JPH0434454Y2 - - Google Patents

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JPH0434454Y2
JPH0434454Y2 JP10599886U JP10599886U JPH0434454Y2 JP H0434454 Y2 JPH0434454 Y2 JP H0434454Y2 JP 10599886 U JP10599886 U JP 10599886U JP 10599886 U JP10599886 U JP 10599886U JP H0434454 Y2 JPH0434454 Y2 JP H0434454Y2
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JP
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toilet
urine
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reagent
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案は、尿検査が簡単に行える便器システム
に関するものである。
(従来の健康判定便器とその問題点) 第6図は採尿が可能になされた従来の小便器を
示す側断面図である。該小便器は、便鉢1の縦流
下面1aに、受皿状に突出した採尿部3が形成さ
れている。該採尿部3には、小便器の背面側へ伸
びる尿路4が形成されており、便器外に置かれた
検尿容器2内へ、採取した尿水を導くようになつ
ている。従つて、上記小便器では、検尿容器2内
に抽出された一部量の尿水に、適宣の試薬を滴下
又は試験紙を浸す等して、その反応状態を確か
め、ブドウ糖又は蛋白質の含有量、pH値、潛血、
尿比重等を調べる。ところで、この種の小便器
は、便鉢1の縦流下面1aに沿つて便鉢洗浄水を
流下させただけでは、採尿部3の下方面部分が洗
浄できないばかりでなく、採尿を、一旦便器外へ
取り出してから検査するために、その検査後にお
いて、尿水を便器内へ捨てたり、又は検尿容器2
を洗浄したりする等の大変煩わしい作業が必要と
なつていた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、便鉢内面、殊に尿を採取する部分を
清潔に保つことができ、且つ尿検査に係わる煩わ
しい作業を解消することができる、健康判定が可
能な、新規な便器システム(以下、本案システム
という)を提供することを目的とする。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本案システムの要旨とするところは、便器本体
と試薬供給装置と洗浄水供給回路とから成る便器
システムであつて、便器本体は便鉢内面の及尿領
域に採尿凹部が凹設されて成り、試薬供給装置は
タンク等の試薬供給源と該試薬供給源を開栓させ
る操作機構と試薬供給源から前記便器本体の採尿
凹部にわたつて試薬を導く送薬路とから成り、洗
浄水供給回路は前記便器本体の便鉢洗浄と同時に
採尿凹部の貯留面及び試薬供給装置の送薬路流出
端を洗浄する如く流路形成されていることであ
る。
(作用) 便鉢の内面に採尿凹部を設けることで、尿水の
採取を便鉢内で行えるようにした。また、送薬路
によつて、試薬供給源からの試薬を採尿凹部内に
導くようにしたから、尿検査も便器内で行えるよ
うになつた。勿論、試薬供給装置における送薬路
の流出端や採尿凹部内は、便器本体の便鉢を洗浄
する洗浄水供給回路によつて同時に洗浄できるよ
うになつているため、尿検査後の処理(リセツ
ト)も至極簡単となる。
(実施例) 以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
第1図は本案システムの骨子を模式的に示すも
のである。本案システムは、便器本体5と試薬供
給装置10と洗浄水供給回路25とから成る。
まず、便器本体5について説明する。第2図及
び第3図は便器本体5を示すものであつて、第2
図は正面図、第3図は側断面図である。該便器本
体5は、便鉢6の縦流下面6aに採尿凹部7が凹
設されて成る。該採尿凹部7の位置付けは、便鉢
6に向かつて放たれた尿水が、縦流下面6aに当
接して広がり及ぶ領域内となされている。該採尿
凹部7の内部は、第4図に示すように二室7a,
7bに区画されており、一回の採尿によつて二通
りのサンプリングができるようになつている。な
お、採尿凹部7のサンプル可能量は、各室7a,
7bで夫々約1〜5cc程度となつている。
次に、試薬供給装置10について説明する。該
試薬供給装置10は、前記第1図に示すように、
操作機構23と送薬路22と試薬供給源8とから
成る。
試薬供給源8は、各種の尿検査に用いる試薬を
蓄えておくものであつて、前記便器本体5におけ
る採尿凹部7のサンプル可能な種数に対応して設
けられている。本実施例では、尿水内に含有され
る蛋白質の量の可否判断に要する試薬を蓄えたタ
ンク8aと、尿水内に含有されるブドウ糖の量の
可否判断に要する試薬を蓄えたタンク8bとを用
いてある。
操作機構23は、2個の送薬ポンプ11,11
を主体として成り、前記試薬供給源8を所望時に
開栓させる如く構成されている。該送薬ポンプ1
1を、第5図に側断面図で示す。該送薬ポンプ1
1は、シリンダー11a内にピストン弁11bが
挿通されて成る。シリンダー11aには、その後
部寄りの上面に流入口12が形成されていると共
に、その後端面に流出口13が形成されている。
流入口12には、一方向弁14を介して前記試薬
供給源8が挿し込まれており、流出口13には、
一方向弁15を介して送薬チユーブ20が接続さ
れている。前記一方向弁14は、試薬供給源8か
ら送薬ポンプ11内へ一旦流入した試薬の逆流を
阻止するものであり、一方向弁15は、送薬タン
ク11から送薬チユーブ20へ一旦流出した試薬
の逆流を阻止するものである。2個の送薬ポンプ
11及び11は、第1図に示す如く、そのスピン
ドル11c,11が、連繋帯板18によつて一体
的に接続されている。また、該連繋帯板18には
押杆19が設けられている。なお、該送薬ポンプ
11のスピンドル11cには、前記第5図に示す
ように、止メ輪21によつて脱落を阻止された弾
発輪16が挿通されていると共に、該弾発輪16
とシリンダー11aとの間にスプリング17が介
設されている。つまり、押杆19を押し込むこと
によつて、連繋帯板18が、両送薬ポンプ11,
11のスピンドル11c,11cを同時に押し込
むようになり、また該押杆19を放せば、スプリ
ング17によつて、送薬ポンプ11のスピンドル
11c及びピストン弁11bが元の状態に戻るよ
うになつている。
送薬路22は、第1図に示す如く、便器本体5
の採尿凹部7,7a,7b内に垂設された滴下ノ
ズル9(第4図の符号9a,9bを参照)と、前
記試薬供給源8から送薬ポンプ11を経由して上
記滴下ノズル9に試薬を導くように接続する送薬
チユーブ20とから成る。
最後に、洗浄水供給回路25について説明す
る。第1図に示すように、洗浄水供給回路25
は、フラシツユバルブ26から、分岐栓27を介
して便器本体5及び採尿凹部7内に洗浄水を導く
ように配管形成されて成る。
分岐栓27は、第3図に示す如く、便器本体5
の上面部に設けられており、フラツシユバルブ2
6からの水を、便器本体5の給水室5a内と、分
岐管28とに分流させるようになつている。該分
岐管28は、便器本体5の背面部を真つ直ぐ下方
へ延びており、第2図に破線で示す如く、採尿凹
部7の両脇へ更に二叉に分岐するようになつてい
る。該分岐管28の双方の先端部は、第4図に示
す如く、採尿凹部7の側壁に取り付けられた噴霧
ノズル29,29と接続されている。該噴霧ノズ
ル29は、噴霧口30が朝顔状に開いた形状とな
されており、その上部に位置した、試薬供給装置
10における送薬路22の流出端9c,9c,即
ち、滴下ノズル9を洗浄可能となつている。
このようにして成る本案システムでは、まず、
便器本体5に向かつて放尿する。第1図に示す如
く、尿水は、弁鉢6の縦流下面6aに沿つて流れ
落ちる過程で、採尿凹部7の各室7a,7b内に
流入して貯留されるようになる。放尿後におい
て、試薬供給装置10の押杆19を押し込む。該
押杆19の押し込み操作によつて、第5図に示す
如く、送薬ポンプ11のシリンダー11a内でピ
ストン弁11bが摺動するようになる。従つて、
夫々の送液ポンプ11,11内に当初より流入し
ていた各種の試薬が、一方向弁15及び送薬チユ
ーブ20を経て滴下ノズル9(第3図及び第4図
参照)へと送られる。従つて、採尿凹部7内で
は、各室7a,7bにサンプリングされた尿水
に、各種尿検査に応じた試薬が滴下されるように
なるから、その変色反応等を確認又は記録すれば
よい。尚、操作機構23の押杆19を放せば、第
5図に示す如く、スプリング17によつて、送薬
ポンプ11のピストン弁11bが、シリンダー1
1aに対して引き抜き方向に戻されるようにな
る。このため、シリンダー11aにおける流出側
の一方向弁15が閉栓すると共に、流入側の一方
向弁14が開栓状態となり、次の尿検査に備え
て、試薬供給源8からシリンダー11a内に試薬
が装填されるようになる。尿検査終了後は、通常
の用便後と同じように、フラツシユバルブ26を
押す。第3図に示すように、フラツシユバルブ2
6の操作により、便器本体5の給水室5aから、
便鉢6の縦流下面6aに沿つて洗浄水が流下する
ようになり、該洗浄水の一部量が採尿凹部7内の
サンプル尿水を洗い出すようになる。また、同時
に分岐管28を経て採尿凹部7内の滴下ノズル9
も洗浄されるようになり、本案便器における尿検
査のリセツト状態がつくられる。
(別態様の検討) 採尿凹部7の凹設個数、配列態様、形状等は限
定されるものではない。また、試薬供給装置10
における操作機構23は、電磁弁等に置き換える
ことが可能である。勿論、本案便器は小便器のみ
を対象としたものではなく、和風の大便器や洋風
便器等であつてもよい。このように、本案便器の
構成及び形状は、実施の態様に応じて適宜変更可
能である。
「考案の効果」 以上の説明で明らかなように、本考案に係る健
康判定可能な便器システムによれば、尿検査に関
する作業の全てが便器本体の便鉢内で行えるよう
になり、検査が極めてし易くなつた。また、便鉢
内面、採尿凹部内、試薬の滴下ノズル等は、通常
の用便後と同じように、単一な操作によつて一度
に洗浄できるようになつており、別途な洗浄作業
は不必要である等、幾多の優れた利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案システムの骨子を模式的に示す
図、第2図及び第3図は便器本体を示すものであ
つて、第2図は正面図、第3図は側断面図、第4
図は採尿凹部を示す正面図、第5図は試薬供給装
置の操作機構を示す側断面図、第6図は従来の採
尿可能な小便器を示す側断面図である。 5……便器本体、6……便鉢、6a……縦流下
面、7……採尿凹部、8……試薬供給源、9……
滴下ノズル、10……試薬供給装置、22……送
薬路、23……操作機構、25……洗浄水供給回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 便器本体と試薬供給装置と洗浄水供給回路とか
    ら成る便器システムであつて、便器本体は便鉢内
    面の及尿領域に採尿凹部が凹設されて成り、試薬
    供給装置はタンク等の試薬供給源と該試薬供給源
    を開栓させる操作機構と試薬供給源から前記便器
    本体の採尿凹部にわたつて試薬を導く送薬路とか
    ら成り、洗浄水供給回路は前記便器本体の便鉢洗
    浄と同時に採尿凹部の貯留面及び試薬供給装置の
    送薬路流出端を洗浄する如く流路形成されている
    ことを特徴とする健康判定可能な便器システム。
JP10599886U 1986-07-10 1986-07-10 Expired JPH0434454Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10599886U JPH0434454Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10599886U JPH0434454Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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JPS6312767U JPS6312767U (ja) 1988-01-27
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JP10599886U Expired JPH0434454Y2 (ja) 1986-07-10 1986-07-10

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JPH0611162Y2 (ja) * 1988-09-30 1994-03-23 キョーラク株式会社 プラスチック製中空二重壁構造のブロー成形品

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JPS6312767U (ja) 1988-01-27

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