JP3345667B2 - インキパン - Google Patents

インキパン

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JP3345667B2
JP3345667B2 JP25731092A JP25731092A JP3345667B2 JP 3345667 B2 JP3345667 B2 JP 3345667B2 JP 25731092 A JP25731092 A JP 25731092A JP 25731092 A JP25731092 A JP 25731092A JP 3345667 B2 JP3345667 B2 JP 3345667B2
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ink
pan
ink pan
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plate cylinder
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研二 山田
圭 長谷川
香保里 長戸
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア印刷機等に用
いられるインキパンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷機のグラビア版胴へ
のインキ供給は、どぶ漬け法あるいはファニッシャー法
等で行われている。どぶ漬け法はインキパンにインキを
溜め、そこに版胴を直接浸して版面にインキを供給し、
一方ファニッシャー法はインキパン内のインキをファニ
ッシャーロールを介して版面に付着させるものである。
図4は従来のインキを溜めて使用するインキパンを示し
たもので、図4(a)はその概略斜視図、図4(b)は
その平面図、図4(c)は図4(b)のY−Y線におけ
る断面図である。図4において、15はインキパン内で
のインキ循環をよくするための仕切りであり、16はイ
ンキ排出口である。インキ供給をバンク方式で行う場合
にも、一般にどぶ漬けする方法と同様のインキパンが用
いられるが、ブレードバンク方式においてインキ溜めを
不要とするインキパンも知られている(例えば、特開昭
58−166051号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術にお
いては、インキを溜めて使用するインキパンでは、イン
キパン内に原反に塗布するのに必要なインキ以外に、パ
ンを一定量満たすだけの余分なインキを溜めておくこと
から、結果的に印刷終了時に残インキの量が多くなって
しまう。そして、インキパン内及び配管に溜まっている
インキを印刷後洗浄前に抜き取らなければならないこ
と、特にインキパンのインキ排出口やパン内の仕切りに
より、インキパン形状が複雑なことから洗浄作業に手間
がかかるという問題点がある。また、ブレードバンク方
式のインキ溜めを不要とするパンにおいても、インキの
排出口があることによって、洗浄の手間が残ってしま
う。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の問題
点を解決すべく種々研究の結果、印刷機のフレーム下部
の切り欠き部分から、インキが溜まらないように傾斜し
たインキパンの先端を出し、その先端から、インキを排
出することにより、上記の問題点を解決しうることを見
出して、本発明を完成した。即ち、本発明は、 版胴と
ファニシャーロール又はブレードの間にインキバンクを
形成してインキを供給する装置において前記版胴から落
下してくるインキを受け止め所定位置に排出するインキ
パンであって、平面を曲げた形状の谷と、前記受け止め
たインキを流すべく前記谷に向けて傾斜した底面とを有
し、前記インキを排出すべく傾斜させた前記谷の低位置
側が開放されていることを特徴とするインキパンを要旨
とする。
【0005】
【作用】本発明では、上記したように、底部を構成する
面をインキが溜まらないように傾斜させた形状のインキ
パンになっているので、インキパン内にインキが残留す
ることがない。また印刷終了後、版胴交換時にインキパ
ン内のインキを抜き取る作業が不要になる。
【0006】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の一実施例につい
て説明する。図1(a)は本発明のインキパンの概略斜
視図であり、第1図(b)は本発明のインキパンの展開
図である。図2は本発明のインキパンを適用した印刷ユ
ニットの概略斜視図、図3は図2のX−X線における断
面図である。図1(a)に示すように、本発明のインキ
パンはその一端1aが排出口であり、底部を構成する面
が水平面に対し、適当な角度αだけ傾斜した構造になっ
ており、図1(b)の展開図の点線で示した部分を折り
曲げることによってインキパンを作成することができ
る。
【0007】図2は本発明のインキパンを適用した印刷
ユニットの概略斜視図で、1はインキパン、2は版胴、
3はその版胴2に接触するように配置され、版胴2との
間にインキバンクを形成するファニッシャロールであ
り、バンク形成部材を構成する。なお、ファニッシャロ
ール3に代えてブレードを用いてもよい。4はインキタ
ンク、5はインキ循環用ポンプ、6、7は一対のサイド
フレームであり、サイドフレーム6が操作側に、サイド
フレーム7は機械側に配置されている。操作側のサイド
フレーム6にはその下部に大きい切欠き6aが形成され
ている。
【0008】インキパン1は、図1に示すように底面が
傾斜するように配置された樋状のもので、その一端1a
が排出口を構成している。この排出口1aは図2に示す
ように、サイドフレーム6の切欠き6aを通って外部に
突出している。インキパン1には、水平に延びる腕を有
する支持部材13が取り付けられており、その支持部材
13はサイドフレーム6、7に設けられたインキパン昇
降装置14に保持されている。 インキパン1の材質に
は、金属板等を折り曲げて使用するか、または、厚紙
や、その上にポリエチレンやポリプロピレン等の耐溶剤
性のある樹脂をコートしたり、ラミネートしたものを用
いて使用することができる。
【0009】次に、図2に示す印刷ユニットの動作につ
いて説明する。図3に示すようにインキ9は、アプリケ
ーター部(インキ吐出部)12からファニッシャバンク
方式で供給され、版胴及びファニッシャロールから落下
してくるインキを、インキパン1で受け止め、操作側の
サイドフレームの外側に導き且つ排出することができ
る。インキはインキパン1とドクターエプロン11によ
り、外部に飛散しないようになっている。また、インキ
排出口1aと反対側に端面を設ければ、外部への飛散を
さらに確実に防止することができる(図示せず)。イン
キ排出口1aからインキタンク4へ流れ落ちたインキ
は、インキ循環用ポンプ5で再びアプリケーター部12
を介して、ファニッシャロール3へ供給するという循環
を行っている。なお、上記実施例では本発明を、印刷機
のフレームに切り欠き部分を設け、樋状のインキパンの
先端を出して使用した場合を説明したが、本発明はこの
場合に限らず、樋状のインキパンを2つ以上組み合わせ
て流路方向を変えることにより、フレームに切り欠きを
設けなくても使用可能となる。
【0010】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のインキ
パンでは、インキパンを水平面に対し傾斜させることに
よって、インキを溜めずに排出するので、残インキを減
らすことができる。そして、インキパンは金属板等平面
を折り曲げただけのものなのでインキパンの製造がきわ
めて容易かつ安価となる。また、印刷終了後の洗浄の際
にも、インキの排出口やパン内の仕切りもないので、き
わめて容易に行え、洗浄溶剤の節約になる等の効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のインキパンの概略斜視図であ
る。(b)は本発明のインキパンの展開図である。
【図2】本発明のインキパンを適用した印刷ユニットの
概略斜視図である。
【図3】図2のX−X線における断面図である。
【図4】(a)は従来のインキを溜めて使用するインキ
パンの概略斜視図である。(b)は従来のインキを溜め
て使用するインキパンの平面図である。(c)は図4
(b)のY−Y線における断面図である。
【符号の説明】
1 インキパン 2 版胴 3 ファニッシャロール 4 インキタンク 5 インキ循環用ポンプ 6、7 サイドフレーム 8 圧胴 9 インキ 10 ドクター 11 ドクターエプロン 12 アプリケーター部(インキ吐出部) 13 支持部材 14 インキパン昇降装置
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−136931(JP,U) 実開 昭60−19439(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 31/00 - 31/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴とファニシャーロール又はブレード
    の間にインキバンクを形成してインキを供給する装置に
    おいて前記版胴から落下してくるインキを受け止め所定
    位置に排出するインキパンであって、平面を曲げた形状
    の谷と、前記受け止めたインキを流すべく前記谷に向け
    て傾斜した底面とを有し、前記インキを排出すべく傾斜
    させた前記谷の低位置側が開放されていることを特徴と
    するインキパン。
JP25731092A 1992-09-01 1992-09-01 インキパン Expired - Lifetime JP3345667B2 (ja)

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