JP3346005B2 - 尿分析機能付トイレ装置 - Google Patents

尿分析機能付トイレ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は試験部材を尿に浸すこと
で尿中の各種データを分析するようにした装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の尿分析機能付トイレ装置は図8に
示すように尿の一部を採取し、これを試薬を含ませた試
験部材等によって分析し、尿中の糖分等の含有量を検出
することで、日常生活において健康管理が行えるように
した装置が知られている(例えば実公平5−15098
号公報)。
【0003】この装置は便器本体1の内部で、鉢体2上
部の水平状に形成された鉢面3部に、シリンダー、ピス
トン、ステッピングモータ等よりなる採尿器4を取り付
け、更に、その採尿器4には洗浄用の水が、ロータンク
及び水道から供給される構成である。
【0004】そして上記の採尿器4はステッピングモー
タによるピストンの上下に対応したロータンク、水道か
らの洗浄水による採尿前と尿成分測定後の容器洗浄をお
こなう。また、容器洗浄後の採尿はピストンを下降させ
所定位置にセットし、鉢面3に放尿しておこなうもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
では、尿分析機能付トイレ装置を使用することで日常生
活にいて尿成分の測定、分析ができ、健康管理に役立
つのであるが、採尿器4が便器の手前に取り付けられる
ため、特に男性においては尿を採尿器4部に放尿するこ
とが困難であり極めて使用しにくいものであった。
【0006】また、便器本体1の鉢面3の一部を水平状
にしたり、採尿器取り付け用の穴を設けた特殊な便器構
成を必要としている。そのため既設の便器には取り付け
ることが不可能であるという課題があった。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、放尿
時に採取した尿を試薬を含んだ試験部材に触れさせ、尿
と試薬との反応により色変化を発生させ、色変化により
尿中の糖分、タンパク、ウロビリ、潜血等の成分を検
知、分析し健康状態の判断ができる尿分析機能付トイレ
装置の提供を第1の目的としたものである。
【0008】また、第2の目的として便器構成を変える
ことなく放尿された尿を容易に採取できる採尿器を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、尿の一部が送り込まれる尿溜り部と、この尿
溜り部に試験部材を挿入させる挿入機構と、試験部材に
付着した尿中に含まれる成分を分析する検知装置と、一
端が尿溜り部に開口し、他端が尿を取り込む尿受け容器
と連通する尿導入路を有し、便器上面と便座との隙間を
通し配設された回動アームよりなる採尿手段を設けた構
成としたものである。また、尿受け容器は下部に採尿開
口が水平に保持されるための錘体を設けた構成としたも
のである。
【0010】更に、供給ノズルが気体供給源に、誘引口
が尿導入路に連通し、流出口が尿溜り部に開口する流出
路よりなる尿誘引手段を尿導入路の尿流出側に設
【0011】けた構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明は上記構成によって、使用者が放尿時
に、回動アームを回転させ、アーム収納位置から尿受け
容器を尿落下部に移動させる。尿受け容器が尿で満たさ
れた後、回動アームを水平にし、尿を尿導入路を通り尿
溜り部へ送り込む。尿が尿溜り部に流れ込んだ後、挿入
機構を尿溜り部まで下降させ、尿中に試験部材を浸す。
尿含浸した試験部材は挿入機構によって引き上げられ、
この後尿溜り部上方に設けた検知装置によって尿中の糖
分、タンパク、ウロビリ、潜血等の諸成分を分析する。
【0012】また、尿誘引手段を設けた構成において
は、尿受け容器が尿で満たされた後、気体供給源から気
体を供給ノズルへ圧送する。圧送された気体は供給ノズ
ルでジェット流となり、誘引口の圧力を低下させる。誘
引口の圧力が大気圧以下になると、尿受け容器内の尿は
尿導入路から誘引口へと誘引され気体と共に尿溜まり部
へ流れ込むようになる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図4を参照し
て説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例の尿分析機能付ト
イレ装置の上面図、図2は同正面図、図3は採尿手段の
断面図、図4は尿受け容器の断面図である。
【0015】図1から図4において、5は便器で、便器
5の前部上面には便座6及び便蓋7が開閉自在に取り付
けられている。
【0016】便座6、便蓋7に共締めされた支持台8に
は、採尿手段9が取り付けられている。採尿手段9は尿
溜り部10と、一端が尿溜り部10に開口し、他端が尿
受け容器11と連通する尿導入路12を有した回動アー
ム13よりなる流路構成をし、採尿前後の洗浄をおこな
うための洗浄バルブ14が挿入された洗浄水供給路15
が接続されている。回動アーム13は便器5と便座6と
の隙間部を通し配設され、便器5の上部に位置する部分
を回転軸心としている。16は回転アーム13を回動さ
せるためのレバーである。
【0017】尿溜り部10の上方にはモータ17、偏心
カム18、一端がカム摺動部材19と結合し、他端にク
リップ20を取り付けた可動シャフト21と可動シャフ
ト21を偏心カム18方向へ圧接する圧縮バネ22で構
成された挿入機構23が配設されている。クリップ20
には尿成分分析用の試験部材24が取り付けられてい
る。この試験部材24は尿中の糖分、タンパク、ウロビ
リ、潜血等尿成分に対し変色反応をする試薬が含まれた
ものである。25は尿成分を分析するための検知装置で
ある。また検知装置25は反射測光式の光電センサを用
いているために試験部材24とは非接触である。
【0018】尿受け容器11は回転アーム13の先端に
回動自在に取り付けられ、回転アーム13の回転位置に
関係なく開口26が水平に保持されるように錘体27が
設けてある。
【0019】尿溜り部10にはバルブ28が挿入され
た、排尿口が便器5に位置する排尿管29が取り付けら
れている。
【0020】上記構成において、尿中の糖分、タンパ
ク、ウロビリ、潜血等を検出するには、使用者は排尿管
28のバルブ28を閉じ、レバー16を操作し尿受け容
器11を放尿位置にセットした後、放尿し尿受け容器1
1に尿を溜める。放尿後、レバー16を操作して回転ア
ーム13を水平にすると尿受け容器11内の溜められた
尿は尿導入路12を通り尿溜り部10に流れ込む。尿が
尿溜り部10に流れ込んだ後、モータ17を回転させ偏
心カム18の作用でクリップ20により可動シャフト2
1に取り付けられた未使用の試験部材24を尿溜り部1
0まで降下させる。試験部材24に尿を付着させた後、
モータ17を更に回転させ、尿が付着した試験部材24
を検知装置25の位置まで引き上げる。引き上げられた
試験部材24に検知装置25から光が当てられるととも
に、その反射光により各種尿データを分析する。
【0021】データの分析終了後、洗浄バルブ14を開
き洗浄水供給路15から送られる清潔な水で採尿手段9
を洗浄する。この洗浄は尿採取前におこなうとより正確
な尿データが得られることになる。
【0022】図5、図6、図7は他の実施例を示し、3
0は尿誘引手段で気体供給源に接続された気体供給管3
1に連通された供給ノズル32、供給ノズル32下流に
位置し、尿導入路12に連通する誘引口33、流出口3
4が尿溜り部10に開口する流出路35とで構成されて
いる。尿受け容器11の長軸側内壁はある角度で吸込管
36と当接する傾斜面37を有している。また、尿受け
容器11の軸受穴38と回転アーム13とは隙間39
有し、回転自在に装着されている。この容器構成によ
り、容器は回転アーム13がある程度回転しても水平に
保たれる。
【0023】上記構成において、上記実施例と同様にレ
バー16を操作し、尿受け容器11をアーム収納位置か
使用者の最適位置にセットして、放尿し、尿受け容器
11に尿を溜める。尿受け容器11に流れ込んだ尿のオ
ーバー分は隙間39から溢れ出るため、採尿量は常に一
定となる。放尿後、モータ17を回転させクリップ20
に取り付けた未使用の試験部材24を尿誘引手段30の
流出口34位置まで降下させる。試験部材24の降下セ
ット後、尿誘引手段30に気体を供給する。気体は供給
ノズル32で高速噴流となり、誘引口33部の圧力は大
気圧以下になる。この結果、尿吸込管36は下向きとな
っているが、尿は尿吸込管36から尿導入路12を誘引
口33へと誘引され、気体噴流中に混入し流出口34か
ら噴出する。この尿混入気体が試験部材24当たると試
験部材24は尿で浸された状態となる。尿の誘引、噴出
が完了した後、気体供給を停止し、上記実施例同様試験
部材24を検知装置25の位置まで引き上げ、検知装置
25で各種尿データを分析する。
【0024】本実施例の構成によれば、供給ノズル32
の高速噴流により誘発される負圧の作用で尿受け容器1
1内の尿を尿溜り部10、あるいは試験部材部24へ送
ることができ、尿受け容器11と尿溜り部10と取付高
さ関係や、管路の曲折に関係なく尿の搬送ができるとい
う効果を有する。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の尿分析機能付トイ
レ装置によれば、次のような効果が得られる。
【0026】(1)尿受け容器が使用者の最適位置にセ
ットできるために、自然な放尿動作で放尿するだけで尿
受け容器に尿を溜めることができることから、使用者は
不自然な姿勢を強要されることはなく極めて使用し易
い。
【0027】(2)尿溜り部、あるいは試験部材部への
尿の送り込みが噴流の誘引作用で行なわれるため、尿溜
り部と取付高さ関係や管路の曲折に制限がなくなる。そ
のため、尿溜り部を便器面より高くし尿溜り部の尿排出
をスムーズにすることができる。また、成分を分析する
分析装置の設置場所を便器に対し自由に設定することが
できる。
【0028】(3)採尿手段は便器と便蓋との隙間を利
用し採尿用アームを挿入設置するため、便器に採尿用の
開口を設ける必要がなく、既成の便器、便座、便蓋の構
成で尿の採取ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における尿分析機能付トイレ
装置の上面図
【図2】同装置の正面図
【図3】同装置の採尿手段の断面図
【図4】同装置の尿受け容器の断面図
【図5】本発明の他の実施例における尿分析機能付トイ
レ装置の採尿手段の断面図
【図6】同装置の尿受け容器の断面図
【図7】同装置の横断面図
【図8】従来の尿分析機能付トイレ装置の断面図
【符号の説明】
10 尿溜り部 11 尿受け容器 12 尿導入路 13 回動アーム 23 挿入機構 24 試験部材 30 誘引手段 32 供給ノズル 33 誘引口 35 流出路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲ヨシ▼田 博明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−256857(JP,A) 特開 昭62−187253(JP,A) 実開 昭62−115179(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 33/493

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尿の一部が送り込まれる尿溜り部と、前
    記尿溜り部に試験部材を挿入する挿入機構と、試験部材
    に付着した尿中に含まれる成分を分析する検知装置と、
    一端が前記尿溜り部に開口し、他端が尿を取り込む尿受
    け容器と連通する尿導入路を有し、便器上面と便座との
    隙間を通し配設された回動アームよりなる採尿手段とを
    設けた尿分析機能付トイレ装置。
  2. 【請求項2】 供給ノズルが気体供給源に、誘引口が尿
    導入路に連通し、流出口が尿溜り部に開口する流出路よ
    りなる尿誘引手段を尿導入路の尿流出側に設けた採尿手
    段よりなる請求項1記載の尿分析機能付トイレ装置。
  3. 【請求項3】 尿溜り部は上部が採尿開口、側面が回動
    自在なシール手段により回動アームに取り付けられると
    共に、尿受け容器は下部に採尿開口が水平に保持される
    ための錘体を設けたことを特徴とする請求項1記載の尿
    分析機能付トイレ装置。
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