JP4673532B2 - マルチマネージャ環境における包括アライメントプロセス - Google Patents
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Description
本発明は請求項1の上位概念記載の少なくとも2つの管理レベルを有する管理ネットワークでのデータ整合方法および通信システムに関する。ここで例えば所定の管理レベルのエージェントと次のレベルのマネージャとの間での包括的なアラームデータの整合に対してアクティブなアラームのアラームデータが伝送される。
【0002】
管理ネットワークの原理はTMN方式(TMN:Telecommunications Management Network)と称され、通信システム(例えば移動通信システム)の管理に対する複数の管理レベルが定義されており、ここで各レベルは2重の機能を有している。管理システムでは最下位のレベルを除く各レベルが下位のレベルに対するマネージャ機能を有している。管理を受けるシステムでは最上位のレベルを除く各レベルが上位のレベルに対するエージェント機能を有している。
【0003】
エラーの管理“フォルトマネジメント”は例えばTMN管理の重要な構成要素である。一般にこの場合にはエージェントがアクティブな役割を果たす。これはエージェントが自身の管理レベルのエラーイベントを適切な時点で正確に識別し、すぐ上のレベルのマネージャへイベント報告またはいわゆる"event reports"(例えばalarm report)として伝送することにより行われる。イベントデータをエージェントからマネージャへ伝送することは、これらのシステム間の通信機構が障害を受けないかぎり問題にはならない。2つの管理レベル間、すなわちエージェントとマネージャとの間のコネクションが所定の時間にわたって保証されない場合、エージェントはこの時間内に発生したイベントを中間記憶して、一方では通信手段の再形成後にマネージャができる限り迅速に最新のネットワーク状態の見通し(例えばリストのかたちのアクティブアラーム)を得られるようにし、他方ではこのマネージャができる限りギャップのないイベントの履歴、例えばアクティブアラームおよび終了アラーム"cleared alarm"の"event history"を構築できるようにする。
【0004】
このためにエージェントとマネージャとの間のデータ整合すなわちデータリアライメントがコネクション遮断後またはエージェントまたはマネージャの初期化後の新たなコネクション形成時に行われる。エージェント内のエラーがまだ除去されていない全てのアラームデータ“アクティブアラーム”はしたがってできる限り早期にかつ完全に上位の管理レベルで使用できるようにしなければならない。エラーはデータが"cleared alarms"となっていないことから識別可能である。
【0005】
ドイツ連邦共和国特許出願第19752614号明細書には、アラームを処理するこの種の方法と通信システムとが示されている。ここではエージェントからの全てのアラームを要求するためのマネージャの基本機能が記載されている。その場合エージェントはアクティブアラームを標準化されたM-EVENT-REPORTSのシーケンスとして送信する。このM-EVENT-REPORTSはマネージャが開始時に開始するM-ACTION-REQUESTの要求内へ、またエージェントが終了時に開始するM-ACTION-RESPONSEの応答内へ組み込まれる。後者は包括的なCMISE標準プロシージャ(CMISE:Common Management Information Service Element)であり、ITU‐TX.710に準拠して定義されている(ITU‐T:International Telecommunication Union-Telecommunicationsector)。ITU‐TX.733では標準アラーム伝送(アラームリポート)の内容が定義されており、これはM-EVENT-REPORTのサービスに準拠して行われる。こうしたM-ACTIONの範囲で定義されるM-EVENT-REPORTSの全てがそれぞれの要求に対して相関情報を使用することにより一義的に相関される。これによりマネージャには所定の要求のこれらのM-EVENT-REPORTSが割り当てられ、さらに別の正規のM-EVENT-REPORTSと区別することができる。
【0006】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第19801785号明細書には、所定の管理レベルのエージェントと上位の管理レベルの少なくとも1つのマネージャとの間のアラームデータの整合に対して、アクティブアラームのアラームデータが伝送されることが記載されている。さらにマネージャから1つまたは複数の要求メッセージがアラームデータ伝送のためにエージェントへ送信され、それぞれの要求とエージェントから続いて送信されるアラームデータを有するメッセージとを割り当てるための相関情報が受信される。
【0007】
アラームデータの整合はその場合にマネージャによってエージェントへ送信される少なくとも1つのパラメータに依存して制御されることにより、マネージャではアラームデータ整合は基本機能に比べてパラメータ化しやすい。すなわち全てのアクティブアラームを強制的にエージェントから送信する必要はなく、伝送されるパラメータによって詳細に定義されたもののみを送信すればよい。このためマネージャでは全てのアラームのうち所定の部分量に対する選択機能が生じる。ここでは標準化されたメッセージが使用される。
【0008】
この手段によりマネージャは機能性に関して特にクリティカルで自身にとって重要なアラームをねらって呼び出すことができる。その際にエージェントへのインタフェースは所定のアラームのみに情報流が制限されているので、全てのアラームを自動的に報告する従来の方法に比べて格段に負荷が軽減される。
【0009】
マルチマネージャ環境ではエージェントは一般に複数のマネージャのタスクに同時に従事しなければならない。他方でマネージャは、関連する全てのイベント("Event Reports")が下位のエージェントから迅速に受信された場合にしかその機能を最適には満足しない。通常条件のもとでは、すなわちエージェントと1つまたは複数のマネージャとの間の通信が機能している場合には、これはイベント報告機構を介して行われる。この場合エージェントはイベントを識別した後に相応のメッセージを形成する。前述のアラームメッセージのほか、このメッセージには例えば状態変更(state change)の通知、オブジェクト形成やオブジェクト消去(object creation/object deletion)の通知、または属性値変更の通知(Attribute value change Notifiaction)などがある。これらは場合によりエージェント内に存在するイベントフォワーディングディスクリミネータ(Event Forwarding Discriminator)、いわゆるEFDへ送信される。
【0010】
EFDのタスクは所定のフィルタ基準を満足するイベント報告をマネージャへ転送したりルーティングしたりすることのみである。マネージャはこの種のEFDをエージェント内で設立したり消去したりできるように構成されているか、またはフィルタ基準を定められるように構成されている。これにより各マネージャは各時点で情報流を個々の要求にしたがって制御する。
【0011】
オブジェクト志向型の環境、例えば移動無線網のマネージャとエージェントとの間では、各エージェントの機能性は所定のオブジェクトから1つのオブジェクトクラスのインスタンスとして調製される。オブジェクトはモデリング能力(情報モデルの定義)の結果として発生し、マネージャにとっても実行する側のエージェントにとっても既知である。
【0012】
前述したように、包括的なデータ整合(いわゆるアライメント)が必要となる状況として、例えばアラーム、ステータス、マネージャとエージェントとの間のコンフィグレーション変更などが存在する。こうした状況は通常のイベント報告機構を越えて例えばコネクション遮断後やエージェントまたはマネージャの初期化後に発生する。このアライメントは大抵の場合マネージャの要求(manager request)によって開始される。
【0013】
例えばUMTS(Universal Mobile Telecommunication System)などの第3世代の移動無線システムに適用するために、マネージャとエージェントの間の最適な、有利には標準化可能なアライメントプロセスは次の基準のうちできる限り多くのものを満足しなければならない。
【0014】
1.このプロセスはできる限り標準サービス/標準プロトコルのみを使用し、包括的な特性を有するべきであり、特殊なマネージャインプリメンテーションないしエージェントインプリメンテーションを回避する。
【0015】
2.アライメント情報は(少なくともいわゆる“強制的な”パラメータに対して)元の通知と同じ内容を有する。これは特にいわゆるダイナミック情報、例えばアラームまたはステータスに対して重要である。
【0016】
3.マネージャは自身が制御すべきデータ整合においてアライメント開始およびアライメント終了を一義的に識別できる。
【0017】
4.マネージャはオンラインの通常通知と先行して開始されていたアライメントプロシージャの結果として受信される通知とを区別できる。
【0018】
5.アライメントプロシージャによりエージェントから送信された通知は通常通知と同じEFDを使用する。
【0019】
6.アライメントプロシージャによりエージェントから送信された通知には通常報告と同じLOG設定が相当する。
【0020】
7.マネージャは所定のパラメータ値に依存して完全なアライメントプロセスまたはアライメントプロセスの一部のみを要求することができる。
【0021】
8.マルチマネージャ環境では、並列動作のアライメントが複数のマネージャによって実行されている場合でも、各マネージャは自身がトリガしたアライメントプロシージャの結果として送信される通知のみを送信する。
【0022】
9.マネージャは、自身の複数のアライメントプロシージャが同じ時点で例えば種々のデータまたはネットワーク領域に対して動作している場合にも、種々の通知を区別できる。
【0023】
これまでにデータ整合プロセスまたはアライメントプロセスの2つの基本タイプが知られている。
【0024】
a)マネージャはエージェントへアライメントパラメータおよび一義的な番号を有する要求(ITU−T規格X.710によるM-ACTION REQUESTまたはMアクション要求)を送信する。エージェントはまずいわゆる"Start Alignment"通知をアライメントプロセスを経て送信される全ての通知とマネージャの要求とを相関させるために送信し、続いてアライメント通知を全てのEFDインスタンスへ送信する。アライメントプロシージャの終了はCMISE標準M-ACTION RESPONSEまたはMアクション応答、または特別な"End Alignment"通知により報告される。CMISEとはCommon Management Information Service Elementの略である。
【0025】
これは既に移動無線システムで使用されているプロセスであるが、標準化されていない通知("Start Alignment"および"End Alignment")を使用している欠点を有している。マルチマネージャ環境ではさらに、所定のアライメント過程で送信される通知が他のマネージャによっても受信され、不必要な多重の通知受信をまねくという欠点も生じる。したがて前述の基準1.および8.は満足されない。
【0026】
b)マネージャはアライメントパラメータを含むCMISE標準の要求、M-ACTION REQUESTを送信する。アライメントパラメータはさらに当該のアライメントプロシージャに対するフィルタ基準を含む。エージェントはまずこの基準に相応する通知を求めなければならない。その後エージェントは全ての通知を含むM-ACTION RESPONSEを形成し、これを要求元またはマネージャへ送信する。
【0027】
このプロセスにも特殊なインプリメンテーションの含まれる欠点がある。なぜならエージェントはまず可能な全ての通知をM-ACTION REQUESTに含まれるフィルタ基準にしたがって検査しなければならず、これによりアライメントプロシージャの時間特性が劣化するからである。しかもアライメント通知は通常通知などのEFD内のイベント報告("Event Reporting")およびイベントプロトコルLOG("Event Logging")に関して同じフィルタを利用していない。そのため前述の基準1.5.6.は満足されない。
【0028】
本発明の課題は、複数の管理レベルを有する管理ネットワークでのデータ整合方法および種々の管理データに適する通信システムとを提供し、エージェントと少なくとも1つのマネージャとの間のデータ整合を改善することである。
【0029】
この課題は本発明の請求項1記載の特徴を有する方法、および本発明の請求項10記載の特徴を有する通信システムにより解決される。有利な実施形態は従属請求項の対象となっている。
【0030】
本発明の方法はアライメントプロシージャのシーケンスの包括的なプロセスであり、上述の全ての基準を満足する。すなわち例えば伝送される情報やマネージャ/エージェントインプリメンテーションには依存していない。
【0031】
さらに規格に定義されていない付加的な通知が必要ない。これはエージェントにおける簡単かつ規格に一致するインプリメンテーションと、マネージャにおける簡単な要求とアライメント通知との相関とを意味する。
【0032】
フィルタユニットをマネージャおよびエージェントの本来の機能ユニット間に中間接続することにより、ルーチンタスクの負荷を軽減することができる。データ整合データを所定のマネージャに割り当てる自律のフィルタ機能部はマネージャおよびエージェント内にはもはや必要ない。
【0033】
フィルタユニットをエージェントの出力領域に配置することにより、エージェントとマネージャとの間に存在する通信ネットワークないしその中間に配置される装置の負荷が著しく軽減され、特に有利である。
【0034】
任意の付加フィールド、例えば"Additional Text"のフィールドを使用することにより、既存の規格を新たに定義することなく使用できる。理想的な場合にはマネージャおよびエージェント内の制御ソフトウェアのプログラム技術上の変更しか必要ない。
【0035】
以下に本発明を実施例に則して図を参照しながら詳細に説明する。図1には、オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタと1つまたは複数のネットワーク管理センタとの間にエージェント‐マネージャ関係を有する移動通信システムの管理ネットワークのブロック回路図が示されている。図2には、基地局サブシステムとこの基地局サブシステムに対して少なくとも2つのアプリケーションを実行するオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタとの間にエージェント‐マネージャ関係を有する図1の管理ネットワークのブロック回路図が示されている。図3にはパラレルまたはシリアルに動作するデータ整合のイベントを処理するエージェントおよびマネージャのブロック回路図が示されている。図4にはマネージャとエージェントとの間でデータのフィルタリングを制御するメッセージ流がデータ整合時のアラームの実施例に則して示されている。
【0036】
実施例は本発明を通信システムの管理に対するTMNコンセプトの例に則して説明するものであり、ここではUMTS規格またはGSM規格にしたがった移動無線網のネットワークエレメントを有する通信システムを例とする。ただしこのコンセプトは移動無線網に限定されるものではなく、TMN管理ネットワークを利用する全ての種類の通信ネットワークに適用可能である。
【0037】
移動通信システムは階層的に分岐した種々のネットワークエレメント(Network Element)を含むシステムであり、最下位の階層レベルは移動局によって形成されている。移動局は無線インタフェースを介して次の階層レベルを形成する無線局と通信する。この無線局は基地局と称される。例えば移動局は、無線セルを管理する基地局の無線エリア内で有利にはより大きな無線領域をカバーするために統合され、上位のネットワークエレメント、すなわち基地局制御部へ接続されている。基地局および基地局制御部は移動通信システムの基地局サブシステム(Base Station Subsystem)に属する。基地局制御部は所定のインタフェースを介して1つまたは複数の交換装置、すなわち移動交換局と通信を行う。移動交換局は場合によっては他の通信網への移行領域となることもある。移動交換局は複数のデータバンクとともに移動無線システムの交換サブシステム(Switching Subsystem)を形成する。
【0038】
上述のネットワークエレメントのほか1つまたは複数のオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタが存在しており、これらは場合によりネットワークエレメントのコンフィグレーションおよび監視に用いられる。このための監視手段およびコンフィグレーション手段は大抵の場合オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタから遠隔制御され、通常は移動交換局のエリア内に配置されている。オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタはその場合所定のインタフェースを介して基地局サブシステムまたは交換サブシステムと通信する。オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタの他のタスクはコンフィグレーション管理の実行である。これはエラー管理以外でTMN方式を特徴付ける5つの管理機能領域のうちの1つである。コンフィグレーション管理は一連のサービスを定義しており、これにより構造ひいては通信網の特性をオペレータが変更することができる。これらのサービスはつねに管理されるオブジェクトのインスタンスに関連しており、これらは全体でネットワークに固有の管理情報ベースを形成している。
【0039】
コンフィグレーション管理の範囲での管理対象オブジェクトは移動通信システムのリソースの論理的な抽出物である。ここではハードウェアに関する管理対象オブジェクトと機能に関する管理対象オブジェクトとが区別される。ハードウェアに関する管理対象オブジェクトはメーカごとに個別の機能の実現であり、機能に関する管理対象オブジェクトはメーカには依存しない機能の抽出物である。
【0040】
移動通信システムの管理を以下に“フォルトマネジメント”について説明する。この管理ではTMN方式により複数の層すなわちレベルが定義されており、そのうちこの実施例では図1、図2に関連する3つのレベルに則して説明する。
【0041】
図1、図2には管理ネットワークのそれぞれ3つのレベルA,B,Cが示されており、そのうち管理レベルCはネットワークエレメントレベル(Network Element Level)を含んでおり、このネットワークエレメントレベルは複数の基地局サブシステムBSS11、BSS12,...,BSS1NおよびBSS21,BSS22,...,BSS2Mを備えている。管理レベルBはネットワークエレメント管理レベル(Network Element Management Level)を表しており、ここではオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1,OMC2が個々のサブシステムに対するメーカごとに個別の管理機能を調製している。個々のサブシステムとは例えばこの実施例では基地局サブシステムBSS11、BSS12,...,BSS1Nに対するオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1、および基地局サブシステムBSS21、BSS22,...,BSS2Mに対するオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC2である。管理レベルAはネットワーク管理レベル(Network Management Level)を表しており、このレベルではネットワーク管理センタNMC1,NMC2がメーカに依存せずに組み込まれているそれぞれ1つずつの管理機能を実現している。ここでは複数のネットワーク管理センタは下位の管理レベルBのネットワークエレメントへのアクセスを有しており、この実施例では上位の管理レベルAのネットワーク管理センタNMC1,NMC2が下位の管理レベルBのオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1へのアクセスを有している。種々の管理レベルのネットワークエレメント間には情報伝送のための所定のインタフェースが設けられている。
【0042】
図1と図2の表示の相違点は、1つまたは複数のアラームデータ整合のためにアラームを処理するエージェント‐マネージャ関係が図1ではオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1(エージェント)とネットワーク管理センタNMC1(マネージャ)または複数の物理的に分離されたネットワーク管理センタNMC1、NMC2(マネージャ)との間に存在するのに対して、図2では基地局サブシステムBSS11(エージェント)とオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1内の2つの異なるアプリケーションOF1、OF2(マネージャ)との間、またはオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1(エージェント)とネットワーク管理センタNMC1内の2つの異なるアプリケーションNF1、NF2(マネージャ)との間に存在することである。ネットワーク管理センタNMC1、NMC2内でつねにエラー状況に関する見通しを保証するために、オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1により、例えば担当の基地局サブシステムBSS11...BSS1N内部で発生したエラーに基づいてアクティブアラームの記憶されたアラームデータが調製され、同時に2つのマネージャに対して要求を送信する。これは有利にはコネクションの遮断後またはエージェントないしマネージャの初期化後に行われる。同様に複数の要求を順次に個々のマネージャ(例えばネットワーク管理センタNMC1)からエージェント(例えばオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1)へ送信することもできる。図1には本発明の方法にしたがって複数回送信されるアラームデータ整合の要求の構造が示されており、この実施例ではエージェントがオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1のかたちで存在している管理レベルBと、マネージャが少なくとも2つのネットワーク管理センタNMC1、NMC2のかたちで存在している上位の管理レベルAとの間でパラレルに動作する。
【0043】
管理レベルBにおいても、例えばオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1内でつねにエラー状況に関する見通しを保証するために、基地局サブシステムBSS11から、例えば担当の基地局ないし基地局制御部の内部で発生したエラーに基づいて記憶されたアクティブアラームのアラームデータが調製され、オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1の少なくとも2つのマネージャに対して同時に要求が送信される。マネージャは種々のアプリケーションOF1、OF2のかたちで存在しており、これらは2つとも同一の物理的装OMC1によって実行される。送信は前述の場合と同様に有利にはコネクションの遮断後またはエージェントないしマネージャの初期化後に行われる。個々のマネージャ(例えばオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1)から初期化された要求をエージェント(例えば基地局サブシステムBSS11)へ複数回シリアル伝送することも可能である。これに代えてまたはこれに加えて、エージェント‐マネージャ関係をオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1(エージェント)とネットワーク管理センタNMC1(マネージャ)との間にも設け、要求およびアラームデータをネットワーク管理センタNMC1の少なくとも2つの異なるアプリケーションNF1、NF2(2つのマネージャ)に対してシリアルまたはパラレルで交換してもよい。図2には本発明によるパラレル動作のアラームデータ整合の構造が示されているが、これはマネージャがアプリケーションOF1、OF2として存在している管理レベルBと、エージェントの存在する下位の管理レベルCとの間で行われる。
【0044】
管理レベルC内で故障した内部インタフェースが使用可能になると、直ちに1つまたは複数のマネージャのアラームデータの整合要求が開始される。これはリアライメントプロシージャまたはリアライメントプロセスとも称される。その場合、本発明ではマネージャによりアラームデータの整合がパラメータに依存して制御される。この実施例ではアラームデータの整合はまず例えば基地局サブシステムBSS11とオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1のアプリケーションOF1、OF2との間でパラレルに開始され、続いてオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1と上位のネットワーク管理センタNMC1、NMC2との間でパラレルに続行される。このプロシージャの終了時にはエラー状況がOMCにおいてもNMCにおいても再び更新される。リアライメントプロセスではもちろんアラームデータの更新を直接に接している2つの管理レベル(例えばレベルBおよびレベルA)のエージェントとマネージャとの間に制限することもできる。
【0045】
図3には概略図でエージェントAGおよびマネージャMA1、MA2の構造が示されており、これらは2つ以上のマネージャが存在する場合には同時に、またマネージャが1つのみである場合にはシリアルに動作するリアライメントプロシージャを実行するのに必要な装置を備えている。各マネージャMA1、MA2およびエージェントAGは制御装置M‐CTR、A‐CTRを使用しており、これらの制御装置はアラームデータの整合に対するメッセージを形成し評価する。またこれらの制御装置は(詳細には図示していないが)メッセージの送受信のための送受信装置とアラームデータ、他の有効情報およびシグナリング情報を記憶する記憶装置とを有している。
【0046】
ここではマネージャMA1、MA2の制御装置M‐CTRはエージェントを介してアラームデータを伝送するために、要求と続いて送信されるメッセージとの割り当てに利用される一義的な相関情報を要求メッセージ内へ挿入し、エージェントへの伝送をトリガする。さらにマネージャMA1、MA2の制御装置M‐CTRはアラームデータの整合を制御するために、1つまたは複数のパラメータを各要求メッセージ内へそのつど個別に挿入し、これにより種々のパラメータ値で特徴付けられる所定のアラームを所望のように要求する。各要求メッセージはパラメータparとともにエージェントAGへ送信される。本発明のパラメータ化されたアライメント機能によってはじめて、例えばアラームの優先処理および/または要求されたアラームのシーケンスのアクティブ制御などが達成される。
【0047】
エージェントAGの制御装置A‐CTRはパラメータparを備えた相応のメッセージを受信しこれを評価して、マネージャMA1、MA2に対するリアライメントを開始する。これはマネージャごとに個別に要求されたアラームを返信することによって行われる。この場合マネージャMA1、MA2から要求メッセージ内に収容されている一義的な相関情報が要求の相関に利用され、そのつど続いてエージェントから送信されるメッセージ"alarmNortification"と上位の管理レベルで開始されるリアライメントとを対応させる別の相関情報を備えたメッセージが送信される。後の別の相関情報も同一の意味を有する。相関情報を使用することにより、同時にまたはシリアルに実行されるリアライメントを複数のマネージャまたは個々のマネージャへ一義的に割り当てることができる。
【0048】
特に基本機能(相関情報の使用)とパラメータ化されたアライメント機能とを組み合わせることにより、きわめて有効なプロセスおよび通信システムが得られる。ここから、エージェント‐マネージャ関係のインタフェースで伝送リソースを最適に利用したり、マネージャが所望するアクティブアラームのアラームデータのみを上位の管理レベルに対してエージェントによって調製することができる。リソースの利用、持続時間およびフレキシビリティは、結果として本発明によって構成された通信システムでは基本機能に比べてさらに最適化される。このことはアラーム管理のみでなくデータ整合に対して包括的に相当する。
【0049】
これに代えてエージェントAGでは、各マネージャMA1、MA2に割り当て可能でありかつこれらによって制御される複数のフィルタ機能部EFD1、EFD2(イベントフォワーディングディスクリミネータ)を利用することもできる。このフィルタ機能部はエージェントAGが形成したメッセージに対するフィルタ基準を備えており、アラームデータを有するメッセージをフィルタ基準が満足された場合にのみマネージャMA1、MA2へルーティングする。マネージャの制御装置M‐CTRはエージェントAG内のこの種のフィルタ機能部を設定したり消去したり、フィルタ基準を定めたりできるように構成されている。これにより個々の要求にしたがってメッセージ流を制御することができる。したがってフィルタ機能装置がマネージャごとに異なるケースが発生することがあるが、共通に動作するリアライメントプロシージャにより内容の異なるアラームは対応するアラームデータとともに処理される。
【0050】
図4にはエージェントAGとマネージャMA1,MA2,...,MAnとの間のメッセージ流が示されている。エージェントは図1の実施例のオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタOMC1または図2の実施例の基地局サブシステムBSS11であり、マネージャは図1の実施例の種々のネットワーク管理センタNMC1、NMC2または図2の実施例の種々のアプリケーションOF1、OF2である。
【0051】
メッセージ流は有利には標準化されたM-EVENT-REPORTのメッセージを使用して送信される。このメッセージは最初に開始された“要求”M-ACTION-Requestの結果として送信される。これらは包括的なCMISE標準サービスであり、ITU‐TX.710に準拠して定義されている(CMISE:Common Management Information Service Element)。ITU‐TX.733は標準化されたアラーム伝送の内容(alarm report)を定義しており、これはM-EVENT-REPORTサービスに準拠して行われる。相関情報はメッセージまたは所定のメッセージフィールド内へ挿入される。図4の実施例にはメッセージ流が個々のメッセージのみに則して示されており、ここではメッセージ流がエージェントAGとマネージャMA1、MA2との間でパラレルに、またはエージェントAGと個々のマネージャMA1との間でシリアルに伝送される。このことは例えばドイツ連邦共和国特許第19801785明細書から公知である。
【0052】
ここに図示されているアラームアライメントの実施例では、特に有利にはITU‐TX.721規格に特有の以下の特徴が使用されている。
【0053】
a)各アライメントプロセスで問題となる標準化された通知 alarm notification, state change notification, attribute value change notification, object creation notification, object deletion notification は最適なパラメータattributeとして付加テキストAdditional Textを有している。
【0054】
b)グラフィックストリングすなわち記号列のタイプのパラメータ"Additional Text"の定義は条件“均等性に対する一致、サブ記号列”("MATCHES FOR EQUALITY, SUBSTRINGS")を有する。
【0055】
ITU‐TX.722規格によればこれは所定のサブ記号列(Substring)の有無を検査する属性である。その検査結果は例えばEFDインスタンスまたはLOGインスタンスにおいてこの属性を含む通知に対するフィルタ基準としても使用される。
【0056】
実施例としてアライメントプロシージャの動作を使用される命令に則して説明する。
【0057】
通常動作ではエージェント内の各EFDインスタンスの設定ないしデフォルトフィルタ調整は、この場合平文で記述される条件
<"Additional Text"フィールド内で記号列"ALIGNMENT"を有する各通知をフィルタリングにより取り出す>
を含む。この条件を使用することにより、例えばEFDを介して、マネージャが他のマネージャによって開始されたアライメントプロシージャの結果として送信される報告を受け取ることが阻止される。
【0058】
マネージャ(例えばマネージャ2)がアライメント過程を開始する場合には、つねにこのマネージャはエージェント内のEFDインスタンスのデフォルトフィルタ調整と次の条件によるアライメントフィルタ調整とを置換する。条件はここでも平文で記述されており、
<"Additional Text"フィールド内のサブ記号列"aaaa-ALIGNMENT"または"aaaa-ENDALIGNMENT"を有する各通知はフィルタリングにより取り出さない>
というものである。ここでaaaaはその時点でのマネージャを一義的に表す番号である。この番号は例えばエージェントによってコネクション形成時にその時点でのマネージャに対して付すことができる。
【0059】
マネージャ(例えばマネージャ2)とエージェントとの間で通信が再形成される場合、例えばコネクション遮断後の通信形成の場合にはいつでも、このマネージャは以下のパラメータを有するCMISE標準プロシージャM-ACTION指示をエージェントへ送信する。
【0060】
アクションのタイプ(ACTION TYPE)
★“データ同期の要求”(requestDataSynchronisation)
アクションの情報(ACTION INFORMATION)
★“マネージャ処理”(managerHandle)
例えば予め定義された値aaaaの処理である。この一義的な番号はエージェントにより、その時点でのマネージャ要求に対する応答として続いて送信される全ての通知の識別のために使用される。
【0061】
★“アライメント処理”(alignmentHandle)
例えば値abcによる処理である。このパラメータはマネージャ2に対してその時点のアライメント過程を一義的に表している。上述のフィルタ基準9.に示したように、複数のアライメントプロシージャが同時に動作している場合にもマネージャはアライメントに関連する受信通知を適切にアライメント過程に割り当てなければならない。
【0062】
★“データタイプ”(dataType)
このパラメータはエージェントとマネージャとの間で同期すべきデータの種類、例えばアラーム、ステータス、またはコンフィグレーション変更などを表している。
【0063】
★“関連するエンティティ”(relatedEntities)
このパラメータは要求データが例えば所定のネットワーク領域のどのネットワークエンティティに由来しているかを示している。
【0064】
★“関連する時間間隔”(relatedTimeInterval)
このパラメータはエージェントから送信される報告が発生した時間フレームを表しており、例えば18:00〜22:00の間の全てのアラームなどである。
【0065】
★“固有パラメータ”(specificParameters)
上で定義した“データタイプ”(dataType)のパラメータに依存して、このフィールドでは固有パラメータが定義される。これは例えば所定のperceivedSeverity値を含むアラームのみに対して定義される。
【0066】
"M-ACTION Response"による要求の確認後、エージェントは順次に該当する全通知を存在する全てのEFDインスタンスへ送信する(これは例えばITU‐T規格X.734に準拠して行われる)。最後の通知を除き、データの整合ないしアライメントのために送信される各通知は付加テキストフィールド"Additional Text"の開始部に記号列"aaaa-ALIGNMENT-abc"を含む。ここでのaaaa、abcは前述の意味を有する。
【0067】
マネージャ2のEFDインスタンスの個別のフィルタ調整により、エージェントからアライメントに対して送信された報告が当該の1つのディスクリミネータのみを通過することが保証される。他のマネージャ(マネージャ1)が同時に例えば一義的な"alignmentHandle-bbbb"を備えたアライメントプロシージャを開始していたとしても、マネージャ2はaaaaのマーキングを有する自身の報告のみを受け取ることができる。
【0068】
図4には例としてアラームアライメントプロシージャに対するマネージャaとエージェントとの間のメッセージ交換が示されている。パラメータ"managerHandle"は例えば値78を有し、パラメータ"alignmentHandle"は例えば値123を有する。
【0069】
アライメントプロシージャ中に新たに形成された通知は現時点で動作しているアライメントプロシージャの結果としては送信されない。したがってこれらは固有の記号列を含まないので、基本的には全てのEFDインスタンス(例えば図4の報告3)が通過して上位のマネージャに達する。
【0070】
マネージャaはアライメントプロシージャの終了を識別するように構成されており、ここでは通知nは一義的なマーキング"aaaa-ENDALIGNMENT-abc"を有している。
【0071】
アライメントプロシージャの終了時、すなわちサブ記号列"aaaa-ENDALIGNMENT-abc"を備えた通知が受信された後、マネージャaはデフォルトフィルタ調整をリセットする。
【0072】
マネージャの要求の時点で例えばアクティブアラームが存在せず、アライメントが必要ない場合には、マネージャaはパラメータアクション応答"M-ACTION-Response"として相応の指示を受け取る。
【0073】
これに代えてEFDは相応のマネージャのコンポーネントであってもよいし、またはマネージャとエージェントとの間に接続されたユニットであってもよい。マネージャは、自身に対して定められていない情報をそれが自身へ達する前に対応するEFDによりフィルタリングで取り出すことができる。
【0074】
同じ手法はLOGディスクリミネータに対しても使用することができ、またフィルタ機能を有する比較可能な他のユニットまたは他のユニットのコンポーネントにも使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 オペレーションセンタおよびメンテナンスセンタと1つまたは複数のネットワーク管理センタとの間の管理ネットワークのブロック回路図である。
【図2】 基地局サブシステムとこの基地局サブシステムに対して少なくとも2つのアプリケーションを実行するオペレーションセンタおよびメンテナンスセンタとの間の管理ネットワークのブロック回路図である。
【図3】 パラレルまたはシリアルに動作するデータ整合のイベントを処理するエージェントおよびマネージャのブロック回路図である。
【図4】 マネージャとエージェントとの間でデータのフィルタリングを制御するメッセージ流を示す図である。
Claims (11)
- 通信網内で、少なくとも2つの管理レベル(A,B,C)を有する管理ネットワークでのデータ整合方法において、
所定の管理レベル(B、C)の少なくとも1つのエージェント(AG)と上位の管理レベル(A、B)の少なくとも1つのマネージャ(MA1、MA2)との間でのデータ整合のために、当該のエージェント(AG)から当該のマネージャ(MA1,MA2)へデータ整合データを伝送し、
当該のマネージャ(MA1、MA2)から1つまたは複数の要求メッセージをデータ整合データの伝送のために当該のエージェント(AG)へ送信し、
当該のマネージャ(MA1、MA2)はそれぞれの要求と当該のエージェント(AG)から続いて送信されるデータ整合データとを対応させる相関情報を送信し、
フィルタ装置(EFD)を使用して、該フィルタ装置により、複数のマネージャの複数のデータを受信し、前記相関情報に依存してデータ整合データを要求しているマネージャのみへ受信されたデータ整合データを通す、
管理ネットワークでのデータ整合方法において、
前記フィルタ装置(EFD)は、フィルタ設定を用いて、前記データ整合データを含むメッセージ(M-EVENT-REPORT)の付加フィールドの情報(Additional Text)に基づいて、全てのデータ整合データをフィルタリングにより取り出す
ことを特徴とする管理ネットワークでのデータ整合方法。 - データ整合時に整合すべきデータはアラームデータであり、例えばアクティブなアラーム、状態変更(state changes)またはコンフィグレーション変更である、請求項1記載の方法。
- 前記エージェント(AG)が、前記データ整合データを含むメッセージを前記フィルタ装置(EFD)へ送信する前に、前記相関情報を該メッセージの付加フィールド(Additional Text)内へ挿入する、請求項1または2記載の方法。
- 前記フィルタ装置(EFD)としてイベントフォワーディングディスクリミネータまたはLOGディスクリミネータを使用する、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- データ整合を要求しているマネージャ(MA2)のフィルタ装置(EFD)のフィルタ設定を、付加フィールド(Additional Text)の情報に基づいて、データ整合後にデフォルトフィルタ設定へリセットする、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- データ整合を要求しているマネージャ(MA2)のフィルタ装置(EFD)のフィルタ設定を付加フィールド(Additional Text)の情報に基づいて調整して、他のマネージャの全てのデータ整合データをフィルタリングにより取り出す、請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
- データ整合データを送信している全てのエージェント(AG)から、データ整合データを含みかつ付加フィールドに相関情報を含むメッセージを、全てのマネージャのフィルタ装置(EFD)へ送信する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
- 少なくとも2つの管理レベル(A、B、C)を有する管理ネットワークを有しており、該管理ネットワーク内に、データ交換を行うマネージャ(MA1、MA2、MAn)およびエージェント(AG)が存在しており、該エージェント内に上位のマネージャへデータ整合データを送信する送信手段が設けられており、
ここで、あらかじめマネージャから受信した相関情報に依存して、データ整合データを要求しているマネージャのみに該データ整合データを通すフィルタ装置(EFD)が設けられている、
通信システムにおいて、
前記フィルタ装置は、データ整合データを含むメッセージ(M-EVENT-REPORT)の付加フィールドの情報(Additional Text)に基づいて、全てのデータ整合データをフィルタリングにより取り出すフィルタ設定を有する
ことを特徴とする通信システム。 - 各マネージャ(MA1、MA2)内に、対応するエージェント側のフィルタ装置(EFD)のフィルタ情報または相関情報を調整する装置が設けられている、請求項8記載の通信システム。
- 各エージェント(AG)内に、少なくとも1つのフィルタ装置(EFD)を介してマネージャへ伝送されるメッセージの付加フィールドへ相関情報を挿入する装置が設けられている、請求項8または9記載の通信システム。
- 前記フィルタ装置はイベントフォワーディングディスクリミネータ(EFD)またはLOGディスクリミネータである、請求項8から10までのいずれか1項記載の通信システム。
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