ノード情報収集部110が定期的にOIDを指定して監視対象ノード101〜10nからオブジェクト情報を取得する際には、OID予測リスト生成部124が当該OIDを前方一致で含んだOIDをノード情報記憶部122から抽出し、コマンド処理部123が、抽出したOIDも同時に一括指定してオブジェクト情報を取得するので、ネットワーク監視装置100は、監視対象ノード101〜10nとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
ところで、上記実施例1では、ノード情報収集部110が一つのOIDを指定してノード情報収集コマンドを送信する場合について説明した。しかしながら、ノード情報収集コマンドは一度に複数のOIDを指定することも可能である。そこで、本実施例2では、ノード情報収集部110が複数のOIDを指定してノード情報収集コマンドを送信する場合について説明する。
まず、本実施例2に係るネットワーク監視装置の構成について説明する。図11は、本実施例2に係るネットワーク監視装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図3に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。同図に示すように、ネットワーク監視装置200は、監視対象ネットワークを介して、監視対象ノード101〜10nに接続されている。
このネットワーク監視装置200は、SNMPを利用して監視対象のネットワークに接続された監視対象ノード101〜10nから定期的に各ノードの状態を示すオブジェクト情報(ノード情報)を収集し、オブジェクト情報に含まれる属性値をチェックすることによってネットワークに発生している障害を検知する装置であり、オブジェクト情報を収集するためのノード情報収集部110と、ノード情報取得部220と、ネットワーク通信部130とを有する。
ノード情報取得部220は、ノード情報収集部110から送信された情報収集コマンドに応じて、オブジェクト情報を応答する処理部であり、基本情報記憶部121と、ノード情報記憶部122と、コマンド処理部223と、OID予測リスト生成部224とを有する。
コマンド処理部223は、ノード情報収集部110から送信された情報収集コマンドに応じてオブジェクト情報を応答する処理部である。具体的には、このコマンド処理部223は、まず、基本情報記憶部121からエージング時間と同時取得個数を取得する。そして、ノード情報収集部110から情報収集コマンドを受信すると、指定された複数のOIDの中から一つを取り出し、そのOIDが示すオブジェクトの情報がノード情報記憶部122に存在しているか否かを確認する。
そして、求めるオブジェクト情報がノード情報記憶部に存在していた場合は、当該オブジェクト情報の登録時刻からその時点までの経過時間を算出し、算出した経過時間が基本情報記憶部121から取得したエージング時間より小さかった場合は、当該オブジェクト情報のOIDと属性値を応答データとして記憶する。
一方、算出した経過時間がエージング時間以上であった場合は、指定された装置アドレスと、OIDと、同時取得個数とをOID予測リスト生成部124に送信する。ここで送信する同時取得個数には、基本情報記憶部121から取得した同時取得個数を、要求されたOIDの個数で割った数を設定する。そして、OID予測リスト生成部124から返信されるOIDのリストをリクエストデータとして記憶する。
また、求めるオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していなかった場合は、当該OIDをリクエストデータとして記憶する。
こうして、ノード情報収集部110から要求された複数のOIDについて一つずつ上記の処理を行い、その結果蓄積されたリクエストデータを指定してネットワーク通信部130にノード情報収集コマンドを送信する。その後、ネットワーク通信部130から返信されるオブジェクト情報をノード情報記憶部122に記憶するとともに、応答データに追加し、全ての応答データをノード情報収集部110に対して送信する。
図12は、本実施例2に係るノード情報記憶部の一例を示す図である。また、図13は、本実施例2に係る更新後のノード情報記憶部122の一例を示す図である。図13に示す例は、ノード情報収集部110からOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1」および「1.3.6.1.2.2.2.1.10」がGetNextコマンドで指定された場合に、リクエストデータにOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1.1」、「1.3.6.1.2.2.2.1.1.2」、「1.3.6.1.2.2.2.1.10.1」および「1.3.6.1.2.2.2.1.10.2」が記憶され、このリクエストデータをGetNextで指定することによってOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1.2」、「1.3.6.1.2.2.2.1.1.3」、「1.3.6.1.2.2.2.1.10.2」および「1.3.6.1.2.2.2.1.10.3」のオブジェクト情報を取得し、その結果を図12に示した例に対して反映した状態を示している。この例では、OID「1.3.6.1.2.2.2.1.1.2」および「1.3.6.1.2.2.2.1.10.2」のオブジェクト情報について登録時間が更新され、また、OID「1.3.6.1.2.2.2.1.1.3」および「1.3.6.1.2.2.2.1.10.3」のオブジェクト情報が新たに追加されている。
次に、本実施例2に係るネットワーク監視装置200におけるノード情報収集処理の処理手順について説明する。図14は、本実施例2に係るネットワーク監視装置200におけるノード情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、ノード情報収集コマンドにGetNextコマンドを用いた場合を説明する。
同図に示すように、このネットワーク監視装置200は、まず、コマンド処理部223が、基本情報記憶部121からエージング時間と同時取得個数を取得する(ステップS201)。そして、ノード情報収集部110が情報収集コマンドを送信すると、コマンド処理部223がこれを受信し(ステップS202)、指定された複数のOIDの中から一つを取り出し、そのOIDが示すオブジェクトの情報がノード情報記憶部122に存在しているか否かを確認する(ステップS203)。
そして、求めるオブジェクト情報がノード情報記憶部121に存在していた場合は(ステップS204,Yes)、コマンド処理部223が、当該オブジェクト情報の登録時刻からその時点までの経過時間を算出し、算出した経過時間が基本情報記憶部121から取得したエージング時間未満であった場合は(ステップS205,Yes)、当該オブジェクト情報のOIDと属性値を応答データとして記憶する(ステップS206)。
一方、算出した経過時間がエージング時間以上であった場合は(ステップS205,No)、コマンド処理部223が、指定された装置アドレスと、OIDと、同時取得個数とをOID予測リスト生成部124に送信する。そして、OID予測リスト生成部124がOIDのリストを生成して当該リストをコマンド処理部223に返信すると、コマンド処理部223は、このOIDのリストをリクエストデータとして記憶する(ステップS208)。
また、求めるオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していなかった場合(ステップS204,No)は、コマンド処理部223が、当該OIDをリクエストデータとして記憶する(ステップS207)。
こうして、ノード情報収集部110が送信した複数のOIDについて、一つずつ上記の処理を行い(ステップS210)、コマンド処理部223が、その結果蓄積されたリクエストデータを指定してネットワーク通信部130にノード情報収集コマンドを送信する(ステップS211)。その後、ネットワーク通信部130からオブジェクト情報が返信されると(ステップS212)、コマンド処理部223は、当該オブジェクト情報をノード情報記憶部122に記憶する(ステップS213)。また、コマンド処理部223は、当該オブジェクト情報を応答データに追加し(ステップS214)、さらに、全ての応答データをノード情報収集部110に対して送信する(ステップS215)。
なお、本実施例2では、OID予測リスト生成部124が、基本情報記憶部121から取得した同時取得個数を、ノード情報収集部110が要求したOIDの個数で割った数を上限としてノード情報記憶部122からOIDを抽出し、OIDのリストを生成する場合を説明したが、このOIDの抽出の際に、過去に取得した頻度が高いOIDを優先して抽出してもよい。
図15は、本実施例2に係る参照回数を追加した場合のノード情報記憶部122の一例を示す図である。この場合は、同図に示すように、ノード情報記憶部122に記憶するオブジェクト情報に、参照回数を追加する。この参照回数は、当該オブジェクト情報が更新されるたびにカウントアップされる。そして、OID予測リスト生成部124が、OIDを抽出する際には、この参照回数の多いものから優先的に抽出する。
このように、本実施例2に係るネットワーク監視装置200では、ノード情報記憶部122がオブジェクト情報ごとに監視対象ノード101〜10nから取得した参照回数をさらに記憶し、OID予測リスト生成部124が当該OIDをノード情報記憶部122から参照回数が多い順に抽出し、コマンド処理部223が、抽出したOIDも同時に一括指定してオブジェクト情報を取得するので、ネットワーク監視装置200と監視対象ノード101〜10nとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
上述してきたように、本実施例2では、ノード情報収集部110が定期的に複数のOIDを指定して監視対象ノード101〜10nからオブジェクト情報を取得する際には、コマンド処理部223が過去において当該複数のOIDに続いて指定したOIDも同時に一括指定してオブジェクト情報を取得するので、ネットワーク監視装置200は、監視対象ノード101〜10nとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
ところで、上記実施例1および実施例2では、ノード情報収集部110から要求されたオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していなかった場合、コマンド処理部123および223が、当該オブジェクト情報を監視対象ノード101〜10nから取得する場合を説明した。しかしながら、例えば、ある階層のOID「a」および「b」について、それぞれ次の階層のOIDが「a.1」、「a.2」、「a.3」、・・・、「b.1」、「b.2」、「b.3」、・・・であるとする。このように、同じ規則性でOIDが変化するものがノード情報記憶部122のオブジェクト情報にある場合は、あらかじめこれらのOIDを同じグループに分類しておき、同じグループに属するOIDの変化を参照することによって、要求されているオブジェクト情報のOIDの変化を予測し、予測したOIDのオブジェクト情報を監視対象ノード101〜10nからまとめて取得することもできる。そこで、本実施例3では、同じ変化をするOIDをあらかじめグループ化しておき、ノード情報収集部110から指定されたOIDの変化を予測し、予測したOIDのオブジェクト情報をまとめて取得する場合について説明する。
まず、本実施例3に係るネットワーク監視装置の構成について説明する。図16は、本実施例2に係るネットワーク監視装置の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図3および図11に示した各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。同図に示すように、ネットワーク監視装置100は、監視対象ネットワークを介して、監視対象ノード101〜10nに接続されている。
このネットワーク監視装置300は、SNMPを利用して監視対象のネットワークに接続された監視対象ノード101〜10nから定期的に各ノードの状態を示すオブジェクト情報(ノード情報)を収集し、オブジェクト情報に含まれる属性値をチェックすることによってネットワークに発生している障害を検知する装置であり、オブジェクト情報を収集するためのノード情報収集部110と、ノード情報取得部320と、ネットワーク通信部130とを有する。
ノード情報取得部320は、ノード情報収集部110から送信された情報収集コマンドに応じて、オブジェクト情報を応答する処理部であり、基本情報記憶部121と、ノード情報記憶部122と、コマンド処理部323と、OID予測リスト生成部124と、同一変化グループ記憶部325と、OID変化リスト生成部326と、同一変化グループ更新部327とを有する。
コマンド処理部323は、ノード情報収集部110から送信された情報収集コマンドに応じてオブジェクト情報を応答する処理部である。具体的には、このコマンド処理部323は、まず、基本情報記憶部121からエージング時間と同時取得個数を取得する。そして、ノード情報収集部110から情報収集コマンドを受信すると、指定されたOIDが示すオブジェクトの情報がノード情報記憶部122に存在しているか否かを確認する。
そして、求めるオブジェクト情報がノード情報記憶部に存在していた場合は、コマンド処理部323は、当該オブジェクト情報の登録時刻からその時点までの経過時間を算出し、算出した経過時間が基本情報記憶部121から取得したエージング時間より小さかった場合は、当該オブジェクト情報をノード情報収集部110に送信する。
一方、算出した経過時間がエージング時間以上であった場合は、コマンド処理部323は、指定された装置アドレスと、OIDと、基本情報記憶部121から取得した同時取得個数とをOID予測リスト生成部124に送信する。そして、OID予測リスト生成部124から返信されるOIDのリストを指定してネットワーク通信部130にノード収集コマンドを送信する。その後、ネットワーク通信部130からオブジェクト情報が返信されると、返信されたオブジェクト情報をノード情報記憶部122に記憶するとともに、要求されたOIDに応じたオブジェクト情報をノード情報収集部110に対して送信する。
また、求めるオブジェクト情報がノード情報記憶部122に存在していなかった場合は、当該OIDと、基本情報記憶部121から取得した同時取得個数とをOID変化リスト生成部326に送信する。OID変化リスト生成部326は、OIDと同時取得個数を受信すると、当該OIDの変化を予測したリストを生成し、コマンド処理部323に返信する。OID変化リスト生成部326の処理については後述する。
そして、コマンド処理部323は、OID変化リスト生成部326からOIDの変化を予測したリストを受信すると、リストにある全てのOIDを指定してネットワーク通信部130にノード情報収集コマンドを送信する。その後、ネットワーク通信部130からオブジェクト情報が返信されると、返信されたオブジェクト情報をノード情報記憶部122に記憶するとともに、要求されたOIDに応じたオブジェクト情報をノード情報収集部110に対して送信する。
同一変化グループ記憶部325は、例えば「a.1」、「a.2」、「a.3」、・・・、「b.1」、「b.2」、「b.3」、・・・のように、同一の規則で変化するOIDをグループに分類した同一変化グループ情報を記憶する記憶部である。図17は、本実施例3に係る同一変化グループ記憶部325の一例を示す図である。同図に示すように、この同一変化グループ記憶部325は、同一の規則で変化するOIDを、グループIDで分類して記憶する。
OID変化リスト生成部326は、コマンド処理部323から受信するOIDと同時取得個数に応じて、当該OIDの変化を予測したリストを生成する処理部である。具体的には、このOID変化リスト生成部326は、コマンド処理部323からOIDと同時取得個数を受信すると、同一変化グループ記憶部325を参照し、受信したOIDと同じグループに属するOIDを全て取得する。そして、取得したOIDの中で、そのOIDが含まれたオブジェクト情報がノード情報記憶部122に最も多く存在するOIDを取得し、その変化の内容をもとにコマンド処理部323から受信したOIDの変化を予測したリストを生成する。そして、生成したリストをコマンド処理部323に送信する。
例えば、図13に示したノード情報記憶部122と、図17に示した同一変化グループ記憶部325を用いて説明する。コマンド処理部323からOID「1.3.6.1.2.1.4.20.1」を受信した場合、OID変化リスト生成部326は、まず同一変化グループ記憶部325を参照し、受信したOIDと同じグループであるOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1」と、「1.3.6.1.2.1.10.23.1.1.1」を取得する。
そして、これらのOIDをもとにノード情報記憶部122を参照し、OID「1.3.6.1.2.2.2.1.1」を含むOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1.1」、「1.3.6.1.2.2.2.1.1.2」および「1.3.6.1.2.2.2.1.1.3」を取得する。ここで、仮にノード情報記憶部122にOID「1.3.6.1.2.1.10.23.1.1.1」を含むOIDが4件存在していた場合は、これら4件のOIDを取得する。
そして、取得したOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1.1」、「1.3.6.1.2.2.2.1.1.2」および「1.3.6.1.2.2.2.1.1.3」と、同一変化グループ記憶部325から取得したOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1」との差分を比較し、その変化の内容を把握する。ここでは、差分の変化の内容が{1,2,3}であることがわかる。この変化の内容と、コマンド処理部323から受信したOID「1.3.6.1.2.1.4.20.1」とから、OIDの変化を予測したリスト「1.3.6.1.2.1.4.20.1.1」、「1.3.6.1.2.1.4.20.2」、「1.3.6.1.2.1.4.20.3」を生成する。そして、このリストをコマンド処理部323に返信する。
同一変化グループ更新部327は、ノード情報記憶部122に記憶されているオブジェクト情報に基づいて、同一変化グループ記憶部325に記憶されている同一変化グループ情報を更新する処理部である。具体的には、この同一変化グループ更新部327は、所定のタイミングでノード情報記憶部122からのオブジェクト情報を一つ読み込み、当該オブジェクト情報のOIDと最も長い桁数が前方一致するOIDを他のオブジェクト情報から抽出する。そして、前方一致した部分が示すOIDと、一致しなかった部分をリストにしたものとを対応付けて記憶しておく。
そして、同一変化グループ更新部327は、ノード情報記憶部122に記憶されている全てのオブジェクト情報について上記の処理を行い、一連の処理で記憶しておいたOIDを比較し、一致しなかった部分のリストが同じ規則性で並んでいるものをまとめることによって、OIDをグループ化する。こうしてグループ化したOIDに、グループごとに「1」から連番で付与したグループIDを対応付け、同一変化グループ記憶部325に格納する。この際、すでに登録されていたOIDの情報は全て削除し、新しいOIDの情報に置き換える。
例えば、図13に示したノード情報記憶部122においては、二つのOID「1.3.6.1.2.2.2.1.1」および「1.3.6.1.2.2.2.1.10」に、それぞれに1、2、3が続くOIDが記憶されていることにより、これら二つが一つのグループに分類される。
図18は、本実施例3に係る更新後のノード情報記憶部122の一例を示す図である。同図に示す例は、ノード情報収集部110からOID「1.3.6.1.2.1.4.20.1」が指定された場合に、図17に示した同一変化グループ記憶部325を参照し、同じグループのOIDである「1.3.6.1.2.2.2.1.1」の変化をもとにOIDのリストを生成してノード情報コマンドを送信することによってOID「1.3.6.1.2.1.4.20.1.1」、「1.3.6.1.2.1.4.20.1.2」および「1.3.6.1.2.1.4.20.1.3」のオブジェクト情報を取得し、その結果を図13に示した例に対して反映した状態を示している。この例では、OID「1.3.6.1.2.1.4.20.1.1」、「1.3.6.1.2.1.4.20.1.2」および「1.3.6.1.2.1.4.20.1.3」のオブジェクト情報が新たに追加されている。
このように、本実施例3に係るネットワーク装置300では、同一変化グループ更新部327が、ノード情報記憶部122に記憶されているオブジェクト情報のOIDを各OIDの付与パターンに基づいてグループ化して同一変化グループ記憶部325に記憶されている同一変化グループ情報を更新することによって、同一変化グループ情報を自動的に最適化して効率良くオブジェクト情報を収集することが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
上述してきたように、本実施例3では、同一変化グループ記憶部325が、OIDを、その付与パターンに基づいてグループ化した同一変化グループ情報を記憶し、ノード情報収集部110が定期的にOIDを指定して監視対象ノード101〜10nからオブジェクト情報を取得する際には、OID変化リスト生成部326が、当該OIDと付与パターンが同じであるOIDを同一変化グループ記憶部325から取得し、取得したOIDの変化部分をノード情報記憶部122のオブジェクト情報から抽出し、抽出した変化部分と指定する属性識別子とを連結して新たにOIDを生成し、コマンド処理部323が、生成した属性識別子も同時に一括指定してオブジェクト情報を取得するので、ネットワーク装置300は、監視対象ノード101〜10nとの間の通信回数を減らすことが可能となり、監視対象ネットワークへの負荷を軽減するとともにオブジェクト情報の収集にかかる処理時間を短縮することができる。
なお、本実施例1、2および3では、ネットワーク監視装置について説明したが、ネットワーク監視装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有するネットワーク監視プログラムを得ることができる。そこで、このネットワーク監視プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図19は、本実施例に係るネットワーク監視プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ400は、RAM410と、CPU420と、HDD430と、LANインタフェース440と、入出力インタフェース450と、可搬記録媒体入出力装置460とを有する。
RAM410は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU420は、RAM410からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD430は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース440は、コンピュータ400をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース450は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、可搬記録媒体入出力装置460は、可搬記録媒体の読み書きを行う、例えば、DVDドライブなどの装置である。
そして、このコンピュータ400において実行されるネットワーク監視プログラム411は、DVDなどの可搬記録媒体に記憶され、DVDドライブなどの可搬記録媒体入出力装置460によって可搬記録媒体から読み出されてコンピュータ400にインストールされる。
あるいは、このネットワーク監視プログラム411は、LANインタフェース440を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ400にインストールされる。
そして、インストールされたネットワーク監視プログラム411は、HDD430に記憶され、RAM410に読み出されてCPU420によって、ネットワーク監視プロセス421として実行される。
(付記1)ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集装置であって、
定期的に前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得する属性情報取得手段を備えたことを特徴とする属性情報収集装置。
(付記2)前記属性情報は属性識別子で識別され、
前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記1に記載の属性情報収集装置。
(付記3)前記属性情報取得手段は、定期的に複数の属性識別子を指定して前記監視対照の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該複数の属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記2に記載の属性情報収集装置。
(付記4)前記属性識別子は属性情報の種別を表す上位識別子と同一種別内でユニークに付与された下位識別子とを連結して定義され、
過去に前記監視対象の情報処理装置から取得した属性情報を属性識別子ごとに記憶する属性情報記憶手段をさらに備え、
前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記2に記載の属性情報収集装置。
(付記5)前記属性情報記憶手段は、記憶している属性情報ごとに該属性情報を前記情報処理装置から取得した取得回数をさらに記憶し、
前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から取得回数が多い順に抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記4に記載の属性情報収集装置。
(付記6)前記属性識別子の上位識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化した同一変化属性情報を記憶する同一変化属性情報記憶手段をさらに備え、
前記属性情報取得手段は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子として下位識別子の付与パターンが同じである属性識別子を同一変化属性情報記憶手段により記憶された同一変化属性情報から取得し、該取得した属性識別子の下位識別子を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した下位識別子と前記指定する属性識別子とを連結して新たに属性識別子を生成し、該生成した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記4または5に記載の属性情報収集装置。
(付記7)前記属性情報記憶手段によって記憶された属性情報の属性識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化して前記同一変化属性情報記憶手段によって記憶された同一変化属性情報を更新する同一変化属性情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする付記6に記載の属性情報収集装置。
(付記8)前記属性情報取得手段は、属性識別子を指定して属性情報の取得を試みた結果、該当する属性識別子が無いことを示すエラーを前記監視対象の情報処理装置から取得した場合は、該属性識別子が示す属性情報を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から削除することを特徴とすることを特徴とする付記4〜7のいずれか一つに記載の属性情報収集装置。
(付記9)前記属性情報取得手段は、複数の属性識別子を一括指定して属性情報の取得を試みた結果、応答する属性情報が多すぎることを示すエラーを該情報処理装置から取得した場合は、指定する属性識別子を減じて再度前記監視対象の情報処理装置から属性情報の取得を試みることを特徴とする付記2〜8のいずれか一つに記載の属性情報収集装置。
(付記10)前記属性情報取得手段は、複数の属性識別子を一括指定して属性情報を取得した結果、該指定した複数の属性識別子と該取得した属性情報に含まれている属性識別子に差異があった場合は、該差異となった属性識別子の属性情報を前記属性情報記憶手段により記憶された属性情報から削除することを特徴とする付記4〜8のいずれか一つに記載の属性情報収集装置。
(付記11)ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集方法であって、
定期的に前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得する属性情報取得工程を含んだことを特徴とする属性情報収集方法。
(付記12)前記属性情報は属性識別子で識別され、
前記属性情報取得工程は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記11に記載の属性情報収集方法。
(付記13)前記属性情報取得工程は、定期的に複数の属性識別子を指定して前記監視対照の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該複数の属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記12に記載の属性情報収集方法。
(付記14)前記属性識別子は属性情報の種別を表す上位識別子と同一種別内でユニークに付与された下位識別子とを連結して定義され、
過去に前記監視対象の情報処理装置から取得した属性情報を属性識別子ごとに記憶する属性情報記憶工程をさらに備え、
前記属性情報取得工程は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶工程により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記12に記載の属性情報収集方法。
(付記15)前記属性情報記憶工程は、記憶している属性情報ごとに該属性情報を前記情報処理装置から取得した取得回数をさらに記憶し、
前記属性情報取得工程は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶工程により記憶された属性情報から取得回数が多い順に抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記14に記載の属性情報収集方法。
(付記16)ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する属性情報収集プログラムであって、
定期的に前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて取得した属性情報も同時に一括して取得する属性情報取得手順をコンピュータに実行させることを特徴とする属性情報収集プログラム。
(付記17)前記属性情報は属性識別子で識別され、
前記属性情報取得手順は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記16に記載の属性情報収集プログラム。
(付記18)前記属性情報取得手順は、定期的に複数の属性識別子を指定して前記監視対照の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該複数の属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記17に記載の属性情報収集プログラム。
(付記19)前記属性識別子は属性情報の種別を表す上位識別子と同一種別内でユニークに付与された下位識別子とを連結して定義され、
過去に前記監視対象の情報処理装置から取得した属性情報を属性識別子ごとに記憶する属性情報記憶手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記属性情報取得手順は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶手順により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記17に記載の属性情報収集プログラム。
(付記20)前記属性情報記憶手順は、記憶している属性情報ごとに該属性情報を前記情報処理装置から取得した取得回数をさらに記憶し、
前記属性情報取得手順は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象の情報処理装置から属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶手順により記憶された属性情報から取得回数が多い順に抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした付記19に記載の属性情報収集プログラム。
以上のように、本発明に係る属性情報収集装置、属性情報収集方法および属性情報収集プログラムは、ネットワークを経由して情報処理装置の監視を行うシステムにおいて監視対象の情報処理装置から装置の属性情報を収集する場合に有用であり、特に、大量の属性情報を収集する必要がある場合に適している。
本実施例1に係るネットワーク監視装置におけるノード情報収集方法を説明するための説明図である。 同時取得オブジェクト数と応答時間の関係を示す図である。 本実施例1に係るネットワーク監視装置の構成を示すブロック図である。 基本情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例1に係るノード情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例1に係る更新後のノード情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例1に係るネットワーク監視装置におけるノード情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例1に係る参照回数を追加した場合のノード情報記憶部の一例を示す図である。 未知のノード情報を取得した場合のノード情報記憶部の更新を示す図である。 既知のノード情報が応答されなかった場合のノード情報記憶部の更新を示す図である。 本実施例2に係るネットワーク監視装置の構成を示すブロック図である。 本実施例2に係るノード情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例2に係る更新後のノード情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例2に係るネットワーク監視装置におけるノード情報収集処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係る参照回数を追加した場合のノード情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例3に係るネットワーク監視装置の構成を示すブロック図である。 本実施例3に係る同一変化グループ記憶部の一例を示す図である。 本実施例3に係る更新後のノード情報記憶部の一例を示す図である。 本実施例1〜3に係るネットワーク監視プログラムを実行するコンピュータの構成を示す図である。 従来のネットワーク監視システムとSNMPによるノード情報収集方法を示す図である。 従来のネットワーク監視システムにおけるノード情報収集方法を説明するための説明図である。
符号の説明
101〜10n 監視対象ノード
100、200、300 ネットワーク監視装置
110 ノード情報収集部
120、220、320 ノード情報取得部
121 基本情報記憶部
122 ノード情報記憶部
123、223、323 コマンド処理部
124 OID予測リスト生成部
325 同一変化グループ記憶部
326 OID変化リスト生成部
327 同一変化グループ更新部
130 ネットワーク通信部
400 コンピュータ
410 RAM
411 ネットワーク監視プログラム
420 CPU
421 ネットワーク監視プロセス
430 HDD
440 LANインタフェース
450 入出力インタフェース
460 可搬記録媒体入出力装置

Claims (10)

  1. ネットワークを経由してノードの監視を行うシステムにおいて、監視対象のノードから該ノードのオブジェクトの属性情報を収集する装置であって、
    第1識別情報を含む、属性情報の第1の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第1識別情報を用いて特定される第1のオブジェクトの属性情報と、前記第1識別情報を用いて特定される第2識別情報とを含む応答を受信し、受信した該第2識別情報を記憶部に記憶しておき前記第1の取得要求コマンドの送信により取得した前記第2識別情報を含む属性情報の第2の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第2識別情報を用いて特定される第2のオブジェクトの属性情報を受信する一連の手順で該第2のオブジェクトの属性情報を取得した後に、前記第2識別情報を用いて特定される前記第2のオブジェクト属性情報を再度収集する際に、前記記憶部から読み出した取得済みの該第2識別情報を含む、属性情報の取得要求コマンドを前記ノードに送信して、前記一連の手順と同じ手順を再度繰り返さずに、前記第2のオブジェクトの属性情報を取得する、取得部を
    備えることを特徴とする属性情報収集装置。
  2. ネットワークを経由してノードの監視を行うシステムにおいて、監視対象のノードから該ノードのオブジェクトの属性情報を収集する装置であって、
    第1の属性識別子を含む、属性情報の第1の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第1の属性識別子を用いて特定される第1のオブジェクトの属性情報と、前記第1の属性識別子を用いて特定される第2の属性識別子とを含む応答を受信し、受信した該第2の属性識別子を記憶部に記憶しておき、前記第1の取得要求コマンドの送信により取得した前記第2の属性識別子を含む属性情報の第2の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第2の属性識別子を用いて特定される第2のオブジェクトの属性情報を受信する一連の手順で該第2のオブジェクトの属性情報を取得した後に、前記第2の属性識別子を用いて特定される前記第2のオブジェクトの属性情報を再度収集する際に、前記記憶部から読み出した取得済みの該第2の属性識別子を含む、属性情報の取得要求コマンドを前記ノードに送信して、前記一連の手順と同じ手順を再度繰り返さずに、前記第2のオブジェクトの属性情報を取得する、取得部を備え
    前記取得部は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象のノードから属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該属性情報に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とする属性情報収集装置。
  3. 前記取得部は、定期的に複数の属性識別子を指定して前記監視対対象のノードから属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には過去において該複数の属性識別子に続いて指定した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした請求項2に記載の属性情報収集装置。
  4. 前記属性識別子は属性情報の種別を表す上位識別子と同一種別内でユニークに付与された下位識別子とを連結して定義され、
    過去に前記監視対象のノードから取得した属性情報を属性識別子ごとに記憶する属性情報記憶部をさらに備え、
    前記取得部は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象のノードから属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶部により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした請求項2に記載の属性情報収集装置。
  5. 前記属性情報記憶部は、記憶している属性情報ごとに該属性情報を前記ノードから取得した取得回数をさらに記憶し、
    前記取得部は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象のノードから属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子とする属性識別子を前記属性情報記憶部により記憶された属性情報から取得回数が多い順に抽出し、該抽出した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした請求項4に記載の属性情報収集装置。
  6. 前記属性識別子の上位識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化した同一変化属性情報を記憶する同一変化属性情報記憶部をさらに備え、
    前記取得部は、定期的に属性識別子を指定して前記監視対象のノードから属性情報を取得し、該属性情報を取得する際には該属性識別子を上位識別子として下位識別子の付与パターンが同じである属性識別子を同一変化属性情報記憶部により記憶された同一変化属性情報から取得し、該取得した属性識別子の下位識別子を前記属性情報記憶部により記憶された属性情報から抽出し、該抽出した下位識別子と前記指定する属性識別子とを連結して属性識別子を生成し、該生成した属性識別子も同時に一括指定して属性情報を取得することを特徴とした請求項4または5に記載の属性情報収集装置。
  7. 前記属性情報記憶部によって記憶された属性情報の属性識別子を下位識別子の付与パターンに基づいてグループ化して前記同一変化属性情報記憶部によって記憶された同一変化属性情報を更新する同一変化属性情報更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の属性情報収集装置。
  8. 前記取得部は、属性識別子を指定して属性情報の取得を試みた結果、該当する属性識別子が無いことを示すエラーを前記監視対象のノードから取得した場合は、該属性識別子が示す属性情報を前記属性情報記憶部により記憶された属性情報から削除することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一つに記載の属性情報収集装置。
  9. ネットワークを経由してノードの監視を行うシステムにおいて、監視対象のノードから該ノードのオブジェクトの属性情報を収集する方法であって、
    第1識別情報を含む、属性情報の第1の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第1識別情報を用いて特定される第1のオブジェクトの属性情報と、前記第1識別情報を用いて特定される第2識別情報とを含む応答を受信し、受信した該第2識別情報を記憶部に記憶しておき前記第1の取得要求コマンドの送信により取得した前記第2識別情報を含む属性情報の第2の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第2識別情報を用いて特定される第2のオブジェクトの属性情報を受信する一連の手順で該第2のオブジェクトの属性情報を取得した後に、前記第2識別情報を用いて特定される前記第2のオブジェクト属性情報を再度収集する際に、前記記憶部から読み出した取得済みの該第2識別情報を含む、属性情報の取得要求コマンドを前記ノードに送信して、前記一連の手順と同じ手順を再度繰り返さずに、前記第2のオブジェクトの属性情報を取得する、
    ことを特徴とする属性情報収集方法。
  10. ネットワークを経由してノードの監視を行うシステムにおいて、監視対象のノードから該ノードのオブジェクトの属性情報を収集するプログラムであって、
    第1識別情報を含む、属性情報の第1の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第1識別情報を用いて特定される第1のオブジェクトの属性情報と、前記第1識別情報を用いて特定される第2識別情報とを含む応答を受信し、受信した該第2識別情報を記憶部に記憶しておき前記第1の取得要求コマンドの送信により取得した前記第2識別情報を含む属性情報の第2の取得要求コマンドを前記ノードに送信し、前記ノードから前記第2識別情報を用いて特定される第2のオブジェクトの属性情報を受信する一連の手順で該第2のオブジェクトの属性情報を取得した後に、前記第2識別情報を用いて特定される前記第2のオブジェクト属性情報を再度収集する際に、前記記憶部から読み出した取得済みの該第2識別情報を含む、属性情報の取得要求コマンドを前記ノードに送信して、前記一連の手順と同じ手順を再度繰り返さずに、前記第2のオブジェクトの属性情報を取得する、手順を
    コンピュータに実行させることを特徴とする属性情報収集プログラム。
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