JP3346067B2 - 燃焼缶体の燃焼排気ガス整流装置 - Google Patents

燃焼缶体の燃焼排気ガス整流装置

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JP3346067B2
JP3346067B2 JP32361794A JP32361794A JP3346067B2 JP 3346067 B2 JP3346067 B2 JP 3346067B2 JP 32361794 A JP32361794 A JP 32361794A JP 32361794 A JP32361794 A JP 32361794A JP 3346067 B2 JP3346067 B2 JP 3346067B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼缶体内において、フ
ィン付の熱交換器を通って上昇してくる燃焼排気ガスの
流れや分布を整流する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりフィンアンドチューブ型の熱交
換器を効率よく、しかも応力の発生等が起こり難いよう
にする為に、燃焼缶体内空間における燃焼排気ガス流の
位置による分布を均一化すべく、燃焼缶体内の熱交換器
の上方に整流板を配したものが多く用いられている。そ
して従来においては、前記整流板をその端部において、
単独で、前記燃焼缶体のケースである胴板側壁等にビス
止めするようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の構
成では、整流板を単独で固定するために、工数が増えて
コストアップとなり、また前記整流板を胴板側壁等にビ
ス止めすることにより、そのビス穴から燃焼排気ガスの
漏れが生じるという問題もあった。また前記整流板の取
り付けにあたっては、整流板による充分な整流効果を得
るためにはその位置決めが重要であり、バカ穴とビスの
組合わせ等では充分に効果を発揮できず、整流板の取り
付け作業に時間とそれにともなうコストの増大の問題が
あった。
【0004】そこで本発明は、上記従来の装置における
欠点を解消し、ビス等を用いることなく、低コストで作
業性が良好で、且つ燃焼排気ガスの漏れの心配もなく、
また確実に整流板の位置決めができ、良好な整流効果の
得られる燃焼缶体の燃焼排気ガス整流装置の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の燃焼缶体の燃焼排気ガス整流装置は、燃焼
缶体のケース内空間の上部に、多数の整列したフィン板
に対して通水管を貫通してなる熱交換器を配し、前記多
数の整列したフィン板の間を上昇してきた燃焼排気ガス
を、整流板を介して前記燃焼缶体のケースの上端開口部
に取り付けられた排気集合筒内に集合させた後外部へと
導くようにした燃焼缶体の燃焼排気ガス整流装置であっ
て、前記整流板は、その天井部に燃焼排気ガスの整流用
スリットを形成し、該天井部の対抗する2辺に設けたス
リーブで前記整列された多数のフィン板に上から被さる
形で嵌まり合うと共に前記天井部周縁部で前記排気集合
筒の下端の取り付けフランジに接して押さえ込まれる構
成としたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の特徴によれば、整流板は、天井部
の対抗する2辺に設けたスリーブで前記整列された多数
のフィン板に上から直接的に被さる形で嵌まり合うよう
にされており、しかも天井部周縁部で前記排気集合筒の
下端の取り付けフランジに接して押さえ込まれる構成と
しているので、これによってビス等による取り付けを必
要とすることなく、確実に整流板の位置決めができ、良
好な整流効果を得ることができる。また整流板を単独で
取り付けることがないので、作業工数が増えず、低コス
トで作業性がよくなる。整流板をビス等で燃焼缶体の側
壁等に取り付けることもないので、整流板取り付け用の
ビス穴から燃焼排気ガスが漏れたりすることも無くな
る。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す燃焼缶体の一部
断面正面図、図2は同じく実施例を示す燃焼缶体の要部
の一部断面側面図、図3は整流板の例を示す図で、
(A)は一部断面正面図、(B)は側面図、(C)は平
面図である。図4は図2に示す整流板と係止用フィン板
との嵌まり状態を示す図、図5は通常のフィン板を示す
図である。
【0008】先ず図1、図2において、1は燃焼缶体の
銅製等からなるケースで、その下側部にはバーナ2が取
り付けられ、バーナ2から吹き込まれる燃料によってケ
ース1内で燃焼が行われる。燃焼によって生じる燃焼排
気ガスは、ケース1内を上昇し、ケース1内の上部空間
に配置される熱交換器10を通過する間に熱交換され、さ
らに整流板20を通過して、排気集合筒30内に入った後、
該排気集合筒30から外部に導かれる。前記ケース1の外
側壁には、本実施例においては2種類の通水管3、4が
巻回されている。この通水管3、4は、ケース1の上部
でケース1内部へ入り、前記熱交換器10の通水管11、12
に接続する。
【0009】前記熱交換器10は前記した通水管11、12と
それらを貫通させた多数の整列した2種類のフィン板1
3、14からなる。その1つは、多数配列されたフィン板
のうちの両端側にそれぞれ複数枚ずつ配置された係止用
フィン板13の群と、その他の中央部の大多数を構成する
通常フィン板14の群とからなる。前記係止用フィン板13
と通常フィン板14の主たる違いは、図4に示す係止用フ
ィン板13と図5に示す通常フィン板14を参照して、係止
用フィン板13において、その上辺の中央部に一定の幅W
をもって少しだけ突出する突出部131 を設けている点で
ある。その他については、上辺の幅、肩部132 、142 の
角度や寸法等は同じであり、また通水管11、12を貫通さ
せるための貫通孔133 、143 の位置や寸法も同じであ
る。異なる点は通常フィン板14において、その上辺及び
下辺において切り込み144 、145 が設けられている点で
ある。
【0010】前記整流板20は、図3を参照して、天井部
21と、該天井部21の対抗する2辺からそれぞれ斜め下方
に向けて延設されたスリーブ22とを有し、前記天井部21
には、前記スリーブ22が設けられる2辺にそれぞれ沿っ
た帯状の縁部21a 、21a と、該縁部21a 、21a の間に設
けられる一段高い中央部21b とを有し、該中央部21bに
は整流用スリット21c が複数本平行に設けられている。
また中央部21b の両端、即ち前記スリーブ22が設けられ
る2辺以外の残る2辺側、はそれぞれ切り欠き部21d 、
21e が設けられている。前記スリーブ22の設けられる角
度は前記フィン板13、14のおける肩部132 、142 の角度
と同じとされる。また前記天井部21の前記スリーブ22の
ある2辺間の寸法は前記フィン板13、14の上辺の幅寸法
よりも若干大きい寸法としている。このように構成する
ことで、整流板20を多数整列されたフィン板13、14の上
から被さる形で直接的に、丁度嵌め合わせることができ
る。フィン板13、14に整流板20を嵌め合わせた状態で、
前記天井部21の中央部21b が少しフィン板13、14の上辺
から上へ浮き上がった状態となる。また前記天井部21の
中央部21b の両端に設けられる切り欠き部21d 、21e の
幅は、前記係止用フィン板13の突出部131 の幅Wよりも
若干大きい寸法としている。これにより、前記前記係止
用フィン板13の突出部131 が前記整流板20の切り欠き部
21d 、21e と丁度嵌まり合って、相互に係止される。
尚、前記整流用スリット21c は、図3の(A)、(C)
において右側に行くほど大きいスリットとされ、また両
端の切り欠き部21d 、21e も右側の切り欠き部21e をよ
り深い切り欠き部としている。この右側には前記バーナ
2が取り付けられる側であり、バーナ2に近い方の整流
用スリット21c 及び切り欠き部21e を大きくすること
で、燃焼排気ガスの流れの均一性を確保している。
【0011】前記ケース1内の上部空間に配置される熱
交換器10は、そのフィン板13、14の上辺が形成する平面
がほぼ前記ケース1の上端開口部1aと同じレベルになる
ように、配置する。これにより、熱交換器10の上に被さ
るように嵌め合わされた整流板20は、その天井部21の縁
部21a がほぼ前記ケース1の上端開口部1aと同じレベル
となり、前記排気集合筒30の下端の取り付けフランジ31
によって上から押さえることが可能となる。即ち、排気
集合筒30は、その下端に形成した取り付けフランジ31に
より、前記ケース1の上端開口部1a上面に合わせられ
て、前記上端開口部1aの複数個所に設けられた厚みのあ
る部分で、ビス止めされる。そして前記排気集合筒30の
筒径をケース1の上端開口部1aの径よりも多少小さくす
ることで、前記取り付けフランジ31が、前記上端開口部
1aと同レベルに嵌め合わされた整流板20天井部21の縁部
21a にも当接し、これを押さえ込む。整流板20は熱交換
器10のフィン板13、14群の上に直接的に嵌まり合い、且
つ上から排気集合筒30の取り付けフランジ31で押さえら
れることで、確実に位置決めされた状態で固定されるこ
ととなる。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の燃焼缶体の燃焼排気ガス整流装置によれば、整
流板は、その天井部の対抗する2辺に設けたスリーブで
前記整列された多数のフィン板に上から被さる形で直接
的に嵌まり合うようにしており、しかも天井部周縁部で
前記排気集合筒の下端の取り付けフランジに接して押さ
え込まれる構成としているので、これによってビス等に
よる取り付けを必要とすることなく、確実に整流板の位
置決めができ、良好な整流効果を得ることができる。ま
た整流板を単独で取り付けることがないので、作業工数
が増えず、低コストで作業性がよくなる。整流板をビス
等で燃焼缶体の側壁等に取り付けることもないので、整
流板取り付け用のビス穴から燃焼排気ガスが漏れたりす
ることも無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す燃焼缶体の一部断面正面
図である。
【図2】同じく実施例を示す燃焼缶体の要部の一部断面
側面図である。
【図3】整流板の例を示す図である。
【図4】図2に示す整流板と係止用フィン板との嵌まり
状態を示す図である。
【図5】通常のフィン板を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース 10 熱交換器 11 通水管 12 通水管 13 係止用フィン板 14 通常フィン板 20 整流板 21 天井部 21a 天井部の縁部 21c 整流用スリット 22 スリーブ 30 排気集合筒 31 取り付けフランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−203137(JP,A) 特開 昭51−108357(JP,A) 実開 平7−22268(JP,U) 実開 平3−77154(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 9/02 301

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼缶体のケース内空間の上部に、多数
    の整列したフィン板に対して通水管を貫通してなる熱交
    換器を配し、前記多数の整列したフィン板の間を上昇し
    てきた燃焼排気ガスを、整流板を介して前記燃焼缶体の
    ケースの上端開口部に取り付けられた排気集合筒内に集
    合させた後外部へと導くようにした燃焼缶体の燃焼排気
    ガス整流装置であって、前記整流板は、その天井部に燃
    焼排気ガスの整流用スリットを形成し、該天井部の対抗
    する2辺に設けたスリーブで前記整列された多数のフィ
    ン板に上から被さる形で嵌まり合うと共に前記天井部周
    縁部で前記排気集合筒の下端の取り付けフランジに接し
    て押さえ込まれる構成としたことを特徴とする燃焼缶体
    の燃焼排気ガス整流装置。
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CN113465169A (zh) * 2020-03-31 2021-10-01 建造金属工业股份有限公司 电热水器冷热循环加热装置

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