JP3345967B2 - 電気掃除機の床ノズルの製造方法及び電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機の床ノズルの製造方法及び電気掃除機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気掃除機の床ノズルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気掃除機の床ノズル1に
おいては、例えば「特開昭46−23195号公報」に
記載されているものが知られている。また、回転ブラシ
2の端部の形状としては図8に示すような形状が一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような電気
掃除機の床ノズル1では、ブラシホルダー3の軸穴にロ
ーレット4を設けた回転軸5を圧入し、ブラシホルダー
3の端部外周を切削して形成した接合面6にプーリー7
を接着剤で固定し、回転軸5を軸受8と軸受ケース9で
介して床ノズル1内に支持しているため、動力伝達を行
うプーリー7と回転軸5の加工上の芯ずれにより振動が
発生し易く使用者に不快感を与えることがあった。また
回転軸5と軸受8の間で摩擦熱が発生するが、回転軸5
をブラシホルダー3に圧入しているため前記摩擦熱が回
転軸5を伝導しブラシホルダー3の回転軸5の周囲が温
度上昇し、この部分の熱変形により芯ずれが助長され、
より振動が大きくなり、さらに摩擦熱が大きくなるとい
う悪循環が生じるときがありときには回転軸5が脱落し
て回転ブラシ2が回らなくなり使用不可能になることが
あった。その上一般にブラシホルダー3は軽量化、コス
ト削減のため発泡成形品で形成しているときがほとんど
で気泡により熱放散がさらに悪くなり前記現象が起こり
易くなる問題があった。
【0004】また、より固着性を高めようと接着剤の塗
布面積を増やしても作業環境を悪化させるだけで強度耐
久性向上は望めなかった。さらに通常金属軸でよく使わ
れる圧入ピンによる回転止め手段では、樹脂部品を相手
に使用した場合残留応力による割れやゆるみ発生による
ピン抜け等の問題が生じることがあり使用できない。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので耐久性
の良い静かな電気掃除機の床ノズルを提供することを目
的としている。
【0006】また本発明は上記の製造方法の課題を解決
し作業性を向上させ、加工精度の高い電気掃除機の床ノ
ズルの製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
に本発明は、 底部に吸込口を有する床ノズル本体に内蔵
した回転ブラシの主体を成すブラシホルダーの少なくと
も一端部に設けられた接合面を覆うように、回転軸
体構成した回転軸保持体を装着すると共に、前記回転軸
保持体周面端部に設けられた保持面の凹み部に肉薄部
を介して前記保 持面の内周から突出しないように保持面
と一体に設けられた柱状体前記柱状体対向して
ラシホルダー側面に設けられた係合孔に挿入し、ブラシ
ホルダーと前記回転軸保持体を係合する電気掃除機の床
ノズルの製造方法としたことを特徴とするものである。
【0008】また、保持面の外周から突出するように設
けられた柱状体の前記突出した部分を、保持面の外周か
ら隠れるように、押し込んで、前記柱状体を係合孔に挿
入するものである。
【0009】また、内部に塵埃を集塵する集塵室と電動
送風機を備えた電機掃除機本体に、前記記載の電気掃除
機の床ノズルの製造方法により製造された電気掃除機の
床ノズルと連通するように接続される接続口を備えたも
のである。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成により、回転軸保持体と
回転軸を一体に設け回転軸保持体を一体化した回転軸を
軸穴、接合面に挿入し回転軸保持体の柱状体をブラシホ
ルダーの穴に押し込み回転方向の係止をしているため回
転軸とブラシホルダーと回転軸保持体が機械的に強固に
固定されるようになり、また摩擦熱が回転軸だけでなく
回転軸保持体からも伝わり放熱されるため床ノズルの振
動が抑えられ使用性が良くなると共に、耐久性の向上、
作業環境の向上をはかることができる。
【0011】また、部品間をより機械的に強固に固着す
る製造方法を得たため、作業性を向上させ、加工精度の
高い電気掃除機の床ノズルを製造することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図3を用いて説
明する。
【0013】内部に回転ブラシ10、回転ブラシ10の
駆動源となる駆動用モーター(図示せず)をそれぞれ内
装する床ノズル11において図に示すように、前記回転
ブラシ10の主体を成し断面一体でねじりながら発泡押
し出し成形により形成されたブラシホルダー12の端部
には、回転中心に軸穴13と外周部には円断面に切削し
た接合面14とを設け、プーリー15と同心状に一体構
成した回転軸16を前記軸穴13に挿入し、プーリー1
5を前記接合面14を覆うように装着している。また、
前記プーリー15周面端部に保持面17と保持面17よ
り立てた柱状体18とを形設し、この内側に対応するブ
ラシホルダー12側面に前記柱状体18の外径より同一
以下の圧入寸法となる係合孔19を設けるとともに、前
記柱状体18を構成するプーリー15の保持面17は柱
状体18の根元部を肉薄とする傾斜状に設け、前記柱状
体18を前記係合孔19に挿入し回転方向にブラシホル
ダー12とプーリー15を係合している。
【0014】プーリー15の片側は動力源とベルト伝動
で動力伝達している。またプーリー15の外側の回転軸
16には軸受20と軸受ケース21を設け軸受ケース2
1を床ノズル11内部のリブ(図示せず)で保持させて
いる。
【0015】上記構成において、プーリー15と回転軸
16を一体に設けプーリー15を一体化した回転軸16
を軸穴13、接合面14に挿入しプーリー15の柱状体
18をブラシホルダー12の係合孔19に押し込み回転
方向の係止をしているため回転軸16とブラシホルダー
12とプーリー15が機械的に強固に固定されるように
なり床ノズル11の振動が抑えられ使用性が良くなると
共に、また摩擦熱が回転軸16だけでなくプーリー15
からも伝わり放熱されるため、軸周囲に熱が伝達されに
くくなり熱変形しにくくなり、耐久性の向上、作業環境
の向上ができるものである。
【0016】次に本発明の製造方法の実施例を図4〜図
6を用いて説明する。
【0017】ブラシホルダー12の接合面14の切削加
工と軸穴13の孔ぐり加工を一体工具22により旋盤で
同時加工し、プーリー15と回転軸16をインサート成
形等により一体化すると共に、上記柱状体18に超音波
ヘッド23を当て、ブラシホルダー12の係合孔19に
超音波加工により柱状体18を係合孔19に押し込みブ
ラシホルダー12とプーリー15を一体化している。こ
の際柱状体18を溶融しながら傾斜面の保持面17を巻
き込みさらに圧入寸法となっている係合孔19周囲も巻
き込み2種の材料が融合した状態で一体化する。これは
従来発泡樹脂成形のような接合加工のしにくかった材料
では大きな効果となっている。
【0018】また、プーリー15と軸受20とを一体に
成形し、ブラシホルダー12の軸穴13と接合面14の
加工を一体工具22で精度良く加工し、柱状体18をブ
ラシホルダー12の軸穴13に超音波溶着で溶融固着さ
せるため部品間の中心の芯ずれ精度を向上させ、部品間
をより機械的に強固に固着する製造方法を得たため、作
業性を向上させ、加工精度の高い電気掃除機の床ノズル
を製造することができる。
【0019】このように本発明の実施例の電気掃除機の
床ノズル1によれば、プーリー15と一体化した回転軸
16を軸穴13、接合面14に挿入しプーリー15の柱
状体18をブラシホルダー12の係合孔19に押し込み
回転方向の係止をしているため回転軸16とブラシホル
ダー12とプーリー15が機械的に強固に固定されるよ
うになり、また摩擦熱が回転軸16だけでなくプーリー
15からも伝わり放熱されるため床ノズル11の振動が
抑えられ使用性が良くなると共に、耐久性の向上、作業
環境の向上をはかることができるものである。
【0020】また、プーリー15と軸受20を一体に成
形し、軸穴13と接合面14の加工を一体工具22で精
度良く加工し、柱状体18をブラシホルダー12の軸穴
13に超音波溶着で溶融固着させるため部品間の中心の
芯ずれ精度を向上させ、部品間をより機械的に強固に固
着する製造方法を得たため、作業性を向上させ、加工精
度の高い電気掃除機の床ノズルを製造することができ
る。
【0021】なお、上記実施例においては、超音波溶着
で柱状体をブラシホルダーに溶着したが、熱溶着等の他
の手段を採用しても同様の効果が得られるものである。
【0022】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明によれば回転軸とブラシホルダーとプーリ
ーが機械的に強固に固定されるようになり、また摩擦熱
が回転軸だけでなくプーリーからも伝わり放熱されるた
め、床ノズルの振動が抑えられ使用性が良くなと共
に、耐久性の向上、作業環境の向上をはかることができ
るものである。
【0023】また、部品間をより機械的に強固に固着す
る製造方法を得たため、作業性を向上させ、加工精度の
高い電気掃除機の床ノズルの製造をすることができ、使
い勝手のよい電気掃除機の床ノズルを提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気掃除機の床ノズルの回転
ブラシ端部縦断面図
【図2】本発明の実施例の電気掃除機の床ノズルの回転
ブラシ斜視図
【図3】本発明の実施例の電気掃除機の床ノズルの斜視
【図4】本発明の実施例の電気掃除機の床ノズルの回転
ブラシの超音波溶着工程の縦断面図
【図5】本発明の実施例の電気掃除機の床ノズルのプー
リーとインサート成形した回転軸の縦断面図
【図6】本発明の実施例の電気掃除機の床ノズルのブラ
シホルダーと接合面と軸穴を加工する一体加工工具の断
面図
【図7】従来の電気掃除機の床ノズルの斜視図
【図8】従来の電気掃除機の床ノズルの回転ブラシ端部
縦断面図
【符号の説明】
1 床ノズル 2 回転ブラシ 3 ブラシホルダー 4 ローレット 5 回転軸 6 接合面 7 プーリー 8 軸受 9 軸受ケース 10 回転ブラシ 11 床ノズル 12 ブラシホルダー 13 軸穴 14 接合面 15 プーリー(回転軸保持体) 16 回転軸 17 保持面 18 柱状体 19 係合孔 20 軸受 21 軸受ケース 22 一体工具 23 超音波ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−70531(JP,A) 特開 平2−19124(JP,A) 特開 平1−210329(JP,A) 特開 昭58−65309(JP,A) 実開 平5−36113(JP,U) 実公 昭47−20619(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に吸込口を有する床ノズル本体に
    蔵した回転ブラシの主体を成すブラシホルダーの少なく
    とも一端部に設けられた接合面を覆うように、回転軸を
    一体構成した回転軸保持体を装着すると共に、前記回転
    軸保持体の周面端部に設けられた保持面の凹み部に肉薄
    部を介して前記保持面の内周から突出しないように保持
    面と一体に設けられた柱状体前記柱状体対向して
    ブラシホルダー側面に設けられた係合孔に挿入し、ブラ
    シホルダーと前記回転軸保持体を係合する電気掃除機の
    床ノズルの製造方法
  2. 【請求項2】 保持面の外周から突出するように設けら
    れた柱状体の前記突出した部分を、保持面の外周から隠
    れるように、押し込んで、前記柱状体を係合孔に挿入
    る請求項1記載の電気掃除機の床ノズルの製造方法
  3. 【請求項3】 内部に塵埃を集塵する集塵室と電動送風
    機を備えた電機掃除機本体に、請求項1または2に記載
    の電気掃除機の床ノズルの製造方法により製造された電
    気掃除機の床ノズルと連通するように接続される接続口
    を備えた電機掃除機。
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