JP3345982B2 - 移動作業ロボット - Google Patents

移動作業ロボット

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JP3345982B2
JP3345982B2 JP22855793A JP22855793A JP3345982B2 JP 3345982 B2 JP3345982 B2 JP 3345982B2 JP 22855793 A JP22855793 A JP 22855793A JP 22855793 A JP22855793 A JP 22855793A JP 3345982 B2 JP3345982 B2 JP 3345982B2
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秀隆 藪内
昌弘 木村
保道 小林
光康 小川
俊明 藤原
修 江口
弘文 乾
祥史 高木
崇文 石橋
義貴 黒木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体に自走機能を有
し、床面清掃や床面仕上げ等の作業を自動的に行なう移
動作業ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、掃除機や床面洗浄機等の作業機器
に自走機能を付加し、これにマイクロコンピュータや各
種センサ類を搭載することにより作業の自動化を図った
移動作業ロボットが開発されている。
【0003】例えば床面清掃ロボットでは、走行機能と
して駆動輪や走行モータ等の走行装置を有するとともに
走行時の障害物を検知する障害物検知手段や走行中の位
置を認識する位置認識手段を備え、清掃機能としては電
動送風機や本体底部に設けた吸込みノズル等の集塵装置
を備えている。
【0004】このような移動作業ロボットでは、自走領
域に階段や敷居等の大きな凹部段差を含む場合には、本
体の転倒や転落の危険性が生じるため、凹部段差を事前
に検知する段差検知手段が必要となる。例えば、従来の
段差検知手段としては、ローラーまたはブラシを下端に
取り付けた検知子を本体台車に上下動自在に設け、検知
子の上下動をリミットスイッチ等で検出するように構成
していた。この段差検知手段を本体走行方向の前方に設
け、走行中に上記ローラーまたはブラシが本体前方の凹
部段差に落ち込むと上記リミットスイッチが作動し凹部
段差を検知するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の段差検知手段を備えた移動作業ロボットで
は、例えば、本体の走行開始時や前進後退の繰り返し
時、あるいは本体がわずかな凸部に乗り上げたときに、
本体前方が持ち上がり気味になるため検知子が動作しリ
ミットスイッチが作動してしまうという課題があった。
【0006】また、従来の移動作業ロボットでは、作業
開始前や作業終了後の場所間の移動時に段差検知手段が
床面に引掛かり移動しにくいという課題があった。
【0007】さらに、従来の段差検知手段を備えた移動
作業ロボットでは、段差検知手段が正常に動作するかど
うかの動作チェックは本体を持ち上げるか実際の凹部段
差で動作させなければ確認できず容易ではなかった。
【0008】また、段差検知手段はその検知速度の面か
らなるべく本体端近くに配置するこたが望ましい。しか
し、移動作業ロボットのなかでも特に床面清掃ロボット
では、床面の隅清掃性やメンテナンス性から床ノズルを
本体の前方端または後方端に配置することが多いため、
従来の段差検知手段を本体端に配置しようとするとスペ
ース上の問題から本体長が大きくせざるを得なくなると
いう課題があった。
【0009】そこで本発明は、上記従来の課題を解決す
るもので、走行中に本体前方が持ち上がったり傾いたり
しても誤動作することなく、床面の凹部段差を事前に検
知できる移動作業ロボットを提供することを第一の目的
としている。
【0010】また、作業開始前や作業終了後の場所間の
移動時に段差検知手段が床面に引掛かからず容易に移動
ができる移動作業ロボットを提供することを第二の目的
としている。
【0011】さらに、段差検知手段が正常に動作するか
どうかの動作チェックの自己診断機能が実現できる移動
作業ロボットを提供することを第三の目的としている。
【0012】また、本体底部の前方端または後方端に床
ノズルを配置した場合でも、本体長を大きくすることな
く床面の凹部段差を事前に検知でき、しかも上記課題を
解決した移動作業ロボットを提供することを第四の目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るための本発明の第一の手段は、本体を自走させる走行
装置と、前記本体に対し上下に回動自在に前記本体の底
部に設けた可動体と、下端部にローラーを有し上下に摺
動自在に前記可動体に取り付けた検知子と、前記可動体
に設けられ前記可動体に対する検知子の摺動を検出する
スイッチ手段とを備え、前記可動体の回動角度が所定の
角度に達すると前記スイッチ手段が作動する移動作業ロ
ボットとするものである。
【0014】また第二の目的を達成するための本発明の
第二の手段は、可動体を任意に上方に保持する保持機構
を設けた移動作業ロボットとするものである。
【0015】さらに第三の目的を達成するための本発明
の第三の手段は、可動体が上方に保持されているのに、
スイッチ手段が作動しなければ、これを異常状態と判断
して報知する報知手段を設けた移動作業ロボットとする
ものである。
【0016】さらに第四の目的を達成するための本発明
の第四の手段は、本体の底部に設けた床面を清掃する床
ノズルと、ローラーを有し上下摺動自在に前記床ノズル
に取り付けた検知子を備え、前記床ノズルに対する検知
子の摺動を検出するスイッチ手段を前記床ノズルに設け
た移動作業ロボットとするものである。
【0017】
【作用】本発明の第一の手段による移動作業ロボットで
は、本体に対し上下動自在に設けた可動体に下端部にロ
ーラーを有する検知子を上下摺動自在に取り付け、可動
体に対する検知子の摺動を検出するスイッチ手段を設け
ることにより、検知子は本体の傾きと関係なく常に床面
に当接するので、走行中に本体前方が持ち上がったり傾
いたりしても誤動作することなく、床面の凹部段差を事
前に検知できるものである。
【0018】また、本発明の第二の手段によれば、作業
開始前や作業終了後の場所間の移動時に可動体を上方に
保持することができるから、ローラーや検知子が床面に
引掛かることなく容易に移動ができるものである。
【0019】また、本発明の第三の手段によれば、可動
体を上方に保持したときに検知子が動作しなかったりス
イッチ手段が作動しなければ異常報知するので、段差検
知手段の自己診断機能が実現できるものである。
【0020】また、本発明の第四の手段によれば、床ノ
ズルにローラーを有する検知子を上下摺動自在に取り付
け、床ノズル対する検知子の摺動を検出する検出手段を
設けて床ノズル自体に段差検知機能を有するから本体長
を大きくすることなく床面の凹部段差を事前に検知で
き、しかも床ノズルを昇降する懸架装置により場所間の
移動時には床ノズルを上方に保持することができるから
ローラーや検知子が床面に引掛かることなく容易に移動
ができ、さらに本発明の第三の手段を付け加えることに
より段差検知手段の自己診断機能が実現できるものであ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を床面清掃ロボットを
例にとって添付図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本実施例の床面清掃ロボットの全体
構成を示す。図において、1は床面清掃ロボットの本
体、2は本体1の左右後方に設けた駆動輪で、走行モー
タ3で左右独立に駆動される。4は、本体1の前方に回
転自在に取り付けられた従輪である。以上、駆動輪2・
走行モータ3・従輪4は、本体1を自走させる走行装置
を構成している。5は、本体1の底部左右に設けた可動
体で、本体1の前後方向に水平に配置され、後端部が本
体1に取付けられた支持台6に支持軸7により軸着され
上下方向に回動自在になっている。8は、下端にローラ
ー9を取付けた検知子で、軸受10で支持され、可動体
5に対し摺動自在となっている。また、検知子8の上端
には、突起体11が設けられ、検知子8の下方摺動時に
マイクロスイッチ等からなるスイッチ手段12を作動さ
せる。13は、レバー軸14により本体1に軸着された
保持レバーで、後方端にレバーワイヤー15が取付けら
れている。以上、保持レバー13、レバー軸14、レバ
ーワイヤー15は、後述するハンドル装置と連動し、可
動体5を上方に保持する保持機構を構成している。16
は、本体1の周囲に取り付けた弾性体からなるバンパー
である。17は電動送風機、18は集塵室、19はその
内部に設けた紙袋からなるフィルタである。20は本体
1の底部後方に設けた床ノズルで、床面A上のごみをか
き上げる回転アジテータ21を有する。床ノズル20
は、接続パイプ22及び蛇腹ホース等からなる伸縮ホー
ス23を介して集塵室18と接続し、床面A上のごみは
電動送風機17で吸引されフィルタ19内に集塵され
る。24は、床ノズル20に取付けられたノズル支持体
で、ノズルワイヤー25が取付けられ、その他端はハン
ドルパイプ26に設けた固定金具27に取付けられてい
る。
【0023】ハンドルパイプ26は、通常は図のように
本体1の中に収納されているが、ハンドルパイプ26の
把手部26’を手で持って矢印aの方向に引き上げる
と、ハンドルパイプ26の下部が縦方向に摺動し、本体
1外に引き出した状態でストッパー(図示せず)により
固定できるので、手動により容易に清掃場所間の移動が
行なえるものである。
【0024】ハンドルパイプ26が引き出されると、こ
れに接続しているレバーワイヤー15及びノズルワイヤ
ー25も上方に引き上げられるので、可動体5は前述し
た保持機構により上方に保持されると同時に、床ノズル
20も、ノズル支持体24が上昇し伸縮ホース23が縮
んで上方に保持される。以上、ノズル支持体24、ノズ
ルワイヤー25、ハンドルパイプ26、固定金具27に
より、床ノズル20を昇降する懸架装置を構成してい
る。
【0025】28は、固定金具27の上部に設けたマイ
クロスイッチ等からなるスイッチ手段で、ハンドルパイ
プ26が引き出されると固定金具27が当接し作動す
る。29は、下端にローラー30を取付けた検知子で、
軸受31で支持され、床ノズル20に対し摺動自在とな
っている。また、検知子29の上端には、突起体32が
設けられ、検知子29の下方摺動時にマイクロスイッチ
等からなるスイッチ手段33を作動させる。34は、本
体1の操作を行なう操作パネルで、各種スイッチ類及び
表示管、ブザー等の報知手段を備えている。35は本体
1の周囲に設けられた超音波センサ等からなる測距セン
サで、本体1の前方・左右側方および後方にある物体ま
での距離を測定して障害物を検出する障害物検知装置を
構成している。36は、本体1の走行制御を行なう走行
制御装置で、障害物検知装置及びジャイロ等からなる位
置認識手段(図示せず)からのデータに基づいて走行モ
ータ3を制御し、本体1の前進・後退・方向転換・停止
等の動作を制御する。37は全体に電力を供給する蓄電
池等からなる電源である。
【0026】以上のように構成された床面清掃ロボット
において、本発明の第一の手段の動作について説明す
る。
【0027】可動体5は上下方向に回動自在に軸着され
ているので、重量により常に下方に回動しようとする
が、可動体5に摺動自在に取付けられた検知子8は下端
のローラー9を介して床面上に当接しているので、本体
1が平面上を走行している場合(図1参照)には、検知
子8が可動体5に対して上方に摺動した状態で床面上に
支持されている。ところが、図2に示すように、本体1
が床面A上を走行中に段差Bに近づいて検知子8のロー
ラー9が段差Bにさしかかると、可動体5は床面上の支
持を失うため矢印bの方向に回動するが、一定角度以上
は回動できないのでその状態で止まる。このとき、図の
ように段差Bの深さが大きいと、ローラー9がさらに段
差Bに落ち込むので、検知子8は矢印cの方向に可動体
5に対して下方に摺動し突起体11がスイッチ手段12
のアクチュエータ12’を矢印dの方向に押圧しスイッ
チ手段12が作動する。スイッチ手段12は走行制御装
置36に接続されており、スイッチ手段12が作動する
と障害物検知装置が作動した場合と同等の処理をして、
本体1は走行を停止し段差Bを回避する動作を行なうよ
うになっている。なお、本実施例では、検知子8と可動
体5との摺動摩擦を打ち消して検知子8の検知速度を早
めるために、検知子8を下方に付勢するスプリング40
を設けている。
【0028】また、例えば図3に示すように、従輪4が
凸部段差Cに乗り上げて本体1の前方が矢印eの方向に
持ち上がった場合には、可動体5が下方に回動するの
で、検知子8は下端のローラー9を介して床面上に当接
し、本体1が平面上を走行している場合と同様に、検知
子8が可動体5に対して上方に摺動した状態で床面上に
支持されるから、スイッチ手段12が作動することがな
い。
【0029】このように、本体1の走行床面上に凹部段
差がある場合には、検知子8のローラー9が落ち込むこ
とによりスイッチ手段12でこれを検知でき、しかも何
等かの理由で本体1の前方が持ち上がったとしてもスイ
ッチ手段12が作動して誤動作を起こすことがないもの
である。
【0030】なお、本実施例では、スイッチ手段12に
マイクロスイッチを用いているが、例えばリードスイッ
チや光電スイッチ等でも良く、要は可動体5に対する検
知子8の摺動が検出できるものであれば良い。
【0031】次に、本発明の第二の手段の動作について
説明する。
【0032】すでに述べたように、本実施例の床面清掃
ロボットは、ハンドルパイプ26の把手部26’を手で
持って矢印aの方向に引き上げると、ハンドルパイプ2
6の下部が縦方向に摺動し、本体1外に引き出した状態
でストッパー(図示せず)により固定でき、手動により
清掃場所間の移動が行なえるものであるが、図4に示す
ように、ハンドルパイプ26を引き出すと、これに接続
しているレバーワイヤー15は矢印fの方向に引き上げ
られるので、保持レバー13はレバー軸14を支点に回
動する。保持レバー13が回動すると保持レバー先端部
13’が可動体後端部5’を矢印gの方向に押圧するか
ら、可動体5は矢印hの方向に回動し上方で保持され
る。このとき、検知子8は重量およびスプリング40の
付勢力により矢印jの方向に摺動するがローラー9は床
面から浮いた状態となるから、場所間の移動時にはハン
ドルパイプ26を引き出せば、ローラー9や検知子8が
床面に引掛かることなく容易に移動ができるものであ
る。
【0033】次に、本発明の第三の手段の動作について
説明する。
【0034】今述べたように、ハンドルパイプ26を引
き出すと、可動体5は上方に回動し保持されて検知子8
は重量およびスプリング40の付勢力により矢印jの方
向に摺動するから、突起体11はスイッチ手段12のア
クチュエータ12’を押圧しスイッチ手段12を作動さ
せた状態になる。
【0035】また、前述したように、ハンドルパイプ2
6が引き出されると、固定金具27がスイッチ手段28
に当接して作動するから、可動体5が保持状態にあるの
かどうかが検出できる。したがって本実施例では、図5
に示すような自己診断プログラムを内蔵し、可動体5が
保持状態であるにも関わらずスイッチ手段12が作動し
なければ、可動体5または検知子8またはスイッチ手段
12に異常があると判断し、操作パネル34の表示管お
よびブザーで異常を報知するとともに、異常が解消する
まで自動運転ができないようになっている。
【0036】なお、本実施例では、スイッチ手段28に
よる可動体5の保持状態とスイッチ手段12の作動状態
の両方を比較して報知手段に異常報知しているが、例え
ば、スイッチ手段12の作動状態のみを報知するように
しても、段差検知手段の動作確認はできる。
【0037】要は、可動体5が上方に保持されているの
にスイッチ手段12が作動しなければ段差検知手段に何
等かの異常がある場合であり、これを報知するものであ
る。
【0038】段差検知手段は、元来、通常運転時にしば
しば作動するものではなく非常時の安全装置であるの
で、故障が生じてもすぐに発見できず大きな事故につな
がる可能性があったが、本手段によれば、作業開始前や
作業終了後の場所間の移動時に必ず段差検知手段の動作
確認ができるので、故障による事故が防止できるもので
ある。
【0039】最後に、本発明の第四の手段の動作につい
て説明する。
【0040】本実施例の床面清掃ロボットは、すでに説
明したように、本体1が自動走行し、床ノズル20によ
り走行床面上を清掃するものであるが、本体1は前進だ
けではなく後退も行なうため本体後方にも段差検知手段
が必要となる。しかし、床ノズル20の回転アジテータ
21等のメンテナンスが容易にできるように本体1後端
に床ノズル20を配置しているので、例えば上述した第
一の手段と同様の段差検知手段を配置しようとしてもス
ペース的に無理である。
【0041】本手段は、下端にローラー30を取付けた
検知子29を、床ノズル20に対し摺動自在に取付ける
ことにより、図2・図3で説明した第一の手段と同様の
動作をさせている。すなわち、床ノズル20はノズル支
持体24および伸縮ホース23により上下動自在に支持
されているので、重量により常に下方に力が働くが、検
知子29は下端のローラー30を介して床面上に当接し
ているので、平面上では検知子29は床ノズル20に対
して上方に摺動した状態で床面上に支持されている。と
ころが、検知子29のローラー30が凹部段差にさしか
かると、床ノズル20は床面上に残るがローラー30は
凹部段差に落ち込むので、検知子29が床ノズル20に
対して下方に摺動するため突起体32がスイッチ手段3
3を作動させるものである。また、何等かの理由で本体
1の後方が持ち上がったとしても、床ノズル20は下方
に動くので、検知子29は下端のローラー30を介して
床面上に当接し、検知子29が床ノズル20に対して上
方に摺動した状態で床面上に支持されるから、スイッチ
手段33は作動することがない。
【0042】このように、本体1の後退中に凹部段差が
ある場合には、検知子29のローラー30が落ち込むこ
とによりスイッチ手段33でこれを検知でき、しかも本
体1の後方が持ち上がったとしてもスイッチ手段33が
作動して誤動作を起こすことがない。
【0043】また、検知子29を床ノズル20に取付け
ることにより、スペース上の問題が解消するばかりか、
ローラー30は床ノズル20を床面との距離を一定に保
つ役割も果たすので、従来の床ノズルローラーが不要と
なる。
【0044】さらに、手動により清掃場所間の移動を行
なうときには、懸架装置により床ノズル20を上昇させ
れば検知子29のローラー30も床面から浮いた状態と
なるから、これらが床面に引掛かることなく容易に移動
ができる。
【0045】また、本実施例では、前述したように、ハ
ンドルパイプ26が引き出されると、固定金具27がス
イッチ手段28に当接して作動するから、床ノズル20
が上昇状態にあるのかどうかが検出できるから、床ノズ
ル20が上昇状態であるにも関わらずスイッチ手段33
が作動しなければ、検知子29またはスイッチ手段33
に異常があると判断し、操作パネル34の表示管および
ブザーで異常を報知するとともに、異常が解消するまで
自動運転ができないようになっている。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明の第一の手段によれ
ば、走行中に本体前方が持ち上がったり傾いたりしても
誤動作することなく、床面の凹部段差を事前に検知でき
る安全性、信頼性にすぐれた移動作業ロボットが実現で
きるものである。
【0047】また、本発明の第二の手段によれば、作業
開始前や作業終了後の場所間の移動時にローラーや検知
子が床面に引掛かることなく容易に移動ができる操作性
にすぐれた移動作業ロボットが実現できるものである。
【0048】さらに、本発明の第三の手段によれば、段
差検知手段の自己診断機能が実現できるから段差検知手
段のメンテナンス性にすぐれ、より安全性の高い移動作
業ロボットが実現できるものである。
【0049】また、本発明の第四の手段によれば、本体
長を大きくすることなく床面の凹部段差を事前に検知で
き、しかも床ノズルを昇降する懸架装置により場所間の
移動時には床ノズルを上方に保持することができるから
ローラーや検知子が床面に引掛かることなく容易に移動
ができる、安全性、操作性にすぐれた移動作業ロボット
が実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における床面清掃ロボットの側
面断面図
【図2】同実施例における本発明の第一の手段の動作説
明図
【図3】同実施例における本発明の第一の手段の動作説
明図
【図4】同実施例における本発明の第二の手段の動作説
明図
【図5】同実施例における本発明の第三の手段の動作説
明図
【符号の説明】
1 本体 2 駆動輪 3 走行モータ 4 従輪 5 可動体 8 検知子 9 ローラー 12 スイッチ手段 13 保持レバー 14 レバー軸 15 レバーワイヤー 20 床ノズル 25 床ノズルワイヤー 26 ハンドル 29 検知子 30 ローラー 33 スイッチ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 光康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 藤原 俊明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 乾 弘文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 高木 祥史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 石橋 崇文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 黒木 義貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−87510(JP,A) 特開 昭57−175335(JP,A) 特開 平2−249522(JP,A) 特開 昭61−221907(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 5/34 A47L 9/00 102 A47L 11/00 G05D 1/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を自走させる走行装置と、前記本体
    に対し上下に回動自在に前記本体の底部に設けた可動体
    と、下端部にローラーを有し上下に摺動自在に前記可動
    体に取り付けた検知子と、前記可動体に設けられ前記可
    動体に対する検知子の摺動を検出するスイッチ手段とを
    備え、前記可動体の回動角度が所定の角度に達すると前
    記スイッチ手段が作動する移動作業ロボット。
  2. 【請求項2】 可動体を任意に上方に保持する保持機構
    を設けた請求項1記載の移動作業ロボット。
  3. 【請求項3】 可動体が上方に保持されているのに、ス
    イッチ手段が作動しなければ、これを異常状態と判断し
    て報知する報知手段を設けた請求項2記載の移動作業ロ
    ボット。
  4. 【請求項4】 本体の底部に設けた床面を清掃する床ノ
    ズルと、ローラーを有し上下摺動自在に前記床ノズルに
    取り付けた検知子を備え、前記床ノズルに対する検知子
    の摺動を検出するスイッチ手段を前記床ノズルに設けた
    請求項1記載の移動作業ロボット。
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Cited By (1)

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