JP2003316811A - 異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム

Info

Publication number
JP2003316811A
JP2003316811A JP2002119579A JP2002119579A JP2003316811A JP 2003316811 A JP2003316811 A JP 2003316811A JP 2002119579 A JP2002119579 A JP 2002119579A JP 2002119579 A JP2002119579 A JP 2002119579A JP 2003316811 A JP2003316811 A JP 2003316811A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
access plan
database server
inquiry
query
access
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002119579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4031947B2 (ja
Inventor
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
Kazushige Asada
一繁 浅田
Takuya Hiraoka
卓也 平岡
Hiroshi Takegawa
弘志 竹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002119579A priority Critical patent/JP4031947B2/ja
Publication of JP2003316811A publication Critical patent/JP2003316811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4031947B2 publication Critical patent/JP4031947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッパーモジュールとのやりとりを行う回数
を少なくし最適なアクセスプランを再利用し、最適では
ないアクセスプランの再利用を防止できること。 【解決手段】 アクセスプラン生成手段112は、問い
合わせ要求を処理できるアクセスプランがアクセスプラ
ン保持手段113にあるか否かを問い合わせ、ない場合
は、問い合わせ要求を表すオペレーターの関係代数の組
合せを表現した木構造を列挙してアクセスプランを生成
する。アクセスプラン破棄手段122a,122bは、
データベースサーバー102a,102bに対してその
管理する表データの内容が変化する操作が行われた時
に、アクセスプラン保持手段113にデータベースサー
バー102a,102bのデータを用いるアクセスプラ
ンを破棄するよう指示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラッパーアーキ
テクチャを用いた異種データベース統合システムにおけ
る問い合わせ最適化処理を行う問い合わせ最適化処理装
置、方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】問い合わせ最適化処理は、リレーショナ
ルデータベースにおいてSQLなどの問い合わせ言語で
表現されたデータ操作要求に対して、なるべく少ない時
間で回答を行うための処理である。これまでに多数の最
適化処理の方法が知られている。その多くはデータ操作
要求を実行するためのアクセスプランの候補を複数列挙
し、コスト(回答時間)の見積もりが最小になるものを
選択するという方法をとっている。このコストの見積も
りにはデータ数や値の選択率のような統計情報が用いら
れる。
【0003】最適化処理についての参考文献としては、
[1]”An Overviewof Query O
ptimization in Relational
Systems”(Surajit Chaudhur
i,PODS’98,p.34−43)がある。
【0004】ラッパーアーキテクチャを用いて異種デー
タベースを統合する方法については、特開2000−1
12982号公報「異種データベース統合システム」に
開示されている。このシステムでは、1つ以上のデータ
ベースサーバーのそれぞれが管理しているデータを1つ
以上の表として管理し、統合されたシステムを1つのリ
レーショナルデータベースとして見立てる。統合システ
ムに与えられる検索の問い合わせ要求は、各データベー
スサーバーが管理する表ごとに分解され、それぞれのデ
ータベースサーバーに対応するラッパーモジュールから
問い合わせを処理するのにかかる時間的コストおよび結
果件数の予測の情報を取得し、その結果に応じて最適な
アクセスプランを生成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、異種デ
ータベース統合システムにおける問い合わせ処理の最適
化にはラッパーモジュールを通したやりとりが必要であ
り、最適化自体に無視できない時間がかかる場合があ
る。即ち、以前最適化した問い合わせと同じ問い合わせ
が要求された時には、以前の結果を再利用することで最
適化処理にかかる時間を短縮できる。しかしながら、更
新操作などにより以前の最適化結果では得られたアクセ
スプランがすでに最適な状態ではない可能性もあり、そ
の場合、問い合わせに対するデータベースサーバーの応
答時間が長くなる。同時に、不適切なアクセスプランを
使用していることを知ることができない、という問題を
生じる。
【0006】この発明は、上述した従来技術による問題
点を解消するため、ラッパーモジュールとのやりとりを
行う回数を少なくしつつできるだけ最適なアクセスプラ
ンを再利用し、既に最適でない状態にあるアクセスプラ
ンの再利用を防止した最適化処理を行うことができる問
い合わせ最適化処理装置、方法、及びその方法をコンピ
ュータに実行させるプログラムを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る問い合わせ
最適化処理装置は、ラッパーアーキテクチャを用いた異
種データベース統合システムに入力される問い合わせ要
求の検索を最適化する問い合わせ最適化処理装置におい
て、ユーザーからの問い合わせ要求の入力を受ける問い
合わせ要求入力手段と、それぞれが1つ以上の表データ
を管理する1つ以上複数設けられるデータベースサーバ
ーと、各データベースサーバーにそれぞれ対応して設け
られ、検索の問い合わせ要求を実行するときの時間的コ
ストと結果件数の予測を見積もるラッパーモジュール
と、前記問い合わせ要求入力手段からの問い合わせ要求
をオペレーターの木構造に変換して、ラッパーモジュー
ルから得られる見積もりに応じてアクセスプランを生成
するアクセスプラン生成手段と、前記アクセスプラン生
成手段が生成したアクセスプランに応じて各データベー
スサーバーに対して問い合わせ要求を発行する、又は前
記データベースサーバーの代わりに検索処理を実行する
アクセスプラン実行手段と、前記問い合わせ要求入力手
段で与えられた問い合わせと、アクセスプラン生成手段
で生成されたアクセスプランの履歴を保持し、新たに与
えられた問い合わせと意味的に等価な問い合わせが該履
歴にあれば対応するアクセスプランを前記アクセスプラ
ン生成手段に渡すアクセスプラン保持手段と、各データ
ベースサーバーにそれぞれ対応して設けられ、データベ
ースサーバーが管理する表データの内容が変化する操作
が行われた時に、前記アクセスプラン保持手段に対し、
該当するアクセスプランを破棄するように指示するアク
セスプラン破棄手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、ある問い合
わせ要求から生成されたアクセスプランがアクセスプラ
ン保持手段に格納されているとき、データベースサーバ
ーが管理するデータの内容が変化しない限り、前記問い
合わせ要求と意味的に等価な問い合わせが要求された場
合には、新たにアクセスプランを生成することなく問い
合わせを実行することができるようになる。これによ
り、ラッパーモジュールとのやりとりを行う回数を少な
くしつつできるだけ最適なアクセスプランを再利用で
き、処理に係る時間の短縮化を図ることができる。
【0009】また、請求項2の発明に係る問い合わせ最
適化処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記
各アクセスプラン破棄手段は、表データの内容が変化す
る回数の閾値が設定保持され、該表データの内容が変化
する回数を検出し、該回数を前記閾値と比較して閾値を
超えた場合、前記アクセスプラン保持手段に対し、該閾
値を超えたアクセスプランを破棄するように指示するこ
とを特徴とする。
【0010】この請求項2の発明によれば、アクセスプ
ラン破棄手段に閾値を設定することにより、データベー
スサーバーが管理するデータの内容が変化した場合であ
っても、直ちに検索の問い合わせ要求に対する応答にア
クセスプランの変更が必要になるほどの著しい影響がな
い時、不必要にアクセスプランが破棄されることを防ぐ
ことができ、最適化の効率を向上できる。
【0011】また、請求項3の発明に係る問い合わせ最
適化処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記
アクセスプラン実行手段は、問い合わせ要求を実行する
ごとにその実行にかかった時間を計測し、前記アクセス
プラン保持手段は、問い合わせの履歴とともに各アクセ
スプランの実行にかかった時間の最小値を保持し、前記
アクセスプラン破棄手段は、実行時間の最小値に対する
割合の閾値が設定され、前記アクセスプランの実行時間
と最小値との比が前記閾値を超えた時に、該アクセスプ
ラン、及び同じデータベースサーバーのデータを用いる
アクセスプランに対する破棄を指示することを特徴とす
る。
【0012】この請求項3の発明によれば、アクセスプ
ラン破棄手段が監視している情報以外の要因でデータベ
ースサーバーの応答時間に著しい変化があった場合、不
適切なアクセスプランを使用したことを知ることがで
き、不適切なアクセスプランを使用する回数を減らすこ
とができ、最適化の効率を向上できる。
【0013】また、請求項4の発明に係る問い合わせ最
適化処理装置は、請求項1に記載の発明において、前記
アクセスプラン破棄手段は、前記データベースサーバー
が管理する表データの内容が変化する操作が行われた時
に、前記アクセスプラン保持手段に対して該当する表の
データを用いるアクセスプランを破棄するよう指示する
ことを特徴とする。
【0014】この請求項4の発明によれば、データベー
スサーバーに対する内容の変化を表単位で観察できるよ
うなデータベースサーバーの場合、表単位でアクセスプ
ランの破棄を行うことができるため、内容が変化してい
ない表のみ用いて同じデータベースサーバーに属する別
の表が変更された場合であっても、再利用可能なアクセ
スプランを破棄することを防止できるようになる。これ
により、データベースサーバーにおける表データの運用
形態に応じてできるだけ利用可能なアクセスプランを残
して、最適化の効率を向上できるようになる。
【0015】また、請求項5の発明に係る問い合わせ最
適化処理方法は、ラッパーアーキテクチャを用いた異種
データベース統合システムに入力される問い合わせ要求
の検索を最適化する問い合わせ最適化処理方法におい
て、ユーザーからの問い合わせを受け付ける問い合わせ
要求入力工程と、それぞれが1つ以上の表データを管理
する1つ以上複数設けられるデータベースサーバーにそ
れぞれ対応し、検索の問い合わせ要求を実行するときの
時間的コストと結果件数の予測を見積もるラッパーモジ
ュール処理工程と、前記問い合わせ要求入力工程の問い
合わせ要求をオペレーターの木構造に変換して、前記ラ
ッパーモジュール処理工程で得られる見積もりに応じて
アクセスプランを生成するアクセスプラン生成工程と、
前記アクセスプラン生成工程で生成されたアクセスプラ
ンに応じて各データベースサーバーに対して問い合わせ
要求を発行する、又は前記データベースサーバーの代わ
りに検索処理を実行するアクセスプラン実行工程と、前
記問い合わせ要求入力工程で与えられた問い合わせと、
アクセスプラン生成工程で生成されたアクセスプランの
履歴を保持し、新たに与えられた問い合わせと意味的に
等価な問い合わせが該履歴にあれば対応するアクセスプ
ランを前記アクセスプラン生成工程に渡すアクセスプラ
ン保持工程と、各データベースサーバーが管理する表デ
ータの内容が変化する操作が行われた時に、前記アクセ
スプラン保持工程に対し、該当するアクセスプランを破
棄するように指示するアクセスプラン破棄工程とを備え
たことを特徴とする。
【0016】この請求項5の発明によれば、ある問い合
わせ要求から生成されたアクセスプランが保持されてい
るとき、データベースサーバーが管理するデータの内容
が変化しない限り、前記問い合わせ要求と意味的に等価
な問い合わせが要求された場合には、新たにアクセスプ
ランを生成することなく問い合わせを実行することがで
きるようになる。これにより、見積もり作成にかかるや
りとりを行う回数を少なくしつつできるだけ最適なアク
セスプランを再利用でき、処理に係る時間の短縮化を図
ることができる。
【0017】また、請求項6の発明に係るコンピュータ
に実行させるプログラムは、前記請求項5に記載された
方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0018】この請求項6の発明によれば、請求項5に
記載された方法をコンピュータに実行させることがで
き、コンピュータを用いて問い合わせ要求に対する処理
の最適化を図れるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る問い合わせ最適化処理装置、方法、及びその
方法をコンピュータに実行させるプログラムの好適な実
施の形態を詳細に説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明の問い合
わせ最適化処理装置のシステム構成を示すブロック図で
ある。問い合わせ最適化処理装置100には、クライア
ント(端末)101及び複数(図示の例では2つ)のデ
ータベースサーバー102(102a,102b)が接
続されている。
【0021】問い合わせ最適化処理装置100は、問い
合わせ要求入力手段111,アクセスプラン生成手段1
12,アクセスプラン保持手段113,アクセスプラン
実行手段114からなる。また、データベースサーバー
102aにおけるラッパーモジュール121a,アクセ
スプラン破棄手段122aと、データベースサーバー1
02bにおけるラッパーモジュール121b,アクセス
プラン破棄手段122bを備える。図1において、下位
装置であるデータベースサーバー102b側に設けられ
るラッパーモジュール121b,アクセスプラン破棄手
段122bと、上位装置(問い合わせ最適化処理装置1
00の主要な手段)との接続構成は、データベースサー
バー102a側と同一であり、記載を省略している。
【0022】図2は、問い合わせ最適化処理装置100
のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
ユーザーは、クライアント101から問い合わせ要求
を、例えばSQL文の形式で入力する。入力された問い
合わせ要求は、通信回線(LAN等)201を通じて問
い合わせ最適化処理装置100を構成するアプリケーシ
ョンサーバー202に送られる。アプリケーションサー
バー202は、CPU203,プログラム領域及びデー
タ領域を有するメモリ204,記憶装置(ハードディス
ク等)205を有して構成される。
【0023】(アクセスプラン生成手段112)アクセ
スプラン生成手段112では、まず問い合わせ要求を処
理できるアクセスプランがアクセスプラン保持手段11
3にあるか否かを調べる。アクセスプラン保持手段11
3にない場合は、以下のようにしてアクセスプランを作
成する。まず、問い合わせ要求を関係代数の組合せを表
現した木構造に変換する。関係代数に対応したオペレー
ター(処理)は以下のものである。
【0024】Access:データベースサーバー10
2の表データを逐次的に取り出す。 Select:条件にしたがってデータを絞り込む。 Project:表のタプルを構成する属性の一部を取
り出す。 Join: 条件にしたがって2つの表を結合する。 Union: 2つの表の和を作成する。 Intersect: 2つの表の積を作成する。 Difference: 2つの表の差を作成する。
【0025】上記のうちAccessは、関係代数の演
算子ではないが、データベースサーバー102が検索機
能を備えていない時に最低限必要な機能である。
【0026】(アクセスプラン保持手段113)アクセ
スプラン保持手段113は、問い合わせ要求とアクセス
プランを、例えば既知のハッシュマップ構造によりメモ
リ204上に保持する。この場合、ハッシュマップのキ
ーには、例えば問い合わせ要求を表すSQL文の文字列
を用いることができる。アクセスプラン保持手段113
では、さらにデータベースサーバー102a,102b
と、そのデータを使用しているアクセスプランのリスト
を関係づけた配列をメモリ204上に保持する。データ
ベースサーバー102a,102bを一意に特定するた
めに、例えばデータベースサーバー102a,102b
に一意に割り当てたシーケンス番号を用いることができ
る。アクセスプランのリストは前記ハッシュマップ上の
位置を示すポインターの配列を用いることができる。
【0027】(アクセスプラン実行手段114)アクセ
スプラン実行手段114は、アクセスプラン生成手段1
12により得られたアクセスプランにしたがって検索処
理を実行する。
【0028】(アクセスプラン破棄手段122a,12
2b)アクセスプラン破棄手段122(122a,12
2b)は、データベースサーバー102a,102bご
とに用意される。アクセスプラン破棄手段122a,1
22bは、ラッパーモジュール121(121a,12
1b)を通した操作に限らず、データベースサーバー1
02(102a,102b)に対してその管理する表デ
ータの内容が変化するような操作が行われた時に、アク
セスプラン保持手段113にそのデータベースサーバー
102(102a,102b)のデータを用いるアクセ
スプランを破棄するように指示する。
【0029】内容の変更があったことを監視する手段
は、データベースサーバー102a,102bの実現形
態により異なる。例えば、データベースサーバー102
a,102bがDBMS(データベース・マネージメン
ト・システム)である場合は、更新操作が行われたこと
をもって内容の変更があったとすることができる。ま
た、例えばデータベースサーバー102a,102bが
単純なファイルであった場合は、一定の間隔でファイル
のタイムスタンプを監視するというような形態が考えら
れる。
【0030】アクセスプランを破棄する具体的指示とし
ては、データベースサーバー102a,102bのシー
ケンス番号をアクセスプラン保持手段113に伝えるこ
とで行われる。アクセスプラン保持手段113では与え
られたデータベースサーバー102a,102bのシー
ケンス番号によってデータベースサーバー102a,1
02bとアクセスプランのリストを関係づける配列から
破棄すべきアクセスプランのリストを取得し、これをハ
ッシュマップから削除する。
【0031】次に、図3は、ある問い合わせ要求を表す
SQL文をオペレーターの木構造に変換する例を示す図
である。アクセスプラン生成手段112は、問い合わせ
を表す木構造を1つ以上作成し、それぞれの木構造につ
いて各データベースサーバー102(102a,102
b)が管理している表データを使用する部分木を抜き出
し、各データベースサーバー102a,102bに対応
するラッパーモジュール111a,111bに見積もり
を指示する。ラッパーモジュール111a,111bか
らの返答で部分木をデータベースサーバー102a,1
02bに処理させたときのコストが得られるので、それ
から計算されるコストが最小のものをアクセスプランと
して選択する。
【0032】SelectやJoinでラッパーモジュ
ール121a,121bが返答したコストよりもアクセ
スプラン実行手段114で肩代わりしたほうがコストが
低いと判定される場合は、アクセスプラン実行手段11
4で肩代わりした場合のコストが用いられる。
【0033】図3に示す問い合わせ要求は、ある企業内
社員データベースに対する具体例である。問い合わせ要
求300は、以下の式(SQL文)で示される。 select社員.名前,部署.名称from社員,部
署,社員所属 where社員.住所like‘%文京区%’ and社員所属.社員住所=社員.ID and社員所属.部署番号=部署.ID
【0034】この問い合わせ要求は、“住所で文京区に
住んでいる人の社員の名前と、部署情報と部署名(名
称)を検索する”というものである。図3に示す木構造
は3分木の構造である。下位のノードの一つは、社員情
報として、社員ID,名前,住所が対応付けられた表に
なっている表301(“社員ID+名前+住所”)をオ
ペラントとし、この表301から住所に文京区を含むデ
ータを絞り込むSelect(Select“住所=文
京区”)をオペレーター310とするものである。
【0035】そして、この下位ノードは、社員IDが同
じであるデータについて表301と表302とを結合す
るJoin(Join“社員所属.社員番号=社員.I
D”)であるオペレーター311から分岐している。さ
らに、これらの下位ノードは、社員所属が同じであるデ
ータについて表302と表303とを結合するJoin
(Join“社員所属.部署番号=部署.ID”)であ
るオペレーター312から分岐している。
【0036】そして、この例では、データベースサーバ
ー102aが社員情報であるIDと名前と住所を対応付
けた表301を管理し、データベースサーバー102b
が社員所属である社員番号と部署番号を対応付けた表3
02を管理し、さらに他のデータベースサーバー(図1
には不図示)が表303を管理しているものとする。
【0037】図4は、アクセスプランの生成過程を示す
フローチャートである。以下、図示の処理内容を説明す
る。まず、問い合わせ要求入力手段111は、ユーザー
から入力された問い合わせ要求を受け取る(ステップS
401)。次に、アクセスプラン生成手段112は、こ
の問い合わせ要求を処理できるアクセスプランがアクセ
スプラン保持手段113にあるか否かを問い合わせる
(ステップS402)。アクセスプラン保持手段113
に該当するアクセスプランがある場合には(ステップS
403:Yes)、アクセスプランを生成せず処理を終
了する。
【0038】問い合わせ要求を処理できるアクセスプラ
ンがアクセスプラン保持手段113にない場合は(ステ
ップS403:No)、問い合わせ要求を表すオペレー
ターの関係代数の組合せを表現した木構造を列挙する
(ステップS404)。次に、木構造をひとつ取り出す
(ステップS405)。
【0039】そして、単一のデータベースサーバー(例
えばデータベースサーバー102a)からデータを得ら
れる部分木のうち未処理のものを抜き出す(ステップS
406)。次に、このデータベースサーバー(102
a)に対応するラッパーモジュール121aに見積もり
を指示し、部分木をデータベースサーバー102aに処
理させたときのコストを得る(ステップS407)。こ
の後、未処理の部分木があれば(ステップS408:Y
es)、ステップS406に復帰してこの未処理の部分
木に対する処理を行う。上記ステップS406,ステッ
プS407の処理は、ステップS405で列挙された全
ての部分木に対して行われる。未処理の部分木がなくな
れば(ステップS408:No)、ステップS409に
移行する。
【0040】次に、部分木のコストから木構造全体のコ
ストを計算する(ステップS409)。そして、アクセ
スプラン生成手段112は、この木構造全体が最小コス
トであるか判断する(ステップS410)。最小であれ
ば(ステップS410:Yes)、現在の木構造をアク
セスプランの候補にする(ステップS411)。最小コ
ストでなければ(ステップS410:No)、ステップ
S411をスキップする。
【0041】次に、現在の木構造の他に等価な木構造が
まだあるか検索する(ステップS412)。まだある場
合には(ステップS412:Yes)、ステップS40
5以降の処理を再度実行する。一方、現在の木構造の他
に等価な木構造がない場合には(ステップS412:N
o)、ステップS411で処理された現在のアクセスプ
ランの候補をアクセスプランとして用いるべくアクセス
プラン保持手段113(メモリ204)に記録し(ステ
ップS413)、処理を終了する。
【0042】上記構成によれば、ある問い合わせ要求か
ら生成されたアクセスプランがアクセスプラン保持手段
113に格納されている状態において、データベースサ
ーバー102a,102bが管理するデータの内容が変
化しない限り、前記問い合わせ要求と意味的に等価な問
い合わせが要求された時には、新たにアクセスプランを
生成することがなく問い合わせを実行することができ
る。したがって、問い合わせ要求の発生時において、ラ
ッパーモジュールとのやりとりを行う回数を少なくしつ
つできるだけ最適なアクセスプランを再利用してデータ
ベースサーバー102a,102bの応答時間を短時間
で行えるようになる。
【0043】(実施の形態2)次に、本発明の問い合わ
せ最適化処理装置の実施の形態2について説明する。実
施の形態2では、実施の形態1で説明したアクセスプラ
ン破棄手段122の構成が異なる。
【0044】この実施の形態2のアクセスプラン破棄手
段122(122a,122b)は、メモリ204の領
域として新たに、表データの内容が変化する回数に、及
びこの回数として予め設定した閾値を記憶する領域が新
たに加えられる。アクセスプラン破棄手段122は、内
容の変更がある度にメモリ204の領域中の回数の数値
を1ずつ加えた後に設定されている閾値と比較する。そ
して、回数の数値が閾値を超えていたらアクセスプラン
保持手段113にアクセスプランの破棄を指示した上で
メモリ204の回数を「0」に変更(リセット)する。
【0045】上記構成によれば、データベースサーバー
102(102a、102b)が管理するデータの内容
が変化しても、直ちに検索の問い合わせ要求に対する応
答にアクセスプランの変更が必要になるほどの著しい影
響があるのではない場合、アクセスプラン破棄手段12
2(122a,122b)に閾値を設定することで不必
要にアクセスプランを破棄することを防ぐことができ
る。
【0046】(実施の形態3)次に、本発明の問い合わ
せ最適化処理装置の実施の形態3について説明する。実
施の形態3では、実施の形態1で説明したアクセスプラ
ン保持手段113,アクセスプラン実行手段114,ア
クセスプラン破棄手段122(122a,122b)の
構成が異なる。
【0047】実施の形態3のアクセスプラン実行手段1
14は、実行の開始時と終了時に時刻カウンターの値を
取得し、その値の差から実行時間を求める。この実行時
間をアクセスプラン保持手段113に伝える。図2に示
す汎用のコンピューターにおいては、タイマ(図示略)
を用いて時刻カウンターの値を容易に得ることができ
る。
【0048】アクセスプラン保持手段113は、メモリ
204上のハッシュマップに保持される値に、アクセス
プランのほかに最小実行時間を記録する領域が加えられ
る。アクセスプラン実行手段114から実行時間を伝え
られたらハッシュマップから最小実行時間を取得し、実
行時間と最小実行時間をアクセスプラン破棄手段122
(122a,122b)に伝える。アクセスプラン破棄
手段122からアクセスプランを破棄すべきであると返
答された場合は、アクセスプラン保持手段113のハッ
シュマップから対象のアクセスプランを削除する。
【0049】アクセスプラン破棄手段122は、実施の
形態1で説明した機能に加えて、メモリ204上で閾値
を保持するメモリ領域が加えられてなる。アクセスプラ
ン破棄手段122は、アクセスプラン保持手段113か
ら与えられた実行時間と最小実行時間の値の比を計算
し、計算した比が閾値を超えていた場合は、アクセスプ
ラン保持手段113にアクセスプランを破棄すべきであ
ることを示す値を返答として渡す。
【0050】上記構成によれば、アクセスプラン破棄手
段122が監視している情報以外の要因でデータベース
サーバー102(102a,102b)の応答時間に著
しい変化があった場合、不適切なアクセスプランを使用
したことを知ることができ、不適切なアクセスプランを
使用する回数を減らすことができるようになる。
【0051】(実施の形態4)次に、本発明の問い合わ
せ最適化処理装置の実施の形態4について説明する。実
施の形態4では、実施の形態1で説明したアクセスプラ
ン保持手段113,アクセスプラン破棄手段122(1
22a,122b)の構成が異なる。
【0052】実施の形態4におけるアクセスプラン保持
手段113は、データベースサーバー102(102
a,102b)とアクセスプランのリストを関係づける
配列の代わりに、表とアクセスプランのリストを関係づ
ける配列を加える。表を一意に特定するためには、例え
ば表にシーケンス番号を割り当てる構成とする。また、
アクセスプラン破棄手段122a,122bは、表単位
で内容の変化を監視し、内容が変化していたらその表の
シーケンス番号をアクセスプラン保持手段113に伝え
る。アクセスプラン保持手段113は、表のシーケンス
番号から破棄すべきアクセスプランのリストを取得し、
これをメモリ204上のハッシュマップから削除する。
【0053】上記構成によれば、データベースサーバー
に対する内容の変化を表単位で観察できるようなデータ
ベースサーバーについては表単位でアクセスプランの破
棄を行うことで内容が変化していない表しか使っていな
いのに同じデータベースサーバーに属する別の表が変更
されているために再利用可能なアクセスプランを破棄す
ることを防ぐことができる。
【0054】なお、本実施の形態で説明した問い合わせ
最適化処理に係る方法は、予め用意されたプログラムを
パーソナル・コンピュータやワークステーション等のコ
ンピュータで実行することにより実現することができ
る。このプログラムは、ハードディスク、フロッピー
(R)ディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコン
ピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピ
ュータによって記録媒体から読み出されることによって
実行される。またこのプログラムは、インターネット等
のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体
であってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、ラッパーアーキテクチャを用いた異種デ
ータベース統合システムに入力される問い合わせ要求の
検索を最適化する問い合わせ最適化処理装置において、
ユーザーからの問い合わせ要求の入力を受ける問い合わ
せ要求入力手段と、それぞれが1つ以上の表データを管
理する1つ以上複数設けられるデータベースサーバー
と、各データベースサーバーにそれぞれ対応して設けら
れ、検索の問い合わせ要求を実行するときの時間的コス
トと結果件数の予測を見積もるラッパーモジュールと、
前記問い合わせ要求入力手段からの問い合わせ要求をオ
ペレーターの木構造に変換して、ラッパーモジュールか
ら得られる見積もりに応じてアクセスプランを生成する
アクセスプラン生成手段と、前記アクセスプラン生成手
段が生成したアクセスプランに応じて各データベースサ
ーバーに対して問い合わせ要求を発行する、又は前記デ
ータベースサーバーの代わりに検索処理を実行するアク
セスプラン実行手段と、前記問い合わせ要求入力手段で
与えられた問い合わせと、アクセスプラン生成手段で生
成されたアクセスプランの履歴を保持し、新たに与えら
れた問い合わせと意味的に等価な問い合わせが該履歴に
あれば対応するアクセスプランを前記アクセスプラン生
成手段に渡すアクセスプラン保持手段と、各データベー
スサーバーにそれぞれ対応して設けられ、データベース
サーバーが管理する表データの内容が変化する操作が行
われた時に、前記アクセスプラン保持手段に対し、該当
するアクセスプランを破棄するように指示するアクセス
プラン破棄手段とを備えたので、ある問い合わせ要求か
ら生成されたアクセスプランがアクセスプラン保持手段
に格納されているとき、データベースサーバーが管理す
るデータの内容が変化しない限り、前記問い合わせ要求
と意味的に等価な問い合わせが要求された場合には、新
たにアクセスプランを生成することなく問い合わせを実
行することができるようになる。これにより、ラッパー
モジュールとのやりとりを行う回数を少なくしつつでき
るだけ最適なアクセスプランを再利用でき、処理に係る
時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
【0056】また、請求項2に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記各アクセスプラン破
棄手段は、表データの内容が変化する回数の閾値が設定
保持され、該表データの内容が変化する回数を検出し、
該回数を前記閾値と比較して閾値を超えた場合、前記ア
クセスプラン保持手段に対し、該閾値を超えたアクセス
プランを破棄するように指示することとしたので、デー
タベースサーバーが管理するデータの内容が変化した場
合であっても、直ちに検索の問い合わせ要求に対する応
答にアクセスプランの変更が必要になるほどの著しい影
響がない時、不必要にアクセスプランが破棄されること
を防ぐことができ、最適化の効率を向上できるという効
果を奏する。
【0057】また、請求項3に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記アクセスプラン実行
手段は、問い合わせ要求を実行するごとにその実行にか
かった時間を計測し、前記アクセスプラン保持手段は、
問い合わせの履歴とともに各アクセスプランの実行にか
かった時間の最小値を保持し、前記アクセスプラン破棄
手段は、実行時間の最小値に対する割合の閾値が設定さ
れ、前記アクセスプランの実行時間と最小値との比が前
記閾値を超えた時に、該アクセスプラン、及び同じデー
タベースサーバーのデータを用いるアクセスプランに対
する破棄を指示することとしたので、アクセスプラン破
棄手段が監視している情報以外の要因でデータベースサ
ーバーの応答時間に著しい変化があった場合、不適切な
アクセスプランを使用したことを知ることができ、不適
切なアクセスプランを使用する回数を減らすことがで
き、最適化の効率を向上できるという効果を奏する。
【0058】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1に記載の発明において、前記アクセスプラン破棄
手段は、前記データベースサーバーが管理する表データ
の内容が変化する操作が行われた時に、前記アクセスプ
ラン保持手段に対して該当する表のデータを用いるアク
セスプランを破棄するよう指示することとしたので、デ
ータベースサーバーに対する内容の変化を表単位で観察
できるようなデータベースサーバーの場合、表単位でア
クセスプランの破棄を行うことができるため、内容が変
化していない表のみ用いて同じデータベースサーバーに
属する別の表が変更された場合であっても、再利用可能
なアクセスプランを破棄することを防止できるようにな
る。これにより、データベースサーバーにおける表デー
タの運用形態に応じてできるだけ利用可能なアクセスプ
ランを残して、最適化の効率を向上できるという効果を
奏する。
【0059】また、請求項5に記載の発明によれば、ラ
ッパーアーキテクチャを用いた異種データベース統合シ
ステムに入力される問い合わせ要求の検索を最適化する
問い合わせ最適化処理方法において、ユーザーからの問
い合わせを受け付ける問い合わせ要求入力工程と、それ
ぞれが1つ以上の表データを管理する1つ以上複数設け
られるデータベースサーバーにそれぞれ対応し、検索の
問い合わせ要求を実行するときの時間的コストと結果件
数の予測を見積もるラッパーモジュール処理工程と、前
記問い合わせ要求入力工程の問い合わせ要求をオペレー
ターの木構造に変換して、前記ラッパーモジュール処理
工程で得られる見積もりに応じてアクセスプランを生成
するアクセスプラン生成工程と、前記アクセスプラン生
成工程で生成されたアクセスプランに応じて各データベ
ースサーバーに対して問い合わせ要求を発行する、又は
前記データベースサーバーの代わりに検索処理を実行す
るアクセスプラン実行工程と、前記問い合わせ要求入力
工程で与えられた問い合わせと、アクセスプラン生成工
程で生成されたアクセスプランの履歴を保持し、新たに
与えられた問い合わせと意味的に等価な問い合わせが該
履歴にあれば対応するアクセスプランを前記アクセスプ
ラン生成工程に渡すアクセスプラン保持工程と、各デー
タベースサーバーが管理する表データの内容が変化する
操作が行われた時に、前記アクセスプラン保持工程に対
し、該当するアクセスプランを破棄するように指示する
アクセスプラン破棄工程とを備えたので、ある問い合わ
せ要求から生成されたアクセスプランが保持されている
とき、データベースサーバーが管理するデータの内容が
変化しない限り、前記問い合わせ要求と意味的に等価な
問い合わせが要求された場合には、新たにアクセスプラ
ンを生成することなく問い合わせを実行することができ
るようになる。これにより、見積もり作成にかかるやり
とりを行う回数を少なくしつつできるだけ最適なアクセ
スプランを再利用でき、処理に係る時間の短縮化を図る
ことができるという効果を奏する。
【0060】また、請求項6に記載の発明によれば、前
記請求項5に記載された方法をコンピュータに実行させ
ることとしたので、コンピュータを用いて問い合わせ要
求に対する処理の最適化を図れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の問い合わせ最適化処理装置のシステム
構成を示すブロック図である。
【図2】問い合わせ最適化処理装置のハードウェア構成
の具体例を示すブロック図である。
【図3】ある問い合わせ要求を表すSQL文をオペレー
ターの木構造に変換する例を示す図である。
【図4】アクセスプランの生成過程を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
100 問い合わせ最適化処理装置 101 クライアント(端末) 102(102a,102b) データベースサーバー 111 問い合わせ要求入力手段 112 アクセスプラン生成手段 113 アクセスプラン保持手段 114 アクセスプラン実行手段 121(121a,121b) ラッパーモジュール 122(122a,122b) アクセスプラン破棄手
段 201 通信回線(LAN) 202 アプリケーションサーバー 203 CPU 204 メモリ 205 記憶装置(ハードディスク) 300 問い合わせ要求 301,302,303 表 310,311,312 オペレーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平岡 卓也 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 竹川 弘志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5B075 KK02 PP26 PR03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラッパーアーキテクチャを用いた異種デ
    ータベース統合システムに入力される問い合わせ要求の
    検索を最適化する問い合わせ最適化処理装置において、 ユーザーからの問い合わせ要求の入力を受ける問い合わ
    せ要求入力手段と、 それぞれが1つ以上の表データを管理する1つ以上複数
    設けられるデータベースサーバーと、 各データベースサーバーにそれぞれ対応して設けられ、
    検索の問い合わせ要求を実行するときの時間的コストと
    結果件数の予測を見積もるラッパーモジュールと、 前記問い合わせ要求入力手段からの問い合わせ要求をオ
    ペレーターの木構造に変換して、ラッパーモジュールか
    ら得られる見積もりに応じてアクセスプランを生成する
    アクセスプラン生成手段と、 前記アクセスプラン生成手段が生成したアクセスプラン
    に応じて各データベースサーバーに対して問い合わせ要
    求を発行する、又は前記データベースサーバーの代わり
    に検索処理を実行するアクセスプラン実行手段と、 前記問い合わせ要求入力手段で与えられた問い合わせ
    と、アクセスプラン生成手段で生成されたアクセスプラ
    ンの履歴を保持し、新たに与えられた問い合わせと意味
    的に等価な問い合わせが該履歴にあれば対応するアクセ
    スプランを前記アクセスプラン生成手段に渡すアクセス
    プラン保持手段と、 各データベースサーバーにそれぞれ対応して設けられ、
    データベースサーバーが管理する表データの内容が変化
    する操作が行われた時に、前記アクセスプラン保持手段
    に対し、該当するアクセスプランを破棄するように指示
    するアクセスプラン破棄手段と、 を備えたことを特徴とする問い合わせ最適化処理装置。
  2. 【請求項2】 前記各アクセスプラン破棄手段は、 表データの内容が変化する回数の閾値が設定保持され、
    該表データの内容が変化する回数を検出し、該回数を前
    記閾値と比較して閾値を超えた場合、前記アクセスプラ
    ン保持手段に対し、該閾値を超えたアクセスプランを破
    棄するように指示することを特徴とする請求項1に記載
    の問い合わせ最適化処理装置。
  3. 【請求項3】 前記アクセスプラン実行手段は、問い合
    わせ要求を実行するごとにその実行にかかった時間を計
    測し、 前記アクセスプラン保持手段は、問い合わせの履歴とと
    もに各アクセスプランの実行にかかった時間の最小値を
    保持し、 前記アクセスプラン破棄手段は、実行時間の最小値に対
    する割合の閾値が設定され、前記アクセスプランの実行
    時間と最小値との比が前記閾値を超えた時に、該アクセ
    スプラン、及び同じデータベースサーバーのデータを用
    いるアクセスプランに対する破棄を指示することを特徴
    とする請求項1に記載の問い合わせ最適化処理装置。
  4. 【請求項4】 前記アクセスプラン破棄手段は、 前記データベースサーバが管理する表データの内容が変
    化する操作が行われた時に、前記アクセスプラン保持手
    段に対して該当する表のデータを用いるアクセスプラン
    を破棄するよう指示することを特徴とする請求項1に記
    載の問い合わせ最適化処理装置。
  5. 【請求項5】 ラッパーアーキテクチャを用いた異種デ
    ータベース統合システムに入力される問い合わせ要求の
    検索を最適化する問い合わせ最適化処理方法において、 ユーザーからの問い合わせを受け付ける問い合わせ要求
    入力工程と、 それぞれが1つ以上の表データを管理する1つ以上複数
    設けられるデータベースサーバーにそれぞれ対応し、検
    索の問い合わせ要求を実行するときの時間的コストと結
    果件数の予測を見積もるラッパーモジュール処理工程
    と、 前記問い合わせ要求入力工程の問い合わせ要求をオペレ
    ーターの木構造に変換して、前記ラッパーモジュール処
    理工程で得られる見積もりに応じてアクセスプランを生
    成するアクセスプラン生成工程と、 前記アクセスプラン生成工程で生成されたアクセスプラ
    ンに応じて各データベースサーバーに対して問い合わせ
    要求を発行する、又は前記データベースサーバーの代わ
    りに検索処理を実行するアクセスプラン実行工程と、 前記問い合わせ要求入力工程で与えられた問い合わせ
    と、アクセスプラン生成工程で生成されたアクセスプラ
    ンの履歴を保持し、新たに与えられた問い合わせと意味
    的に等価な問い合わせが該履歴にあれば対応するアクセ
    スプランを前記アクセスプラン生成工程に渡すアクセス
    プラン保持工程と、 各データベースサーバーが管理する表データの内容が変
    化する操作が行われた時に、前記アクセスプラン保持工
    程に対し、該当するアクセスプランを破棄するように指
    示するアクセスプラン破棄工程と、 を備えたことを特徴とする問い合わせ最適化処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の方法をコンピュータに
    実行させることを特徴とするプログラム。
JP2002119579A 2002-04-22 2002-04-22 異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、問い合わせ最適化処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4031947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119579A JP4031947B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、問い合わせ最適化処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002119579A JP4031947B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、問い合わせ最適化処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003316811A true JP2003316811A (ja) 2003-11-07
JP4031947B2 JP4031947B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=29536098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002119579A Expired - Fee Related JP4031947B2 (ja) 2002-04-22 2002-04-22 異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、問い合わせ最適化処理方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4031947B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310843A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Nomura Research Institute Ltd データ処理システム
JP2007310844A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Nomura Research Institute Ltd データ処理システム
JP2014102641A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd データベース管理装置
JP2014530416A (ja) * 2011-09-15 2014-11-17 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 分散データ管理システムにおけるクエリ説明計画
JP2016091237A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 富士通株式会社 制御プログラム、制御装置、制御方法及びデータベースシステム
JP2017016208A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 Kddi株式会社 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム
JP2017097639A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 富士通株式会社 データベース制御プログラム、データベース制御装置及びデータベース制御方法
JP2018077868A (ja) * 2012-11-30 2018-05-17 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド システム、データベースクエリを実行するための方法及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体
CN113076332A (zh) * 2021-03-25 2021-07-06 东北大学 一种数据库预编译查询语句的执行方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007310843A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Nomura Research Institute Ltd データ処理システム
JP2007310844A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Nomura Research Institute Ltd データ処理システム
JP2014530416A (ja) * 2011-09-15 2014-11-17 オラクル・インターナショナル・コーポレイション 分散データ管理システムにおけるクエリ説明計画
JP2014102641A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj Ltd データベース管理装置
JP2018077868A (ja) * 2012-11-30 2018-05-17 アマゾン テクノロジーズ インコーポレイテッド システム、データベースクエリを実行するための方法及びコンピュータに読み取り可能な記録媒体
US11113280B1 (en) 2012-11-30 2021-09-07 Amazon Technologies, Inc. System-wide query optimization
US11249997B1 (en) 2012-11-30 2022-02-15 Amazon Technologies, Inc. System-wide query optimization
JP2016091237A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 富士通株式会社 制御プログラム、制御装置、制御方法及びデータベースシステム
JP2017016208A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 Kddi株式会社 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム
JP2017097639A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 富士通株式会社 データベース制御プログラム、データベース制御装置及びデータベース制御方法
CN113076332A (zh) * 2021-03-25 2021-07-06 东北大学 一种数据库预编译查询语句的执行方法
CN113076332B (zh) * 2021-03-25 2023-08-01 东北大学 一种数据库预编译查询语句的执行方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4031947B2 (ja) 2008-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4132441B2 (ja) 管理対象オブジェクトのデータ管理装置
US11914588B1 (en) Determining a user-specific approach for disambiguation based on an interaction recommendation machine learning model
US11120344B2 (en) Suggesting follow-up queries based on a follow-up recommendation machine learning model
US10885026B2 (en) Translating a natural language request to a domain-specific language request using templates
US7409401B2 (en) Method and system for supporting multivalue attributes in a database system
US10713269B2 (en) Determining a presentation format for search results based on a presentation recommendation machine learning model
KR100990098B1 (ko) 데이터 처리 시스템, 데이터 처리 방법, 정보 처리 디바이스, 및 컴퓨터 판독가능 기록 매체
US7269593B2 (en) Data processing apparatus and method
US20050165865A1 (en) Metadata journal for information technology systems
CN112367211B (zh) 一种设备命令行生成配置模板方法、装置及存储介质
CN111627552B (zh) 一种医疗流式数据血缘关系分析、存储方法及装置
US11379530B2 (en) Leveraging references values in inverted indexes to retrieve associated event records comprising raw machine data
US20190034430A1 (en) Disambiguating a natural language request based on a disambiguation recommendation machine learning model
CN110674231A (zh) 一种面向数据湖的用户id集成方法和系统
JP6642435B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法、及び、プログラム
CN113568924A (zh) 一种数据处理方法、装置、电子设备及存储介质
JP2003316811A (ja) 異種データベース統合システムにおける問い合わせ最適化処理装置、方法、及びその方法をコンピュータに実行させるプログラム
CN116701330A (zh) 物流信息共享方法、装置、设备及存储介质
CN111694793A (zh) 一种日志存储方法、装置及日志查询方法、装置
JPH08110912A (ja) 動画検索装置および動画検索方法
CN116069810A (zh) 数据查询方法、装置及终端设备
US7159019B2 (en) Information collection apparatus and method
CN112564928B (zh) 服务分类方法及设备、互联网系统
US20200195720A1 (en) Communication device and communication method for processing meta data
JP4432460B2 (ja) 電子掲示板管理装置、電子掲示板管理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070914

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees